JP2009299723A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 後の変速において締結する摩擦要素の供給油路に、前の変速の解放側の摩擦要素の作動圧を受けて切り換わりを行う切り替え弁を備えた自動変速機における連続変速を空吹き無く、かつ、最終変速段の達成までの時間を短縮すること。
【解決手段】 第1の変速と第2の変速を連続して行う連続変速制御において、第1の変速の進行度合いに応じて変化するパラメータが所定の値となったとき、第2の変速で解放される第3の摩擦要素の作動油圧の低下を開始し、切換弁が遮断状態から許可状態に切り換わった後、第2の摩擦要素の作動油圧として、高圧の油圧指令を行ない、その後該高圧の油圧指令よりも低圧の油圧指令を行うピストンストローク制御を実行する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、所定時間後の車速推定値に基づいて変速比を制御する自動変速機の制御装置に関する。
従来、第1の変速の最中に第2の変速を判断した場合(以下、第1の変速と第2の変速を続けて行うような変速を連続変速と呼ぶ)、第1の変速が終了してから第2の変速を実行すると、最終的な変速段を達成するまでに時間がかかるという問題があった。そこで、第1の変速の最中に第2の変速を判断したら、判断直後に第2の変速で締結する摩擦要素に対して油圧指令をおこない、該第2の摩擦要素の油圧指令から所定時間後にピストンストロークが完了したものとして、第2の変速を開始することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来から第1の摩擦要素に対して同時締結が行なわれると急減速が発生する第2の摩擦要素の油圧回路に、第1の摩擦要素が締結時に第2の摩擦要素への作動油圧の供給を遮断する切換弁を設け、インターロックを防止することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9-273627号公報 特開平4-60271号公報
特許文献2のような自動変速機の連続変速時に、変速時間短縮の観点から特許文献1の発明を適用すると、解放側の摩擦要素対する締結側の油圧上昇が遅れ、空吹きが発生する恐れがある。すなわち、変速判断直後に、まず後の変速において締結側となる第2の摩擦要素(LOW/B)の油圧指令を行い、該指令から所定時間経過後に解放側の摩擦要素を解放することになる。
しかしながら、例えばイナーシャフェーズの初期で上記変速判断が行われたような場合には、第1の摩擦要素の油圧が低下するまでは切換弁が切り換わらないので、所定時間たっても第2の摩擦要素の調圧弁に元圧が供給されず、第2の摩擦要素の締結指令から所定時間たっても実際のピストンストロークは行なわれない。その結果、解放側の油圧の低下は進行しているのにも関わらず、締結側の摩擦要素には一向に油圧が供給されず、解放側の摩擦要素対する締結側の油圧上昇が遅れ、後の変速のイナーシャフェーズ終了後にエンジン空吹きや空吹き後の急低下によるショックが発生する恐れがある。
そこで、切換弁の切り換わり後に、変速の解放要素の解放及び締結要素(第2の摩擦要素)を開始することが考えられるが、切換弁が切り換わった後に後の変速を実行するのでは最終的な変速段の達成が遅れてしまうという問題がある。
本発明の目的とするところは、後の変速において締結する摩擦要素の供給油路に、前の変速の解放側の摩擦要素の作動圧を受けて切り換わりを行う切り替え弁を備えた自動変速機における連続変速を空吹き無く、かつ、最終変速段の達成までの時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、遊星歯車と、複数の摩擦締結要素とを備え、前記複数の摩擦締結要素の締結解放状態を切り換えることで複数の変速段を実現する自動変速機であって、前記複数の摩擦締結要素は、第1の変速において解放動作する第1の摩擦要素と、該第1の変速において解放状態であり、第2の変速において締結動作する第2の摩擦要素と、前記第2の変速において解放動作する第3の摩擦要素とから構成されており、前記第2の摩擦締結要素への作動油圧を調圧する調圧弁と、当該調圧弁と前記第2の摩擦要素との間の連通状態を切り換える切換弁と、前記第1の摩擦要素が締結状態のときには、前記調圧弁から前記第2の摩擦要素へ供給される油圧を遮断し、前記第1の摩擦要素への作動油圧が解放状態のときには、前記調圧弁からの油圧の供給を許可するよう前記切換弁を切り換える切り換え手段と、を備えた自動変速機の油圧制御装置において、前記第1の変速中に連続して前記第2の変速を行うときには、前記第1の変速の進行度合いに応じて変化するパラメータが所定の値となったとき、前記第3の摩擦要素の作動油圧の低下を開始し、前記切換弁が前記遮断状態から前記許可状態に切り換わった後、前記第2の摩擦要素の作動油圧として、高圧の油圧指令を行ない、その後該高圧の油圧指令よりも低圧の油圧指令を行うピストンストローク制御を実行する連続変速制御手段と、を備えた。
切換弁の切り換わり後に、第2の摩擦要素のピストンストローク制御を行うようにしているため、締結側である第2の摩擦要素に対して大きな流量を確実に流すことができる。その結果、解放側の油圧の低下に対して、締結側の作動油圧の上昇遅れを最小限にすることができる。更に、第1の変速の進行度合いに応じて変化するパラメータが所定の値になったところで、第2の変速を開始することで、第1の変速と第2の変速とを連続的に行うことができ、最終的な目標変速段である第2の変速の終了までの時間を短時間で行うことができる。
以下では図面等を参照して本発明の実施の形態について詳しく説明する。
図1は実施例1における自動変速機の構成を示すスケルトン図である。本実施例1における自動変速機は、前進7速後退1速の有段式自動変速機であり、エンジンEgの駆動力がトルクコンバータTCを介して入力軸Inputから入力され、4つの遊星ギアと7つの摩擦締結要素とによって回転速度が変速されて出力軸Outputから出力される。また、トルクコンバータTCのポンプインペラと同軸上にオイルポンプOPが設けられ、エンジンEgの駆動力によって回転駆動され、オイルを加圧する。
また、エンジンEgの駆動状態を制御するエンジンコントローラ(ECU)10と、自動変速機の変速状態等を制御する自動変速機コントローラ(ATCU)20と、ATCU20の出力信号に基づいて各締結要素の油圧を制御するコントロールバルブユニット(CVU)30(連続変速制御手段)とが設けられている。なお、ECU10とATCU20とは、CAN通信線等を介して接続され、相互にセンサ情報や制御情報を通信により共有している。
ECU10には、運転者のアクセルペダル操作量を検出するAPOセンサ1と、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度センサ2とが接続されている。ECU10は、エンジン回転速度やアクセルペダル操作量に基づいて燃料噴射量やスロットル開度を制御し、エンジン出力回転速度及びエンジントルクを制御する。
ATCU20には、第1キャリアPC1の回転速度を検出する第1タービン回転速度センサ3、第1リングギアR1の回転速度を検出する第2タービン回転速度センサ4、出力軸Outputの回転速度を検出する出力軸回転速度センサ5、及び運転者のシフトレバー操作状態を検出するインヒビタスイッチ6が接続され、Dレンジにおいて車速Vspとアクセルペダル操作量APOとに基づく最適な指令変速段を選択し、CVU30に指令変速段を達成する制御指令を出力するとともに、油圧決定部20aを備える。
次に、入力軸Inputと出力軸Outputとの間の変速ギア機構について説明する。入力軸Input側から軸方向出力軸Output側に向けて、順に第1遊星ギアセットGS1及び第2遊星ギアセットGS2が配置されている。また、摩擦締結要素として複数のクラッチC1、C2、C3及びブレーキB1、B2、B3、B4が配置されている。また、複数のワンウェイクラッチF1、F2が配置されている。
第1遊星ギアG1は、第1サンギアS1と、第1リングギアR1と、両ギアS1、R1に噛み合う第1ピニオンP1を支持する第1キャリアPC1と、を有するシングルピニオン型遊星ギアである。第2遊星ギアG2は、第2サンギアS2と、第2リングギアR2と、両ギアS2、R2に噛み合う第2ピニオンP2を支持する第2キャリアPC2と、を有するシングルピニオン型遊星ギアである。第3遊星ギアG3は、第3サンギアS3と、第3リングギアR3と、両ギアS3、R3に噛み合う第3ピニオンP3を支持する第3キャリアPC3と、を有するシングルピニオン型遊星ギアである。第4遊星ギアG4は、第4サンギアS4と、第4リングギアR4と、両ギアS4、R4に噛み合う第4ピニオンP4を支持する第4キャリアPC4と、を有するシングルピニオン型遊星ギアである。
入力軸Inputは、第2リングギアR2に連結され、エンジンEgからの回転駆動力を、トルクコンバータTC等を介して入力する。出力軸Outputは、第3キャリアPC3に連結され、出力回転駆動力を、ファイナルギア等を介して駆動輪に伝達する。
第1連結メンバM1は、第1リングギアR1と第2キャリアPC2と第4リングギアR4とを一体的に連結するメンバである。第2連結メンバM2は、第3リングギアR3と第4キャリアPC4とを一体的に連結するメンバである。第3連結メンバM3は、第1サンギアS1と第2サンギアS2とを一体的に連結するメンバである。
第1遊星ギアセットGS1は、第1遊星ギアG1と第2遊星ギアG2とを、第1連結メンバM1と第3連結メンバM3とによって連結して、4つの回転要素から構成される。また、第2遊星ギアセットGS2は、第3遊星ギアG3と第4遊星ギアG4とを、第2連結メンバM2によって連結して、5つの回転要素から構成される。
第1遊星ギアセットGS1では、トルクが入力軸Inputから第2リングギアR2に入力され、入力されたトルクは第1連結メンバM1を介して第2遊星ギアセットGS2に出力される。第2遊星ギアセットGS2では、トルクが入力軸Inputから直接第2連結メンバM2に入力されるとともに、第1連結メンバM1を介して第4リングギアR4に入力され、入力されたトルクは第3キャリアPC3から出力軸Outputに出力される。
インプットクラッチC1は、入力軸Inputと第2連結メンバM2とを選択的に断接するクラッチである。ダイレクトクラッチC2は、第4サンギアS4と第4キャリアPC4とを選択的に断接するクラッチである。
H&RLクラッチC3は、第3サンギアS3と第4サンギアS4とを選択的に断接するクラッチである。また、第3サンギアS3と第4サンギアの間には、第2ワンウェイクラッチF2が配置されている。これにより、H&RLクラッチC3が解放され、第3サンギアS3よりも第4サンギアS4の回転速度が大きい時、第3サンギアS3と第4サンギアS4とは独立した回転速度を発生する。よって、第3遊星ギアG3と第4遊星ギアG4が第2連結メンバM2を介して接続された構成となり、それぞれの遊星ギアが独立したギア比を達成する。
フロントブレーキB1は、第1キャリアPC1の回転を選択的に停止させるブレーキである。また、フロントブレーキB1と並列に第1ワンウェイクラッチF1が配置されている。ローブレーキB2は、第3サンギアS3の回転を選択的に停止させるブレーキである。2346ブレーキB3は、第1サンギアS1及び第2サンギアS2を連結する第3連結メンバM3の回転を選択的に停止させるブレーキである。リバースブレーキB4は、第4キャリアPC4の回転を選択的に停止させるブレーキである。
変速ギア機構は以上のように構成され、図2の締結表に示すように各締結要素の締結状態を切り換えることで所望の変速段を実現することができる。図2は、変速段ごとの各締結要素の締結状態を示す締結表であり、○印は当該締結要素が締結状態となることを示し、(○)印はエンジンブレーキが作動するレンジ位置が選択されているときに当該締結要素が締結状態となることを示す。
すなわち、1速では、ローブレーキB2のみが締結状態となり、これにより、第1ワンウェイクラッチF1及び第2ワンウェイクラッチF2が係合する。2速では、ローブレーキB2及び2346ブレーキB3が締結状態となり、第2ワンウェイクラッチF2が係合する。3速では、ローブレーキB2、2346ブレーキB3及びダイレクトクラッチC2が締結状態となり、第1ワンウェイクラッチF1及び第2ワンウェイクラッチF2はいずれも係合しない。4速では、2346ブレーキB3、ダイレクトクラッチC2及びH&RLクラッチC3が締結状態となる。5速では、インプットクラッチC1、ダイレクトクラッチC2及びH&RLクラッチC3が締結状態となる。6速では、2346ブレーキB3、インプットクラッチC1及びH&RLクラッチC3が締結状態となる。7速では、フロントブレーキB1、インプットクラッチC1及びH&RLクラッチC3が締結状態となり、第1ワンウェイクラッチF1が係合する。後退速では、リバースブレーキB4、フロントブレーキB1及びH&RLクラッチC3が締結状態となる。
図3は、CVUの油圧回路を示す回路図である。ここでは、主に、ローブレーキB2,インプットクラッチC1,H&RLクラッチC3及び2346ブレーキB3へ供給する油圧回路について説明する。
CVU30は、オイルポンプOP、ライン圧を調圧するプレッシャレギュレータ弁31及び各締結要素への供給路を切り換えるマニュアルバルブ32を備え、オイルポンプOPの吐出圧は、プレッシャレギュレータ弁31のドレンポートの開度に応じて調圧されてライン圧となる。ライン圧は、マニュアルバルブ32において切り換えられる油路に従って各締結要素へと供給される。
ローブレーキB2は、第1摩擦板33と第2摩擦板34とがピストン35、36の付勢力によって圧接されることで摩擦締結する。ピストン35、36には、受圧面積の小さい第1ピストン35と受圧面積の大きい第2ピストン36とが一体的に形成される。これにより、第1ピストン35に油圧を作用させる第1油圧室37及び第2ピストン36に油圧を作用させる第2油圧室38には、それぞれ独立して油圧が供給され、第1ピストン35及び第2ピストン36がそれぞれ受ける油圧と受圧面積との積の和がピストン全体としての付勢力となり、ローブレーキB2の締結容量となる。
ローブレーキB2の油圧回路は、ローブレーキB2に供給される油圧を調圧する調圧弁39、第1油圧室37への油圧供給油路を開閉する第1切換弁40及び第2油圧室38への油圧供給油路を開閉する第2切換弁41を備える。
なお、調圧弁39はリニアソレノイド50の作動量に応じて弁開度が制御される。第1切換弁40は、ON/OFFソレノイド51を信号圧にして、調圧弁39と第1油圧室37との間を連通状態とすると共にインプットクラッチC1の油圧室とドレンポートとを連通状態とする第1の位置と、調圧弁39と第1油圧室37との間を非連通状態とし、第1油圧室37をドレンポートと連通させると共にインプットクラッチC1の油圧室と調圧弁41とを連通状態とする第2の位置とに切り換える。尚、ソレノイド51はインプットクラッチC1に油圧が発生している間(油圧指令を行っている間)はOFFとし、インプットクラッチC3の油圧指令がゼロであるときには、ONとして制御している。
第2切換弁41は、インプットクラッチC1及びダイレクトクラッチC2へ供給される油圧を信号圧にして、調圧弁39と第2油圧室38との間が、インプットクラッチC1及びダイレクトクラッチC2へ油圧が供給されていないときは連通状態とする第1の位置、インプットクラッチC1又はダイレクトクラッチC2へ油圧が供給されているときは非連通状態とする第2の位置となるよう切り替わる。
同様に、インプットクラッチC1,H&RLクラッチC3及び2346ブレーキB3の油圧回路は、各締結要素に供給される油圧を調圧する調圧弁42,43,44と、この各調圧弁の弁開度を制御するリニアソレノイド52,53,54を有する。
マニュアルバルブ32からローブレーキB2の油圧回路へ供給されたライン圧は、調圧弁39において調圧されてローブレーキ作動油圧となる。ローブレーキ作動油圧は、第1切換弁40及び第2切換弁41のいずれもが第2の位置になったときは供給されず、第1切換弁40及び第2切換弁41の一方が第1の位置になっているとき、第1の位置となっている方の切換弁を介して第1油圧室37又は第2油圧室38へ供給され、第1切換弁40及び第2切換弁41の両方が第1の位置となっているとき第1油圧室37及び第2油圧室38に供給される。
図2の締結表に示すようにローブレーキB2は1速〜3速のみにおいて締結される。このうち、1速及び2速のときはトルク比(分担トルク)が大きいので、第1摩擦板と第2摩擦板との間により大きな締結容量が必要であり、第1切換弁40及び第2切換弁41がいずれも第1の位置となる。3速のときは、トルク比が相対的に小さいので、第1摩擦板と第2摩擦板との間に大きな締結容量を必要とせず、第1切換弁40のみが第1の位置となり、第2切換弁41は第2の位置となるよう制御される。
このような自動変速機において、例えば4速から3速への変速に際してインプットクラッチC1とローブレーキB2が同時に締結されると、インターロック等を生じて車両に急激な減速Gが発生する。そこで、第1及び第2切換弁40,41によりインプットクラッチC1とローブレーキB2の同時締結を回避している。
〔通常のダウンシフト制御処理〕
次に、図4及び図5を用いてダウンシフトについて説明する。図4は通常ダウンシフトについて説明するためのタイムチャート、図5はそのフローチャートである。
第n段での走行中に走行条件が変動して、ATCU20内に設けられたシフトマップにより目標変速段が第n−1段に設定されると、制御信号に基づき第n段から第n−1段へのダウンシフトが開始される。
ダウンシフトが開始されると、締結側摩擦要素では、変速開始とともに、ピストンストローク制御が実行される(図4の時刻t1〜t5)。このピストンストローク制御は、低圧の油圧指令を油圧決定部20aへ出力する第1の油圧値発信手段と、高圧の油圧指令を油圧決定部20aへ出力する第2の油圧値発信手段とから構成される。
第1の油圧値発信手段と第2の油圧値発信手段とは独立して演算されており、ソレノイド51がONのときは、油圧決定部20aで両発信結果のうち高い方の油圧値を最終的な指令としてソレノイド50へ出力する(油圧制御手段)。通常は変速指令と共に第1の油圧値発信手段による出力と第2の油圧値発信手段による発信とが開始され、後述する所定時間T1経過後は、第1の油圧値発信手段による発信のみが出力される。
第2の油圧値発信手段では、できるだけ早くピストンストロークを完了させるために実行される制御であって、全ピストンストロークの70パーセント程度ストロークするような高い油圧指令値が所定期間T1だけ出力される。なお、このときの油圧指令値は予め設定された値PA1+学習量として出力される。なお、学習量は、イナーシャフェーズまでの時間及び変化率に基づいて随時補正が行われる。
また、時刻t1から第1の油圧値発信手段により発信された油圧値(PA2+学習量)が出力され、所定時間T1経過後の時刻t2になると、第1の油圧値発信手段により発信された油圧値のみが出力される。すなわち、時刻t2まではPA1+学習量の油圧指令値が出力されるとともに、時刻t2において油圧指令値としては一旦低下することになり、この高圧の油圧指令出力後は、ピストンストロークを緩やかに進行させ、かつ、保持できる程度の油圧値となるように予め設定された所定勾配RA1の低い油圧指令値を設定して締結に備える。上述したように、第1の油圧値発信手段による油圧指令値の演算は、PA2+学習量を初期値として変速開始t1から所定勾配RA1による演算が行われる。
この場合、所定勾配RA1は、ピストンストローク制御終了後の実油圧の立ち上がりや、ピストンストロークのバラツキ等を考慮して設定される。なお、パワーオンダウンシフトの場合には、後述の解放側摩擦要素で変速制御を進行させ、また、パワーオフダウンシフトの場合には締結側摩擦要素で変速制御を進行させる。このため、パワーオンダウンシフトの方がパワーオフダウンシフトよりも所定勾配RA1が緩やか設定される。
そして、このような油圧指令値により締結側摩擦要素のピストンが徐々にストロークしていき、ピストンストローク制御開始から所定時間T2が経過するか、又はギア比がイナーシャフェーズ開始ギア比GR1よりも高くイナーシャフェーズ終了ギア比よりも低い所定ギア比GR6に達すると、ピストンストローク制御を終了する。
一方、解放側摩擦要素では、まずアンダーシュート防止制御(図5のステップS201)が実行される。すなわち、ダウンシフトが開始されると、解放側摩擦要素では、油圧指令値が、入力トルクに応じて設定される所定の油圧指令値TR2まで低減される。このとき、油圧の過度の低下(アンダーシュート)を防止するために、変速開始時には、目標とする油圧指令値TR2に対してやや高めの油圧指令値(+TR1)が出力され、その後、油圧指令値を所定時間T14だけかけて徐々に上記目標とする油圧指令値TR2まで漸減させる(以上、図5のステップS201,S202参照)。
なお、上記の油圧指令値TR2は、パワーオンダウンシフト時はイナーシャフェーズを開始させる油圧であって、解放側摩擦要素のクラッチが僅かに滑り出す程度の油圧に相当している。また、パワーオフダウンシフト時は解放側摩擦要素のクラッチがスリップしない程度の油圧に相当している。
そして、所定時間T14が経過すると、掛け換え制御が実行される(ステップS203)。この掛け換え制御は、予め設定された所定勾配RR2により油圧指令値を低下させ、イナーシャフェーズが開始するまでこの状態を継続する。そして、時刻t4において、実ギア比GRがイナーシャフェーズの開始を表す所定ギア比GR1となるまで、掛け換え制御が継続される(ステップS204)。
時刻t4において、実ギア比GRが所定ギア比GR1となると、イナーシャフェーズ制御が開始される(ステップS207)。このイナーシャフェーズ制御では、解放側摩擦要素において、イナーシャフェーズの進行が、目標ギア比変化率と一致するようにフィードバック制御により締結圧制御が実行される。そして、時刻t6において、ギア比GRがn−1段のギア比に近い所定ギア比GR3に達すると、イナーシャフェーズ制御を終了する(ステップS208)。
また、締結側摩擦要素では、時刻t5において、ギア比GRが上述した所定ギア比GR3よりも手前に設定された所定ギア比GR6に到達すると(もしくはバックアップタイマにより時刻T2を経過すると)、ピストンストローク制御を終了する(ステップS102)。それまでは、ピストンストローク制御を継続する。
その後、締結側摩擦要素ではMAX圧到達制御(ステップS103)に移行する。このMAX圧到達制御では、入力トルクに基づいて予め設定された所定油圧TA14まで油圧を予め定められた所定時間T12かけて上昇させる。ここで、所定油圧TA14はn速段を確実に確定させることができる油圧で、イナーシャフェーズ終了検出ばらつきにより発生する変速ショックを防止することができる。
時刻t7において、所定時間T12が経過すると、油圧指令値(デューティ)を100%に設定し最大油圧(MAX圧)を出力して締結側摩擦要素の変速を終了する。一方、解放側締結要素では、イナーシャフェーズ制御が終了すると、斜め抜き面取り制御(ステップS209)が実行される。この斜め抜き面取り制御では、時刻t6において、イナーシャフェーズ終了判定すると、入力トルクに応じた所定勾配RR4で油圧を低下させ、出力軸のトルク変動を抑えつつ、素早く最小油圧(油圧ゼロ)となるように制御する(ステップS209)。
時刻t8において、このように所定勾配RR4で油圧を低下させてから所定時間T8経過すると、油圧指令値(デューティ)を0%に設定し最小油圧(MIN圧=油圧ゼロ)を出力して解放側摩擦要素の変速を終了する。尚、例えば5速から4速への変速時には、圧指令値(デューティ)を0%に設定し最小油圧(MIN圧=油圧ゼロ)を出力したときに、ソレノイド51がOFFからONに切り換えている。このため、油圧ゼロを出力したときには第1切換弁40においてインプットクラッチC1への油圧供給が遮断されると共に、ローブレーキB2への油圧供給が可能な状態とされる。以上のようにして、通常変速のダウンシフトが実行される。
〔連続変速におけるダウンシフト制御処理〕
図6は実施例1の連続変速制御におけるフローチャートである。連続変速とは、例えば、5速から4速への変速が完了する前に4速から3速への変速を実行するものである。これは、例えば5速から4速への変速途中に4速から3速への変速が判断された場合や、当初の変速判断時点において、5速から3速への変速が判断されているものを含む。
尚、実施例1で言うところの連続変速をさせない場合には、一旦5速から4速への変速が実行され、4速が確定し、その後、4速から3速への変速が実行される。このときは、後述する図8の加速度Gの点線で示す波形のように、一旦、4速確定に伴う4速相当の加速度が発生し、その後、変速の開始に伴って再び加速度が低下し、再度3速確定により加速度が上昇するという加速度G変動が生じる。これを回避するために5速から4速への変速中に3速への変速を開始する連続変速が実行される。以下、5速走行中に3速への変速を判断したときを例にして、各ステップについて説明する。
ステップS301では、5速から3速への連続変速要求の有無を判断し、5速から3速への連続変速要求があるときはステップS302へ進み、それ以外のときは、ステップS305へ進んで他の変速制御を実行する。他の変速制御とは、上述した5速から4速への通常のダウンシフト等である。
ステップS302では、5速から4速への変速指令を出力する(第1の変速)。この変速制御は前述の通常のダウンシフトにおいて説明した内容と同じである。
ステップS303では、実ギア比GRがイナーシャフェーズの開始を判断する所定ギア比GR1(5速のギア比から4速のギア比側に若干変化した値)に到達したか否かを判断し、到達したときは第1の変速のイナーシャフェーズの開始と判断してステップS304へ進み、それ以外のときはイナーシャフェーズが開始するまで待機する。
ステップS304では、4速から3速への変速(第2の変速)を開始する。尚、この変速制御の解放側については前述の通常のパワーオンダウンシフトにおいて説明した内容と同じであるが、締結側については、特にピストンストローク制御において異なる。以下、ピストンストローク制御について説明する。
〔連続変速におけるピストンストローク制御〕
図7は連続変速制御において、4速から3速への変速指令を実行する際の締結側締結要素のピストンストローク制御を表すフローチャートである。
ステップS401では、第1の油圧値を算出する。具体的には、
所定値PA2+学習量+所定勾配(RA1)×ピストンストローク制御開始からの経過時間により算出される。尚、ピストンストローク制御開始からの経過時間とは、第2の変速での解放側締結要素であるH&RLクラッチC3の油圧の低下を開始した時点からの経過時間である。
ステップS402では、算出された第1の油圧値を最終的な油圧指令を決定する油圧決定部へ出力する。
ステップS403では、ソレノイド51がONか否かを判断し、OFFのときはステップS404へ進み、ONのときはステップS405へ進む。言い換えると、ギア比GR3になってもインプットクラッチC1の油圧は制御する必要があるため、ソレノイド51がOFFからONに切り換わるのは、第1の変速での解放側締結要素であるインプットクラッチC1の指示圧がゼロとなった時点である。
ステップS404では、ローブレーキB2への最終的な油圧指令として、ステップS401において算出された第1の油圧値をソレノイド50に出力し、ステップS102へ進む。
ステップS405では、第2の油圧値発信手段による油圧値の出力開始から所定時間T1が経過したか否かを判断し、経過したときはステップS404へ進み、経過していないときはステップS406へ進む。所定時間T1経過後は、常時第1の油圧値発信手段による第1の油圧値が油圧指令としてソレノイド50に出力される。
ステップS406では、第2の油圧値発信手段による第2の油圧値を算出する。すなわち、予め設定された所定値PA1+学習量が算出される。
ステップS407では、算出された第2の油圧値を最終的な油圧指令を決定する油圧決定部(ステップS408)へ出力する。
ステップS408では、ローブレーキB2への最終的な油圧指令として、第1の油圧値と第2の油圧値のうち高い方の油圧値をソレノイド50に出力し、ステップS102へ進む。
以下、上記フローチャートに基づく作用について説明する。図8は連続変速制御を行った際のタイムチャートである。
時刻t11において、5速から4速への変速指令が出力されると、ダウンシフトが実行される。このダウンシフトの作用自体は、上述の通常ダウンシフト制御と同じであるため説明を省略する。
例えば運転者がアクセルペダルを大きく踏み込み、最終的な目標変速段として、3速が決定された場合、5速から3速へ一気に変速するにはインプットクラッチC1とH&RLクラッチC3とを同時に解放し、ローブレーキB2と2346ブレーキB3とを同時に締結する所謂二重掛け換えが行われてしまう。これは、変速制御を複雑化させ、変速制御の品質を確保するのが困難である。
一方、5速から4速への変速が終了してから3速への変速を開始すると、全体として変速時間が長くかかってしまい、運転者の意図に沿ったものとは言えない。そこで、4速から3速への変速指令は、5速から4速への変速におけるイナーシャフェーズの開始が確認された段階で3速の達成に必要な制御を開始する(連続変速)。
すなわち、時刻t12において、実ギア比GRが5速から4速の変速におけるイナーシャフェーズの開始を表す所定ギア比GR1に到達したと判断されると、4速から3速への変速制御が開始される。具体的には、H&RLクラッチC3の解放制御が開始され、同時にローブレーキB2の締結制御が開始される。
ここで、H&RLクラッチC3に関しては、5速から4速への変速におけるイナーシャフェーズの開始時点において解放制御を実行したとしても、解放時には油圧の応答性が良くH&RLクラッチC3を狙い通りの容量に制御できるため特段の問題はない。また、ローブレーキB2への油圧供給に関し、5速から4速への変速が完了した時点から3速への変速を開始するならば、第1切換弁40の切り換えは終了していることから、やはり問題は生じない。
しかしながら、連続変速によって加速度Gの変動を抑制するためには、5速から4速への変速の完了よりも事前に3速への変速を開始する必要がある。このとき、ローブレーキB2には、上述したようにインターロックを防止する観点から第1切換弁40が備えられており、ローブレーキB2への油圧供給指令を出力したとしても、それらはドレン回路に供給されるのみであり、実質的にローブレーキB2の第1油圧室37へ油圧供給を行うことができない。
特に、ローブレーキB2のピストンストローク制御を適切に実行できない場合には、ローブレーキB2が実際に締結容量を持ち始めるタイミングがH&RLクラッチC3に対して遅れてしまい、イナーシャフェーズ終了後のエンジン空吹き等の要因となる。
そこで、実施例1では、第1切換弁40の作動状態を表すソレノイド51のON・OFF状態を検知し、ソレノイド51がONとなっていることを確認、すなわち、ローブレーキB2への油圧供給が可能な状態であることを確認してから、ピストンストローク制御のうち、第2の油圧値発信手段による発信を行うようにした。
時刻t12において、H&RLクラッチC3の解放制御の開始と同時に、ローブレーキB2にあっては、第1の油圧値発信手段により油圧値の出力が開始される。尚、このタイミングで第1の油圧値を出力したとしても、上述したように第1切換弁41の作用によりローブレーキB2の第1の油圧室37に油圧は供給されない。
時刻t13において、実ギア比が5速から4速へのダウンシフトにおけるイナーシャフェーズの終了を表す所定ギア比GR3に到達すると、インプットクラッチC1の油圧を所定勾配で一気に低下させる。
時刻t13'において、インプットクラッチC1の油圧指令がゼロになると、ソレノイド51がOFFからONとされ、第1切換弁40が切り換えられる。このとき、第2の油圧値発信手段によって油圧値の出力が開始される。第1の油圧値と第2の油圧値のうち高い方の値がソレノイド50に対する油圧指令として出力されるため、時刻t13'から所定時間T1経過する間、高い油圧値(所定値PA1+学習量)が出力される。これにより、4速から3速への変速におけるイナーシャフェーズ終了までにピストンストロークを確実に行うことができる。
時刻t14において、ソレノイド50に対する油圧指令として第2の油圧値が所定時間T1の間供給された後は、第1の油圧値が油圧指令として選択される。このとき、第1の油圧値自体は、4速から3速への変速指令が出力されたときから継続的に演算されており、その値は時間の経過と共に増大するように所定勾配RA1が設定されている。言い換えると、第2の油圧値の指令直後の第1の油圧値(実質的に供給される第1の油圧値の初期値)は、H&RLクラッチC3の油圧低下の進行度合いに応じて設定されることになる。よって、時刻t14においてはじめて第1の油圧値の演算を開始する場合に比べて高い油圧値を確保できており、ピストンストロークをさらに促進させることができる。
時刻t15において、実ギア比GRが4速から3速へのイナーシャフェーズの終了を表す所定ギア比GR3に到達したと判断されると、H&RLクラッチC3にあっては完全解放され、ローブレーキB2にあってはMAX圧到達制御による完全締結がなされ、変速が終了する。
ここで、上記4速から3速への変速時における作用について、実施例1と比較例1,2との対比に基づいて更に詳述する。図9は、4速から3速へのダウンシフト実行時のタイムチャートを拡大した拡大タイムチャートである。図9中、細い実線は通常制御時の油圧の立ち上がりを表し、細い点線は実施例1における連続変速による油圧の立ち上がりを表し、細い一点鎖線は比較例1の油圧の立ち上がりを表し、細い二点鎖線は比較例2の油圧の立ち上がりを表す。
(比較例1の作用)
まず、比較例1について説明する。比較例1とは、4速から3速への変速指令と同時にピストンストローク制御を開始し、最初に高圧の第2の油圧値を出力するものである。この場合、ソレノイド51がOFFの状態で第2の油圧値が出力されるため、この油圧は全てドレン回路に流出し、ピストンストロークに寄与しない。そして、ソレノイド51がONとなってからも、第1の油圧値のみが供給されるだけである。よって、実油圧の立ち上がりは小さく、MAX圧制御において完全締結油圧が供給されると、ローブレーキB2の容量不足に伴い、エンジンの空吹きが発生したり、その後、低い油圧から高い油圧に急変化することによって発生するエンジン回転の急低下に伴うショックを招くおそれがある。
(比較例2の作用)
次に、比較例2について説明する。比較例2とは、ソレノイド51がONとなってから初めてピストンストローク制御を開始するものである。この場合、第2の油圧値が出力され、この油圧はローブレーキB2へ供給されるため、それなりにピストンストロークを得ることができる。しかしながら、第1の油圧値についても、ソレノイド51がONとなってから演算を開始しているため、本発明に対して第1の油圧値も小さめの油圧値が演算され(図9の領域(A))、結局十分なピストンストロークを確保できない。よって、比較例1に対して改善は見込めるものの、やはり、MAX圧制御において完全締結油圧が供給されると、ローブレーキB2の容量不足に伴い、エンジンの空吹きが発生したり、その後、低い油圧から高い油圧に急変化することによって発生するエンジン回転の急低下に伴うショックを招くおそれがあることに変わりはない。
(実施例1の作用)
これらに対し、実施例1では、ソレノイド51がONとなり、ローブレーキB2への油圧供給が可能な状態になってから第2の油圧値を発信し、この第2の油圧値をソレノイド50の油圧指令としているため、ピストンストロークを促進可能な大流量を供給できる。また、第1の油圧値はソレノイド51の状態に係わらず4速から3速への変速開始時点から発信される、言い換えると演算し続けるため、第2の油圧値の発信が終了したときにH&RLクラッチC3の油圧の低下状態、すなわち変速の進行度合いに応じた比較的高い油圧を確保できる。よって、イナーシャフェーズ終了時点までにピストンストロークを完了させることが可能となり、ローブレーキB2の締結力不足に伴うG抜け感を回避し、更に、MAX圧制御を正確に実行することで変速ショックを抑制することができる。
以上説明したように、実施例1では、下記に列挙する作用効果を得ることができる。
(1)ローブレーキB2(第2の摩擦締結要素)への作動油圧を調圧する調圧弁39と、当該調圧弁39とローブレーキB2との間の連通状態を切り換える第1切換弁40(切換弁)と、インプットクラッチC1(第1の摩擦要素)に作動油圧の発生しているときには、調圧弁39からローブレーキB2へ供給される油圧を遮断し、インプットクラッチC1への作動油圧が発生していないときには、調圧弁39からの油圧の供給を許可するよう切換弁を切り換えるソレノイド51(切り換え手段)と、を備えた自動変速機の油圧制御装置において、調圧弁39とローブレーキB2との間の連通状態が遮断状態から供給状態へ切り換わったことを判定し(ステップS403:判定手段)と、5速から4速への変速中(第1の変速中)に連続して4速から3速への変速(第2の変速)が必要と判断したら、実ギア比GR(5速から4速への変速の進行度合いに応じて変化するパラメータ)が所定ギア比GR1(所定の値)となったとき、H&RLクラッチC3(第3の摩擦要素)の作動油圧の低下を開始し、第1切換弁40が遮断状態から許可状態に切り換わった後、ローブレーキB2の作動油圧として、高圧の油圧指令を行ない、その後該高圧の油圧指令よりも低圧の油圧指令を行うピストンストローク制御を実行する連続変速制御を行うこととした(連続変速制御手段)。
第1切換弁40の切り換わり後に、ローブレーキB2のピストンストローク制御を行うようにしているため、ローブレーキB2に対して大きな流量を確実に流すことができる。その結果、解放側の油圧の低下に対して、締結側の作動油圧の上昇遅れを最小限にすることができる。更に、実ギア比GRがイナーシャフェーズの開始を表す所定ギア比GR1になったところで、4速から3速への変速を開始することで、最終目標変速段である3速への変速終了までの時間を短時間で行うことができる。
(2)第2の油圧値(高圧の油圧指令)直後の第1の油圧値(低圧の油圧指令の初期値)は、H&RLクラッチC3の作動油圧の低下の進行度合いに応じたものとなる。すなわち、第2の油圧値の直後の第1の油圧値を、解放側であるH&RLクラッチC3の低下状態に応じて設定することで、通常の単独変速時に比べて高い油圧を供給する。その結果、解放側のH&RLクラッチC3の作動油圧の状態に対するローブレーキB2の作動油圧の遅れを最小限とすることができ、変速中のエンジンの空吹きを抑制することができる。
(3)5速から4速への変速のイナーシャフェーズの開始(4速から3速への変速の解放要素であるH&RLクラッチC3の油圧の低下の開始)からの経過時間に応じて増大する第1の油圧値を発信する第1の油圧値発信手段と、高圧の油圧値を第2の油圧値として所定期間発信する第2の油圧値発信手段と、第1切換弁40が遮断状態から許可状態に切り換わったとき、第2の油圧値発信手段を作動させるステップS406,S407(作動手段)と、第1の油圧値及び第2の油圧値のうち高い方の油圧値を、ローブレーキB2の最終的な油圧指令として出力するステップS408(油圧制御手段)と、を備えた。
高圧の油圧を所定期間供給した後は、第1の油圧値発信手段により発信された第1の油圧値をローブレーキB2の油圧指令とするため、変速の進行度合いに応じた比較的高い油圧を確保できる。これにより、締結側の摩擦要素のピストンストローク状態と解放側の摩擦要素の解放状態が良好に整合するようになり、解放側のH&RLクラッチC3に対するローブレーキB2の作動油圧の遅れを最小限としつつ、ショックの発生も最小限とすることができる。
実施例1における自動変速機の構成を示すスケルトン図である。 実施例1の変速段ごとの各締結要素の締結状態を示す締結表である。 実施例1のコントロールバルブユニットの油圧回路を示す回路図である。 実施例1の通常ダウンシフトについて説明するためのタイムチャートである。 実施例1の通常ダウンシフトについて説明するためのフローチャートである。 実施例1の連続変速制御におけるフローチャートである。 実施例1の連続変速制御において、4速から3速への変速指令を実行する際の締結側締結要素のピストンストローク制御を表すフローチャートである。 実施例1の連続変速制御を行った際のタイムチャートである。 実施例1の4速から3速へのダウンシフト実行時のタイムチャートを拡大した拡大タイムチャートである。
符号の説明
1 APOセンサ
2 エンジン回転速度センサ
3 第1タービン回転速度センサ
4 第2タービン回転速度センサ
5 出力軸回転速度センサ
6 インヒビタスイッチ
20 ATCU
35 第1ピストン
36 第2ピストン
39 調圧弁
40 第1切換弁
41 第2切換弁
42,43,44 調圧弁
51 ソレノイド
B2 ローブレーキ
B3 2346ブレーキ
C1 インプットクラッチ
C3 H&RLクラッチ

Claims (3)

  1. 遊星歯車と、複数の摩擦締結要素とを備え、前記複数の摩擦締結要素の締結解放状態を切り換えることで複数の変速段を実現する自動変速機であって、
    前記複数の摩擦締結要素は、第1の変速において解放動作する第1の摩擦要素と、該第1の変速において解放状態であり、第2の変速において締結動作する第2の摩擦要素と、前記第2の変速において解放動作する第3の摩擦要素とから構成されており、
    前記第2の摩擦締結要素への作動油圧を調圧する調圧弁と、当該調圧弁と前記第2の摩擦要素との間の連通状態を切り換える切換弁と、前記第1の摩擦要素が締結状態のときには、前記調圧弁から前記第2の摩擦要素へ供給される油圧を遮断し、前記第1の摩擦要素が解放状態のときには、前記調圧弁からの油圧の供給を許可するよう前記切換弁を切り換える切り換え手段と、
    を備えた自動変速機の油圧制御装置において、
    前記第1の変速中に連続して前記第2の変速を行うときには、前記第1の変速の進行度合いに応じて変化するパラメータが所定の値となったとき、前記第3の摩擦要素の作動油圧の低下を開始し、前記切換弁が前記遮断状態から前記許可状態に切り換わった後、前記第2の摩擦要素の作動油圧として、高圧の油圧指令を行ない、その後該高圧の油圧指令よりも低圧の油圧指令を行うピストンストローク制御を実行する連続変速制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 前記高圧の油圧指令直後の前記低圧の油圧指令の初期値は、前記第3の摩擦要素の作動油圧の低下の進行度合いに応じて設定されていることを特徴とする請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置。
  3. 前記第2の変速の開始からの経過時間に応じて増大する第1の油圧値を発信する第1の油圧値算出手段と、
    前記高圧の油圧値を第2の油圧値として所定期間発信する第2の油圧値発信手段と、
    前記切換弁が前記遮断状態から前記許可状態に切り換わったとき、前記第2の油圧値発信手段を作動させる作動手段と、
    前記第1の油圧値及び前記第2の油圧値のうち高い方の油圧値を、前記第2の摩擦要素の油圧指令として出力する油圧制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の油圧制御装置。
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