JP2009292251A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な操縦安定性を確保しながら、荷重耐久性を向上させるようにした空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 カーカス層4、5を層間で互いにコード方向を交差させた2枚により構成し、これらのコード方向をそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°にしたうえで、カーカス層4、5の巻き上げ部にタイヤ幅方向外側にコード補強層8を配置した第1フィラーゴム6を内包すると共に、カーカス層4、5の巻き上げ部のタイヤ幅方向外側に第2フィラーゴム7を配置し、かつ2枚のカーカス層4、5のうちタイヤ外側のカーカス層5の巻き上げ端部5aをカーカス層4、5の本体部分外側に重合する位置まで巻き上げたうえで、タイヤ外側のカーカス層5の巻き上げ端部5aの高さ、第2フィラーゴム7の上端7aの高さ、第1フィラーゴム6の上端6aの高さ、コード補強層8の上端の高さ8a、の関係を特定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、良好な操縦安定性を確保しながら、荷重耐久性を向上させるようにした空気入りタイヤに関するものである。
一般に、タイヤの操縦安定性を確保するために、従来からトレッド部のゴム物性やベルト層のコード物性を特定することが広く行われてきた。しかし、車両の高速化や高性能化が進むにつれて、トレッド部のゴム物性やベルト層のコード物性を改良するだけでは、操縦安定性の改善要求に応えることが困難になってきたため、近年では、上記の対策に加えて、タイヤのケース剛性を高めるための対策が種々なされてきた。
この一環として、カーカスコードをタイヤ径方向に対して傾斜させた互いに交差する2層のカーカス層で構成すると共に、これらカーカス層の巻上げ高さや、ビードフィラーの硬さや高さ、などを特定することによって、ケース剛性を高めるようにした所謂ハーフラジアル構造の空気入りラジアルタイヤが開発されるに至った(例えば、特許文献1参照)。
そして、さらに操縦安定性の向上要請に応えるために、タイヤサイド部に新たなコード補強層を配置することが行われてきた。しかし、このように新たなコード補強層を配置すると、荷重耐久性が低下してしまうという新たな問題が生じてきた。
特許第3426278号公報
本発明の目的は、上述する従来の問題点を解消するもので、良好な操縦安定性を確保しながら、荷重耐久性を向上させるようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、左右一対のビード部に埋設されたビードコアの廻りにそれぞれ層間で互いにコード方向を交差させた2枚のカーカス層の端部をタイヤ内側から外側に向けて巻き上げた空気入りタイヤにおいて、前記2枚のカーカス層のコード方向をそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°にし、前記カーカス層の巻き上げ部に第1フィラーゴムと該第1フィラーゴムのタイヤ幅方向外側に配置したコード補強層とを内包すると共に、前記カーカス層の巻き上げ部のタイヤ幅方向外側に第2フィラーゴムを配置し、かつ前記2枚のカーカス層のうちタイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部を該カーカス層の本体部分外側に重合する位置まで巻き上げた構成にし、該タイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部のタイヤ径方向高さ2TUHと、前記第2フィラーゴムの上端のタイヤ径方向高さ2FLHと、前記第1フィラーゴムの上端のタイヤ径方向高さ1FLHと、前記コード補強層の上端のタイヤ径方向高さRFHと、の関係を2TUH>2FLH>1FLH>RFHにしたことを特徴とする。
また、上述する構成において、以下(1)〜(5)に記載するように構成することが好ましい。
(1)前記タイヤ径方向高さ2TUH、2FLH、1FLH及びRFHが、それぞれタイヤ断面高さSHに対して以下の関係となるように設定する。
TUH=(0.70〜0.80)SH
2FLH=(0.50〜0.65)SH
1FLH=(0.40〜0.55)SH
RFH=(0.30〜0.45)SH
(2)前記2枚のカーカス層のうちタイヤ内側のカーカス層の巻き上げ端部のタイヤ径方向高さ1TUHを前記第1フィラーゴムの上端のタイヤ径方向高さ1FLHよりも低くなるように設定する。
(3)前記2枚のカーカス層のコード材料をそれぞれレーヨンやナイロンなどから選ばれた有機繊維にすると共に、前記コード補強層のコード材料をスチールにする。
(4)前記コード補強層のコード方向をタイヤ周方向に対して15〜60°にする。
(5)前記第1フィラーゴムと前記第2フィラーゴムとのJIS−硬度(Aタイプ)をそれぞれ72〜96にする。
本発明によれば、カーカス層を層間で互いにコード方向を交差させた2枚で構成し、これらのコード方向をそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°にすると共に、これら2枚のカーカス層のうちタイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部をカーカス層の本体部に重合させるように巻き上げると共に、そのタイヤ径方向高さ2TUHを第1フィラーゴムのタイヤ径方向高さ1FLHを超えるようにしたことにより、この1FLHを超えて2TUHに至る範囲における2層のカーカス層本体と1層のタイヤ外側カーカス層の巻き上げ部分との重なり部分を実質的にコード方向が層間で互いに交差した3層のカーカス層により構成したので、ハーフラジアル構造としてのメリットを最大限に活かした形態によりハイレベルでのケーシング剛性を確保することができる。
しかも、第1フィラーゴムのタイヤ幅方向外側に隣接配置したコード補強層のタイヤ径方向高さRFHを第1フィラーゴムのタイヤ径方向高さ1FLHよりも低く抑えるようにしたので、コード補強層と本体側のカーカス層とが直接接触することを防ぐことにより、コード補強層と本体側のカーカス層とのコード間での干渉に伴う耐久性の低下を防ぐことができる。そして、コード補強層の高さRFHを抑えたことによるケーシング剛性の不足を、第2フィラーゴムの配置により補完したので、ハイレベルでの操縦安定性と荷重耐久性との両立が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による空気入りタイヤの一例を示す半断面図である。図1において、空気入りタイヤ1は、左右一対のビード部2に層間で互いにコード方向を交差させた2枚のカーカス層4、5が装荷され、これら2枚のカーカス層4、5の端部4a、5aがそれぞれビード部2に埋設されたビードコア3の廻りにタイヤ内側から外側に向けて巻き上げて構成されている。
そして、本発明では、2枚のカーカス層4、5のコード方向がそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°に設定され、カーカス層4、5の巻き上げ部に第1フィラーゴム6とそのタイヤ幅方向外側に配置されたコード補強層8とが内包され、さらに、カーカス層4、5の巻き上げ部のタイヤ幅方向外側に隣接させて第2フィラーゴム7が配置されている。
さらに、2枚のカーカス層4、5のうちタイヤ外側のカーカス層5の巻き上げ端部5aはカーカス層5の本体部と重合する高さまで巻き上げられており、この巻き上げ端部5aのタイヤ径方向高さ2TUHと、第2フィラーゴム7の上端7aのタイヤ径方向高さ2FLHと、第1フィラーゴム6の上端6aのタイヤ径方向高さ1FLHと、コード補強層8の上端8aのタイヤ径方向高さRFHと、の関係が2TUH>2FLH>1FLH>RFHとなるように設定されている。
このように互いに交差するカーカス層4、5のコード方向をそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°に設定したうえで、2枚のカーカス層4、5のうちタイヤ外側のカーカス層5の巻き上げ端部5aのタイヤ径方向高さ2TUHを第1フィラーゴム6のタイヤ径方向高さ1FLHを超えてカーカス層5の本体部と重なるようにしたことにより、この1FLHを超えて2TUHに至る範囲における2層のカーカス層4、5本体と1層のタイヤ外側カーカス層5の巻き上げ部分との重なり部分を実質的にコード方向が層間で互いに交差した3層のカーカス層4、5、5により構成したので、ハーフラジアル構造としてのメリットを最大限に活かした形態によりハイレベルでのケーシング剛性を確保することができる。
このようなハイレベルでのケーシング剛性は、2枚のカーカス層4、5のうちタイヤ内側のカーカス層4の巻き上げ端部4aがカーカス層本体部に重なるように巻き上げられた場合には、カーカス層4の巻き上げ部におけるコードの傾斜方向がカーカス層本体部のコードの傾斜方向と同一の方向になって、隣接するカーカス層の間で互いにコード方向が交差しないことになるために得ることができない。
しかも、第1フィラーゴム6のタイヤ幅方向外側に隣接配置したコード補強層8のタイヤ径方向高さRFHを第1フィラーゴム6のタイヤ径方向高さ1FLHよりも低く抑えるようにしたので、コード補強層8と本体側のカーカス層5とが直接接触することを防ぐことにより、コード補強層8と本体側のカーカス層5とのコード間での干渉に伴う耐久性の低下を防ぐことができる。そして、コード補強層8の高さRFHを抑えたことによるケーシング剛性の不足を、第2フィラーゴム7の配置により補完したので、ハイレベルでの操縦安定性と荷重耐久性との両立が可能になる。
ここで、カーカス層4、5のコード方向がタイヤ周方向に対して75°未満になるとタイヤケーシング剛性が高くなり過ぎて荷重耐久性が低下することになり、88°超になるとタイヤケーシング剛性が不足して操縦安定性が低下することになる。
本発明において、上述するタイヤ径方向高さ2TUH、2FLH、1FLH及びRFHを、それぞれタイヤ断面高さSHに対して以下の関係にするとよい。すなわち、カーカス層5の巻き上げ端部5aのタイヤ径方向高さ2TUHをタイヤ断面高さSHの0.70〜0.80倍、好ましくは0.72〜0.78倍とし、第2フィラーゴム7の上端7aのタイヤ径方向高さ2FLHをタイヤ断面高さSHの0.50〜0.65倍、好ましくは0.55〜0.60倍とし、第1フィラーゴム6の上端6aのタイヤ径方向高さ1FLHをタイヤ断面高さSHの0.40〜0.55倍、好ましくは0.47〜0.52倍とし、コード補強層8の上端8aのタイヤ径方向高さRFHをタイヤ断面高さSHの0.30〜0.45倍、好ましくは0.35〜0.40倍とするとよい。これにより、操縦安定性と耐久性とを一層確実に両立させることができる。
ここで、2TUHがSHの0.70倍未満ではタイヤケーシング剛性が不足して良好な操縦安定性が得られなくなり、0.80倍超では荷重耐久性が低下することになる。また、2FLHがSHの0.50倍未満では良好な操縦安定性を得ることが難しくなり、0.65倍超では荷重耐久性が低下することになる。さらに、1FLHがSHの0.40倍未満ではケーシング剛性が不足して操縦安定性が低下することになり、0.55倍超ではケーシング剛性が高くなり過ぎて乗心地性が低下することになる。また、RFHがSHの0.30倍未満ではケーシング剛性が不足して操縦安定性が低下することになる。
さらに好ましくは、上述する2枚のカーカス層4、5のうちタイヤ内側のカーカス層4の巻き上げ端部4aのタイヤ径方向高さ1TUHを第1フィラーゴム6の上端6aのタイヤ径方向高さ1FLHよりも低くなるように設定するとよい。これにより、カーカス層4の巻き上げ部が直接本体側のカーカス層5と接触することを防ぐことができるため、カーカス層4の巻き上げ部と本体側のカーカス層5とのコード間での干渉に伴う耐久性の低下を防ぐことができる。
本発明の空気入りタイヤ1におけるカーカス層4、5やコード補強層8を構成するコード材料は、特に限定されるものではないが、好ましくは、2枚のカーカス層4、5のコード材料をそれぞれレーヨンやナイロンなどから選ばれた有機繊維で構成すると共に、コード補強層8のコード材料をスチールで構成するとよい。
さらに、コード補強層8のコード方向についても特に限定されるものではないが、好ましくは、タイヤ周方向に対して15〜60°好ましくは18〜24°に設定するとよい。これらにより、高いケーシング剛性を確保しながら、荷重耐久性の低下を抑制することができる。
また、上述する第1フィラーゴム6と第2フィラーゴム7とのJIS−硬度(Aタイプ)をそれぞれ72〜96、好ましくは88〜94に設定するとよい。これにより、ハイレベルで操縦安定性と荷重耐久性とを両立させることができる。すなわち、JIS−硬度(Aタイプ)が72未満では操縦安定性が低下し、96超では荷重耐久性が低下することになる。
上述するように、本発明の空気入りタイヤは、カーカス層を層間で互いにコード方向を交差させた2枚により構成し、これらのコード方向をそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°にしたうえで、カーカス層の巻き上げ部にタイヤ幅方向外側にコード補強層を配置した第1フィラーゴムを内包すると共に、カーカス層の巻き上げ部のタイヤ幅方向外側に第2フィラーゴムを配置し、かつ2枚のカーカス層のうちタイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部をカーカス層の本体部分外側に重合する位置まで巻き上げたうえで、タイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部の高さ、第2フィラーゴムの上端の高さ、第1フィラーゴムの上端の高さ、コード補強層の上端の高さ、の関係を特定することにより、良好な操縦安定性を確保しながら荷重耐久性を向上させたもので、ハーフラジアル構造を採用した空気入りタイヤにおける操縦安定性と荷重耐久性との両立を図るうえで幅広く採用することができる。
タイヤサイズを245/40R18、タイヤの基本構造を図1として、同一の金型を使用して、第2フィラーゴムを配置しない従来タイヤ(従来例)及び比較タイヤ(比較例1)と、第2フィラーゴムを配置したうえで表1のように仕様を異ならせた本発明タイヤ(実施例1〜5)及び比較タイヤ(比較例2)と、をそれぞれ製作した。
これら8種類のタイヤについて、以下の試験方法により操縦安定性及び荷重耐久性の評価を行った。
〔操縦安定性〕
各タイヤに空気圧230kPaを充填したうえで、国産のスポーツカーの前後車輪に装着して、アスファルト路面からなるテストコースを平均速度140km/hで走行させ、熟練したテストドライバーにより5点法による操縦安定性の官能評価を行い、その結果を表1に記載した。数値が大きいほど操縦安定性が優れていることを示す。
〔荷重耐久性〕
各タイヤに空気圧180kPaを充填し、室内ドラム試験機により、走行速度を81km/h(一定)にしたうえで、負荷荷重をJATMA規定の最大荷重の100%として24時間走行させ、その後4時間毎に荷重を15%ずつ増加させながらタイヤが破壊するまで走行を続け、破壊に至るまでの総走行距離を測定し、その結果を従来タイヤを100とする指数により表1に記載した。数値が大きいほど耐久性が優れていることを示す。
Figure 2009292251
表1より、本発明タイヤは、従来タイヤに比較して、操縦安定性と荷重耐久性とがバランスよく向上していることがわかる。なお、従来タイヤに比して1FLH及びRHFを大きくした比較例1は操縦安定性は向上したものの、荷重耐久性の低下が認められた。また、第2フィラーゴムを配置した比較例2は、カーカスコードの角度をタイヤ周方向に対して90°のラジアル構造にしたため、従来タイヤに比較して操縦安定性が低下した。
本発明の実施形態による空気入りタイヤの一例を示す半断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 ビード部
3 ビードコア
4、5 カーカス層
4a、5a 端部
6 第1フィラーゴム
7 第2フィラーゴム
8 コード補強層
6a、7a、8a 上端

Claims (6)

  1. 左右一対のビード部に埋設されたビードコアの廻りにそれぞれ層間で互いにコード方向を交差させた2枚のカーカス層の端部をタイヤ内側から外側に向けて巻き上げた空気入りタイヤにおいて、
    前記2枚のカーカス層のコード方向をそれぞれタイヤ周方向に対して75〜88°にし、前記カーカス層の巻き上げ部に第1フィラーゴムと該第1フィラーゴムのタイヤ幅方向外側に配置したコード補強層とを内包すると共に、前記カーカス層の巻き上げ部のタイヤ幅方向外側に第2フィラーゴムを配置し、かつ前記2枚のカーカス層のうちタイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部を該カーカス層の本体部分外側に重合する位置まで巻き上げた構成にし、該タイヤ外側のカーカス層の巻き上げ端部のタイヤ径方向高さ2TUHと、前記第2フィラーゴムの上端のタイヤ径方向高さ2FLHと、前記第1フィラーゴムの上端のタイヤ径方向高さ1FLHと、前記コード補強層の上端のタイヤ径方向高さRFHと、の関係を2TUH>2FLH>1FLH>RFHにした空気入りタイヤ。
  2. 前記タイヤ径方向高さ2TUH、2FLH、1FLH及びRFHが、それぞれタイヤ断面高さSHに対して以下の関係である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
    TUH=(0.70〜0.80)SH
    2FLH=(0.50〜0.65)SH
    1FLH=(0.40〜0.55)SH
    RFH=(0.30〜0.45)SH
  3. 前記2枚のカーカス層のうちタイヤ内側のカーカス層の巻き上げ端部のタイヤ径方向高さ1TUHを前記第1フィラーゴムの上端のタイヤ径方向高さ1FLHよりも低くした請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記2枚のカーカス層のコード材料がそれぞれレーヨンやナイロンなどから選ばれた有機繊維からなり、前記コード補強層のコード材料がスチールからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記コード補強層のコード方向がタイヤ周方向に対して15〜60°である請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1フィラーゴムと前記第2フィラーゴムとのJIS−硬度(Aタイプ)がそれぞれ72〜96である請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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