JP2009297358A - 寝具用マットのカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、マット材を形成する際に発生する切断突起が寝具用マットとして使用する際にマット表面から突出しない寝具用マットのカバーを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る寝具用マットのカバーCは、マット材B全体を被覆するものであり、前記マット材Bの切断面B1に当接する箇所には、マット材Bの切断面B1から突出する切断突起b1を覆う立体編地よりなる突起ガード部C1が形成され、該突起ガード部C1を構成する立体編地は、1又は複数層の立体編地にて形成されてなるものである。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明に係る寝具用マットのカバーCは、マット材B全体を被覆するものであり、前記マット材Bの切断面B1に当接する箇所には、マット材Bの切断面B1から突出する切断突起b1を覆う立体編地よりなる突起ガード部C1が形成され、該突起ガード部C1を構成する立体編地は、1又は複数層の立体編地にて形成されてなるものである。
【選択図】 図4
Description
本発明は、寝具用マットのカバーに関し、特に三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材よりなる絡合体を所定形状及び所定大きさに切断して形成されたマット材を中材とする寝具用マットのカバーに関する。
下記特許文献1に示されるように、三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材よりなる絡合体を寝具用のマットの中材として使用されており、クッション性を向上させるために種々の表層材等を積層して使用することが知られている。
特開2005-312765号
しかしながら、三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材よりなる絡合体からなるマット材を形成する際に、絡合体を所定形状及び所定大きさに切断しなければならない。すなわち、通常のマット材は平たい直方体形状をなし、シングル用又はダブル用などの種々の大きさに形成されてなるものであるが、前記絡合体をマット材としての所定厚みで所定幅の形状で形成したとしても、所定長さのものを得るためには少なくとも長手方向に切断しなければならず、その切断面から突出する切断突起に対しては、特に配慮されていなかった。
本発明は、上記した実情に鑑み、三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材よりなる絡合体からなるマット材を形成する際に、絡合体を所定形状及び所定大きさに切断する際に発生する切断突起が寝具用マットとして使用する際にマット表面から突出しない構成とすることにより安全性を向上させると共に前記マット材が有する優れた通気性を損なわない寝具用マットのカバーを提供することを目的とする。
本発明に係る寝具用マットのカバーは、三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材よりなる絡合体を所定形状及び所定大きさに切断して形成されたマット材を内包して形成した寝具用マットのカバーであって、前記カバーは、マット材全体を被覆するものであり、少なくとも前記マット材の切断面に当接する箇所には、マット材の切断面から突出する切断突起を覆う立体編地よりなる突起ガード部が形成され、該突起ガード部を構成する立体編地は、1又は複数層の立体編地にて形成され、マット材の切断面から突出する切断突起の長さより厚みがあることを特徴とするものである。
上記のように構成したことにより、該カバーをマット材に被覆すると、マット材の切断面に当接する箇所に突起ガード部が位置し、突起ガード部はマット材の切断面から突出する切断突起の長さより突起ガード部を構成する立体編地の厚みが大きいために、突起ガード部から切断突起が突出することがない。また、突起ガード部は立体編地により構成されており、立体編地は通気性に優れているので、該突起ガード部を設けてもマット材の通気性が維持される。
上記のように本発明に係る寝具用マットのカバーは、寝具用マットとして使用する際にマット表面から切断突起が突出しないので、安全性を向上させると共に前記マット材が有する優れた通気性を損なわない利点がある。
以下、本発明に係る寝具用マットのカバー(以下、単に「カバー」という。)について、添付の図面に基づき詳細に説明する。
図1は本実施例のカバーにより被覆されるマット材を形成するための絡合体の部分拡大図付概略斜視図であり、図2はマット材の切断面における拡大斜視図であり、図3は本実施例であるカバーの部分拡大図付概略斜視図であり、図4はマット材をカバーで被覆した状態の突起ガード部における拡大斜視図である。
図1において、Aはマット材Bを形成するための絡合体であって、ポリエステルを溶融紡糸により複数のノズルから弾性線材aとして線径約0.8mmの中空繊維を多数本紡出し、三次元的にジグザグ状に屈曲させて、厚さ約80mm、幅約900mmの繊維集合体に形成したものであり、空隙率が80%以上の通気性に優れたものである。なお、上記の線径、厚み、幅及び空隙率は、これに限られるものではなく、所望の設計に応じて適宜変更されるものである。また、この絡合体は、1又は複数の合成樹脂製の弾性線材を三次元的にジグザグ状に屈曲させて絡合した公知のものでよく、弾性線材としては、中空繊維であっても中実繊維であってもよい。
上記絡合体Aを図1中の2箇所の2点鎖線で挟む長さ約1800mmの部分を切断し、寝具用マットの中材として、幅約900mm、長さ約1800mm、厚さ80mmの平たい直方体形状のマット材Bを作成する。図2はマット材Bの偶角部における切断面B1であって、切断面B1から切断された弾性線材aの切断突起b1が突出している状態を示す。なお、絡合体Aからマット材Bを切り出す際に切断していない面、すなわち上面、下面及び幅方向の左右両側面は、切断突起が突出していない。この切断突起b1は、弾性線材aが比較的太く、靭性があり、切断端が尖っていることが多いためにチクチクした肌触りとなり、不快感を覚えさせるものである。本発明はこの切断突起b1を寝具用マットに製作した際に表面に出ないようにするものである。すなわち、厚みが薄い通常の繊維生地を使用したカバーの場合には、切断突起b1が突き出るおそれがあり、切断突起b1が突き出ない合成樹脂製シートや金属箔シートを使用したカバーの場合には、上記マット材Bが有する優れた通気性が損なわれる。
そのため、本実施例に使用するカバーCは、図3に示すように、切断面B1に当接するカバーCの側面に立体編地よりなる突起ガード部C1が設けられている。該突起ガード部C1を構成する立体編地は、六角形の網目がハニカム状に並んだ編地部sを上下に備え、その上下の編地部sを連結糸pで連結することにより立体形状をなすものであって、前記連結糸pの長さが立体編地の厚みとなり、この厚みが前記切断突起b1の長さより大きい立体編地を使用している。したがって、この突起ガードC1を備えたカバーCによりマット材Bを被覆すれば、マット材の切断面B1において、図4に示すように、突起ガード部C1により切断突起b1が被覆されて、突起ガード部C1の表面に切断突起b1が突出しない。したがって、カバーCで被覆された寝具用マットは、マット材Bの切断面B1の箇所においても肌触りがよく快適に使用することができる利点がある。しかも、突起ガード部C1が通気性が良好な立体編地であるため、マット材Bの優れた通気性を損なわない利点がある。なお、この立体編地を2枚以上積層して突起ガード部を構成してもよく、また、六角形の網目を有する編地部ではなく、四角形の網目で構成した格子状の編地部でも差し支えがなく、さらに一方の編地部が細かいメッシュの編地部であってもよい。
以上のように本実施例に係る寝具用マットのカバーCは、三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材aよりなる絡合体Aを寝具用マットとして使用できる所定形状及び所定大きさの平らな直方体形状に切断して形成されたマット材Bを内包して形成した寝具用マットのカバーCであって、前記カバーCは、マット材B全体を被覆するものであり、少なくとも前記マット材Bの切断面B1に当接する箇所には、マット材Bの切断面B1から突出する切断突起b1を覆う立体編地よりなる突起ガード部C1が形成され、該突起ガード部C1を構成する立体編地は、1又は複数層の立体編地にて形成され、マット材Bの切断面B1から突出する切断突起b1の長さより厚みがあるから、該カバーCをマット材Bに被覆すると、マット材Bの切断面B1に当接する箇所に突起ガード部C1が位置し、突起ガード部C1はマット材Bの切断面B1から突出する切断突起b1の長さより突起ガード部C1を構成する立体編地の厚みが大きいために、突起ガード部C1から切断突起b1が突出することがない。また、突起ガード部C1は立体編地により構成されており、立体編地は通気性に優れているので、該突起ガード部C1を設けてもマット材Bの通気性が維持される。したがって、本実施例に係る寝具用マットのカバーCは、寝具用マットとして使用する際にマット表面から切断突起b1が突出しないので、安全性を向上させると共に前記マット材Bが有する優れた通気性を損なわない利点がある。
A・・・絡合体
a・・・弾性線材
B・・・マット材
B1・・マット材の切断面
b1・・切断突起
C・・・カバー
C1・・突起ガード部
s・・・編地部
p・・・連結糸
a・・・弾性線材
B・・・マット材
B1・・マット材の切断面
b1・・切断突起
C・・・カバー
C1・・突起ガード部
s・・・編地部
p・・・連結糸
Claims (1)
- 三次元的にジグザグ状に屈曲した合成樹脂製の弾性線材よりなる絡合体を所定形状及び所定大きさに切断して形成されたマット材を内包して形成した寝具用マットのカバーであって、
前記カバーは、マット材全体を被覆するものであり、少なくとも前記マット材の切断面に当接する箇所には、マット材の切断面から突出する切断突起を覆う立体編地よりなる突起ガード部が形成され、該突起ガード部を構成する立体編地は、1又は複数層の立体編地にて形成され、マット材の切断面から突出する切断突起の長さより厚みがある、
ことを特徴とする寝具用マットのカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008157092A JP2009297358A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | 寝具用マットのカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008157092A JP2009297358A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | 寝具用マットのカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009297358A true JP2009297358A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41544873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008157092A Pending JP2009297358A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | 寝具用マットのカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009297358A (ja) |
Citations (6)
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-
2008
- 2008-06-16 JP JP2008157092A patent/JP2009297358A/ja active Pending
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