JP2009277394A - 組電池ケース、これを用いた組電池および大電力貯蔵設備 - Google Patents

組電池ケース、これを用いた組電池および大電力貯蔵設備 Download PDF

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正純 大石
Katsuo Hashizaki
克雄 橋崎
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Abstract

【課題】良好な放熱性能とメンテナンス性とを両立させ、複数を空間利用効率よく配置できる組電池ケースを提供することを目的とする。
【解決手段】略直方体形状をし、内部に複数のリチウム二次電池15を格納して組電池5を形成する組電池ケース17であって、前面部31に、正極端子ブスバー81および負極端子ブスバー79の取出部41,43と、内外を連通させる複数の前面スリット35と、を設け、前面部31に対向する背面部45に、内外を連通させる複数の背面スリット49を設け、底面部51に、内外を連通させる複数の貫通孔59を設けていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、組電池ケース、これを用いた組電池および大電力貯蔵設備に関するものである。
リチウム二次電池は、充放電する際に発熱する。このリチウム二次電池を複数個ケース内に格納して組電池とした場合、発熱によって熱がケース内に蓄積される。ケース内に熱が蓄積され、ケース内の温度上昇と共に電池温度が上昇すると、電池性能の劣化につながる可能性がある。
このため、たとえば、特許文献1に示されるように、放熱機能を備え、発熱による熱量を外部へ放熱し、温度上昇を抑制するものが提案されている。これは組電池の対向する面にそれぞれ複数の通風口を備え、この通風口によって形成される空気流で放熱するものである。
また、近年、この組電池を多数組合せより多くの電力を取り出せる大電力貯蔵設備が種々の場所で用いられている。このような大電力貯蔵設備は、たとえば、筐体に多数の組電池を縦横に並べて配置するようにされている。この場合、筐体をできるだけコンパクトにするために、組電池は相互に近接して配置されることになる。また、筐体の開放部に面するのは組電池の一面となる。
特開平10−112301号公報
ところで、特許文献1に示されるものは、略直方体形状をした組電池において通風口、組電池端子および制御ボードがそれぞれ別個の面に設けられているので、この組電池を複数用い、たとえば、一面が開放される筐体に配置して大電力貯蔵設備を形成するには、放熱性能とメンテナンス性の両立が難しい。
すなわち、通風口を有する面を開放面に位置させると、メンテナンスを要する組電池端子および制御ボードを有する面への接近が不自由になる。一方、組電池端子を有する面あるいは制御ボードを有する面のいずれかを開放面に位置させると、通風口を有する面が開放面に面さないので、放熱機能が低下する。
これは、たとえば、各組電池の上方および側方に空間を確保するようにするとある程度解消できるが、空間利用効率が低下し、大電力貯蔵設備が大型化する。
本発明は、上記問題に鑑み、良好な放熱性能とメンテナンス性とを両立させ、複数を空間利用効率よく配置できる組電池ケース、これを用いた組電池および大電力貯蔵設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明にかかる組電池ケースは、略直方体形状をし、内部に複数の単電池を格納して組電池を形成する組電池ケースであって、一側面部に、組電池正極端子および組電池負極端子の取出部と、内外を連通させる複数の第一開口部と、を設け、前記一側面部に対向する他側面部に、内外を連通させる複数の第二開口部を設け、底面部に、内外を連通させる複数の第三開口部を設けていることを特徴とする。
本発明にかかる組電池ケースでは、一側面部に複数の第一開口部が、それと対向する他側面部に複数の第二開口部が、底面部に複数の第三開口部が、それぞれ設けられているので、これらの開口部によって内部に気流が形成される。内部に複数の単電池を設置した場合、この気流によって各単電池で発生した熱が運び去られるので、良好な放熱性能が期待できる。
また、組電池ケースの一側面部に、組電池正極端子および組電池負極端子の取出部が設けられているので、内部に複数の単電池を設置し、組電池正極端子および組電池負極端子を装着し、組電池とした場合、これらのメンテナンスは、一側面部に接近することで行うことができる。
したがって、たとえば、複数の組電池を、一面が開放できる筐体に配置する場合、各組電池ケースの一側面部が筐体の開放面に沿って位置するように組電池を配置すると、全ての組電池の組電池正極端子および組電池負極端子に対するメンテナンスを容易に行うことができる。
また、この組電池ケースの一側面部に複数の第一開口部が備えられているので、筐体の一面が開放された場合、第一開口部は外気に直接さらされていることになる。そして、この組電池ケースの底面部の一側面部側(筐体の開放面側)も外気にさらされていることになる。これにより、電池ケースの第一開口部および第三開口部から空気が流入し易く、たとえば、この組電池ケースの他側面の第二開口部へ向かう気流ができる。この気流が各単電池で発生した熱を運び去るので、良好な放熱性能が期待できる。
このように、このように、組電池ケースの一側面部を開放面に沿うように配置することによって、他の面の状況によらず良好な放熱性能およびメンテナンス性が実現できるので、上下方向および幅方向で隣り合う組電池の間の間隙を小さくすることができる。これにより、空間利用効率が向上するので、複数の組電池をコンパクトに配置することができる。
なお、組電池ケースは、各単電池が設置される場合、各単電池相互間および各単電池と組電池ケースとの間に気流が通過する隙間が存在するように設置されるのが望ましい。
上記発明では、前記一側面部に、前記各単電池の状態を監視する監視回路基板を収納する基板収納部を設けるようにしてもよい。
このようにすると、監視回路基板に対するメンテナンスも、一側面部に接近することで行うことができる。
たとえば、複数の組電池を、一面が開放できる筐体に配置する場合、各組電池ケースの一側面部が筐体の開放面に沿って位置するように組電池を配置すると、全ての組電池の組電池正極端子および組電池負極端子ばかりでなく監視回路基板に対してもメンテナンスを容易に行うことができるので、メンテナンス性を一層向上することができる。
上記発明では、組電池ケースの前記第一開口部および前記第二開口部は、前記一側面部あるいは前記他側面部の幅方向に前記単電池が存在する範囲内に配置され、前記第三開口部は、前記単電池が存在する範囲内に配置されていてもよい。
このようにすると、第一開口部、第二開口部および第三開口部から流入する気流は確実に単電池に当接し、その周囲に沿って流れるので、放熱効率を向上させることができる。
上記発明では、組電池ケースの底面部には、前記単電池の下面を前記底面部の上面から間隔を開けて設置する設置部が設けられていてもよい。
このようにすると、第三開口部から流入する気流は単電池との間を滑らかに流れることができる。
本発明にかかる組電池は、上記に記載の組電池ケースと、前記組電池ケース内に格納され、電気的に接続された複数の単電池と、前記取出部から前記電池ケースの外部に突出された組電池正極端子および組電池負極端子と、前記基板収納部に収納され、前記各単電池の状況を監視する監視回路基板と、が備えられていることを特徴とする。
このような組電池によると、第一開口部、第二開口部および第三開口部から流入する空気によって内部に気流が形成されるので、この気流によって各単電池で発生した熱が運び去られるので、良好な放熱性能が期待できる。
また、組電池ケースの一側面部に、組電池正極端子および組電池負極端子ならびに監視回路基板が設けられているので、これらのメンテナンスは、組電池ケースの一側面部に接近することで行うことができる。
このため、複数の組電池を、一面が開放できる筐体に配置する場合、各組電池ケースの一側面部が筐体の開放面に沿って位置するように組電池を配置すると、全ての組電池の組電池正極端子および組電池負極端子ならびに監視回路基板に対するメンテナンスを容易に行うことができる。また、この組電池ケースの一側面部には複数の第一開口部が備えられているので、筐体の一面が開放された場合、第一開口部は外気に直接さらされていることになる。そして、この組電池ケースの底面部の一側面部側(筐体の開放面側)も外気にさらされていることになる。これにより、第一開口部および第三開口部から空気が流入し易く、たとえば、この組電池ケースの他側面の第二開口部へ向かう気流ができる。この気流が各単電池で発生した熱を運び去るので、良好な放熱性能が期待できる。
このように、組電池ケースの一側面部を開放面に沿うように配置することによって、他の面の状況によらず良好な放熱性能およびメンテナンス性が実現できるので、上下方向および幅方向で隣り合う組電池の間の間隙を小さくすることができる。これにより、空間利用効率が向上するので、複数の組電池をコンパクトに配置することができる。
本発明にかかる大電力貯蔵設備は、複数の上記に記載の組電池と、該組電池を格納する筐体と、を備え、前記組電池は、前記一側面部が前記筐体の開放面に位置するように配置され、相互に前記組電池正極端子および前記組電池負極端子が接続されていることを特徴とする。
このような大電力貯蔵設備では、組電池の一側面部を筐体の開放面に位置するように配置するので、メンテナンス性および放熱性能が良好で、かつ、コンパクトに構成することができる。
本発明によれば、略直方体形状の組電池ケースの一側面部に、組電池正極端子および組電池負極端子の取出部と、各単電池の状態を監視する監視回路基板を収納する基板収納部と、複数の第一開口部と、を設け、一側面部に対向する他側面部に、複数の第二開口部を設け、底面部に、複数の第三開口部を設けているので、メンテナンス性および放熱性能が共に良好な組電池を得ることができる。
また、この組電池を複数個筐体に格納する場合、メンテナンス性および放熱性能が良好で、かつ、コンパクトに構成することができる。
以下に、本発明の一実施形態にかかる大電力貯蔵設備1について、図面を参照して説明する。
図1は、大電力貯蔵設備1の概略構成を示す斜視図である。図2は、組電池5の概略構成を示す斜視図である。図3は、組電池ケース17の正面図である。図4は、組電池ケース17の背面図である。図5は、図3のX−X断面図である。図6は、図3のY−Y断面図である。図7は、図6のZ−Z視図である。図8は、図6のW−W断面図である。
大電力貯蔵設備1は、略直方体をした筐体3と、筐体3の内部に複数、たとえば、9個設置された組電池5と、で構成されている。
筐体3の一側面は外部に開口可能な開放面7とされている。開放面7を覆うようにヒンジ式に開閉される扉9が設けられている。
筐体3の内部は、2枚の棚11によって上下方向に3つの空間に仕切られている。この空間はさらに仕切板13によって幅方向に3つの空間に仕切られている。筐体3の内部は9つの空間に仕切られていることになる。
これらの各空間にそれぞれ組電池5が設置されている。
組電池5には、複数、たとえば、4個のリチウム二次電池(単電池)15を収納する略直方体形状の組電池ケース17が備えられている。
リチウム二次電池15は、略直方体形状をし、たとえば、ステンレス等の鋼材、アルミ系材料等で形成されている。
リチウム二次電池15の内部には、図示を省略しているが、リチウムイオンを含む非水電解液と、正極と、負極とが収納されている。
リチウム二次電池15の上面には、正極と接続された正極端子19と、負極に接続された負極端子21と、安全弁23と、が備えられている。(図7参照)
正極端子19および負極端子21は、円柱形状をし、それぞれ絶縁物25を介して取り付けられている。
正極端子19は、たとえば、アルミニウムで形成されている。負極端子21は、たとえば、銅で形成されている。
組電池ケース17は、樹脂で形成された下ケース27と上ケース29とで構成されている。下ケース27と上ケース29とは相互に嵌合され、一体に構成される。
組電池ケース17の前面部(一側面部)31には、図2および図3に示されるように下ケース27の上部位置に、内側に監視回路基板89を収納する基板収納部33が設けられている。基板収納部33は上部が開口した略直方体形状をしている。
基板収納部33の下方には、下端部まで上下方向に延在する前面スリット(第一開口部)35が複数、たとえば、10個設けられている。
前面スリット35は、下ケース27を厚さ方向に貫通するようにされている。前面スリット35は、幅方向に5個ずつのグループとされ、それぞれ内部に設置されるリチウム二次電池15が存在する範囲内に配置されている。
基板収納部33の前面側上部には、前面手摺37が設けられている。
基板収納部33の上方で、幅方向略中間位置には、下ケース27と上ケース29とで形成される導線用開口部39が設けられている。
導線用開口部39の幅方向外側で、上方側位置には、下ケース27と上ケース29とで形成される一対の端子用開口部(取出部)41,43が設けられている。
導線用開口部39および端子用開口部41,43は、組電池ケース17の内部と外部とを連通するように形成されている。
組電池ケース17の背面部(他側面部)45には、図4に示されるように下ケース27の上端部近傍位置に背面手摺47が、下ケース27の略下半分に、上下方向に延在する背面スリット(第二開口部)47が複数、たとえば、10個設けられている。
背面スリット47は、下ケース27を厚さ方向に貫通するようにされている。背面スリット47は、幅方向に5個ずつのグループとされ、それぞれ内部に設置されるリチウム二次電池15が存在する範囲内に配置されている。
組電池ケース17の底面部51には、図5に示されるように隅設置部(設置部)53と、辺設置部(設置部)55と、中央設置部(設置部)57と、貫通孔(第三開口部)59とが設けられている。
底面部51の下面は、下ケース27の下部の四隅および各辺の中間に設けられている下方に突出した足部61によって設置面との間に隙間ができるようにされている。
隅設置部53、辺設置部55および中央設置部57は、平面視が略矩形状をし、底面部51の上面から突起するように設けられている。
隅設置部53は、底面部51の四隅に設けられている。隅設置部53は下ケース27の2側面に沿って高く突起した隅ガイド部63と、隅ガイド部63の底面部51に接する面の内側に低く突起した平面を形成する隅設置座65とで構成されている。
辺設置部55は、底面部51の各辺の中間部分に設けられている。辺設置部55は、辺ガイド部67と辺設置座69とで構成されている。辺ガイド部67は平面視凸形状をし、底辺部が下ケース27の側面に沿って高く突起している。辺設置座69は、辺ガイド部67の底面部51に接する面の内側に低く突起した平面で形成されている。
中央設置部57は、底面部51の略中央部分に設けられている。中央設置部57は、中央ガイド部71と中央設置座73とで構成されている。中央ガイド部71は平面視十字形状をし、高く突起している。中央設置座73は、中央ガイド部71の底面部51に接する面の内側にそれぞれ低く突起した平面で形成されている。
リチウム二次電池15は、図5に示されるように隅ガイド部63の対向する内側面、一対の辺ガイド部67の一つの対向する内側面および中央ガイド部71の一つの対向する内側面に案内され、その四隅が隅設置座65、辺設置座69および中央設置座73の上に載置される。
したがって、リチウム二次電池15の底面は、底面部15の上方に間隔を空けて位置させられることになる。
複数の貫通孔59は、リチウム二次電池15が存在する範囲内に配置されている。
組電池ケース15には、図5および図6に示されるように4個のリチウム二次電池15が隅ガイド部63、辺ガイド部67および中央ガイド部71によって相互に感覚を空けて田の字を形成するように収納されている。
このとき、各リチウム二次電池15は、隣り合うリチウム二次電池15の正極端子19と負極端子21とが向き合うように配置されている。これらの正極端子19および負極端子21は、前面部31側を除いてブスバー75によって接続されている。ブスバー75の両端部には厚さ方向に貫通した孔が設けられている。
ブスバー75は、隣り合うリチウム二次電池15の正極端子19と負極端子21との上に載置され、ボルト77が穴を通って正極端子19および負極端子21の上端に設けられたネジ穴と螺合することによって固定して取り付けられる。
この隣り合う正極端子19と負極端子21とが順次ブスバー75によって接続されることによってリチウム二次電池15が直列に接続されることになる。
ブスバー75によって接続されていない前面部31側の負極端子21には、負極端子ブスバー(組電池負極端子)79がボルト77によって取り付けられている。負極端子ブスバー79は端子用開口部41を通って組電池ケース17の外側へ突出している。
ブスバー75によって接続されていない前面部31側の正極端子19には、正極端子ブスバー(組電池正極端子)81がボルト77によって取り付けられている。正極端子ブスバー81は端子用開口部43を通って組電池ケース17の外側へ突出している。
負極端子ブスバー79および正極端子ブスバー81の位置は、リチウム二次電池15の前後方向の向きを変えることによって逆に、すなわち、負極端子ブスバー79が端子用開口部43を、正極端子ブスバー81が端子用開口部41を通過する、ことができる。
全ての正極端子19および負極端子21には、電位を測定する導線83が接続されている。導線83には端部が略ドーナツ形をした電圧端子85が接続されている。電圧端子85はドーナツ形の空間部に挿入されるボルト87がボルト77の上端面に設けられたネジ穴に螺合されることによって取り付けられている。
これらの導線83は、導線用開口部39を通って基板収納部33に設けられた監視回路基板89に接続されている。監視回路基板89は、各端子における電位と、各電池容器内の圧力を監視するものであり、それらに異常があれば、たとえば、警報を出すあるいは運転を中止する等の処置をとる。
以上説明した本実施形態にかかる組電池5の組立について説明する。
下ケース27に4個のリチウム二次電池15を、それぞれ隅ガイド部63、一対の辺ガイド部67および中央ガイド部71に案内させ、隅設置座65、辺設置座69および中央設置座73の上に載置させる。
このとき、各リチウム二次電池15は、隣り合うリチウム二次電池15の正極端子19と負極端子21とが向き合うように設置される。
そして、前面部31側を除いて隣り合うリチウム二次電池15の正極端子19および負極端子21を、ブスバー75によって接続する。
前面部31側の正極端子19および負極端子21にそれぞれ正極端子ブスバー81および負極端子ブスバー79をそれらの端部が下ケース27の前面部31から外側に突出するように取り付ける。
これらのブスバーを取付けるボルト77の上端部に導線83の電圧端子85をボルト87によって取付ける。これらの導線83の他端部は下ケース27の前面部31から外側に出され、基板収納部33に取り付けられた監視回路基板89に接続される。
また、図示していないが、リチウム二次電池15の内部温度を測定する測定手段からの導線も監視回路基板89に接続される。
次いで、下ケース27に上ケース29を装着する。
このように形成された組電池5は、前面部31に複数の前面スリット35が、背面部45に複数の背面スリット49が、底面部51に複数の貫通孔59が、それぞれ設けられているので、これらから組電池5の内部に空気が流入し、内部に気流が形成される。この気流によって各リチウム二次電池15の発熱による熱量が運び去られるので、効率的な放熱を行うことができる。すなわち、放熱性能が良好である。
また、前面スリット35、背面スリット49および貫通孔59は、リチウム二次電池15が存在する範囲内に設けられているので、これらから流入する気流は確実にリチウム二次電池15に当接し、その周囲に沿って流れることになる。これにより、放熱効率を一層向上させることができる。
さらに、前面部31に、正極端子ブスバー81および負極端子ブスバー79ならびに監視回路基板89が装着されているので、これらのメンテナンスは、前面部31に接近することで行うことができる。
次に、このように組み立てられた組電池5を複数用いた大電力貯蔵設備1の形成について説明する。
複数の組電池5は、それぞれ筐体3の仕切板13で区切られた空間に前面部31が開放面7に位置するように設置される。
このとき中段に設置される組電池5の正極端子ブスバー81および負極端子ブスバー79は、その幅方向位置が上段および下段のそれとは逆の位置関係とされている。
同じ段に設置された隣り合う組電池5の正極端子ブスバー81と負極端子ブスバー79とを短結合ブスバー97によって接続する。また、一端側において上側および下側の組電池5の正極端子ブスバー81と負極端子ブスバー79とを長結合ブスバー99によって接続する。
これにより、全てのリチウム二次電池15が直列に接続された大電力貯蔵設備1が形成されることになる。
このように形成された大電力貯蔵設備1では、充放電させる場合、必要に応じて図1に示されるように扉9を開放して行うのが望ましい。
このようにすると、全ての組電池5の前面部31が開放面7に沿って配置されているので、前面スリット35は外気に直接さらされることになる。また、底面部51は足部61によって設置面との間に隙間が設けられているので、底面部51の下側に開放面7側である前面部31側から空気が流れることになる。
これにより、前面スリット35および貫通孔59から組電池5の内部に空気が流入し、たとえば、背面スリット49あるいは切欠部95へ向かう気流が生じる。この気流が各リチウム二次電池15で発生した熱を運び去るので、良好な放熱性能が期待できる。
また、全ての正極端子ブスバー81、負極端子ブスバー79、監視回路基板89、短結合ブスバー97および長結合ブスバー99は、開放面7に位置しているので、容易に接近できる。このため、これらに対するメンテナンスを容易に行うことができる。
このように、組電池5の前面部31を開放面7に沿うように配置することによって、他の面の状況によらず良好な放熱性能およびメンテナンス性を得られるので、上下方向および幅方向で隣り合う組電池5の間の間隙を小さくすることができる。これにより、空間利用効率が向上するので、複数の組電池5をコンパクトに配置し、コンパクトな大電流貯蔵設備1を構成することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、本実施形態にかかる大電力貯蔵装置は定置置きのものであるが、これは、たとえば、移動体に載置されるものとしてもよい。
また、開放面7は本実施形態のように前面部ではなく、上面、下面あるいは側面に設置されてもよい。
本発明の一実施形態に係る大電力貯蔵設備の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る組電池の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る組電池ケースの正面図である。 本発明の一実施形態に係る組電池ケースの背面図である。 図3のX−X断面図である。 図3のY−Y断面図である。 図6のZ−Z視図である。 図6のW−W断面図である。
符号の説明
1 大電力貯蔵設備
3 筐体
5 組電池
7 開放面
15 リチウム二次電池
17 組電池ケース
31 前面部
33 基板収納部
35 前面スリット
41 取出部
43 取出部
45 背面部
49 背面スリット
51 底面部
53 隅設置部
55 辺設置部
57 中央設置部
59 貫通孔
79 負極端子ブスバー
81 正極端子ブスバー
89 監視回路基板

Claims (6)

  1. 略直方体形状をし、内部に複数の単電池を格納して組電池を形成する組電池ケースであって、
    一側面部に、組電池正極端子および組電池負極端子の取出部と、
    内外を連通させる複数の第一開口部と、を設け、
    前記一側面部に対向する他側面部に、内外を連通させる複数の第二開口部を設け、
    底面部に、内外を連通させる複数の第三開口部を設けていることを特徴とする組電池ケース。
  2. 前記一側面部に、前記各単電池の状態を監視する監視回路基板を収納する基板収納部を設けていることを特徴とする請求項1に記載の組電池ケース。
  3. 前記第一開口部および前記第二開口部は、前記一側面部あるいは前記他側面部の幅方向に前記単電池が存在する範囲内に配置され、
    前記第三開口部は、前記単電池が存在する範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の組電池ケース。
  4. 底面部には、前記単電池の下面を前記底面部の上面から間隔を開けて設置する設置部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の組電池ケース。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の組電池ケースと、
    前記組電池ケース内に格納され、電気的に接続された複数の単電池と、
    前記取出部から前記電池ケースの外部に突出された組電池正極端子および組電池負極端子と、
    前記基板収納部に収納され、前記各単電池の状況を監視する監視回路基板と、
    が備えられていることを特徴とする組電池。
  6. 複数の請求項5に記載の組電池と、
    該組電池を格納する筐体と、を備え、
    前記組電池は、前記一側面部が前記筐体の開放を可能とする面に位置するように配置され、相互に前記組電池正極端子および前記組電池負極端子が接続されていることを特徴とする大電力貯蔵設備。
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