JP2009525363A - 2,4’−mdiに基づくncoプレポリマーから形成されるポリウレタン注型エラストマー、その製造方法およびその使用 - Google Patents
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Abstract
本発明は、2,4’−MDIに基づくNCO官能性プレポリマー並びにアミン連鎖延長剤および/または架橋剤から形成される新規なポリウレタン(PUR)注型エラストマー、その製造方法およびその使用に関する。
Description
本発明は、2,4’−MDIに基づくNCO官能性プレポリマー並びにアミン系連鎖延長剤および/または架橋剤から形成される新規なポリウレタン(PUR)注型エラストマー、その製造方法およびその使用に関する。
MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)は、ポリイソシアネートの技術的に重要な群である。その構造について言えば、MDIは、極めて不均一な組成を有し、1つのメチレン橋を介して結合した2個の芳香族構造要素を含有することを特徴とするモノマーグレード、および2個より多い芳香族構造要素を含有し、1個より多いメチレン橋を有する高級オリゴマー(ポリマーMDIと称される)を含む。
モノマーMDIは、その合成の結果として、主に、4,4’および2,4’異性体を含む。2,2’異性体も、より少ない程度で生じるが、概して技術的価値がない。
モノマーMDIとポリマーMDIとの比、並びにモノマーMDI中の2,4’異性体と4,4’異性体の割合は、前駆体の合成条件を変えることによって、広い範囲内で変化させることができる。
MDI合成中に得られた粗MDIは、蒸留によって実質上分離される。技術的費用に応じて、例えば97.5重量%超の4,4’−MDIの割合を有する異性体的にほぼ純粋な留分、または各々約50重量%の4,4’−MDIおよび2,4’−MDIの割合を有する異性体混合物のいずれかに分離することができる。
これまで、技術的条件の故に、純粋な2,4’異性体は、あったとしても極めて限定された量でしか市販されていなかった。しかしながら最近、同様に高純度でこの異性体を入手できるようにするための更なる試みがなされている。
この試みの基本的な動機は、2,4−トルイレンジイソシアネート(TDI)の2−NCO基と4−NCO基との反応性の違いと同様、2,4’−MDIの2−NCO基と4’−NCO基との反応性の違いである。
これらの反応性の違いは、モノマー欠乏NCOプレポリマーの合成を可能にするか、または促進する。NCOプレポリマーは、約100℃までの室温で、NCO反応性基に基づいてモル過剰のNCOを用い、ポリオールとポリイソシアネートとを反応させることによって得られた、末端NCO基含有ポリオールである。初期のモル比に依存して、このように調製されたNCOプレポリマーは常に、遊離モノマージイソシアネートを含む。
2,4−TDIの場合、モノマー欠乏ないし特にモノマー不含有であるNCOプレポリマーの調製に対する推進力は、その高い蒸気圧およびその結果として生じる健康被害によって正当化されている。脂肪族ジイソシアネート(例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)またはイソホロンジイソシアネート(IPDI))に基づくNCOプレポリマーは、これに関して、より危険でさえあると見なされるべきである。MDIの蒸気圧はTDIの蒸気圧より低いので、著しく低い程度までとはいえ、この状況は、MDIにも関連する。その上、プレポリマーのモノマー含有量を低下させることによって、モノマー含有NCOプレポリマーから調製されたポリウレタンより柔軟なポリウレタンが得られる。
モノマー欠乏NCOプレポリマーは、様々な異なった方法で調製され得る。
a)技術的に高価な膜蒸発または短行程蒸発による遊離モノマージイソシアネートの除去。これは、使用するジイソシアネートが、同じ反応性のNCO基を含有するのか、または異なった反応性のNCO基を含有するのかということに左右されない。例えば、共留剤もこの目的のために使用され得る。
b)特に、化学量論比、例えば2:1未満のNCOとNCO反応性基とのモル比を選択し、および/または任意に特定の触媒の下での、異なった反応性のNCO基または同じ反応性のNCO基を含有するジイソシアネートの使用。
c)例えば、遊離モノマージイソシアネートの割合を、初めに、方法b)によってある程度まで制限し、次いで、方法a)によって更に最小にする方法のような、両方法の組み合わせ。
a)技術的に高価な膜蒸発または短行程蒸発による遊離モノマージイソシアネートの除去。これは、使用するジイソシアネートが、同じ反応性のNCO基を含有するのか、または異なった反応性のNCO基を含有するのかということに左右されない。例えば、共留剤もこの目的のために使用され得る。
b)特に、化学量論比、例えば2:1未満のNCOとNCO反応性基とのモル比を選択し、および/または任意に特定の触媒の下での、異なった反応性のNCO基または同じ反応性のNCO基を含有するジイソシアネートの使用。
c)例えば、遊離モノマージイソシアネートの割合を、初めに、方法b)によってある程度まで制限し、次いで、方法a)によって更に最小にする方法のような、両方法の組み合わせ。
プレポリマーの粘度を最小にすべきとき、このような組み合わせが有用であり得る。方法b)の欠点は、基本的に、特に2:1未満の化学量論比での反応によって、本質的に反応生成物の粘度を著しく上昇させる予備延長が増加することである。
WO 01/40340 A2(Crompton Corp.)は、このような組み合わせの例を与えている。同方法では、第一工程として、選択性を増す触媒の付随的使用により、ジイソシアネートをNCOプレポリマーに転化し、次いで、膜蒸発によって、前記プレポリマーから過剰モノマーを除去している。
例えば食料部門における、特に重要な用途は、産業衛生問題の影響を受けるが、これはTDIそしてMDIに対しても高度に当てはまる。このことは、モノマー欠乏MDIプレポリマーさえ扱う多くの特許、例えば、WO 03/006521(Henkel KGaA)、WO 03/033562(Henkel KGaA)、WO 03/055929(Henkel KGaA)、WO 03/051951(Henkel KGaA)、WO 93/09158(Bayer AG)およびEP 0 693 511 A1(Bayer AG)によって示されている。
従って、本発明の目的は、従来技術と比較して、例えば、より長い注型時間およびより低いプレポリマー粘度といった加工の利点を有し、同時に、機械的特性に関して従来技術と少なくとも同等である、2,4’−MDIに基づくポリウレタンを提供することである。
意外にも、機械的特性(例えば、摩耗、極限強さ、引裂抵抗、破断点伸び)に関して、価値あるPURが、少なくとも85重量%の2,4’異性体含有量を有する2,4’−MDIをベースとするNCOプレポリマー(プレポリマー中の遊離モノマーMDIの割合は、プレポリマーに基づいて、少なくとも1重量%〜20重量%、好ましくは少なくとも2重量%〜18重量%、特に好ましくは3重量%〜15重量%である)から得られることが見出された。このNCOプレポリマーの低粘度は更なる利点である。
NCOプレポリマーは、以下では、純粋な2,4’−MDIから調製され、プレポリマーに基づいて少なくとも1重量%および最大20重量%の遊離モノマージイソシアネートを含み、抽出または蒸留されていない、NCOプレポリマーを意味すると理解される。
純粋な2,4’−MDIは、以下では、少なくとも85重量%、好ましくは少なくとも90重量%、特に好ましくは少なくとも95重量%、極めて特に好ましくは少なくとも97.5重量%の2,4’異性体含有量を有するMDIグレードを意味すると理解される。
本発明は、
a)少なくとも85重量%、好ましくは少なくとも90重量%、特に好ましくは少なくとも95重量%、極めて特に好ましくは少なくとも97.5重量%の2,4’異性体含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネート、並びに20〜200mgKOH/gのOH価および1.95〜2.40、好ましくは1.96〜2.20の官能価を有するポリオールに基づくNCOプレポリマー(遊離モノマー2,4’−MDIの割合は、NCOプレポリマーに基づいて、少なくとも1重量%〜20重量%、好ましくは2〜18重量%、特に好ましくは3〜15重量%である)、
b)アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤、好ましくは芳香族アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤、並びに
c)任意に助剤および添加剤
から(注型法によって)得ることができるポリウレタンエラストマーを提供する。
a)少なくとも85重量%、好ましくは少なくとも90重量%、特に好ましくは少なくとも95重量%、極めて特に好ましくは少なくとも97.5重量%の2,4’異性体含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネート、並びに20〜200mgKOH/gのOH価および1.95〜2.40、好ましくは1.96〜2.20の官能価を有するポリオールに基づくNCOプレポリマー(遊離モノマー2,4’−MDIの割合は、NCOプレポリマーに基づいて、少なくとも1重量%〜20重量%、好ましくは2〜18重量%、特に好ましくは3〜15重量%である)、
b)アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤、好ましくは芳香族アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤、並びに
c)任意に助剤および添加剤
から(注型法によって)得ることができるポリウレタンエラストマーを提供する。
本発明に従ったポリウレタンは、プレポリマーの粘度、注型時間、機械的特性および機械的動的特性に関して、特に好ましい有利な特性の組み合わせを有するので、従来技術より優れている。
本発明はまた、
A)少なくとも85重量%、好ましくは少なくとも90重量%、特に好ましくは少なくとも95重量%、極めて特に好ましくは少なくとも97.5重量%の2,4’異性体含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を、20〜200mgKOH/gのOH価および1.95〜2.40の官能価を有するポリオールと反応させて、NCOプレポリマーに基づいて1重量%〜20重量%、好ましくは2〜18重量%、特に好ましくは3〜15重量%の遊離モノマー2,4’−MDIの割合を有するNCOプレポリマーを得、そして
B)エラストマーを製造するために、アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤並びに任意に助剤および添加剤を、A)からのプレポリマーに添加する
ことを特徴とする、本発明に従ったポリウレタンエラストマーの製造のための注型法を提供する。
A)少なくとも85重量%、好ましくは少なくとも90重量%、特に好ましくは少なくとも95重量%、極めて特に好ましくは少なくとも97.5重量%の2,4’異性体含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を、20〜200mgKOH/gのOH価および1.95〜2.40の官能価を有するポリオールと反応させて、NCOプレポリマーに基づいて1重量%〜20重量%、好ましくは2〜18重量%、特に好ましくは3〜15重量%の遊離モノマー2,4’−MDIの割合を有するNCOプレポリマーを得、そして
B)エラストマーを製造するために、アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤並びに任意に助剤および添加剤を、A)からのプレポリマーに添加する
ことを特徴とする、本発明に従ったポリウレタンエラストマーの製造のための注型法を提供する。
注型法によるエラストマーの製造は、NCO末端プレポリマーの一般的に重要な使用であり、NCOプレポリマーを、その調製後、直ちに連鎖延長剤と反応させるか、または低温(貯蔵温度)まで冷却し、後の工程での鎖延長のために貯蔵する。
プレポリマーの合成中に反応熱の一部が既に生じ、それによって、実際のポリマー合成の発熱が低減されるという点において、プレポリマーを介した合成法は好ましい。これは、分子量増成の速度に好ましく作用し、加工の利点に相当する、より長い注型時間を可能にする。
プレポリマー法によるPURエラストマーの製造方法の1つの特に好ましい態様では、プレポリマーを、まず、室温または高温で、減圧を適用することによって脱気し、次いで、通常高温で、連鎖延長剤と共に撹拌する。
本発明の方法では、プレポリマーを、好ましくは、60℃〜110℃の温度まで加熱し、撹拌しながら減圧下で脱気する。次いで、連鎖延長剤および/または架橋剤を、場合によってその融点より概して少なくとも5℃高い温度まで加熱した後、液状で添加する。反応混合物を、予熱した型(好ましくは90℃〜120℃)に流し込み、90℃〜140℃で約24時間硬化させる。
使用され得るポリオールは、20〜200mgKOH/g、好ましくは27〜150mgKOH/g、特に好ましくは27〜120mgKOH/gのヒドロキシル価を有する、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、およびポリエーテルエステルポリオールである。
ポリエーテルポリオールは、アルカリ触媒または複金属シアン化物触媒のいずれかによって、或いは場合により段階的反応でアルカリ触媒および複金属シアン化物触媒によって、開始分子およびエポキシド、好ましくはエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドから調製され、末端ヒドロキシル基を含有する。そこで使用され得る開始剤は、当業者に既知のヒドロキシル基および/またはアミノ基含有化合物、並びに水である。開始剤の官能価は、少なくとも2であり、最大4である。もちろん、幾つかの開始剤の混合物を使用することもできる。幾つかのポリエーテルポリオールの混合物も使用できる。ポリエーテルポリオールは、末端ヒドロキシル基含有テトラヒドロフランオリゴマーであり得る。
ポリエステルポリオールは、4〜16個の炭素原子を含有する脂肪族および/または芳香族ポリカルボン酸、場合によりそれらの無水物、および場合によりそれらの低分子エステル(環状エステルを含む)の重縮合によって、自体既知の方法で調製される。使用される反応成分は、主に、2〜12個の炭素原子を含有する低分子ポリオールである。ポリエステルポリオールのための構造成分の官能価は、好ましくは2であるが、個々のケースでは2を超えてもよい。ポリエステルポリオールの算術的な数平均官能価が、2〜2.5、好ましくは2〜2.1の範囲になるように、2を超える官能価を有する成分は少量でしか使用されない。
ポリエーテルエステルポリオールは、ポリエステルポリオールの合成中にポリエーテルポリオールを付随的に使用することによって調製される。
ポリカーボネートポリオールは、カルボン酸誘導体(例えば、ジメチルカーボネートまたはジフェニルカーボネート或いはホスゲン)とポリオールとの重縮合によって、従来技術に従って得られる。
好ましい連鎖延長剤は、芳香族アミン系連鎖延長剤であり、例えば、ジエチルトルエンジアミン(DETDA)、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(MBOCA)、イソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエート、4−メチル−2,6−ビス(メチルチオ)−1,3−ジアミノベンゼン(Ethacure 300)、トリメチレングリコールジ−p−アミノベンゾエート(Polacure 740M)および4,4’−ジアミノ−2,2’−ジクロロ−5,5’−ジエチルジフェニルメタン(MCDEA)である。MBOCAおよびイソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエートが特に好ましい。脂肪族アミン系連鎖延長剤は、同様に(付随的に)使用され得る。
助剤および添加剤、例えば、触媒、安定剤、紫外線安定剤、加水分解安定剤、乳化剤、並びに好ましくは組み込まれ得る染料および着色顔料を使用することもできる。
触媒の例は、トリアルキルアミン、ジアザビシクロオクタン、ジオクタン酸錫、ジラウリン酸ジブチル錫、N−アルキルモルホリン、オクタン酸鉛、オクタン酸亜鉛、オクタン酸カルシウムまたはオクタン酸マグネシウム、および対応するナフテナートおよびp−ニトロフェナートである。
安定剤の例は、ブレンステッド酸およびルイス酸、例えば、塩酸、塩化ベンゾイル、有機無機酸、例えばリン酸ジブチル、並びにアジピン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸またはクエン酸である。
紫外線安定剤および加水分解安定剤の例は、2,6−ジブチル−4−メチルフェノールおよび立体障害のカルボジイミドである。
組み込まれ得る染料は、ツェレビチノフ活性水素原子を含有するもの、即ちNCO基と反応できるものである。
他の助剤および添加剤は、乳化剤、フォーム安定剤、気泡調節剤および充填材を包含する。概説は、G.Oertel,Polyurethane Handbook,第2版、Carl Hanser Verlag,ミュンヘン、1994,第3.4章に見られる。
本発明に従ったポリウレタンエラストマーは、極めて広範な用途に、例えば、注型法によって製造される弾性成形品として、同様に、例えば、駐車場の床の被覆系、コンクリート修繕および腐食防止において、噴霧法によって適用される被覆剤および接着剤として、使用され得る。
本発明を、以下の実施例によって、より詳細に説明する。
使用した化合物:
ポリエステルポリオール1:Bayer MaterialScience AG製の56mgKOH/gのOH価を有するポリ(エチレン−コ−ブチレン)アジペート;公称官能価2.0;
4,4’−MDI:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、Bayer MaterialScience AG製Desmodur(登録商標)44M;98.5重量%の4,4’異性体;
2,4’−MDI:Bayer MaterialScience AG製2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(実験室用生成物);98.5重量%の2,4’異性体;
イソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエート:Rheinchemie社(ライナウ)製RC−Crosslinker 1604。
ポリエステルポリオール1:Bayer MaterialScience AG製の56mgKOH/gのOH価を有するポリ(エチレン−コ−ブチレン)アジペート;公称官能価2.0;
4,4’−MDI:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、Bayer MaterialScience AG製Desmodur(登録商標)44M;98.5重量%の4,4’異性体;
2,4’−MDI:Bayer MaterialScience AG製2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(実験室用生成物);98.5重量%の2,4’異性体;
イソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエート:Rheinchemie社(ライナウ)製RC−Crosslinker 1604。
実施例1:MDIベースエステルプレポリマーの製造
例としてプレポリマー2を用いたプレポリマーの製造方法の教示(表1):
25重量部の2,4’−MDIを、窒素雰囲気下、撹拌フラスコ内で70℃まで加熱し、70℃に加熱した100重量部の無水ポリエステルポリオール1と共に、迅速に撹拌した。2時間反応させ、物理的特性を測定した(表1参照)。
例としてプレポリマー2を用いたプレポリマーの製造方法の教示(表1):
25重量部の2,4’−MDIを、窒素雰囲気下、撹拌フラスコ内で70℃まで加熱し、70℃に加熱した100重量部の無水ポリエステルポリオール1と共に、迅速に撹拌した。2時間反応させ、物理的特性を測定した(表1参照)。
プレポリマー1:100重量部のポリエステルポリオール1および25重量部の4,4’−MDI
プレポリマー2:100重量部のポリエステルポリオール1および25重量部の2,4’−MDI
プレポリマー2:100重量部のポリエステルポリオール1および25重量部の2,4’−MDI
3.36重量%の理論NCO含有量を有するMDIプレポリマーについて、粘度の値を比較すると、4,4’−MDIベースプレポリマー(本発明に従わないプレポリマー1C)より2,4’−MDIベースプレポリマー(本発明に従ったプレポリマー2)が有利であることがわかる。
NCO(理論値)6.1重量%のNCO含有量まで、これらの2種類のプレポリマーと更なるMDIとを混合することによって、明らかに、全ての場合において、出発プレポリマーより低い粘度を有するプレポリマー(表1のプレポリマー3C、4C、5および6C)が得られる。更に、プレポリマー3Cと5の等しく低い粘度(各々70℃で2900mPas)は、注型エラストマーに対する有利な加工(例えば注型時間)には不十分であることがわかる。プレポリマー5だけが、有利に、エラストマーに更に加工することができた(表2および表3参照)。
実施例2:実施例1のプレポリマー2および5からの本発明に従った注型エラストマーの製造
例として注型エラストマーAを用いた注型エラストマーの製造方法の教示:
100重量部のプレポリマー2を、気泡がなくなるまで、ゆっくりと撹拌しながら、減圧下、90℃で脱気した。次いで、これを、100℃に予熱した9.05部のイソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエートと共に撹拌し、そして、均一な反応溶融体を、110℃に予熱した、試験規格に対応する寸法を有する型に流し込んだ。その後、溶融体を110℃で24時間加熱し、表2に挙げた機械的特性を測定した。
例として注型エラストマーAを用いた注型エラストマーの製造方法の教示:
100重量部のプレポリマー2を、気泡がなくなるまで、ゆっくりと撹拌しながら、減圧下、90℃で脱気した。次いで、これを、100℃に予熱した9.05部のイソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエートと共に撹拌し、そして、均一な反応溶融体を、110℃に予熱した、試験規格に対応する寸法を有する型に流し込んだ。その後、溶融体を110℃で24時間加熱し、表2に挙げた機械的特性を測定した。
実施例3:実施例1のプレポリマー1C、3C、4Cおよび6Cからの本発明に従わない注型エラストマーの製造
実施例2に記載したように製造した。
実施例2に記載したように製造した。
表2と表3とを比較することによって、本発明に従った系の利点が明らかになる。
比較できるプレポリマーの温度(出発温度)および比較できるNCO含有量、即ち比較できる配合物において、本発明に従ったプレポリマー(表2)の注型時間は、本発明に従わない系(表3)の注型時間より3倍まで長い。これは、明らかな加工の利点に相当する。「長い注型時間」と「低いプレポリマー粘度」との特に好ましい特性の組み合わせは、本発明に従った系によってのみ達成される。
比較できるプレポリマーの温度(出発温度)および比較できるNCO含有量、即ち比較できる配合物において、本発明に従ったプレポリマー(表2)の注型時間は、本発明に従わない系(表3)の注型時間より3倍まで長い。これは、明らかな加工の利点に相当する。「長い注型時間」と「低いプレポリマー粘度」との特に好ましい特性の組み合わせは、本発明に従った系によってのみ達成される。
本発明に従った注型エラストマーは、その機械的特性に関しても利点を示す。
例えば、プレポリマー2から調製したPUR(表2の注型エラストマーA)を、プレポリマー1Cから調製したPUR(表3の注型エラストマーF)と比較する場合(両方のプレポリマーがNCO3.36重量%の同じNCO値を有する)、本発明に従った系は、より優れた、極限強さ、破断点伸び、引裂抵抗および摩耗を有する。
例えば、プレポリマー2から調製したPUR(表2の注型エラストマーA)を、プレポリマー1Cから調製したPUR(表3の注型エラストマーF)と比較する場合(両方のプレポリマーがNCO3.36重量%の同じNCO値を有する)、本発明に従った系は、より優れた、極限強さ、破断点伸び、引裂抵抗および摩耗を有する。
プレポリマー5から調製したPUR(表2の注型エラストマーE)を、プレポリマー3C、4Cおよび6Cから調製したPUR(表3の注型エラストマーG、HおよびI)と比較する場合(全てのプレポリマーがNCO6.1重量%の同じNCO値を有する)、本発明に従った系は、実験誤差の限界内で、同等に良好な、極限強さ、破断点伸び、引裂抵抗、摩耗および永久歪を有する。
機械的動的特性(貯蔵弾性率、損失弾性率および動的損失率)に関しても、同じことがあてはまる。
本発明に従った系は、プレポリマーの粘度、注型時間、機械的特性および機械的動的特性に関して、有利な特性の独自の組み合わせを示す。
Claims (5)
- a)少なくとも85重量%の2,4’異性体含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネート、並びに20〜200mgKOH/gのOH価および1.95〜2.40の官能価を有するポリオールに基づくNCOプレポリマー(遊離モノマー2,4’−MDIの割合は、NCOプレポリマーに基づいて少なくとも1〜20重量%である)、
b)アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤、並びに
c)任意に助剤および添加剤
から得ることができるポリウレタンエラストマー。 - 成分b)が、ジエチルトルエンジアミン(DETDA)、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(MBOCA)、イソブチル3,5−ジアミノ−4−クロロベンゾエート、4−メチル−2,6−ビス(メチルチオ)−1,3−ジアミノベンゼン(Ethacure 300)、トリメチレングリコールジ−p−アミノベンゾエート(Polacure 740M)および4,4’−ジアミノ−2,2’−ジクロロ−5,5’−ジエチルジフェニルメタン(MCDEA)またはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1に記載のポリウレタンエラストマー。
- A)少なくとも85重量%の2,4’異性体含有量を有するジフェニルメタンジイソシアネートを、20〜200mgKOH/gのOH価および1.95〜2.40の官能価を有するポリオールと反応させて、NCOプレポリマーに基づいて1重量%〜20重量%の遊離モノマー2,4’−MDIの割合を有するNCOプレポリマーを得、そして
B)エラストマーを製造するために、アミン系連鎖延長剤および/または架橋剤並びに任意に助剤および添加剤を、A)からのプレポリマーに添加する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のポリウレタンエラストマーの製造方法。 - 成形品の製造のため、接着剤として、およびシーラントとしての請求項1または2に記載のポリウレタンエラストマーの使用。
- 請求項1または2に記載のポリウレタンエラストマーから得ることができる成形品。
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