JP2009523583A - 腕立て伏せエクササイズユニットおよび器具 - Google Patents

Abstract

ユーザが、関節にかかる負担を軽減しながら、追加の筋肉系を係合するために、自らの身体を自然に回転させつつ動かすことができ得る、腕立て伏せエクササイズユニットおよび器具について説明している。この器具は、ハンドルが対応するエンドキャップと、ハンドル支持構造体の対応コラムの上方部分と交差するように、下方ベース部と隔離したエンドキャップとの間で一組のコラムを有するハンドル支持構造体を含むことができる。器具は、ハンドル支持構造体に取り付けられた固定ベース支持体と、ユーザが、平らな面上にあるベース支持体を用いて、隣接するハンドルとエンドキャップとハンドル支持構造体とを回転させることが可能な軸受アセンブリとを含んでいる。別の実施例では、ハンドルアセンブリは、ハンドル支持構造体上の第１の面から取り外すことができ、移動用に積み込みやすくするために第２の面に挿入される。
【選択図】 図１

Description

例示的な実施形態は、概して、腕立て伏せタイプのエクササイズを行う際に使用するための腕立て伏せエクササイズユニットおよび器具に関する。

腕立て伏せは、人間にとって、最も古く、おそらく最も効果的なエクササイズのうちの１つである。腕立て伏せエクササイズは、健康状態全体を測定するために、世界中の軍事および競技スポーツチームによって採用されている。しかしながら、両手を床など非移動性の硬い表面上に直接置く従来の腕立て伏せには限界がある。従来の腕立て伏せは、腕、肘および肩に負担がかかり、筋肉および関節の自然な回旋を妨げる。

発明の概要

例示的な一実施形態は、腕立て伏せエクササイズユニットおよび器具に関する。この器具は、ハンドルが、対応するエンドキャップと、ハンドル支持構造体の対応するコラムの上方部分と交差するように、下方ベース部と隔離したエンドキャップとの間で一組のコラムを有するハンドル支持構造体を含むことができる。この器具は、ハンドル支持構造体に取り付けられた固定ベース支持体と、平面状にあるベース支持体を用いてユーザが、隣接するハンドルとエンドキャップとハンドル支持構造体とを回転させることができる軸受アセンブリとを含んでいる。別の実施例では、ハンドルアセンブリは、ハンドル支持構造体上の第１の面から取り外すことができ、移動用に積み込みやすくするために第２の表面に挿入される。

例示的な実施形態は、本明細書で以下に与えられた詳細な記述と、添付の図面からより十分に理解されるようになるであろう。なお、同様の構成要素は、同様の参照符号で表されている。例示的な実施形態は、例示目的でのみ与えられるのであって、それゆえに本明細書において例示的な実施形態を限定するものではない。

図１は、例示的な一実施形態にかかる、腕立て伏せユニットを備えた一組の器具のうちの１つのエクササイズ器具１００の斜視図である。

図２は、器具１００の正面図である。

図３は、器具１００の構成部品をより詳細に示すための、器具１００の分解図である。

図４Ａは、エンドキャップ１３０の斜視図である。

図４Ｂは、エンドキャップ１３０のコラム１３４部分の内部図である。

図４は、ハンドルアセンブリ１４０をさらに詳細に示している。

図５は、ゴム引きパッド１５０をさらに詳細に示すための、器具１００の下側図である。

図６は、別の例示的な実施形態にかかるエクササイズ器具２００の斜視図である。

図７Ａは、ハンドル２４０が保管に備えてどのように構成されているかを示す上面図である。

図７Ｂは、ベース支持体２１５に対するハンドルアセンブリ２１０の関係をさらに詳細に示すための、図７Ａの側面図である。

図８Ａは、器具２００の構成部品をさらに詳細に示すための、一組のうちの１つの器具２００の分解図である。

図８Ｂは、器具２００の下部の代替構成を示している。

図９は、リリース機構体２４５を備えた構成部品をさらに詳細に説明するための、ハンドルアセンブリ２１０のハンドル２４０と支持アーム２３０の一部分解図である。

図１０は、積み込み用に構成された完全な腕立て伏せユニットの斜視図である。

発明の詳細な説明

図１は、例示的な一実施形態にかかる、腕立て伏せユニットを備えた一組のエクササイズ器具のうちの１つのエクササイズ器具１００の斜視図である。図１を参照すると、単一の腕立て伏せ器具（以降「器具１００」）は、ネジなど複数の内側留め具で、主ハンドル支持構造体１２０に直接接続されたベース支持体１１５を含んでいる。実際には、完成した腕立て伏せユニットは、知られているように、片手に１つずつ、一組の器具１００を含んでいる。各器具１００においては、ハンドル支持構造体１２０は、一組のエンドキャップ１３０に操作可能に接続されている。ハンドルアセンブリ１４０が、エンドキャップ１３０とハンドル支持構造体１２０との交差部の間に形成されたキャビティまたは円形開口内に設けられている。

概して、ベース支持体１１５とハンドル支持構造体１２０と隔離したエンドキャップ１３０とを含んだ器具１００のハウジングは、アクリロニトリルブタジエンスチレン（ＡＢＳ）などの媒体または重いゲージ耐衝撃性プラスチックからの射出成形プロセスによって形成されることができる。ＡＢＳは、中程度から高度の耐衝撃性を有する、容易に加工される強靭で低価格で硬質の熱可塑性材料であり、旋削、掘削、切断、打抜き、剪断などに望ましい材料である。

ベース支持体１１５と主ハンドル支持構造体１２０とエンドキャップ１３０はそれぞれＡＢＳででき得る。ＡＢＳは、単に材料の一例である。同等の材料として、ＡＢＳと同様の特性を有する種々の熱可塑性材料および熱硬化性材料が挙げられる。例えば、ポリプロピレン、ＧＥ Ｌｅｘａｎなどの高強度ポリカーボネート、および／または混合プラスチックが、ＡＢＳの代わりに、またはＡＢＳに加えて用いられ得る。器具１００を構成する材料（ＡＢＳなどのプラスチック、ゴムおよび軽量の金属材料）によって、軽いが耐久性のあるエクササイズ器具１００が提供される。

器具１００に含まれる成形プラスチック品を形成するための例示的な射出成形システムは、Ｍｉｌａｃｒｏｎ−ＦａｎｕｃからのＲｏｂｏｓｈｏｔ（登録商標）射出成形機であり得る。Ｒｏｂｏｓｈｏｔは、プラスチック射出成形品を形成するための数多くの既知の射出成形機のうちの１つである。

図２は、器具１００の正面図である。器具１００は、ハンドルアセンブリ１４０を含んでいる。ハンドルアセンブリ１４０は、グリップ１４７に重なるかまたはその内部に収められるクロム鋼製のハンドルロッド１４５を備えている。あるいは、ハンドルロッド１４５は、アルミニウム製の中空部材から構成され得て、エンドキャップ１３０およびハンドル支持構造体１２０内に形成された対応する凹部（図示せず）内で受けられる。エンドキャップ１３０とハンドル支持構造体１２０とは、位置合わせされると、各ハンドル端部の周りで円形開口を形成する。グリップ１４７は、気泡ゴムまたは適切なエラストマー材料からでき得て、中心部はより広くまたはより厚く、グリップ１４７の端部に向かってテーパ状である。

器具１００は、ゴム引きパッド１５０として構成された固形ゴム把持表面を含んでいる。パッド１５０は、ベース支持体１１５の下側に設けられている。パッド１５０は、器具１００が平面上にある場合に、摩擦表面を提供する。パッド１５０は、例えば、適切なエポキシまたは接着剤を用いてベース支持体１１５の下側に接着され得る。滑り止めのゴムパッド１５０は、カーペットおよび硬い床表面上で十分にブレーキをかける。

隣接するハンドル支持構造体１２０をエンドキャップ１３０とハンドルアセンブリ１４０とともに回転移動させるのを補助するために、表面上、軸受アセンブリに隙間を設けることによって、ハンドル支持構造体１２０とベース支持体１１５との間にギャップ１５５が設けられる。一方、ベース支持体１１５は所定位置に固定されたままである。本実施例においては、器具１００内の回転可能なまたは「レイジースーザン」の軸受アセンブリによって、回転移動が容易になる。軸受アセンブリは、主ハンドル支持構造体１２０とベース支持体１１５との間に組み込まれている。したがって、ハンドル支持構造体１２０のハウジングとベース支持体１１５との間に設けられたギャップ１５５によって、器具１００の近隣する上方部分、すなわち、ハンドル支持構造体１２０とエンドキャップ１３０とハンドルアセンブリ１４０とを集団的に回転移動させることができる。

図３は、器具１００の分解図である。図３に示されているように、ハンドルアセンブリ１４０は、その両端部で面取り１４６を有する細長のハンドルロッド１４５を含んでいる。ハンドルロッド１４５は、矢印１４８で示されているように中空である。一実施例においては、グリップ１４７の中心部の幅「ａ」は、その直径、すなわちグリップの両端部の幅「ｂ」よりも広いかまたは厚い。これは、器具１００のハンドルアセンブリ１４０を握りやすくするために、ユーザの手により合致するであろう。

図３はまた、ハンドル支持構造体１２０をさらに詳細に示している。明確にするため、図３ではエンドキャップ１３０は除去されている。ハンドル支持構造体１２０は、下方ベース部１２２と、下方ベース部１２２から上向きに傾斜する２つの成形コラム１２４とを含んでいる。略半円形の面を有する凹部１２６が、各コラム１２４内に形成されている。各コラム１２４においては、ハンドルロッド１４５の面取り１４６と噛み合い係合するために、スタンチョン１２５が、その対応する凹部１２６のほぼ中心に位置している。各コラム１２４の先端部は、対応する孔（図示せず。エンドキャップ１３０の下側にある裂け目として特徴づけられている）内で噛み合い係合するための一組のポスト１２７を含んでいる。

図３を引き続き参照すると、器具１００は、鋼製または硬質プラスチック製の玉軸受回転システムを含んでいる。一実施例では、このシステムは、器具１００を回転移動させることができるようにターンテーブルとして具体化され得る。特に、このターンテーブルによって、器具１００の上方部分とベース支持体１１５の間の回転が可能になる。

図３を参照すると、方形の「レイジースーザン」ターンテーブル１６０が示されている。ターンテーブル１６０は、２つの接続部と、下方固定板１６２と上方回転可能板１６４とを備えている。ターンテーブル１６０内の案内溝（中心の円周開口）周りで、概して、矢印１６６で示されている軸受アセンブリが、下方固定板１６２と上方回転可能板１６４との間に設けられている。これらの軸受は、明確にすべく、図示されていない。

一実施例においては、ターンテーブル１６０は、内部にステンレス鋼製の玉軸受を有する軽量のスタンプ加工されたアルミニウム板ででき得る。例えば、ターンテーブルは、ＭｃＭａｓｔｅｒ−Ｃａｒｒによって製造された、部品番号が６０３１Ｋ１８の６インチ×６インチの方形のターンテーブルであり得る。しかしながら、この例示的な実施形態は、アルミニウム製のターンテーブル板に限定されず、亜鉛めっき鋼として、黒色クロメートおよび黄色クロメートもターンテーブルの許容可能な材料である。

図３を引き続き参照すると、ベース支持体１１５は、成形要素１１６として示される内部構造体を含んでいる。成形要素１１６は、セルフチップねじなど適切な留め具１６９を受けるために、成形要素の各角部で穿孔穴１１７を含んでいる。留め具は、ターンテーブル１６０の下方固定板１６２をベース支持体１１５に接続する。ベース支持体１１５は、隙間用の複数のスペーサ１１８を含み、それゆえに、ベース支持体１１５とハンドル支持構造体１２０との間にギャップ１５５を生成する。留め具１６９をハンドル支持構造体１２０の下側に噛み合い係合させるのを可能にするために、複数の孔１６８が、下方固定板１６２と上方板１６４とを貫通して形成され、それによって器具１００の上方部分が、上方板１６４とともに隣接するユニットとして回転可能になる。

図４Ａは、エンドキャップ１３０の斜視図であり、図４Ｂは、エンドキャップ１３０のコラム１３４部分の内部図である。各エンドキャップ１３０は、その中心把持部で半円形の弧１３２を有し、エンドキャップ１３０の下側にあるポスト１２６と内側孔１３６とを介して、ハンドル支持構造体１２０のコラム１２４と最小限係合する一組のコラム１３４に向かって下向きに延びている。図４Ｂで理解することができるように、各コラム１３４の内部下側には半円形の凹部１３３が設けられている。凹部は、ハンドル支持構造体１２０のコラム１２４に接続されると、ハンドルロッド１４５を受けるための円形開口を形成する。図４Ｂで最もよく示されているように、孔１３６は、例えば図３で先に示されているように、ハンドル支持構造体１２０からポスト１２７を受ける。

器具１００の使用は、種々の手／肩の方向を強いる回転動きを与えることによって、トレーニングに利益をもたらし、それによって、ユーザは、腕および肩の種々の部分、および、背中上部および背中下部をエクササイズすることができる。概して大きい円形案内溝内に収容されている玉軸受は、およそわずか約５／１６インチの高さで省スペース設計されているので、回転するターンテーブル１６０は、はっきりと回転移動する。一代替案として、切欠部または戻り止めが、器具１００のユーザが繰り返し位置付けることができるように、ターンテーブル１６０の回転板の外側円周面上に設けられ得る。

例示的な器具１００によって、ユーザがパンチを繰り出しまたはダンベルを押し上げる場合とほぼ同じように、ユーザの腕は、腕立て伏せの間、自然と回転することができる。このことは、より多くの筋肉を係合させ、関節の緊張を軽減し、すなわち、ユーザのトレーニングを潜在的に最大限にすることによる成果を促進する。したがって、回転するベース支持体１１５によって、ユーザの筋肉は、その自然な弧を通して回転することができる。このような自然な弧の移動の例として、例えば、パンチを繰り出すこと、ゴルフクラブを振ること、またはダンベルを押すことが挙げられる。

したがって、滑り止めベース支持体１１５に、ハンドルアセンブリ１４０／ハンドル支持構造体１２０の滑らかな玉軸受動作を組み込むことによって、どのような硬い床表面またはカーペット上でもユーザがトレーニングしやすくなる。それゆえに、例示的な器具１００は、従来の腕立て伏せエクササイズと比較して、ユーザの関節にかかる負担を低減しながら追加の筋肉系を係合するために、ユーザは自らの身体を自然と回転させながら動かすことができ得る。

図６は、別の例示的な実施形態にかかるエクササイズ器具２００の斜視図である。ペア（「腕立て伏せユニット」）として示されている器具２００は、図１から図５で示された器具１００と同様であって、簡略化のため、以降では、違いのみを詳細に記載する。各器具２００は、一組の支持アーム２３０の間に取り付けられたハンドル２４０を備えたハンドルアセンブリ２１０を含んでいる。ハンドル２４０は、例えば、スチール、アルミニウムまたはプラスチックの中実ロッドから製造され得る。

ベース支持体２１５、ハンドル支持構造体２２０および支持アーム２３０はそれぞれ、ＡＢＳまたは、ＡＢＳと同様の特性を有する別の熱可塑性および／または熱硬化性材料（例えば、ポリプロピレン、ＧＥ Ｌｅｘａｎなどの高強度ポリカーボネート、および／または混合プラスチック）ででき得る。これらと等価の材料が、ＡＢＳの代わりまたはＡＢＳに加えて用いられることができる。ハンドル２４０は、適切なゴムまたはプラスチックグリップ２４７とともに収められたスチール製またはクロムロッドであり得る。ハンドル支持構造体２２０は、ベース支持体２１５を囲んでいる。固定ベース支持体２１５は、器具１００と同様に、固定ベース支持体の下側で滑り止めパッド２５０を有している。

器具１００と異なり、各ハンドルアセンブリ２１０は、リリース機構体２４５によって、ハンドルアセンブリの下方ベース部２２２上の第１の位置にあるハンドルアセンブリの対応するハンドル支持構造体２２０から、容易に取り外され、２つのベース支持構造体２２０内に形成される固いパッケージとして２つのベース支持体２１５をともに連結するために、腕立て伏せユニット上の第２の位置で再度取り付けられる。ベース支持体は、互いに噛み合い、２つのハンドルアセンブリ２１０のロック作用によって、各ハンドル支持構造体２２０の前後面２２５に固定されている。

図７Ａは、ハンドル２４０が保管に備えてどのように構成されているかを示す上面図である。図７Ｂは、ベース支持体２１５に対するハンドルアセンブリ２１０の関係をさらに詳細に示すための、図７Ａの側面図である。明確にすべく、所定のハンドル支持構造体２２０の前後面からのハンドルアセンブリ２１０の相互接続をよりよく示すために、ベース支持体２１５は除去されている。特に、リリース機構体を押し下げることによって、その対応するハンドル支持構造体２２０の下方ベース部２２２から一旦除去されると、ハンドルアセンブリの各支持アーム２３０は、接合部２１８で対応するスロットに挿入される。ハンドルアセンブリ上の各支持アーム２３０は、ロッキングラグ２１７を含んでいる。ロッキングラグは、スナップ嵌合することができるように、ハンドル支持構造体２２０の前後面において、対応するスロット（図示せず）と係合している。

図８Ａは、器具２００の構成部品をより詳細に説明するための、一組の器具のうちの１つの器具２００の分解図である。１つのベース支持体２１５とハンドル支持構造体２２０のみが示され、しまい込んだ構成においては、２つのベース支持体２１５は、一組のハンドルアセンブリ２１０によってともに固定されるベース支持構造体２２０の間に挟まれている。所定の器具２００を組み立てるために、ハンドルアセンブリ２１０は、ベース支持構造体２２０の前後面２２５から取り外されている。特に、２つのベース支持構造体が、対向するベース支持体２１５を取り囲むために噛み合い関係にある場合には、支持構造体２２０の面２２５内に形成された固定スロット２２６から対応するロッキングラグ２１７を解放するために、ユーザは、両方のリリース機構体２４５を押し下げる。

図８Ａで理解されることができるように、各支持アーム２３０は、２つの脚部材２３１の間に配置された中心のロッキングラグ２１７を含んでいる。ハンドルアセンブリ２１０が一旦、面２２３から取り外されると、その対応するハンドル支持構造体２２０の下方ベース部２２２内へ嵌り込む。特に、ロッキングラグ２１７は、上部ロッキングスロット２２４と係合し、２つの脚部２３１が、ハンドル支持構造体２２０の下方ベース部２２２上のハンドルアセンブリ２１０を適切に配向させるために、スロット２２３と位置を合わせられる。この結果、しっかりとスナップ嵌合されて、ラグ２１７のへりが、支持アーム２３０を固定スロット２２４内で固定する。

図８Ａを引き続き参照すると、各器具２００は、器具２００の上部とベース支持体２１５との間で回転することができるように、図３で示した玉軸受回転システムと幾分同様のスチール製または硬質プラスチック製の玉軸受回転システムを含んでいる。このシステム２６０は、その円周周りで間隔を空けて構成された複数のガラス軸受２６５を支持する軸受リングまたは案内溝２６２を含んでいる。玉軸受回転システム２６０は、ベース支持体２１５の中心ポスト２１２回りのベース支持体２１５の円形チャネル２１６内で支持されている。ベース支持体２１５は、ベース支持体２１５を回転可能なハンドル支持構造体２２０へ連結するための留め具２６９を受ける複数の孔２６８を含んでいる（対応する受け側の穿孔穴は示されていない。これらは、ハンドル支持構造体２２０の下側に形成されている）。中心ポスト２１２は、固定ベース支持体２１５を、器具２００の回転する隣接ハンドル支持構造体２２０とハンドルアセンブリ２１０とに固定する固定要素２１４を受けるための中心開口２４２を有している。ゴムリングパッド２５０が、摩擦表面を提供するために、ベース支持体２１５の底部に固着されている。

図８Ｂは、器具２００の下部の一代替構成を示している。図８Ａとの差異のみを詳細に説明する。図８Ｂでは、ガラス軸受２６５を含む軸受案内溝２６２がベース支持体２１５のチャネル２１６内に着座している。しかしながら、ベース支持体２１５の下側に固着されたゴムリング２５０と、中心ポスト２１２を貫通する孔を介して、ベース支持体２５０をハンドル支持構造体２２０に接続する固定手段２１４（ネジ／ワッシャー）の代わりに、図８Ｂの実施例は、ベース支持体２１５の底部に接着剤で取り付けられたフルサイズのゴムパッド２５０'を採用している。ワッシャー２１３および、中心ポスト２１２の内部で着座する固定キャップ２１１によって囲まれた保持リング２１９もまた存在する。

図９は、リリース機構体２４５を備える部品をさらに説明するための、ハンドルアセンブリ２１０のハンドル２４０と支持アーム２３０の部分図である。各支持アーム２３０は、開口を有する外側の側壁２３２を含み、開口を通して、ばね作動ボタン２４５として示されているリリース機構体２４５を受ける。腕立て伏せユニットが積み込み用に構成される場合には、各支持アーム２３０は、その頂点からその底部まで、ハンドル支持構造体２２０の下方ベース部２２２内のスロット２２３のうちの１つ、またはハンドル支持構造体２２０の前後面２２５のスロット２２８内で受けられるように終端している。

各支持アーム２３０は、外側の側壁２３２と内側の側壁２３７との間で中心部材２４１を含んでいる。中心部材２４１は、リリース機構体２４５のポスト２３４を受けるために、外側の側壁２３２内の開口２３３と位置合わせされる開口２３６を有している。ポスト２３４は、内側の側壁２３７の壁面（概して２３８で示されている）によって与えられた対抗力に対してばね２３５を圧縮するために、圧縮ばね２３５と接している。中心部材２４１は、その下端部で、ロッキングラグ２１７として終端している。内側側壁２３７の上面２３９は、ハンドル２４０の丸みを帯びた外面と面一で噛み合うように、形成されている。

図１０は、積み込み用に構成された、完成した腕立て伏せユニットの斜視図である。図示されているように、ほぼ平坦な小型の設計によって、このユニットは、例えば、移動用にしまい込むことができる。２つのハンドルアセンブリ２１０は、ベース支持構造体２２０と対応するベース支持体２１５とをともに固定するために、対向するベース支持構造体２２０間で相互接続されている。したがって、器具２００を備えた腕立て伏せエクササイズユニットは、移動のため分解ししまい込むことが可能な、小型で軽量の実施形態を提供する。これによって、ユーザは、旅行に行く際に、このユニットをより簡単に保管および運ぶことができる。

例示的な実施形態をこのように説明したが、これが多くの方法で変形され得ることは明らかであろう。例えば、図３および図８の軸受システムは、器具１００、２００間で交換することができる。さらに、隔離したエンドキャップ１３０とハンドル支持構造体１２０を形成する代わりに、ハウジングが単一の成形品となり得る。このような変形例は、例示的な実施形態から逸脱するものと見なされるべきではなく、当業者にとって明らかであろうような改変全てが、本明細書に含まれるよう意図されている。

Claims (20)

1. 一組の回転可能な器具を片手に１つずつ備えた腕立て伏せエクササイズユニットであって、
   各器具は、
   単一の成形ハウジングとして構成され、ハンドルが、対応するエンドキャップと、ハンドル支持構造体の対応するコラムの上方部分と交差するように、上部エンドキャップを介して水平なハンドルアセンブリの両側に取り付けられた一組のコラムを含んだハンドル支持構造体であって、前記エンドキャップと前記上方部分とは、前記ハンドルを前記ハンドル支持構造体に固定するために、対応するハンドルの周りで円形開口を形成するように噛み合う半円形の凹部を有した、ハンドル支持構造体と、
   前記ハンドル支持構造体に操作可能に取り付けられた固定ベース支持体と、
   ユーザが平らな面上にある前記ベース支持体を用いて、前記隣接するハンドルと前記エンドキャップと前記ハンドル支持構造体とを回転させることができるように、前記ハンドル支持構造体の前記ハウジング内に操作可能に取り付けられた軸受アセンブリと、
   を含む、腕立て伏せエクササイズユニット。
2. 前記ベース支持体と前記ハンドル支持構造体と前記エンドキャップはそれぞれ、射出成形品である、請求項１に記載のユニット。
3. 前記ハンドルアセンブリは、ゴム引きグリップ内で収められた、中空の金属ハンドルロッドを含んでいる、請求項１に記載のユニット。
4. 前記ゴム引きグリップの長さは、前記グリップと前記エンドキャップの端部の間で金属を露出するように、前記金属ハンドルロッドよりも短い、請求項３に記載のユニット。
5. 前記グリップの第１の直径は、グリップの中心で、前記グリップの両端部における第２の直径よりも広い、請求項３に記載のユニット。
6. 前記ベース支持体は、前記器具が平らな面上に置かれている場合に、摩擦表面を提供するために、ベース支持体の下側に固着されたゴムパッドを有している、請求項１に記載のユニット。
7. 前記ハンドル支持構造体は、
   下方ベース部と、
   前記下方ベース部の対応するエンドキャップと係合するように前記下方ベース部から上向きに傾斜する一組の間隔を空けて形成されたコラムであって、各コラムは、その対応するエンドキャップ内で受けられる一組のポスト間に延びる中心スタンチョンを有している、コラムと、
   ハンドル端部を囲むために、前記対応するエンドキャップ内に形成された鏡像凹部と噛み合うために各コラムの先端部で形成された略半円形の凹部と、
   を含む、請求項１に記載のユニット。
8. 各ハンドル端部は面取りを有し、
   各コラム上の前記スタンチョンは、前記ハンドルロッドを前記ハンドル支持構造体に固定するためにその対応する面取りと係合し、
   各エンドキャップは前記エンドキャップと前記ハンドル支持構造体のコラムとの間でハンドル端部が囲まれるように、その対応するコラムの前記ポストを受けるために、前記エンドキャップの内側面に設けられた一組の孔を有している、請求項７に記載のユニット。
9. 腕立て伏せエクササイズ器具であって、
   ベース部から上向きに延びた一組みのコラムであってセパレート上部エンドキャップを介してハンドルの両側に取り付けられた一組みのコラムを含むように構成されたハンドル支持構造体であって、前記ハンドルは、対応するエンドキャップと当該ハンドル支持構造体の対応するコラムの上方部分とを交差させるように構成されたハンドル支持構造体と、
   前記ハンドル支持構造体に操作可能に取り付けられた固定ベース支持体と、
   ユーザが平らな面上にある前記ベース支持体を用いて、前記隣接するハンドルと前記エンドキャップと前記ハンドル支持構造体とを回転させることができるように、前記ハンドル支持構造体内に操作可能に取り付けられた軸受アセンブリと、
   を備える、腕立て伏せエクササイズ器具。
10. 前記エンドキャップと前記上方部分とは、前記ハンドルを前記ハンドル支持構造体に固定するために対応するハンドル端部周りで円形開口を形成するよう噛み合う半円形の凹部を有している、請求項９に記載の器具。
11. 前記ハンドルアセンブリは、ゴム引きグリップ内に収められた中空のハンドルロッドを含み、前記ゴム引きグリップの長さは、前記グリップの両端部と前記エンドキャップとの間でハンドルロッドの一部を露出するために、前記ハンドルロッドよりも短い、請求項９に記載の器具。
12. 前記グリップの第１の直径は、グリップの中心で、前記グリップの両端部における第２の直径よりも広い、請求項１１に記載の器具。
13. 前記ハンドル支持構造体は、
    下方ベース部と、
    前記下方ベース部の対応するエンドキャップと係合するように前記下方ベース部から上向きに傾斜する一組の間隔を空けて形成されたコラムであって、各コラムは、その対応するエンドキャップ内で受けられる一組のポスト間に延びる中心スタンチョンを有している、コラムと、
    ハンドル端部を囲むために、前記対応するエンドキャップ内に形成された鏡像凹部と噛み合うために各コラムの先端部で形成された略半円形の凹部と、
    を含む、請求項９に記載の器具。
14. 各ハンドル端部は面取りを有し、
    各コラム上の前記スタンチョンは、前記ハンドルロッドを前記ハンドル支持構造体に固定するためにその対応する面取りと係合し、
    各エンドキャップは前記エンドキャップと前記ハンドル支持構造体のコラムとの間でハンドル端部が囲まれるように、その対応するコラムの前記ポストを受けるために、前記エンドキャップの内側面に設けられた一組の孔を有している、請求項１３に記載の器具。
15. 一組の回転可能な器具を片手に１つずつ備えた腕立て伏せエクササイズユニットであって、
    各器具は、
    ハンドルアセンブリと、
    回転可能なハンドル支持構造体と、
    固定ベース支持体と、
    前記ハンドルアセンブリと前記ハンドル支持構造体とを回転可能にするために前記ハンドル支持構造体内に操作可能に取り付けられた軸受アセンブリと、
    を含み、
    前記ハンドルアセンブリは、前記ハンドルアセンブリの上面から取り外され、積み込み用ユニットを構成するために前記ハンドル支持構造体の一面に挿入される、腕立て伏せエクササイズユニット。
16. 前記ハンドルアセンブリは、前記ハンドルを支持する一組の支持アームを含み、各支持アームは、その下端部でロッキングラグを有し、
    前記上面は、前記ロッキングラグを内部で解放可能に固定するための複数のスロットを含んでいる、請求項１５に記載のユニット。
17. 各支持アームに設けられたリリース機構体をさらに備え、
    前記リリース機構体は、スナップ嵌合係止ポジションにおいて前記ベース支持体が前記ハンドル支持構造体間に挟まれるように、前記２つの器具の前記ハンドル支持構造体に設けられたキャビティスロットの前後対向面のうちの１つへ前記ロッキングラグを挿入するために、前記ハンドルアセンブリの上面にある前記スロットから前記ロッキングラグを取り外すように作動する、請求項１６に記載のユニット。
18. ハンドルアセンブリと、
    回転可能なハンドル支持構造体と、
    固定ベース支持体と、
    前記ハンドルアセンブリと前記ハンドル支持構造体とを回転可能にするために、前記ハンドル支持構造体内に操作可能に取り付けられた軸受アセンブリであって、前記ハンドルアセンブリは、第１の平面における前記ハンドル支持構造体の第１の面から取り外され、前記第１の平面とは異なる第２の平面における前記ハンドル支持構造体の第２の面に挿入される、軸受アセンブリと、
    を備えた腕立て伏せエクササイズ器具。
19. 前記ハンドルアセンブリは、前記ハンドルを支持する一組の支持アームを含み、各支持アームはその下端部でロッキングラグを有し、
    前記第１の面は、前記ロッキングラグを解放可能に固定するための複数のスロットを含んでいる、請求項１８に記載の器具。
20. 各支持アーム内に設けられたリリース機構体をさらに備え、前記リリース機構体は、前記ロッキングラグを前記第２の面に挿入するために、前記第１の面上の前記スロットから前記ロッキングラグを取り外すように作動する、請求項１９に記載の器具。