JP2733434B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2733434B2 JP2733434B2 JP5292801A JP29280193A JP2733434B2 JP 2733434 B2 JP2733434 B2 JP 2733434B2 JP 5292801 A JP5292801 A JP 5292801A JP 29280193 A JP29280193 A JP 29280193A JP 2733434 B2 JP2733434 B2 JP 2733434B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗心地を保持しつつ、
操縦安定性、特にハンドル操作における応答性を高めた
空気入りタイヤに関する。
操縦安定性、特にハンドル操作における応答性を高めた
空気入りタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、高速道路網の整備に伴い自動車の
走行速度はますます高速化し、タイヤにあっても高速走
行に対する操縦安定性が要求されるようになった。
走行速度はますます高速化し、タイヤにあっても高速走
行に対する操縦安定性が要求されるようになった。
【０００３】高速走行時における操縦安定性を向上する
には、従来、横剛性を高める必要があり、このためサイ
ドウォール部、ビード部に、スチールコード又は芳香族
ポリアミド繊維コードによって補強された補強層を付設
していた。
には、従来、横剛性を高める必要があり、このためサイ
ドウォール部、ビード部に、スチールコード又は芳香族
ポリアミド繊維コードによって補強された補強層を付設
していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の如くス
チールコード又は芳香族ポリアミド繊維コードによって
補強された補強層は、補強コードのモジュラスが非常に
高いため、補強層自体も高い剛性を有する。
チールコード又は芳香族ポリアミド繊維コードによって
補強された補強層は、補強コードのモジュラスが非常に
高いため、補強層自体も高い剛性を有する。
【０００５】その結果、サイドウォール部において補強
層の端縁部を境としてサイドウォール部の剛性が不連続
となり、レーンチェン時又は旋回時など過渡的に大きな
力が作用した場合には、瞬間的に補強層の端縁部でサイ
ドウォール部に捩れが生じ応答におくれが生じるなど操
縦に不安定が生じる。
層の端縁部を境としてサイドウォール部の剛性が不連続
となり、レーンチェン時又は旋回時など過渡的に大きな
力が作用した場合には、瞬間的に補強層の端縁部でサイ
ドウォール部に捩れが生じ応答におくれが生じるなど操
縦に不安定が生じる。
【０００６】発明者は、前記問題点を解決すべく研究を
重ねた結果、補強コードのタイヤ半径方向外端の高さを
分散させることにより、乗心地を保持しつつサイドウォ
ール部における剛性段差が緩和され応答性が高まること
を見出し本発明を完成させたのである。
重ねた結果、補強コードのタイヤ半径方向外端の高さを
分散させることにより、乗心地を保持しつつサイドウォ
ール部における剛性段差が緩和され応答性が高まること
を見出し本発明を完成させたのである。
【０００７】本発明は、乗心地を保持しつつ、操縦安定
性、特にハンドル操作時における応答性を高めた空気入
りタイヤの提供を目的としている。
性、特にハンドル操作時における応答性を高めた空気入
りタイヤの提供を目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部を通りビード部に至る本体部に、ビ
ードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に向かって
折返しかつ前記ビードコアから上方にのびるビードエー
ペックスの外向き面側を折返すハイターンアップ構造の
折返し部を有するカーカス、前記トレッド部の内部かつ
カーカスの外側に配されるベルト層、及び前記ビードエ
ーペックスの外向き面とカーカスの折返し部との間を通
りビードエーペックスの先端をこえてタイヤ半径方向上
方にのびる補強層を具えるとともに、前記補強層は、標
準のリムに装着しかつ規定の内圧を充填した無負荷状態
において、該補強層のタイヤ半径方向上、下端の間をの
びる長寸の補強コードと、該長寸の補強コードの半径方
向高さの０．５〜０．８５倍の半径方向高さを有する短
寸の補強コードとを、半径方向下端を揃えてかつ等間隔
で１〜３本毎に交互に配列したプライからなり、しかも
長寸、短寸の補強コードは芳香族ポリアミド繊維又はス
チールコードを用いて形成してなる空気入りタイヤであ
る。
らサイドウォール部を通りビード部に至る本体部に、ビ
ードコアの周りをタイヤ軸方向内側から外側に向かって
折返しかつ前記ビードコアから上方にのびるビードエー
ペックスの外向き面側を折返すハイターンアップ構造の
折返し部を有するカーカス、前記トレッド部の内部かつ
カーカスの外側に配されるベルト層、及び前記ビードエ
ーペックスの外向き面とカーカスの折返し部との間を通
りビードエーペックスの先端をこえてタイヤ半径方向上
方にのびる補強層を具えるとともに、前記補強層は、標
準のリムに装着しかつ規定の内圧を充填した無負荷状態
において、該補強層のタイヤ半径方向上、下端の間をの
びる長寸の補強コードと、該長寸の補強コードの半径方
向高さの０．５〜０．８５倍の半径方向高さを有する短
寸の補強コードとを、半径方向下端を揃えてかつ等間隔
で１〜３本毎に交互に配列したプライからなり、しかも
長寸、短寸の補強コードは芳香族ポリアミド繊維又はス
チールコードを用いて形成してなる空気入りタイヤであ
る。
【０００９】
【作用】ビードエーペックスの外向き面とカーカスの折
返し部との間を通りビードエーペックス先端をこえてタ
イヤ半径方向上方にのびる補強層を具えている。これに
より、サイドウォール部の横剛性が高まり高速走行時の
直進走行性が高まる。
返し部との間を通りビードエーペックス先端をこえてタ
イヤ半径方向上方にのびる補強層を具えている。これに
より、サイドウォール部の横剛性が高まり高速走行時の
直進走行性が高まる。
【００１０】前記補強層はスチールコード又は芳香族ポ
リアミド繊維からなる補強コードによって補強されてい
る。これらのコードは何れも高い引張り強さを有し、前
記サイドウォール部の横剛性を効果的に高めている。
リアミド繊維からなる補強コードによって補強されてい
る。これらのコードは何れも高い引張り強さを有し、前
記サイドウォール部の横剛性を効果的に高めている。
【００１１】前記補強コードは、長寸の補強コードと、
短寸の補強コードとを、下端を揃えて交互に配列してい
る。従って補強層の外方部分においては、長寸の補強コ
ードのみによって補強されているため、補強層の内方部
分に比べて剛性が低くなる。このため、補強層の外端部
分に生じていたサイドウォール部の剛性段差が緩和され
る。従ってレーンチェンジ又は旋回時のように過渡的に
大きな力が作用する場合であっても、従来のタイヤのよ
うに、瞬間的に補強層の前記外端部分においてサイドウ
ォール部の捩れが生じることがなく、ハンドル操作時の
応答性が高まり、操縦安定性が向上する。
短寸の補強コードとを、下端を揃えて交互に配列してい
る。従って補強層の外方部分においては、長寸の補強コ
ードのみによって補強されているため、補強層の内方部
分に比べて剛性が低くなる。このため、補強層の外端部
分に生じていたサイドウォール部の剛性段差が緩和され
る。従ってレーンチェンジ又は旋回時のように過渡的に
大きな力が作用する場合であっても、従来のタイヤのよ
うに、瞬間的に補強層の前記外端部分においてサイドウ
ォール部の捩れが生じることがなく、ハンドル操作時の
応答性が高まり、操縦安定性が向上する。
【００１２】なお、短寸の補強コードの半径方向高さが
長寸の補強コードの半径方向高さの０．５倍未満では補
強層全体の剛性が不足し、又０．８倍をこえると、補強
層の外端部分における剛性段差が著しくなるため好まし
くない。さらに長寸の補強コード又は、短寸法の補強コ
ードを３本こえて並列させると、補強層の外端部分の剛
性が周方向に不均一となり、前記応答性が低下すること
となる。
長寸の補強コードの半径方向高さの０．５倍未満では補
強層全体の剛性が不足し、又０．８倍をこえると、補強
層の外端部分における剛性段差が著しくなるため好まし
くない。さらに長寸の補強コード又は、短寸法の補強コ
ードを３本こえて並列させると、補強層の外端部分の剛
性が周方向に不均一となり、前記応答性が低下すること
となる。
【００１３】このように本願発明は、前記した構成が有
機的に結合し、かつ一体化することにより乗心地を低下
させることなくハンドル操作における応答性を高め操縦
安定性を向上しうるのである。
機的に結合し、かつ一体化することにより乗心地を低下
させることなくハンドル操作における応答性を高め操縦
安定性を向上しうるのである。
【００１４】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図１〜３において、空気入りタイヤ１は、トレッド
部２とその両側からタイヤ半径方向内方にのびる一対の
サイドウォール部３、３と、該サイドウォール部３の内
方にのびるビード部４とを有する。
る。図１〜３において、空気入りタイヤ１は、トレッド
部２とその両側からタイヤ半径方向内方にのびる一対の
サイドウォール部３、３と、該サイドウォール部３の内
方にのびるビード部４とを有する。
【００１５】又、空気入りタイヤ１は、トレッド部２か
らサイドウォール部３をへてビード部４に至る本体部６
ａにビードコア５の周りをタイヤ軸方向内側から外側に
向かって折返す折返し部６ｂを具えるカーカス６と、該
カーカス６の外側かつトレッド部の内方に配されるベル
ト層７とを有し、前記ビードコア５の半径方向上方かつ
カーカス６の本体部６ａと折返し部６ｂとの間に、断面
三角形状かつ硬質のゴムからなるビードエーペックス８
を立上げている。
らサイドウォール部３をへてビード部４に至る本体部６
ａにビードコア５の周りをタイヤ軸方向内側から外側に
向かって折返す折返し部６ｂを具えるカーカス６と、該
カーカス６の外側かつトレッド部の内方に配されるベル
ト層７とを有し、前記ビードコア５の半径方向上方かつ
カーカス６の本体部６ａと折返し部６ｂとの間に、断面
三角形状かつ硬質のゴムからなるビードエーペックス８
を立上げている。
【００１６】前記ビード部４、サイドウォール部３に
は、ビードエーペックス８のタイヤ軸方向外向き面８ａ
とカーカス６の前記折返し部の間を通り、該ビードエー
ペックスの先端Ｐをこえてタイヤ半径方向上方にのびる
補強層９を具える。
は、ビードエーペックス８のタイヤ軸方向外向き面８ａ
とカーカス６の前記折返し部の間を通り、該ビードエー
ペックスの先端Ｐをこえてタイヤ半径方向上方にのびる
補強層９を具える。
【００１７】前記カーカス６は、本例では、２枚のカー
カスプライ６Ａ、６Ｂからなり、各カーカスプライ６
Ａ、６Ｂは、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香
族ポリアミドなどの有機繊維からなるカーカスコードを
タイヤ赤道Ｃに対して７５〜９０°の角度で傾けて並置
したラジアル、又はセミラジアル配列として形成され、
又各カーカスプライ６Ａ、６Ｂの間では前記カーカスコ
ードが互いに交差する向きに配される。なお本例では、
折返し部６ｂの先端のビードベースラインからの高さを
ビードエーペックスの先端高さに比して大きいハイター
ンアップとして形成している。
カスプライ６Ａ、６Ｂからなり、各カーカスプライ６
Ａ、６Ｂは、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香
族ポリアミドなどの有機繊維からなるカーカスコードを
タイヤ赤道Ｃに対して７５〜９０°の角度で傾けて並置
したラジアル、又はセミラジアル配列として形成され、
又各カーカスプライ６Ａ、６Ｂの間では前記カーカスコ
ードが互いに交差する向きに配される。なお本例では、
折返し部６ｂの先端のビードベースラインからの高さを
ビードエーペックスの先端高さに比して大きいハイター
ンアップとして形成している。
【００１８】ベルト層７は本実施例では、３枚のベルト
プライ７Ａ、７Ｂ、７Ｃからなり、内側と中間のベルト
プライ７Ａ、７Ｂは、スチールからなるベルトコード
を、外側のベルトプライ７Ｃは、ナイロン等の有機繊維
からなるベルトコードをタイヤ赤道Ｃに対して互いに交
差する向きに配される。
プライ７Ａ、７Ｂ、７Ｃからなり、内側と中間のベルト
プライ７Ａ、７Ｂは、スチールからなるベルトコード
を、外側のベルトプライ７Ｃは、ナイロン等の有機繊維
からなるベルトコードをタイヤ赤道Ｃに対して互いに交
差する向きに配される。
【００１９】補強層９は、図２、３に示す如く環状の鍔
状をなすプライであり、タイヤ半径方向上下に放射状に
配される複数の補強コード１１をトッピングゴム１２に
よって被覆される。又、本実施例では、その半径方向下
端を前記ビードエーペックス８下端近傍に、その上端を
ビードエーペックス８の先端Ｐよりも半径方向上方にか
つカーカス６の折返し部６ｂ端縁Ｍよりも下方に位置さ
せている。
状をなすプライであり、タイヤ半径方向上下に放射状に
配される複数の補強コード１１をトッピングゴム１２に
よって被覆される。又、本実施例では、その半径方向下
端を前記ビードエーペックス８下端近傍に、その上端を
ビードエーペックス８の先端Ｐよりも半径方向上方にか
つカーカス６の折返し部６ｂ端縁Ｍよりも下方に位置さ
せている。
【００２０】前記補強コード１１は、芳香族ポリアミド
繊維又はスチールコードを用いて形成している。芳香族
ポリアミド繊維はスチールと略同等の引張り強さを有す
る強力な有機繊維コードである。
繊維又はスチールコードを用いて形成している。芳香族
ポリアミド繊維はスチールと略同等の引張り強さを有す
る強力な有機繊維コードである。
【００２１】又補強コード１１は、該空気入りタイヤ１
を標準のリムＪに装着しかつ規定の内圧を充填した無負
荷状態において、補強層９の前記上端、下端間にのびる
長寸の補強コード１３と、この長寸の補強コード１３の
半径方向高さｈ１の０．５〜０．８５倍の半径方向高さ
ｈ２の短寸の補強コードとを下端を揃えてかつ交互に配
列している。
を標準のリムＪに装着しかつ規定の内圧を充填した無負
荷状態において、補強層９の前記上端、下端間にのびる
長寸の補強コード１３と、この長寸の補強コード１３の
半径方向高さｈ１の０．５〜０．８５倍の半径方向高さ
ｈ２の短寸の補強コードとを下端を揃えてかつ交互に配
列している。
【００２２】なお、長寸の補強コード１３と短寸の補強
コード１４とを、２本又は３本ずつグループにまとめ、
その各グループ単位で交互に配設してもよい。
コード１４とを、２本又は３本ずつグループにまとめ、
その各グループ単位で交互に配設してもよい。
【００２３】前記長寸、短寸の補強コード１３、１４
は、本実施例では半径方向外端がタイヤ半径線Ｒに対し
て０〜８０°の角度αで配列する。なお傾き角度は０〜
６０°の範囲で配列するのが好ましい。さらには、タイ
ヤ回転方向に倒れる向きに配するのがより好ましい。こ
のようにコードを配列することによって走行の一層の安
定化を図ることが出来る。
は、本実施例では半径方向外端がタイヤ半径線Ｒに対し
て０〜８０°の角度αで配列する。なお傾き角度は０〜
６０°の範囲で配列するのが好ましい。さらには、タイ
ヤ回転方向に倒れる向きに配するのがより好ましい。こ
のようにコードを配列することによって走行の一層の安
定化を図ることが出来る。
【００２４】
【具体例】タイヤサイズが２０５／６０ Ｒ１５ ８９
Ｈでありかつ図１〜３に示す構成を有するタイヤ（実施
例）について表１に示す仕様で試作するとともにその性
能をテストした。なお従来の構成を有するタイヤ（比較
例１、２）について併せてテストを行いその性能を比較
した。テスト条件は次の通り。
Ｈでありかつ図１〜３に示す構成を有するタイヤ（実施
例）について表１に示す仕様で試作するとともにその性
能をテストした。なお従来の構成を有するタイヤ（比較
例１、２）について併せてテストを行いその性能を比較
した。テスト条件は次の通り。
【００２５】１）操縦安定性 試供タイヤを３０００ｃｃ級の後輪駆動車に装着すると
ともに、ドライのアスファルト路でレーンチェンジと、
半径１５０ｍの曲路を走行し、ドライバーの感応による
評価を比較例１を１００とする指数で表示した。数値が
大きいほど良好である。
ともに、ドライのアスファルト路でレーンチェンジと、
半径１５０ｍの曲路を走行し、ドライバーの感応による
評価を比較例１を１００とする指数で表示した。数値が
大きいほど良好である。
【００２６】２）乗心地 １）項のテストと同時に実施し、ドライバーの官能によ
る評価を比較例１を１００とする指数で表示した。数値
が大きいほど良好である。テスト結果を表１に示す。
る評価を比較例１を１００とする指数で表示した。数値
が大きいほど良好である。テスト結果を表１に示す。
【００２７】
【表１】
【００２８】テストの結果実施例のものは比較例のもの
に比べて乗心地を保持しつつ操縦安定性が向上したこと
が確認出来た。
に比べて乗心地を保持しつつ操縦安定性が向上したこと
が確認出来た。
【００２９】
【発明の効果】叙上のごとく本発明の空気入りタイヤ
は、ビードエーペックスの外向き面とカーカスの折返し
部の間を通りタイヤ半径方向上方にのびる補強層を具
え、この補強層はスチール等のコードを用いた長寸の補
強コードと、短寸の補強コードとを下端を揃えて交互に
配列したプライによって形成されることを要旨としてい
るため、タイヤの横剛性を高め操縦の安定性を乗心地を
保持しつつ高めるとともに、従来、補強層の上端部で発
生しがちであったサイドウォール部の剛性段差が和らぐ
ことによって、ハンドル操作における応答性が高まり、
操縦安定性の一層の向上を図りうる。
は、ビードエーペックスの外向き面とカーカスの折返し
部の間を通りタイヤ半径方向上方にのびる補強層を具
え、この補強層はスチール等のコードを用いた長寸の補
強コードと、短寸の補強コードとを下端を揃えて交互に
配列したプライによって形成されることを要旨としてい
るため、タイヤの横剛性を高め操縦の安定性を乗心地を
保持しつつ高めるとともに、従来、補強層の上端部で発
生しがちであったサイドウォール部の剛性段差が和らぐ
ことによって、ハンドル操作における応答性が高まり、
操縦安定性の一層の向上を図りうる。
【図１】本発明の一実施例を示すタイヤ右半分断面図で
ある。
ある。
【図２】その補強層を示す正面図である。
【図３】その部分拡大斜視図である。
２ トレッド部 ３ サイドウォール部 ４ ビード部 ５ ビードコア ６ カーカス ６ａ 本体部 ６ｂ 折返し部 ７ ベルト層 ８ ビードエーペックス ８ａ 外向き面 ９ 補強層 １３ 長寸の補強コード １４ 短寸の補強コード Ｃ タイヤ赤道 ｈ１ 長寸の補強コードの高さ ｈ２ 短寸の補強コードの高さ Ｊ 標準のリム Ｐ ビードエーペックスの先端 Ｒ タイヤ半径線
Claims (2)
- 【請求項１】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
ード部に至る本体部に、ビードコアの周りをタイヤ軸方
向内側から外側に向かって折返しかつ前記ビードコアか
ら上方にのびるビードエーペックスの外向き面側を折返
すハイターンアップ構造の折返し部を有するカーカス、
前記トレッド部の内部かつカーカスの外側に配されるベ
ルト層、及び前記ビードエーペックスの外向き面とカー
カスの折返し部との間を通りビードエーペックスの先端
をこえてタイヤ半径方向上方にのびる補強層を具えると
ともに、 前記補強層は、標準のリムに装着しかつ規定の内圧を充
填した無負荷状態において、該補強層のタイヤ半径方向
上、下端の間をのびる長寸の補強コードと、該長寸の補
強コードの半径方向高さの０．５〜０．８５倍の半径方
向高さを有する短寸の補強コードとを、半径方向下端を
揃えてかつ等間隔で１〜３本毎に交互に配列したプライ
からなり、しかも長寸、短寸の補強コードは芳香族ポリ
アミド繊維又はスチールコードを用いて形成してなる空
気入りタイヤ。 - 【請求項２】前記長寸、短寸の補強コードは、タイヤ半
径線に対して０〜８０°の角度で放射状に配向すること
を特徴とする請求項１記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292801A JP2733434B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292801A JP2733434B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07117420A JPH07117420A (ja) | 1995-05-09 |
| JP2733434B2 true JP2733434B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17786526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5292801A Expired - Fee Related JP2733434B2 (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733434B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6513561B1 (en) * | 2000-01-27 | 2003-02-04 | Bridgestone/Firestone North American Tire, Llc | Pneumatic tire having multiple modulus body cord to reduce rolling resistance |
| JP4800504B2 (ja) * | 2001-05-25 | 2011-10-26 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
| JP4645283B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2011-03-09 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| JP2008049924A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| JP4211893B1 (ja) | 2008-06-04 | 2009-01-21 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
| FR2945474B1 (fr) * | 2009-05-12 | 2011-05-06 | Michelin Soc Tech | Armature de renforcement bi materiaux de renforts et pneu comportant une telle armature. |
| JP7014593B2 (ja) * | 2017-12-27 | 2022-02-01 | Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ株式会社 | 空気入りタイヤ |
| JP6986436B2 (ja) * | 2017-12-27 | 2021-12-22 | Ｔｏｙｏ Ｔｉｒｅ株式会社 | 空気入りタイヤ |
| CN116494686B (zh) * | 2023-04-26 | 2023-11-24 | 肇庆骏鸿实业有限公司 | 一种特种漂移轮胎及其制造方法 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5292801A patent/JP2733434B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07117420A (ja) | 1995-05-09 |
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