JP5013841B2 - 車両管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばタクシー車両などの車両が車庫の出入口に配置される路側DSRC(Dedicated Short Range Communication;専用狭域通信)無線機を通過する際、当該路側DSRC無線機と車両に搭載される車載DSRC無線機とが通信を行って、前記車両の入出庫状態を管理する車両管理方法に関する。
近年、例えばタクシー会社において、1営業毎の賃走時間や運賃などから構成される営業データをタクシー車両から取り込んで事務所システムで管理するため、DSRCシステムが用いられている。このDSRCシステムでは、タクシー車両内、および事務所の車庫(例えば、車庫の入庫路、出庫路)などにそれぞれDSRC無線機を配置する。これにより、タクシー車両の1日の業務終了時、即ち入庫時に当該DSRC無線機の通信エリアを通過した際、その日の営業データを事務所システム側に無線送信するので、営業データが格納されている記録媒体等を事務所へ持ち帰る必要がなく、運転手の労力削減とともに事務所の管理効率化を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
このようなタクシー会社に装備されたDSRCシステムでは、入庫時に営業データを取得するために入庫用路と出庫用路とを分けた上でそれぞれにDSRC無線機を配置して、車両の入庫処理と出庫処理とを物理的に区別している。
さらに、駐車場料金課金システムにおいても、上記特許文献1と同様にDSRCシステムを用いて、駐車場において入庫用路と出庫路とをそれぞれ設けて、入庫用路側DSRC無線機から送信された入庫情報と、出庫用路側DSRC無線機から送信された出庫情報と管理するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2)
特開2006−92232号公報 特開2003−150989号公報
しかし、上記特許文献1、2ではDSRCシステムを採用するに際し、入出庫を管理するため車庫または駐車場に少なくとも2機のDSRC無線機を付設する必要があり、コストアップにつながっていた。また、入庫用路、出庫用路を別々に設ける必要があるためスペースの効率化を図ることができなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の入出庫管理において、DSRC無線機の設置台数を抑制して入庫用路と出庫用路とを別々設ける必要がなくDSRC無線機の配置数を抑制して、導入コストを抑制するとともに車庫スペースを効率的に活用できる車両管理方法を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係る車両管理方法は、下記(1)、(2)を特徴としている。
(1) データベースを有した管理演算器に接続される路側DSRC無線機を車両が通過する際、当該路側DSRC無線機と、前記車両に搭載される車載DSRC無線機と、が通信を行って、前記車両の入出庫状態を管理する車両管理方法であって、車両固有IDを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信し、前記管理演算器は前記路側DSRC無線機を通じて前記車両固有IDを受信し、前記データベースと前記車両固有IDとを比較照合して前記車両の入出庫状態を管理し、且つ前記路側DSRC無線機と前記車載DSRC無線機との、前回車両通過時の通信から今回車両通過時の通信までの前記車両の走行距離または所要時間が予め設定される閾値以下と判断される場合には、車両固有IDを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信しないことを特徴とする。
(2) 管理演算器に接続される路側DSRC無線機を車両が通過する際、当該路側DSRC無線機と、前記車両に搭載される車載DSRC無線機と、が通信を行って、前記車両の入出庫状態を管理する車両管理方法であって、前記車両の入出庫状態を示すデータを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信し、前記管理演算器は前記路側DSRC無線機を通じて前記データを受信し、前記データが示す入出庫状態を切り換えて前記車両の入出庫状態を管理し、且つ前記路側DSRC無線機と前記車載DSRC無線機との、前回車両通過時の通信から今回車両通過時の通信までの前記車両の走行距離または所要時間が予め設定される閾値以下と判断される場合には、前記車両の入出庫状態を示すデータを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信しないことを特徴とする。
上記(1)および(2)によれば、路側DSRC無線機の設置を1機で済むので、車両管理方法にDSRCシステムを採用する際、導入コストおよびメンテナンスの労力を抑制することができる。また、出庫用路と入庫用路とを別々に設ける必要がないので、車庫のスペースを有効活用することができる。さらに、前回車両通過時の通信から今回車両通過時の通信までの車両の走行距離または所要時間に基づいて車両の入出庫状態を管理するので、例えば路側DSRC無線機付近で停止、バック走行、あるいは往復走行を行った場合など、意に反する入出庫状態の誤管理が起こらず、正確にタクシー車両の入出庫状態の管理を行うことができる。
本発明によれば、車両の入出庫管理において、DSRC無線機の設置台数を削減してDSRCシステムの導入コストおよびメンテナンスの労力を抑制するとともに、入庫用路と出庫用路とを別々設けず車庫スペースを効率的に活用できる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を添付の図面により説明する。
以下、本発明に係る複数の好適な実施形態について図を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図4に従って説明する。図1〜図4は本発明に係る車両管理方法の第1実施形態を示すもので、図1は本発明に係る車両管理方法の第1実施形態のシステム全体の構成を示すブロック構成図、図2は図1の車両管理方法における路側DSRC無線機周りの側面図、図3は図1の車両管理方法の制御動作を説明するフローチャート、図4は管理PCにおける入出庫管理のデータを示す表である。
図1および図2に示されるように、本発明の第1実施形態に係る車両管理方法を用いた車両管理装置1は、タクシー車両2に搭載されているDSRC車載機3と、同じくタクシー車両2に搭載されている運行記録装置4と、タクシー会社の事務所7内に設置されている事務所システム8と、から構成されている。また、入出庫路には図示しない入出庫ゲートが設けられており、車両管理装置1の命令により当該入出庫ゲートの阻止棒が開閉することによって、タクシー車両2の通過を許可している。
DSRC車載器3は、車載DSRC無線機11と、CPU(中央処理装置)12と、メモリ13と、I/F(インターフェース回路)14と、を備えている。
CPU12は、タクシー車両2の運行状況に関する様々な情報を取得するため後述する速度センサ15とタイマ16とが接続されており、車載DSRC無線機に関する制御の他、速度センサ15とタイマ16とから出力される信号の処理も実施する。メモリ13は、ROMまたはRAMなど記憶媒体装置により構成され、車載DSRC無線機11、速度センサ15、タイマ16に関するアプリケーションプログラムの他に、タクシー車両2の車載器固有IDを記録保持している。また、運行記録装置4から送信されてくる営業データを一時的に格納する機能も有する。
なお、メモリ13は、EEPROM(Electrically Erasable and Program)も含んで、電源供給が停止されてもデータをバックアップして保持可能な構成となっている。営業データとは、運行記録装置4で生成される、1営業毎に賃走時間や運賃等から構成されるデータである。
速度センサ15は、例えばタクシー車両2の車輪に付設されて、車輪の回転数に応じてパルス信号を発生し、パルスカウンタなどを用いて回転数をカウントして回転速度信号として電気信号を出力している。また、タイマ16は、クロックタイマ等の計時素子であり、比較的短い所定の周期で時刻をCPU12に出力し、車載DSRC無線機11と路側DSRC無線機6との通信時刻を記録するのに使用される。そして、これら速度センサ15、タイマ16によって出力された信号は、メモリ13に一時的に保存され、CPU12に適宜取り出されて演算処理を施される。なお、速度センサ15の出力信号は、CPU12により例えば積分演算が施されて走行距離として演算処理される。
運行記録装置4は、I/F(インターフェース回路)17と、CPU(中央処理装置)18と、メモリ19とを備えている。CPU18は、主に営業データの収集に係る処理を実施する。メモリ19は、収集された営業データを記録しており、RAM、ROMなどの記憶媒体装置で構成される。
DSRC車載器3のI/F14と運行記録装置4のI/F17との間は、所定の有線である通信用電気ケーブルを介して相互の接続されている。このため、DSRC車載器3のCPU12と運行記録装置4のCPU18とは前記通信用電気ケーブルを介して通信可能である。したがって、運行記憶装置4において記録された営業データは一時的にメモリ19に格納された後、運行記録装置4のCPU18の命令によりI/F17を介してDSRC車載器3に転送される。DSRC車載器3では転送された営業データをCPU12の命令に基づきDSRC車載器3のメモリ13に格納し、事務所システム8との通信時に伝送する。なお、前記通信用電気ケーブルにおける通信としては、営業データなど容量の大きいデータを伝送する必要があるため、シリアル通信が好適である。
事務所システム8は、事務所7の車庫の入出庫路に固定設置されている1台の路側DSRC無線機6と、データベースを有して営業データとともにタクシー車両の入出庫状態を管理する管理PC(パーソナルコンピュータ)20とから構成される。管理PC20は、例えばデスクトップ型の汎用コンピュータであり、運用管理ソフトが実装され、車載DSRC車載器11から伝送されてくる、例えば1日分の営業データなどを、路側DSRC無線機6を通じて受信して、タクシー乗務員の業務管理等に用いる。
なお、路側DSRC無線機6は送受信される信号を適宜処理するため制御部を有している。
車載DSRC無線機11と路側DSRC無線機6とは、ごく狭い範囲(例えば10mm程度)内で例えば5.8GHzの電波を使用して通信し合うためのDSRC無線機である。したがって、入出庫用路に配置固定された路側DSRC無線機6の近傍をタクシー車両が通過することで、路側DSRC無線機6と車載DSRC無線機11とが通信可能状態となる。即ち、タクシー車両2が入出庫路に固定設置された路側DSRC無線機6の通信エリア内に入ることで、前記車載DSRC無線機11と前記路側DSRC無線機6とが相互に検知し合って通信可能状態となる。
ここで、DSRC車載器のCPU12は、この通信可能状態時に、速度センサ15の出力信号に基いて前回の通信時からの走行距離を演算出力する。この走行距離は、後述するタクシー車両2の入出庫状態の判別に用いられる。
次に、この通信可能状態時におけるタクシー車両2の入出庫状態の判定動作の流れについて図3に示したフローチャートに従ってさらに詳しく説明する。
タクシー車両2が事務所7の入出庫路に固定設置された路側DSRC無線機6の通信可能エリア付近内に進入すると、前記車載DSRC無線機11と前記路側DSRC無線機6とが相互に検知し合う(即ち、S101)。互いに検知してこれらDSRC無線機6,11が通信可能状態になった後、車載DSRC無線機11のCPU12は、車載器固有IDの送信制限条件に抵触しているか否かを判定する(即ち、S102)。より具体的には、前記CPU12は前記走行距離が予め設定される閾値以下であるか否かを判定することにより、前記S102の工程を実施している。
ここで、車載DSRC無線機3のCPU12が送信制限条件に抵触していると判断する場合(即ち、S102のYES)、即ち前記走行距離が閾値以下の場合には、車載器固有IDを送信せずそのまま処理が終了する。その結果、タクシー車両2の入出庫管理は行われない。
逆に、前記走行距離が閾値以下でない場合には、DSRC車載器3はメモリ13に格納された車載器固有IDを、路側DSRC無線機6を介して管理PC20に送信する(即ち、S104)。
管理PC20は、前記車載器IDとデータベース内のデータとを比較照合してタクシー車両2に関するデータの有無を判定する(即ち、S105)。
なお、このデータベース内のデータは、図4に示すように車載器固有ID(車両ID)と当該車載器固有IDの入出庫状態情報とを示すテーブルデータで構成されるが、例えば、図示しない過去の営業データなども含むことができる。
データベース内にタクシー車両2に関するデータがないと判断(即ち、S105のNO)すると、管理PC20は、データベース内にタクシー車両2に関するデータ、即ち取得した車載器固有IDに付随したデータを新規作成する(即ち、S106)。そして、データベースにタクシー車両2のデータが存在しなかったということは、当該タクシー車両2は初めてタクシー会社の車庫に入庫したものと解されるので、新規作成された前記データに、タクシー車両2が入庫状態にあるとして記録する(即ち、S107)。このようにして入庫処理を行うこと(即ち、S108)により、入出庫ゲートの阻止棒を開けてタクシー車両2を通過させる(即ち、S109)。
ここで、再度S105に戻って説明を続ける。管理PC20は、タクシー車両2に関するデータがデータベース内にあると判断した場合(即ち、S105のYES)には、当該データベース内のデータに記録された入出庫状態が、タクシー車両2が出庫状態にあるのかあるいは入庫状態にあるのかを判断する(即ち、S110)。前記データが出庫状態にあると記録されている場合には、管理PC20はタクシー車両2が出庫状態から入庫状態に移ったとして、入庫状態であると変更してデータを更新する(即ち、S113)。このようにして、入庫処理を行うこと(即ち、S114)により、入出庫ゲートの阻止棒を開けてタクシー車両2を通過させる(即ち、S109)。
一方、上記S105において、データが入庫状態にあると記録されている場合には、管理PC20はタクシー車両2が入庫状態から出庫状態に移ったとして、出庫状態であると変更してデータを更新し(即ち、S111)、出庫処理を行って(即ち、S112)入出庫ゲートの阻止棒を開けてタクシー車両2の通過を許可する。
ここで、本実施形態では走行距離を送信制限条件として説明したが、これに代えて、車載DSRC無線機3のCPU12でタイマ16の出力信号に基いて前回の通信から今回通信までの所要時間を演算し、この所要時間が予め設定される閾値以下であるか否かをもって判定するような構成とすることもできる。
したがって、本実施形態によれば、車載器固有IDを、車載DSRC無線機11を介して路側DSRC無線機6に送信し、管理PC20は路側DSRC無線機11を通じて車載器固有IDを受信し、データベースと車載器固有IDとを比較照合してタクシー車両2の入出庫状態を管理するので、タクシー車両の入出庫管理においてDSRC無線機の設置台数を削減してDSRCシステムの導入コストおよびメンテナンスの労力を抑制するとともに、入庫用路と出庫用路とを別々設ける必要がなく車庫スペースを効率的に活用できる
また、路側DSRC無線機6と車載DSRC無線機11との、タクシー車両2通過時の通信から今回車両通過時の通信までのタクシー車両2の走行距離または所要時間が予め設定される閾値以下と判断される場合には、車載器固有IDを、車載DSRC無線機11を介して路側DSRC無線機6に送信しないので、例えば路側DSRC無線機6付近で停止、バック走行、あるいは往復走行を行った場合など、意に反する入出庫状態の誤管理が起こらず、正確にタクシー車両2の入出庫管理を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態の変形例について図5従って説明する。図5は本発明に係る車両管理方法の第2実施形態を示すものであり、図5は本発明に係る車両管理方法の第2実施形態のシステム全体の構成を示すブロック構成図である。なお、以下の各実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素等については、図中に同一符号あるいは相当符号を付すことで説明を簡略化あるいは省略する。
第2実施形態の車両管理方法を用いた車両管理装置30では、図5に示すように、速度センサ35とタイマ36が、運行記録装置4のCPU18に接続されている。
当該速度センサ35は、タクシー車両2の車輪回転速度をパルス状の信号に変換して回転速度信号として運行記録装置4のCPU18に出力している。また、前記タイマ36は比較的短い所定の周期で時刻をCPU12に出力している。
そして、当該CPU18は、DSRC車載器3のCPU12から路側DSRC無線機6と通信可能状態にあると報知を受けたとき、速度センサ35の出力結果に基づいて、前回入出庫路を通過してから再度当該入出庫路を通過するまでの間の走行距離あるいは所定距離を演算する。そして、運行記録装置4のCPU18は、この演算結果を直ちに、I/F17,14を介してDSRC車載器3のCPU12に伝送する。
DSRC車載器3のCPU12は、伝送された演算結果をメモリ13内に一時的に格納して、予め設定された閾値とこの演算結果とを比較して、車載器固有IDの送信制限条件に抵触しているか否かを判断する。
これ以外の様態は第1実施形態と同じであり、第1実施形態と同じ作用効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、本発明の車両管理方法の第3実施形態について図6および図7に従って説明する。図6は本発明に係る第3実施形態の車両管理方法で車両ID(車載器固有ID)と当該車両IDに付与された入出庫状態データを示す表、図7は第3実施形態に係る車両管理方法の制御動作を説明するフローチャートである。
本実施形態では、図6に示すようにDSRC車載器3のメモリ13内に記録保持されている車載器固有ID(車両ID)に入出庫状態データが付与されている。また、この入出庫状態データは初期設定では出庫状態とされている。
次に、本実施形態におけるタクシー車両2の入出庫状態の判定動作の流れについて図7に示したフローチャートに従って説明する。
タクシー車両2が事務所7の入出庫路に固定設置された路側DSRC無線機6の通信可能エリア付近内に進入すると、車載DSRC無線機11と前記路側DSRC無線機6とが相互に検知し合う(即ち、S301)。互いに検知してこれらDSRC無線機6,11が通信可能状態になった後、車載DSRC無線機3のCPU12は、入出庫状態データ切換え制限(状態切換え制限)に抵触しているか否かを判定する(即ち、S302)。より具体的には、第1実施形態と同様に、前記CPU12は走行距離が予め設定される閾値以下であるか否かを判定することにより、前記S302の工程を実施している。
ここで、車載DSRC無線機3のCPU12が状態切換え制限に抵触していると判断する場合(即ち、S302のYES)、即ち走行距離が閾値以下の場合には、そのまま処理を終了してタクシー車両2の入出庫管理を行わない。逆に、走行距離が閾値以下でない場合には、DSRC車載器3はメモリ13に格納された入出庫状態データを、路側DSRC無線機6に送信する(即ち、S303)。
次に、路側DSRC無線機6は、送信された入出庫状態データが出庫状態を示しているかを判定する(即ち、S304)。路側DSRC無線機6は、この入出庫状態データが出庫状態を示している場合(即ち、S304のYES)には、管理PC20に入庫処理の指令を送信する(即ち、S305)。管理PC20は、この指令に基づき入庫処理を行って入出庫状態データを入庫として変更する処理を実施し、この変更結果を路側DSRC無線機6に送信する(即ち、S306、S307)。
そして、路側DSRC無線機6はDSRC車載器3に入出庫状態データを入庫状態であるとして送信して(即ち、S309)、DSRC車載器のメモリ13内に格納されている入出庫状態データを入庫状態に変更する。この一連の処理を経た後、入出庫ゲートの阻止棒が開けられて(即ち、S310)、タクシー車両2の通過を許可する。
またここで、上記S304に戻ってさらに説明を続ける。
路側DSRC無線機6は、DSRC車載器3から送信された入出庫状態データが入庫状態を示している場合(即ち、S304のNO)には、管理PC20に出庫処理の指令を送信する(即ち、S311)。管理PC20は、この指令に基づき出庫処理を行って、入出庫状態データを出庫として変更する処理を実施し、この変更結果を路側DSRC無線機6に送信する(即ち、S312、S313)。
そして、路側DSRC無線機6はDSRC車載器3に入出庫状態データを出庫状態であるとして送信して(即ち、S314)、DSRC車載器のメモリ13内に格納されている入出庫状態データを出庫状態に変更する。この一連の処理を経た後、入出庫ゲートの阻止棒が開けられる(即ち、S310)。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。また、第3実施形態では状態切換え制限条件の判定を走行距離で行ったが、第1実施形態と同様、これに代えて前回の通信から今回通信までの所要時間を用いて構成することもできる。この場合においても、この所要時間が予め設定される閾値以下であるか否かで判定される。
なお、本実施形態において、データ容量削減のため、例えば入出庫状態データにおいて出庫状態を「1」、入庫状態を「0」として対応付けると好適である。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば限定されない。
また、前述した実施形態では、タクシー車両の車両管理方法を例示して説明したが、これに限らず、駐車場など車両の入出庫を管理するものであれば本発明を適用することができる。また、管理PCをパーソナルコンピュータとして例示して説明したが、これに限らず組み込みマイコンなどで構成される専用演算管理装置を用いてもよい。
図1は本発明に係る車両管理方法の第1実施形態のシステム全体の構成を示すブロック構成図である。 図1の車両管理方法における路側DSRC無線機周りの側面図である。 図1の車両管理方法の制御動作を説明するフローチャートである。 管理PCにおける入出庫管理のデータを示す表である。 本発明に係る車両管理方法の第2実施形態のシステム全体の構成を示すブロック構成図である。 本発明に係る第3実施形態の車両管理方法で車両ID(車載器固有ID)と当該車両IDに付与された入出庫状態データを示す表である。 第3実施形態に係る車両管理方法の制御動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1,30 車両管理装置
2 タクシー車両(車両)
3 DSRC車載器
4 運行記録装置
6 路側DSRC無線機
7 事務所
8 事務所システム
15,35 速度センサ
16,36 タイマ
20 管理PC(管理演算器)

Claims (2)

  1. データベースを有した管理演算器に接続される路側DSRC無線機を車両が通過する際、当該路側DSRC無線機と、前記車両に搭載される車載DSRC無線機と、が通信を行って、前記車両の入出庫状態を管理する車両管理方法であって、
    車両固有IDを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信し、
    前記管理演算器は前記路側DSRC無線機を通じて前記車両固有IDを受信し、前記データベースと前記車両固有IDとを比較照合して前記車両の入出庫状態を管理し、且つ
    前記路側DSRC無線機と前記車載DSRC無線機との、前回車両通過時の通信から今回車両通過時の通信までの前記車両の走行距離または所要時間が予め設定される閾値以下と判断される場合には、
    車両固有IDを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信しないことを特徴とする車両管理方法。
  2. 管理演算器に接続される路側DSRC無線機を車両が通過する際、当該路側DSRC無線機と、前記車両に搭載される車載DSRC無線機と、が通信を行って、前記車両の入出庫状態を管理する車両管理方法であって、
    前記車両の入出庫状態を示すデータを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信し、
    前記管理演算器は前記路側DSRC無線機を通じて前記データを受信し、前記データが示す入出庫状態を切り換えて前記車両の入出庫状態を管理し、且つ
    前記路側DSRC無線機と前記車載DSRC無線機との、前回車両通過時の通信から今回車両通過時の通信までの前記車両の走行距離または所要時間が予め設定される閾値以下と判断される場合には、
    前記車両の入出庫状態を示すデータを、前記車載DSRC無線機を介して前記路側DSRC無線機に送信しないことを特徴とする車両管理方法。
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