JP2009300921A - 荷札重合体、荷札及び荷札重合体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粘着剤層を被覆する剥離紙を剥がして捨てることなく、荷札を取り付ける際に、作業性に何ら問題なく、簡単に取付けることが可能である荷札及び荷札重合体を提供し、複雑な方法を使用せず、単純な方法で該荷札重合体を製造できる製造方法を提供する。
【解決手段】 二つの荷札A、Bが重合された荷札重合体1において、該二つの荷札の両方とも、荷札を構成する基材2、5の一方の面に、かつ該基材の一方の端の位置に、粘着剤層4、4´を設け、また該基材の他方の端の位置に、剥離層3、3´を設け、一方の荷札の粘着剤層4と、他方の荷札の剥離層3が重合し、かつ一方の荷札の剥離層3´と、他方の荷札の粘着剤層4´が重合してなる構成とし、また前記荷札重合体1から、二つの荷札を剥がし、分離される荷札において、該荷札がループ状の輪を形成するように、荷札の基材の両端を、前記粘着剤層と該基材が重合して接着可能であるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、航空、運輸会社などで荷物に取り付ける荷札と、荷札重合体及び荷札重合体の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、荷札の粘着剤層を被覆する剥離紙を剥がして捨てることなく、荷札を取り付ける際に、作業性に何ら問題なく、簡単に取付けることが可能である荷札及び荷札重合体であり、さらに複雑な方法を使用せずに、単純な方法で該荷札重合体を製造できる方法に関する。
航空・運輸といった業界では、荷物などを運ぶ際に、各種サービスの識別や物流情報を記録した管理用の荷札が数多く利用されている。例えば、特許文献1、2に示されているように、基材の一方の面に粘着剤層を設け、該粘着剤層の上に剥離紙を重ね合わせた短冊状の荷札において、該剥離紙を剥がして、粘着剤層を露出させて、荷物の一部(カバンの取っ手など)に輪になるように通して、荷札の両端を接着して使用している。
しかし、近年の環境問題を重視する考え方からも、荷札を取付ける作業上で、剥離紙を剥がして、捨てるために、廃棄物が生じるという問題がある上に、また該剥離紙を剥がして捨てる作業そのものに時間が掛かるなどの作業性の問題もある。それに対して、特許文献3には、控え券、管理券及び運送券が一連綴りに連接された荷札において、前記の各券を切り離しできる切取り線を設け、管理券と運送券の裏面に粘着剤層を設ける一方、控え券の裏面に剥離性樹脂層を設けて、該剥離性樹脂層が前記粘着剤層と重合するように荷札を二つ折りして構成する荷札が提案されている。
しかし、上記の荷札を使用する際でも、控え券を切り離す手間が必要であり、未だ作業性が良いものが実用されていない問題がある。
実公平7−1657号公報 特開平5−197339号公報 実公平2−45893号公報
したがって、本発明は、粘着剤層を被覆する剥離紙を剥がして捨てることなく、荷札を取り付ける際に、作業性に何ら問題なく、簡単に取付けることが可能である荷札及び荷札重合体を提供し、さらに複雑な方法を使用せずに、単純な方法で該荷札重合体を製造できる製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の発明は、二つの荷札が重合された荷札重合体において、該二つの荷札の両方とも、荷札を構成する基材の一方の面に、かつ該基材の一方の端の位置に、粘着剤層を設け、また該基材の他方の端の位置に、剥離層を設け、一方の荷札の粘着剤層と、他方の荷札の剥離層が重合し、かつ一方の荷札の剥離層と、他方の荷札の粘着剤層が重合してなることを特徴とする荷札重合体に関するものである。
請求項2の発明は、前記の二つの荷札において、剥離層の設けられた位置と荷札基材の端面までの距離(c)が、粘着剤層の形成された幅(a)よりも大きいことを特徴とする荷札重合体に関するものである。
請求項3の発明は、前記請求項1または2に記載の荷札重合体から、二つの荷札を剥がして、分離される荷札において、該荷札がループ状の輪を形成するように、荷札の基材の両端を、前記粘着剤層と該基材が重合して接着可能であることを特徴とする荷札に関するものである。
請求項4の発明は、荷札Aと荷札Bを丁合する際、一方の荷札の粘着剤層と、他方の荷札の剥離層を重合させ、かつ一方の荷札の剥離層と、他方の荷札の粘着剤層を重合させて丁合する荷札重合体の製造方法において、前記荷札Aの連続基材に、剥離層を印刷し、また該荷札Aの剥離層側の端に、丁合装置の搬送部と係合するためのパンチ穴を一定間隔で設けて、該荷札Aの供給体を用意し、また前記荷札Bの連続基材に、剥離層を印刷し、また該荷札Bの剥離層側の端に、丁合装置の搬送部と係合するためのパンチ穴を一定間隔で設けて、該荷札Bの供給体を用意し、次に前記荷札Aと荷札Bのいずれか一方の剥離層の設けられている側の、剥離層領域内及び荷札基材の剥離層の形成された側と反対側の端面に、粘着剤層を塗工し、その後、該荷札Aと荷札Bの両者の剥離層面が対向するように、両者に設けられた前記のパンチ穴の位置合わせを行なって、荷札基材上に直接設けた粘着剤層が、丁合する荷札の剥離層に被覆されるように、該荷札Aと、該荷札Bとを丁合装置で重合させ、その後で、所定のサイズに裁断することを特徴とする荷札重合体の製造方法に関するものである。
本発明の荷札重合体は、二つの荷札が重合された構成で、該二つの荷札の両方とも、荷札を構成する基材の一方の面に、かつ該基材の一方の端の位置に、粘着剤層を設け、また該基材の他方の端の位置に、剥離層を設け、一方の荷札の粘着剤層と、他方の荷札の剥離層が重合し、かつ一方の荷札の剥離層と、他方の荷札の粘着剤層が重合した構成をとったものである。また前記の二つの荷札において、剥離層の設けられた位置と荷札基材の端面までの距離(c)が、粘着剤層の形成された幅(a)よりも大きいようにすれば、荷札をループ状の輪が形成するように、荷札の基材の両端を、前記粘着剤層と該基材が重合するように接着させる際、粘着剤層と剥離層とが重なることがなく、接着性が高くなる。
そして、この荷札重合体から、二つの荷札を剥がして、分離される荷札を用いて、該荷札がループ状の輪を形成するように、荷札の基材の両端を、粘着剤層と基材が重合するように接着させる。これにより、カバンの取っ手などの荷物の一部の開口部に、荷札を通して、輪になるように、荷札の両端を接着して使用できる。この結果、本発明の荷札は、剥離紙を用いていないので、粘着剤層を被覆する剥離紙を剥がして捨てることなく、荷札を取り付ける際に、作業性に何ら問題なく、簡単に取付けることができる。
また、本発明の荷札重合体の製造方法は、荷札Aと荷札Bを丁合する際、一方の荷札の粘着剤層と、他方の荷札の剥離層を重合させ、かつ一方の荷札の剥離層と、他方の荷札の粘着剤層を重合させて丁合するものであり、前記荷札Aの連続基材に、剥離層を印刷し、また該荷札Aの剥離層側の端に、丁合装置の搬送部と係合するためのパンチ穴を一定間隔で設けて、該荷札Aの供給体を用意し、また前記荷札Bの連続基材に、剥離層を印刷し、また該荷札Bの剥離層側の端に、丁合装置の搬送部と係合するためのパンチ穴を一定間隔で設けて、該荷札Bの供給体を用意し、次に前記荷札Aと荷札Bのいずれか一方の剥離層の設けられている側の、剥離層領域内及び荷札基材の剥離層の形成された側と反対側の端面に、粘着剤層を塗工し、その後、該荷札Aと荷札Bの両者の剥離層面が対向するように、両者に設けられた前記のパンチ穴の位置合わせを行なって、荷札基材上に直接設けた粘着剤層が、丁合する荷札の剥離層に被覆されるように、該荷札Aと、該荷札Bとを丁合装置で重合させ、その後で、所定のサイズに裁断して、荷札重合体を製造する方法である。
上記の製造方法をとることにより、荷札Aと荷札Bの各連続した基材に、所定のパターンで剥離層を印刷し、さらに剥離層領域内及び荷札基材の剥離層の形成された側と反対側の端面に、所定のパターンで、粘着剤層を塗工して、荷札Aと荷札Bの両者の剥離層面が対向するように、その際に、荷札Aと荷札Bに施されたパンチ穴を利用して、丁合装置の搬送部のピントラクターにおけるピンと、荷札のパンチ穴を係合させながら、荷札Aと荷札Bを、荷札基材上に直接設けた粘着剤層が、丁合する荷札の剥離層に被覆されるように、該荷札Aと、該荷札Bを丁合装置で重合させることにより、複雑な方法を使用せずに、単純な方法で荷札重合体を製造できる。その結果、製造された荷札重合体は、二つの荷札を剥がして、分離すると、基材の一方の端の位置に、粘着剤層を設け、また該基材の他方の端の位置に、剥離層を設けた荷札が2つ形成できる。そして、この2つの荷札とも、それぞれ荷札が輪になるように、荷札の両端を接着することができる。その接着部は、荷札の基材の両端を、粘着剤層と基材が重なった状態となり、剥離層と粘着剤層が重なった状態にはならない。したがって、この製造された荷札重合体は、本発明の請求項1で規定した荷札重合体として、適用されるものとなる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施例を示す荷札重合体の断面図である。図示した荷札重合体1は、荷札Aと荷札Bの二つの荷札が重合されたもので、荷札Aを構成する基材2の一方の面で、基材2の一方の端側(右端側)に、剥離層3´が設けられ、また荷札Bを構成する基材5の一方の面で、基材5の一方の端側(左端側)に、剥離層3が設けられている。図示したように、荷札重合体1の両端に、粘着剤層4及び粘着剤層4´が荷札Aと荷札Bとの間に形成され、荷札Bの剥離層3と、荷札Aの粘着剤層4とが重合し、かつ荷札Aの剥離層3´と、荷札Bの粘着剤層4´とが重合した構成である。図で分かりやすいように、粘着剤層4と粘着剤層4´を区別したが、これらは、共通の材料及び方法により形成されたもので、同一の粘着剤層である。また剥離層3と剥離層3´についても、これらは、共通の材料及び方法により形成されたもので、同一の剥離層である。
図2は、図1で示した荷札重合体1から、荷札Aと荷札Bの二つの荷札を剥がして、分離された荷札Aと荷札Bの構成を示す断面図である。荷札Aの基材2には、剥離層3´が右端側に設けられ、また荷札Aの基材2の左側で、粘着剤層4が形成されている。また同様に、荷札Bの基材5の右端に、粘着剤層4´が形成され、また荷札Aの基材Bの左端で、剥離層3が形成されている。上記構成になるのは、荷札Aと荷札Bの二つの荷札が重合された状態から、その二つの荷札を剥がすと、粘着剤層4が荷札Bに設けた剥離層3と分離して、荷札Aの基材2側に粘着剤層4が存在する状態になる。また同様に、二つの荷札を剥がすと、粘着剤層4´が荷札Aに設けた剥離層3´と分離して、荷札Bの基材5側に粘着剤層4´が存在する状態になる。この荷札Aと荷札Bの関係は、荷札Aを180°回転すれば、荷札Bの構成になるもので、同様の構成である。
図3は、図2で示した荷札Aを、カバンの取っ手20の開口部に、荷札Aを通して、輪になるように、荷札Aの両端を接着して使用した例を示す説明図である。荷札Aの両端を接着させた部分の拡大図で示すように、粘着剤層4と荷札基材2が重なって、接着したものである。この際に、荷札Aにおいて、図2に示すように、粘着剤層4の幅aを、剥離層3´の端から基材2の右端までの距離cよりも小さく設定することで、荷札Aを丸めて、輪にして両端を接着する時、荷札Aの両端同士の端面を合わせるだけで、上記に示す粘着剤層4と荷札基材2(距離cで示される基材右端の部分)が重なるように、かつ粘着剤層4と剥離層3´が重ならないように、位置合わせを、簡単に行なうことができ、また一度丸めた荷札が剥がれることを防止することができる。また図2には、剥離層の形成された部分は、幅がbで示されていて、その幅bは粘着剤層の幅aよりも大きく設定している。それは、図1に示すように、粘着剤層と剥離層が重合した時に、粘着剤層が全て剥離層で覆われるようにするためからである。上記は、荷札Aに関して、丸めて接着したことを説明したが、荷札Bについても、全く同様のことが言える。
図1〜3で示す荷札あるいは荷札重合体の実施例について、以下に説明する。
荷札で使用される基材2、5としては、荷物の一部の開口部に荷札を通して、輪になるように、荷札AまたはBの両端を接着して使用されるが、その使用に耐えうるものであれば、材料として限定されるものではない。基材は、例えばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート等の各種のプラスチックフィルムまたはシート等が使用できる。
また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは基材内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム(いわゆる合成紙)等も使用できる。また、上記基材の任意の組合せによる積層体も使用できる。本発明の荷札で使用される基材の厚みは任意でよく、例えば、10〜300μm程度の厚みが一般的である。
本発明の荷札に設けられる剥離層3、3´としては、シリコーン樹脂やフッ素系樹脂、ポリエチレンワックス等の離型性樹脂を有機溶剤等により、溶解あるいは分散させた塗工液を用意し、フレキソ印刷、グラビア印刷等で基材上に、所定のパターンで形成することができる。また、紫外線硬化型インキにシリコーンオイルや、シリコーンアクリレートを添加して、凸版印刷やオフセット印刷により、基材上に、所定のパターンで、剥離層を形成することもできる。剥離層の厚さとしては、通常は乾燥後の固形分で、0.5〜10g/m2である。
本発明の荷札で使用される粘着剤層4、4´は、従来から知られた各種の粘着剤を使用して形成することができるが、実用上、感圧性粘着剤を用いることが好ましい。例えば、アクリル系樹脂、天然ゴム系樹脂、合成ゴム系樹脂、シリコーン系樹脂等からなる水性タイプまたは溶剤系タイプの塗工液を用いて印刷し、粘着剤層を形成できる。その印刷方法は、フレキソ印刷法、グラビア印刷法などの一般的な方法で、荷札の基材上、あるいは剥離層上に印刷して、粘着剤層を形成する。その粘着剤層の厚さは、0.1〜50g/m2(乾燥後の固形分)が好ましい。
荷札の剥離層、粘着剤層が形成されている面と反対側には、図では示していないが、荷物などを運ぶ際に、各種サービスの識別や物流情報を記録するための情報や記録が施される。その情報や記録は、オフセット印刷、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷などの公知の印刷法で形成したり、また、熱転写記録や、インクジェット記録などのノンインパクト記録、あるいはドットインパクト記録等で、印字することで形成することができる。
以上に説明した荷札は、剥離紙を用いていないので、粘着剤層を被覆する剥離紙を剥がして捨てることなく、ゴミが発生しないものであった。また荷札を取り付ける際に、荷札重合体から、二つの荷札を剥がし、分離した荷札をループ状の輪を形成するように、荷札の基材の両端を、粘着剤層と荷札基材が重合して接着するようにするだけで、作業性に何ら問題なく、簡単に取付けることができた。
本発明の荷札重合体の製造方法の実施例について、図4、5、6を使用して、以下に説明する。図4(1)に示すように、荷札Aの連続基材11を巻取12で供給し、該連続基材11に、印刷ユニット13にて、所定のパターンで剥離層を印刷し、続けて、連続基材11の剥離層側の端に、パンチ穴加工部14にて、0.5インチ間隔で、パンチ穴を連続して形成し、荷札Aの供給体15を作製する。また図4(2)の場合でも、荷札Bの連続基材11´を巻取12´で供給し、該連続基材11´に、印刷ユニット13´にて、所定のパターンで剥離層を印刷し、続けて、連続基材11´の剥離層側の端に、パンチ穴加工部14´にて、0.5インチ間隔で、パンチ穴を連続して形成し、荷札Bの供給体15´を作製する。
図4で示されたような荷札Bの供給体15´と、荷札Aの供給体15を使用して、図5に示す製造装置50(丁合装置でもある)で、荷札重合体1を製造することができる。荷札Bの供給体15´を、図5で示す製造装置(丁合装置)の第1給紙部21に設置して、搬送、供給させ、荷札Bの剥離層の設けられている側の、剥離層領域内及び荷札基材の剥離層の形成された側と反対側の端面に、粘着剤印刷ユニット16にて、粘着剤層を塗工、印刷し、その後、第2給紙部22に設置してある荷札Aの供給体15を送り出して、荷札Aと荷札Bの両者の剥離層面が対向するように、荷札Aと、該荷札Bとを重合させ、丁合する。その際に、荷札基材上に直接設けた粘着剤層が、丁合する荷札の剥離層に完全に被覆されるように、両者に設けられたパンチ穴を、搬送部であるピントラクター18のピンに係合させて、位置合わせを行なう。
但し、荷札Aと、荷札Bは、それぞれ図4で示すような装置で、パンチ穴加工と、剥離層印刷が施されるが、荷札A及び荷札Bは、いずれもパンチ穴加工部と剥離層印刷部の位置が設定値になるように、正確に加工、印刷していることが前提である。それにより、荷札A及び荷札Bのパンチ穴の位置を合わせて丁合することで、結果として、荷札Aと荷札Bの粘着剤層が剥離層により、完全に覆われるものとなる。
また、荷札Aと荷札Bが粘着剤層により、重合した後、圧着ユニット19にて、その荷札重合体を圧着して、荷札Aと荷札Bの接着性を高める。その後に、裁断ユニット17にて、長尺の連続した荷札重合体を、図1に示すようなシート状の荷札重合体1になるように、裁断(シートカット)を行なう。その結果、シート状の荷札重合体1が多数枚作成することができる。
以上に説明した荷札重合体の製造方法によれば、複雑な製造方法を使用せずに、単純な方法で荷札重合体を製造することができた。またその製造方法により得られた荷札重合体及び荷札は、前記で説明したような発明の効果を発揮できるものであった。
本発明の1実施例を示す荷札重合体の断面図である。 図1で示した荷札重合体から、荷札Aと荷札Bの二つの荷札を剥がして、分離された荷札Aと荷札Bの構成を示す断面図である。 図2で示した荷札Aを、カバンの取っ手20の開口部に、荷札Aを通して、輪になるように、荷札Aの両端を接着して使用した例を示す説明図である。 本発明の荷札重合体の製造方法で適用される、剥離層印刷とパンチ穴加工を説明する概略図である。 本発明の荷札重合体の製造方法で適用される、粘着剤層印刷と、二つの荷札を重合して、丁合工程を説明する概略図である。
符号の説明
1 荷札重合体
2 基材(荷札A)
3、3´ 剥離層
4、4´ 粘着剤層
5 基材(荷札B)
20 カバンの取っ手

Claims (4)

  1. 二つの荷札が重合された荷札重合体において、該二つの荷札の両方とも、荷札を構成する基材の一方の面に、かつ該基材の一方の端の位置に、粘着剤層を設け、また該基材の他方の端の位置に、剥離層を設け、一方の荷札の粘着剤層と、他方の荷札の剥離層が重合し、かつ一方の荷札の剥離層と、他方の荷札の粘着剤層が重合してなることを特徴とする荷札重合体。
  2. 前記の二つの荷札において、剥離層の設けられた位置と荷札基材の端面までの距離(c)が、粘着剤層の形成された幅(a)よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の荷札重合体。
  3. 前記請求項1または2に記載の荷札重合体から、二つの荷札を剥がして、分離される荷札において、該荷札がループ状の輪を形成するように、荷札の基材の両端を、前記粘着剤層と該基材が重合して接着可能であることを特徴とする荷札。
  4. 荷札Aと荷札Bを丁合する際、一方の荷札の粘着剤層と、他方の荷札の剥離層を重合させ、かつ一方の荷札の剥離層と、他方の荷札の粘着剤層を重合させて丁合する荷札重合体の製造方法において、前記荷札Aの連続基材に、剥離層を印刷し、また該荷札Aの剥離層側の端に、丁合装置の搬送部と係合するためのパンチ穴を一定間隔で設けて、該荷札Aの供給体を用意し、また前記荷札Bの連続基材に、剥離層を印刷し、また該荷札Bの剥離層側の端に、丁合装置の搬送部と係合するためのパンチ穴を一定間隔で設けて、該荷札Bの供給体を用意し、次に前記荷札Aと荷札Bのいずれか一方の剥離層の設けられている側の、剥離層領域内及び荷札基材の剥離層の形成された側と反対側の端面に、粘着剤層を塗工し、その後、該荷札Aと荷札Bの両者の剥離層面が対向するように、両者に設けられた前記のパンチ穴の位置合わせを行なって、荷札基材上に直接設けた粘着剤層が、丁合する荷札の剥離層に被覆されるように、該荷札Aと、該荷札Bとを丁合装置で重合させ、その後で、所定のサイズに裁断することを特徴とする荷札重合体の製造方法。
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