JP7457250B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トランスポンダが埋設された空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、トランスポンダの通信性及び耐久性を確保しながら、タイヤの操縦安定性及び耐久性を改善することを可能にした空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、RFIDタグ(トランスポンダ)をタイヤ内に埋設することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ビードコアの外周上に配置された第一フィラーゴムのタイヤ幅方向外側に第二フィラーゴムを付加することにより、タイヤの操縦安定性及び耐久性を改善することができるが、例えば、第二フィラーゴムとそのタイヤ幅方向外側に隣接するリムクッションゴム層の部材界面にトランスポンダを埋設した場合、両ゴム層の剥離が生じるリスクが高まる。これにより、トランスポンダの通信性及び耐久性を十分に確保することができず、タイヤの操縦安定性及び耐久性の改善効果も十分に得られないという問題がある。
特開平7-137510号公報
本発明の目的は、トランスポンダの通信性及び耐久性を確保しながら、タイヤの操縦安定性及び耐久性を改善することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、各ビード部のビードコアの外周上に第一フィラーゴムが配置され、前記一対のビード部間にカーカス層が装架され、前記トレッド部における前記カーカス層の外周側に複数層のベルト層が配置され、前記カーカス層が前記ビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられた構造を有する空気入りタイヤにおいて、前記カーカス層のタイヤ幅方向外側に第二フィラーゴムが配置され、前記カーカス層と前記第二フィラーゴムとの間に該第二フィラーゴムに当接するようにトランスポンダが配置され、前記トランスポンダの中心がタイヤ構成部材のスプライス部からタイヤ周方向に10mm以上離間して配置されていることを特徴とするものである。
本発明では、カーカス層のタイヤ幅方向外側に第二フィラーゴムが配置されているので、ビード部に対する補強効果を得ることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を改善することができる。また、タイヤ内にトランスポンダを埋設するにあたって、カーカス層と第二フィラーゴムとの間に第二フィラーゴムに当接するようにトランスポンダを配置しているので、トランスポンダのタイヤ幅方向外側に比較的硬度が高い第二フィラーゴムが配置されるため、サイドウォール部の損傷によるトランスポンダの破損を抑制することができる。しかも、トランスポンダがタイヤ内でタイヤ幅方向外側の部位に位置するので、トランスポンダの通信性を悪化させることがない。これにより、トランスポンダの通信性及び耐久性を十分に確保することができる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、第二フィラーゴムの上端は第一フィラーゴムの上端よりも高いことが好ましい。これにより、ビード部の剛性を高めることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。
第二フィラーゴムの上端はタイヤ断面高さSHに対して50%~95%の範囲内に配置され、第一フィラーゴムの上端はタイヤ断面高さSHに対して40%~55%の範囲内に配置されていることが好ましい。これにより、ビード部の剛性を適度に高めることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。
第二フィラーゴムの下端はタイヤ断面高さSHに対して5%~30%の範囲内に配置されていることが好ましい。これにより、ビード部の剛性を適度に高めることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。
第一フィラーゴムのJIS硬度及び第二フィラーゴムのJIS硬度はそれぞれ72~96の範囲にあることが好ましい。これにより、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。
トランスポンダの中心はタイヤ構成部材のスプライス部からタイヤ周方向に10mm以上離間して配置されていることが好ましい。これにより、タイヤの耐久性を効果的に改善することができる。
トランスポンダはエラストマー又はゴムからなる被覆層により被覆され、被覆層の比誘電率は7以下であることが好ましい。これにより、トランスポンダが被覆層により保護され、トランスポンダの耐久性を改善することができると共に、トランスポンダの電波透過性を確保し、トランスポンダの通信性を効果的に改善することができる。
被覆層の総厚さGacとトランスポンダの最大厚さGarとは1.1≦Gac/Gar≦3.0の関係を満たすことが好ましい。これにより、トランスポンダの通信距離を十分に確保することができる。
トランスポンダは基板と基板の両端から延びるアンテナとを有し、トランスポンダはタイヤ周方向に沿って延在し、アンテナのタイヤ周方向の端末と被覆層のタイヤ周方向の端末との距離Lは2mm~20mmの範囲にあることが好ましい。これにより、トランスポンダの通信距離を十分に確保することができる。
トランスポンダは基板と基板の両端から延びるアンテナとを有し、アンテナはタイヤ周方向に対して±20°の範囲内で延在していることが好ましい。これにより、トランスポンダの耐久性を十分に確保することができる。
トランスポンダの厚さ方向の中心は被覆層の厚さ方向の一方側の表面から被覆層の総厚さGacの25%~75%の範囲内に配置されていることが好ましい。これにより、トランスポンダの通信距離を十分に確保することができる。
本発明において、JIS硬度とは、JIS-K6253に規定されるデュロメータ硬さであって、タイプAのデュロメータにより温度20℃において測定した硬さである。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線半断面図である。 図1の空気入りタイヤを概略的に示す子午線断面図である。 (a),(b)はそれぞれ本発明に係る空気入りタイヤに埋設可能なトランスポンダを示す斜視図である。 図1の空気入りタイヤに埋設されたトランスポンダを拡大して示す子午線断面図である。 被覆層により被覆された状態で空気入りタイヤに埋設されたトランスポンダを示す断面図である。 (a)~(c)はそれぞれ被覆層により被覆された状態で空気入りタイヤに埋設されたトランスポンダを示す平面図である。 (a),(b)はそれぞれ被覆層により被覆された状態で空気入りタイヤに埋設されたトランスポンダを示す平面図である。 図1の空気入りタイヤを概略的に示す赤道線断面図である。 試験タイヤにおけるトランスポンダのタイヤ径方向位置を示す説明図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1~8は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。
一対のビード部3間には、複数本のカーカスコードをラジアル方向に配列してなる少なくとも1層(図1では1層)のカーカス層4が装架されている。カーカス層4を構成するカーカスコードとしては、ナイロンやポリエステル等の有機繊維コードが好ましく使用される。各ビード部3には環状のビードコア5が埋設されており、そのビードコア5の外周上に断面三角形状のゴム組成物からなる第一フィラーゴム6が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4のタイヤ外周側には、複数層(図1では2層)のベルト層7が埋設されている。ベルト層7は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°~40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。
ベルト層7のタイヤ外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して例えば5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層(図1では2層)のベルトカバー層8が配置されている。図1において、タイヤ径方向内側に位置するベルトカバー層8はベルト層7の全幅を覆うフルカバーを構成し、タイヤ径方向外側に位置するベルトカバー層8はベルト層7の端部のみを覆うエッジカバー層を構成している。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
上記空気入りタイヤにおいて、カーカス層4の両端末4eは、各ビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側へ折り返され、ビードコア5及び第一フィラーゴム6を包み込むように配置されている。カーカス層4は、トレッド部1から各サイドウォール部2を経て各ビード部3に至る部分である本体部4Aと、各ビード部3においてビードコア5の廻りに巻き上げられて各サイドウォール部2側に向かって延在する部分である巻き上げ部4Bとを含む。
また、トレッド部1にはキャップトレッドゴム層11が配置され、サイドウォール部2にはサイドウォールゴム層12が配置され、ビード部3にはリムクッションゴム層13が配置されている。
更に、カーカス層4のタイヤ幅方向外側には、ビード部3の補強を目的として、カーカス層4の巻き上げ部4Bに隣接するように第二フィラーゴム14が配置されている。この第二フィラーゴム14は、ビードコア5の上端5e(タイヤ径方向外側の端部5e)とベルト層7の端末7eとの間に、カーカス層4に沿って配置することができる。
カーカス層4と第二フィラーゴム14との間には、第二フィラーゴム14に当接するようにトランスポンダ20が埋設されている。これにより、トランスポンダ20のタイヤ幅方向外側には必ず第二フィラーゴム14が存在するので、サイドウォール部2の損傷等によるトランスポンダ20の破損を防止することができる。このような防止効果を得るため、トランスポンダ20は、タイヤ径方向の位置として、第二フィラーゴム14の上端14e(タイヤ径方向外側の端部14e)と下端14e(タイヤ径方向内側の端部14e)との間に配置される。
なお、図1及び図2の実施形態では、図1及び図2の実施形態では、カーカス層4の巻き上げ部4Bの端末4eがサイドウォール部2の中腹に配置された例を示したが、カーカス層4の巻き上げ部4Bの端末4eはビードコア5の側方に配置することもできる。このようなロータンナップ構造の場合、トランスポンダ20は、カーカス層4の本体部4A又は第一フィラーゴム6と第二フィラーゴム14との間に第二フィラーゴム14に当接するように配置される。
トランスポンダ20として、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグを用いることができる。トランスポンダ20は、図3(a),(b)に示すにように、データを記憶する基板21と、データを非接触で送受信するアンテナ22とを有している。このようなトランスポンダ20を用いることで、適時にタイヤに関する情報を書き込み又は読み出し、タイヤを効率的に管理することができる。なお、RFIDとは、アンテナ及びコントローラを有するリーダライタと、基板及びアンテナを有するIDタグから構成され、無線方式によりデータを交信可能な自動認識技術である。
トランスポンダ20の全体の形状は、特に限定されるものではなく、例えば、図3(a),(b)に示すにように柱状や板状のものを用いることができる。特に、図3(a)に示す柱状のトランスポンダ20を用いた場合、タイヤの各方向の変形に対して追従することができるので好適である。この場合、トランスポンダ20のアンテナ22は、基板21の両端部の各々から突出し、螺旋状を呈している。これにより、走行時におけるタイヤの変形に対して追従することができ、トランスポンダ20の耐久性を改善することができる。また、アンテナ22の長さを適宜変更することにより、通信性を確保することができる。
上述した空気入りタイヤでは、カーカス層4のタイヤ幅方向外側に第二フィラーゴム14が配置されているので、ビード部3に対する補強効果を得ることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を改善することができる。また、タイヤ内にトランスポンダ20を埋設するにあたって、カーカス層4と第二フィラーゴム14との間に第二フィラーゴム14に当接するようにトランスポンダ20を配置しているので、トランスポンダ20のタイヤ幅方向外側に比較的硬度が高い第二フィラーゴム14が配置されるため、サイドウォール部2の損傷によるトランスポンダ20の破損を抑制することができる。しかも、トランスポンダ20がタイヤ内でタイヤ幅方向外側の部位に位置するため、トランスポンダ20の通信性を悪化させることがない。これにより、トランスポンダ20の通信性及び耐久性を十分に確保することができる。
ここで、トランスポンダ20がカーカス層4と第二フィラーゴム14との間であっても、第二フィラーゴム14に当接せずに配置されている場合(例えば、カーカス層4と第一フィラーゴム6との間)、カーカス層4におけるカーカスラインが乱れ、タイヤの操縦安定性が悪化する。また、トランスポンダ20のタイヤ幅方向外側に第二フィラーゴム14が存在しないため、サイドウォール部2の損傷によるトランスポンダ20の破損が生じ易い。
上記空気入りタイヤにおいて、第二フィラーゴム14の上端14eは、第一フィラーゴム6の上端6eよりも高いことが好ましい。このように第一フィラーゴム6と第二フィラーゴム14を配置することで、ビード部3の剛性を高めることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。
第二フィラーゴム14の上端14eは、タイヤ断面高さSHに対して50%~95%の範囲内に配置されていることが好ましく、50%~70%の範囲内に配置されていることがより好ましい。また、第一フィラーゴム6の上端6eは、タイヤ断面高さSHに対して40%~55%の範囲内に配置されていることが好ましい。このように第一フィラーゴム6と第二フィラーゴム14を配置することで、ビード部3の剛性を適度に高めることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。また、第二フィラーゴム14の上端14eの位置をタイヤ断面高さSHに対して65%より大きく設定した場合、更に、フレックスゾーンの剛性を高めることができる。ここで、第二フィラーゴム14の上端14eがタイヤ断面高さSHの50%未満であるとタイヤの操縦安定性の改善効果を十分に得られず、逆に95%を超えると剛性が過度に高くなり好ましくない。また、第一フィラーゴム6の上端6eがタイヤ断面高さSHの40%未満であると剛性が不足してタイヤの操縦安定性が低下する傾向があり、逆に55%を超えると剛性が過度に高くなり、乗心地性が低下する傾向がある。なお、第一フィラーゴム6の上端6eの高さ、第二フィラーゴム14の上端14eと下端14eの高さ及びタイヤ断面高さSHは、いずれもビードベースを基点としてタイヤ径方向に測定される高さである。
また、第二フィラーゴム14の下端14eは、タイヤ断面高さSHに対して5%~60%の範囲内に配置されていることが好ましい。このように第一フィラーゴム6と第二フィラーゴム14を配置することで、ビード部3の剛性を適度に高めることができ、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。特に、第二フィラーゴム14の下端14eは、タイヤ断面高さSHに対して5%~30%の範囲内に配置されていると良い。この場合、第一フィラーゴム6と第二フィラーゴム14とはタイヤ径方向に重複し、その重複部分として、第一フィラーゴム6のタイヤ径方向長さの1/3~1/2を有していると良い。
なお、図示しないが、第一フィラーゴム6と第二フィラーゴム14とが互いにタイヤ径方向に重複しない構造を採用することもできる。即ち、第二フィラーゴム14の下端14eは、第一フィラーゴム6の上端6eよりもタイヤ径方向外側に配置される。このような構造において、例えば、第二フィラーゴム14の上端14eをベルト層7の端部まで延在するように配置した場合、第二フィラーゴム14にベルト層7のエッジカバー層としての機能を付加することができる。
第一フィラーゴム6のJIS硬度及び第二フィラーゴム14のJIS硬度は、それぞれ72~96の範囲にあることが好ましく、88~94の範囲にあることがより好ましい。その際、第一フィラーゴム6のJIS硬度と第二フィラーゴム14のJIS硬度は、同等であっても異なっていても良い。このように第一フィラーゴム6及び第二フィラーゴム14のJIS硬度をそれぞれ設定することで、タイヤの操縦安定性及び耐久性を効果的に改善することができる。ここで、第一フィラーゴム6又は第二フィラーゴム14のJIS硬度が72未満であるとタイヤの操縦安定性が低下し、逆に96を超えるとタイヤの耐久性が低下する傾向がある。
上記空気入りタイヤにおいて、トランスポンダ20は、ビードコア5の上端5e(タイヤ径方向外側の端部5e)からタイヤ径方向外側に15mm以上離間して配置されると良い。更に、トランスポンダ20は、ベルト層7の端末7eからタイヤ径方向内側に5mm以上離間して配置されると良い。即ち、トランスポンダ20は、図2に示す領域S1に配置されていると良い。このようにトランスポンダ20を配置することで、金属干渉が生じにくく、トランスポンダ20の通信性を十分に確保することができる。ここで、トランスポンダ20が位置P1よりタイヤ径方向内側に配置されていると、リムフランジとの金属干渉が発生し、トランスポンダ20の通信性が低下する傾向がある。また、トランスポンダ20が位置P2よりタイヤ径方向外側に配置されていると、ベルト層7との金属干渉が発生し、トランスポンダ20の通信性が低下する傾向がある。なお、トランスポンダ20は、タイヤ径方向の位置として、第二フィラーゴム14の上端14eと下端14eとの間で、かつ上述した範囲に配置されていることがトランスポンダ20の通信性及び耐久性を両立する上で望ましい。
図4に示すように、トランスポンダ20はエラストマー又はゴムからなる被覆層23により被覆されていると良い。この被覆層23は、トランスポンダ20の表裏両面を挟むようにしてトランスポンダ20の全体を被覆する。被覆層23は、サイドウォールゴム層12又はリムクッションゴム層13を構成するゴムと同じ物性を有するゴムで構成しても良く、異なる物性を有するゴムで構成しても良い。このようにトランスポンダ20が被覆層23により保護されていることで、トランスポンダ20の耐久性を改善することができる。なお、被覆層23の断面形状は、特に限定されるものではないが、例えば、三角形や長方形、台形、紡錘形を採用することができる。
被覆層23の組成として、被覆層23は、ゴム又はエラストマーと20phr以上の白色フィラーとからなることが好ましい。このように被覆層23を構成することで、カーボンを含有する場合に比べ、被覆層23の比誘電率を比較的低くすることができ、トランスポンダ20の通信性を効果的に改善することができる。なお、本明細書において、「phr」は、ゴム成分(エラストマー)100重量部あたりの重量部を意味する。
この被覆層23を構成する白色フィラーは、20phr~55phrの炭酸カルシウムを含むことが好ましい。これにより、被覆層23の比誘電率を比較的低くすることができ、トランスポンダ20の通信性を効果的に改善することができる。但し、白色フィラーに炭酸カルシウムが過度に含まれると脆性的になり、被覆層23としての強度が低下するため好ましくない。また、被覆層23は、炭酸カルシウムの他に、20phr以下のシリカ(白色フィラー)や5phr以下のカーボンブラックを任意に含むことができる。少量のシリカやカーボンブラックを併用した場合、被覆層23の強度を確保しつつ、その比誘電率を低下させることができる。
また、被覆層23の比誘電率は7以下であることが好ましく、2~5であることがより好ましい。このように被覆層23の比誘電率を適度に設定することで、トランスポンダ20が電波を放射する際の電波透過性を確保し、トランスポンダ20の通信性を効果的に改善することができる。なお、被覆層23を構成するゴムの比誘電率は、常温において860MHz~960MHzの比誘電率である。ここで、常温はJIS規格の標準状態に準拠し、23±2℃、60%±5%RHである。当該ゴムは23℃、60%RHで24時間処理された後に比誘電率が計測される。上述した860MHz~960MHzの範囲は、現状のUHF帯のRFIDの割り当て周波数に該当するが、上記割り当て周波数が変更された場合、その割り当て周波数の範囲の比誘電率を上記の如く規定すれば良い。
上記空気入りタイヤにおいて、被覆層23の総厚さGacとトランスポンダ20の最大厚さGarとは、1.1≦Gac/Gar≦3.0の関係を満たすことが好ましい。被覆層23の総厚さGacは、トランスポンダ20を含む位置での被覆層23の総厚さであり、例えば、図5に示すように、タイヤ子午線断面においてトランスポンダ20の中心Cを通って最も近いカーカス層4のカーカスコードと直交する直線上での総厚さである。
上述したようにトランスポンダ20の最大厚さGarに対する被覆層23の総厚さGacの比を適度に設定することで、トランスポンダ20の通信距離を十分に確保することができる。ここで、上記比が過度に小さい(被覆層23の総厚さGacが過度に薄い)と、トランスポンダ20が隣接するゴム部材と接触し、共振周波数がずれて、トランスポンダ20の通信性が悪化し、逆に上記比が過度に大きい(被覆層23の総厚さGacが過度に厚い)と、タイヤの耐久性が悪化する傾向がある。
上記空気入りタイヤにおいて、図5に示すように、トランスポンダ20の厚さ方向の中心Cは被覆層23の厚さ方向の一方側の表面から該被覆層23の総厚さGacの25%~75%の範囲内に配置されていると良い。これにより、トランスポンダ20が被覆層23によって確実に被覆されるので、トランスポンダ20の周辺環境が安定し、共振周波数のずれを生じることがなく、トランスポンダ20の通信距離を十分に確保することができる。
上記空気入りタイヤにおいて、図6(a)~(c)に示すように、トランスポンダ20は基板21と該基板21の両端から延びるアンテナ22とを有し、トランスポンダ20がタイヤ周方向Tcに沿って延在していると良い。より具体的には、トランスポンダ20は、タイヤ周方向に対する傾斜角度αが±20°の範囲内にあると良い。また、アンテナ22のタイヤ周方向の端末と被覆層23のタイヤ周方向の端末との距離Lは2mm~20mmの範囲にあると良い。これにより、トランスポンダ20の全体が被覆層23によって確実に被覆されるので、トランスポンダ20の通信距離を十分に確保することができる。
ここで、トランスポンダ20のタイヤ周方向Tcに対する傾斜角度αの絶対値が20°よりも大きいと、走行時の反復的なタイヤ変形に対してトランスポンダ20の耐久性が低下する。また、アンテナ22のタイヤ周方向の端末と被覆層23のタイヤ周方向の端末との距離Lが2mmよりも小さいと、アンテナ22のタイヤ周方向の端末が被覆層23からはみ出てしまい、走行中にアンテナ22が破損する恐れがあり、また、走行後の通信距離が短くなる懸念がある。一方、距離Lが20mmよりも大きいと、タイヤ周上において局所的な重量増を生じるため、タイヤバランスが悪化する要因となる。
上記空気入りタイヤにおいて、図7(a),(b)に示すように、トランスポンダ20は基板21と該基板21の両端から延びるアンテナ22とを有し、少なくとも一方のアンテナ22が基板21に対して屈曲するように延在していても良い。この場合、各アンテナ22はタイヤ周方向Tcに対する角度βが±20°の範囲内にあると良い。このようにトランスポンダ20を構成するアンテナ22の傾斜を規制することにより、トランスポンダ20の耐久性を十分に確保することができる。
ここで、トランスポンダ20のタイヤ周方向Tcに対する傾斜角度βの絶対値が20°よりも大きいと、走行時の反復的なタイヤ変形に対してアンテナ22の基端部に応力が集中し、トランスポンダ20の耐久性が低下する。なお、アンテナ22は必ずしも直線ではないため、アンテナ22の傾斜角度βはアンテナ22の基端と先端とを結ぶ直線がタイヤ周方向に対してなす角度とする。
図8に示すように、タイヤ周上には、タイヤ構成部材の端部同士が重ねられてなる複数のスプライス部がある。図8には各スプライス部のタイヤ周方向の位置Qが示されている。トランスポンダ20の中心は、タイヤ構成部材のスプライス部からタイヤ周方向に10mm以上離間して配置されていることが好ましい。即ち、トランスポンダ20は、図8に示す領域S2に配置されていると良い。具体的には、トランスポンダ20を構成する基板21が位置Qからタイヤ周方向に10mm以上離間していると良い。更には、アンテナ22を含むトランスポンダ20の全体が位置Qからタイヤ周方向に10mm以上離間していることがより好ましく、被覆ゴムにより被覆された状態のトランスポンダ20の全体が位置Qからタイヤ周方向に10mm以上離間していることが最も好ましい。また、スプライス部がトランスポンダ20から離間して配置されるタイヤ構成部材は、トランスポンダ20と隣接する部材であると良い。このようなタイヤ構成部材として、例えば、カーカス層4、第一フィラーゴム6、第二フィラーゴム14を挙げることができる。タイヤ構成部材のスプライス部から離間させた位置にトランスポンダ20を配置することで、タイヤの耐久性を効果的に改善することができる。
なお、図8の実施形態では、各タイヤ構成部材のスプライス部のタイヤ周方向の位置Qが等間隔に配置された例を示したが、これに限定されるものではない。タイヤ周方向の位置Qは任意の位置に設定することができ、いずれの場合であってもトランスポンダ20は各タイヤ構成部材のスプライス部からタイヤ周方向に10mm以上離間するように配置される。
タイヤサイズ235/60R18で、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、各ビード部のビードコアの外周上に第一フィラーゴムが配置され、一対のビード部間にカーカス層が装架され、トレッド部におけるカーカス層の外周側に複数層のベルト層が配置され、カーカス層がビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられた構造を有する空気入りタイヤにおいて、トランスポンダが埋設され、トランスポンダの位置(タイヤ幅方向、タイヤ径方向及びタイヤ周方向)、第一フィラーゴム(上端位置及び硬度)、第二フィラーゴム(上端位置及び硬度)、被覆層(構成材料、比誘電率、Gac/Gar)について表1及び表2のように設定した比較例1,2及び実施例1~15のタイヤを製作した。
なお、表1及び表2において、トランスポンダの位置(タイヤ幅方向)が「X」の場合、トランスポンダがカーカス層と第二フィラーゴムとの間に第二フィラーゴムに当接して配置され、トランスポンダの位置(タイヤ幅方向)が「Y」の場合、トランスポンダがカーカス層とサイドウォールゴム層との間にサイドウォールゴム層に当接して配置され、トランスポンダの位置(タイヤ幅方向)が「Z」の場合、トランスポンダがカーカス層とインナーライナー層との間に配置されていることを示す。トランスポンダの位置(タイヤ径方向)は、図9に示すA~Cのそれぞれの位置に対応する。トランスポンダの位置(タイヤ周方向)は、トランスポンダの中心からタイヤ構成部材のスプライス部までのタイヤ周方向に測定された距離[mm]を示す。また、表1及び表2において、第一フィラーゴムの上端位置と第二フィラーゴムの上端位置は、それぞれタイヤ断面高さに対する第一フィラーゴムの上端の高さの比率[%]とタイヤ断面高さに対する第二フィラーゴムの上端の高さの比率[%]を示している。実施例1~15は、第二フィラーゴムの下端の高さをタイヤ断面高さSHに対して10%の位置に設定した。
これら試験タイヤについて、下記試験方法により、タイヤ評価(操縦安定性及び耐久性)並びにトランスポンダ評価(通信性及び耐久性)を実施し、その結果を表1及び表2に併せて示した。
操縦安定性(タイヤ):
各試験タイヤを標準リムのホイールに組み付けて試験車両に装着し、テストドライバーによるテストコースでの官能評価を実施した。評価結果は、非常に良好である場合を「◎(優)」で示し、良好である場合を「○(良)」で示し、若干劣る場合を「△(可)」とする3段階で示した。
耐久性(タイヤ):
各試験タイヤを標準リムのホイールに組み付け、空気圧120kPa、最大負荷荷重に対して102%、走行速度81kmの条件でドラム試験機にて走行試験を実施し、タイヤに故障が発生した際の走行距離を測定した。評価結果は、走行距離が6480kmに達した場合を「◎(優)」で示し、走行距離が4050km以上6480km未満の場合を「○(良)」で示し、走行距離が4050km未満の場合を「△(可)」の3段階で示した。
通信性(トランスポンダ):
各試験タイヤについて、リーダライタを用いてトランスポンダとの通信作業を実施した。具体的には、リーダライタにおいて出力250mW、搬送波周波数860MHz~960MHzとして通信可能な最長距離を測定した。評価結果は、通信距離1000mm以上の場合を「◎(優)」で示し、通信距離が500mm以上1000mm未満の場合を「○(良)」で示し、通信距離が500mm未満の場合を「△(可)」の3段階で示した。
耐久性(トランスポンダ):
各試験タイヤを標準リムのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧230kPa、走行速度20km/hの条件で、高さ100mmの縁石に乗り上げるという走行試験を実施した。走行終了後、各試験タイヤに埋設されたトランスポンダの破損の有無を確認し、評価結果はその破損の有無を示した。
Figure 0007457250000001
Figure 0007457250000002
これら表1及び表2から判るように、実施例1~15は、タイヤの操縦安定性及び耐久性とトランスポンダの通信性及び耐久性とがバランス良く改善されていた。
一方、比較例1においては、第二フィラーゴムを有していないため操縦安定性が悪化し、更に、トランスポンダがカーカス層とインナーライナー層との間に配置されていたため、トランスポンダの通信性が悪化した。比較例2においては、第二フィラーゴムを有していないため操縦安定性が悪化し、更に、トランスポンダがカーカス層とサイドウォールゴム層との間にサイドウォールゴム層に当接して配置されていたため、トランスポンダの耐久性が悪化した。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
4A 本体部
4B 巻き上げ部
5 ビードコア
6 第一フィラーゴム
7 ベルト層
14 第二フィラーゴム
20 トランスポンダ
CL タイヤ中心線
P1,P2 位置

Claims (10)

  1. タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、各ビード部のビードコアの外周上に第一フィラーゴムが配置され、前記一対のビード部間にカーカス層が装架され、前記トレッド部における前記カーカス層の外周側に複数層のベルト層が配置され、前記カーカス層が前記ビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ巻き上げられた構造を有する空気入りタイヤにおいて、
    前記カーカス層のタイヤ幅方向外側に第二フィラーゴムが配置され、前記カーカス層と前記第二フィラーゴムとの間に該第二フィラーゴムに当接するようにトランスポンダが配置され、前記トランスポンダの中心がタイヤ構成部材のスプライス部からタイヤ周方向に10mm以上離間して配置されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第二フィラーゴムの上端が前記第一フィラーゴムの上端よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第二フィラーゴムの上端がタイヤ断面高さSHに対して50%~95%の範囲内に配置され、前記第一フィラーゴムの上端がタイヤ断面高さSHに対して40%~55%の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第二フィラーゴムの下端がタイヤ断面高さSHに対して5%~60%の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第一フィラーゴムのJIS硬度及び前記第二フィラーゴムのJIS硬度がそれぞれ72~96の範囲にあることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記トランスポンダがエラストマー又はゴムからなる被覆層により被覆され、該被覆層の比誘電率が7以下であることを特徴とする請求項1~のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記被覆層の総厚さGacと前記トランスポンダの最大厚さGarとが1.1≦Gac/Gar≦3.0の関係を満たすことを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記トランスポンダが基板と該基板の両端から延びるアンテナとを有し、前記トランスポンダがタイヤ周方向に沿って延在し、前記アンテナのタイヤ周方向の端末と前記被覆層のタイヤ周方向の端末との距離Lが2mm~20mmの範囲にあることを特徴とする請求項又はに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記トランスポンダが基板と該基板の両端から延びるアンテナとを有し、該アンテナがタイヤ周方向に対して±20°の範囲内で延在していることを特徴とする請求項のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記トランスポンダの厚さ方向の中心が前記被覆層の厚さ方向の一方側の表面から被覆層の総厚さGacの25%~75%の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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