JP2019178935A - 展開部材収納ハウジング - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に生産が可能な展開部材収納ハウジングを提供する。【解決手段】ハウジング本体と、前記ハウジング本体を覆う蓋部材と、を備え、前記ハウジング本体は、上部が開口されて展開部材が収容される展開部材収容部を有し、前記蓋部材は、薄膜体であり、前記展開部材収容部の開口縁部と前記蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ドライケミストリーに用いられる展開部材のハウジングに係るものである。
ドライケミストリーとは、乾燥状態の試薬を含ませたフィルム等に液体状の検体を添加し,反応を進行せることで、検体中の目的成分を測定する検査方式である。
このような検査方式の代表的なものとして、細菌やウイルス、特定のタンパク質等を検出する際に用いられる、イムノクロマトグラフィー法が挙げられる。
このイムノクロマトグラフィー法は、まず、セルロース薄膜等の展開部材上に、検出の目的物質(抗原)と複合体を形成し得る標識抗体、前記抗原と抗体の免疫複合体を捕捉し呈色する抗体を担持しておき、展開部材上の標識抗体が担持された部分に血液等の検体液を滴下する。そして、毛細管現象を利用して、検体液を、免疫複合体をトラップし呈色する抗体の位置まで移動させることにより、抗原抗体反応の有無を検出して、検体液中に含まれる目的物質を検出する方法である。
上記した抗体や試薬を担持した展開部材は、多くの場合、専用のハウジングの内部に収納された状態で用いられる。このハウジングは、通常、容器本体及び蓋部材共に射出成形により成形されるプラスチック製のものであり、検体液を展開部材に滴下する滴下窓、滴下した検体液の反応結果の判定及び検体液が評価終了箇所まで到達したことの確認を行うための開口窓を複数備えている。
ここで、イムノクロマトグラフィー法に代表されるドライケミストリーに関する技術は日々進歩しており、新しい試薬や試験材料が、次々と提案されている現状から、展開部材及びハウジングについても、その構造や形式について柔軟に変更し対応していく必要がある。
この点、従来のハウジングは、その密閉性や強度等を考慮し、金型の構造が複雑となり、それに応じて金型の価格も高価になる傾向にあったため、構造や形式の頻繁な変更に対応することが困難であった。
このような問題点を解決するために、特許文献1には、容器本体を複合シート、蓋部材を透明シートとして真空成型することにより構成されたハウジング及びその製造方法が記載されている。
上記のように構成することで、金型の価格を低減し、ハウジングの構造や形式の頻繁な変更に、容易に素早く対応可能である。
特開2013−40911号公報
しかしながら、特許文献1に記載のハウジングは、容器本体と蓋部材との嵌合手段として、容器本体に凹部を、蓋部材に凸部を設ける構成であるため、容器本体及び蓋部材の構造が、尚も複雑である。特に大量生産する場合において、容器本体と蓋部材との厳密な位置合わせが必要となることから、製造時の手間が増大することとなる。
本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、簡易に生産が可能な展開部材収納ハウジングを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
ハウジング本体と、前記ハウジング本体を覆う蓋部材と、を備え、
前記ハウジング本体は、上部が開口されて展開部材が収容される展開部材収容部を有し、
前記蓋部材は、薄膜体であり、
前記展開部材収容部の開口縁部と前記蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、開口縁部と薄膜体の蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることで、ハウジング本体及び蓋部材に、それぞれを嵌合させるための特別な加工を施す必要が無く、展開部材収納ハウジングを簡易に生産することが可能となる。
また、本発明は、
ハウジング本体と、前記ハウジング本体を覆う蓋部材と、を備え、
前記ハウジング本体は、上部が開口されて展開部材が収容される複数の展開部材収容部を有し、
前記複数の展開部材収容部は、前記開口縁部を介して連結され
前記蓋部材は、薄膜体であり、
前記展開部材収容部の開口縁部と前記蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、開口縁部と薄膜体の蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることで、ハウジング本体及び蓋部材に、それぞれを嵌合させるための特別な加工を施す必要が無く、複数の展開部材収容部を有した展開部材収納ハウジングを簡易に生産することが可能となる。
本発明の好ましい形態では、前記ハウジング本体の前記開口縁部及び前記開口縁部に接触する前記蓋部材には、前記複数の展開部材収容部を個別に切り離し可能な切断部が形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、別途ハサミ等の切除具を用いることなく、展開部材収容部個別に切り離すことが可能となり、使用時の利便性が向上する。
前記開口縁部は、前記展開部材収容部の外方に向けて延設されてなることを特徴とする。
このような構成とすることで、接合部の面積が増大し、ハウジング本体及び蓋部材の連結の容易性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記ハウジング本体及び前記蓋部材の少なくとも一方は、合成樹脂により形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、展開部材収納ハウジング全体を軽量化することができ、製造性及び使用時の利便性が向上する。
本発明の好ましい形態では、前記ハウジング本体及び前記蓋部材の少なくとも一方は、熱可塑性樹脂により形成され、前記接合部が、熱圧着部であることを特徴とする。
このような構成とすることで、ハウジング本体及び蓋部材を簡易に、かつ強固に連結させることが可能となる。
本発明に係る展開部材収納ハウジングの製造方法は、
上部が開口されて展開部材が収容される展開部材収容部を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体を上方から覆う薄膜体の蓋部材と、を備えた展開部材収納ハウジングの製造方法であって、
前記展開部材を前記展開部材収容部に収容し、
前記蓋部材を前記展開部材収容部の開口縁部に接触させることで前記ハウジング本体を上方から覆い、
前記蓋部材及び前記開口縁部を、加圧手段により接合することを特徴とする。
また、本発明に係る展開部材収納ハウジングの製造方法は、
上部が開口されて展開部材が収容される複数の展開部材収容部を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体を上方から覆う薄膜体の蓋部材と、を備えた展開部材収納ハウジングの製造方法であって、
前記展開部材を前記複数の展開部材収容部に収容し、
前記蓋部材を前記複数の展開部材収容部の開口縁部に接触させることで前記ハウジング本体を上方から覆い、
前記蓋部材及び前記開口縁部を、加圧手段により接合することを特徴とする。
本発明によれば、簡易に生産が可能な展開部材収納ハウジングを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る展開部材収納ハウジングの製造方法を説明する概略斜視図である。 本発明の実施形態1に係る展開部材収納ハウジングを示すものであって、(a)概略斜視図、(b)A−A´線断面図である。 本発明の実施形態2に係る展開部材収納ハウジングの製造方法を説明する概略斜視図である。 本発明の実施形態2に係る展開部材収納ハウジングを示すものであって、(a)概略斜視図、(b)B−B´線断面図である。 本発明の実施形態2に係る展開部材収納ハウジングを示すものであって、(a)製造方法を説明する概略斜視図、(b)使用例の説明図である。 本発明の実施形態2に係る展開部材収納ハウジングの変更例を示す概略斜視図である。
<実施形態1>
以下、図1及び図2を用いて、本発明の実施形態に係る展開部材収納ハウジングについて説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
本実施形態では、一の展開部材収納ハウジング(以下展開部材収納ハウジング単体と称する)の場合を示す。
また、これらの図において、符号1は、本実施形態に係る展開部材収納ハウジング単体を示す。
図1に示すように、展開部材収納ハウジング単体1は、ハウジング本体11と、ハウジング本体11を覆う蓋部材12と、ハウジング本体11の内部に収容される展開部材13と、を備えている。
ハウジング本体11は、略長方形状であり、上部が開口されて展開部材が収容される展開部材収容部11aを有している。また、展開部材収容部11aの開口縁部は、展開部材収容部11aの外方に向けて、略水平方向に延設されることにより形成されている。なお、以下このように形成された開口縁部をフランジ部11bと称する。
蓋部材12は、凹凸を有しない、一枚の平坦な略長方形状の薄膜体である。
なお、蓋部材12には、一又は二以上の貫通孔が形成されていても良い
展開部材13は、例えば、ニトロセルロースメンブレンやファイバーシート等の薄膜体が好適に用いられる。展開部材13には、標識抗体や、免疫複合体を捕捉し可視化するための抗体等、目的物質の検出に必要な試薬が適宜担持されている。
ハウジング本体11及び蓋部材12の少なくとも一方は、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂により形成される。
なお、ハウジング本体11及び蓋部材12は、異なる素材により形成されても良く、蓋部材12は、熱可塑性樹脂の他、アルミ箔等の薄膜体により形成されても良い。また、ハウジング本体11及び蓋部材12の少なくとも一方は、このような熱可塑性樹脂やアルミ箔等を複数組み合わせた複合素材により形成されても良い。
また、ハウジング本体11及び蓋部材12は、判定用開口窓w2を介した試験結果の視認性を向上させるために、着色されていることが好ましい。特に、白色やピンク、クリーム色等の淡色が好適に用いられる。
また、ハウジング本体11の厚みは、0.1mm〜2.0mmの間で設計することが好ましい。特に、0.2mm〜0.3mmの間で設計することが、さらに好ましい。
また、蓋部材12の厚みは、10μm〜300μmの間で設計することが好ましい。特に、30μm〜100μmの間で設計することが、さらに好ましい。
展開部材収納ハウジング単体1を製造する際には、まず、成型されたハウジング本体11の展開部材収容部11aに、展開部材13を収容する(矢印a)。
次に、蓋部材12を、ハウジング本体11の上方から被せることで、蓋部材12をハウジング本体11のフランジ部11bに接触させる(矢印b)。
最後に、蓋部材12に熱せられた平板(図示せず)を載置し、下方に向けて加圧した状態で所定の時間静置させておく。これにより、接触しているフランジ部11b及び蓋部材12が熱により塑性変形し一体化することで、熱圧着部H(図2(b)参照)が形成され、ハウジング本体11及び蓋部材12が強固に接着される。
図2(a)に示すように、展開部材収容部11aには、検体液Xが滴下される略楕円形状の検体液滴下用開口窓w1、検体液X中の被験物質の検出結果を目視判定するための略長方形状の判定用開口窓w2、検体液Xが毛細管現象により評価終了箇所まで移動到達したか否か及び展開部材が着色され試験が成立したか否かを確認する略円形状の確認用開口窓w3が形成されている。
なお、開口窓の数はこれに限定されず、例えば、検体液滴下用開口窓w1及び判定用開口窓w2のみを備え、判定用開口窓w2が、確認用開口窓w3の役割も兼ねる構成としても良い。
また、展開部材収納ハウジング単体1を使用する際には、まず、検体液滴下用開口窓w1の上方から検体液Xを滴下する。
次に、検体液Xが評価終了箇所まで移動到達したことを確認用開口窓w3により確認する。
最後に、所定時間経過後に、検体液X中の被験物質の検出結果を、判定用開口窓w2より判定する。
本実施形態によれば、ハウジング本体11及び蓋部材12が、熱可塑性樹脂により形成され、平坦なフランジ部11bと平坦な薄膜体の蓋部材12とが接触する部分に熱圧着部Hが形成されていることで、ハウジング本体11及び蓋部材12に、それぞれを嵌合させるための特別な加工を施す必要が無く、展開部材収納ハウジング単体1を簡易に生産することが可能となる。
<実施形態2>
以下、図3〜図6を用いて、本発明の実施形態に係る展開部材収納ハウジングについて説明する。本実施形態では、複数連結された展開部材収納ハウジング(以下展開部材収納ハウジング連結体と称する)の場合を示す。
また、これらの図において、符号2は、本実施形態に係る展開部材収納ハウジング連結体2を示す。
なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一符号を付してその説明を簡略化する。
図3に示すように、展開部材収納ハウジング連結体2は、10個の展開部材収容部11aを有するハウジング本体連結体21と、ハウジング本体連結体21を上方から覆う蓋部材22と、各ハウジング本体11の内部に収容される10枚の展開部材13と、を備えている。
ハウジング本体連結体21は、各展開部材収容部11aが、各フランジ部11bを介して、展開部材収容部11aの短辺方向に連結されることにより形成されている。
また、各フランジ部11bは、各展開部材収容部11aを連結することで、フランジ部連結体21aを形成している。
蓋部材22は、凹凸を有しない、一枚の平坦な略長方形状の薄膜体である。
なお、蓋部材22には、一又は二以上の貫通孔が形成されていても良い。
ハウジング本体連結体21及び蓋部材22の少なくとも一方は、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂により形成される。
なお、ハウジング本体連結体21及び蓋部材22に、異なる素材により形成されても良く、蓋部材12は、熱可塑性樹脂の他、アルミ箔等の薄膜体により形成されても良い。また、ハウジング本体11及び蓋部材12の少なくとも一方は、このような熱可塑性樹脂やアルミ箔等を複数組み合わせた複合素材により形成されても良い。
また、ハウジング本体連結体21及び蓋部材22は、判定用開口窓w2を介した試験結果の視認性を向上させるために、着色されていることが好ましい。
展開部材収納ハウジング連結体2を製造する際には、まず、成型されたハウジング本体連結体21の各展開部材収容部11aに、展開部材13を収容する(矢印c)。
次に、蓋部材22を、ハウジング本体連結体21の上方から被せることで、蓋部材22をハウジング本体連結体21のフランジ部連結体21aに接触させる(矢印d)。
最後に、蓋部材22に熱せられた平板(図示せず)を載置し、下方に向けて加圧した状態で所定の時間静置させておく。これにより、接触しているフランジ部連結体21a及び蓋部材22が、熱により塑性変形し一体化することで熱圧着部H(図4(b)参照)が形成され、ハウジング本体連結体21及び蓋部材22が強固に連結される。
なお、本実施形態において、展開部材収容部11aの連結個数は10個であるが、個数はこれに限定されず、何個連結されていても良いし、各展開部材収容部11aが、各フランジ部11bを介して、展開部材収容部11aの長辺方向に連結されていても良い。また、展開部材収容部11aの連結個数に合わせて、展開部材13の枚数も適宜変更される。
図4(a)に示すように、各展開部材収容部11aには、検体液Xが滴下される略楕円形状の検体液滴下用開口窓w1、検体液X中の被験物質の検出結果を目視判定するための略長方形状の判定用開口窓w2、検体液Xが毛細管現象により評価終了箇所まで移動到達したか否かを確認する略円形状の確認用開口窓w3が形成されている。
なお、開口窓の数はこれに限定されず、例えば、検体液滴下用開口窓w1及び判定用開口窓w2のみを備え、判定用開口窓w2が、確認用開口窓w3の役割も兼ねる構成としても良い。
図5(a)に示すように、図3に示した工程を経て製造された展開部材収納ハウジング連結体2に、その上方から、蓋部材22の長辺方向に等間隔に複数のブレードE1が配置された切断具Eを、鉛直下方に向けて前進させる(矢印e)。この工程により、展開部材収納ハウジング連結体2の各展開部材収容部11aが、その周縁に沿って個別に切断され、単体の展開部材収納ハウジング2´が製造できる。
なお、ブレードE1は、切断具Eを前進させることで、各展開部材収容部11aの周縁に沿って型抜きが行われるように、略長方形の角筒状に形成されている。
図5(b)に示すように、切断された単体の展開部材収納ハウジング2´を使用する際には、実施形態1と同様に、検体液滴下用開口窓w1の上方から検体液Xを滴下し、検体液Xが評価終了箇所まで移動到達したことを確認用開口窓w3により確認する。
最後に、所定時間経過後に、検体液X中の被験物質の検出結果を、判定用開口窓w2より判定する。
なお、図6の点線で示すように、展開部材収納ハウジング連結体2は、各展開部材収容部11aを連結しているフランジ部連結体21aに、各展開部材収容部11aの長辺方向に沿って各展開部材収容部11aを個別に切り離し可能な連結体切断部21bを、予め設ける構成としても良い。
この場合、各展開部材収容部11aの切断は、別途ハサミ等の切除具を用いることなく手動で切り離すことができる。
本実施形態によれば、ハウジング本体連結体21及び蓋部材22が、熱可塑性樹脂により形成され、平坦なフランジ部連結体21aと平坦な薄膜体の蓋部材22とが接触する部分に熱圧着部Hが形成されていることで、ハウジング本体連結体21及び蓋部材22に、それぞれを嵌合させるための特別な加工を施す必要が無く、展開部材収納ハウジング連結体2を簡易に生産することが可能となる。
即ち、展開部材収納ハウジング単体1を簡易に大量生産することが可能となる。
なお、実施形態1及び実施形態2において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、開口縁部は、必ずしも展開部材収容部11aの外方に向けて、略水平方向に延設されることにより、フランジ部11bとして形成される必要はなく、例えば、ハウジング本体11が断面コ字状となるように形成しても良い。
また、実施形態1及び実施形態2において、接合部が、熱圧着部である例を示したが、接着剤を介した接着や、両面テープ等の粘着剤による接着により、蓋部材とフランジ部とを接合しても良い。
また、実施形態1及び実施形態2において示した展開部材収納ハウジングによって検査することができる検体液Xとしては、液体に溶解又は分散させることができるものであれば特に制限されず、無機物、無機化合物、有機化合物を含む混合物や水溶液などが挙げられる。
具体的な検体としては、血液や組織、尿、唾液、糞便といった生体検体、食品や生物試料、粉塵、土壌、環境水等が挙げられる。
特に、簡便・迅速でなおかつ高精度な検査が求められる生体検体の検査において、実施形態1及び実施形態2において示した展開部材収納ハウジングは有用であるが、生体検体中の細菌、ウイルス、タンパク質、ペプチド、アミノ酸、遺伝子、糖、脂質、電解質(イオン)、pH等の様々な検査に対して用いることができる。
1 展開部材収納ハウジング単体
11 ハウジング本体
11a 展開部材収容部
11b フランジ部(開口縁部)
12 蓋部材
13 展開部材
2 展開部材収納ハウジング連結体
2´ 展開部材収納ハウジング連結体より切り出された単体の展開部材収納ハウジング
21 ハウジング本体連結体
21a フランジ部連結体
21b 連結体切断部
22 蓋部材
w1 検体液滴下用開口窓
w2 判定用開口窓
w3 確認用開口窓
H 熱圧着部
E 切断具
E1 ブレード
X 検体液

Claims (8)

  1. ハウジング本体と、前記ハウジング本体を覆う蓋部材と、を備え、
    前記ハウジング本体は、上部が開口されて展開部材が収容される展開部材収容部を有し、
    前記蓋部材は、薄膜体であり、
    前記展開部材収容部の開口縁部と前記蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることを特徴とする、展開部材収納ハウジング。
  2. ハウジング本体と、前記ハウジング本体を覆う蓋部材と、を備え、
    前記ハウジング本体は、上部が開口されて展開部材が収容される複数の展開部材収容部を有し、
    前記複数の展開部材収容部は、前記開口縁部を介して連結され
    前記蓋部材は、薄膜体であり、
    前記展開部材収容部の開口縁部と前記蓋部材とが接触する部分に接合部が形成されていることを特徴とする、展開部材収納ハウジング。
  3. 前記ハウジング本体の前記開口縁部及び前記開口縁部に接触する前記蓋部材には、前記複数の展開部材収容部を個別に切り離し可能な切断部が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の展開部材収納ハウジング。
  4. 前記開口縁部は、前記展開部材収容部の外方に向けて延設されてなることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の展開部材収納ハウジング。
  5. 前記ハウジング本体及び前記蓋部材の少なくとも一方は、合成樹脂により形成されていることを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の展開部材収納ハウジング。
  6. 前記ハウジング本体及び前記蓋部材の少なくとも一方は、熱可塑性樹脂により形成され、
    前記接合部が、熱圧着部であることを特徴とする、請求項5に記載の展開部材収納ハウジング。
  7. 上部が開口されて展開部材が収容される展開部材収容部を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体を上方から覆う薄膜体の蓋部材と、を備えた展開部材収納ハウジングの製造方法であって、
    前記展開部材を前記展開部材収容部に収容し、
    前記蓋部材を前記展開部材収容部の開口縁部に接触させることで前記ハウジング本体を上方から覆い、
    前記蓋部材及び前記開口縁部を、加圧手段により接合することを特徴とする、展開部材収納ハウジングの製造方法。
  8. 上部が開口されて展開部材が収容される複数の展開部材収容部を有するハウジング本体と、前記ハウジング本体を上方から覆う薄膜体の蓋部材と、を備えた展開部材収納ハウジングの製造方法であって、
    前記展開部材を前記複数の展開部材収容部に収容し、
    前記蓋部材を前記複数の展開部材収容部の開口縁部に接触させることで前記ハウジング本体を上方から覆い、
    前記蓋部材及び前記開口縁部を、加圧手段により接合することを特徴とする、展開部材収納ハウジングの製造方法。
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