JP2009517270A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、接続部(15)に沿って互いに接続された少なくとも第1及び第2チャンバ(11,12)を有する膨張可能なガスバッグ(1)と、前記ガスバッグ(1)の前記第1及び第2チャンバ(11,12)を膨張させるためのインフレータ(2)と、前記インフレータ(2)に対応して形成され、かつ、前記インフレータ(2)によって流出したガスが前記ガスバッグの前記第1及び第2チャンバ(11,12)の双方へ案内されるように前記ガスバッグ(1)の前記接続部(15)に配置されている分流装置(3)と、を備える自動車用エアバッグ装置に関する。本発明によれば、前記分流装置(3)が前記ガス流を前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)へ案内するのを補助する少なくとも一つの保護層(4)は、前記分流装置(3)から前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ延伸する構成である。
【選択図】
図1

Description

本発明は、衝突事故時に車などの自動車の乗員を保護するエアバッグ装置(例えば、エアバッグモジュール)に関する。詳しくは、本発明は、接続部に沿って互いに接続された2つの少なくとも第1チャンバと第2チャンバに仕切られたガスバッグを有するエアバッグ装置に関する。このようなエアバッグ装置の場合、インフレータは乗員に向かってガスバッグを膨張させ、この膨張したガスバッグが、衝突事故時に乗員の体を受け止める。
ガスバッグの第1及び第2チャンバの双方を膨張させるために、分流装置は、インフレータに対応して形成され、かつ、インフレータによって発生させて排出されたガスが、ガスバッグの第1及び第2チャンバの双方へ案内されるようにガスバッグの接続部に配置されている。
このようなエアバッグ装置は、US6,802,529B2号及び日本国特許公報2000−177527号に開示されている。
このようなガスバッグの2つのチャンバは、典型的には、膨張して異なる内圧に達し、例えば、ガスバッグの第1チャンバの内圧は、ガスバッグの第2チャンバの内圧より高くなる。この場合、インフレータと分流装置については、インフレータが起動してガスバッグが膨張した時に、ガスバッグの第2チャンバよりも第1チャンバの方へより多くのガスが導入されるように構成される。あるいは、第1チャンバの内圧の方が高くなるようにするために、第1チャンバの容積を第2チャンバの容積より小さく設定してもよい。
ガスバッグのチャンバを比較的高圧になるまで膨張させることによって、そのチャンバに流入するガス流が、チャンバのカバーの一部を損傷する恐れがあるという問題が発生する。
US6,802,529B2号 日本国特許公報2000−177527号
したがって本発明は、ガスバッグのカバーを損傷することなく、ガスバッグのチャンバを膨張させて高圧にすることが可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、少なくとも一つの保護層が、インフレータに対応して形成された分流装置から少なくともガスバッグの第1チャンバ内へ延伸している。
当該保護層は、分流装置がガス流をガスバッグの第1チャンバ内へ案内するのを補助する。
本発明の好ましい実施の形態によれば、少なくとも一つの保護層は、第1チャンバへ向かうガス流が当たるガスバッグの第1チャンバのカバーの部分、特にガスバッグの接続部に隣接するカバーの部分を保護するように構成されている。言い換えれば、少なくとも一つの保護層は、インフレータから流出して分流装置によって第1チャンバ内へ案内されるガスが、そのインフレータによって発生させて排出された高温ガスによって損傷する可能性のあるガスバッグの第1チャンバのカバーの特定部分に当るのを防止する。
本発明の別の態様によれば、保護層は、インフレータから流出して分流装置によって第1チャンバ内へ案内されるガスが、第1チャンバとガスバッグの他の部分とを分離する縫目の部分に当るのを防止する。
本発明では、分流装置は、ガス発生装置によって発生させて排出されたガスが分流装置に作用することによって、分流装置が、ガス流の第1部分をガスバッグの第1チャンバ内へ案内し、ガス流の第2部分をガスバッグの少なくとももう1つの(第2)チャンバ内へ案内するように、インフレータ(ガス発生装置)に対応または接続されたアセンブリである。
分流装置は、管体、例えば、中空円筒形ハウジングとして構成され、棒状インフレータの少なくとも一部、特に、ガスがインフレータによって排出される際に通るガス噴出口の設けられたインフレータの部分を取囲む構成としてもよい。さらに、分流装置は、インフレータから流出するガスがガスバッグの第1及び第2チャンバに排出される際に通るそれぞれの開口部を有している。
ガスバッグの第1チャンバの内圧を第2チャンバの内圧よりも高くするには様々な方法がある。例えば、ガスが第1チャンバへ排出される際に通る開口部は、ガスバッグの第2チャンバに対応する開口部より大きな断面を有するように構成する。あるいは、第2チャンバよりも第1チャンバの容積の方が小さくなるように構成してもよい。その上、又は、あるいは、ガスバッグチャンバの内圧は、所定の漏れ量のチャンバを形成することによって制御することができる。第1チャンバ内に高圧を発生させるには、第1チャンバを密閉された縫目で囲むことが好ましい。
本発明の一実施形態によれば、少なくとも一つの開口部が、管体である分流装置の後端部及び前端部それぞれに設けられている。開口部の一方は、ガスバッグの第1チャンバに対応し、他方の開口部はガスバッグの第2チャンバに対応している。あるいは、又は、さらに、このような開口部を分流装置のジャケットに設けてもよい。
分流装置から突出する保護層は、可撓性材料で構成することが好ましく、繊維で形成することができる。
本発明の別の態様によれば、インフレータによって排出されたガスによって生じる第1チャンバの内圧によって保護層が変形して、保護層が、ガスバッグの接続部(第1チャンバと第2チャンバの間の通路)を閉鎖し、ガスがガスバッグの第1チャンバから接続部を通って第2チャンバへ流入しないように構成されている。この場合、保護層は弁として機能し、第1チャンバの内圧を長時間にわたって第2チャンバに比べて高圧に維持することが可能である。
このように、保護層は、ガスバッグのカバーを第1チャンバへ流入するガス流から保護する要素として機能すると同時に、ガスバッグの第1チャンバと第2チャンバの内圧差を維持する要素としても機能する。
さらに詳細に言えば、保護層の分流装置から第1チャンバ内へ突出する部分は、ガス流を第1チャンバへ案内する案内要素、第1チャンバのカバーを保護する保護要素、さらにはガスバッグの第1チャンバから第2チャンバへのガスの逆流を回避する弁要素として機能することが可能である。もちろん、第1チャンバは、第1チャンバより低い内圧で膨張するいくつかの第2チャンバへ接続されてもよい。
保護層は分流装置からガスバッグの第1チャンバ内へ延伸しているが、これは、必ずしも、保護層が分流装置に接続されていなければならないということを意味するものではない。例えば、保護層は、1つ又は複数のネジ、締付ホルダなどの1つ又は複数の締付要素、1つ又は複数のリベットやボルト、または、可撓性要素(保護層)をより剛性のある要素(インフレータ及び/又は分流装置の構成部材)に接続するためのその他の適切な手段によって、インフレータ及び/又は分流装置に接続してもよい。
あるいは、保護層は、ガスバッグ、特に、ガスバッグの接続部、又は、ガスバッグの第1チャンバのカバーの部分に、例えば、縫目や接着剤によって、接続されていてもよい。
少なくとも一つの保護層は、分流装置を取囲むように配置された、あるいは、分流装置の内側に配置された保護スリーブとして構成され、U字形又は円形の断面を有するように構成してもよい。
保護層は、単一の可撓性の層で形成され、当該可撓層の両側部が少なくとも部分的に縫合されていてもよい。あるいは、保護層は、互いに縫合されて特定の構成及び断面を成す複数の(少なくとも2つの)可撓層で構成されていてもよい。
少なくとも一つの保護層の内面及び/又は外面にコーティングを施してもよい。
少なくとも一つの保護層が分流装置からガスバッグの第1チャンバ内へ突出しているが、当該保護層が突出する分流装置の領域は、第1チャンバ内、第2チャンバ内、あるいはガスバッグの接続部に配置してもよい。
本発明のいくつかの実施の形態につき、添付の図面を参照して、以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置(エアバッグモジュール)の水平断面図である。エアバッグモジュールは、ガスバッグ1と、ガスバッグ1を膨張させるための棒状インフレータ2とを備えている。ガスバッグ1は、第1チャンバ11と第2チャンバ12に仕切られ、第1チャンバは縫目13によって囲まれている。
ガスバッグチャンバ11,12は、2つのチャンバ11,12間の通路となるガスバッグ1の接続部15に沿って互いに接続され、その接続部15にインフレータ2が配設されている。
円筒形ハウジング3は、インフレータ2を部分的に囲み、分流装置として機能する。円筒形ハウジング3は、第1チャンバ11が膨張して、その内圧P1が第2チャンバ12の内圧P2より高くなるように、インフレータ2から流出するガスをガスバッグ1の第1及び第2チャンバ11,12の双方へ分配するように構成されている。このため、円筒形ハウジング3の両端部は、ガスをチャンバ11,12内へ排出可能とするガス流出口31,32(開口部)を構成している。第1チャンバ11の容積は第2チャンバ12の容積より小さく、当該第1チャンバは、密閉された縫目13によって規定されている。これによって、チャンバ11を、チャンバ12の内圧より高い内圧で膨張させることが可能となっている。
円筒形ハウジング3は、インフレータ2によって排出されたガス流を円筒形ハウジング3の長軸に沿って反対方向、すなわち円筒形ハウジング3のガス流出口31,32の方向へ流れる2つの部分ガス流に分流するように、インフレータ2のガス排出口24を囲む。したがって、ガスは、円筒形ハウジング3のガス流出口31,32から、ガスバッグ1のチャンバ11,12内へそれぞれ排出される。
チャンバ11,12の容積が異なるため、インフレータ2によって膨張すると、第1チャンバ11の内圧P1は、第2チャンバ12の内圧P2より高くなる。
円筒形ハウジング3は、インフレータ2に接続するためのボアホールを有する取付クリップ(図示されていない)を備えている。ネジ込みボルト(図示されていない)は、インフレータ2から取付クリップのボアホールを通って突出し、円筒形ハウジング3をインフレータ2に接続している。
さらに、可撓性保護層4が、ガスバッグ1の高圧チャンバ11内へ延伸するエアバッグモジュールの接続部15に配置されている。保護層4は、円筒形ハウジング3とインフレータ2の一部を囲む円筒形の構造である。保護層4は、インフレータ2から流出して円筒形ハウジング3によって第1チャンバ11内ヘと案内されるガスから、ガスバッグ1の接続部15に隣接する第1チャンバ11のカバー10の一部と縫目13を保護している。
さらに、保護層4は、第1チャンバの内圧P1によって変形してガスバッグ1の接続部15を閉鎖するように構成されているため、保護層4は、ガスバッグ1の膨張後に第1チャンバ11(高圧チャンバ)から第2チャンバ12(低圧チャンバ)へのガスの逆流を防止する。
保護層を用いたガスバッグの高圧チャンバからの逆流防止の原理は、図2a及び図2bにさらに詳細に示されている。図2aは、異なる内圧P1,P2を有するガスバッグの2つのチャンバ11,12間の通路を形成する接続部15を示している。円筒形ハウジング3によって形成される分流装置は、接続部15に配設され、中空円筒形の保護層4によって一部が囲まれている。
円筒形ハウジング3は、インフレータ(図示されていない)によって排出されたガスを、ガスバッグの第1チャンバ11と第2チャンバ12をそれぞれ膨張させる2つのガス流に分流する。円筒形ハウジング3の各端部は、インフレータから流出するガスが、ガス流出口31,32を通って矢印A,Bで示された方向に沿ってガスバッグ1の両チャンバ11,12内へ排出されるようにガス流出口31,32を構成している。ガスバッグ1の第1チャンバ11に対応する円筒形ハウジング3のガス流出口31は、第1チャンバ11が、第2チャンバ12の内圧P2より高い内圧P1で膨張可能となるように構成されている。
円筒形ハウジング3に対応する保護層4は、例えば、織布などの可撓性材料で形成されている。ガスバッグ1の膨張時は、円筒形ハウジングから突出して高圧チャンバ11内に延伸する保護層4の部分については、基本的に円筒形を有する。これにより、保護層4は、インフレータによって排出されたガスを第1チャンバ11内へ案内する際に、円筒形ハウジング3と協働する。
ガスバッグが膨張すると、第1チャンバ11は、ガスバッグの第2チャンバ12より高い内圧P1によって膨張する。この圧力差によって、図2bに示すように、第1チャンバ11からガスバッグの接続部15を通って第2チャンバ12内へ流入するガス流(逆流)(矢印Cで示されている)が発生しやすくなる。しかし、第1チャンバの高い内圧P1によって、可撓性保護層4は、保護層4の円筒形ハウジング3から第1チャンバ11内へ突出する部分45が折り返されるように変形して、ガスバッグの接続部15を閉鎖する。従って、保護層4は、逆止弁の機能を果たす。
図3aから図3cは、エアバッグモジュールにおける保護層4の配置に関する様々な実施形態を示している。
図3aによれば、円筒形ハウジング3によって形成された分流装置は、ガスバッグの2つのチャンバ11,12を接続する接続領域15に配設された棒状インフレータ2を部分的に囲んでいる。
円筒形ハウジング3には、ボアホール34を有する取付クリップ33が設けられている。ボアホールは、インフレータ2に固定されたクランプ22の一部であるネジ込みボルト21に取付クリップ33を連結するために用いられる。これにより、円筒形ハウジング3は、インフレータ2に接続される。さらに、円筒形ハウジング3は、ガスバッグの第1チャンバ11内へ延伸する保護層4に囲まれている。保護層4には、開口部43を介してネジ込みボルト21に固定される取付部41が設けられている。円筒形ハウジング3と保護層4は、ともにナット23によってネジ込みボルト21に固定されている。
さらに、インフレータ2は、保持体に(ネジ込みボルト21を介して)接続することができ、保持体は、車体の一部に接合される。
図3bによれば、インフレータ2は、クリップ33に固定されたネジ込みボルト21を有するクランプ22を介して円筒形ハウジング3に接続されている。保護層4は、円筒形ハウジング3を囲むとともに、その一方の端部は、ガスバッグの第1チャンバ11内へ延伸している。保護層4の他方の端部は、ガスバッグの第2チャンバ12内へ延伸する膨出部44を有している。膨出部44は、少なくとも一つの縫目16によって(図の紙面の前方又は背後に位置する)ガスバッグの部分に接続されている。
これによって、保護層4とガスバッグとの安全な接続が可能となる。膨出部44は、同時に、ガスバッグの両チャンバ11,12の内圧を一定に維持するために、ガスバッグの高圧チャンバ11から低圧チャンバ12へのガス流を防止するように構成されている。
図示された例の場合、保護層の膨出部はガスバッグに縫合されているが、接着剤などの他の手段を用いて膨出部をガスバッグに連結してもよい。
図3cによれば、インフレータ2と円筒形ハウジング3は、2つのチャンバ11,12を有するガスバッグの接続部15内に配置されている。しかし、図3a及び図3bに示された保護層の実施形態とは異なって、図3cの保護層4は、特定の取付構造を有していない。保護層は、円筒形ハウジング3に押しつけられると締着されるように、円筒形ハウジング3の外径に合わせた内径を有する中空円筒形の構造である。さらに、円筒形保護層4を円筒形ハウジング3に接合するために、保護層4を囲むクランプやストリップ(図示されていない)を用いてもよい。
図4aから図4cは、本発明に係る保護層の様々な構成を示している。図4aの保護層4は長軸方向に延在するとともに、U字形の断面を有している。当該保護層は、織布などの平面材47で形成することが可能である。
保護層4の別の実施形態が図4bに示されている。当該保護層4は、長軸方向に延在し、管状構造を有するとともに、織布48で形成されている。織布48の対向する側部は、十字形縫目49で接続されている。縫目49を十字形状とすることで、保護層4の端部401,402で可撓性が高められることになる。したがって、保護層4の端部の一方を分流装置へ接続することが容易となる。さらに、ガスバッグの高圧チャンバ(図示されていない)内に延伸する保護層4の他方の端部を可撓性構造とすることで、当該端部は、高圧チャンバから低圧チャンバへのガスの逆流を阻止するように、高圧で変形することが可能となる。
図4cによれば、閉断面を有する管状保護層4は、可撓性管状材403で形成されている。管状材403の径は、円筒形質量分流装置(図示されていない)の外径に合うように設定することができるため、さらなる取付手段を用いることなく、保護層を質量分流装置に締着固定することが可能となる。
図4dから図4fには、保護層のさらに異なる様々な例が示されている。図4dによれば、保護層4は、ガスバッグの高圧チャンバ11内に閉端部42を有している。保護層4は、縫目405に沿って縫合された材料層404,406によって形成されている。材料層404には、所定のガス流をチャンバ11内へ流入可能とする開口部408(例えば、切込みによって形成されている)が設けられている。図4dの保護層4には1つの開口部408が設けられているが、もちろん、チャンバ11内へ流入するガス流に合わせて、複数の開口部を設けることも可能である。
図4eによれば、保護層4は、閉端部42を有している。保護層4は、ガスバッグの高圧チャンバ11内に位置する閉端部42を形成するように折畳まれた材料層409で構成される。図4dの実施形態と同様に、閉端部42は、チャンバ11内へ流入するガス流を規定する開口部408を有している。
図4fは、閉端部42を有する別の保護層4の例である。保護層4は、分流装置3を囲む管状構造である。保護層4の閉端部は、所定のガス流をガスバッグのチャンバ11内へ流出させるための流出口408を有する。
図4dから図4fに示したような保護層の閉端部に開口部が設けられていない構成も可能である。この場合、開口部は、保護層の別の場所、例えば、高圧チャンバの外側に設けることも可能である。
本発明では、「接続部(15)に沿って互いに接続された少なくとも第1及び第2チャンバ(11,12)を有する膨張可能なガスバッグ(1)と、
前記ガスバッグ(1)の前記第1及び第2チャンバ(11,12)を膨張させるためのインフレータ(2)と、
前記インフレータ(2)に対応して形成され、かつ、前記インフレータ(2)によって排出されたガスが前記ガスバッグの前記第1及び第2チャンバ(11,12)の双方へ案内されるように前記ガスバッグ(1)の前記接続部(15)に配置されている分流装置(3)と、を備える自動車用エアバッグ装置であって、
少なくとも一つの保護層(4)は、前記第1チャンバ(11)のカバーの部分を前記分流装置(3)によって前記第1チャンバ(11)内へ案内されたガス流から保護するように、前記分流装置(3)から前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ延在し、
当該エアバッグ装置は、前記第1及び第2チャンバ(11,12)の間の圧力差に関し、前記ガスバッグ(1)の膨張時における前記第1チャンバ(11)の内圧が前記第2チャンバ(12)の内圧よりも高くなるように構成され、
前記保護層(4)は、可撓性材料から成り、前記第1チャンバ(11)の前記内圧によって変形して、ガスが前記第1チャンバ(11)から前記接続部(15)を通って前記ガスバッグ(1)の前記第2チャンバ(12)内へ流入するのを防止するように構成され、
前記保護層(4)は、前記分流装置(3)が前記ガス流を前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ案内するのを補助することを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様1)が想到される。
また本発明では、「請求項1、2、前記態様1のいずれか1項に係るエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)は、少なくとも部分的に縫目(13)によって構成され、また、前記保護層(4)は、前記第1チャンバ(11)内へ案内された前記ガス流から前記縫目(13)の部分を保護するように構成配置されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様2)が想到される。
また本発明では、「前記態様2に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、前記インフレータ(2)から流出して前記分流装置(3)によって前記第1チャンバへ案内されたガスが、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)を構成する前記縫目(13)の部分に当たるのを防止することを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様3)が想到される。
また本発明では、「請求項1から3、前記態様1から3のいずれか1項に係るエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の膨張時に、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)の前記内圧(P1)によって前記保護層(4)が変形して、前記保護層(4)が前記ガスバッグ(1)の前記接続部(15)を閉鎖するように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様4)が想到される。
また本発明では、「請求項1から3、前記態様1から4のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、U字形断面を有することを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様5)が想到される。
また本発明では、「請求項1から4、前記態様1から5のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、管状構造を有することを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様6)が想到される。
また本発明では、「請求項1から5、前記態様1から6のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、管状構造とするべく、少なくとも部分的に接続された2つの可撓層からなることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様7)が想到される。
また本発明では、「請求項1から5、前記態様1から7のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)にはコーティングが施されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様8)が想到される。
また本発明では、「前記態様8に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、内面と外面を規定し、前記保護層(4)の前記内面にはコーティングが施されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様9)が想到される。
また本発明では、「前記態様8又は9に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、内面と外面を有し、前記保護層(4)の前記外面はコーティングが施されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様10)が想到される。
また本発明では、「請求項1から7、前記態様1から10のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ内へ延伸している前記保護層(4)の部分には、ガスが前記第1チャンバへ流入する際に通る開口部が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様11)が想到される。
また本発明では、「請求項1から7、前記態様1から11のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ内へ延伸している前記保護層(4)の部分は、閉端部(42)を構成していることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様12)が想到される。
また本発明では、「前記態様11に係るエアバッグ装置であって、前記閉端部(42)は、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ延伸している前記保護層(4)の前記部分を縫合又は折畳むことによって形成されることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様13)が想到される。
また本発明では、「請求項8又は9に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、ネジ、クランプあるいは緊密接続によって固定されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様14)が想到される。
また本発明では、「請求項1から9、前記態様1から14のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は前記ガスバッグ(1)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様15)が想到される。
また本発明では、「請求項10又は前記態様15に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は縫目又は接着剤によって前記ガスバッグ(1)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様16)が想到される。
また本発明では、「請求項1から10、前記態様1から16のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は中空スリーブ(3)として形成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様17)が想到される。
また本発明では、「請求項1から10、前記態様1から17のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は管状構造を有していることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様18)が想到される。
また本発明では、「請求項1から10、前記態様1から18のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)と前記保護層(4)は、2つの別部品であることを特徴とする自動車用エアバッグ装置」という態様(態様19)が想到される。
また本発明では、「請求項1から11、前記態様1から19のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は実質的に剛性材で形成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様20)が想到される。
また本発明では、「請求項1から10、前記態様1から19のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は、前記インフレータ(2)又は前記エアバッグ装置の他の部分への接続を可能とする取付構造を有していることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様21)が想到される。
また本発明では、「請求項12又は前記態様21に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は縫目又は接着剤によって前記分流装置(3)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様22)が想到される。
分流装置及び保護層を有するエアバッグモジュールの水平断面図である。 分流装置と第1の配置状態にある保護層の詳細図である。 図2aの分流装置と第2の配置状態にある保護層とを示す図である。 エアバッグモジュールのインフレータに接続された保護層の側面図である。 エアバッグモジュールのガスバッグに接続された保護層の側面図である。 エアバッグモジュールの分流装置に接続された保護層の側面図である。 保護層の第1の実施形態の概略側面図及び断面図である。 保護層の第2の実施形態の概略側面図及び断面図である。 保護層の第3の実施形態の概略側面図及び断面図である。 保護層の第4の実施形態の概略側面図及び上面図である。 保護層の第5の実施形態の概略側面図及び上面図である。 保護層の第6の実施形態の概略側面図及び上面図である。
符号の説明
1 ガスバッグ
10 カバー
11 高圧チャンバ
12 低圧チャンバ
13 ガスバッグチャンバを規定する縫目
15 接続部
16 縫目
2 インフレータ
21 ネジ込みボルト
22 クランプ
23 ナット
24 排出口
3 円筒形ハウジング
31,32 円筒形ハウジングの端部
33 クリップ
34 ボアホール
4 保護層
41 取付部
42 閉端部
43 開口部
44 膨出部
45 変形部
47 平面材
48 織布
49 縫目
401,402 保護層の端部
P1,P2 ガスバッグチャンバの内圧

Claims (38)

  1. 接続部(15)に沿って互いに接続された少なくとも第1及び第2チャンバ(11,12)を有する膨張可能なガスバッグ(1)と、
    前記ガスバッグ(1)の前記第1及び第2チャンバ(11,12)を膨張させるためのインフレータ(2)と、
    前記インフレータ(2)に対応して形成され、かつ、前記インフレータ(2)によって排出されたガスが前記ガスバッグの前記第1及び第2チャンバ(11,12)の双方へ案内されるように前記ガスバッグ(1)の前記接続部(15)に配置されている分流装置(3)と、を備える自動車用エアバッグ装置であって、
    少なくとも一つの保護層(4)が前記分流装置(3)から前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ延在していることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項1に係るエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の膨張時に、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)の内圧(P1)は、前記ガスバッグ(1)の前記第2チャンバ(12)の内圧(P2)よりも高いことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は2に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、前記分流装置(3)が前記ガス流を前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ案内するのを補助することを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に係るエアバッグ装置であって、前記少なくとも一つの保護層(4)は、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)の前記カバー(10)の部分を前記第1チャンバ(11)内へ案内される前記ガス流から保護するように構成配置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項4に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、前記インフレータ(2)によって排出されて前記分流装置(2)によって前記第1チャンバ(11)へ案内されるガスが、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)の前記カバー(10)の部分に当るのを防止することを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に係るエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)は、少なくとも部分的に縫目(13)によって構成され、また、前記保護層(4)は、前記第1チャンバ(11)内へ案内された前記ガス流から前記縫目(13)の部分を保護するように構成配置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項6に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、前記インフレータ(2)から流出して前記分流装置(3)によって前記第1チャンバへ案内されたガスが、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)を構成する前記縫目(13)の部分に当たるのを防止することを特徴とするエアバッグ装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は可撓性材料から成ることを特徴とするエアバッグ装置。
  9. 請求項8に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は繊維から成ることを特徴とするエアバッグ装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の膨張時に、前記第1チャンバの前記内圧(P1)によって前記保護層(4)が変形して、ガスが前記第1チャンバ(11)から前記接続部(15)を通って前記ガスバッグ(1)の前記第2チャンバ(12)内へ流入するのを前記保護層(4)が防止するように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  11. 請求項10に係るエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の膨張時に、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)の前記内圧(P1)によって前記保護層(4)が変形して、前記保護層(4)が前記ガスバッグ(1)の前記接続部(15)を閉鎖するように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、U字形断面を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、中空スリーブ(3)として形成されることを特徴とするエアバッグ装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、管状構造を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は可撓性の層から成り、前記可撓層の両側部は、管状構造とするために少なくとも部分的に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、管状構造とするべく、少なくとも部分的に接続された2つの可撓層からなることを特徴とするエアバッグ装置。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)にはコーティングが施されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  18. 請求項17に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、内面と外面を規定し、前記保護層(4)の前記内面にはコーティングが施されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  19. 請求項17又は18に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、内面と外面を有し、前記保護層(4)の前記外面はコーティングが施されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  20. 請求項1から19のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、前記分流装置(3)の内側に一部が配置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  21. 請求項1から20のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、前記分流装置(3)の外側に配置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  22. 請求項1から21のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ内へ延伸している前記保護層(4)の部分には、ガスが前記第1チャンバへ流入する際に通る開口部が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。
  23. 請求項1から22のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ内へ延伸している前記保護層(4)の部分は、閉端部(42)を構成していることを特徴とするエアバッグ装置。
  24. 請求項22に係るエアバッグ装置であって、前記閉端部(42)は、前記ガスバッグ(1)の前記第1チャンバ(11)内へ延伸している前記保護層(4)の前記部分を縫合又は折畳むことによって形成されることを特徴とするエアバッグ装置。
  25. 請求項1から24のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は前記インフレータ(2)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  26. 請求項1から25のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は前記分流装置(3)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  27. 請求項25又は26に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は、ネジ、クランプあるいは緊密接続によって固定されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  28. 請求項1から27のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は前記ガスバッグ(1)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  29. 請求項1から28のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は前記ガスバッグ(1)の前記接続部(15)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  30. 請求項28又は29に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は縫目又は接着剤によって前記ガスバッグ(1)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  31. 請求項1から30のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は中空スリーブ(3)として形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  32. 請求項1から31のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は管状構造を有していることを特徴とするエアバッグ装置。
  33. 請求項1から32のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)と前記保護層(4)は、2つの別部品であることを特徴とする自動車用エアバッグ装置。
  34. 請求項1から33のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は寸法安定性のある構造を有していることを特徴とするエアバッグ装置。
  35. 請求項1から34のいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は実質的に剛性材で形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  36. 請求項1から33に係るエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は可撓性材料で形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  37. 請求項1から33に係るエアバッグ装置であって、前記分流装置(3)は、前記インフレータ(2)又は前記エアバッグ装置の他の部分への接続を可能とする取付構造を有していることを特徴とするエアバッグ装置。
  38. 請求項36又は37に係るエアバッグ装置であって、前記保護層(4)は縫目又は接着剤によって前記分流装置(3)に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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