JP2009293989A - セラミックヒータ及びガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、耐食性を向上させたセラミックヒータ及びこのセラミックヒータを用いるガスセンサを得ることを目的とする。
【解決手段】セラミックヒータは、内部に発熱抵抗体を備えるセラミック基体と、セラミック基体の表面上に配置され、発熱抵抗体に電気的に接続されている電極パッドと、ろう材により形成され、電極パッドと端子部材とを接合する接合部と、接合部を被覆するメッキ膜とを備え、メッキ膜は、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が含有されたニッケル合金にて形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、セラミックヒータ及びセラミックヒータが用いられたガスセンサに関する。
従来から、セラミック基体の表面に電極パッドが配置され、この電極パッド上に外部回路に接続される端子部材が接合部により接合され、さらに、接合部をメッキ膜により被覆したセラミックヒータが知られている(特許文献1から特許文献4)。このうちメッキ膜は、セラミックヒータを高温環境下にて使用した際に、接合部の腐食を防止するために形成されるものであり、ニッケル(Ni)等の耐腐食材料を用いて接合部の表面全体を覆うように形成されている。
特開2005−331502号公報 特開平10−284231号公報 実公平2−45806号公報 実公平2−47494公報
しかし、このセラミックヒータをガスセンサ内部に取付け、例えば、内燃機関等における排ガスに含まれる特定ガス成分の検出や、濃度の測定をガスセンサにておこなうと、微量の窒素酸化物(NOX)がガスセンサ内部に浸入することがあった。そして、ガスセンサ内部に窒素酸化物が浸入すると、微量な水分(H20)と窒素酸化物との反応から硝酸(HNO3)が発生し、セラミックヒータのメッキ膜を腐食させてしまう虞があった。その結果、接合部が外部に露出してしまい、接合部の腐食が生じ、さらには電極パッドと端子部材との断線等が生じる虞があった。
本発明は、上記した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされた発明であり、耐食性を向上させたセラミックヒータ及びこのセラミックヒータを用いるガスセンサを得ることを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために本願発明は以下の態様を採る。
本発明の第1の態様に係るセラミックヒータは、内部に発熱抵抗体を備えるセラミック基体と、前記セラミック基体の表面上に配置され、前記発熱抵抗体に電気的に接続される電極パッドと、ろう材により形成され、前記電極パッドと外部回路に接続する端子部材とを接合する接合部と、前記接合部を被覆するメッキ膜と、を備え、前記メッキ膜は、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が含有されたニッケル合金にて形成されている。
本発明の第1の態様に係るセラミックヒータによれば、メッキ膜はタングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が含有されたニッケル合金にて形成されているため、硝酸(HNO3)がメッキ膜に接触しても、メッキ膜が腐食することを抑制できる。その結果、接合部が外部に露出せず、接合部の腐食を防止でき、電極パッドと端子部材との断線を防止できる。つまり、セラミックヒータの耐食性を向上させることができる。
さらに、本発明の第1の態様に係るセラミックヒータにおいて、前記メッキ膜は、3μm〜15μmの厚さを有することが好ましい。この場合、耐食性が十分に保たれたメッキ膜により接合部の腐食を抑制することができる。なお、メッキ膜の厚みが3μm未満の場合には、メッキ膜を貫通する空孔が存在し、接合部が腐食してしまうことがある。他方、メッキ膜の厚みが15μmを越える場合には、メッキ膜にクラックが発生し、メッキ膜の耐食性が発揮できないことがある。また、この場合には、メッキ膜を形成する時間が長くなり、製造コストが増大してしまうことがある。
本発明の第1の態様に係るセラミックヒータにおいて、前記メッキ部は、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が3重量%〜30重量%含有されたニッケル合金にて形成することが好ましい。この場合、耐食性が十分に保たれたメッキ膜を形成することができる。なお、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が3重量%未満の場合には、硝酸によりメッキ膜が腐食されてしまうことがある。他方、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が30重量%を越える場合には、ニッケルと合金ができないことがあり、メッキ膜の硬度が高くなり、クラックが発生する虞があり、メッキ膜の耐食性が発揮できないことがある。
本発明の第1の態様に係るセラミックヒータはさらに、前記メッキ膜を被覆し、クロム、金またはプラチナのいずれかを主成分とする被覆膜をさらに備えていてもよい。この場合、被覆膜がメッキ膜の腐食を防止することができ、さらにセラミックヒータの耐食性を向上させることができる。ここで、主成分とは、被覆膜を構成する1以上の元素のうち、最も含有量(重量%)が大きい元素を指す。よって、この被覆膜は、クロム、金またはプラチナのいずれかを主成分としていれば良く、純クロム、純金、純プラチナであっても良いし、クロム合金、金合金、プラチナ合金であってもよい。
また、この被覆膜は、0.5μm〜10μmの厚さを有することが好ましい。なお、被覆膜の厚みが0.5μm未満の場合には、被覆膜を貫通する空孔が存在し、メッキ膜が腐食してしまうことがある。他方、被覆膜の厚みが10μmを越える場合には、被覆膜にクラックが発生し、被覆膜の耐食性が発揮できないことがある。また、この場合には、被覆膜を形成する時間が長くなり、製造コストが増大してしまうことがある。
さらに、本発明のセラミックヒータは、筒状の固体電解質体と、該固体電解質体の外側面に設けられ、被測定ガスと接触する外側電極層と、該固体電解質体の内側面に設けられた内側電極層と、を備えるガス検出素子を有するガスセンサに用いることができる。
以下、本発明に係るセラミックヒータおよびセラミックヒータを用いたガスセンサについて、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.第1の実施例
A1.ガスセンサ10の構成:
図1は、本発明の一実施例としてのガスセンサ10の構成を示した説明図である。ガスセンサ10は、ガス検出素子20と、主体金具11と、内側端子部材30と、外側端子部材40と、セラミックヒータ100と、を主に備える。
ガス検出素子20は、先端20s(図1下側)が閉じ、後端20k(図1上側)が開口し、軸線AXに沿った軸線方向(図1上下方向)に延びる有底筒形状の固体電解質体21を有する。また、ガス検出素子20には、固体電解質体21の外周面の一部に、メッキ等によって形成された図示しない外側電極層を備え、外側電極層はガス検出素子20の先端側で発生した起電力を後端側で取り出すように形成されている。また、ガス検出素子20には、固体電解質体21の内周面の一部に、内側電極層を備え、内側電極層はガス検出素子20の先端側で発生した起電力を後端側で取り出すように形成されている。また、ガス検出素子20の軸線AX方向の中間部には、径方向外側に突出する係合フランジ部20fが設けられ、この係合フランジ部20fは、後述する主体金具11に係合される。
主体金具11は、ガス検出素子20の外周の一部を包囲する筒状に形成され、内部に金属製パッキン81、82、83と、インシュレータ13、13bおよび滑石14を介在させて、係合フランジ部20fと係合し、ガス検出素子20を保持している。これにより、ガス検出素子20は、主体金具11の内側において気密に保持されている。また、主体金具11は、主体金具11の先端側開口部から突出するガス検出素子20の先端部を覆うように、プロテクタ15が取り付けられている。このプロテクタ15は、外側プロテクタ15aと内側プロテクタ15bの二重構造を備え、外側プロテクタ15aおよび内側プロテクタ15bには、排気ガスを透過させる複数のガス透過口が形成されている。ガス検出素子20の外側電極層は、プロテクタ15のガス透過口を通して、排気ガスと接触することができる。
主体金具11は、外周面に形成された六角部11cの後端側に接続部11dを備える。接続部11dは、筒状の金属外筒16の先端側が外側から全周レーザ溶接により固着されている。金属外筒16の後端側開口部は、フッ素ゴムで構成されたグロメット17を嵌入させて加締封止されている。グロメット17の先端側には、絶縁性のアルミナセラミックからなるセパレータ18が配置されている。そして、グロメット17およびセパレータ18を貫通してセンサ出力リード線19、19bおよびヒータリード線12b、12cが配置されている。なお、グロメット17の中央には、軸線AXに沿って貫通孔が形成されており、この貫通孔に撥水性および通気性を兼ね備えるシート状のフィルタ85を被せた状態の金属パイプ86が嵌め込まれている。これにより、ガスセンサ10の外部の大気はフィルタ85を介して金属外筒16内に導入され、ひいてはガス検出素子20の内部空間G内に導入される。
外側端子部材40は、ステンレス鋼板からなり、軸線AXの直交方向断面が略C字状の外嵌部41と、外嵌部41の後端側中央付近から後端側に延びるセパレータ挿入部42と、さらにこの後端側に位置し、センサ出力リード線19bの芯線を加締により把持し、外側端子部材40とセンサ出力リード線19bとを電気的に接続するコネクタ部43とを備える。セパレータ挿入部42は、セパレータ18内に挿入されると共に、このセパレータ挿入部42から分岐して突出するセパレータ当接部42dが、セパレータ18の保持孔18dに弾性的に当接することにより外側端子部材40自身をセパレータ18内に保持している。また、外嵌部41は、径方向断面の内接円の径が、ガス検出素子20の後端側における外周面の径より小さく形成されている。このため、外側端子部材40がガス検出素子20に組み付けられた状態では、外嵌部41は、自身の弾性力により、ガス検出素子20の外周面に形成された外側電極層に押圧力を伴い接触するため、外側電極層との電気的導通を保持している。従って、外側電極層に発生した起電力は、外嵌部41およびセンサ出力リード線19bを介して外部回路に取り出される。
内側端子部材30は、ステンレス鋼板からなり、軸線AXの直交方向断面が馬蹄形状の挿入部33と、挿入部33の後端側中央付近から後端側に延びるセパレータ挿入部32と、さらにこの後端側に位置し、センサ出力リード線19の芯線を加締により把持し、内側端子部材30とセンサ出力リード線19とを電気的に接続するコネクタ部31とを備える。セパレータ挿入部32は、セパレータ18内に挿入されると共に、このセパレータ挿入部32から分岐して突出するセパレータ当接部32dが、保持孔18dに弾性的に当接して、内側端子部材30自身をセパレータ18内に保持している。また、挿入部33は、先端側に突出するヒータ押圧部36を備える。ヒータ押圧部36は、軸線AX方向から見たとき、概ね1/4円弧状に形成されており、挿入部33がガス検出素子20内に組み付けられたとき、セラミックヒータ100の側面がガス検出素子20の内周面に当接するようにセラミックヒータ100を押圧する。
挿入部33は、径方向断面の外接円の径が、ガス検出素子20の後端側における内周面の径よりも大きく形成されている。このため、内側端子部材30がガス検出素子20に組み付けられた状態では、挿入部33は、自身の弾性力により、ガス検出素子20の内周面に形成された内側電極層に押圧力を伴い接触するため、内側電極層との電気的導通を保持している。従って内側電極層に発生した起電力は、挿入部33およびセンサ出力リード線19を介して外部に取り出される。
セラミックヒータ100は、内部空間G内に配置され、内側端子部材30によって保持されることにより姿勢を維持している。セラミックヒータ100は、後述する端子部材130がヒータリード線12b、12cと接続され、ヒータリード線12b、12cからの電力の供給により、固体電解質体21の内周面を加熱する。セラミックヒータ100の構成については後に詳述する。
A2.セラミックヒータの構成:
図2はセラミックヒータの構成を示した説明図である。図3はセラミックヒータの内部構成を示した分解斜視図である。図2に示すように、セラミックヒータ100は、丸棒状(略円柱形状)に形成されている。そして、図1に示すように、ガス検出素子20に内挿されてガス検出素子20を加熱する。なお、セラミックヒータ100の長手方向の両端部のうち、発熱部分を備える側(図2左側)を「先端側」とし、これと反対側の端部を「後端側」として説明する。
セラミックヒータ100は、セラミック基体102と、電極パッド121と、端子部材130と、を主に備える。図3に示すように、セラミック基体102は、丸棒状のアルミナセラミック製の碍管101の外周に絶縁性の高いアルミナセラミック製のグリーンシート140,146が巻き付けられ、これらを焼成することにより製造される。
グリーンシート140上には、ヒータパターンとしてのタングステン系の材料を主体とする発熱抵抗体141が形成されている。発熱抵抗体141は、さらに発熱部142と、発熱部142の両端にそれぞれ接続される一対のリード部143とを備える。グリーンシート140の後端側には、2個のスルーホール144を介して、セラミックヒータ100の外表面上に形成される電極パッド121と電気的に接続される。
グリーンシート146は、グリーンシート140のうち発熱抵抗体141が形成される側の面に圧着されている。グリーンシート146のうち、この圧着面と反対側の面にはアルミナペーストが塗布され、この塗布面を内側にしてグリーンシート140,146が碍管101に巻き付けられて外周から内向きに押圧されることにより、セラミックヒータ成形体が形成される。その後、セラミックヒータ成形体が焼成されることにより、セラミック基体102が形成される。
図2に示す電極パッド121は、セラミック基体102上に形成され、陽極側と陰極側の2つを備える。この電極パッド121は、既述のスルーホール144に対応するグリーンシート140の外面の位置に2箇所、それぞれ設けられている。発熱抵抗体141のリード部143との導通は、スルーホール144の内部に充填されている導電性ペーストを介して行われる。
電極パッド121は、タングステン、モリブデンの少なくとも1種類以上を80重量%以上含むパッド状の金属層(第1の実施例では、タングステン97重量%と共生地であるアルミニウム3重量%にて形成)である。タングステンやモリブデンは、銅系のろう材124との接合性がよく、また、融点が高く耐熱性に優れているので電極パッド121の組成として好適である。
端子部材130は、後述するろう材124を用いて電極パッド121にろう付けされる接合端部133と、平板状に形成された加締部135と、加締部135の先端から接合端部133に延設された接続部134とを備える。この端子部材130は、ニッケルを90重量%以上含むニッケル部材から形成されている(第1の実施例では、ニッケル100重量%にて形成)。
接続部134の先端部分は、厚み方向に段状に折り曲げられることにより接合端部133に接続されている。また、端子部材130は、接続部134と加締部135との間において、接続部134の長手方向を軸として略直角にひねるようにねじ曲げられている。また、端子部材130は、加締部135に図1に示すヒータリード線12b、12cの芯線を加締により把持し、発熱抵抗体141とヒータリード線12b、12cとを電気的に接続する。
図4は、図2のA−A断面の一部を例示した説明図である。電極パッド121は、碍管101の外周に巻かれたグリーンシート140の外面上に形成され、スルーホール144を介してグリーンシート140の内面に形成されているリード部143と導通されている。
接合端部133は、ろう材124により電極パッド121と接合されている。これにより、接合端部133と電極パッド121との間にはろう材124による接合部124aが形成されている。この接合部124aは特許請求の範囲における「接合部」に該当する。ろう材124は、50重量%を上回る量の銅が含有されていることが好ましい。なお、本実施例では、銅100重量%のろう材124を用いている。
なお、図4に示すように、ろう材124にて電極パッド121と接合端部133とを接合する前には、電極パッド121の表面にニッケルメッキ膜122が形成されている(ろう付け前におけるニッケルメッキ膜122は、一点鎖線123で示す輪郭形状で表す)。しかし、ろう付けの際、電極パッド121の上に形成されたニッケルメッキ膜122のニッケル成分が、ろう材124へ拡散する。そのため、ろう付け後には、ニッケルメッキ膜122の一部がろう材124へ拡散して溶け込み、ニッケルメッキ膜122およびろう材124は、一体化した状態となって形成される。
ろう材124により形成された接合部124aの上には、金属層である合金メッキ膜125が形成されている。第1の実施例では、合金メッキ膜125は、接合部124a上において最も薄い部分の厚さが4μmとなるように形成されている。また、合金メッキ膜125は、ニッケルとタングステンの合金であり、タングステンが6重量%含有されている。セラミックヒータ100は、この合金メッキ膜125により、硝酸(HNO3)が接触しても、合金メッキ膜125が腐食することを抑制でき、その結果、接合部124aが外部に露出せず、接合部124aの腐食が抑制されている。なお、合金メッキ膜125は、特許請求の範囲における「メッキ膜」に該当する。なお、本実施例では、タングステンを6重量%含有させているが、3重量%〜30重量%の範囲において含有させることが好適である。また、本実施例では、ニッケルとタングステンによる合金を用いたが、タングステン、チタンおよびタンタルから選ばれる1種類以上の元素とニッケルによる合金であってもよい。また、厚みは4μmとなるように形成されているが、3μm〜15μmの範囲とすることが好適であり、3μm〜4μmの範囲とすることがより望ましい。
A3.セラミックヒータの製造方法:
グリーンシート140に対して発熱抵抗体141および電極パッド121となる金属抵抗体インク(メタライズインク)を所定のパターン形状に印刷し、かつ、スルーホール144の内部にメタライズインク(または、導電性ペースト)を充填する処理をおこなう。次に、グリーンシート140にグリーンシート146を圧着し、グリーンシート140およびグリーンシート146を碍管101に巻き付けて、セラミックヒータ成形体を形成する処理をおこなう。続いて、このセラミックヒータ成形体を焼成することで、グリーンシート140,146および碍管101が一体となったセラミック基体102を形成する処理をおこなう。
次に、電極パッド121上にニッケルメッキを施し、ニッケルメッキ膜122を形成する。その後、電極パッド121の上に、ろう材124および端子部材130を互いに接触させるように配置する。この状態で900℃以上に加熱し、ろう材124を溶融させて端子部材130と電極パッド121とを接合する処理を実施する。これにより、ろう材124とニッケルメッキ膜122のうち一点鎖線123で囲んだ領域とが固溶化して、ニッケルメッキ膜122のうち一点鎖線123で囲んだ領域がろう材124の中に溶け込む現象が生じる。
そして、端子部材130の接合部124a(ろう付け部分)を覆うように、タングステンとニッケルとの合金からなる合金メッキ膜125を無電解メッキ法により形成する処理をおこなう。これにより接合部124a(ろう付け部分)は、合金メッキ膜125によって、酸化などによる腐食から保護される。
以上、第1の実施例によれば、接合部124aを被覆する合金メッキ膜125はタングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上とニッケルとの合金にて形成しているため、セラミックヒータ100の耐食性を向上させることができる。具体的には、接合部124aを被覆する合金メッキ膜125を耐食性の高いタンタル、チタンまたはタンタルとニッケルとの合金にて形成することにより、例えば、硝酸等の酸化剤と接合部124aとの接触を抑制することができ、セラミックヒータ100の耐食性を向上させることができる。
第1の実施例によれば、合金メッキ膜125は3μm〜15μmの厚さを有して接合部124aを被覆しているため、接合部124aを酸化剤等から保護することができ、セラミックヒータ100の耐食性を向上させることができる。
第1の実施例によれば、合金メッキ膜125はタングステン、チタンまたはタンタルのいずれかが3重量%〜30重量%含有されたニッケル合金にて形成しているため、合金メッキ膜125の耐食性を向上させることができる。
B.第2の実施例:
第2の実施例では合金メッキ膜125の上面に被覆膜126が形成されているセラミックヒータ100について説明する。第2の実施例に係るセラミックヒータ100を用いたガスセンサ10の構成については第1の実施例と同様であり、被覆膜126が形成されていることのみが異なる。第2実施例については、第1実施例と同様の構成については、説明を省略又は簡略する。また、第2の実施例において第1の実施例と同一の符号を付した構成要素は、第1の実施例の各構成要素と同一であることを意味する。
図5は、第2の実施例に係るセラミックヒータのA−A断面の一部を例示した説明図である。図5に示すように、合金メッキ膜125の上面には、クロムからなる被覆膜126が形成されている。被覆膜126は、最も薄い部分の厚さが1μmとなるように形成されている。この被覆膜126により、合金メッキ膜125を保護し、接合部124aの腐食がさらに抑制される。なお、本実施例では被覆膜126にクロムを用いたが、金、プラチナのいずれかを主成分としてもよい。
被覆膜126は、接合部124a(ろう付け部分)を覆うように、合金メッキ膜125を形成する処理の後、クロム、金およびプラチナから選ばれる1種類を含有する被覆膜126を電解メッキ法もしくは無電解メッキ法により合金メッキ膜125上に形成する。これにより接合部124aは、合金メッキ膜125および被覆膜126によって、酸化などによる腐食から保護される。
第2の実施例によれば、クロム、金およびプラチナから選ばれる1種類の元素を主成分とする被覆膜126を合金メッキ膜125上に形成することにより、セラミックヒータの耐食性を向上させることができる。具体的には、クロムは、酸化物の不導体となりうる金属であり、金およびプラチナはイオン化傾向が小さいため、接合部124aを被覆している合金メッキ膜125を被覆膜126により被覆することにより接合部124aを酸化剤から保護することができ、セラミックヒータの耐食性を向上させることができる。
C.第3の実施例:
第3の実施例では多層構造の電極パッドを備えるセラミックヒータ100について説明する。第3の実施例に係るセラミックヒータ100を用いたガスセンサ10の構成については第1の実施例と同様であり、電極パッドの構造のみが異なる。第2実施例については、第1実施例と同様の構成については、説明を省略又は簡略する。また、第3の実施例において第1の実施例と同一の符号を付した構成要素は、第1の実施例の各構成要素と同一であることを意味する。
図6は、第3の実施例に係るセラミックヒータのA−A断面の一部を例示した説明図である。セラミックヒータ100は第1の実施例における電極パッド121の替わり多層電極パッド151を備える。多層電極パッド151は、下層電極パッド155および上層電極パッド153が積層された2層構造である。多層電極パッド151は、グリーンシート140に面する側に下層電極パッド155が配置され、下層電極パッド155を覆うように上層電極パッド153が積層されている。
多層電極パッド151を形成するための電極用インクとしては、セラミックの主成分であるアルミナの含有量が、下層電極用インクと上層電極用インクとで異なり、上層電極用インクにおけるアルミナの含有量が下層電極用インクにおけるアルミナの含有量より少ないものを用いる。
具体的には、タングステン粉末90重量%とアルミナ粉末10重量%とを配合した原料粉末100重量部に対して、樹脂系バインダ6重量部と、アセトン100重量部と、ブチルカルビトール70重量部とをそれぞれ添加し、ポットでスラリー上に混合した後、減圧脱泡し、アセトンを蒸発させることにより下層電極用インクを生成する。また、タングステン粉末97重量%とアルミナ粉末3重量%とを配合した原料粉末100重量部に対して、樹脂系バインダ6重量部と、アセトン100重量部と、ブチルカルビトール70重量部とをそれぞれ添加し、ポットでスラリー上に混合した後、減圧脱泡し、アセトンを蒸発させることにより上層電極用インクを生成する。
そして、電極パッド形成工程においては、下層電極用インクを塗布した後、下層用電極用インクの上に上層電極用インクを重ねて塗布することで、2層からなる電極用インクを形成し、その後、焼成することにより、2層からなる電極パッドを形成することができる。
このように、2種類の電極用インクを用いて、2層構造の多層電極パッド151を形成することで、下層電極用インクにより形成される下層電極パッド155とセラミック基体102との接合状態を良好にすることができる。
2種類の電極用インクを用いて、2層構造の多層電極パッド151を形成することで、上層電極用インクにより形成される上層電極パッド153によって接合部124aの表面にアルミナが析出するのを抑制することができる。
第3の実施例によれば、接合部124aの表面にアルミナが析出するのを抑制することができるため、接合部124a上に合金メッキ膜125を容易に形成することができる。
D.変形例
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施可能である。
D1.変形例1:
第1の実施例では、合金メッキ膜125は、タングステン、チタンおよびタンタルから選ばれる1種類の元素とニッケルによる合金として構成されているが、タングステン、チタンおよびタンタルから選ばれる2種類以上の元素とニッケルとの合金から形成されていてもよい。
D2.変形例2:
第2の実施例では、被覆膜126は、クロム、金およびプラチナから選ばれる1種類の元素により構成されているが、これら2以上の元素により構成されていてもよい。また、合金メッキ膜125上にこれらのメッキ膜を複数形成してもよい。
D3.変形例3:
第3の実施例では、多層構造の電極パッドを備えること以外は第1の実施例と同様のセラミックヒータ100について示されているが、多層構造の電極パッドを備えること以外は第2の実施例と同様のセラミックヒータ100であってもよい。
D4.変形例4:
本実施例では、丸棒状のアルミナセラミック製の碍管101により形成されたセラミックヒータ100について示しているが、セラミックヒータ100は、板状のアルミナセラミック基体を用いて板状に形成されたものであってもよい。
D5.変形例5:
本実施例では、端子部材130は、ニッケルを90重量%以上含むニッケル部材を用いて形成したが、ニッケル部材とSUS部材とを積層状にクラッドさせたクラッド材として構成してもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
本発明の一実施例としてのガスセンサの構成を示した説明図である。 セラミックヒータの構成を示した説明図である。 セラミックヒータの内部構成を示した分解斜視図である。 図2のA−A断面の一部を例示した説明図である。 第2の実施例に係るセラミックヒータのA−A断面の一部を例示した説明図である。 第3の実施例に係るセラミックヒータのA−A断面の一部を例示した説明図である。
符号の説明
10…ガスセンサ
11…主体金具
16…金属外筒
19…センサ出力リード線
20…ガス検出素子
30…内側端子部材
40…外側端子部材
100…セラミックヒータ
101…碍管
102…セラミック基体
121…電極パッド
122…ニッケルメッキ膜
124…ろう材
125…合金メッキ膜
126…被覆膜
130…端子部材
133…接合端部
134…接続部
135…加締部
140…グリーンシート
141…発熱抵抗体
142…発熱部
143…リード部
144…スルーホール
146…グリーンシート
151…多層電極パッド
153…上層電極パッド
155…下層電極パッド

Claims (5)

  1. 内部に発熱抵抗体を備えるセラミック基体と、
    前記セラミック基体の表面上に配置され、前記発熱抵抗体に電気的に接続される電極パッドと、
    ろう材により形成され、前記電極パッドと外部回路に接続する端子部材とを接合する接合部と、
    前記接合部を被覆するメッキ膜と、を備えるセラミックヒータにおいて、
    前記メッキ膜は、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が含有されたニッケル合金にて形成されたセラミックヒータ。
  2. 請求項1に記載のセラミックヒータにおいて、
    前記メッキ膜は、3μm〜15μmの厚さを有するセラミックヒータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセラミックヒータにおいて、
    前記メッキ膜は、タングステン、チタンまたはタンタルのいずれか一種以上が3重量%〜30重量%含有されたニッケル合金にて形成されたセラミックヒータ。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載のセラミックヒータにおいて、
    前記メッキ膜を被覆し、クロム、金またはプラチナのいずれかを主成分とする被覆膜をさらに備えるセラミックヒータ。
  5. 筒状の固体電解質体と、該固体電解質体の外側面に設けられ、被測定ガスと接触する外側電極層と、該固体電解質体の内側面に設けられた内側電極層と、を備えるガス検出素子を有するガスセンサにおいて、
    前記固体電解質体の内部には、請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載のセラミックヒータを備えるガスセンサ。
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