JP2009289987A - 炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレンチ底部にマイクロトレンチが発生せず、さらにトレンチ側壁の角度を90°に制御できる炭化珪素半導体基板のトレンチエッチング方法の提供をすること。
【解決手段】炭化珪素単結晶基板表面に炭化珪素エピタキシャル膜が成膜された基板又は炭化珪素単結晶基板をエッチングしてトレンチを形成する方法において、前記トレンチを形成後、1600℃以上1700℃以下の温度範囲で90分以上又は1700℃以上1800℃以下の温度範囲で60分以上、シランとアルゴンの混合減圧雰囲気中で熱処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高耐圧、大電流用に使用される炭化珪素半導体(以降、SiCと略記する)を用いたMOSFETなどの半導体パワーデバイスにおいて、エッチングによりトレンチを形成する形成方法に関する。
シリコン(Si)半導体を用いた半導体パワーデバイスは、通常、インバータや電力制御などに用いられるデバイスであり、パワーMOSFETやIGBTなどがある。しかし、シリコン(以下Siと略)半導体における半導体特性の改良は既に究極的とも言えるレベルに達しており、パワーデバイスではもはや、シリコン半導体の物性値に起因する特性限界に近づいている。一方、SiC(4H−SiC)半導体はシリコン半導体に比べると、絶縁破壊電界が一桁高いだけでなく、バンドギャップが2.9倍、熱伝導率は3.2倍、真性半導体となる温度が3〜4倍と、特にパワーデバイス材料としての観点から極めて優れた物性値を有している。また炭化珪素(以下SiCと略)半導体を用いたパワーデバイスは高耐圧ながら低オン抵抗を有するデバイスとしても期待され、近年多くの半導体パワーデバイスの製品化へのアプローチがなされている。現在までにダイオードなどの整流デバイス、トランジスタ、サイリスタなどのスイッチングデバイスが試作されている。このようなスイッチングデバイスの中でも、特にUMOSFET(トレンチ型絶縁ゲート電界効果トランジスタ)は、トレンチゲート構造とチャネルを有するユニットパターンの微細化のそれぞれによりチャネル密度を高くできるので、オン状態における素子の抵抗をさらに低減できるという特徴があり、特に注目されている。
その製造方法は、おおよそ、通常のSi半導体パワーデバイスの製造方法と同様であり、SiC半導体基板(SiC基板と略すこともある)に異方性エッチングによりトレンチを形成後、エッチングマスクとして用いた酸化膜を除去し、ゲート絶縁膜を形成した後、トレンチ内をゲート電極となる多結晶シリコンで埋める。その後、ソース・ドレインの各電極を形成してトレンチMOS型SiC半導体装置とする製造方法である。
ところが、SiC基板の場合は、基板の物理的な硬度が高く、化学的にも安定な難エッチング材料であるので、量産的なトレンチ形成方法としては、Si半導体のトレンチ形成に通常用いられるRIE(Reactive Ion Ecthing)エッチング方法と異なり、基板に加速されたプラズマイオンを衝突させて表面を削るという物理的エッチング(ドライエッチング)によってトレンチ形成を行わざるを得ない。従って、RIE法によりトレンチが形成されるSi半導体に比べると、その形状制御が難しく、形状良くエッチングすることは容易とは言えない。たとえば、トレンチ底部の形状を、半導体デバイスの耐圧特性には好ましいU字型にすることやトレンチ側壁の平滑性を高めることは物理的ドライエッチングだけでは困難なことが多い。この結果、このドライエッチング直後の約3μm幅のトレンチ形状には、トレンチ開口部のエッジコーナーが尖っていたり、トレンチの側壁や底に突起や表面凹凸のような形状不良が存在する。このような形状不良などがトレンチ内にあると、その部分で電界集中が起こりやすく、絶縁耐圧が低くなりやすいということが問題となる。
また、SiCのエッチング方法としては450℃から600℃に加熱したKOH(水酸化カリウム)溶液に浸すか、反応性イオンエッチング(RIE)によりドライエッチングする。しかしKOHでのウエットエッチングは結晶構造が4HのSiCのSi面(シリコン面)では結晶欠陥部分がエッチングされるだけであり、C面(カーボン面)の場合は基板表面が全体的にエッチングされてしまい、任意の形状の凹部分を作ることは困難である。従って、SiCへの凹部の形成は、ドライエッチングで行われるのが一般的である。ドライエッチングを行うには、エッチングしない部分をマスク材料(Ni、Alの金属やSiO2などの酸化物)で覆い、異方性エッチングすることが必要であるが、RIE装置にフッ素系ガス(SF6+OやCF+Oなど)や塩素系ガス(Cl2+O2)を導入し、高密度のプラズマを発生させ反応させる必要がある。そのためエッチング形状は、サイドエッチングが発生したり、サブトレンチが発生する場合があり、エッチング側壁の角度を制御することも困難で、垂直にエッチングすることは難しい。
SiCを用いて、例えばトレンチ型半導体デバイス(トレンチMOSFETなど)を作成する場合はマスク材料のテーパー角度や、エッチング条件によりトレンチ角度が制御しづらく、トレンチ角度にバラつきが発生したり、サイドエッチングやサブトレンチなどが発生し、形状に不都合が出る場合がある。このようにドライエッチングにより形成したSiCの凹部の側壁の角度を制御するには困難な場合が多い。
このようなSiC基板に、減圧下、高周波中で加速されたプラズマ粒子をぶつけて削るという物理的ドライエッチングによりトレンチを形成する際に生じる形状不良などの前述の問題点は、トレンチ形成後に、水素(以降H2と記す)とアルゴン(以降Arと記す)との混合ガス雰囲気中で1700℃以下の温度による熱処理または減圧下1300℃以上で水素によるトレンチ内表面エッチング処理により改善されることは既に発表されている(特許文献1,2)。
特開2005−332013号公報 特開2005−332014号公報
しかしながら、SiC基板の場合、トレンチ形成時の形状不良に関する前記特許文献1、2に記載の改善方法では高温で水素を用いることになっているが、その場合、SiC基板のトレンチ内表面では組成元素としてシリコン原子だけでなく炭素原子も存在するため、炭素原子が障害になり、Si表面では平滑化に効果のあったSi原子の表面拡散は、SiC表面では活発に行われ難く、平滑化の効果はそれほど大きくはない。
さらに、SiC基板では原子の表面拡散よりも、高温の水素によるSiC表面のエッチング作用が活発であると共にその制御が難しいので、形状制御については高温水素処理の影響の方が大きいことも分かった。その結果、高温水素処理は、そのままではトレンチ形状が過剰に変化し過ぎる傾向があるので、トレンチの形状を改善する実用的な生産方法という意味では採用の難しいことが分かった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、炭化珪素(SiC)基板にドライエッチングによりトレンチを形成する際に、容易にトレンチ内表面性状を平滑にすると共に、トレンチの側壁角度を90°とすることができる炭化珪素半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明は、炭化珪素単結晶基板表面に炭化珪素エピタキシャル膜が成膜された基板又は炭化珪素単結晶基板をエッチングしてトレンチを形成する方法において、前記トレンチを形成後、1600℃以上1700℃以下の温度範囲で90分以上又は1700℃以上1800℃以下の温度範囲で60分以上、シランとアルゴンの混合減圧雰囲気中で熱処理する炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法とすることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記トレンチの形成は、ドライエッチングで行うこととする。
また、本発明は、前記混合減圧雰囲気中の雰囲気が2666.44Pa(20Torr)〜1.01325×105Pa(760Torr)とする。
また、本発明は、シランをアルゴンに対して流量(sccm(standard cc/min))比で0.3%以上0.6%以下とする。
また、本発明は、前記トレンチの側壁面の結晶方位が4H-SiCの場合で(1-100)面とする。
本発明によれば、ドライエッチングにより側壁に発生したサイドエッチングや、エッチング底部に発生したサブトレンチなどの形状の不具合を解消し、また、90°以下になった側壁のエッチング角度をエッチング後の熱処理で垂直に変形させ、再現性よく側壁を垂直化することができる。トレンチ側壁が垂直となることで、トレンチMOSFETの移動度の向上及び移動度の再現性が高められる。
以下、本発明にかかる炭化珪素半導体(SiC)基板のトレンチ形成方法について、図面を参照して詳細に説明する。本発明はその要旨を超えない限り、以下に説明する実施例の記載に限定されるものではない。以下の説明で、トレンチエッチングという場合のトレンチにはMOS型半導体装置のMOSゲートをトレンチ内に形成するためのトレンチとpn接合終端部を基板表面に露出させても耐圧劣化させないように意図して形成されるメサ表面を得るためのトレンチや、素子間を分離するためのトレンチや、MEMS技術でSiC微小構造体を作成する時のトレンチや、ダイオードでのトレンチ等を含む。
図1は、SiC基板をドライエッチングしたトレンチの電子顕微鏡写真断面図であり、図2は、熱処理圧力とトレンチコーナの曲率半径の関係を示した特性図であり、図3は、熱処理時間とトレンチ側壁角度の関係を示した特性図であり、図4〜図6は、熱処理時間を変えてのトレンチの電子顕微鏡写真断面図であり、図7は、本発明にかかる方法を用いて作成されたトレンチ型MOSFETの要部断面図である。
SiCにSiO2膜を成膜し、RIEでパターニングしたものをエッチング用マスクとし、SiCに凹部を形成するドライエッチングを行う。エッチング後、高温(1700℃以上)で20Torr(2666.44Pa)以上760Torr(1.01325×105Pa)以下の圧力の雰囲気で90分以上の熱処理を行う。この熱処理でSiCは蒸発・凝集、表面拡散が起こり、凹部の形状が変形する。変形中、側壁に安定な結晶面(1-100)が現れるとそれ以上の変形は起こらなくなり、側壁面は結果的に完全に垂直になる。
ドライエッチングでSiCに形成した凹部(トレンチ)の側壁を垂直化する方法を図を用いて説明する。結晶構造が4HのSiC基板の(000-1)C面(またはSiCエピタキシャル膜付4H-SiC基板のC面基板)をよく洗浄した後、基板上にプラズマCVD法によりSiO2膜を2.5μm成膜する。成膜ガスはSiH4+O2+Arで50Paの圧力で60MHzのVHF電力500W、基板加熱温度400℃で行った。成膜後の基板を洗浄後、コーターでレジストをSiO2膜上に塗布する。その後、ステッパー装置で1μm幅のトレンチパターンが形成されたレチクルを用いて露光を行った。露光後現像を行い、パターニングがきちんと行えていることを確認後、100℃で1分間べークを行った。その後レジストのRIEエッチング耐性を向上するために更に120℃で15分ベークを行った。このときのレジストの膜厚は約2.5μmである。
次にRIEエッチング装置でレジストをマスクとしてSiO2膜をドライエッチングした。エッチング条件はCHF3/Ar=10/10sccmの混合ガスを用いて、3Paの圧力でRFパワー75Wの条件でエッチングした。エッチング後にアッシングを行い残ったレジストを剥離する。条件はCHF3/O2=4/100sccmの混合ガスを用いて、150Paの圧力でRFパワー150Wの条件でアッシングした。アッシング後レジストを剥離液に浸し、完全にレジストを除去し、イソプロピルアルコールに浸した後、純水で水洗して乾燥した。このように作製されたSiO2マスクを用いてSiCをドライエッチングする。エッチング装置にはICPエッチング装置を用いて、エッチング条件はICPパワー450W、バイアス8W、エッチングガスはSF6/O2/Ar=8.5/1.5/50sccmで、圧力2Paでエッチングした。エッチング深さは3.5μm〜4.5μmの深さで行った。
エッチング後にフッ酸に基板を30分間以上浸し、SiO2マスクの残りを除去した。この状態でのSiCトレンチの形状を電子顕微鏡(SEM)で断面観察した結果を図1に示す。図1のトレンチ開口部から、深さ0.5μm〜1μm付近(矢印の位置)にかけてサイドエッチングが起こっておりトレンチ幅が若干広がっている。またトレンチの底の方になると幅が減少して細くなっているのがわかる。この結果トレンチ側壁は場所にもよるが側壁角度は深いところで78°、開口部付近でも85°程度になり、完全に90°にエッチングすることは困難である。
次に1800℃以上の高温で圧力を2〜760Torrの範囲に制御し、SiH4とArの混合ガスを導入できる炉でSiCトレンチの熱処理を行った。
図2に熱処理時の圧力によるトレンチ開口部のコーナー曲率半径の変化を示す。熱処理はSiH4-0.4%添加Ar雰囲気で1700℃5分間行った。2Torrではトレンチ形状に変化はなく、SiCに変形は起こらないことが確認できた。20Torr以上ではトレンチコーナーは徐々にラウンドし、120Torr以上では760Torrまで曲率半径の値に変化はなく一定になった。
この結果からSiCを変形させるには20Torr以上の圧力が必要で20Torrから760Torrの範囲で熱処理する必要がある。変形量を多くするには、好ましくは80Torrから760Torrの範囲の圧力で熱処理することが望ましい。
図3に熱処理温度1600℃、1700℃、1800℃の3つの条件で時間を10分から120分間熱処理した場合のトレンチ側壁角度の変化を示す。トレンチ側壁角度は熱処理温度が高い方が90°になる時間が短時間になる。1600℃の温度では120分の熱処理でも完全に90°になるまで変形しない。図3からわかるようにトレンチ側壁角度を完全に90°にするには1700℃では90分以上の熱処理、1800℃では60分以上の熱処理が必要であった。これ以上の時間の熱処理を行っても側壁角度は変わらず、トレンチコーナーのラウンド量が増加するだけである。トレンチコーナーのラウンドがあまり大きくなるとトレンチ側壁の直線部分が少なくなりトレンチMOSとしては好ましくない。トレンチ側壁が90°になるとこれ以上角度は変化しなくなる。これはトレンチ側壁に安定な1-100面(結晶軸のマイナス座標表示として、2個目の1の上につくバーを1の左側に記載している)が露出し、それ以上の表面拡散が起こらなくなるためであると考えられる。これにより温度と熱処理時間を適切に行えば確実にトレンチ側壁角度を垂直にすることが可能となる。図4に1700℃でSiH4-0.4%添加Arガス中で圧力80Torrの条件で10分間熱処理、図5に同じく90分間熱処理、図6に同じく120分間熱処理した場合の電子顕微鏡での断面写真を示す。1700℃10分の熱処理のものは図1の熱処理前(ドライエッチング直後)に比べるとトレンチ底部に近い深い部分の幅の広がりが見られるが、サイドエッチング部分の変形(表面拡散)が不十分(図4の矢印部分)で、トレンチ側壁の角度も垂直にはなっていないことが確認できる。1700℃90分、1700℃で120分熱処理したものは、トレンチ側壁の角度が90°になっており、90分でも120分でもトレンチ側壁角度は同じ垂直であることからトレンチ側壁に1-100面が露出するとそれ以上の形状の変形は起こらず、トレンチ側壁を確実に垂直にすることが出来ることが確認できる。
ArガスへSiH4ガスを添加しての熱処理について、SiH4ガス流量を変化させた場合の表面RMS(凹凸状態)とSi/C組成比について表1に示す。
SiH4添加量はArガスに対する添加量、表面RMSは原子間力顕微鏡(AFM)で測定した10μm角の範囲のRMSの値、Si/C組成比はSiC表面をX線光電子分光法で分析した結果である。
SiH4を添加しない(すなわち0%)ときはSiC表面が荒れるだけで、Siが蒸発してしまいSiC表面のSi/C比がC過剰になっているのがわかる。このようにSiH4の添加なしでは表面に荒れと組成ずれが起こりトレンチMOSFETではコンタクト抵抗増加が起こり、プレーナMOSFETでもチャネルの移動度が低減してしまう。SiH4添加量を0.8%以上にすると表面荒れは小さくなるが、表面欠陥が多く発生することが観測されることと、Siが基板上に堆積されSi/C比がSi過剰になる。表面にSiが堆積してしまうと当該Siを除去するプロセスが必要になるため、SiCデバイスを作製する上ではプロセス的にも特性上も好ましくない。表面荒れを低減してSi/C組成が50/50から変化しないようにするにはArへのSiHガスの添加量は0.3から0.6%が適当であった。
以上説明したようにドライエッチングで形状不具合があり、凹部側壁角度を制御することが困難でも40Torrから760Torr以上の減圧雰囲気で1600℃から1700℃の熱処理温度で90分間以上又は1700℃から1800℃の熱処理温度で60分間以上の熱処理を行うことでトレンチ側壁角度を確実に垂直に変形させることができる。
この結果、トレンチMOSFETのトレンチ側壁角度で変化してしまう移動度を安定に再現性よく得ることができるようになり、トレンチの底部にイオン注入する必要がある場合にもプロセスを簡素化できたり、側壁への注入ダメージを低減できるようになる。
本発明の実施例2にかかる縦型トレンチMOSFETの要部断面図を図7に示す。図7に示すように、{0001}面を主面とするn+型4H−SiC基板40の一方の主面にn型フィールドストッピング層41、n型耐圧層42、n型電流広がり層52およびp型ボディー層45が順次積層されている。p型ボディー層45の上には、n+型ソースコンタクト領域48とこれに隣接してp+型ボディーコンタクト領域46が設けられている。
トレンチ44は、n+型ソースコンタクト領域48とp型ボディー層45とn型電流広がり層52を貫通してn型耐圧層42に達している。トレンチ44の側壁面および底面はゲート酸化膜51により覆われている。トレンチ44内の、ゲート酸化膜51の内側には、ゲート電極43が埋め込まれている。ゲート電極43の上側は、層間絶縁膜50により覆われている。ソース電極47はn+型ソースコンタクト領域48とp+型ボディーコンタクト領域46の両方にオーミック接触している。n+型4H−SiC基板40の他方の主面にはドレイン電極49がオーミック接触している。
なお、n型フィールドストッピング層41とn型電流広がり層52はなくてもよい。
次に、図7に示すデバイスの作製手順を説明する。まず、(000−1)C8度オフ面と(0001)Si8度オフ面(ドナー密度:1×1018cm-3以上、オフ方向:[11−20]方向)を主面とするn+型4H−SiC基板40を用意する。
このn+型4H−SiC基板40に、例えば、約2μmの厚さのn型フィールドストッピング層41(ドナー密度:0.5〜10×1017cm-3)、約10μmの厚さのn型耐圧層42(ドナー密度:約1×1016cm-3)、約0.4μmの厚さのn型電流広がり層52(ドナー密度:約1×1017cm-3)および約2μmの厚さのp型ボディー層45(アクセプタ密度:2×1017cm-3)を順次エピタキシャル成長させ、さらにその上にp+型ボディーコンタクト領域46となるp+型半導体層(アクセプタ密度:5×1019cm-3以上)を約0.3μmの厚さにエピタキシャル成長させる。
ここで、上述した各層の厚さおよびドーピング密度は一例であり、それらの値は、耐圧などの特性および許容すべきプロセス誤差に基づいて、適切に設計される。また、いずれの層も均一なドーピング密度である必要はなく、成膜方向に沿ってドーピング密度が変化していてもよい。
上述した各層のエピタキシャル成長に続いて、TEOS(Tetra EtylOxy Silicate)を原料ガスに用いてプラズマCVDを行い、SiO2を例えば約3.5μmの厚さに堆積する。次いで、フォトリソグラフィ工程を行ってフォトレジストマスクパターンを形成し、CHF3を原料ガスとするICPプラズマエッチングを行ってSiO2のマスクパターンを形成する。そして、O2プラズマにより、SiO2のエッチング中に生成された堆積物とフォトレジストを除去して、イオン注入用のSiO2マスクとする。その後、例えば1200℃のウェット雰囲気で30分間の熱酸化を行い、スクリーン酸化膜を形成する。
次いで、試料を例えば800℃に加熱した状態で、p+型エピタキシャル成長層の表面から例えば0.45μmまでの深さに、平均密度が例えば2×1020cm-3のボックスプロファイルとなるように、リンをイオン注入する。例えばAr雰囲気中で約1600℃に30分間保持し、注入されたリンを活性化して、n+型ソースコンタクト領域48を形成する。
次いで、トレンチ44を形成する。トレンチエッチングの条件は前記エッチング条件18を用いた。すなわち、ICPプラズマを生成する電力を600W、RFバイアス電力を9Wとし、エッチングガス流量はSF6を10sccm、O2を無し、Arを43sccmで圧力を2.7Paの条件で、プラズマエッチングし、トレンチ深さ3.2μm、トレンチ幅は3.4μm、トレンチ角は88度のトレンチ44を形成した。
続いて、SiO2膜からなるプラズマエッチング用のマスクを除去する。その後、ゲート酸化膜51を形成する。ゲート酸化膜51の形成に続いて、例えば高濃度にリンドープしたポリシリコンを堆積する。そして、トレンチ44の外側のポリシリコンをエッチバックして除去することによって、ゲート電極43を形成する。続いて、熱CVD法等によりおもて面の全面にSiO2膜を堆積して層間絶縁膜50とする。
次いで、おもて面をフォトレジストで被覆し、バッファードフッ酸に浸して裏面の酸化膜を除去する。そして、裏面に例えばNiをスパッタにより成膜する。続いて、おもて面のフォトレジストを除去し、フォトリソグラフィ工程によりソースコンタクトホール形成用のマスクを形成する。そして、バッファードフッ酸により層間絶縁膜50にソースコンタクトホールを形成する。
続いて、おもて面に例えばNiをスパッタにより成膜してパターニングする。その後、裏面およびおもて面に対して同時に、例えばAr雰囲気中で1000℃、30分間のアニールを行って、ドレイン電極49およびソース電極47とする。
次いで、フォトリソグラフィ工程によりゲートコンタクトホール形成用のマスクを形成し、バッファードフッ酸によりゲートコンタクトホールを形成する。そして、たとえば、おもて面にAlをスパッタにより成膜してパターニングし、Ar雰囲気中で450℃、5分間のアニールを行って、ゲート取り出し電極とすると、本発明の実施例2にかかる縦型トレンチMOSFETが完成する。
SiCをドライエッチングした場合のトレンチ形状の電子顕微鏡写真断面図 熱処理圧力とトレンチコーナーの曲率半径の関係を示す特性図 熱処理温度と時間によるトレンチ側壁角度の関係を示す特性図 1700℃、10分間熱処理したトレンチ形状の電子顕微鏡写真断面図 1700℃、90分間熱処理したトレンチ形状の電子顕微鏡写真断面図 1700℃、120分間熱処理したトレンチ形状の電子顕微鏡写真断面図 本発明にかかる方法を用いて作製されたトレンチ型MOSFETの要部断面図である。40 SiC基板41 フィールドストッピング層42 n型耐圧層43 ゲート電極44 トレンチ45 p型ボディー層46 p+型ボディーコンタクト領域47 ソース電極48 n+型ソースコンタクト領域49 ドレイン電極50 層間絶縁膜51 ゲート酸化膜52 n型電流広がり層。

Claims (5)

  1. 炭化珪素単結晶基板表面に炭化珪素エピタキシャル膜が成膜された基板又は炭化珪素単結晶基板をエッチングしてトレンチを形成する方法において、前記トレンチを形成後、1600℃以上1700℃以下の温度範囲で90分以上又は1700℃以上1800℃以下の温度範囲で60分以上、シランとアルゴンの混合減圧雰囲気中で熱処理することを特徴とする炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法。
  2. 前記トレンチの形成は、ドライエッチングで行うことを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法。
  3. 前記混合減圧雰囲気中の雰囲気が2666.44Pa〜1.01325×105Paとすることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法。
  4. シランをアルゴンに対して流量(sccm(standard cc/min))比で0.3%以上0.6%以下とすることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法。
  5. 前記トレンチの側壁面の結晶方位が4H-SiCの場合で(1-100)面とすることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体基板のトレンチ形成方法。
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