JP2009280147A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力軸あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を駆動軸に伝達する動力伝達機構を備える場合に、駆動系に車重が作用する状況であっても、パーキング解放時における衝撃トルクの発生を抑制できる動力伝達装置を提供すること。
【解決手段】車両の駆動源である第一の駆動源1との間で動力を伝達する入力軸5と、第一の駆動源と異なる駆動源である回転電機9のロータ26が連結された回転電機軸45と、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸43に伝達する動力伝達機構7とを備え、ロータと動力伝達機構との間の動力の伝達が、回転電機軸の軸方向におけるロータの一方側に連結され、動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材46により行われる動力伝達装置であって、パーキングギヤ51が、ロータの軸方向の両端部のうち回転電機軸回転部材が設けられた側と反対側の端部に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動力伝達装置に関し、特に、車両の駆動源である第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、第一の駆動源と異なる駆動源である回転電機のロータが連結された回転電機軸と、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構とを備え、ロータと動力伝達機構との間の動力の伝達が、回転電機軸の軸方向におけるロータの一方側に連結され、動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる動力伝達装置に関する。
駆動源として、第一の駆動源(例えば、内燃機関)と、第一の駆動源と異なる駆動源である回転電機とを備える車両が知られている。このような車両の動力伝達装置において、第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、回転電機のロータが連結された回転電機軸と、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構とを有する場合がある。
例えば、特許文献1には、エンジンとの間で動力を伝達するインプットシャフト(入力軸)と、第2のモータジェネレータのロータが連結されるシャフト(回転電機軸)とが非同心状に配置され、エンジンの動力および第2のモータジェネレータの動力が動力伝達機構に入力されて合成され、合成された動力が前輪に伝達される動力伝達装置が開示されている。
回転電機軸において、ロータと動力伝達機構との間の動力の伝達は、例えば、回転電機軸の軸方向におけるロータの一方側に連結され、動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる。
特開2002−274201号公報
上記のように、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構を備える動力伝達装置にパーキング装置が設けられる場合に、パーキング解放時にガタ打ちによる衝撃トルクが発生することがある。例えば、坂路においてシフトポジションがP(パーキングポジション)とされてパーキング装置が作動すると、車重によって駆動系が捻られる。このときに、駆動系の一部にフローティング状態で係合した部分が存在すると、パーキング解放時に衝撃トルクが発生することがある。例えば、パーキング作動時において、回転電機軸が、駆動系の捻られた部分(例えば、動力伝達機構)に対してフローティング状態で係合していると、パーキング解放時に、駆動系の捻られた部分が復元する際に、駆動系の捻られた部分と回転電機軸回転部材とが噛み合うギヤ等のガタ部において、ガタ打ちによる衝撃トルクが発生する。回転電機のロータは、比較的大きな慣性を有するため、パーキング解放時の衝撃トルクが大きなものとなる虞がある。
坂路においてシフトポジションがP(パーキングポジション)とされた場合など、駆動系に車重が作用する状況でパーキング装置が作動された場合であっても、パーキング解放時における衝撃トルクの発生を抑制できることが望まれている。
本発明の目的は、車両の駆動源である第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、第一の駆動源と異なる駆動源である回転電機のロータが連結された回転電機軸と、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構とを備え、ロータと動力伝達機構との間の動力の伝達が回転電機軸の軸方向におけるロータの一方側に連結され、動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる動力伝達装置において、坂路においてシフトポジションがP(パーキングポジション)とされた場合など、駆動系に車重が作用する状況でパーキング装置が作動された場合であっても、パーキング解放時における衝撃トルクの発生を抑制できる動力伝達装置を提供することである。
本発明の動力伝達装置は、車両の駆動源である第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、前記第一の駆動源と異なる前記駆動源である回転電機のロータが連結された回転電機軸と、前記入力軸の前記動力あるいは前記回転電機軸の前記動力のうち少なくともいずれか一方を前記車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構とを備え、前記ロータと前記動力伝達機構との間の前記動力の伝達が、前記回転電機軸の軸方向における前記ロータの一方側に連結され、前記動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる動力伝達装置であって、パーキングギヤと、前記パーキングギヤと係合することで前記パーキングギヤの回転を規制する係合部材とを有するパーキング装置を備え、前記パーキングギヤが、前記ロータの前記軸方向の両端部のうち前記回転電機軸回転部材が設けられた側と反対側の端部に形成されていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置において、前記回転電機軸と前記回転電機軸回転部材とが一体に形成されていることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置において、前記ロータの回転を減速して前記動力伝達機構に伝達する変速機構を備えることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置において、前記入力軸の中心軸線と前記回転電機軸の中心軸線とは位置が異なり、前記動力伝達機構は、前記入力軸と同軸に設けられ、前記入力軸から伝達される前記動力を前記駆動軸に伝達する動力伝達機構回転部材を備え、前記回転電機軸回転部材は、前記動力伝達機構回転部材の外周部と噛み合っていることを特徴とする。
本発明によれば、車両の駆動源である第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、第一の駆動源と異なる駆動源である回転電機のロータが連結された回転電機軸と、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構とを備え、ロータと動力伝達機構との間の動力の伝達が回転電機軸の軸方向におけるロータの一方側に連結され、動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる動力伝達装置において、パーキングギヤと、パーキングギヤと係合することでパーキングギヤの回転を規制する係合部材とを有するパーキング装置を備え、パーキングギヤが、ロータの軸方向の両端部のうち回転電機軸回転部材が設けられた側と反対側の端部に形成されている。
回転電機軸と一体となって回転するロータにパーキングギヤが設けられることにより、坂路等でのパーキング作動時に回転電機軸が捻られることとなる。これにより、パーキング解放時の回転電機軸におけるガタ打ちによる衝撃トルクの発生が抑制される。また、ロータにパーキングギヤが形成されることにより、パーキング装置を小型化することができる。
以下、本発明の動力伝達装置の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図4を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、車両の駆動源である第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、第一の駆動源と異なる駆動源である回転電機のロータが連結された回転電機軸と、入力軸の動力あるいは回転電機軸の動力のうち少なくともいずれか一方を車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構とを備え、ロータと動力伝達機構との間の動力の伝達が回転電機軸の軸方向におけるロータの一方側に連結され、動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる動力伝達装置に関する。
図1は、この発明の一実施形態が適用されたFF(フロントエンジンフロントドライブ;エンジン前置き前輪駆動)形式のハイブリッド車の動力伝達装置100を示すスケルトン図である。図1において、1はエンジン(第1の駆動源)であり、このエンジン1としては内燃機関、具体的にはガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンまたはLPGエンジンまたはメタノールエンジンまたは水素エンジンなどを用いることができる。
この実施形態においては、便宜上、エンジン1としてガソリンエンジンを用いた場合について説明する。エンジン1は、燃料の燃焼によりクランクシャフト2から動力を出力する装置であって、吸気装置、排気装置、燃料噴射装置、点火装置、冷却装置などを備えた公知のものである。クランクシャフト2は車両の幅方向に、かつ、水平に配置され、クランクシャフト2の後端部にはフライホイール3が形成されている。
エンジン1の外壁には、中空のトランスアクスルケース4が取り付けられている。トランスアクスルケース4は、エンジン側ハウジング70と、エクステンションハウジング71と、エンドカバー72とを有している。これらエンジン側ハウジング70およびエクステンションハウジング71およびエンドカバー72は、アルミニウムなどの金属材料を成形加工したものである。また、エンジン側ハウジング70の一方の開口端73とエンジン1とが接触した状態で、エンジン1とエンジン側ハウジング70とが相互に固定されている。
また、エンジン側ハウジング70とエンドカバー72との間に、エクステンションハウジング71が配置されている。さらに、エンジン側ハウジング70の他方の開口端74と、エクステンションハウジング71の一方の開口端75とが接触した状態で、エンジン側ハウジング70とエクステンションハウジング71とが相互に固定されている。さらにまた、エクステンションハウジング71の他方の開口端76を塞ぐようにエンドカバー72が取り付けられて、エンドカバー72とエクステンションハウジング71とが相互に固定されている。
トランスアクスルケース4の内部G1には、インプットシャフト(入力軸)5、第1のモータジェネレータ6、動力合成機構(動力伝達機構)7、変速機構8、第2のモータジェネレータ(回転電機)9が設けられている。インプットシャフト5はクランクシャフト2と同心状に配置されている。インプットシャフト5におけるクランクシャフト2側の端部には、クラッチハブ10がスプライン嵌合されている。
トランスアクスルケース4の内部G1には、フライホイール3とインプットシャフト5との動力伝達状態を制御するクラッチ11が設けられている。また、フライホイール3とインプットシャフト5との間におけるトルク変動を抑制・吸収するダンパ機構12が設けられている。第1のモータジェネレータ6は、インプットシャフト5の外側に配置され、第2のモータジェネレータ9は、第1のモータジェネレータ6よりもエンジン1から遠い位置に配置されている。
すなわち、エンジン1と第2のモータジェネレータ9との間に第1のモータジェネレータ6が配置されている。第1のモータジェネレータ6および第2のモータジェネレータ9は、電力の供給により駆動する電動機としての機能(力行機能)と、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機としての機能(回生機能)とを兼ね備えている。第1のモータジェネレータ6および第2のモータジェネレータ9としては、例えば、交流同期型のモータジェネレータを用いることができる。第1のモータジェネレータ6および第2のモータジェネレータ9に電力を供給する電力供給装置としては、バッテリ、キャパシタなどの蓄電装置、あるいは公知の燃料電池などを用いることができる。
第1のモータジェネレータ6の配置位置および第1のモータジェネレータ6の構成を具体的に説明する。エンジン側ハウジング70の内面には、エンジン1側に向けて延ばされ、ついで、インプットシャフト5側に向けて延ばされた隔壁77が形成されている。さらに、隔壁77に対してケースカバー78が固定されている。このケースカバー78は、エンジン1から離れる方向に延ばされ、ついで、インプットシャフト5側に向けて延ばされた形状を有している。そして、隔壁77とケースカバー78とにより取り囲まれた空間G2に、第1のモータジェネレータ6が配置されている。第1のモータジェネレータ6は、トランスアクスルケース4側に固定されたステータ13と、回転自在なロータ14とを有している。ステータ13は、隔壁77に固定された鉄心15と、鉄心15に巻かれたコイル16とを有している。
ステータ13およびロータ14は、所定肉厚の電磁鋼板を、その厚さ方向に複数枚を積層して構成したものである。なお、複数の電磁鋼板は、インプットシャフト5の軸線方向に積層されている。そして、インプットシャフト5の軸線方向における第1のモータジェネレータ6のコイル16の両端間が、インプットシャフト5の軸線方向における第1のモータジェネレータ6の配置領域L1である。一方、インプットシャフト5の外周には、中空シャフト17が取り付けられている。そして、インプットシャフト5と中空シャフト17とが相対回転可能に構成されている。ロータ14は、中空シャフト17の外周側に連結されている。
また、動力合成機構(言い換えれば動力分配機構)7は、第1のモータジェネレータ6と第2のモータジェネレータ9との間に設けられている。動力合成機構7は、いわゆるシングルピニオン形式の遊星歯車機構7Aを有している。すなわち、遊星歯車機構7Aは、サンギヤ18と、サンギヤ18と同心状に配置されたリングギヤ19と、サンギヤ18およびリングギヤ19に係合するピニオンギヤ20を保持したキャリヤ21とを有している。そして、サンギヤ18と中空シャフト17とが連結され、キャリヤ21とインプットシャフト5とが連結されている。なお、リングギヤ19は、インプットシャフト5と同心状に配置された環状部材(言い換えれば円筒部材)22の内周側に形成されており、この環状部材22の外周側にはカウンタドライブギヤ(動力伝達機構回転部材)23が形成されている。
第2のモータジェネレータ9は、カウンタドライブギヤ23よりもエンジン1から遠い位置に設けられている。第2のモータジェネレータ9のロータ26がMGシャフト(回転電機軸)45の外周に連結されており、MGシャフト45は車両の幅方向にほぼ水平に配置されている。このMGシャフト45とインプットシャフト5および中空シャフト17とが非同心状に配置されている。言い換えると、MGシャフト45の中心軸線の位置は、インプットシャフト5の中心軸線の位置とは異なる。さらに言い換えれば、MGシャフト45とインプットシャフト5および中空シャフト17とが、その半径方向にオフセットされている。
第2のモータジェネレータ9の配置位置および第2のモータジェネレータ9の構成を具体的に説明する。エクステンションハウジング71の内面には、MGシャフト45側に向けて延ばされた隔壁79が形成されている。そして、エクステンションハウジング71と隔壁79とエンドカバー72とにより取り囲まれた空間G3に、第2のモータジェネレータ9が配置されている。
第2のモータジェネレータ9は、トランスアクスルケース4に固定されたステータ25と、回転自在なロータ26とを有している。ステータ25は、鉄心27と、鉄心27に巻かれたコイル28とを有している。ステータ25およびロータ26は、所定肉厚の電磁鋼板を、その厚さ方向に複数枚を積層して構成したものである。なお、複数の電磁鋼板は、MGシャフト45の軸線方向に積層されている。そして、MGシャフト45の軸線方向における第2のモータジェネレータ9のコイル28の両端間が、MGシャフト45の軸線方向における第2のモータジェネレータ9の配置領域L2に相当する。
上記のように、第1のモータジェネレータ6と第2のモータジェネレータ9とは、MGシャフト45およびインプットシャフト5ならびに中空シャフト17の軸線方向において異なる位置に配置されている。より具体的には、軸線方向において、第1のモータジェネレータ6の配置領域L1と、第2のモータジェネレータ9の配置領域L2とが、重ならないように、各モータジェネレータの配置位置が設定されている。また、第1のモータジェネレータ6の回転中心(中心軸線)と、第2のモータジェネレータ9の回転中心(中心軸線)とが各シャフトの半径方向に位置ずれしている。
MGシャフト45における動力合成機構7側の端部にはギヤ(回転電機軸回転部材)46が形成(連結)されている。ギヤ46は、カウンタドライブギヤ23と噛み合って(係合して)いる。カウンタドライブギヤ23とギヤ46とは、ギヤ46からカウンタドライブギヤ23に動力が伝達される場合の変速比が“1”より大きくなるように構成されている。これらのギヤ46およびカウンタドライブギヤ23により、変速機構8が構成されている。第2のモータジェネレータ9の動力がMGシャフト45を介してギヤ46に伝達されると、ギヤ46の回転速度が減速されて環状部材22に伝達される。すなわち、第2のモータジェネレータ9のトルクが増幅されて動力合成機構7に伝達される。
一方、前記トランスアクスルケース4の内部には、インプットシャフト5と平行なカウンタシャフト34が設けられている。カウンタシャフト34には、カウンタドリブンギヤ35およびファイナルドライブピニオンギヤ36が形成されている。そして、カウンタドライブギヤ23とカウンタドリブンギヤ35とが係合されている。さらに、トランスアクスルケース4の内部にはデファレンシャル37が設けられており、デファレンシャル37は、デフケース38の外周側に形成されたファイナルリングギヤ39と、デフケース38に対してピニオンシャフト40を介して取り付けられた連結された複数のピニオンギヤ41と、複数のピニオンギヤ41に係合されたサイドギヤ42と、サイドギヤ42に連結された2本のフロントドライブシャフト(駆動軸)43とを有している。各フロントドライブシャフト43には前輪44が連結されている。このように、トランスアクスルケース4の内部に、変速機構8およびデファレンシャル37を一括して組み込んだ、いわゆるトランスアクスルを構成している。
ここで、図2を参照して、トランスアクスルケース4内の各軸の配置について説明する。
各軸5,34,43,45の配置は、次のとおりである。インプットシャフト5を基準として、MGシャフト45はその斜め上方に、カウンタシャフト34は斜め下方に配置されている。フロントドライブシャフト43の中心軸線C5と比較して、カウンタシャフト34の中心軸線C6は、わずかに下方に位置している。カウンタシャフト34の中心軸線C6は、インプットシャフト5の中心軸線C3とフロントドライブシャフト43の中心軸線C5とを結ぶ仮想線L4よりも下方に位置している。MGシャフト45をトランスアクスルケース4内の上部、カウンタシャフト34を下部に配置することで、全体として各軸5,34,43,45をコンパクトに配置することができる。これにより、HVの大きな課題であるコスト低減や、車両搭載性の向上、質量低減による燃費向上等の大きなメリットが得られる。
各軸5,45,43,34の回転方向は、図2に矢印A3からA6でそれぞれ示した方向である。つまり、フロントドライブシャフト43は、中心軸線C5の下方において図2の右方向に回転し、カウンタシャフト34は、中心軸線C6の下方において図2の左方向に回転する。言い換えると、フロントドライブシャフト43の回転方向とカウンタシャフト34の回転方向とが、それぞれの中心軸線よりも下方の領域で互いに離間する方向である。なお、図示の回転方向は、車両の前進時のものである。また、本実施形態の説明における上下方向とは、特にことわりのない限り、車両に搭載された状態における上下方向(鉛直方向)を意味している。
本実施形態の動力伝達装置100では、トランスアクスルケース4内の下部に溜まった潤滑油は、ファイナルリングギヤ39で掻き揚げられて(矢印Y2参照)トランスアクスルケース4内の上部に設けられたオイルキャッチタンク32に送られる。オイルキャッチタンク32からは、トランスアクスルケース4内の潤滑箇所(被潤滑部)や冷却箇所に向けて適宜の流量で潤滑油が滴下される。
上記のように構成されたハイブリッド車においては、車速およびアクセル開度などの条件に基づいて、前輪44に伝達するべき要求トルクが算出され、その算出結果に基づいて、エンジン1、クラッチ11、第1のモータジェネレータ6、第2のモータジェネレータ9が制御される。エンジン1から出力されるトルクを前輪に伝達する場合は、クラッチ11が係合される。すると、クランクシャフト2の動力(言い換えればトルク)がインプットシャフト5を介してキャリヤ21に伝達される。
キャリヤ21に伝達されたトルクは、リングギヤ19、環状部材22、カウンタドライブギヤ23、カウンタドリブンギヤ35、カウンタシャフト34、ファイナルドライブピニオンギヤ36、デファレンシャル37を介して前輪44に伝達され、駆動力が発生する。また、エンジン1のトルクをキャリヤ21に伝達する際に、第1のモータジェネレータ6を発電機として機能させ、発生した電力を蓄電装置(図示せず)に充電することもできる。
さらに、第2のモータジェネレータ9を電動機として駆動させ、その動力を動力合成機構7に伝達することができる。第2のモータジェネレータ9の動力がMGシャフト45を介してギヤ46に伝達されると、ギヤ46の回転速度が減速されて環状部材22に伝達される。すなわち、第2のモータジェネレータ9のトルクが増幅されて動力合成機構7に伝達される。このようにして、エンジン1の動力および第2のモータジェネレータ9の動力が動力合成機構7に入力されて合成され、合成された動力が前輪44に伝達される。つまり、動力合成機構7は、エンジン1の動力、あるいは、第2のモータジェネレータ9の動力のうち少なくともいずれか一方を前輪44に伝達する。
上記のように、本実施形態の動力伝達装置100では、エンジン1から動力合成機構7に動力を伝達する経路と、第2のモータジェネレータ9から動力合成機構7に動力を伝達する経路とが別経路となっている。言い換えると、エンジン1から動力合成機構7に動力を伝達する経路と、第2のモータジェネレータ9から動力合成機構7に動力を伝達する経路とが直列に接続されていない。このため、パーキング装置が設けられる位置によっては、坂路でパーキング装置を解放する際にガタ打ちによる大トルクが発生する場合がある。例えば、カウンタドライブギヤ23(環状部材22)にパーキング装置が設けられる場合である。
坂路においてシフトポジションがP(パーキングポジション)とされてパーキング装置が係合状態となると、駆動系に車重が作用し、前輪44とパーキング装置との間に捻りが発生する。すなわち、駆動系におけるカウンタドライブギヤ23と前輪44との間の部分が捻られ、エネルギーが蓄積された状態となる。一方で、MGシャフト45は、フローティング状態(回転が規制されていない状態)でカウンタドライブギヤ23と係合している。言い換えると、MGシャフト45は、ギヤ46によりカウンタドライブギヤ23と係合しているものの、回転が規制されていないため、捻られていない状態である。
この場合に、パーキング装置が解放されると、車重により捻られていた部分が捻り状態から復元する。このときに、ギヤのガタ部でギヤ23,46が衝突し、ガタ打ちによる衝撃トルクが発生することとなる。第2のモータジェネレータ9のロータ26は、大きな慣性を有するため、ガタ打ちによる衝撃トルクが大きなものとなる虞がある。これに対応して、ギヤ、シャフト、ベアリング等を大型化すると、動力伝達装置100が大型化したり、質量が増加したりしてしまうという問題がある。
本実施形態の動力伝達装置100では、図1に示すように、パーキング装置50のパーキングギヤ51が、第2のモータジェネレータ9のロータ26に設けられている。これにより、以下に説明するように、坂路でのパーキング解放時における衝撃トルクを低減することができる。
図3は、第2のモータジェネレータ9付近の概略構成を示す図、図4は、パーキング装置50付近を示す第2のモータジェネレータ9の軸方向と直交する断面図である。
図3に示すように、MGシャフト45には、大径部45aと小径部45bとが形成されている。小径部45bは、大径部45aと比較して、MGシャフト45の軸方向におけるエンジン1に近い側に設けられている。大径部45aと小径部45bとは、一体に形成されている。MGシャフト45は、軸方向の両端部において、それぞれ軸受31により回転可能に支持されている。
小径部45bの外周部には、ギヤ46が連結されている。ギヤ46は、小径部45bと一体に形成されている。具体的には、ギヤ46は、歯切加工により小径部45bと一体に形成されている。大径部45aには、第2のモータジェネレータ9のロータ26が設けられている。ロータ26は、大径部45aの外周部に連結されており、MGシャフト45と一体となって回転する。ロータ26の軸方向の両端部には、エンドプレート29,30が設けられている。エンドプレート29,30は、円盤状の部材であり、積層された電磁鋼板を軸方向の両側から押圧している。
パーキング装置50のパーキングギヤ51は、二つのエンドプレート29,30のうち、ロータ26の軸方向においてギヤ46から遠い側の端部に設けられたエンドプレート30に設けられている。エンドプレート30におけるエンドカバー72と対向する面には、軸方向に突出する突出部30aが形成されている。図3および図4に示すように、突出部30aは、円筒形状をなしており、パーキングギヤ51は、突出部30aの外周部に設けられている。
パーキングギヤ51の外周部には、周方向に沿って凸部51aと凹部51bとが交互に形成されている。トランスアクスルケース4内には、パーキングギヤ51と係合するパーキングポール(係合部材)52が設けられている。パーキングポール52は、ポールシャフト52aによりポールシャフト52aを回転中心として回転可能に支持されている。パーキングポール52の一端部には、パーキングギヤ51の凹部51bに対応する形状の爪部52bが形成されている。パーキングポール52がポールシャフト52aを回転中心として回転することにより、爪部52bがパーキングギヤ51の外周部に接近または離間する。パーキングポール52における爪部52bが設けられた側と反対側の端部(他端部)には、接触部52cが設けられている。
パーキングポール52は、図示しないねじりコイルバネにより、爪部52bがパーキングギヤ51から離間する方向(矢印Y1参照)に付勢されている。パーキングポール52は、カム部材53により駆動されてパーキングギヤ51と係合する。カム部材53は、ロックスリーブ54により、ポールシャフト52aの軸方向に進退可能に支持されている。シフトポジションがP(パーキングポジション)とされると、図示しないアクチュエータにより駆動されて、カム部材53がロックスリーブ54とパーキングポール52の爪部52bとの間に進入する。これにより、パーキングポール52が回転駆動されてパーキングギヤ51と係合し、MGシャフト45の回転を規制する。
本実施形態では、パーキングギヤ51がロータ26(MGシャフト45と一体回転する部材)に設けられている。これにより、坂路でパーキング装置50を解放する際の衝撃トルクの発生を抑制することができる。パーキング装置50が作動してパーキングポール52がパーキングギヤ51と係合した場合に、車両が坂路にあると、駆動系に車重が作用し、駆動系に捻りが発生する。この場合に、MGシャフト45には、パーキング装置50により回転が規制された状態で車重によるトルクが作用するため、MGシャフト45も車重により捻られた状態となる。このため、パーキング装置50が解放されてパーキングポール52とパーキングギヤ51とが係合状態から解放される際に、ギヤ46とカウンタドライブギヤ23との間でガタ打ちによる衝撃トルクが発生することが抑制される。大きな慣性を有するMGシャフト45においてガタ打ちによる衝撃トルクの発生が抑制されることで、パーキング解放時に駆動系において発生する衝撃トルクを低減することができる。これにより、ギヤやシャフト、ベアリング等を小型化することができる。
また、ギヤ46およびカウンタドライブギヤ23により、変速機構8が構成されており、車重によるトルクが低減されてMGシャフト45に伝達される。このため、パーキングギヤ51のギヤ径を小さなものとし、更には、パーキング装置50を小型、低コスト化することができる。モータジェネレータは、一般的に、高回転・低トルク化した方が小型、低損失、低コスト化できる。第2のモータジェネレータ9が高回転・低トルク化された場合には、パーキングギヤ51の外周の周速が高くなり、高速ラチェッティング時のパーキングポール52との衝突によるエネルギーが増加し、パーキングギヤ51の磨耗には不利な方向となる。しかしながら、第2のモータジェネレータ9の高回転・低トルク化に対応して変速機構8の変速比を大きく(高減速に)することで、パーキングギヤ51の小型化が可能となるため、ラチェッティング時のパーキングギヤ51の磨耗を抑制することができる。
本実施形態では、パーキングギヤ51が、二つのエンドプレート29,30のうち、ロータ26の軸方向においてギヤ46から遠い側のエンドプレート30に設けられている。従って、坂路においてパーキング装置50が解放される場合のガタ打ちによる衝撃トルクの発生をより確実に低減できる。例えば、ギヤ46が小径部45bにスプライン嵌合されている場合などにおいても、衝撃トルクを低減できる。パーキングギヤ51がギヤ46から遠い側のエンドプレート30に設けられていることで、パーキング装置50が作動した場合に、ギヤ46とエンドプレート30との間の動力伝達経路(MGシャフト45)が捻られる。従って、ギヤ46とエンドプレート30との間のMGシャフト45にスプライン等のガタ要素があったとしても、パーキング解放時に衝撃トルクが発生することを抑制できる。
また、本実施形態では、パーキングギヤ51がエンドプレート30に設けられることで、小型・低コスト化に有利である。新たにMGシャフト45にパーキングギヤ51を設けるためのスペースを確保することなく、パーキングギヤ51を設けることができる。エンドプレート30と、パーキングギヤ51の二つの部品を一つで兼用するため、部品を小型・低コスト化できる。また、ステータ25のコイルエンドの内方のスペースを有効利用してパーキング装置50を設置することで、小型・低コスト化ができる。
また、本実施形態では、ギヤ46が小径部45bに一体に形成されている。すなわち、ギヤ46が小径部45bにスプライン嵌合される場合等と異なり、ギヤ46と小径部45bとの間にガタ要素が存在しない。このため、パーキング解放時における衝撃トルクの発生をより効果的に抑制することができる。ロータ26から動力合成機構7までの間の動力の伝達経路にガタ要素が存在する場合、パーキング解放時に、駆動系が捻られた状態から解放され、復元することをきっかけに駆動系に捻り振動が発生することがある。このように捻り振動が発生した場合、スプライン等のガタ要素があると、トルク反転時にそのガタ要素でガタ打ちによる衝撃トルクが発生する可能性がある。これに対して、ギヤ46と小径部45bとが一体に形成されていることにより、衝撃トルクの発生が抑制される。動力伝達経路におけるロータ26と近い位置にガタ要素を設けないことで、効果的にパーキング解放時の衝撃トルクの発生を抑制できる。
(第2実施形態)
図5および図6を参照して第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
上記第1実施形態とは異なり、本実施形態のパーキング装置60(図5参照)では、パーキングギヤ61がギヤ46よりも第2のモータジェネレータ9側と反対側の部分に設けられている。このようにパーキングギヤ61を配置しても、坂路でパーキング装置60を解放した場合のガタ打ちによる衝撃トルクの発生を抑制できる。
図5は、本実施形態に係る装置の概略構成図である。図5に示すように、パーキングギヤ61は、軸方向においてギヤ46よりも第2のモータジェネレータ9側と反対側の部分、言い換えると、ギヤ46よりもエンジン1側の部分に設けられている。パーキングギヤ61は、MGシャフト45におけるギヤ46よりもエンジン1側の位置に軸受31と隣接して設けられている。
図6は、パーキング装置60付近の拡大図である。
MGシャフト45の小径部45bにおける先端部には、先端小径部45cが形成されている。先端小径部45cは、小径部45bにおける先端小径部45c以外の部分と比較して小径に形成されている。先端小径部45cの外周部には、パーキングギヤ61がスプライン嵌合されている。軸受31の内輪31aは、先端小径部45cにおけるパーキングギヤ61よりも軸方向の端部側に設けられている。先端小径部45cにおけるパーキングギヤ61よりもギヤ46側と、内輪31aよりもエンジン1側には、それぞれ抜け止めのスナップリング55が設けられている。
このように、パーキングギヤ61をギヤ46よりも第2のモータジェネレータ9側と反対側に設けることにより、第2のモータジェネレータ9において力行または回生する場合のトルクは、ギヤ46よりも第2のモータジェネレータ9側の部分のみに加わり、先端小径部45cには伝わらない。小径で捻り強度が低い先端小径部45cに伝わるトルクは、パーキング装置60が動作してパーキングポール62がパーキングギヤ61と係合した場合のみとなるため、静的最大トルクや疲労強度の点で有利である。
力行トルクや回生トルクが作用しないため、先端小径部45cの径を小さくし、パーキングギヤ61を小型化することが可能となる。パーキングギヤ61の小型化により、変速機構8で高減速される場合、すなわち、第2のモータジェネレータ9が高回転・低トルク化された場合であっても、パーキングギヤ61の磨耗を抑制することができる。また、パーキングギヤ61を小型化できるため、動力合成機構7や第1のモータジェネレータ6とパーキングギヤ61との干渉が生じにくくなる。これにより、トランスアクスルケース4内の各装置の配置における自由度を向上させることができる。
また、パーキングギヤ61と軸受31の内輪31aとが、隣接して設けられている。このため、スプラインが設けられて小径となることで剛性が低くなる範囲(先端小径部45c)が、軸受31による支持点の近くに限定されるため有利となる。また、先端小径部45cが軸受31による支持点の近くであるため、先端小径部45cの撓み量を小さくすることができる。また、パーキングギヤ61と内輪31aとをまとめて軸方向の両側をスナップリング55で止めるため、部品点数を削減できる。また、先端小径部45cにおいてMGシャフト45とパーキングギヤ61とを嵌合する構成とすることで、ギヤ46の歯切加工の際に、カッタがパーキングギヤ61と干渉することが防止され、歯切加工が容易となる。
本発明の動力伝達装置の第1実施形態に係る装置を示すスケルトン図である。 本発明の動力伝達装置の第1実施形態の軸配置を示す図である。 本発明の動力伝達装置の第1実施形態の第2のモータジェネレータ付近の概略構成を示す図である。 本発明の動力伝達装置の第1実施形態における第2のモータジェネレータの軸方向と直交する断面図である。 本発明の動力伝達装置の第2実施形態に係る装置の概略構成を示す図である。 本発明の動力伝達装置の第2実施形態の拡大図である。
符号の説明
1 エンジン
2 クランクシャフト
3 フライホイール
4 トランスアクスルケース
5 インプットシャフト
6 第1のモータジェネレータ
7 動力合成機構
7A 遊星歯車機構
8 変速機構
9 第2のモータジェネレータ
13 ステータ
14 ロータ
15 鉄心
16 コイル
18 サンギヤ
19 リングギヤ
20 ピニオンギヤ
21 キャリヤ
22 環状部材
23 カウンタドライブギヤ
25 ステータ
26 ロータ
27 鉄心
28 コイル
29,30 エンドプレート
31 軸受
32 オイルキャッチタンク
34 カウンタシャフト
35 カウンタドリブンギヤ
39 ファイナルリングギヤ
43 フロントドライブシャフト
44 前輪
45 MGシャフト
45a 大径部
45b 小径部
45c 先端小径部
46 ギヤ
50,60 パーキング装置
51,61 パーキングギヤ
52,62 パーキングポール
53 カム部材
54 ロックスリーブ
70 エンジン側ハウジング
71 エクステンションハウジング
72 エンドカバー
100 動力伝達装置

Claims (4)

  1. 車両の駆動源である第一の駆動源との間で動力を伝達する入力軸と、
    前記第一の駆動源と異なる前記駆動源である回転電機のロータが連結された回転電機軸と、
    前記入力軸の前記動力あるいは前記回転電機軸の前記動力のうち少なくともいずれか一方を前記車両の駆動軸に伝達する動力伝達機構と
    を備え、前記ロータと前記動力伝達機構との間の前記動力の伝達が、前記回転電機軸の軸方向における前記ロータの一方側に連結され、前記動力伝達機構と噛み合う回転電機軸回転部材により行われる動力伝達装置であって、
    パーキングギヤと、前記パーキングギヤと係合することで前記パーキングギヤの回転を規制する係合部材とを有するパーキング装置を備え、
    前記パーキングギヤが、前記ロータの前記軸方向の両端部のうち前記回転電機軸回転部材が設けられた側と反対側の端部に形成されている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置において、
    前記回転電機軸と前記回転電機軸回転部材とが一体に形成されている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1または2に記載の動力伝達装置において、
    前記ロータの回転を減速して前記動力伝達機構に伝達する変速機構を備える
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の動力伝達装置において、
    前記入力軸の中心軸線と前記回転電機軸の中心軸線とは位置が異なり、
    前記動力伝達機構は、前記入力軸と同軸に設けられ、前記入力軸から伝達される前記動力を前記駆動軸に伝達する動力伝達機構回転部材を備え、
    前記回転電機軸回転部材は、前記動力伝達機構回転部材の外周部と噛み合っている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
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