JP2009284671A - 力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】補助巻線を用いずに安価で安全な力率改善回路。
【解決手段】交流電圧を整流することにより直流電圧に変換する第1整流器RC1と、第1整流器の出力に接続された昇圧リアクトルL1とスイッチング素子Q1からなる直列回路と、スイッチング素子の両端に接続された第2整流器D1と平滑コンデンサC1からなる整流平滑回路と、第1整流器の出力電圧を検出し検出電圧を入力電圧信号として出力する入力電圧検出手段11と、平滑コンデンサの両端電圧を検出し得られた出力電圧信号を出力する出力電圧検出手段12と、出力電圧信号と基準電圧との誤差を増幅し得られた誤差増幅信号を出力する誤差増幅器14と、入力電圧信号と出力電圧信号との演算結果と誤差増幅信号とに基づきスイッチング素子のオン/オフのデューティ比を決定する制御回路10とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、力率改善回路の制御方式に関する。
図13は従来の力率改善回路の例1を示す回路構成図である。図13に示す力率改善回路は、電流臨界型の昇圧型のDC/DCコンバータ及び力率改善回路からなる。
図13において、第1整流器RC1は、交流電源Vinの交流電圧を整流することにより直流電圧に変換する。第1整流器RC1の出力には、昇圧トランスT1の第1巻線N1とN型のMOSFETからなるスイッチング素子Q1と抵抗R5とからなる直列回路が接続されている。スイッチング素子Q1と抵抗R5との直列回路には、第2整流器D1と平滑コンデンサC1とからなる整流平滑回路が並列に接続されている。第1整流器RC1の両端電圧には、抵抗R1と抵抗R2との直列回路が接続されている。平滑コンデンサC1の両端には、抵抗R3と抵抗R4との直列回路が接続されている。
抵抗R1と抵抗R2との直列回路は、入力電圧検出回路を構成し、第1整流器RC1の出力電圧を抵抗R1と抵抗R2との分圧によって検出し得られた入力分圧信号Vvinを乗算器17に出力する。
制御回路100は、スイッチング素子Q1のオン/オフを制御するもので、誤差増幅器14、乗算器17、コンパレータCMP3、コンパレータCMP4、フリップフロップ回路FF2を有している。
誤差増幅器14は、平滑コンデンサC1の両端電圧を抵抗R3と抵抗R4とで分圧した分圧信号と図示しない基準電圧Vrefとの誤差を増幅して得られた誤差増幅信号Vcmpを乗算器17に出力する。乗算器17は、入力分圧信号Vvinと誤差増幅信号Vcmpとの乗算結果をコンパレータCMP3の反転入力端子に出力する。
抵抗R5は、スイッチング素子Q1に流れる電流を検出するための電流検出手段を構成する。コンパレータCMP3は、抵抗R5によって検出された電流信号Vidと入力分圧信号Vvinと誤差増幅信号Vcmpとの乗算結果とを比較し、フリップフロップ回路FF2は、コンパレータCMP3からの比較結果をリセット端子Rに入力して、スイッチング素子Q1のオン期間を決める。
即ち、図14の制御方式に示すように、電流がゼロから、抵抗R5によって検出された電流信号Vidが入力分圧信号Vvinと誤差増幅信号Vcmpとの乗算結果Vcmp×Vvinに達するまで、スイッチング素子Q1のオン期間となる。
また、コンパレータCMP4は、昇圧トランスT1の第2巻線N2の電圧と基準電圧E1とを比較し、フリップフロップ回路FF2は、コンパレータCMP4からの比較結果をセット端子Sに入力する。昇圧トランスT1の第2巻線N2の電圧がHレベルとなっている期間がスイッチング素子Q1のオフ期間となる。
また、従来の技術として、図15に示すコンバータが知られている(特許文献1)。このコンバータは、入力電圧U1を抵抗Z11と抵抗Z12で分圧した入力分圧電圧と出力電圧Ucを抵抗Z41と抵抗Z42で分圧した出力分圧電圧と基準電圧202とをA/D203でデジタル信号に変換する。デジタルコントローラ204は、ゼロ電流状態が起こった時点の直後に、デジタル変換された入力分圧電圧と出力分圧電圧とシャントスイッチSのオン時間とに基づいて蓄積インダクタの再充電を始動させている。
また、デジタルコントローラ204は、シャントスイッチSのパルス幅を微調整することにより、出力電圧Ucと基準電圧との比較により伝達されるエネルギーを微調整している。
米国特許6448745
しかしながら、図13に示す力率改善回路では、トランスT1に補助巻線からなる2次巻線N2を設けているため、回路が大型化するとともに、補助巻線の短絡と言ったアブノーマル状態を想定しなければならず、回路が高価なものになっていた。
また、特許文献1にあっては、A/D203やデジタルコントローラ204を用いなければならず、回路が高価なものになっていた。また、デジタル信号を用いているので、離散的にオン時間を保持し、保持されたオン時間と、入力電圧とを用いてオフ時間を計算している。即ち、離散的に処理しているため、外来ノイズなどにより入力電圧が急変した場合には、変化した入力電圧に応じたオフ時間を得ることができない。その結果、入力電圧の変化に対してオフ時間の誤差が発生する。
本発明は、入力電圧と出力電圧とを検出し算術的に昇圧リアクトルに流れる電流が零となる臨界点を求めることによって、補助巻線を除去することが可能となり安価で安全な力率改善回路を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、交流電圧を整流することにより直流電圧に変換する第1整流器と、前記第1整流器の出力に接続された昇圧リアクトルとスイッチング素子からなる直列回路と、前記スイッチング素子の両端に接続された第2整流器と平滑コンデンサからなる整流平滑回路と、前記第1整流器の出力電圧を検出し検出電圧を入力電圧信号として出力する入力電圧検出手段と、前記平滑コンデンサの両端電圧を検出し得られた出力電圧信号を出力する出力電圧検出手段と、前記出力電圧信号と基準電圧との誤差を増幅し得られた誤差増幅信号を出力する誤差増幅器と、前記入力電圧検出手段の前記入力電圧信号と前記出力電圧検出手段の前記出力電圧信号との演算結果と前記誤差増幅器の前記誤差増幅信号とに基づき前記スイッチング素子のオン/オフのデューティ比を決定する制御回路とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の力率改善回路において、前記制御回路は、前記入力電圧信号と前記出力電圧信号との演算結果を出力する演算回路と、前記誤差増幅信号に比例して前記スイッチング素子のオン時間を設定し、前記演算結果と前記誤差増幅信号とを比較して前記スイッチング素子のオフ時間を設定したパルス列信号を生成する信号生成回路とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載の力率改善回路において、前記制御回路は、前記入力電圧信号と前記誤差増幅信号との演算結果を出力する演算回路と、前記入力電圧信号の積分値と前記演算結果とを比較して前記スイッチング素子のオン時間を設定し、前記出力電圧信号と前記入力電圧信号との差の積分値と前記演算結果とを比較して前記スイッチング素子のオフ時間を設定したパルス列信号を生成する信号生成回路とを有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の力率改善回路において、前記制御回路は、前記スイッチング素子のオフ時間を一定の期間延長して設定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の力率改善回路において、前記制御回路は、前記スイッチング素子のオン時間、前記スイッチング素子のオフ時間をコンデンサの充放電によって決定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御回路は、入力電圧検出手段の入力電圧信号と出力電圧検出手段の出力電圧信号との演算結果と誤差増幅器の誤差増幅信号とに基づき昇圧リアクトルに流れる電流が零となる臨界点を求めてスイッチング素子のオン/オフの期間を決定するので、補助巻線を用いずに臨界動作を実現でき、安価となる。
請求項2の発明によれば、信号生成回路は、誤差増幅信号に比例してスイッチング素子のオン時間を設定し、演算結果と誤差増幅信号とを比較してスイッチング素子のオフ時間を設定したパルス列信号を生成するので、補助巻線を用いずに昇圧リアクトルに流れる電流が零となる臨界動作を実現すると同時に、力率を改善することができるため安価となる。
請求項3の発明によれば、信号生成回路は、入力電圧信号の積分値と演算結果とを比較してスイッチング素子のオン時間を設定し、出力電圧信号と入力電圧信号との差の積分値と演算結果とを比較してスイッチング素子のオフ時間を設定したパルス列信号を生成するので、補助巻線を用いずに昇圧リアクトルに流れる電流が零となる臨界動作を実現すると同時に、力率を改善することができるため安価となる。
請求項4の発明によれば、制御回路は、スイッチング素子のオフ時間に、昇圧リアクトルに流れる電流が零となる臨界点に達してから所定時間が経過した後、スイッチング素子をオンさせるので、昇圧リアクトルに流れる電流を安定的に臨界状態に保つことができる。これによって、スイッチング素子のターンオン時のスイッチング損失及び第2整流器のリカバリー時の損失を抑えることができる。
請求項5の発明によれば、制御回路は、スイッチング素子のオン時間、スイッチング素子のオフ時間をコンデンサの充放電によって決定するので、補助巻線を用いずに昇圧リアクトルに流れる電流が零となる臨界動作を実現すると同時に、力率を改善することができるため安価となる。
以下、本発明の力率改善回路の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1の力率改善回路を示す回路構成図である。図1において、第1整流器RC1は、交流電源Vinの交流電圧を整流することにより直流電圧に変換する。第1整流器RC1の出力には、昇圧リアクトルL1とN型のMOSFETからなるスイッチング素子Q1とからなる直列回路が接続されている。スイッチング素子Q1の両端には、第2整流器D1と平滑コンデンサC1とからなる整流平滑回路が並列に接続されている。第1整流器RC1の両端電圧には、抵抗R1と抵抗R2との直列回路が接続されている。平滑コンデンサC1の両端には、抵抗R3と抵抗R4との直列回路が接続されている。
制御回路10は、スイッチング素子Q1のオン/オフを制御するもので、入力電圧検出回路11、出力電圧検出回路12、演算器13、誤差増幅器14、発振器15、ゲートドライバ16を有している。
抵抗R1と抵抗R2との接続点には、入力電圧検出回路11が接続され、入力電圧検出回路11は、第1整流器RC1の出力電圧を抵抗R1と抵抗R2との分圧によって検出し得られた入力電圧に比例した信号を電流信号に変換し入力電圧信号Ivinとして演算器13に出力する。
出力電圧検出回路12は、平滑コンデンサC1の両端電圧を抵抗R3と抵抗R4との分圧によって検出し得られた出力電圧に比例した信号を電流信号に変換し出力電圧信号Ivoとして演算器13に出力する。誤差増幅器14は、平滑コンデンサC1の両端電圧を抵抗R3と抵抗R4とで分圧した分圧信号と図示しない基準電圧Vrefとの誤差を増幅して得られた誤差増幅信号Vcmpを発振器15に出力する。
演算器13は、入力電圧検出回路11の入力電圧信号Ivinと出力電圧検出回路12の出力電圧信号Ivoとを演算し得られた演算信号Icalを発振器15に出力する。発振器15は、演算器13の演算信号Icalと誤差増幅器14の誤差増幅信号Vcmpとに基づいてオン期間とオフ期間とからなるパルス列信号を生成する。ゲートドライバ16は、発振器15のパルス列信号に基づいてスイッチング素子Q1をオン/オフ駆動する。
図1に示す力率改善回路が安定に動作するためにはスイッチング素子Q1のオン時間Ton及びオフ時間Toffは以下の式が成り立つように制御される必要がある。
Figure 2009284671
ここで、dIは昇圧リアクトルL1に流れる電流の変化量、L1は昇圧リアクトルL1のインダクタンス値、Vinは入力電圧、dTonはスイッチング素子Q1のオン時間、Voは出力電圧、dToffはスイッチングQのオフ時間の変化である。
力率改善回路において、スイッチング素子Q1のオン期間とオフ期間とを調節することにより昇圧リアクトルL1に流れる電流を連続電流と、不連続電流との境界に保つことによって、スイッチング素子Q1のターンオン時のスイッチング損失及び第2整流器D1のリカバリー時の損失を抑えることができる。
しかし、式(1)の条件は昇圧リアクトルL1に流れる電流が直流重畳した状態においても成り立つため、昇圧リアクトルL1に流れる電流を連続電流と不連続電流との境界点、即ち、電流を臨界状態に保つためにスイッチング素子Q1のオフ期間Toffを式(1)の状態から若干長くなるように設定する。このように設定すると、スイッチング素子Q1のオン期間Tonの間に昇圧リアクトルL1に流れる電流が増加する量より、スイッチング素子Q1のオフ期間Toffに昇圧リアクトルL1に流れる電流が減少する量が多くなる。仮に、昇圧リアクトルL1に流れる電流が直流重畳した場合においても直流成分を維持し続けることができず臨界状態に収束する。
コンデンサCを定電流で充電した際のコンデンサの両端電圧は、以下の式(2)で表すことができる。
Figure 2009284671
昇圧リアクトルL1に流れる電流の変化とコンデンサを定電流充電した際の充電電圧の変化とは同形式の数式で表現することができる。そこで、式(1)のdIをdV、VinをIvin、(Vo−Vin)を(Ivo−Ivin)、L1をCrampにそれぞれ置き換えると、式(3)となる。
Figure 2009284671
ここで、入力電圧検出回路11によって検出された入力電圧に比例した入力電圧信号をIvin、出力電圧検出回路12によって検出された出力電圧に比例した出力電圧信号をIvoとし、スイッチング素子Q1がオンしている期間Tonは、コンデンサCrampを入力電圧信号Ivinにて充電し、その充電電圧と前記差動増幅信号とを比較して双方の差がなくなるまでの時間とする。スイッチング素子Q1のオフ期間は、スイッチング素子Q1がオン期間にコンデンサCrampに充電された電荷を出力電圧信号Ivoから入力電圧信号Ivinを引いた電流信号にて放電し該零レベルにまで放電されるまでの期間に設定する。
このようにスイッチング素子Q1を制御することにより、出力電圧を一定に制御すると同時に昇圧リアクトルL1に流れる電流が連続電流と不連続電流の境界である臨界状態に制御することができる。
しかし、このままでは常に変動する交流電源Vinに対して昇圧リアクトルL1に流れる電流が一定となるように制御するため、力率が改善されない。そこで、式(3)を入力電圧に比例した信号である入力電圧信号Ivinで除算し定電流Ibiasを乗ずることで力率改善動作を実現する。
Figure 2009284671
となる。
式(4)のdVは誤差増幅信号Vcmpとし、スイッチング素子Q1のオン期間Tonは、コンデンサCrampが定電流Ibiasによって誤差増幅信号Vcmpレベルにまで充電される期間とする。スイッチング素子Q1のオフ期間は、スイッチング素子Q1のオン期間に充電されたコンデンサCrampの電圧が定電流Ibias・(出力電圧信号Ivo−入力電圧信号Ivin)/入力電圧信号Ivinによって略零レベルにまで放電される期間とする。
このように制御回路10が、スイッチング素子Q1のオン/オフ期間を決定することによって、昇圧リアクトルL1に流れる電流を臨界状態に保ちながら、入力電流の力率を改善することができる。
図2は実施例1の入力電圧検出回路及び出力電圧検出回路の具体例を示す回路構成図である。図2において、a1端子から入力信号EinがオペアンプOP1の非反転入力端子に入力され、オペアンプOP1の出力端子はMOSFETQ12のゲートに接続され、オペアンプOP1の反転入力端子はMOSFETQ12のソースと抵抗R10の一端に接続され、抵抗R10の他端はグランドに接続されている。
MOSFETQ12のドレインは、PNP型のトランジスタQ11のコレクタとベース及びPNP型のトランジスタQ10のベースとに接続されている。トランジスタQ10のエミッタとトランジスタQ11のエミッタとには、電源Regが供給され、トランジスタQ10のコレクタからb1端子に電流信号Ioutが得られる。
オペアンプOP1、MOSFETQ12、抵抗R10とは電圧電流変換回路を構成する。トランジスタQ10とトランジスタQ11とは電流ミラー回路を構成する。
以上のように構成された入力電圧検出回路11及び出力電圧検出回路12によれば、オペアンプOP1の非反転入力端子に入力された入力分圧信号Einは、電圧電流変換回路によって電流信号に変換され、この電流信号は、電流ミラー回路のトランジスタQ10のコレクタからIoutとして出力される。
図3は実施例1の演算器の具体例を示す回路構成図である。図3において、トランジスタQ20のベースとコレクタは電源Regに接続され、トランジスタQ20のエミッタは、x1入力端子とトランジスタQ21のベースに接続されている。トランジスタQ21のコレクタは電源に接続され、エミッタはx2入力端子とトランジスタQ22のベースとに接続されている。トランジスタQ22のエミッタはトランジスタQ23のエミッタと電流源I20の一端とに接続されている。トランジスタQ22のコレクタはトランジスタQ24のベースとトランジスタQ25のエミッタとに接続されている。
トランジスタQ23のベースはy1入力端子とトランジスタQ24のエミッタとに接続され、トランジスタQ23のコレクタはz1出力端子に接続されている。トランジスタQ24のコレクタは電源Regに接続され、トランジスタQ25のベースとコレクタは電源Regに接続されている。トランジスタQ20,Q21,Q22,Q23,Q24、Q25は、NPN型のトランジスタであり、それぞれ乗除算回路を構成している。
ここでは、x1入力端子には定電流Ibiasが入力される。x2入力端子には、出力電圧信号Ivoから入力電圧信号Ivinを引いた電流信号が入力される。y1入力端子には入力電圧信号Ivinが入力される。z1出力端子からは、定電流Ibias・(出力電圧信号Ivo−入力電圧信号Ivin)/入力電圧信号Ivinの演算を行った演算結果Icalが出力される。
ただし、z1出力端子から出力される電流信号は、電流源I20のバイアス電流以下に制御される。
図4は実施例1の発振器の具体例を示す回路構成図である。トランジスタQ33のエミッタとトランジスタQ34のエミッタとトランジスタQ35のエミッタとは電源Regに接続されている。トランジスタQ33のベースとコレクタとトランジスタQ34のベースとトランジスタQ35のベースとはa2端子に接続されている。a2端子には定電流Ibiasが入力される。
演算信号が入力されるa3端子は、トランジスタQ34のコレクタとトランジスタQ30のコレクタとベースとトランジスタQ31のベースとに接続され、トランジスタQ30のエミッタはグランドに接続されている。
トランジスタQ35のコレクタはMOSFETQ32のドレインに接続され、MOSFETQ32のソースはトランジスタQ31のコレクタに接続され、トランジスタQ31のエミッタはグランドに接続されている。トランジスタQ35のコレクタとMOSFETからなるスイッチ素子Q32のドレインとの接続点は、コンデンサC30の一端とコンパレータCMP2の非反転入力端子とコンパレータCMP1の反転入力端子とに接続されている。
コンパレータCMP1の非反転入力端子には基準電圧Vref3が接続されている。コンパレータCMP2の反転入力端子には誤差増幅信号Vcmpが入力される。フリップフロップ回路FF1は、R端子にコンパレータCMP2の出力を入力し、S端子にコンパレータCMP1の出力を入力し、Q出力端子からb2端子にパルス列信号PWMoutが出力される。フリップフロップ回路FF1のQ出力端子に対する反転出力端子Qbは、MOSFETQ32のゲートに接続されている。
NPN型のトランジスタQ30,Q31は互いにカラントミラー回路を構成する。PNP型のトランジスタQ33,Q34,Q35はそれぞれ2出力のカレントミラー回路を構成する。
次に、図4に示す発振器15の動作を図5のタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、a2端子から定電流Ibiasが、トランジスタQ33のベースとコレクタとトランジスタQ34のベースとトランジスタQ35のベースとに入力される。トランジスタQ34のコレクタから出力されるミラー回路の出力は、演算器13から入力された演算結果Icalに加算されて、トランジスタQ30,Q31で構成されたカレントミラー回路の入力端子に入力される。
MOSFETQ32のオフによりトランジスタQ35からの電流によりコンデンサC30の充電が行なわれる。MOSFETQ32のオンによりコンデンサC30に蓄積された電荷の放電が行なわれる。コンデンサC30は前記式(4)のCrampとして動作する。
ここで、フリップフロップ回路FF1がセットされると、出力QはHレベルとなり、出力QbはLレベルとなる。出力QbがLレベルになると、MOSFETQ32がオフし、コンデンサC30は定電流Ibiasによって充電される。即ち、コンデンサC30の電圧は、図5に示すように、時刻t1からIbiasの傾斜で直線的に増加する。
そして、コンデンサC30の電圧が誤差増幅信号レベルVcmpまで充電されると(図5の時刻t2)、コンパレータCMP2がHレベルとなり、フリップフロップ回路FF1がリセットされる。フリップフロップ回路FF1がリセットされると出力QはLレベルとなり、出力QbはHレベルとなる。
出力QbがHレベルとなると、MOSFETQ32がオンし、コンデンサC30の電圧はIbias・(Ivo−Ivin)/Ivinによって放電される。時刻t3において、コンデンサC30が基準電源Vref3レベルまで放電されると、コンパレータCMP1がHレベルとなり、フリップフロップ回路FF1がセットされる。以上の動作を繰り返すことによって発振器15はパルス列を生成し出力する。
即ち、時刻t1〜t2までは、フリップフロップ回路FF1はHレベルを出力するので、スイッチング素子Q1のゲートを駆動するための駆動信号Vg1はHレベルとなる。時刻t2〜t3までは、フリップフロップ回路FF1はLレベルを出力するので、駆動信号Vg1はLレベルとなる。ゲートドライバ16は、発振器15によって生成されたパルス列信号に同期してスイッチング素子Q1をオン/オフさせる。
なお、図5からもわかるように、制御回路10は、スイッチング素子Q1のオフ時間中に入力電圧信号と出力電圧信号との演算結果が減少して所定値に達した時(時刻t3)から所定時間(デットタイムD)が経過した後、時刻t4において、スイッチング素子Q1をオンさせている。これにより、昇圧リアクトルL1に流れる電流を臨界状態で動作させることができる。これによって、スイッチング素子Q1のターンオン時のスイッチング損失及びダイオードD1のリカバリー時の損失を抑えることができる。
また、図5の波形において、Vdsはスイッチング素子Q1のドレイン−ソース間の電圧、IL1は昇圧リアクトルL1に流れる電流、Vg1はゲートドライバ16から出力されるスイッチング素子Q1の駆動信号、VcrampはコンデンサC30の両端電圧、Vcmpは誤差増幅信号を示す。
また、図6は発振器15が交流電源Vinの半サイクル間に生成するパルス信号の変化を示したタイミングチャートである。図6からもわかるようにコンデンサC30の両端電圧Vcrampの上限値は誤差増幅信号Vcmpとなる。交流電源Vinの変化に対してスイッチング素子Q1のオン時間は変化しないが、スイッチング素子Q1のオフ時間は交流電源Vinの変化に合わせて変化している。即ち、入力電圧が大きいときはオフ時間が長く、入力電圧が小さいときはオフ時間が短い。
また、図7は臨界型力率改善回路の制御特性を示す図である。図7において、Tonはスイッチング素子Q1のオン時間、Toffはスイッチング素子Q1のオフ時間、Vinは入力電圧、Iinは入力電流、Pinは入力電力である。横軸は交流電源Vinの位相角、左側の縦軸は電流と時間、右側の縦軸は電圧と電力とを示す。
図7からもわかるように、入力電圧の変化に応じて、入力電力が変化している。また、オン時間Tonは一定であるが、オフ時間Toffが入力電圧に応じて変化している。このように制御することによって昇圧リアクトルL1に流れる電流を臨界状態に保ちつつ力率改善動作を行っている。
なお、実施例1において、定電流Ibiasを誤差増幅信号Vcompやその他の外部信号に対応させて変化させても良い。また、スイッチング素子Q1のオン期間にコンデンサCrampを放電し、スイッチング素子Q1のオフ期間にコンデンサCrampを充電しても良い。スイッチング素子Q1のオン期間とオフ期間との切り替わるポイントで一旦、コンデンサCrampを放電(又は充電)し、各オン期間に合わせて充電(又は放電)しても良い。
なお、図15に示す従来の回路では、デジタル信号を用いているので、離散的にオン時間を保持し、保持されたオン時間と、入力電圧とを用いてオフ時間を計算していた。即ち、離散的に処理しているため、入力電圧が変化した場合には、変化した入力電圧に応じたオフ時間を得ることができない。その結果、入力電圧の変化に対してオフ時間の誤差が発生していた。
これに対して、実施例1では、アナログ信号を用いて連続的に処理しているので、入力電圧が変化した場合には、入力電圧の変化に応じて、オフ時間も変化する。その結果、入力電圧の変化に対してオフ時間の誤差が発生しないという利点がある。
図8は本発明の実施例2の力率改善回路を示す回路構成図である。図8に示す実施例2の力率改善回路は、図1に示す実施例1の力率改善回路に対して、制御回路10aの構成が異なるので、制御回路10aのみを説明する。
制御回路10aは、入力電圧検出回路11、出力電圧検出回路12、誤差増幅器14、発振器15a、ゲートドライバ16、乗算器17を有している。
入力電圧検出回路11は、第1整流器RC1の出力電圧を抵抗R1と抵抗R2との分圧によって検出し得られた入力分圧信号Vvinを入力電圧に比例した電流信号入力電圧信号Ivinに変換し、発振器15aに出力する。入力分圧信号Vvinは乗算器17に入力される。出力電圧検出回路12は、平滑コンデンサC1の両端電圧を抵抗R3と抵抗R4との分圧によって検出し得られた出力電圧信号Ivoを発振器15aに出力する。
誤差増幅器14は、平滑コンデンサC1の両端電圧を抵抗R3と抵抗R4とで分圧した分圧信号と図示しない基準電圧Vrefとの誤差を増幅して得られた誤差増幅信号Vcmpを乗算器17に出力する。乗算器17は、誤差増幅信号Vcmpと入力分圧信号Vvinとの乗算結果を乗算信号Vmultとして発振器15aに出力する。
発振器15aは、入力電圧信号Ivinと出力電圧信号Ivoと乗算信号Imultとに基づいてパルス列を生成しパルス列信号をゲートドライバ16に出力する。ゲートドライバ16は、発振器15aからのパルス列信号に合わせてスイッチング素子Q1へ駆動信号を出力する。
実施例2は、実施例1の構成に対して発振器15aの構成が異なっている。実施例1では、発振器15が前記式(4)と誤差増幅信号Vcmpとを比較してスイッチング素子Q1のオン/オフのタイミングを決定していた。実施例2では、発振器15aが前記式(3)と誤差増幅信号Vcmpに入力分圧信号Vvinを乗じた乗算信号Vmultとを比較してスイッチング素子Q1のオン/オフのタイミングを決定する。
図9は実施例2の発振器の具体例を示す回路構成図である。図9に示す発振器15aは、図4に示す実施例1の発振器15と回路構成が同一であるが、各端子に入力される信号が異なる。
即ち、トランジスタQ33,Q34,Q35によって構成される2出力カレントミラー回路のa2端子には、定電流Ibiasの代わりに入力電圧信号Ivinが入力される。トランジスタQ30,Q31によって構成されるカレントミラー回路の入力端子であるa3端子には、演算結果Ibias・(Ivo−Ivin)/Ivinの代わりに、入出力電圧差信号(Ivo−Ivin)が入力される。コンパレータCMP2の反転入力端子には、誤差増幅信号Vcmpの代わりに、乗算器17から乗算信号VmultとしてVcmp×Vvinが入力される。その他の構成及び動作は同一である。
図9において、フリップフロップ回路FF1がセットされている期間には、MOSFETQ32がオフであるため、コンデンサC30は入力電圧信号Ivinによって充電される。
一方、フリップフロップ回路FF1がリセットされている期間には、MOSFETQ32がオンであるため、コンデンサC30は入出力電圧差信号(Ivo−Ivin)によって放電される。コンデンサC30が充電から放電へ切り替わるタイミングは、コンパレータCMP2の反転入力端子に入力される乗算信号Vmultに比例する。
このように実施例2の発振器15aがパルスを生成しパルス列信号をゲートドライバ16に出力する。ゲートドライバ16は、発振器15aによって生成されたパルス列信号に同期して、スイッチング素子Q1をオン/オフさせることにより臨界型の力率改善回路を提供できる。
図10は実施例2の力率改善回路の各部の動作を示すタイミングチャートである。図10の波形において、Vdsはスイッチング素子Q1のドレイン−ソース間の電圧、IL1は昇圧リアクトルL1に流れる電流、Vg1は制御回路10aから出力されるスイッチング素子Q1の駆動信号、VcrampはコンデンサC30の両端電圧、Vmultは誤差増幅信号と入力分圧信号との乗算結果を示す。
このように実施例2の力率改善回路によれば、入力電圧と出力電圧とをそれぞれ検出し、検出された入力電圧と出力電圧とに比例した電流信号によってコンデンサC30を充放電することにより、昇圧リアクトルL1から補助巻線を除くことができ、安価で、設計が容易な力率改善回路を提供することができる。
また、従来の図13に示す力率改善回路のように、昇圧リアクトルに補助巻線が設けられている場合には、補助巻線の短絡と言ったアブノーマル状態が発生しうる。しかし、本発明のように補助巻線を必要としないシステムではそのようなアブノーマル状態は発生しない。
図11は実施例3の発振器の具体例を示す回路構成図である。図11に示す実施例3では、図4に示す実施例1の発振器に対して、さらに、コンパレータCMP1の出力端子とフリップフロップ回路FF1のセット端子Sとの間に遅延回路DLを設けたことを特徴とする。この遅延回路DLは、コンパレータCMP1からの信号を一定の期間だけ遅延させるもので、スイッチング素子Q1のオフ時間を一定の期間延長して設定する。
図12は実施例3の発振器に設けられた遅延回路を示す図である。図12に示す遅延回路において、インバータINVの入力端子はコンパレータCMP1の出力端子に接続され、インバータINVの出力端子はMOSFETQ40のゲートとノア回路NORの入力端子とに接続されている。
MOSFETQ40のドレインは電流源I30の一端とコンデンサCdeの一端とシュミットインバータS−INV1の入力端子とに接続されている。電流源I30の他端は電源Regに接続され、コンデンサCdeの他端とMOSFETQ40のソースは接地されている。
シュミットインバータS−INV1の出力端子はノア回路NORの入力端子に接続され、ノア回路NORの出力端子はフリップフロップ回路FF1のセット端子Sに接続されている。
以上の構成によれば、コンパレータCMP1からのLレベルは、インバータINVにより反転されてHレベルとなり、MOSFETQ40がオンする。このため、シュミットインバータS−INV1の入力はLレベルとなり、シュミットインバータS−INV1の出力はHレベルとなる。ノア回路NORには、インバータINVとシュミットインバータS−INV1とからHレベルが入力されるので、ノア回路NORからはLレベルが出力される。
次に、コンパレータCMP1からHレベルがインバータINVに入力されると、インバータINVからのLレベルよりMOSFETQ40はオフする。このため、電流源I30の電流によりコンデンサCdeが充電されていく。そして、コンデンサCdeの電圧がしきい値電圧になると、シュミットインバータS−INV1の出力はLレベルとなる。ノア回路NORはLレベルの入力によりHレベルを出力する。即ち、コンパレータCMP1からHレベルがインバータINVに入力された時からコンデンサCdeの電圧がシュミットインバータS−INV1のしきい値電圧になるまでの時間だけ遅延した後にHレベルがフリップフロップ回路FF1のセット端子Sに出力されるので、スイッチング素子Q1のオフ時間を一定の期間延長して設定できる。
本発明の実施例1の力率改善回路を示す回路構成図である。 実施例1の入力電圧検出回路及び出力電圧検出回路の具体例を示す回路構成図である。 実施例1の演算器の具体例を示す回路構成図である。 実施例1の発振器の具体例を示す回路構成図である。 実施例1の力率改善回路の各部の動作を示すタイミングチャートである。 実施例1の力率改善回路内の発振器が交流電源の半サイクル間に生成するパルス列信号の変化を示したタイミングチャートである。 実施例1の臨界型力率改善回路の制御特性を示す図である。 本発明の実施例2の力率改善回路を示す回路構成図である。 実施例2の発振器の具体例を示す回路構成図である。 実施例2の力率改善回路の各部の動作を示すタイミングチャートである。 実施例3の発振器の具体例を示す回路構成図である。 実施例3の発振器に設けられた遅延回路を示す図である。 従来の力率改善回路の例1を示す回路構成図である。 従来の力率改善回路の例1の動作を説明するタイミングチャートである。 従来の力率改善回路の例2を示す回路構成図である。
符号の説明
Vin 交流電源
RC1 第1整流器
R1,R2,R3,R4,R10 抵抗
L1 昇圧リアクトル
Q1 スイッチング素子
D1 ダイオード
C1 平滑コンデンサ
C30 コンデンサ
OP1 オペアンプ
Q10,Q11,Q20〜Q25,Q30〜Q31,Q33〜Q35 トランジスタ
Q12,Q32,Q40 MOSFET
I20,I30 電流源
CMP1,CMP2 コンパレータ
FF1 フリップフロップ回路
DL 遅延回路
INV インバータ
NOR ノア回路
S−INV1 シュミットインバータ
11 入力電圧検出回路
12 出力電圧検出回路
13 演算器
14 誤差増幅器
15,15a 発振器
16 ゲートドライバ
17 乗算器

Claims (5)

  1. 交流電圧を整流することにより直流電圧に変換する第1整流器と、
    前記第1整流器の出力に接続された昇圧リアクトルとスイッチング素子からなる直列回路と、
    前記スイッチング素子の両端に接続された第2整流器と平滑コンデンサからなる整流平滑回路と、
    前記第1整流器の出力電圧を検出し検出電圧を入力電圧信号として出力する入力電圧検出手段と、
    前記平滑コンデンサの両端電圧を検出し得られた出力電圧信号を出力する出力電圧検出手段と、
    前記出力電圧信号と基準電圧との誤差を増幅し得られた誤差増幅信号を出力する誤差増幅器と、
    前記入力電圧検出手段の前記入力電圧信号と前記出力電圧検出手段の前記出力電圧信号との演算結果と前記誤差増幅器の前記誤差増幅信号とに基づき前記スイッチング素子のオン/オフのデューティ比を決定する制御回路と、
    を有することを特徴とする力率改善回路。
  2. 前記制御回路は、
    前記入力電圧信号と前記出力電圧信号との演算結果を出力する演算回路と、
    前記誤差増幅信号に比例して前記スイッチング素子のオン時間を設定し、前記演算結果と前記誤差増幅信号とを比較して前記スイッチング素子のオフ時間を設定したパルス列信号を生成する信号生成回路と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  3. 前記制御回路は、
    前記入力電圧信号と前記誤差増幅信号との演算結果を出力する演算回路と、
    前記入力電圧信号の積分値と前記演算結果とを比較して前記スイッチング素子のオン時間を設定し、前記出力電圧信号と前記入力電圧信号との差の積分値と前記演算結果とを比較して前記スイッチング素子のオフ時間を設定したパルス列信号を生成する信号生成回路と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  4. 前記制御回路は、前記スイッチング素子のオフ時間を一定の期間延長して設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の力率改善回路。
  5. 前記制御回路は、前記スイッチング素子のオン時間、前記スイッチング素子のオフ時間をコンデンサの充放電によって決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の力率改善回路。
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