JP2009518636A - 迅速診断のためのテスト装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、いくつかの隣接するゾーンが提供される固形支持体を含む、生物試料中の分析物またはそのアナログを検出するための装置に関するものであって、該試料は、試料受けゾーンから、検出ゾーンに移動することができ、該分析物は、もし存在するなら検出され、両ゾーンは、前記ゾーンを通って該試料の毛細管流動を可能にする材質を含む装置であり、前記ゾーンの間に該試料を輸送するための、任意の毛細管物質のない、中間ゾーンが提供されており、垂直状態に置かれた支持体上に重力によって試料を移動させることを特徴とする。本発明はまた、生物試料中の分析物またはそのアナログを検出するための方法にも関する。
【選択図】 図1

Description

本発明は生物試料において分析物またはそのアナログを検出するための方法および装置に関する。本発明は「ディップスティック」装置のような改良型迅速テストに関する。本発明は特に、単一検出または多重検出、定量または半定量検出を可能にするために、1つ以上の活性側面から構成されるテスト装置に関する。本発明に記述している装置により、種々の生物学的製剤または化学物質は一回の操作で検出または同定が可能になる。
診断研究室におけるルーチン診断用に、生物試料中の分析物の検出のためいくつかの方法、例えば免疫クロマトグラフィーを介しての方法が開発されてきた。
欧州特許第 0 088 636号(特許文献1)、 欧州特許第 0 186 799号(特許文献2)、 欧州特許第 0 284 232号(特許文献3)、および国際公開第 88/08534号(特許文献4)は、少なくとも第一および第二のゾーンまたは領域を含む、シート様のクロマトグラフィー装置を開示している。これらの文書において開示している先行技術装置は、以下の物を含む:
‐ 液体が特定の試薬でコーティングされた感作領域に移動することを可能にするために、多孔質の活性物質を含む、第一の領域またはゾーン。この第一のゾーンまたは領域は、その上で乾燥させた、またはそれに含浸させた検出試薬を含む。第一のゾーンまたは領域は更に、添加(サブ)ゾーンおよび/または吸着(サブ)ゾーンを含んでもよい。第一ゾーンは一般的に添加ゾーンと呼ばれる;
‐ 特定の試薬が吸着される、多孔質の活性物質からなる検出ゾーンとも呼ばれる第二の領域またはゾーン。該装置の第二の領域のサブゾーン(例えば線)に置かれているこれらの試薬のいくつかは、検出するべき分析物に特異的であり、また試料分析物標識試薬複合体と反応するはずであり、一方第二の領域の更なるサブゾーン(例えば更なる線として)に最終的に置かれる他の非特異的な試薬は、過剰な検出試薬と反応するために用いられる。この第二ゾーンまたは領域は、好ましくはニトロセルロースで作られており、好ましくは検出ゾーンの後ろに、コントロールサブゾーンをも又含んでもよく;ならびに
‐ 第一および第二領域を通ってくる過剰の液体を吸収するために用いられる多孔質の物質からなる第三領域またはゾーン。この領域は一般的に吸収体または吸収領域と呼ばれる。
先行技術の(免疫)クロマトグラフィー装置は、プラスチックまたは他の裏打ち支持体を有してもよく、および/または水を通さないハウジングに含まれてもよい。
該三領域は添加ゾーンから第三領域への液体の移動を可能にするために、毛細管接触している。
有用ではあるが、テストストリップを用いた、現在入手可能なクロマトグラフィー装置は、多くの欠点を有している。糞便試料のような多くの試料は、クロマトグラフィー媒体の孔を詰まらせる粒状物質を含み、免疫クロマトグラフィー工程を大きく損なう。更に加えて、試料の前面がクロマトグラフィー媒体を通って均一に移動し、結合が均一に、直線的に起こる領域に試料が確実に到達するように、試料をクロマトグラフィー媒体に塗布することが現行のクロマトグラフィーテスト装置ではしばしば困難である。
試料の調製と廃棄物の生成が、免疫クロマトグラフィーの現在入手可能な装置および技術に関する別の問題の原因となる。試料(糞便のような)または採取器具(咽頭スワブのような)を直接クロマトグラフィー媒体に添加することはほとんど不可能である。数回の抽出および前処理反応が、試料をクロマトグラフィー媒体に添加する前に通常必要とされる。これらの反応は、通常は、試験管またはマイクロチューブのような幾つかの小容器内でテストを行う医師または技師が実施し、ピペットのような移動器具の使用が必要となる。これらの器具の各々は汚染されており、廃棄物と気づかずに接触する可能性のある従事者や人々が汚染されないように、特別な注意を持って廃棄しなければならない。
それ故、抽出容器や移動器具が必要でなくなるように、汚染している可能性のある試料または試料調製器具を直接受け入れることができるクロマトグラフィーアッセイ装置が、希求される。該装置は、好ましくはテストストリップの形の物で、粒状物質を含む試料を、目詰まりや干渉なくアッセイを行うことができ、テストの精度と確度を改善するために、クロマトグラフィー媒体に試料を均一にかつ均等に送達することができなければならない。改善したアッセイ装置のこの態様が、偽陰性および偽陽性を避けるために特に重要である。
欧州特許第 0 088 636号明細書 欧州特許第 0 186 799号明細書 欧州特許第 0 284 232号明細書 国際公開第 88/08534号パンフレット
本発明は、溶液または生物試料中の多数の分析物またはそれらのアナログの検出に適した、非常にフレキシブルなシート様装置を提供することを目的とし、これらの検出は同じ装置で行われる。シート様装置は、重力および毛細管による液体の移動ができるようにデザインされている。
第一の態様では、本発明は、液体試料が装置の異なった反応ゾーンと接触することが可能な、重力によって駆動する工程を通じて、単一検出または多重検出、定量または半定量検出ができるようにするために、1つ以上の活性側面からなる(重力駆動)テスト装置を提供する。
本発明は、いくつかの隣接するゾーンが提供される固形支持体を含む、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するためのテスト装置を提供するものであって、該試料は試料受けゾーンから試料検出ゾーンに移動することができ、少なくとも1つの分析物は、もし存在するなら検出され、両ゾーンは、前記ゾーンを通って該試料を毛細管流動させる材質を含むテスト装置であり、前記ゾーンの間に該試料を輸送するための中間ゾーンが備わっており、それには任意の毛細管物質がなく、垂直状態に試料を置いたとき、重力によって試料が支持体上を移動するのを可能とすることを特徴とする。
本発明の特定の一実施態様では、本重力駆動テスト装置は、特に免疫検出に適合しており、かつ免疫試薬であるキャプチャー試薬を含む。
第二の態様では、本発明は、本発明によるテスト装置を試料と接触させ、重力によって非毛細管ゾーンを通って、装置の最上部から装置の下部へ試料を移動させ、少なくとも1つの分析物を検出するステップを含む、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するための分析物検出方法を提供する。
特に、本分析物検出方法には、本装置上の試料受けゾーンを試料と接触させ、試料受けゾーンを通って試料を非毛細管ゾーンに移動させ、非毛細管ゾーンを通って試料を重力により検出ゾーンに移動させ、毛細管によって検出ゾーンを通って試料を移動させ、分析物を検出することが含まれる。
特定な一実施態様では、前記テスト装置(1)は、装置の一端から装置の他端に配置した固形支持体(18)の1つ以上の側面上に以下を含み:
‐ 試料添加ゾーン(2)を含む第一の毛細管ゾーン;
‐ 検出ゾーン(4)を含む第二の毛細管ゾーン、場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した中間ゾーン(6)、また場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に吸収ゾーンまたは領域(5)、場合によってはコントロールサブゾーンを含む前記検出ゾーン(4);および
‐ 試料添加ゾーン(2)を検出ゾーン(4)または任意選択の中間ゾーン(6)から分離する、非毛細管ゾーン(14)、
ここで、検出ゾーン(4)は、少なくとも1つの分析物またはそのアナログを認識する、少なくとも1つのキャプチャー試薬を含み;および
試料添加ゾーン(2)は、少なくとも1つの分析物またはそのアナログの検出のための、直接または間接標識を有する、少なくとも1つの分析物特異的な複合体を含む。中間ゾーン(6)は装置に存在するかまたは存在しないかも知れないが、場合によっては少なくとも1つの分析物またはそのアナログの検出のための、直接または間接標識を有する、少なくとも1つの分析物特異的な複合体を含んでもよい。
本発明のある特定の実施態様では、分析物の検出方法は、テスト装置を垂直に配置し、装置の最上部に試料を添加し、試料を、試料添加ゾーン(2)を通って移動させ、少なくとも1つの分析物特異的な複合体を水和させ、前記試料中の少なくとも1つの分析物を少なくとも1つの分析物特異的な複合体と反応させ、それによって少なくとも1つの複合体を形成させ、少なくとも1つの複合体を非毛細管ゾーン(14)に到達させ、非毛細管ゾーン(14)を重力によって通過させ、任意選択の中間ゾーン(6)と接触またその中を移動させ、検出ゾーン(4)を通過させ、それにより少なくとも1つのキャプチャー試薬と反応させ、検出可能な信号を発生させ、それによって前記少なくとも1つの分析物を検出するステップを含む。
更なる態様では、本発明は、アッセイ装置を試料と接触させ、試料を前記装置の最上部から底部へ重力によって移動させ、少なくとも1つの分析物またはそのアナログを検出するステップを含み、前記アッセイ装置は、本発明による(重力駆動)テスト装置、テストストリップ、ディップスティック、診断ストリップ、貫流装置および側方流動装置から選択される、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するための分析物検出方法を提供する。
本重力駆動テスト装置および方法は、試料中の分析物の検出、特にクリプトスポリジウム パルブム(Cryptosporidium parvum)、トキソプラズマ ゴンディ(Toxoplasma gondii)、ジアルジア ランブリア(Giardia lamblia)、クロストリジウム ディフィシル(C. difficile)、大腸菌(E. coli)、赤痢アメーバ(E. histolytica)、RSV(呼吸器多核体ウイルス(Respiratory Syncytial Virus))、インフルエンザ-A および -B ウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス 40型および41型 または他のアデノウイルスグループ、レジオネラ ニューモフィラ(Legionella pneumophila)尿抗原、ヒトおよび動物起源のコロナウイルスおよびヒトメタニューモウイルスを含む(有害)微生物由来の1つ以上の分析物またはアナログの検出に非常に適しているが、それらに限定されない。
本発明の重力駆動テスト装置および方法は、多くのタイプの分析に応用可能であるが、通常の固相免疫アッセイを改善するために、免疫アッセイまたはオリゴクロマトグラフィー迅速アッセイに用いた場合、特に有利である。更に、本発明によって製造した装置は、先行技術と比較して、使用するには比較的容易であり、より少ない手順ステップを要し、アッセイ技術もより簡単であり、また未知の試料のテストにおいて迅速な定量的、半定量的または定性的な結果を与えるという、更なる利点をも提供する。本装置は、例えば該アッセイの精度と信頼性を評価するために、加えて、コントロールとして有利に使用できるように適応される。更に、製造時、本発明の装置は比較的容易に製造することができる。本発明の該装置を用いるアッセイはまた、分析物の種々のレベルに対して非常に感受性が高いことが発見された。前述の利点ならびに別の利点は、ここに説明する本発明の詳細な記述、図およびその実施例から明らかになるであろう。
発明の詳細な説明
一実施態様では、本発明は、(i)試料受けゾーン(2)である第一の毛細管ゾーン、(ii)非毛細管ゾーン(14)、および(iii)試料検出ゾーン(4)である第二の毛細管ゾーンを、一端から他端へ隣接して配置して含む固形支持体(18)を含む、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するための、「シート様重力駆動テスト装置」とも呼ばれる、テスト装置(1)を提供する。本発明によれば、本装置は、支持体の縦方向軸の両端に配置した二つの毛細管を含み、非毛細管ゾーンを通って互いの液体連絡しており、テストされるべき試料は重力によって流動する。前記固形支持体は、いかなる適切な形でもよく、これらに限られないが、矩形、正方形、三角形または任意の他の形が挙げられる。好ましくは、前記支持体(18)は、実質的に矩形である。
本発明の一実施態様では、テスト装置の試料受けゾーンは、試料添加ゾーン(2)を含み、試料検出ゾーンは検出ゾーン(4)および場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した中間ゾーン(6)を含み、前記検出ゾーン(4)は場合によってはコントロールサブゾーンを含む。好ましくは前記中間ゾーン(6)および前記検出ゾーン(4)は互いに接触している。
別の実施態様では、該検出ゾーンは、互いに毛細管流動連通した、検出ゾーン(4)の隣に配置した吸収ゾーンまたは領域(5)を含む。
特定な一実施態様によれば、試料中の少なくとも1つの分析物の検出のためのテスト装置(1)は、固形支持体(18)上の1つ以上の側面で、装置の一端から他端へ配置した以下を含む:
(a)試料添加ゾーン(2)を含む第一の毛細管ゾーン、
(b)検出ゾーン(4)、場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した中間ゾーン(6)、および場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した吸収ゾーンまたは領域(5)を含み、前記検出ゾーン(4)は、場合によってはコントロールサブゾーンを含む第二の毛細管ゾーンを含み、ならびに
(c)第一毛細管ゾーンの試料添加ゾーン(2)を第二の毛細管ゾーンの検出ゾーン(4)または任意選択の中間ゾーン(6)から分離する、非毛細管ゾーン、
ここで、該試料添加ゾーン(2)、該非毛細管ゾーン(14)および該検出ゾーン(4)または該任意選択の中間ゾーン(6)は、装置が使用されている場合、試料は、試料添加ゾーン(2)から検出ゾーン(4)または任意選択の中間ゾーン(6)に重力によって流れることができるように配置されている。
特定な実施態様によれば、検出ゾーン(4)は、少なくとも1つの分析物またはそのアナログを特異的に認識する少なくとも1つのキャプチャー試薬を含み;試料添加ゾーン(2)は、少なくとも1つの分析物またはそのアナログの検出のための直接または間接標識を有する少なくとも1つの分析物特異的な複合体を含む。更なる特定の実施態様によれば、中間ゾーン(6)は、少なくとも1つの分析物またはそのアナログの検出のための直接または間接標識を有する、少なくとも1つの分析物特異的な複合体を含んでもよい。
特定な別の実施態様によれば、検出ゾーン(4)は、少なくとも二つの分析物またはそのアナログを特異的に認識する少なくとも二つのキャプチャー試薬を含み;試料添加ゾーン(2)は、少なくとも二つの分析物またはそのアナログの検出のための直接または間接標識を有する少なくとも二つの分析物特異的な複合体を含む。
更に別の実施態様によれば、検出ゾーン(4)は、少なくとも三つの分析物またはそのアナログを特異的に認識する少なくとも三つのキャプチャー試薬を含み;試料添加ゾーン(2)は、少なくとも三つの分析物またはそのアナログの検出のための直接または間接標識を有する少なくとも三つの分析物特異的な複合体を含む。
本発明は、1つ以上の分析物が検出される、多重検出を行うのに特に適している。
本明細書では、用語「テスト装置」および「重力駆動テスト(GDT)装置」は互換的に用いられ、装置の異なったゾーンが、装置が使用される時は、試料が試料添加ゾーン(2)から検出ゾーン(4)まで重力により非毛細管ゾーン(14)を通って流れることができるような方法で配置されているテスト装置を言う。本発明による装置の非毛細管ゾーン(14)は、混合ゾーンを提供し、それによって正確で迅速に試薬を混合し、アッセイの精度および一貫性の改善をもたらす。本発明の装置を用いてのテストは、試料が粘性を有していても迅速に行うことができる。これは、行うのにより長い時間がかかる従来のテストと対照的である。該非毛細管ゾーン(14)のために、本装置は垂直でしか用いることができない。
図面の図1、2、3および4を参照して、本発明の重力駆動テスト装置の特定の実施態様を、一般的に(1)に示している。本発明による装置(1)はシート様の装置であって、たとえば実質的に矩形、特に棒状であり、実質的に平面状の、可動性の、剛性または半剛性の支持体(18)を含み、その1つ以上の側面に試料添加ゾーン(2)、任意選択の中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および場合によっては吸収ゾーン(5)を含み、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。本発明の一実施態様によれば、非毛細管ゾーン(14)は、中間ゾーン(6)を試料添加ゾーン(2)から分離する。ゾーン(2)はゾーン(6)、(4)および(5)から非毛細管ゾーン(14)によって分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣り合って、ストリップの縦軸にそって提供されている。図4aは、中間ゾーン(6)を有しない本発明の特定の一実施態様による装置を図示する。図4aにおいて、装置は剛性または半剛性支持体(18)のひとつ以上の側面に試料添加ゾーン(2)、検出ゾーン(4)、および場合によっては吸収ゾーン(5)を含み、ここで検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は、互いに毛細管流動連通した状態にある。試料添加ゾーン(2)は、支持体の一端に与えられており、検出ゾーン(4)(図4a)または任意の中間ゾーン(6)(図4a1)から、いかなる毛細管物質をも含まないゾーン(14)によって分離されている。
一実施態様では、試料添加ゾーン(2)は、反応ゾーン(3)を含む。ある特定の実施態様では、試料添加ゾーン(2)は、「第一の吸収膜(12)」とここで呼ばれる1または数個の吸収膜(12)および反応ゾーン(3)において、複合体領域またはパッド(13)を含む。本明細書では、「複合体領域」(13)または「複合体パッド」(13)は互換的に用いることができる。試料追加ゾーン(2)は、分析物またはそのアナログの検出を可能にする、直接または間接的な標識を有する幾つかの分析物特異的な複合体を、複合体領域またはパッド(13)を含む第一の反応ゾーン(3)に含んでもよい。
試料添加ゾーン(2)は少なくとも1つの分析物特異的複合体を含む。
別の実施態様では、試料添加ゾーン(2)は吸収膜(12)を含み、また中間ゾーンは、複合体領域またはパッドを含む反応ゾーンを含むことができる。中間ゾーン(6)は、いくつかの前記分析物またはそのアナログの検出を可能にする、直接または間接的な標識を有する分析物特異的な複合体を、複合体領域またはパッドを含む反応ゾーンに含んでもよい。
更に別の実施態様では、試料添加ゾーン(2)および/または中間ゾーン(6)は、反応ゾーンを含み、前記反応ゾーンは、前記分析物またはそのアナログの検出を可能にする直接または間接的な標識を有する分析物特異的な複合体を含む、複合体領域またはパッドを含む。
一実施態様では、前記試料添加ゾーン(2)は、少なくとも1つの、「移動コントロール複合体」と呼ばれる、コントロール複合体を更に含んでもよい。特異的な複合体および/または移動コントロール複合体は、複合金属コロイド、複合ポリスチレン微粒子、炭素ナノチューブおよび特定の色を有するマイクロまたはナノ粒子、蛍光炭素ナノチューブおよび蛍光微粒子またはナノ粒子を含む群から選択されるが、これに限定されない標識を含む。ある実施態様では、特異的な複合体および/または移動コントロール複合体は、金粒子および/またはポリスチレン微粒子および/または炭素ナノチューブを直接標識として含み、コントロールおよびテスト信号の様相をもたらす。
一実施態様では、中間ゾーン(6)は、ここでは「第二の吸収膜(15)」と呼ばれる1つまたはいくつかの吸収膜(15)を含み、1つ以上の特異的および/またはコントロール複合体を担ってもよい。
一実施態様では、検出ゾーン(4)は、添加ゾーンにあり、またはテストされる試料中に存在する別の試薬と相互作用する試薬をコーティングすることができる、ニトロセルロースまたは別の基質から成る活性膜(16)を含む。好ましくは、検出ゾーン(4)は、例えば、ニトロセルロースを活性膜(16)として含む。一実施態様では、前記検出ゾーン(4)は、コントロールサブゾーンを有してもよい。検出ゾーンは、テスト試料中の検出するべき分析物あるいはそのアナログを特異的に認識する、または複合体領域またはパッド(13)に存在するコントロール複合体のみを認識する、いくつかのキャプチャー試薬(7,7’)を含んでもよい。キャプチャー試薬(7,7’)を、検出ゾーン(4)の異なったレベルでコーティングすることができる。キャプチャー試薬は、分析物特異的キャプチャー試薬(7)またはコントロール(参照)キャプチャー試薬(7’)のどちらかであってもよい。本発明の一実施態様では、検出ゾーン(4)は、添加ゾーン(2)または中間ゾーン(6)におけるコントロール複合体を特異的に認識する少なくとも1つのコントロールキャプチャー試薬(7’)を有する、少なくとも1つのコントロールテストラインを含む。
本発明の一実施態様では、分析物特異的複合体および/またはコントロール複合体は、複合金属コロイド、複合ポリスチレン微粒子、炭素ナノチューブおよび特定の色のおよび蛍光性の微粒子を含むが、これらに限定されない群から選択される標識を含むが、好ましくは、金粒子およびポリスチレン微粒子から選択される直接標識または間接標識を含む。
一実施態様では、吸収ゾーン(5)は、ここでは「第三の吸収膜(17)」と呼ばれる吸収膜(17)を含む。
本発明によれば、非毛細管部分(14)は、試料添加ゾーン(2)を検出ゾーン(4)から、またはもし存在するなら中間ゾーン(6)の第二の吸収膜(15)から分離する。前記非毛細管部部分は、混合ゾーンとして作用し、装置を使用する場合、アッセイの精度と一貫性を向上させることになる。更に加えて、試料の移動に対する毛細管制約がないことから、非毛細管ゾーンによって、装置を通って試料の急速な移動が可能になる。目詰まりは更に避けられる。
場合によっては、本発明の装置は筐体に入れてもよく、前記筐体は、試料を前記装置に添加できるように、少なくとも試料添加ゾーンの一部が前記筐体の外側と連通できるようになっており、前記筐体は更に、前記装置の少なくとも一部と並んだ窓を含み、試料検出ゾーンは、筐体の外部と視覚的に連通した前記部分上に位置している。
場合によっては、試料が前記装置に添加できるようにした、本発明の装置を特定の重合体からできた筐体様システムに埋め込んでもよい。窓を前記装置の少なくとも一部と並べて設けることができる。すなわち前記部分に位置する試料検出ゾーンが、重合体包埋体の外部と視覚的に連通しているのである。
図1および4a3および2aは、装置(1)が中空のまたは熱成形筐体またはハウジング(11)に入っている異なった実施態様を特に示す。通常は、前記ハウジングは、中空の筐体構造を含み、湿気を通さない固体物質、例えば適したプラスチック材料のような、で作られている。ハウジング(11)は、前記試料を筐体受け入れ領域(10)を通って前記装置(1)に添加できるように、試料添加ゾーン(2)の少なくとも一部が、前記ハウジング(11)の外部と直接、連通可能になっている。
ハウジング(11)は更に、装置の少なくとも一部と隣接している窓を含み、前記装置(1)に含まれる少なくとも検出ゾーン(4)が、ハウジング(11)の外側と視覚的に連通している。前記窓は、少なくとも検出ゾーン(4)が明瞭に見えるように、任意の形であり得る。一実施態様では、前記窓は、矩形であり得るし、装置(1)の幅より少し狭い幅を有していることが好ましい。
図2b、4a、4a1、4a2および3は、装置(1)が中空筐体(11)を有しない本発明の異なった実施態様を示す。図2b、4a2および3は、ステッカー(20)が試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)(重力によって試料が自由に移動できる空間を形成するように)、および中間ゾーン(6)を覆ってもよく、検出ゾーン(4)と部分的に重なる、本発明の実施態様による装置(1)を図示する。第二のステッカー(21)はまた、吸収ゾーン(5)を覆ってもよい。ステッカー(20,21)は、スティックの表面から外れることなく、液体を異なった膜(12、13、15、16、17)に強制的に移動させるために用いてもよい。他の実施態様では、図2bおよび3に記載している装置(1)は、スティックの側面に液体のいかなる漏洩をも避けるために、ステッカーまたは熱成形プラスチック管で包まれてもよく、または特定の重合体に包埋されることもできる。図4aおよい4a1は、中空筐体およびステッカーの無い、本発明の実施態様による装置(1)を示す。
図1を参照して、本発明の実施態様による装置(1)を図示すれば、支持体(18)を含み、その1つの側面に試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)吸収ゾーン(5)を含み、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)吸収ゾーン(5)は互いに接触している。試料添加ゾーン(2)は中間ゾーン(6)から非毛細管ゾーン(14)によって分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接してストリップの縦軸にそって提供されている。試料添加ゾーン(2)は、前記試料添加ゾーンの一端に置かれた反応ゾーン(3)を含む。特に、試料添加ゾーン(2)は、第一の吸収膜(12)および複合体領域またはパッド(13)を前記試料添加ゾーン(2)の反応ゾーン(3)に含む。中間ゾーン(6)は、第二の吸収膜(15)を含む。ある実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)には、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体が存在する。別の実施態様において、前記第二の吸収膜(15)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。第三の実施態様では、該複合体パッド(13)および該第二の吸収膜(15)の両方は、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は、吸収膜(17)を含む。装置(1)は、試料を筐体の受け領域(10)を通って前記装置(1)に添加できるように、少なくとも第一の吸収膜(12)の一部がハウジング(11)の外側と直接連通することができるようなハウジング(11)に収納されている。
図2aを参照して、本発明の別の実施態様による装置(1)を図示すれば、支持体(18)を含み、その1つの側面に、装置の一端から他端に、複合体領域またはパッド(13)を両面に備えた第一の吸収膜(12)、非毛細管ゾーン(14)、第二の吸収膜(15)、分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)および第三の吸収膜(17)を含む。第二の吸収膜(15)、活性膜(16)および第三の吸収膜(17)は互いに接触している。第一の吸収膜(12)は、第二の吸収膜(15)から非毛細管ゾーン(14)によって分離している。固形支持体上の膜およびパッドは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。一実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)は、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。別の実施態様では、前記第二の吸収膜(15)は、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。第三の実施態様では、該複合体領域、またはパッド(13)および前記第二の吸収膜(15)の両方は、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。装置(1)は、試料を筐体の受け領域(10)を通って前記装置(1)に添加できるように、少なくとも第一の吸収膜(12)がハウジング(11)の外側と直接連絡することができるようなハウジング(11)に収納されている。
図2bを参照して、本発明の更に別の実施態様による装置(1)を図示すれば、支持体(18)を含み、その1つの側面に反応ゾーン(3)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)、および吸収ゾーン(5)を含み、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)、および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。反応ゾーン(3)は中間ゾーン(6)から非毛細管ゾーン(14)によって分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。反応ゾーン(3)は、複合体領域またはパッド(13)を含む。中間ゾーン(6)は、第二の吸収膜(15)を含む。ある実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。別の実施態様では、前記第二の吸収膜(15)は、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。第三の実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)および前記第二の吸収膜(15)の両方は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は吸収膜(17)を含む。ステッカー(20)は、反応ゾーン(3)、非毛細管ゾーン(14)および中間ゾーン(6)を覆い、検出ゾーン(4)と部分的に重なる。第二のステッカー(21)は吸収ゾーン(5)を覆う。
図3を参照して、本発明の更なる実施態様による装置(1)を図示する。前記装置(1)は、支持体(18)を含み、その一態様には、試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)を含み、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。試料添加ゾーン(2)は中間ゾーン(6)から非毛細管ゾーン(14)によって分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。試料添加ゾーン(2)は前記試料添加ゾーンの一端に位置する反応ゾーン(3)を含む。特に、試料添加ゾーン(2)は、第一の吸収膜(12)および前記試料添加ゾーン(2)の反応ゾーン(3)における複合体領域またはパッド(13)を含む。中間ゾーン(6)は、第二の吸収膜(15)を含む。ある実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。別の実施態様では、前記第二の吸収膜(15)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。第三の実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)および前記第二の吸収膜(15)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は、吸収膜(17)を含む。ステッカー(20)は、反応ゾーン(3)、非毛細管ゾーン(14)および中間ゾーン(6)を覆い、検出ゾーン(4)と部分的に重なる。第二のステッカー(21)は吸収ゾーン(5)を覆う。
図4aは、本発明の特定の一実施態様による装置(1)の中間ゾーン(6)が無く、中空筐体およびステッカーの無いものを図示する。図4aにおいては、装置(1)は、支持体(18)を含み、その上に試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)が提供され、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。試料添加ゾーン(2)は、検出ゾーン(4)から非毛細管ゾーン(14)により分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。試料添加ゾーン(2)は、前記試料添加ゾーン(2)の一端に置かれた反応ゾーン(3)を含む。特に、試料添加ゾーン(2)は、第一の吸収膜(12)および複合体領域またはパッド(13)を前記試料添加ゾーン(2)の反応ゾーン(3)に含む。前記複合体領域またはパッド(13)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は、吸収膜(17)を含む。
図4a1は、本発明の特定の一実施態様による装置(1)の中空筐体およびステッカーの無いものを図示する。図4a1においては、装置(1)は、支持体(18)を含み、その上に試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)が提供され、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。試料添加ゾーン(2)は、中間ゾーン(6)から非毛細管ゾーン(14)により分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。試料添加ゾーン(2)は、前記試料添加ゾーン(2)の一端に置かれた反応ゾーン(3)を含む。特に、試料添加ゾーン(2)は、第一の吸収膜(12)および複合体領域またはパッド(13)を該試料添加ゾーン(2)の反応ゾーン(3)に含む。中間ゾーン(6)は、第二の吸収膜(15)を含む。一実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。別の実施態様では、前記第二の吸収膜(15)は、1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。
第三の実施態様では該複合体パッド(13)および該第二の吸収膜(15)は1つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は、吸収膜(17)を含む。
図4a2は、多数のアッセイを行うための、本発明の特定の一実施態様による装置(1)を図示する。装置(1)は、支持体(18)を含み、その上に試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)が提供され、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。試料添加ゾーン(2)は、中間ゾーン(6)から非毛細管ゾーン(14)により分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。試料添加ゾーン(2)は、前記試料添加ゾーン(2)の一端に置かれた反応ゾーン(3)を含む。特に、試料添加ゾーン(2)は、第一の吸収膜(12)および複合体領域またはパッド(13)を前記試料添加ゾーン(2)の反応ゾーン(3)に含む。中間ゾーン(6)は、第二の吸収膜(15)を含む。一実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)は二つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。別の実施態様では、前記第二の吸収膜(15)は、二つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。第三の実施態様では該複合体パッド(13)および前記第二の吸収膜(15)の両方は二つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、少なくとも二つの分析物特異的なキャプチャー試薬(71、72)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は、吸収膜(17)を含む。ステッカー(20)は、反応ゾーン(3)、非毛細管ゾーン(14)および中間ゾーン(6)を覆い、検出ゾーン(4)と部分的に重なる。第二のステッカー(21)は吸収ゾーン(5)を覆う。
図4a3は、多数のアッセイを行うための、本発明の特定の一施態様による装置(1)を図示する。装置(1)は、支持体(18)を含み、その上に試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)が提供され、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)は互いに接触している。試料添加ゾーン(2)は、中間ゾーン(6)から非毛細管ゾーン(14)により分離されている。固形支持体上のゾーンは、互いに隣接して、ストリップの縦軸にそって提供されている。試料添加ゾーン(2)は、前記試料添加ゾーン(2)の一端に置かれた反応ゾーン(3)を含む。特に、試料添加ゾーン(2)は、第一の吸収膜(12)および複合体領域またはパッド(13)を前記試料添加ゾーン(2)の反応ゾーン(3)に含む。中間ゾーン(6)は、第二の吸収膜(15)を含む。一実施態様では、前記複合体領域またはパッド(13)は三つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。別の実施態様では、前記第二の吸収膜(15)は、少なくとも三つの特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。第三の実施態様では前記複合体パッド(13)および前記第二の吸収膜(15)の両方は三つ以上の特異的なおよび/またはコントロール複合体を保有する。検出ゾーン(4)は、少なくとも三つの分析物特異的なキャプチャー試薬(71、72、73)およびコントロール(参照) キャプチャー試薬(7’)を含む活性膜(16)を含む。吸収ゾーン(5)は、吸収膜(17)を含む。装置(1)は、試料を筐体の受け領域(10)を通って前記装置(1)に添加できるように、少なくとも第一の吸収膜(12)の一部がハウジング(11)の外側と直接連通することができるようなハウジング(11)に収納されている。
本発明の装置は、好ましくは、免疫重力駆動テスト装置である。本発明の一実施態様では、図4bから4eは、結果が前記装置(1)に示されるかも知れない方法を模式的に図示したものである:すなわち図4bはテストを行う前の装置(1)を示し、試料検出ゾーンが、1つの分析物特異的なキャプチャー試薬(7)およびコントロール(参照)キャプチャー試薬(7’)を含んでいる。図4cは陽性の結果を示し、複合体が、分析物特異的な複合体と検出された分析物の間に形成され、それによってキャプチャー試薬(7)が特異的に複合体を認識する試料検出ゾーンに、色線(8)が生成する。コントロールキャプチャー試薬(7’)と参照複合体の間の反応は、コントロール線(9)を生成する。図4dは、陰性の結果を示し、分析物は検出されず、それ故色線(8)は存在せず、またコントロールキャプチャー試薬(7’)と参照複合体の間の反応は、コントロール線(9)を生成する。図4eは、無効の結果を示し、コントロールキャプチャー試薬(7’)と参照複合体の間の反応が無く、それ故コントロール線(9)も存在しない。
好ましい一実施態様では、装置が使用されて、陽性反応の場合、すなわち1つ以上の複合体が、分析物特異的な複合体と検出されるべき分析物の間に形成され、特異的な信号が、キャプチャー試薬(7)が沈着している検出ゾーン(4)に生成する。キャプチャー試薬(7)は特異的に複合体を認識し色線(8)を生成する。好ましい一実施態様では、コントロールキャプチャー試薬(7’)と参照複合体の間の反応は、検出ゾーン(4)に見えるコントロール線(9)を生成する。
上述のように、本発明のある実施態様によれば、装置(1)の検出ゾーン(4)を、1つ以上のテスト試薬(分析物特異的キャプチャー試薬)(7)および移動コントロールキャプチャー試薬(コントロールキャプチャー試薬)(7’)で感作することができる。テスト試薬(7)は、試料中の検出されるべき分析物の直接または間接検出を目的としており、移動コントロールキャプチャー試薬(7’)は、直接標識と結合した抗‐分析物抗体に対するか、または検出されるべき分析物と関係のない特定の複合体に対して向けられている。
キャプチャー試薬(7、7’)および複合体試薬は、好ましくは、免疫試薬、オリゴヌクレオチド、リガンドまたは受容体分子もしくはそれらのアナログである。キャプチャー試薬(7、7’)および複合体試薬は、オリゴヌクレオチドまたはそれらのアナログ、ポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体または超可変性抗体断片、もしくはIgG、IgA、IgEおよびIgMのような血清学的化合物によって認識される抗原、もしくはビオチン―ストレプトアビジンのような対(リガンド−受容体)になった特異的試薬、等を含む群から選択することができる。
検出標識は、好ましくは直接的粒子状標識であって、具体的には、複合金属コロイド、複合ポリスチレン微粒子、特定の色を有する微粒子またはナノ粒子またはナノチューブ、および蛍光性微粒子またはナノ粒子または蛍光性ナノチューブを含む群から選択される直接標識である。
本発明は特に、重合体から作られた剛性または半剛性の固形支持体(18)上にラミネート加工した重合物質から成る重力駆動テスト装置(1)に関する。特定の一実施態様では、剛性の固形支持体(18)は、プラスチックのような、プラスチック裏打ちである。本装置は、活性膜(16)上で異なって反応する、異なった分析物またはそれらのアナログの検出を有利に行わせる。
特定の一実施態様では、試料添加ゾーン(2)の膜は、ガラス繊維でできており、ポリエステルまたは別の基質でできた第一の反応ゾーン(3)を有している。特定の一実施態様では、検出ゾーン(4)の膜はニトロセルロースでできており、中間ゾーン(6)の膜はガラス繊維、ポリエステルまたはセルロースでできており、吸収ゾーン(5)の膜はセルロースでできている。試料添加ゾーン(2)と第一の反応ゾーン(3)は同じ材料でできていてもよい。代わりに、複合体を試料添加ゾーン(2)に直接含浸させてもよい。
本発明の装置(1)は、溶液または生物試料のようなテスト試料に潜在的に存在する、いくつかの分析物またはそれらのアナログの検出のために非常に適している。分析物またはそれらのアナログは、例えばこれらに限られないが、クリプトスポリジウム パルブム、トキソプラズマ ゴンディ、ジアルジア ランブリア、クロストリジウム ディフィシル、クロストリジウム ディフィシル毒素、大腸菌、赤痢アメーバ、RSV (呼吸器多核体ウイルス)、インフルエンザ-A および -B ウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス 40型および41型 または他のアデノウイルスグループ、レジオネラ ニューモフィラ尿抗原、ヒトおよび動物起源のコロナウイルスおよびヒトメタニューモウイルスのような(有害)微生物から得られるか、または生産される可能性がある。
本発明の好ましい一実施態様では、1つ以上の分析物またはそれらのアナログを、本発明による1つの装置で検出する。本発明の重力駆動テスト装置(1)は、多数の検出に非常に適している。例えば、同じ装置上で、インフルエンザ-A および インフルエンザ -B または、アデノウイルスおよびRSVの存在を検出することが可能である。ロタウイルスおよび腸内アデノウイルス、またはクリプトスポリジウム パルブム、クロストリジウム ディフィシル毒素、ジアルジア ランブリアおよび赤痢アメーバの検出は、他の例である。
本発明の、特定の一実施態様は、シート様の免疫重力駆動テスト装置(1)に関するものであって、剛性または半剛性固形支持体(18)上に:場合によっては複合体領域またはパッド(13)を有する試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、場合によっては中間ゾーン(6)、およびコントロールサブゾーンがあってもよい検出ゾーン(4)、および場合によっては吸収ゾーン(5)を含む。本装置(1)の検出ゾーン(4)は、テスト試薬(7)によって感作されている。それはまた、コントロール抗体(7’)によっても感作されている。非毛細管ゾーン(14)は、試料添加ゾーンおよび試料検出ゾーンの間の、いかなる直接および毛細管接触も避けている。毛細管接触は、先行技術の装置で通常観察され、記述されている。
好ましくは、複合体は、第一の反応ゾーン(3)上の試料添加ゾーンの下部において、乾燥している。
特定の一実施態様では、検出ゾーン(4)で抗体を用いる。好ましくは、コントロール抗体、特に移動コントロール抗体(7’)は、検出ゾーン(4)のコントロール領域にコーティングしてあり、前記コントロール領域は、テスト抗体、特に分析物特異的な抗体がコーティングされている、試験領域の下に位置している。上に示したように、テストおよびコントロール複合体は、オリゴヌクレオチドまたはそれらのアナログのような、またはモノクローナルまたはポリクローナル抗体のような、または超可変性抗体断片のような、またはIgG、IgA、IgEおよびIgMのような血清中の化合物によって認識される抗原のような、試薬であってもよく、もしくはビオチン―ストレプトアビジンのような対になった特異的試薬の1つであってもよい。テストまたは特異的な複合体およびコントロール複合体の標識は、直接標識、特に金属コロイド複合体、ポリスチレン微粒子複合体、および特定の色を有するまたは蛍光性の微小粒子またはナノ粒子、またはナノチューブを含む群から選択される直接標識であってもよい。
本発明の装置(1)に存在するコントロール複合体は、有利なことには、存在すると疑われる分析物またはそのアナログの検出を妨害しない。コントロールは、有利なことには、特異的な信号とは独立して、定常的な強度の信号を発生する。前記コントロールによって、検出した分析物またはそのアナログの定量または半定量ができるようになる可能性がある。
本発明によるシート様重力駆動テスト装置(1)は、使用および取り扱いが容易であり、その使用において非常にフレキシブルである。本発明の重力駆動テスト装置(1)によって、例えば異なった種類の粒子、および/または異なった種類の試料および/または複合体パッドを同じ装置(1)で使用することが可能となる。本発明は、それ故、取り扱いが容易であり、また迅速であるが正確な検出および/または多数の分析物の診断を可能にする装置(1)を提供する(多重検出)。
本発明の特定の一実施態様は、活性膜(16)の空隙率8、10、12、15μm等が選択され得る、本発明による重力駆動テスト装置(1)に関する。
本発明の別の実施態様は、活性膜(16)が空隙率は類似しているかまたは異なっている、異なった材料からできている、重力駆動テスト装置(1)に関する。例えば、活性膜は、ニトロセルロースまたはPredator(商標)(Pall)またはPorex膜から成っていてもよい。当業者は他の可能性を承知している。検出ゾーン(4)で使用可能な活性膜(16)としては、以下が挙げられるが、これらに限られない:セルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ガラス繊維、ナイロン、アクリル共重合体/ナイロン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンおよびポリエステル。
本発明は更に、分析物またはそれらのアナログの存在をチェックするために用いることができる、上記の重力駆動テスト装置の1つを利用した検出方法に関する。検出は、分析物またはそのアナログの検出および/または定量のためのストリップリーダーおよび特定のソフトウエアプログラムを活用して、肉眼および/または自動的に行うことができる。
本発明の特定の一実施態様は、テストまたは分析物特異的な抗体のようなテストまたは分析物特異的なキャプチャー試薬(7)の固定化位置における信号(例えば発色信号)の変化の有無から、分析物またはそれらのアナログの存在または不存在が示される、上記の方法に関する。
有利なことには、移動コントロール抗体のような、コントロールキャプチャー試薬(7’)の固定化位置における信号の変化(例えば発色信号)によって、試料が本発明による(免疫)重力駆動テスト装置(1)の活性膜上を移動したことが示される。
有利なことには、コントロール抗体のようなコントロール試薬の固定化位置における信号(例えば発色信号)の変化によって、本発明によるシート様(免疫)重力駆動テスト装置(1)の正しい使用および良好な状態、乾燥した複合体の質ならびに免疫反応のようなキャプチャー反応の完了が示される。
有利なことには、コントロール抗体のようなコントロールキャプチャー試薬(移動および多分参照コントロール試薬)の固定化位置における信号(例えば発色信号)の変化は、試料中において検出されるべき分析物またはそれらのアナログの存在または非存在とは無関係である。
本発明はそれ故、分析物またはそれらのアナログの迅速な検出のための新規の装置、および生物試料のようなテスト試料中に存在するかも知れない(多数の)分析物またはそれらのアナログの検出におけるそれらの使用を提供する。本発明による装置は、先行技術による装置よりもより良好な反応性を示す。非毛細管ゾーンを有すること、および重力駆動による移動を有することによって、培養液および鼻咽頭分泌物、血液、血清、尿、精液、唾液、または排泄物のような生体液を含む種々の試料を取り扱うことが可能になる。具体的に、本発明の装置によって、便検体のような粘性を有する試料のタイプ、泥状、コロイド等を詰まらせることなくテストすることが可能になる。本発明の装置を使用すれば、試料の粘度または複雑度と関係なく、試料の装置を通っての迅速な移動が可能になる。好ましい装置は、支持重合体(18)の1つ以上の側面に、試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および吸収ゾーン(5)を含む。検出ゾーン(4)は、それぞれが1つ以上の特定の分析物、分析物の群または特定の分析物の産物の検出のために供される、いくつかの明確なサブゾーン、好ましくは線、を含んでもよい。そこに、少なくとも1つのコントロールゾーンを含んでもよい。本発明の装置は一片のシート様装置であってもよく、互いに接触したいくつかのパーツから成っていてもよい。
欧州特許第 0 088 636号、欧州特許第 0 186 799号、欧州特許第 0 284 232号および国際公開第88/0853号のような先行技術文書を、(免疫)クロマトグラフィー装置の原理および、分析物、複合体および免疫試薬のようなキャプチャー試薬のような異なった化合物間の反応に関する参考文献として引用する。これらの文献の開示内容は、本明細書において、その全部を参照として援用される。
本発明による装置(1)は、機械的な強度を提供するために、剛性または半剛性重合体(18)の1つ以上の側面上に好ましくはラミネート加工した多孔性の重合物質から成っており、それが本発明の装置(1)の取り扱いを容易にしている。液体およびその成分の、スティックの上部から下部への運動、再水和した複合体にそって動きが、重力のために何ら支障なく可能であるように、重合物質の多孔性はあるべきである。適切な重合体の例としては、セルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ガラス繊維、ナイロン、アクリル共重合体/ナイロン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンおよびポリエステルが挙げられる。
用語「分析物またはそれらのアナログ」または「分析物」は互換的に用いられ、アナログや誘導体が、分析物それ自体の結合方法と実質的に等しい方法で、アッセイで用いた別の分子に結合する場合での、生物試料中で検出した分子およびそれらのアナログおよび誘導体に関する。該分子の例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:タンパク、糖タンパク、リポタンパク、ペプチド、糖ペプチド、ハプテン、多糖類、リポ多糖類、核酸、ウイルス粒子、バクテリア、ウイルス、原虫および寄生虫のような微生物の一部、あるいは任意の起源の化学物質。
本発明による装置(1)は、以下を含む生物試料中の(有害)微生物またはそれらの化合物を検出するために特に有用であるが、これらに限定されない:クリプトスポリジウム パルブムの接合子嚢、ジアルジア ランブリアの嚢胞、RSV (呼吸器多核体ウイルス)、大腸菌、クロストリジウム ディフィシル、クロストリジウム ディフィシル毒素、赤痢アメーバ、インフルエンザ-A および -B ウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス40 型および41型、アデノウイルスグループ、レジオネラ ニューモフィラ尿抗原、ヒトおよび動物起源のコロナウイルスおよびヒトメタニューモウイルス。有利なことには、本装置によって、1回のテスト(1)で、該分析物またはそれらのアナログの検出が可能になり、および/または大腸菌志賀毒素IおよびIIのような与えられた分析物によって産生される1つ以上の有害な化合物の検出が可能になり、および/または病原体によって感染後上昇したIgG、IgAおよびIgMのような多数の血清化合物の検出が可能になる。
分析物またはそれらのアナログを含んでいると疑われるテスト試料、好ましくは液体テスト試料が、培養上清、鼻咽頭分泌物、便検体、血清等を含むが、これらに限定ず、いかなる生物試料に由来してもよい。例えば、便検体のような試料は、装置(1)を通って液体の移動を可能にする溶液中に、添加の前に懸濁するのが好ましい。本発明のシステムでテストすることができる試料としては、好ましくはヒト対象からの、血液、尿、精液、唾液または排泄物のような生物試料が挙げられる。動物、植物、食品、水、下水および土壌からの試料もまたテストできる。
分析物またはそれらのアナログに特異的な、特定の標識された試薬は、試料中存在する可能性のある分析物もしくはそれらのアナログを検出および/または定量するために用いられる。特定の標識試薬(複合体)は、個々の分析物またはそれらのアナログと個別に複合体を形成し、その複合体はそれから分析物特異的な試薬(7)によってキャプチャーされる。標識試薬は、好ましくは第二の多孔性領域またはゾーンに吸収されたコントロール試薬と最終的に反応させるために用いてもよい。キャプチャー試薬(7、7’)は、オリゴヌクレオチドまたはアナログ、またはポリクローナルもしくはモノクローナル抗体または当技術分野で周知の任意の超可変性抗体断片、またはIgG、IgA、IgEおよびIgMのような血清中の化合物によって認識される抗原、またはビオチン―ストレプトアビジンのような結合性の特異的試薬であってもよい。好ましくは、モノクローナル抗体またはそれらの超可変性断片が用いられる。いくつかのキャプチャー試薬(7,7’)は、遺伝子工学によって製造してもよい。
標識試薬または検出剤は、不活性の材料の上に固定化(含浸処理)され、その材料はガラス繊維またはポリエステルまたは物理的および化学的に不活性であり、粒子の移動を可能にし、液体試料がそこに到達した時、標識試薬が容易にかつ完全に再水和することを可能にするほど十分な多孔性と湿潤性を有する他のいかなる材料であってもよい。液体試料が、これらの再水和した検出剤と接触すると、個々の分析物はそれらの特異的な標識試薬と複合体を形成し、これらの複合体は、試料検出ゾーンに吸着したそれらの特異的な試薬と反応する一方、標識コントロール剤は、コントロールゾーンに吸着したコントロール試薬へ自由に移動し、それと反応する。
種々の検出システムは当技術分野で周知である。当技術分野で周知である有色または可視(直接)粒子標識としては、これらに限定されないが、ポリスチレン(ラテックス)重合体、金、炭素、リポソーム、銀、銅等の金属コロイド、それらは検出されるべき分析物と通常反応する結合試薬と複合体を形成することができる。蛍光のための検出システムもまた用いることができる。定量および/または半定量も可能である。
本発明は、本発明によるシート様重力駆動テスト装置(1)を用いて、生物試料または実験室試料からいくつかの病原体を迅速かつ特異的に同定する方法に関する。
本発明の好ましい実施態様では、特異的およびコントロール複合体は、分析物もしくはそれらのアナログに特異的な試薬またはコントロール試薬が結合する(それらと複合体を形成する)可視的(直接)標識を含む。分析物もしくはそれらのアナログまたはコントロール試薬およびそれらの複合体の間に形成された複合体は、重力によって、中間ゾーン(6)へ移動し、その後特定の分析物もしくはそれらのアナログまたはコントロール試薬(7,7’)を塗ってある検出ゾーンの膜(好ましくはニトロセルロース)(4)に到達する。複合体および試薬(7,7’)の間の、分析物もしくはそれらのアナログまたはコントロール試薬に対する反応は、粒子が蓄積し、可視的な信号(8,9)を発生させることから、可視化される。この信号により、使用者にどの分析物またはそれらのアナログが分析試料中に存在するかを特異的に同定することが可能になり、また好ましくは、テスト試料中に存在するそれらの量を、(場合にはコントロール線(9)を介して)定量または半定量させることが可能になる。
以下に、本発明による特定の重力駆動テスト装置の一般的な態様および好ましい組成および構成に関してより詳細に記述する。
重力駆動テストアッセイを行うために、本発明のある実施態様による装置(1)は、装置(1)の1つ以上の側面に位置している、試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、場合により中間ゾーン(6)、検出ゾーン(4)および場合により吸収ゾーン(5)を含む5つのゾーンに、並んで(隣り合って)、分割されているのが好ましい。
ある好ましい実施態様では、試料添加ゾーン(2)の膜は、ポリエステルから成る複合体パッドを有する、ガラス繊維またはセルロースから成り、中間ゾーン(6)の膜はガラス繊維またはセルロースから成り、検出ゾーン(4)はニトロセルロースから成り、吸収ゾーン(5)はセルロースから成っている。特定の実施態様では、試料添加ゾーン(2)および複合体パッド(13)は同じ物質または材料ででき得る。複合体は、しかしながら、試料添加ゾーン(2)に直接浸透させることもできる。
第一の反応ゾーン(3)は、第一の吸収膜(12)によって完全にまたは部分的に覆われることができる。吸収膜および複合体パッドの両方は、同じ物質または材料ででき得る。多分、この場合、複合体を、第一吸収膜(12)における試料液を吸収するためにも用いた重合体の上に、直接噴霧することもできる。
複合体パッドは、分析物特異的な複合体を形成するために、タンパク、糖タンパク、リポタンパク、ペプチド、糖ペプチド、ハプテン、多糖類、リポ多糖類、核酸またはアナログ(PNA、LNA等)を含むことが可能ないくつかの化合物をコーティングした粒子で含浸されている。これらの化合物は、分析される試料に存在することが可能な分析物またはそれらのアナログと何処かで特異的に反応するであろう。適した粒子の例としては、これらに限られないが、コロイド金粒子;コロイド硫黄粒子;コロイドセレニウム粒子;コロイド硫酸バリウム粒子;コロイド硫酸鉄粒子;金属ヨウ素酸粒子;ハロゲン化銀粒子;コロイド銀;コロイドパラジウム;コロイドプラチナ;コロイドロジウム;シリカ粒子;コロイド酸化金属(含水)粒子;コロイド金属スルフィド粒子;コロイドセレン化鉛粒子;コロイドセレン化カドミウム粒子;コロイド金属リン酸塩粒子;コロイド金属フェライト粒子;炭素ナノチューブ;有機または無機層でコーティングされた上記のコロイド粒子;タンパクまたはペプチド分子;リポソーム;有色マイクロ粒子、有色ナノ粒子、蛍光マイクロ粒子およびナノ粒子または有機重合体ポリスチレン粒子が挙げられる。好ましい一実施態様では、粒子はコロイド金粒子またはポリスチレン(ラテックス)マイクロ粒子である。コロイド金粒子は直径約5から60nmである。好ましくは、直径約20nmまたは約40nmの粒子が用いられる。カルボキシル官能基、アミン官能基、ヒドロキシル官能基およびサルファヒドリル官能基のようないくつかの化学官能基で活性化されたポリスチレン(ラテックス)微粒子を用いることができる。好ましい一実施態様では、非活性化およびアミン活性化ポリスチレン微粒子が用いられる。好ましくは直径約20nmから1000nmおよび好ましくは150nmから約350nmの微粒子が用いられる。
多色検出を行うために、異なった色の微粒子を用いる(例えば分析物Aには赤色、分析物Bには青色およびコントロール線には緑色)。
本発明のシート様重力駆動テスト装置(1)において用いる分析物特異的な粒子は、検出される分析物またはそれらのアナログと直接的にまたは間接的に、特異的に結合する化合物でコーティングされている。
本発明によるシート様重力駆動テスト装置(1)の検出ゾーン(4)は、セルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ガラス繊維、ナイロン、アクリル共重合体/ナイロン、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンおよびポリエステルから作ることができるが、好ましくは、Advanced Microdevices Pvt, Ltd.からのニトロセルロースから作る。他の供給者からの膜(Schleicher & SchuellまたはMilliporeまたはPorexまたはPallまたはWhatman)もまた用いることができる。
コーティングは、試薬(7、7’)を適切なバッファーで希釈し、それらをコンタクトシステム(例えばImagen TechnologyからのIsoFlow)で、膜、好ましくはニトロセルロース(16)上に分配することによって行う。分配する速度は、約50mmから約10mm/秒まで 変化させてもよいが、好ましくは約40mm/秒または更に良好なのは、約30mm/秒に固定する。分布する物質の容積は、約0.5〜3μl/cmまで変化するが、好ましくは、約0.7〜約2μl/cmおよびより正確には約1〜約2μl/cmである。
試薬の濃度は、約0.1〜約10mg/mlまで変化するが、好ましくは約0.15から約2mg/mlである。本発明の好ましい実施態様では、このコーティングに用いたバッファーは、約pH7.2のリン酸塩で緩衝した食塩溶液(NaCl)から成っていた。
本発明の一実施態様では、本発明のシート様重力駆動テスト装置(1)は、ニトロセルロース(16)の端に輸送された溶液を吸引する吸収ゾーン(5)を含む。物質の例としてはセルロースおよびガラス繊維が挙げられる。セルロース(MDI)またはガラス繊維(Schleicher & Schuell)が好ましく用いられてきた。
本発明のシート様重力駆動テスト装置(1)は、好ましくはまたコントロールサブゾーン(他の、内部コントロールおよび/または移動コントロールのうちで)を含み、好ましくは、それは少なくとも1つのコントロール線を含む。移動コントロール複合体は、特異的複合体、分析物自身、または分析される試料中に存在し得るいかなる物とも反応してはならない。好ましくは、移動コントロール線は、その強度が常に同じであり、特定の信号およびその強度に依存しないように作られている。コントロール試薬のコーティングは上に記述した通りである。移動キャプチャー複合体は、特異的複合体と、複合体パッドにおいて混合されているか、または単独で含浸されている。
シート様重力駆動テスト装置(1)は、保持器、支持体または空の試験管内に、好ましくは垂直に(直立した状態で)置く。
本明細書では、用語「垂直に」は、実質的に直立した状態を言う。装置を垂直に置くと、本発明で用いるスティックは水平面から45°から135°まで変化する角度をなすことができ、好ましくは60°から120°、更に好ましくは80°から100°の角度をなす。検出されるべき分析物またはそれらのアナログを含む液体試料は、装置(1)の最上部に置き、第一の吸収膜(12)を通って、複合体パッド(13)に移動し、両複合体(すなわち分析物またはそれらのアナログ特異的な複合体およびコントロール複合体)を再水和する。もし関連する分析物またはそれらのアナログが存在するならば、いくつかの複合体が形成されるであろう。それらは非毛細管ゾーン(14)に達し、そこで混合される。液体は重力によって前進することから、第二の吸収膜(15)を通って、好ましくはニトロセルロースから成る活性膜(16)に入る。前記複合体は、陽性反応の場合は、可視(例えば赤、青、緑等)線またはサブゾーンを発生させるであろう。一方コントロール複合体はその道を進んで、コーティングされた試薬に達し、反応し、可視的な有色線(緑)を発生させる。コントロール信号は、とりわけ、テストが正しく行われたことを示しており、特異的な反応が無い場合でも生ずる。コントロール信号は、更に定量的な参照として役に立つ可能性がある。特異的およびコントロール信号は、同じまたは異なった色であってもよい。コントロール複合体および特異的複合体の粒子のサイズは同じであっても異なっていてもよい。本発明による特定の一実施態様では、両方(コントロールおよび特異的な)複合体は、好ましくは金複合体であるが、ポリエステルまたはナイロンであり得る固形の不活性の膜に含浸される。ポリエステルが好ましい。ここで用いられるポリエステル膜は、27x260 mmのサイズを有し、Advanced Microdevice Pvt, Ltd (India)から得る。膜は、テストを行っている時に液体試料で最良の再水和を与えるために、特定のバッファーによる希釈ステップの後に、好ましくは金複合体で含浸する。Schleicher & SchuellからのAccuFlow G膜もまた、この目的のためには有用であって、複合体を吸収膜に直接噴霧するという優位点がある。
本発明による別の特定な実施態様では、両(コントロールおよび特異的な)複合体は、好ましくは、ポリスチレン有色微粒子であるが、ポリエステルまたはガラス繊維であり得る固形不活性膜に含浸される。ガラス繊維が好ましい。本明細書で用いるガラス繊維膜は、27x260 mmのサイズを有し、Whatmanから得る。
Advanced Microdevice Pvt,からのポリエステル膜を用いる時は、膜は、1.6mlの有限体積を有するが、含浸系によっては1.3mlに減少させることができる、適切なバイアル中に浸すことによって含浸させる。膜を室温で一夜乾燥させる。それから、それらを乾燥機中で約55℃にて約20分乾燥させる。乾燥後、これらの膜は、乾燥剤を入れた特定の箱で相対湿度最高10%で保存する。膜(複合体パッド(13)と呼ばれる)は約5mm幅の片に切り、図1、2および3に示したように積層部の第一の粘着部分に貼る。これらの膜の位置は、特定の目的のために期待される最大の検出度に達するために重要である。ガラス繊維または他の任意の吸収物質から成る吸収紙は、もし、それらが複合体を含むポリエステル膜と重なりによって、または切端で、接触していて、液体が複合体を再水和させ、それら複合体を試料中に存在する分析物またはそれらのアナログと反応させれば、ストリップの上部粘着部に貼り付けられる。
AccuFlow GまたはStandard 14またはMembrane 8964(Alstroehm)膜を用いた場合、複合体を、Imagen TechnologyからのIsoFlow Atomizing Nozzleシステムで噴霧する。この場合、複合体を50mm/secの速度で噴霧し、噴霧量は0.8 μl/mmから3.0μl/mmの範囲で、圧力1〜20 psiの範囲で噴霧する。膜は室温で一夜乾燥させる。それらを乾燥機内で55℃にて約10分間乾燥させる。乾燥後、これらの膜は、乾燥剤を入れた特定の箱に相対湿度最高10%で保存する。膜(複合体パッド(13)と呼ばれる)は約5mmから10mm幅の片に切るかまたは切らずに、図1、2および3に示したように積層部の上部粘着部分に貼る。これらの膜の位置は、特定の目的用に期待される最大の検出度に達するために重要である。ガラス繊維または他の任意の吸収物質から成る吸収紙(Fusion 5、Whatman)は、もし、それらが切端で、または複合体を含む膜を一部または完全に覆うことにより、接触していて、液体が複合体を再水和させ、それら複合体を試料中に存在する分析物またはそれらのアナログと反応させれば、ストリップの上部粘着部に貼り付けられる。
例えば抗原の濃度、または、検出されるべき例えば抗原に対する血清学的応答が、規定したカットオフレベルよりも低いかあるいは高いかを知るために定量化を行うことが、いくつかのテストでは必要となる。これは、テスト線の強度(特異的線(8))を、定常的または漸進的強度の1つまたはいくつかのコントロール線(9)と比較することによって行うことができる。得られる参照スケールは、いくつかの線から成り、それらの間では強度が異なっているが、それぞれに関しては恒常的であり、再現性がある。各複合体は、ここでは好ましくは恒常的な強度を得るためにあらかじめ規定した濃度で乾燥する。テスト線信号の強度は、例えば抗原の濃度に、少なくともカットオフレベルを含む所望のあらかじめ規定した濃度範囲では、比例しているであろう。
本発明はまた、本発明による装置、前記装置を組み込んだ包装、一体化されたハウジング、ホルダーおよび前記装置を支持する手段を組み込んだキットを包含する。前記支持手段は、支持部材とも呼ばれるが、前記装置の最上端に位置する試料添加ゾーンを有する、本発明による重力駆動テスト装置を実質的に垂直状態に保持する働きをすることができる材料を言う。支持手段として用いられる材料としては、ガラス、プラスチック等が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の別の態様では、試料中の少なくとも1つの分析物またはそれらのアナログを検出するためのテストキットが提供される。これらのテストキットは、別に包装されたまたは一緒に包装された以下の物を含むことができる:本発明によるシート様重力駆動テスト装置;および場合によっては試料を処理しまたは抽出するための任意の追加試薬。
本明細書で使用する用語「キット」は、本発明の方法を実施するために用いることができる試薬または器具の任意の組み合わせを言う。本発明のキットは、本発明の方法を実施するために、本明細書に記述しており、または当技術分野で周知の、任意の追加試薬、バッファー、賦形剤、容器および/または装置を、必要に応じて更に含むことができる。他のキットの要素としては、1つ以上の装置要素を包装するための容器、包装材料、装置に用いる水溶液等を挙げることができる。上述の装置は、分析物の検出のためのキットとして包装、販売することができる。実際、上記の装置は、必要な物を完備しており、使用に便利であり、それ自身キットである。
本発明による装置または方法を利用する際に、ユーザーに指導する一連の指示書もまた通常含まれるであろう。
別の態様では、本発明は、試料をアッセイ装置に接触させ、重力により試料を前記装置の最上部から底部に移動させ、分析物またはそれらのアナログを検出するステップを含む、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するための分析物検出方法を提供する。本発明の特定の一実施態様では、分析物検出方法は、アッセイ装置を垂直に(すなわち実質的に直立した状態に)配置するステップと、装置の最上部に試料を添加するステップと、試料が前記装置を通って移動し、それにより前記試料中の分析物をキャプチャー試薬と反応させるステップおよび検出可能な信号を発生させて前記分析物を検出するステップを含む。
本明細書で使用する用語「アッセイ装置」は、本発明による重力駆動テスト装置ならびにテストストリップ、ディップスティック、診断ストリップ、フロースルーおよびラテラルフロー装置等を包含する。テストストリップ、ディップスティック、フロースルーおよびラテラルフロースティックは形態においては従来型である;それ故、当業者であれば該テストストリップのデザインについて十分承知しているので、ここでは詳述しない。しかしながら、各テストストリップ、ディップスティック、フロースルーおよびラテラルフロー装置は、分析物の結合のためのテストゾーン(分析試料中での分析物の存在の陽性のテスト結果を示すための)およびトレーサーの結合のためのコントロールゾーン(アッセイの正しい操作が行われたことを示すための)を有し、好ましくは互いに毛細管により連通している。
そのことにより、本方法は、試料添加ゾーンを装置の最上部にして、実質的に直立した状態で試料を添加すると、試料が装置の最上部から底部へ移動するようなアッセイ装置の使用を包含する。試料を装置の底部に添加し、試料を毛細管の働きにより装置の底部から最上部まで移動させる先行技術の方法と比較して、本発明の方法では、目詰まりと粘性のために通常移動が困難である試料でさえも、前記試料をより迅速に、より容易に移動させるという驚くべきことを発見した。
別の態様では、本発明は、製造または包装の物品に関し、場合によってはラベルを貼るかまたは内容物を示すか指示書を含む挿入物の包装に関連することを含む、適切なアッセイ装置の包装に関する。好ましくは、アッセイ装置は、本発明による重力駆動テスト装置、テストストリップ、ディップスティック、診断ストリップ、フロースルー装置、ラテラルフロー装置等を含む群から選択される。テストストリップのテストゾーンおよびコントロールゾーンのそれぞれが、隣り合わせで観察できるように、各ストリップ上の同じ場所にあることが好ましい。本発明による包装は、迅速なアクセス、単位装置の説明責任およびテスト装置のさらに良好な物理的防護を提供する。
図5、6および7は、重力駆動テストおよび/あるいは免疫および少数クロマトグラフィーアッセイ装置(34)に適した包装(30)の異なった実施態様を説明している。
図5aを参照すると、本発明による包装(30)は、1つ以上のアッセイ装置(34)を収納するためのホルダー(31)から成っている。ホルダー(31)は、カバーシート(32)で少なくとも部分的に密閉されている。場合によっては、ホルダー(31)の一部は更に、剥ぎ取ることができる除去可能なカバーシート(33)で密封してもよく、該除去可能なカバーシート(33)は、カバーシート(32)の一部と重なっていることが好ましい。図5bは本発明の一実施態様による包装を分解図で説明している。本発明による包装(30)は、1つ以上のストリップ(34)を収納するための1つ以上のロッジ(311)を含むホルダー(31)から成る。好ましくは、前記ロッジ(311)は、熱形成されている。各ロッジは、ホルダー(31)内で、一段高いスペーサーによって隣と分離されている。ロッジ(311)は、通常、矩形で、好ましくはアッセイ装置(34)の幅より少し狭い幅を有している。一実施態様では、一段高いスペーサーは、各ロッジを互いに離すことができるように、その長さにそって弱くしておくことができる(例えば事前に切れ目を入れる)。従って、ホルダーを密封しているカバーシートおよび除去可能なカバーシートを、装置1つを含む一体化した包装を分離して使用するために、対応する切れ目の線を入れて提供することもできる。
前記ホルダー(31)は、好ましくは単金属層、多金属層、単プラスチック層、多プラスチック層、および複合金属およびプラスチック層から成る群から選択される、湿気不浸透性の固体材料から作られており、カバーシート(32)および/または(33)は、単金属層、多金属層、複合金属およびプラスチック層、複合金属および紙層、および複合金属、プラスチックおよび紙層から成る群から選択されるシートである。前記ホルダー(31)は、プラスチック材料から作られるのが好ましい。
図6を参照すると、包装(30)は、1つ以上のアッセイ装置(34)を収納する1つ以上のロッジ(311)を含むホルダー(31)から成り、前記ロッジの一端は、試料を該アッセイ装置(34)に試料沈着領域(312)を通って添加できるように、試料添加ゾーンを有するアッセイ装置(34)の一端と直接連通することができる試料沈着領域(312)を含む。
ホルダーは、カバーシート(32)で部分的に密封されており、および除去可能なカバーシート(33)は、場合によっては前記第一のカバーシート(32)と部分的に重なってもよい。図7bは、本発明のある実施態様による包装(30)の背面図を図示し、ホルダー(31)は、場合によっては、少なくとも前記アッセイ装置(34)に含まれる検出ゾーン(4)が、ホルダー(31)の外側と視覚的に連通するように、前記アッセイ装置(34)の少なくとも一部を跨るように並置される観察窓(35)を提供する。また、アッセイ装置(34)の検出ゾーンを覆うホルダー(31)の一部は、各ゾーンに示した視覚的に観察可能な結果を見えるようにするために透明になっている。また、カバーシート(32)は、各ゾーンに示した視覚的に観察可能な結果を見えるようにするために透明になっている。
アッセイ装置(34)を各ロッジ(311)の床に、接着させてロッジ内に保持してもよいが、ホルダー(31)の上にカバーシート(32)を置くことで、ロッジ(311)内にアッセイ装置(34)を保持するには十分である。この目的のために、カバーシート(32)および/または除去可能なカバーシート(33)は、試料検出ゾーンに沿ってテスト結果を見るために、そこに形成した少なくとも1つの透明な窓を有する、不透明なテープから、都合よく構成することができる。ホルダー(31)上にカバーシートを固定するために、ならびにアッセイ装置(34)をロッジ内に固定するために、カバーシート(32)をその場所に圧迫して、カバー(32)とホルダー(31)の縁の最上端の間に接着性の付着を形成させる。カバー(32)および/または除去可能なカバー(33)はまた、アッセイ装置(34)のラベルを見ることができる透明な窓を備えていることが好都合である。ラベル(提示せず)は、各アッセイ装置を用いて検出可能な分析物の実体のようなアッセイを行う際に使用する情報を印刷してもよい。
本発明による包装は、アッセイ装置の試料添加ゾーンに試料を添加した後、アッセイ装置を試料添加ゾーンが装置の最上端になるように垂直に配置し、試料が重力によって装置を通って移動できるようにする、本発明の検出方法を実施するために特に適応している。例えば、包装を、アッセイ装置を垂直に配置するために、垂直に配置してもよい。この目的のために、包装は、前記包装を実質的に直立位置に維持するための追加の支持手段を含んでもよい。
使用の際、1つ以上のアッセイ装置(34)を含む包装(30)は、好ましくは除去可能なカバーシート(33)を前記包装(30)の最上端にして、直立した位置に置く。それから、試料沈着領域(312)および装置(34)をそれぞれ含む1つ以上のロッジ(311)を曝すために、除去可能なカバーシート(33)を除くことができる。検出される分析物またはそれらのアナログを含む液体試料は、装置(34)の最上部に置き、分析物の結合のためのテストゾーンおよびトレーサーの結合のためのコントロールゾーンを通って移動し、検出可能な信号の変化を可能にし、前記分析物を検出する。
本発明は更に以下の実施例によって例示するが、決して限定的であることを意図するものではない。
ロタウイルスおよび腸内アデノウイルス40型および41型 (group F, 40株および41株)の検出
ポリスチレン微粒子の調製:
ポリスチレン微粒子(Estapor)は特定の洗浄バッファー(Coris BioConcept)中で洗浄する。その後微粒子を、13,000RPMで5分から10分遠心分離して1mL容積に回収する。沈渣を活性化バッファーに再懸濁し、1時間混合する。懸濁液をそれから2回洗浄バッファーで洗い、最後の遠心分離の後にカップリングバッファーに最終的に再懸濁する。
非活性化およびアミノ活性化ポリスチレン微粒子への抗体のカップリング:
ポリスチレン微粒子への試薬のカップリングは、本質的には製造業者が提供したプロトコルに従って行った。
最初のカップリングは、ロタウイルス group A抗原に対するマウスモノクローナル抗体と青色NH2-ポリスチレン微粒子で行った。
第二のカップリングは、非活性化赤色ポリスチレン微粒子と腸内 アデノウイルス(40型および41型)に対するマウスモノクローナル抗体で行った。
第三のカップリングは、非活性化緑色ポリスチレン微粒子と未処理ニワトリIgYで行った。
免疫重力駆動テスト装置:
本実施例のシート様免疫重力駆動テスト装置(1)は、プラスチック裏打ち固形支持体(MDI)(2)から成っており、その上に三つの複合体を含むStandard 14(Whatman)から成る複合体パッド(13)を覆うFusion 5(Whatman)から成る試料添加ゾーン(2)、非毛細管ゾーン(14)、GFBR-1(MDI)から成る中間ゾーン(6)、ニトロセルロース(MDI)から成る検出ゾーン(4)およびセルロース(MDI)で作られた吸着領域(5)、を備えている。
ニトロセルロース膜は三つの試薬によって感作されている。試料が出会う第一の試薬は、アデノウイルスに対するモノクローナル抗体であって、検出ゾーン(4)の活性膜(16)の上部に位置している。これは「Ad40/41テスト線」と定義されている。試料が出会う第二の試薬は、ロタウイルスに対する、モルモットポリクローナル抗体であって、試料検出ゾーンに活性膜の中央部に沈着してある。これは「ロタテスト線」として定義されている。第三の試薬は抗ニワトリIgYポリクローナル抗体であって、検出ゾーン(4)の活性膜(16)の下部に置いている。これは移動コントロール線として定義されている。三つの複合体が使用される:青色NH2-ポリスチレン微粒子に複合体した抗ロタウイルスモノクローナル抗体、赤色ポリスチレン微粒子に複合体した抗腸内アデノウイルス(40型および41型)モノクローナル抗体および緑色ポリスチレン微粒子に複合体したニワトリIgYポリクローナル抗体。これらの三つの複合体の混合物は、装置の試料添加ゾーンの第一反応ゾーン(3)(Standard 14、Whatman)に沈着させてある。この膜は第一吸収膜(12)(Fusion 5、Whatman)によって完全に覆われている。
中間ゾーンは活性膜(16)と1mm重なるGFBR-1(MDI)から成る。
ステッカーが、三つ全ての第一ゾーンを覆ってもよい、すなわち、試料添加ゾーン、液体が重力によって自由に動く空間に導く非毛細管ゾーン、および中間ゾーンである。ステッカーは、活性ゾーン(16)上2mmまで接着している。
テストの実施:
本発明の免疫重力駆動テスト装置を用いたテストは、装置を試験管に入れて垂直に、試料添加ゾーンを最上部にして行う。
ロタウイルスまたは腸内アデノウイルス(40型および41型)のいずれかを含む試料を、試料バッファーで希釈する。この溶液の100から250μlの間を装置の最上部の試料添加ゾーンにピペットで加える。
腸内アデノウイルス(40型および41型)の存在は試料検出ゾーンの上部領域における赤色線の出現によって検出され(Ad 40型および41型テスト線)、ロタウイルスの存在は検出ゾーンの中間領域における青色線の出現によって検出される(ロタテスト線)。ニワトリ緑色ポリスチレン複合体の移動は、コートした抗―ニワトリIgYと反応させ、緑色移動コントロール線を発生させる。テストは10分で行われる。
全ての場合において、移動コントロール線は出現し、試料が、免疫重力駆動テスト装置(1)の最上部から底部へ移動したことが示される。
レジオネラ ニューモフィラ(Legionella pneumophila)尿抗原の検出
コロイド金粒子の調製
約40nmのコロイド金粒子は市販の物(Diagam)を購入した。
コロイド金粒子への抗体のカップリング:
コロイド金粒子への抗体のカップリングは当技術分野で十分周知である。この実施例では、レジオネラ ニューモフィラ尿抗原に対する精製ウサギ抗体を用いた。精製ポリ血清を、炭酸カリウム溶液で緩衝したコロイド金粒子懸濁液と反応させ、所望のpHを得た。このpHは予め定めておき、免疫試薬ごとに異なっていてもよい。カップリング行程で用いることになる精製ポリ血清は、予備実験で規定した。
この予備実験において、ポリ血清の希釈度を増加させたものを、3分間緩衝されたコロイド金粒子と反応させ、その後塩化ナトリウムを約1%の最終濃度に達するまで加えた。630nmにおける吸光度を記録した。その吸光度がポリ血清のより低い希釈度で得た吸光度と等しいか、または同等であるポリ血清の最高希釈度を、コロイド金粒子に対する試薬のカップリングのための参照希釈度として選択した。
カップリング自体については、選択した希釈度でのポリ血清および緩衝コロイド金粒子を3分間反応させた。このいわゆる複合体はその後、飽和させ、遠心分離と洗浄バッファー中で再懸濁することにより数回洗浄し、複合体を形成しなかった抗体を除去し、最終的に保存バッファー中で再懸濁した。
精製したニワトリIgYポリクローナルから成る第二の複合体は、コントロール複合体として用い、上述のものと同じプロトコルに従ってカップリングを行った。
免疫重力駆動テスト装置
本実施例のシート様免疫重力駆動テスト装置(1)は、その上に添加、非毛細管、中間、検出および吸収ゾーンを有するプラスチック裏打ち固形支持体(MDI)(18)から成る。
試料添加ゾーン(2)は、AccuflowG(Whatman-Schleicher & Schuell)から成り、中間ゾーン(6)はGFBR-1(MDI)から成り、検出ゾーン(4)は、限定されないが好ましくは、10μmの孔を有するニトロセルロース(MDI)から作られ、および吸収領域(5)はセルロース(MDI)から作られている。
ニトロセルロース膜は二つの試薬によって感作されている。第一の試薬は、レジオネラ ニューモフィラ尿抗原に対する精製ウサギポリ血清試薬であり、検出ゾーン(4)における活性膜(16)の上部に沈着している。これは「LPテスト線」として定義される。第二の試薬は、抗ニワトリIgYに対する精製ウサギポリ血清であり、コロイド金粒子と結合したニワトリIgYポリクローナル抗体と反応する。これは検出ゾーン(4)の活性膜(16)の下部に沈着してある。これは「移動コントロール線」と定義される。特異的レジオネラ ニューモフィラ尿抗原複合体およびニワトリIgYコントロール複合体の両方は、試料添加ゾーン(2)のAccuflow G(Whatman-Schleicher & Shuell)に含浸させてある。好ましい一実施態様では、希釈バッファーをAccuflow G膜の最上部に噴霧し、液体バッファーを必要としないテストを得た。
テストの実施
本テストは、本発明の免疫重力駆動テスト装置(1)を用いて、レジオネラ ニューモフィラ尿抗原の検出を目標にした。第一の実施例に記述したのと同様にテストを実施した。
レジオネラ ニューモフィラ抗原を含む尿試料を、特定のバッファーで3V/Vの比で希釈した。本発明の免疫重力駆動テスト装置(1)を、試料添加ゾーンが最上部にくるように、試験管中に置く。特定の希釈バッファーが既にAccuflow G試料添加膜に含浸している時は、尿試料を添加ゾーンに直接加える。
装置の最上部にある試料添加ゾーンで、この溶液の100から250μlをピペットで取り、沈着させる。
本テストは特異的であることが示された:「LP−テスト線」はレジオネラ ニューモフィラ尿抗原を含む試料に現れ、強度は試料の希釈度の増加に伴って減少する。
同様に、「コントロール線」は全ての場合に現れ、試料が尿抗原に関して陰性であっても同じ強度であった。テストは15分間で行われる。
本発明の実施態様による、重力駆動テスト装置の側面断面図を表す。 本発明の実施態様による、重力駆動テスト装置の側面断面図を表す。 本発明の実施態様による、重力駆動テスト装置の側面断面図を表す。 本発明の実施態様による、重力駆動テスト装置の側面断面図(4a、4a1、4a2、4a3)を表す。 本発明の実施態様による、重力駆動テスト装置の正面図(4b、4c、4dおよび4e)を表す。 本発明の実施態様による、包装の斜視図(5a)および分解図(5b)を表す。 本発明の実施態様による、包装の断面図(6a)および半分解正面図(6b)を表す。 本発明の実施態様による、包装の断面図(7a)および背面図(7b)を表す。
符号の説明
1 装置
2 試料添加ゾーン
3 第一の反応ゾーン
4 検出ゾーン
5 吸収ゾーン
6 中間ゾーン
7 分析物特異的キャプチャー試薬
7' コントロールキャプチャー試薬
71 分析物特異的なキャプチャー試薬
72 分析物特異的なキャプチャー試薬
73 分析物特異的なキャプチャー試薬
8 可視的な信号
9 可視的な信号
10 受け領域
11 ハウジング
12 吸収膜
13 複合体領域またはパッド
14 非毛細管ゾーン
15 第二の吸収膜
16 活性膜
17 吸収膜
18 支持体
20 ステッカー
21 第二のステッカー
30 包装
31 ホルダー
32 カバーシート
33 除去可能なカバーシート
34 アッセイ装置
311 ロッジ
312 試料沈着領域

Claims (22)

  1. 試料中の少なくとも1つの分析物を検出するためのテスト装置であって、その上にいくつかの隣接するゾーンが設けられた固形支持体を含み、該試料は、試料受けゾーンから試料検出ゾーンの方に移動することができ、該分析物がもし存在するなら検出され、両ゾーンは、前記ゾーンを通って該試料の毛細管流動を可能にする材質を含み、前記ゾーンの間に試料の輸送の中間ゾーンが提供されており、それには毛細管物質が存在せず、重力によって該試料が支持体上を移動するのを可能にすることを特徴とする、テスト装置。
  2. 前記試料受けゾーンが試料添加ゾーン(2)を含み、
    前記試料検出ゾーンは検出ゾーン(4)および場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した中間ゾーン(6)を含み、前記検出ゾーン(4)は場合によってはコントロールサブゾーンを含む、
    請求項1に記載のテスト装置(1)。
  3. 該試料検出ゾーンが、該検出ゾーン(4)の隣に配置した吸収ゾーンまたは領域(5)を含み、毛細管流動で互いに連通している、請求項2に記載のテスト装置(1)。
  4. 試料中の少なくとも1つの分析物の検出のためのテスト装置(1)であって、該固形支持体(18)の1つ以上の側面上に、該装置の一端から他端へ配置した以下を含む:
    (a)試料添加ゾーン(2)を含む、第一の毛細管ゾーンと、
    (b)検出ゾーン(4)、場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した中間ゾーン(6)、および場合によっては前記検出ゾーン(4)の隣に配置した吸収ゾーンまたは領域(5)を含み、前記検出ゾーン(4)は、場合によってはコントロールサブゾーンを含む、第二の毛細管ゾーン、および
    (c)第一毛細管ゾーンの該試料添加ゾーン(2)を第二の毛細管ゾーンの該検出ゾーン(4)または該任意選択の中間ゾーン(6)から分離する、非毛細管ゾーン(14)、
    ここで、前記試料添加ゾーン(2)、前記非毛細管ゾーン(14)および前記検出ゾーン(4)または前記任意選択の中間ゾーン(6)は、装置を使用する場合、試料が該試料添加ゾーン(2)から該検出ゾーン(4)または該任意選択の中間ゾーン(6)に重力によってのみ流れることができるように配置されている、
    テスト装置(1)。
  5. 該検出ゾーン(4)が、少なくとも1つの分析物またはそのアナログを特異的に認識する少なくとも1つのキャプチャー試薬を含み;該試料添加ゾーン(2)が、少なくとも1つの分析物またはそのアナログの検出のための直接または間接標識を有する少なくとも1つの分析物特異的な複合体を含む、請求項2〜4のいずれかに記載のテスト装置。
  6. 該試料添加ゾーン(2)が、更に少なくとも1つのコントロール複合体を含んでいる、請求項2〜5のいずれかに記載のテスト装置。
  7. 該検出ゾーン(4)が、該添加ゾーン(2)における該コントロール複合体を特異的に認識する、少なくとも1つのコントロールキャプチャー試薬(7')を有する、少なくとも1つのコントロールテストラインを含む、請求項2〜6のいずれかに記載のテスト装置。
  8. 該分析物特異的複合体および/または該コントロール複合体が、複合金属コロイド、複合ポリスチレン微粒子、炭素ナノチューブおよび特定の色を有する微粒子またはナノ粒子、蛍光微粒子またはナノ粒子を含む群から選択される標識を含む、請求項2〜7のいずれかに記載のテスト装置。
  9. 該検出ゾーン(4)が、該添加ゾーンまたはテストされる該試料中に存在する別の試薬と相互作用する試薬をコーティングすることができる、ニトロセルロースまたは別の基質から成る活性膜(16)を含む、請求項2〜8のいずれかに記載のテスト装置。
  10. 該中間ゾーン(6)が、吸収膜(15)を含む、請求項2〜9のいずれかに記載のテスト装置。
  11. ステッカー(20)が、該試料添加ゾーン(2)、該非毛細管ゾーン(14)、該中間ゾーン(6)を覆い、かつ該検出ゾーン(4)と部分的に重なる、請求項2〜10のいずれかに記載のテスト装置。
  12. 前記装置が、中空の筐体または熱成形筐体に入れて、または重合体に包埋されて提供される、請求項1〜11のいずれかに記載のテスト装置。
  13. 該キャプチャー試薬が、免疫試薬、オリゴヌクレオチドまたはそれらのアナログである、請求項2〜12のいずれかに記載のテスト装置。
  14. 該キャプチャーおよび複合体試薬が、オリゴヌクレオチドもしくはそれらのアナログ、またはポリクローナルもしくはモノクローナル抗体、または超可変性抗体断片、またはIgG、IgA、IgEおよびIgMのような血清中の化合物によって認識される抗原、またはビオチン―ストレプトアビジンのような対になった特異的試薬を含む群から選択される、請求項13に記載のテスト装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載のテスト装置を試料と接触させ、該試料を装置の最上部から該装置の底部へ、重力によって非毛細管ゾーンを通って移動させ、分析物を検出させるステップを含む、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するための分析物検出法。
  16. 該装置上の試料添加ゾーンを試料と接触させて、該試料を毛細管により該試料受けゾーンを通らせて非毛細管ゾーンへ移動させ、該試料を重力によって非毛細管ゾーンを通って検出ゾーンへ移動させ、該試料を毛細管により該検出ゾーンを通って移動させ、該分析物を検出することを含む、請求項15に記載の分析物検出法。
  17. 前記テスト装置(1)が、以下の該装置の一端から他端へ配置した、固形支持体(18)の1つ以上の側面を含み:
    − 試料添加ゾーン(2)を含む第一の毛細管ゾーン;
    − 検出ゾーン(4)および場合によっては前記検出ゾーン(4)に隣接して配置した中間ゾーン(6)および場合によっては前記検出ゾーン(4)に隣接して配置した吸収ゾーンまたは領域(5)を含み;前記検出ゾーン(4)は場合によってはコントロールサブゾーンを含む、第二の毛細管ゾーン;および
    − 該試料添加ゾーン(2)を該検出ゾーン(4)または該任意選択の中間ゾーン(6)から分離する非毛細管ゾーン(14)、
    ここで該検出ゾーン(4)が、少なくとも1つの分析物またはそのアナログを特異的に認識する少なくとも1つのキャプチャー試薬を含み;および
    該試料添加ゾーン(2)が、少なくとも1つの分析物またはそのアナログの検出のための直接または間接標識を有する少なくとも1つの分析物特異的な複合体を含む、
    請求項15または16に記載の分析物検出法。
  18. 該テスト装置を垂直に配置し、
    該装置の最上部に試料を添加し、
    該試料添加ゾーン(2)を通って該試料を移動させ、該少なくとも1つの分析物特異的な複合体を水和させ、
    前記試料中の少なくとも1つの分析物を該少なくとも1つの分析物特異的な複合体と反応させ、それによって少なくとも1つの複合体を形成させ、
    該少なくとも1つの複合体を該非毛細管ゾーンに到達させ、重力によって該非毛細管ゾーンを通過させ、該任意選択の中間ゾーン(6)と接触またその中を移動させ、該検出ゾーン(4)を通過させ、それにより少なくとも1つのキャプチャー試薬と反応させ、
    検出可能な信号を発生させ、それによって前記少なくとも1つの分析物を検出する
    ステップを含む、請求項17に記載の分析物検出法。
  19. クリプトスポリジウム パルブム(Cryptosporidium parvum)、トキソプラズマ ゴンディ(Toxoplasma gondii)、ジアルジア ランブリア(Giardia lamblia)、大腸菌(E. coli)、赤痢アメーバ(E. histolytica)、クロストリジウム ディフィシル(C. difficile)、クロストリジウム ディフィシル(C. difficile) 毒素、RSV(呼吸器多核体ウイルス(Respiratory Syncytial Virus))、インフルエンザ-A および -B ウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス 40型および41型 または他のアデノウイルスグループ、レジオネラ ニューモフィラ(Legionella pneumophila)尿抗原、ヒトおよび動物起源のコロナウイルスおよびヒトメタニューモウイルスを含む(有害な)微生物由来の、分析物またはアナログを検出するための、請求項15〜18のいずれかに記載の分析物検出法。
  20. 前記キャプチャー試薬が、オリゴヌクレオチドもしくはそのアナログ、またはポリクローナルもしくはモノクローナル抗体、または超可変性抗体断片、またはIgG、IgA、IgEおよびIgMのような血清中の化合物によって認識される抗原、またはビオチン―ストレプトアビジンのような対になった特異的試薬を含む群から選択される、請求項17〜19のいずれかに記載の分析物検出法。
  21. アッセイ装置を試料と接触させ、該試料を前記装置の最上部から底部へ重力によって移動させ、少なくとも1つの分析物またはそのアナログを検出するステップを含み、前記アッセイ装置が、請求項1〜11のいずれかに記載の該テスト装置、テストストリップ、ディップスティック、診断ストリップ、貫流装置および側方流動装置から選択される、試料中の少なくとも1つの分析物を検出するための、分析物検出法。
  22. 該テスト装置を垂直に配置し、該装置の最上部に試料を添加し、該装置を通って該試料を移動させ、前記試料中の分析物をキャプチャー試薬と反応させ、検出可能な信号を発生させ、それによって前記分析物を検出するステップを含む、請求項21に記載の分析物検出法。
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