JP2009525873A - スポット溶接ガンの電極保護用バンド - Google Patents

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Abstract

本発明は金属シート(3,4)を溶接するスポット溶接ガンの電極(6)を保護し、少なくとも1つの導電性層(16)が金属シート(3,4)に面する側(15)に設けられたバンド(7)に関する。そのようなバンド(7)を作るため、少なくとも2つの層(16,20)が担材(24)の金属シート側(15)に設けられ、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金を溶接するとき、溶接スポット(13)の押印(14)のコントラストが増加し、電極(6)が最適に保護され得、最外層(16)が錫からなり、その下に配設された層(20)が、ニッケル−リンからなる。さらに、担材(24)の上に、少なくとも1つの接着層(18,26,27)が上に重ねられる層(16,20)のために設けられる。

Description

本発明は、請求項1,6および8の序文に記載されたような、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金からなる金属シートの溶接のためのスポット溶接ガンまたはスポット溶接装置の電極を保護するためのバンドに関する。
同様に、本発明は、請求項10および11の序文に記載されたような鋼および/または合金鋼からなる金属シートの溶接のためのスポット溶接ガンまたはスポット溶接装置の電極を保護するためのバンドに関する。
WO2004/022278A1は、スポット溶接、特にロボット適用例での品質を監視する方法を記述する。少なくとも2つの電極が互いに押圧され、エネルギーが印加され、それらの間に互いに溶接されるべき金属シートが介在する。ここで、溶接スポットは、評価手段、具体的には光学画像検出手段によって評価される。バンドが電極および/または電極キャップと金属シートとの間に挿入され、前記バンドは電極の摩耗を防止する。バンドは、金属シートの上に形成される溶接スポットの鏡写しの押印がバンド上に形成されるように構成される。この押印は、評価手段によって検出されて評価される。押印は、溶接スポットの大きさ、形状および位置、このため、溶接の品質の結論付けを可能にする。好ましくは、アルミニウム金属シートの溶接のときには、錫板バンドおよび/または錫コーティングを有するバンドが使用され、亜鉛メッキ金属シートの溶接のときには、銅バンドおよび/または銅コーティングを有するバンドが使用される。
ここで、錫層がバンドの材料の上に直接設けられているので、確実な鏡写しの溶接スポットの評価は、スポット溶接の数時間後にだけ可能である。数時間後にだけ、評価手段による光学的検出のために必要なコントラストが得られる。
US5552573Aから、アルミニウムまたはアルミニウム合金のための抵抗溶接プロセス用の電極保護バンドが公知であり、それでは、バンドは、どちら側も同じまたは異なる材料でコーティングされた基材からなる。基材は、鉄、鋼、銅または銅合金からなり、0.2mmから1mmの厚さを有する。設けられた層は、ニッケル、チタン、ニオブ、モリブデン、タングステン、クロム、コバルトまたはそれらの合金からなってもよく、1から100μmの範囲の厚みを有してもよい。
ここでは、個々の層の厚みが小さいので、それらが基材の上に溶接ポットの鏡写しの押印を検出して造影するために十分なコントラストをもたらさないことは欠点である。公知の層は、電極の供用寿命を実質的に延長する目的のみに役立つ。また、公知のコーティングは、アルミニウムまたはアルミニウム合金が溶接されたときだけ、電極の保護を可能にする。
異なる材料からなる金属シートの溶接のためのスポット溶接ガンの電極を保護するための異なるバンドが、WO2004/004961A2、WO2004/078404A1およびJP5318136Aから公知である。
本発明の課題は、スポット溶接ガンの電極を保護するための、そのガンの溶接スポットに押印がはっきりと明示される、すなわち、高いコントラストがスポット溶接の後できるだけ早く形成される上述のバンドを創出することある。
本発明のさらなる課題は、対応するバンドの使用により、鋼および/または合金鋼、並びに、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金からなる金属シートのスポット溶接の間の電極の共用寿命を実質的に延長することにある。
本発明の課題は、担材の側部の金属シートの上に少なくとも2つの層が設けられ、最外層およびその下に配置された層がニッケル−リンからなる請求項1に係るバンドによって達成される。ここで、適切な層を有するバンドの使用により、電極の共用寿命の延長に加えて、バンドの周囲の面と実質的に異なるスポット溶接プロセスの間にバンドに形成された溶接スポットの鏡写しの押印が周囲のバンドの表面と異なるは長所である。つまり、溶接スポットの周囲の環状リングを形成し、それにより、溶接される金属シートの表面に対して溶接スポットを画定、すなわち、高いコントラストを形成する。これにより、視覚的評価手段、例えばカメラは、スポット溶接プロセスの後、実質的に直接、溶接スポットを検出して計測できる。これは、個々の溶接スポットの品質監視を実質的に助ける。溶接スポットの検出と評価とが、スポット溶接と略同時に行われ、それ故、評価手段によって記録される溶接スポットは、簡単な方法で実際の溶接スポットに割り当てられる。これにより、従来技術によって得られるよりも、コントラストの形成が早いことが保証される。上述の電極保護バンドの構成は、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の溶接金属シートの溶接の際に特に好ましい。
もし、ニッケル−リン層が0.1μmから0.5μmの厚みを有すれば、バンドの担材が、溶接プロセスの数が増加して、電極側での電極の材料への拡散し、電極の接触面の上の層を電極の接触面に導き、電極からバンドへの接触抵抗の実質的な増加を引き起こすことを防止する。従って、金属シート側のこれらの2つの層は、スポット溶接の回数にかかわらず、電流伝達のいかなる劣化も引き起こさず、これにより、スポット溶接プロセスに悪影響を及ぼさない。同様に、リン部分は、担材の上の溶接スポットの鏡写しの押印の周囲の環状リングが、金属シート側で黒くなるという作用を有する。これは、溶接プロセスの直後に、高いコントラストがあり、評価手段によって押印を検出して評価できるように、実質的にスポット溶接プロセスの後に起こる。
好ましくは、錫層は、0.2から1.5μmの厚さを有する。これにより、溶接される金属シートへの接触伝達および/または電流伝達が改善される。これは、主に、金属シートの表面の酸化層において、スポット溶接プロセスの間に電極の圧力が勝ることで、ある部分が引き裂かれ、続いて柔らかい錫がこれらの部分に組込まれるために達成される。これは、接触伝達を改善し、加えて、スパッタのない溶接プロセスを助ける。さらなる実質的な利点は、錫層の低い融点によってもたらされる。これは、非常に少量の融解された錫が金属シートの中に浸入し、過剰な錫が溶接スポットから電極圧力によって追い出されることで、スポット溶接プロセスによい影響を与える。一方で、これは、錫が金属シートに浸入できるようになる前に追い出されているので、溶接された金属シートの特性が変化しないという結果をもたらす。他方で、これは、追い出された錫が溶接スポットの周囲の環状リングの均一な表面カバーを形成し、ニッケル−リン層によって形成されたバンドの溶接スポットの鏡写しの押印のコントラストをさらに高めるといる結果をもたらす。このため、バンドの上の溶接スポットは、評価手段によって迅速で正確に、検出および評価され得る。
本発明のさらなる特徴によれば、上に重ねられた層のための少なくとも1つの接着層が担材の上に設けられている。
有利にも、ニッケルまたはニッケル合金からなる接着層は、0.1から0.5mmの厚さを有する。これは、接着層がこれらの層の接着を推進する役割を果たすので、本質的にコントラストを形成する層および/またはコントラスト促進層の利用を助ける。
同様に、本発明の課題は、請求項6に係るバンドによって達成され、そこでは、担材の金属シート側に設けた少なくとも1つの銅層は、略200nmの厚さを有する。ここで、非常に薄い銅層がアルミニウムからなる金属シートに対する視認性のよいコントラストを提供することは利点である。これは、金属シートのアルミニウムが担材の金属シート側で銅層の銅の中に拡散することから、溶接スポットの鏡写しの押印が評価手段によって明確にと検出されることを可能にする。この利点は、銅層が厚ければ、金属シートのアルミニウムが、担材の金属シート側の銅層の銅の中に拡散し、担材および/またはバンドが金属シートに付着する結果をもたらし、スポット溶接プロセスの停止を招くので、非常に薄い銅層の使用によってのみ可能である。この種の電極保護バンドは、アルミニウム合金、特に、AlMgSi合金からなる溶接金属シートの場合に、特に望ましい。
同様に、銅からなる略200μmの厚さを有する層が、担材の電極に面する側に設けられてもよい。
本発明の課題は、また、請求項8に係るバンドによっても達成され、そこでは、ニッケル層が、ニッケルからなり担材の上に設けられた接着層の上に配置され、前記ニッケル層が0.1μmから0.5μmの厚さを有する。この電極保護バンドは、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる金属シートを溶接するときに特に好ましい。担材の上に設けられた接着層とニッケル層との組み合わせにより、高い電流がスポット溶接プロセスに使用され得、それにより増大した担材および/または金属シートがバンドに張り付く危険がその層によって相応に大きく低減または排除されることが達成される。
有利には、ニッケルからなる接着層は、略200nmの厚さを有する。
本発明の課題は、また、請求項10に係るバンドによっても達成され、そこでは、銅層は、0.1μmから0.6μmの厚さを有する。ここで、銅からなる層が相応の厚みを有するので、担材が電極の接触面の中に拡散することが防止され、それにより電極の供用寿命が延長される。さらに、銅からなる層の相応の厚みにより、銅層が電極からバンドへの接触伝達を改善することもまた、有利にも達成される。同様に、銅からなる層が担材および/またはバンドの浸食防止を提供することもまた利点である。担材の金属シート側の銅層により、バンドと溶接される金属シートとの間の接触伝達が改善される。さらに、金属シート側および電極側の同一の銅からなる層により、バンドの迅速で安価な製造が提供される。同様に、銅からなる層が担材および/またはバンドの浸食防止を提供することは利点である。
同様に、本発明の課題は、請求項11に係る電極保護バンドによっても達成され、そこでは、異なる材質からなる少なくとも2つの層が担材の電極に面する側に設けられ、1つの層は銅からなり、1つの層はニッケルおよび/またはニッケル合金からなり、各層は、0.5μmから1.5μmの厚さを有する。ここで、層の相応の厚さにより、担材の電極の接触面の中への拡散が防止され、電極の供用寿命が延長されることは利点である。さらに、層の相応の厚みにより、電極からバンドへの接触伝達の改善が有利にも達成される。同様に、層が担材および/またはバンドの浸食防止を提供することも利点である。層の組み合わせにより、電極の共用寿命にいかなる悪影響もなく、実質的に高い電流の電極からバンドへの伝達が有利にも達成される。
銅層が、担材の上に設けられ、銅からなる厚さが略200nmの接着層の上に配設されていれば、接着層が接着を推進する役目を果たすので、高い溶接電流を達成するためにうえに重ねた層の適用が促進される。
本発明のさらなる特徴によれば、担材が銅からなり、0.1から0.3mmの厚みを有することが提供される。これにより、要求されるバンドの安定性が保証され、高い導電性により、高い電流が溶接プロセスに使用され得ることが有利にも達成される。
担材の金属シート側に配設された層が担材の電極側に設けられた層と同じであれば、担材の1面を覆うために複雑な作業が必要ないので、製造が促進される。同様に、担材の両面に配設された層がそれぞれの要求に合うことは利点である。層は、電極側で電極を保護し、金属シート側で改善されたコントラストを形成する。電極の保護は、電極側の錫からなる欠乏層によって、この層が電極に体積を生じさせるので強化される。これにより、電極の共用寿命は、実質的に延長される。
担材が軟鋼からなり0.1から0.2mmの厚みを有すれば、要求されるバンドの安定性は確保される。同様に、担材、すなわち鋼の両側の個々の層は実質的に鋼の浸食耐性を増加させる。軟鋼によって、より簡単に、バンドが電極と金属シートとの間によりぴったり合うように、担材および/またはバンドが電極の周りに案内され得ることにさらなる利点がある。
バンドは、スポット溶接ガンの電極の周りに案内され、そこで、2つ以上の金属シートが溶接されたとき、スポット溶接プロセスによってバンドの上に溶接スポットの鏡写しの押印が形成され、その押印は、評価手段によって検出されて評価され、スポット溶接プロセスの後、バンドはその位置を変える。これにより、バンドが電極を保護し、それにより電極の共用寿命が対応して延長されることが有利にも達成される。同様に、評価手段がバンドの上の溶接スポットの鏡写しの押印を検出して評価し、バンドが品質保証に使用されてもよいことは利点である。
ここで、有利にも、対応する評価手段は、バンドの溶接スポットの実質的に迅速で高分解能の検出を提供する。これにより、不具合の溶接スポットが、特に、さらなるプロセスの工程が実行される前に、迅速に検出され、適切に再処理されるように、溶接スポット品質の評価が促進される。
請求項20の手段により、バンドが電極を保護し、それによって、電極の共用寿命を延長することが有利にも達成される。
本発明は、添付の概略図によってより詳細に説明される。
最初に、例示的実施形態の同じ部分は、同じ参照番号によって示されることを注記する。
図1に、スポット溶接装置1が、金属シート3,4またはほかの要素の抵抗溶接のための、好ましくはロボット適用例に使用される溶接ガン2の形態で示される。好ましくは、スポット溶接装置1またはスポット溶接ガンは、スポット溶接工具5と、電極6に横断して隣接するバンド7またはホイルを巻き取りおよび繰り出しするための巻き取りユニット(不図示)を有する。巻き取りユニットは、溶接ガン2の上に直接またはその外側のいずれかに配設される。
バンド7は、電極6の周囲に様々の方法で案内されてもよく、1つの模範的実施形態がこれより手短に検討される。模範的実施形態において、バンド7の案内、並びに、巻き取りおよび繰り出しのためのさらなる構成要素は、別々のユニットであり、相応に配設されたスポット溶接ガン5を使用する必要はなく、むしろ、電極6だけがなければならない。図示した模範的実施形態において、間隔保持部材9が電極6の周囲に、電極キャップ8および/または電極6の金属シート3,4との接触面の範囲に配設されている。例えば、間隔保持部材9は、前記間隔保持部材を介して金属シート3,4にさらなる圧力が加えられるように、電極6に可動に固定されている。さらに、間隔保持部材9の可動設置は、同様に、溶接プロセスの後、バンド7を電極6から持ち上げることを可能にする。溶接ガン2が閉じられたとき、間隔保持部材9は、電極6に対して変位させられ、それによってバンド7が電極に接する。
図示した模範的実施形態において、スポット溶接工具5は、溶接ガン2の中に挿入される環状構造を有し、間隔保持部材9は、導電性の低い金属環からなり、前記金属環は、円筒形の電極6に可動に軸方向に配設されている。圧力が印加されなければ、間隔保持部材9は、電極6を超えて突出する。さらに、バンド7を受け入れる案内溝11を有する支持部剤10が、電極6の上に配設されている。調節手段12、具体的にはばね部材が、支持部剤10と間隔保持部材9との間に配設され、間隔保持部材9は、ある圧力を印加することで調節手段12が変形および/または移動して、電極6に沿って変位可能である。
金属シート3,4は、スポット溶接プロセスの間、溶接ガン2によって電極6を介して互いに機械的に押圧される。スポット溶接プロセスの間、接続されるべき金属は、電極6の間の電流によるオーム抵抗加熱によって、短時間で迅速に溶融し、続いて、溶融した部分は、熱伝導によって迅速に冷却されて凝固する。金属シート3,4は、図2に図示するように、溶接スポット13または溶接レンズを介して互いに接続される。
熱の発生量およびそれによる材料の溶融量は、金属シート3,4の材料の導電性と、溶接時間と、溶接電流、具体的には望ましい溶接スポット13を流れる電流密度と溶接回路のそれぞれの抵抗とに依存する。しばしば複雑な制御によってのみ計算され得、或いは、すべてを観察または影響し得ない、以下のパラメータおよび条件は、そのような溶接プロセスを実行するときに考慮されなければならない。導電性および熱伝導性は、材質特有であり大きく限定される。溶接電流の制御により、それは一定のレベルに保持できる。しかしながら、変形、特に摩耗した電極6は、接触面が大きくなりすぎ、それにより電流密度が小さくなりすぎるという作用を有するかもしれない。さらに、前の溶接スポット13または金属シート3,4の変形は、所望の溶接スポットを通して電流が流れず、材料の溶融に寄与しないという作用を有するかもしれない。溶接電流の抵抗、特に、主に存在する接触抵抗は、例えば金属シート3,4または電極6の汚れによって、予測不能で制御不能な偏差を引き起こしやすい。さらに、不良の溶接スポット13は、必要とされる電極6の金属シート3,4との接触、または、金属シート3,4の互いの接触を妨げる溶接ガン2または金属シート3,4の不適切な配置、或いは、金属シート3,4の変形により引き起こされるかもしれない。上述の理由により、溶接スポット品質の監視、特に、溶接プロセスの後に溶接スポット13を制御することが至急必要である。
上記スポット溶接の品質の監視方法は、金属シートつまり溶接スポット13の表面の幾何学的膨張により、最大温度を検出するという原則を基礎とする。ここで、溶接プロセスの間、導電性のよいバンド7が、電極6と金属シート3,4との間にある。バンド7は、それぞれの配置における最高温度のような自身の特性を、形成された溶接スポット13の鏡写しの特に比例した像または押印14(図2に図示)がバンド7に形成されるように変化させる。このバンド7の押印14は、評価手段(不図示)によって検出されて評価される。押印14は、溶接スポット13の大きさ、形状および位置についての結論を許す。バンド7が評価手段に押圧され、なすべき評価を可能にするように、評価手段、すなわち、例えば適切な制御ユニットを含むカメラが、溶接ガン2の上に直接配置されてもよい。評価手段は、外部に配置されてもよい。
鏡写しの押印14は、例えば、バンド7の担材24の上の薄いコーティングによって生じさせられる。このコーティングは、金属シート3,4に対して配されたつまり、金属シート側15と呼ぶバンド7の各面に設けられている。溶接されるべき金属シート3,4の材質の溶融温度の付近で、コーティングは、鏡写しの押印14が形成されるように、明確に視認可能、または、他の検出可能な特性に変化、或いは、溶解する。この押印14は、溶接スポットの大きさの指標であり、自動化した手頃な方法で評価され得る。
押印14は、主としてバンド7の金属シート側15に設けられた錫層16によって生じる。スポット溶接プロセスの間の温度の拡散により、この錫層16は、溶融および/または蒸発し、それによって、バンド7の金属シート側15に溶接スポット13の鏡写しの押印14を形成する。
アルミニウムからなる金属シート3,4が溶接されるときは、好ましくは錫層16を有するバンド7が使用され、メッキされた例えば鋼からなる金属シート3,4が溶接されるときは、好ましくは銅層21を有するバンド7が使用される。
評価手段による押印14の検出および評価を可能にするために、押印14の金属シート側15に対する一定のコントラストが必要である。錫層16は、溶接スポット13および/または押印の周囲にいわゆる環状リング25を形成させ、それによってコントラストを達成する。公知のバンド7では、コントラストは、ある時間、具体的には数時間の後でのみ得られる。従って、押印14は、要求されるコントラストが形成された後でのみ検出され得る。
本発明によれば、コントラストが迅速に得られ、押印14が評価手段によってスポット溶接プロセスの直後に検出できるように、バンド7の上に適切なコントラスト増進層が設けられる。
このため、評価手段は、電極6の直近に、例えば溶接ガン2の上に配置されてもよく、押印14を検出、測定および評価してもよい。具体的には、溶接スポット3の品質は、電極6の押印14の大きさ、形状、表面、位置および浸透深さによって決定される。評価手段は、実質的に、押印14の品質パラメータを径、表面構造、および/または色に基づいて決定できる。この目的のために、押印14の径を明確に検出することが要求される。これは、押印14の周囲に環状リング25を生じる、バンド7の上に配設した独創的な層によって、特に、表層または上の2層によって達成される。金属シート側15および溶接スポット13と比較して、この環状リング25は、相応に色が異なり、必要なコントラストを形成する。環状リング25は、バンド7の金属シート側15から押印14を明確に分離する。これにより、評価手段は溶接スポット13の径を正確に検出でき、相応の結論が溶接スポットの品質について引き出され得る。
評価手段が固定された溶接ガン2の位置は、押印14が検出されるまでの時間遅れを決定する。例えば、時間遅れは、20溶接スポット13分だけである。このため、各溶接スポット13およびその押印14が検出されることも保証される。これは、バンド7が交換されなければならない場合も同じである。
このため、従来技術より公知の、続いての複雑なバンド7の押印14の検出が避けられる。今日まで、必要なコントラストが約2時間後にのみ与えられ、それにより、バンド7は平均時間毎に交換が必要、および/または、押印14は既にバンド7を巻き上げたコイルの中にあるので、そのような形式の検出が必要であった。
実質的に即座の押印14の評価のお陰で、不良溶接スポット13が迅速に検出でき、溶接される金属シート3,4に実行されるであろう次のプロセス工程の前に必要な修正がなされ得る。
本発明によれば、押印14の実質的に即座の評価に必要かコントラストは、バンド7の金属シート側15に同じおよび/または異なる層を設けることにより実現される。ここで、層は、バンド7の上に、好ましくは両側に、つまり、金属シート側15および電極側17に設けられる。簡単で費用効率のよい方法でコントラスト増進層を設けることを可能にするために、接着層18が好ましくは、バンド7の担材の上に設けられ、前記接着層が続く層の接着を促進する役目を果たす。これらの方法は、製造コストを大きく低減し、電極6の摩耗を実質的に最小化する。
バンド7および設けられた層は、金属シート3,4の材質およびスポット溶接プロセスに必要な溶接パラメータ、特に溶接電流に適切に適合させられる。
これは、以下の模範的実施形態および関連する図3乃至7から導かれ得る。図3には、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金の溶接のための、金属シート側15および電極側17の多くの層が異なるバンド7が示されている。バンド7の担材24の例は、
ST20、ST40等の種類の鋼、つまり、軟鋼である。担材の厚みは、0.1mmから0.2mmの間の範囲、特に、0.15mmである。バンド7の担材24の最小引っ張り強さは、200から700N/mmの間である。
接着層18は、2つの層、例えば、第1接着層26および第2接着層27によって形成され、それにより、実質的にバンド7の製造を助けてもよい。
バンドの金属シート側15には、ニッケルからなり、約200nm、典型的には200nm未満の厚みを有する第1接着層26と、
例えばスルファミン酸浴中で設けたニッケル、または、ニッケル合金からなり、厚さ0.1μmから0.5μm、典型的には0.2μmから0.3μmの範囲の第2接着層2と、
ニッケル−リンからなり、厚さ0.1μmから0.5μm、典型的には0.2μmから0.3μmの範囲の層20と、
錫からなり、厚さ0.2μmから1.5μm、典型的には0.5μmから0.7μmの範囲の層16とが存在する。
バンドの電極側17の層:
ニッケルからなり、厚さ約200nm、典型的には200nm未満の範囲の第1接着層26と、
スルファミン酸浴中で設けたニッケル、または、ニッケル合金からなり、厚さ0.1μmから0.5μmの間、典型的には0.2μmから0.3μmの範囲の第2接着層と、
ニッケル−リンからなり、厚さ1.0μmから0.5μmの間、典型的には0.2μmから0.3μmの範囲の層20、
溶接パラメータ:
溶接時間:100msから900ms
溶接電流:3kAから35kA
溶接力:2kNから10kN
図4は、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金、典型的にはAlMgSi合金の溶接の際に使用する、金属シート側15および電極側17の層の数が同一であるバンド7を示す。
バンド7の担材:
ST20、ST40等の種類の鋼、つまり、軟鋼であり、厚みは、0.1mmから0.2mmの間の範囲、特に、0.15mmであり、バンド7の担材24の最小引っ張り強さは、200から700N/mmの間、
金属シート側15および電極側17に設けた層:
銅からなり、厚さ約200nm、典型的には200nm未満の範囲の層21、
溶接パラメータ:
溶接時間:100msから900ms
溶接電流:3kAから35kA
溶接力:2kNから10kN
本発明によれば、バンド7は、亜鉛メッキ鋼および/または合金鋼のスポット溶接の間の溶接スポット13および/または押印14の評価に使用され、前記バンドは銅または銅合金(不図示)からなる。
バンド7の溶接スポット13の黄色掛かった押印14の周囲の通常は青または灰色の、既に述べた環状リング25は、溶接プロセスにより溶けた錫が、部分的に外側に押し出されて合金を形成することなくバンド7に付着することによって達成される。
溶接スポット13の品質の評価は、押印14の色に基づいても、または、追加的に押印14の色に基づいてなされてもよい。押印14の色は、溶接される金属シート3,4の表面温度の関数として変化するので、色は、溶接スポット13の品質を示すパラメータである。表面温度は、溶接プロセスの間の、溶接電流およびそれに関して金属シート3,4に導入される熱に依存する。
溶接パラメータ:
溶接時間:100msから900ms
溶接電流:3kAから35kA
溶接力:2kNから10kN
図5は、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金を溶接するときに使用する、金属シート側15および電極側17の層の数が、これまた、同一であるバンド7を示す。
バンド7の担材:
ST20、ST40等の種類の鋼、つまり、軟鋼であり、厚みは、0.1mmから0.2mmの間の範囲、特に、0.15mmであり、バンド7の担材24の最小引っ張り強さは、200から700N/mmの間、
金属シート側15および電極側17の層:
ニッケルからなり、厚さ約200nm、典型的には200nm未満の範囲の接着層18、
スルファミン酸浴中で設けたニッケル、または、ニッケル合金からなり、厚さ0.1μmから0.5μmの間、典型的には0.2μmから0.3μmの範囲の層19、
溶接パラメータ:
溶接時間:100msから900ms
溶接電流:3kAから35kA
溶接力:2kNから10kN
図6は、鋼および/または合金鋼を溶接する際に使用する、金属シート側15および電極側17の層の数が、これまた、同一であるバンド7を示す。
バンド7の担材:
ST20、ST40等の種類の鋼、つまり、軟鋼であり、厚みは、0.1mmから0.2mmの間の範囲、特に、0.15mmであり、バンド7の担材24の最小引っ張り強さは、200から700N/mmの間、
金属シート側15および電極側17の層:
銅からなり、厚さ0.1μから0.6μm、典型的には0.2μmから0.5μmの範囲の層21、
溶接パラメータ:
溶接時間:100msから900ms
溶接電流:3kAから35kA
溶接力:2kNから10kN
勿論、銅からなる層21は、この場合、担材24の上に配設された約200nmの範囲の厚さの接着層18の上に配設されてもよい。
図7は、鋼および合金鋼の溶接のときに使用する、金属シート側15および電極側17の層の数が同一であるバンド7を示す。
バンド7の担材:
厚さ0.1から0.3mmの、典型的には0.2mmの範囲の厚さの銅、
金属シート側15および電極側17の層:
銅からなり、厚さ0.5μmから1.5μm、典型的には1μmの範囲の層22、
スルファミン酸浴中で設けたニッケル、または、ニッケル合金からなり、厚さ0.5μmから1.5μmの間、典型的には1μmの範囲の層23、
溶接パラメータ:
溶接時間:100msから900ms
溶接電流:3kAから35kA
溶接力:2kNから10kN
勿論、銅からなる層22は、この場合、担材24の上に配設された、厚さ約200nmの範囲の接着層(不図示)の上に配設されてもよい。
可能な限り簡単で、それ故費用効率がよいバンド7の製造を提供するために、金属シート側15および電極側17の層は同一である。さらに、層は、バンド7の両側に要求される作用を達成するような相応の特性を有する。勿論、金属シート側15および電極側17に異なる層を設けることで、より効果的に、金属シート側15および電極側のそれぞれの要求に適合してもよい。
従来技術から公知の錫コーティングを有するバンド7もまた使用してもよい。そこでは、バンド7の上の鏡写しの押印14がより迅速なコントラストの生成のために湿らされる。これは、例えば、評価手段の直前に押印を、例えば水で湿らせる、例えば、超音波霧または水蒸気を供給、或いは、金属シート側15が湿ったフェルトまたは湿ったローラを横断するようにバンド7を案内する装置を設けることで達成され得る。しかしながら、相応のコーティングを有する独創的なバンド7と比較して、これは、非常に大きな努力を要する。
スポット溶接の品質監視のための独創的な方法のためのスポット溶接装置の簡略化した概要を示す概略図。 電極保護バンドの押印に関する溶接スポットの断面の概略図。 対応する層を有する独創的なバンドの異なる実施形態を示す図。 対応する層を有する独創的なバンドの異なる実施形態を示す図。 対応する層を有する独創的なバンドの異なる実施形態を示す図。 対応する層を有する独創的なバンドの異なる実施形態を示す図。 対応する層を有する独創的なバンドの異なる実施形態を示す図。

Claims (18)

  1. アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金からなる金属シート(3,4)の溶接のためのスポット溶接ガンの電極(6)を保護するためのものであり、少なくとも1つの導電性層(16)が前記金属シート(3,4)に面する側(15)に設けられた担材(24)を含むバンドであって、少なくとも2つの層(16,20)が、前記担材(24)の前記金属シート側(15)に設けられ、最外層(16)が錫からなり、その下に配設された層(20)がニッケル−リンからなることを特徴とするバンド(7)。
  2. 前記ニッケル−リン層(20)は、0.1μmから0.5μmの厚みを有することを特徴とする請求項1のバンド(7)。
  3. 前記錫層(16)は、0.2μmから1.5μmの厚みを有することを特徴とする請求項1または2のバンド(7)。
  4. 前記担材(24)は、少なくとも1つの接着層(18,26,27)が、上に重ねた前記層(16,20)のために、設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかのバンド(7)。
  5. 前記接着層(18,26,27)は、ニッケルまたはニッケル合金からなり、0.1μmから0.5μmの厚みを有することを特徴とする請求項4のバンド(7)。
  6. アルミニウム合金、特にAlMgSi合金からなる金属シート(3,4)の溶接のためのスポット溶接ガンの電極(6)を保護するためのものであり、銅からなる少なくとも1つの導電性層(16)が前記金属シートに面する側(15)に設けられた担材(24)を含むバンドであって、前記担材(24)の前記金属シート側(15)に設けられた少なくとも1つの銅層(21)は、約20nmの厚みを有することを特徴とするバンド(7)。
  7. 層(21)が、前記担材(24)の前記電極(6)に面する側(17)に設けられ、前記層(21)は、銅からなり、約200nmの厚みを有することを特徴とする請求項6のバンド(7)。
  8. アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金からなる金属シート(3,4)の溶接のためのスポット溶接ガンの電極(6)を保護するためのものであり、少なくとも1つの導電性層(16)が前記金属シート(3,4)に面する側(15)に設けられた担材(24)を含み、少なくとも1つのニッケルおよび/またはニッケル合金からなる層(19)が、少なくとも前記担材(24)の前記電極(6)に面する側(17)に設けられているバンドであって、前記ニッケル層(19)は、前記担材(24)の上に設けられたニッケルからなる接着層(18)の上に配設されており、前記ニッケル層(19)は、0.1μmから0.5μmの厚みを有することを特徴とするバンド(7)。
  9. ニッケルからなる前記接着層(18)は、約200nmの厚みを有することを特徴とする請求項8のバンド(7)。
  10. 鋼および/または合金鋼からなる金属シート(3,4)の溶接のためのスポット溶接ガンの電極(6)を保護するためのものであり、担材(24)を含み、少なくとも1つの導電性銅層(16,21)が、前記担材(24)の前記金属シート(3,4)に面する側(15)および前記電極(6)に面する側(17)に設けられたバンドであって、前記銅層(16,21)は、0.1μmから0.6μmの間の厚みを有することを特徴とするバンド(7)。
  11. 鋼および/または合金鋼からなる金属シート(3,4)の溶接のためのスポット溶接ガンの電極(6)を保護するためのものであり、少なくとも1つの導電性層(16)が、前記金属シート(3,4)に面する側(15)に設けられた担材(24)を含むバンドであって、異なる材質からなる少なくとも2つの層(23,24)が、少なくとも前記担材(24)の前記電極(6)に面する側(17)に設けられ、1つの前記層(22)は、銅からなり、1つの前記層(23)は、ニッケルおよび/またはニッケル合金からなり、それぞれの前記層(22,23)は0.5μmから1.5μmの厚みを有することを特徴とするバンド(7)。
  12. 前記銅層(22)は、約200nmの厚みを有する接着層の上に設けられ、前記接着層は、前記担材(24)の上に設けられ、銅からなることを特徴とする請求項11のバンド(7)。
  13. 前記担材(24)は、銅からなり、0.1μmから0.3μmの厚みを有することを特徴等する請求項11または12のバンド(7)。
  14. 前記担材(24)の前記金属シート側(15)に設けられた前記層(16,18,19,20,21,22,23,26,27)は、前記担材(24)の前記電極側(17)に設けられた前記層(16,18,19,20,21,22,23,26,27)と同一であることを特徴とする請求項1から13のいずれかのバンド(7)。
  15. 前記担材(24)は、軟鋼からなり、0.1mmから0.2mmの厚みを有することを特徴とする請求項1から14のいずれかのバンド(7)。
  16. 前記バンド(7)は、前記スポット溶接ガンの前記電極(6)の周りに案内され、2以上の前記金属シート(3,4)のスポット溶接プロセスの間に、スポット溶接により形成された溶接スポット(13)の鏡写しの押印(14)が前記バンド(7)の上に形成され、前記溶接スポット(13)は、検出手段により検出されて評価され、前記溶接バンド(7)は、1つのスポット溶接プロセスの後にその位置を変えることを特徴とする請求項1から7のいずれかのバンド(7)。
  17. 評価手段が、前記バンド(7)上の溶接スポット(13)の実質的に迅速で高分解能の検出を提供することと特徴とする請求項1から7のバンド(7)。
  18. 前記バンド(7)は、前記スポット溶接ガンの前記電極(6)の周りに案内され、前記バンド(7)は、1つのスポット溶接プロセスの後にその位置を変えることを特徴とする請求項8から13のいずれかのバンド(7)。
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