JP2005243580A - 電力貯蔵システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストを大幅に削減することのできる電力貯蔵システムを提供することを主たる目的とする。
【解決手段】 電力変換装置および保護回路が収容された電気室4と、少なくとも一つの二次電池をケース内に収容したモジュール電池が複数個収容された電池室5とを筐体6内に具備する電力貯蔵システム1であって、前記筐体6に、少なくとも一つの吸気口12と、少なくとも一つの排気口とが設けられ、前記筐体6内に、前記吸気口12と前記排気口とを連通する少なくとも一つの流路Rが形成されているとともに、各流路Rに少なくとも一つのファン15が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明はリチウムイオン電池などの二次電池を筐体内に収容した電力貯蔵システムに関するものである。
電力貯蔵システムとしては、たとえば、上面に安全弁を有する二次電池をラックに複数組み込んだものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−68266号公報
本電力貯蔵システムの商品性を考えた場合、電気事業者及び電力需要家双方が、それぞれメリットを得られる性能及びコストであることが好ましい。即ち、電気事業者においては昼夜電力負荷の平準化による発電コスト低減のメリットを確保し、同時に電力需要家も夜間電力の利用促進による電気料金削減のメリットを享受できることが好ましい。
かかる点から、本システムの開発にはイニシャルコスト低減への取組みと合わせて、よりイニシャルコストの回収を容易にするため、システムの高効率・長期(10年規模)運用が求められる。このため、キーコンポーネントである二次電池についても電池異常に対する安全化技術だけでなくシステムとして長期間健全に運用する技術が必要である。
しかしながら、特許文献1に記載されている電力貯蔵システムでは、二次電池が異常時のみの対策として冷媒を使用した冷却装置により冷却されるようになっており、健全運用時の電池環境制御という観点では言及されていない。また、特許文献1に記載されている技術は、冷却手段の運用条件如何でシステムの長期間健全性寄与すると推測するが、当技術は装置全体が大型化し、コストが高騰してしまうだけでなく、以下のような問題点があった。
(1)冷媒循環機構では、液体循環ポンプ等の重負荷動力機器を用いるため、冷却機構作動に要する消費電力が大きく、システム効率が低い。
(2)上記冷却機構の消費電力により発生する熱により、システム筐体の場所毎の温度分布を乱すおそれがあり、システム内に収められた多数の電池性能・劣化状況のアンバランスが生じ易い。
(3)冷媒を循環する場合、液体のシール技術が必要となるため、配管・シール材等の部材を多用する必要があり、筐体コストがかかる。
(4)冷媒循環機構の場合、冷媒漏れや循環ポンプ故障が生じた場合、取替煩雑であり修理費用がかかる等メンテナンス性が悪い。
また、特許文献1に記載された電力貯蔵システムは、屋外に設置することを想定して設計されていないため、電力貯蔵システムを屋外に設置した際、当該電力貯蔵システムに、たとえば、車両などが衝突した場合などの安全対策や、天候に対する対策が十分になされていないといった問題点があった。
さらに、特許文献1に記載された電力貯蔵システムを屋外に設置した際、当該電力貯蔵システムに隣接する場所で火災が発生した場合などの安全対策についても十分になされていないといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、製造コストを大幅に削減でき、メンテナンス性が良く、かつ高いシステム効率で運用可能な電力貯蔵システムを提供することを目的とする。
また、他の目的としては、種々の外的要因に対処し得る安全性の高い電力貯蔵システムを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
請求項1に記載の電力貯蔵システムは、電力変換装置および保護回路が収容された電気室と、少なくとも一つの二次電池をケース内に収容したモジュール電池が複数個収容された電池室とを筐体内に具備する電力貯蔵システムであって、前記筐体に、少なくとも一つの吸気口と、少なくとも一つの排気口とが設けられ、前記筐体内に、前記吸気口と前記排気口とを連通する少なくとも一つの流路が形成されているとともに、各流路に少なくとも一つのファンが設けられていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、ファンの回転により吸気口から取り入れられた外気は、筐体内に形成された流路に沿って筐体内を冷却した後、排気口から筐体外に排出されるようになっている。すなわち、簡易かつ比較的安価な構成により筐体内が冷却され、筐体内の温度上昇が防止されることとなる。また、本発明では空冷ファンを用いるため、冷媒循環方式に比べて循環ポンプなどの重負荷動力機器を用いる必要が無く、システム運用上の損失電力が低いために高いシステム効率を維持できる。更に空冷ファンは、冷媒循環機構に比べて故障時に取替容易であると同時に修理費も比較的安価であるといったようにメンテナンス性が良い。
請求項2に記載の電力貯蔵システムは、前記流路が、前記電気室を通過する第1の流路と、前記電池室を通過し、前記第1の流路とは独立して設けられた第2の流路とからなることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、電気室を主として冷却する第1の流路と、電池室を主として冷却する第2の流路とがそれぞれ独立して設けられているので、電気室内および電池室内をそれぞれ個別に冷却することができるようになり、前述した請求項1のものよりも温度の低い外気が電池室内に導かれるとともに、この比較的温度の低い外気によりモジュール電池が冷却されるようになる。
請求項3に記載の電力貯蔵システムは、前記電池室の側面および/または背面に、煙道空間が設けられていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、たとえば、当該電力貯蔵システムを屋外に設置し、当該電力貯蔵システムの側面あるいは背面に向かって車両などが衝突してきたとしても、これら煙道空間の外側に位置する壁面(すなわち、筐体を構成する壁面)の変形によって車両の衝撃を吸収することができ、煙道空間の内側に位置する壁面(すなわち、電池室を構成する壁面)の変形が防止されるとともに、電池室内に収容されたモジュール電池の変形や破損が防止されることとなる。
また、この煙道空間により断熱効果が得られることとなり、真夏でも電池室内の極端な温度上昇が防止されるとともに、二次電池の内部圧力の上昇に伴う生成ガスの噴出が防止される。一方、真冬においては電池室の極端な温度低下が防止され、二次電池の性能低下が防止されることとなる。
請求項4に記載の電力貯蔵システムは、イナートガスが充填されたガスボンベが前記筐体内に設けられているとともに、前記二次電池のそれぞれの温度を検知する電池温度検知手段および/または前記電池室内の温度を検知する筐体内温度検知手段が設けられており、前記二次電池のうちのいずれか一つの温度または前記電池室内の温度が第1の設定値を超えた場合に、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給されることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、電池温度検出手段および/または筐体内温度検知手段で検知された温度が第1の設定値(たとえば、80℃)を超えた場合に、電池室内にイナートガスが充満させられるようになっているので、電池室内での温度上昇が抑えられて、電池室内のモジュール電池が熱から守られるようになり、二次電池の劣化が防止される。
請求項5に記載の電力貯蔵システムは、前記筐体の外側に、屋外温度を検知する筐体外温度検知手段が設けられており、当該屋外温度が第2の設定値を超えた場合に、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給されることを特徴とする。

このような電力貯蔵システムによれば、筐体外温度検知手段で検知された温度が第2の設定値(たとえば、80℃)を超えた場合、すなわち、当該電力貯蔵システムの周囲で火災などが発生した場合に、電池室内にイナートガスが充満させられるようになっているので、当該電力貯蔵システムへの延焼が防止され、電池室内のモジュール電池が火災の熱から守られ、二次電池の劣化が防止される。
請求項6に記載の電力貯蔵システムは、前記筐体に、加速度センサが設けられており、前記筐体に所定値以上の加速度が加わった場合、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給されることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、加速度検知手段で検知された加速度が所定値を超えた場合、すなわち、車両等がある車速以上で当該電力貯蔵システムに衝突してきて、二次電池に変形や破損が生じて二次電池から高温の生成ガスが噴出したとしても、電池室内に充満されたイナートガスにより生成ガスの熱から電池室内の他のモジュール電池が守られることとなり、二次電池の劣化が防止される。

請求項7に記載の電力貯蔵システムは、前記筐体内温度検知手段で検知された温度が第3の設定値を越えた場合、前記ファンを動作させ、第4の設定値を下回った場合、前記ファンの動作を停止させることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、筐体内の温度が第3の設定値(たとえば、35℃)を越えるとファンが回り始め、筐体内を外気が通過するようになり、この外気により筐体内が冷却されることとなるので、筐体内の温度上昇が防止されることとなる。
一方、筐体内の温度が第4の設定値(たとえば、20℃)を下回るとファンの回転が止まり、筐体内へ外気が供給されなくなり、筐体内が冷却されなくなるので、筐体内の温度低下が防止されることとなる。

請求項8に記載の電力貯蔵システムは、前記筐体内に、イナートガスが充填されたガスボンベが設けられているとともに、前記電池室内に、当該電池室内の湿度を検知する筐体内湿度検知手段が設けられており、前記電池室内の湿度が第5の設定値を超えた場合、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給され、第6の設定値を下回った場合、前記イナートガスの供給が停止されることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、筐体内の湿度が第5の設定値(たとえば、80%)を超えると電池室内にガスボンベからイナートガスが供給されて、電池室内のパージが行われ、筐体内の湿度が低下させられるようになっているとともに、パージにより筐体内の湿度が第6の設定値(たとえば、70%)を下回るとイナートガスの供給が停止されるようになっている。

請求項9に記載の電力貯蔵システムは、前記イナートガスが、前記電気室を通過した後、前記筐体内に供給されるように構成されていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、電気室を通過する際にイナートガスが温められ、この温められたイナートガス、すなわち、湿度の低下させられたイナートガスが電池室内に供給されるようになっている。

請求項10に記載の電力貯蔵システムは、前記二次電池が、その上面に安全弁を有した構成とされ、前記ケースの上面に、前記安全弁から放出される生成ガスのすべてを前記モジュール電池の外側に導く導管をガイドする導管ガイドが設けられていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、安全弁から噴出した高温の生成ガスは、安全弁に対応して設けられた導管を通ってすべて、ケース外(すなわち、モジュール電池の外側)に排出されるようになっているので、当該生成ガスが同一モジュール電池内の他の二次電池に触れてしまうことが防止されるようになっている。

請求項11に記載の電力貯蔵システムは、前記ケースの側壁に、板厚方向に貫通する孔が多数個設けられていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、これら多数個の孔を通って外気がケース内に流入し、流入した外気が二次電池の外表面に沿って流れるようになるので、二次電池がより効率よく冷却され、電池室内の温度上昇が抑えられることとなる。

請求項12に記載の電力貯蔵システムは、前記ケースが、難燃剤を含有する樹脂性材料から作られていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、成型し易くかつ比較的安価な樹脂性材料からケースが作られているので、生産性が向上するとともに製造コストが抑えられるとともに、難燃剤を含んでいるので、たとえ仮に二次電池に火災が発生したり、あるいはモジュール電池の近傍で火災が発生したとしても延焼が最小限に食い止められ、なおかつ有害ガスの発生が防止されることとなる。

請求項13に記載の電力貯蔵システムは、前記筐体の上方および/または前記筐体の少なくとも一側方に、日除けが設けられていることを特徴とする。
このような電力貯蔵システムによれば、上方からの直射日光が当該電力貯蔵システムにあたらなくなるため、筐体内の温度上昇が抑えられて、電気室内に収められた電力変換装置の故障が防止され、電池室内に収められた二次電池の劣化が防止されて、二次電池の長寿命化が図られることとなる。
また、日除け部材により雨水や雪が、電力貯蔵システムの上面に直接あたらなくなるため、当該上面の腐食の進行が遅らされることになり、筐体の長寿命化が図られるとともに、仮に上面の腐食が進行したとしても、日除け部材により雨水、雪、塵埃の筐体内への進入がある程度防止されることとなる。
さらに、本電力貯蔵システムは屋外設置可能なことを目的としており、設置環境によっては駐車場に隣接する場合や近隣に道路がある場合も想定される。この場合、本電力貯蔵システム周辺を自動車が走行する状況となるため、万一本電力貯蔵システムに車両が衝突する事態も考えられる。当該日除け部材はこうした事象に対する安全機構としても有効であり、当該日除け部材に向かって車両などが衝突してきたとしても、これら日除け部材の変形によって車両の衝撃が吸収され、筐体を構成する壁面の変形が防止されて、電気室内に収容された電力変換装置や保護回路などの機器類、および電池室内に収容されたモジュール電池の変形や破損が防止される。
本発明によれば、以下の効果を奏する。

簡易かつ比較的安価な構成により筐体内が冷却され、筐体内の温度上昇が防止されることとなるので、製造コストを大幅に削減することができる。
また、種々の外的要因に対処し得る設備・構成を具備しているので、製品のシステム安全性を向上させることができる。
以下、本発明による電力貯蔵システムの第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は本発明による電力貯蔵システム1の正面図、図1(b)は図1(a)の左右の扉2,3を開いた状態を示す正面図である。
電力貯蔵システム1は、電気室4と、電池室5とを筐体6内に具備して構成されたものである。
図1(b)に示すように、電気室4は筐体6の一側方部に配置されており、この電気室4の内部には電力変換装置(インバータ)7や保護回路8、イナートガス(たとえば、二酸化炭素など)を貯蔵したガスボンベ9などが収められている。
また、電池室5は筐体6の他側方部および下部に配置されており、この電池室5の内部には22個のモジュール電池10が収められている。
これらモジュール電池10は筐体6のラック6aに組み込まれているとともに、配線11を介して電気的に直列接続されている。
筐体6の一部を構成する左扉2の上部、および電気室4の前面パネル4aの上部にはそれぞれ、吸気口12,13が設けられているとともに、これら吸気口12,13は、吸気口12の背面(すなわち、左扉2の背面)に設けられたダクト14により互いに接続されるようになっていて、吸気口12から取り入れられた外気のすべてが吸気口13を通って電気室4内に導かれるようになっている。
電気室4の前面パネル4aの下部には、2台のファン15が設けられている。これら2台のファン15は、吸気口12,13を介して外気を筐体6内に取り入れるとともに、電気室4内および電池室5内を冷却した当該外気を、筐体6の背面に設けられた図示しない排気口から排出するためのものである。外気の流路については後述する。
電池室5の正面側には、各ラック6aに対応してメッシュ板16がそれぞれ一枚ずつ、合計7枚設けられている。各メッシュ板16は、設置される場所に応じてメッシュの大きさが異なるように構成されており、ファン15から吐出された外気が、扉2,3の内面ではねかえって各ラック6aに均等に(均一に)流入していくようになっている。
図2に示すように、各モジュール電池10は、4個の二次電池17と、これら二次電池17を収容するケース18と、ケース18の上に配置される第1のカバー19と、第1のカバー19の上に配置されて第1のカバー19の上面を覆う第2のカバー20とを主たる要素として構成されたものである。
二次電池17としては、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケルカドニウム電池、ニッケル水素電池などが使用されるとともに、これら二次電池17もまた、配線11を介して電気的に直列接続されている。
各二次電池17の中央上面には、2個の安全弁17aが設けられている。これら安全弁17は、何らかの原因で内部短絡などを起こして内部温度が急激に上昇し、内部圧力が著しく上昇した場合に、内部圧力の上昇に伴って生成ガスを噴出させて、二次電池17の破裂を防止するものである。
また、各二次電池17の長手方向外側側面の上部中央部には、それぞれ温度センサ17b(電池温度検知手段)が設けられている。これら温度センサ17bは、それぞれバイメタル式(あるいは、サーミスタ式)の温度センサである。
ケース18は、二次電池17同士が互いに接触しないよう、二次電池17同士の間に所定の間隙ができるように二次電池17を収容するものである。
第1のカバー19は、二次電池17の上部側面を主として覆うものであり、その上面には、二次電池17の安全弁17aに対応した位置に第1の導管ガイド19aがそれぞれ設けられている。
第2のカバー20は、第1のカバー19の上面に載置されるとともに、第1のカバー19の上面を隙間なく覆うものであり、第1のカバー19の第1の導管ガイド19aに対応した位置(すなわち、二次電池17の安全弁17aに対応した位置)に第2の導管ガイド20aがそれぞれ設けられたものである。これら第1の導管ガイド19aと第2の導管ガイド20aを貫通して二次電池17の上面と隙間なく接触するよう安全弁排ガス導管20bが設置されている。
ケース18の上に第1のカバー19が載置されるとともに、第1のカバー19の上に第2のカバー20が載置されると、第1の導管19aと第2の導管20aとがそれぞれ接続されて、各安全弁17aに対応した8本の導管が形成されることとなる。尚、ケース18と第1のカバー19は嵌め合い構造(図示せず)により相互に可逆的に結合した状態である。
したがって、各安全弁17aから噴出した高温の生成ガスは、各安全弁17aに対応して設けられた第1の導管ガイド19aおよび第2の導管ガイド20aを貫通する導管20bによって、ケース18外(すなわち、モジュール電池10の外側)に排出されるようになっている。
ケース18、および第1のカバー19は、いずれも樹脂性材料(たとえば、ポリオレフィンやポリプロピレンなど)から作られた、難燃剤(たとえば、デカブロモジフェニルオキサイド(臭素系芳香族)、酸化アンチモン(アンチモン化合物)、TPP:トリフェニルホスフェート(有機リン)、水酸化アルミニウム(水酸化物)、ジメチルシロキサン(シリコーン)など)を含有するものである。
第2のカバー20は、ステンレス(SUS)から作られており、その内面(すなわち、第1のカバー19と対向する側の面)には断熱材(たとえば、カオウールなどのセラミクスファイバー)が、第2の導管20aを除く部分に貼り付けられている。
導管20bは、テフロン(登録商標)チューブ(あるいはアルミナチューブ)で構成されている。
図3は図1に示す電力貯蔵システム1の概略図であって、図中の実線矢印は筐体6内の外気の流れ、すなわち流路Rを示している。
図3に示すように、流路Rは、吸気口12→ダクト14→吸気口13→電気室4→ファン15→扉2,3の背面と前面パネル4aの表面およびメッシュ板16の表面との間に形成された空間S→電池室5→排気口の順に外気が流れるように形成されている。
すなわち、ファン15により吸気口12を通して筐体6内に取り入れられた外気は、ダクト14および吸気口13を通って電気室4内に導かれた後、電気室4内に収容された電力変換装置(インバータ)7や保護回路8などの機器類を冷却し、ファン15により一旦空間S内に放出され、メッシュ板16を通って電池室5に導かれた後、電池室5内に収容されたモジュール電池10を冷却し、排気口から排出される。
このように、ファン15により吸気口12から取り入れられた外気で、電気室4内および電池室5内を冷却した後、当該外気を排気口から排出することにより、電気室4内および電池室5内を冷却するための設備費を抑制することができ、製造費を低減させることができる。
また、扉2,3の背面と前面パネル4aの表面およびメッシュ板16の表面との間に空間Sが形成されることとなるので、たとえば、電力貯蔵システム1を屋外に設置し、当該電力貯蔵システム1の扉2,3に向かって車両などが衝突してきたとしても、扉2,3の変形によって車両の衝撃を吸収することができ、前面パネル4aおよびメッシュ板16の変形を防止することができるとともに、電気室4内に収容された電力変換装置7や保護回路8などの機器類、および電池室5内に収容されたモジュール電池10の変形や破損を防止することができる。
さらに、異常が生じた電池の安全弁17aから噴出した高温の生成ガスは、各安全弁17aに対応して設けられた第1の導管ガイド19aおよび第2の導管ガイド20aを通ってすべて、ケース18外(すなわち、モジュール電池10の外側)に排出されるようになっているので、当該生成ガスが同一モジュール電池10内の他の二次電池17に触れてしまうことを防止することができる。
さらにまた、二次電池17を収容するケース18、および第1のカバー19が、成型し易くかつ比較的安価な樹脂性材料から作られているので、生産性を向上させることができかつ製造コストを抑えることができるとともに、難燃剤を含んでいるので、たとえ仮に二次電池17に火災が発生したり、あるいはモジュール電池10の近傍で火災が発生したとしても延焼を最小限に食い止めることができ、なおかつ有害ガスの発生を防止することもできる。
本発明による電力貯蔵システムの第2実施形態について、図3と同様の図4を参照しながら説明する。
本実施形態における電力貯蔵システム21は、電気室4内に収容された電力変換装置7や保護回路8などの機器類を外気で冷却する第1の流路R1と、この第1の流路R1と独立して設けられ、電池室5内に収容されたモジュール電池10を外気で冷却する第2の流路R2とを備えている点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
本実施形態における電力貯蔵システム21では、左扉2の上部に設けられた吸気口12の背面側にファン22が設けられているとともに、電気室4の下部背面に図示しない第1の排気口が設けられている。
また、右扉3の上部には第2の吸気口23が設けられているとともに、この第2の吸気口23の背面側にファン24が設けられており、前述した第1実施形態と同じ、筐体6の背面に排気口が設けられている。
図4に示すように、流路R1は、吸気口12→ファン22→ダクト14→吸気口13→電気室4→第1の排気口の順に外気が流れるように形成されている。
一方、流路R2は、第2の吸気口23→ファン24→扉2,3の背面と前面パネル4aの表面およびメッシュ板16の表面との間に形成された空間S→電池室5→排気口の順に外気が流れるように形成されている。
すなわち、ファン22により吸気口12を通して筐体6内に取り入れられた外気は、ダクト14および吸気口13を通って電気室4内に導かれた後、電気室4内に収容された電力変換装置(インバータ)7や保護回路8などの機器類を冷却し、第1の排気口から排出される。
一方、ファン24により吸気口23を通して筐体6内に取り入れられた外気は、一旦空間S内に放出され、メッシュ板16を通って電池室5に導かれた後、電池室5内に収容されたモジュール電池10を冷却し、排気口から排出される。
このように、独立した流路R1,R2を設けることにより、電気室4内および電池室5内をそれぞれ個別に冷却することができるようになり、前述した第1実施形態のものよりも温度の低い外気が電池室5内に導かれるようになるので、モジュール電池10をより効果的に冷却することができるようになる。
その他の作用効果については、前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略する。
さて、図5(a)に示すような側方空間(煙道空間)S1および図5(b)に示すような後方空間(煙道空間)S2が設けられているとさらに好適である。
側方空間S1は、電池室5の他側の壁面を構成する側方仕切板5aと、筐体6の他側の壁面6bとの間に形成された空間である。側方仕切板5aは断熱性を有する材料からなり、電池室5内の各ラック6aの上方空間S3と側方空間S1とを連通する連通孔5bが形成されたものである。
後方空間S2は、電池室5の背側の壁面を構成する後方仕切板5cと、筐体6の背側の壁面6cとの間に形成された空間である。後方仕切板5cは断熱性を有する材料からなり、電池室5内の各ラック6aの上方空間S3と後方空間S2とを連通する連通孔5dが形成されたものである。
また、壁面6cの上方でかつ側方空間S1の後方には、前述した排気口(あるいは第1の排気口)6dが設けられており、電力貯蔵システム21の外部と、これら側方空間S1および後方空間S2とが連通可能な状態とされている。
このように、電池室5の他側方に側方空間S1が形成されるとともに、電池室5の後方に後方空間S2が形成されることにより、たとえば、電力貯蔵システム1を屋外に設置し、当該電力貯蔵システム1の他側の壁面6bあるいは背側の壁面6cに向かって車両などが衝突してきたとしても、壁面6bあるいは壁面6cの変形によって車両の衝撃を吸収することができ、側方仕切板5aあるいは後方仕切板5cの変形を防止することができるとともに、電池室5内に収容されたモジュール電池10の変形や破損を防止することができる。
また、電池室5の他側方に側方空間S1が形成されるとともに、電池室5の後方に後方空間S2が形成され、かつ側方仕切板5aおよび後方仕切板5cが、断熱性を有する材料で構成されることにより、これら側方空間S1および後方空間S2が断熱材の役割を果たすとともに、これら側方空間S1および後方空間S2内の熱が電池室5内に伝達することがないので、真夏でも電池室内の極端な温度上昇を防止することができるとともに、二次電池17の内部圧力の上昇に伴う生成ガスの噴出を防止することができる。また、真冬においては電池室の極端な温度低下を防止することができ、二次電池17の性能低下を防止することができる。
さらに、排気口6dが壁面6cの上方に設けられているので、電気室4内および電池室5内を冷却し終えた、空気よりも軽くなった外気が、側方空間S1および後方空間S2内に滞留することなく効率よく排気口6dから排出していくこととなるので、電力貯蔵システム21内の冷却効率を向上させることができる。
一方、上述した第1実施形態あるいは第2実施形態、もしくは側方空間S1および後方空間S2が設けられた第1実施形態あるいは第2実施形態のものに、図5に示すような消火兼冷却システムが具備されているとさらに好適である。
この消火兼冷却システム30は、前述したガスボンベ9と、配管31と、筐体外温度検知手段32と、電池室内温度検知手段(筐体内温度検知手段)33と、加速度検知手段34とを主たる要素として構成されたものである。
ガスボンベ9には、加圧されたイナートガスが充填されている。用いるイナートガスには、可燃性及び助燃性の無いものであれば用いることが可能であり、アルゴン等の希ガスの他、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素等を用いることができる。中でも、二酸化炭素は、他のガスに比べて比熱が大きく、冷却効果が高いことが期待されると共に、毒性が低く、コスト的にも安いため好ましい。
配管31は、ガスボンベ9と電池室5内の各ラック6aの上方空間s3とを連通し、ガスボンベ9内のイナートガスを各ラック6aに導くための導管である。配管31の末端部(すなわち、ガスボンベ9に接続されている側と反対側の端部)は、それぞれ電池室5の一側の壁面を構成する側方仕切板5eを板厚方向に貫通して各ラック6a内に突出させられている。
なお、側方仕切板5eは前述した側方仕切板5aおよび後方仕切板5c同様、断熱性を有する材料から構成されている。また、側方仕切板5eに形成された配管31の末端部を通すための貫通孔5fの径は、この配管31の末端部の外径と略同じと大きさに形成されており、なおかつ貫通孔5fと配管31との隙間にはシールが施されており、電池室5内に放出されたイナートガスが貫通孔5fを通って電気室4内に流入しないようになっている。
筐体外温度検知手段32は、前述した吸気口12の外表面(あるいは、隣接する建物などと対向する筐体6の外表面)に設けられて、筐体6外側の温度を検知するものである。
また、電池室内温度検知手段33は、最上段のラック6a、中段(第4段)のラック6a、および最下段のラック6aの天井面中央部に設けられて、電池室5内の温度を検知するものである。
これら筐体外温度検知手段32および電池室内温度検知手段33は、それぞれバイメタル式(あるいは、サーミスタ式)温度センサである。
加速度検知手段34は、電力貯蔵システム1の外板を構成する、扉2,3、壁面6b,6c、電力貯蔵システム1の一側の壁面6eのうちの少なくともいずれか一つに設けられて、当該外板に衝撃が加えられたときの当該外板の加速度を検知する加速度センサである。
筐体外温度検知手段32および電池室内温度検知手段33を構成する温度センサのうち、あるいは前述した各二次電池17に設けられた温度センサ17bのうち、少なくとも一つの温度センサで検知した温度が、設定値(たとえば80℃)を超えた場合、もしくは、加速度検知手段34を構成する加速度センサで検知した加速度が所定値を超えた場合には、配管31を介してガスボンベ9から各ラック6a(電池室5)内にイナートガスが瞬時に供給されるようになっている。
また、イナートガスが電池室5内に放出される際、ファン15,22,24は停止させて、電池室内に充満したイナートガスが筐体外へ強制排気されてしまうことを防ぐようにしている。
このように、吸気口12の外表面(あるいは、隣接する建物などと対向する筐体6の外表面)に筐体外温度検知手段32が設けられ、この筐体外温度検知手段32で検知された温度が設定値を超えた場合、すなわち、当該電力貯蔵システム1,21の周囲で火災などが発生した場合に、電池室5内にイナートガスが充満させられるようになっているので、当該電力貯蔵システム1,21への延焼を防止することができるとともに、電池室5内のモジュール電池10を火災の熱から守ることができて、二次電池17の損傷を防止することができる。
また、電池室5内のラック6aの天井面に電池室内温度検知手段33が設けられ、この電池室内温度検知手段33で検知された温度が設定値を超えた場合、すなわち、二次電池17の安全弁17aから高温の生成ガスが噴出したり、あるいは二次電池17に火災が発生した場合に、電池室5内にイナートガスが充満させられるようになっているので、電池室5内での他のモジュール電池10への延焼を防止することができるとともに、電池室5内の他のモジュール電池10を熱から守ることができて、二次電池17の劣化を防止することができる。
さらに、電力貯蔵システム1の外板に加速度検知手段34が設けられ、この加速度検知手段34で検知された加速度が所定値を超えた場合、すなわち、車両などがある車速以上で当該電力貯蔵システム1,21に衝突してきて、二次電池17に変形や破損が生じて二次電池17から高温の生成ガスが噴出したとしても、電池室5内に充満されたイナートガスにより生成ガスの熱から電池室5内の他のモジュール電池10を守ることができて、二次電池17の劣化を防止することができる。
また、図5に示した筐体外温度検知手段32および電池室内温度検知手段33を構成する温度センサのうち、少なくとも一つの温度センサで検知した温度が、(第3の)設定値(たとえば35℃)を超えた場合にファン15,22,24を動作させ、(第4の)設定値(たとえば、20℃)を下回った場合にファン15,22,24を停止させるように構成されているとさらに好適である。
このように、筐体6内(具体的には、電気室4内および電池室5内)の温度が設定値を越えるとファン15,22,24が回り始め、筐体6内を外気が通過するようになり、この外気により電気室4内および電池室5内が冷却されることとなるので、筐体6内の温度上昇を防止することができるとともに、電気室4内に収められた電力変換装置7の故障を防止することができ、電池室5内に収められた二次電池17の劣化を防止することができて、二次電池17の長寿命化を図ることができる。
一方、筐体6内(具体的には、電気室4内および電池室5内)の温度が設定値を下回るとファン15,22,24の回転が止まり、筐体6内へ外気が供給されなくなり、電気室4内および電池室5内が冷却されなくなるので、筐体6内の温度低下を防止することができるとともに、電池室5内に収められた二次電池17の性能低下を防止することができる。
以上説明してきた電力貯蔵システム1,21の上方および/または両側方に、日除け部材40,41,42が設けられているとさらに好適である。
電力貯蔵システム1,21の上方に設けられる日除け部材40は、電力貯蔵システム1,21の上面6fを覆うものであり、たとえば、電力貯蔵システム1,21の上壁面6fあるいは背壁面6cに取り付けられた支柱、もしくは地面に立設された支柱に取り付けられたものである。
日除け部材40は、上壁面6fと同じ大きさかあるいは若干大きめに形成されたものであり、上面6fから所定距離離間して配置されている。
電力貯蔵システム1,21の側方に設けられる日除け部材41,42は、電力貯蔵システム1,21の壁面6b,6eを覆うものであり、たとえば、電力貯蔵システム1,21の側壁面6b,6eに取り付けられた支柱、もしくは地面に立設された支柱に取り付けられたものである。
日除け部材41,42は、壁面6b,6eと同じ大きさかあるいは若干大きめに形成されたものであり、対向する壁面6b,6eから所定距離離間して配置されている。
また、日除け部材41,42にはそれぞれ、通風用のグリル41a,42aが設けられており、これらグリル41a,42aを通って外気が自由に行き来できるようになっている。図6に示すように、グリル41a,42aは、その外表面にあたった雨水が、内方から外方へ(すなわち、電力貯蔵システム1,21から遠ざかる方向に)流れていくように傾斜させられており、雨水が電力貯蔵システム1,21の壁面6b,6eにあたり難いようになっている。
このように、日除け部材40,41,42を電力貯蔵システム1,21の周りに配置することにより、直射日光が電力貯蔵システム1,21にあたるのを防止することができるので、筐体6内の温度上昇を防止することができるとともに、電気室4内に収められた電力変換装置7の故障を防止することができ、電池室5内に収められた二次電池17の劣化を防止することができて、二次電池17の長寿命化を図ることができる。
また、当該日除け部材41,42に向かって車両などが衝突してきたとしても、これら日除け部材41,42の変形によって車両の衝撃を吸収することができ、壁面6b,6eの変形を防止することができるとともに、電気室4内に収容された電力変換装置7や保護回路8などの機器類、および電池室5内に収容されたモジュール電池10の変形や破損を防止することができる。
さらに、日除け部材40,41,42により雨水や雪が、電力貯蔵システム1,21の上面6fあるいは壁面6b,6fに直接あたることを防止することができるので、当該上面6fあるいは壁面6b,6fの腐食の進行を遅らせることができ、筐体6の長寿命化を図ることができるとともに、仮にこれら上面6fあるいは壁面6b,6fの腐食が進行したとしても、日除け部材40,41,42により雨水、雪、塵埃の筐体6内への進入をある程度防止することができる。
図7に示すように、図2を用いて説明したケース18の壁面に、空冷用の孔(すなわち、通風孔)が多数設けられているとさらに好適である。なお、図7において図2と同じ部材には同じ符号を付している。
この空冷用の孔51aは、メッシュ板16と平行関係にあるケース51の二壁面(すなわち、メッシュ板16を通過してきた外気の流れ方向に対して直交する面を有する壁面)52,53にそれぞれ設けられており、メッシュ板16を通過してきた外気の一部が、ケース51内に収められた二次電池17の外表面に沿って流れて二次電池17を冷却した後、反対側の壁面に形成された空冷用の孔を通ってケース51外に流出していくようになっている。
このように、ケース51の壁面52,53に多数の空冷用の孔51aを設けることにより、外気が二次電池17の外表面に沿って流れるようになるので、二次電池17をより効率よく冷却することができて、電池室5内の温度上昇を抑えることができる。
また、上述した実施形態において、筐体内の湿度を一定値(たとえば、80%)以下に保つような構成が設けられているとさらに好適である。
すなわち、上述した電池室内温度検知手段33と略同じ位置に湿度センサを設け、これら湿度センサで検知された湿度が(第5の)設定値(たとえば、80%)を超えると電池室内にガスボンベからイナートガスが供給されて、電池室内のパージが行われ、筐体内の湿度が低下させられるようになっている。
これにより、電池室内(あるいは筐体内)の湿度が常に設定値以下に保たれることとなって、電池室内(あるいは筐体内)における凝縮水の発生を防止することができて、筐体や筐体内に収められた構成品等の腐食を防止することができるとともに、風路抵抗の増加を防止することができる。
また、パージにより筐体内の湿度が(第6の)設定値(たとえば、70%)を下回るとイナートガスの供給が停止されるようになっており、イナートガスが必要以上に消費されるのを防止することができて、運用コストを低減させることができる。
さらに、ガスボンベから電池室にいくまでに、電気室内の空気によりイナートガスが温められるように構成されていると好適である。
これにより、イナートガス中の水分が蒸発して、加熱されないガスよりも湿度の低いガスが電池室内に供給されることになるので、パージによる湿度低下の時間を早めることができて、イナートガスの消費量を節減することができるとともに、イナートガスの熱により電池室内に収められた構成品等に付着した水分を蒸発させることができて、構成品等の腐食をさらに防止することができるとともに、風路抵抗の増加をさらに防止することができる。
本発明による電力貯蔵システムの第1実施形態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は(a)の左右の扉を開いた状態を示す正面図である。 図1に示すモジュール電池の分解斜視図である。 図1に示す電力貯蔵システムの概略図であって、筐体内の外気の流れを説明するための図である。 本発明による電力貯蔵システムの第2実施形態を示す図であって、図3と同様の図である。 本発明による電力貯蔵システムの変形実施形態を示す図であって、(a)は正面から見た概略断面図、(b)は右側方から見た概略断面図である。 本発明による電力貯蔵システムの他の変形実施形態を示す概略正面図である。 図2に示すモジュール電池の変形実施形態を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 電力貯蔵システム
2 筐体扉
3 筐体扉
4 電気室
4a 電気室前面パネル
5 電池室
5a 電池室側方仕切板
5b 連通孔
5c 電池室後方仕切板
5d 連通孔
5e 電池室側方仕切板
5f イナートガス導入用貫通孔
6 筐体
6a ラック
6b 筐体側壁面
6c 筐体背壁面
6d 排気口
6e 筐体側壁面
6f 筐体上壁面
7 電力変換装置
8 保護回路
9 ガスボンベ
10 モジュール電池
11 配線
12 吸気口
13 吸気口
14 ダクト
15 ファン
16 メッシュ板
17 二次電池
17a 安全弁
18 ケース
19 モジュール電池第1カバー
19a 導管ガイド
20 モジュール電池第2カバー
20a 導管ガイド
20b 安全弁排ガス導管
21 電力貯蔵システム
22 ファン
23 吸気口
24 ファン
31 イナートガス配管
32 筐体外温度検知手段
33 電池室内温度検知手段(筐体内温度検知手段)
34 加速度センサ
40 日除け部材
41 日除け部材
41a 通風用グリル
42 日除け部材
42a 通風用グリル
51a 孔
52 壁面(側壁)
53 壁面(側壁)
R 流路
R1 第1の流路
R2 第2の流路
S1 側方空間S1(煙道空間)
S2 後方空間S2(煙道空間)

Claims (13)

  1. 電力変換装置および保護回路が収容された電気室と、
    少なくとも一つの二次電池をケース内に収容したモジュール電池が複数個収容された電池室とを筐体内に具備する電力貯蔵システムであって、
    前記筐体に、少なくとも一つの吸気口と、少なくとも一つの排気口とが設けられ、
    前記筐体内に、前記吸気口と前記排気口とを連通する少なくとも一つの流路が形成されているとともに、各流路に少なくとも一つのファンが設けられていることを特徴とする電力貯蔵システム。
  2. 前記流路が、前記電気室を通過する第1の流路と、前記電池室を通過し、前記第1の流路とは独立して設けられた第2の流路とからなることを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵システム。
  3. 前記電池室の側面および/または背面に、煙道空間が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力貯蔵システム。
  4. イナートガスが充填されたガスボンベが前記筐体内に設けられているとともに、前記二次電池のそれぞれの温度を検知する電池温度検知手段および/または前記電池室内の温度を検知する筐体内温度検知手段が設けられており、前記二次電池のうちのいずれか一つの温度または前記電池室内の温度が第1の設定値を超えた場合に、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
  5. 前記筐体の外側に、屋外温度を検知する筐体外温度検知手段が設けられており、当該屋外温度が第2の設定値を超えた場合に、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給されることを特徴とする請求項4に記載の電力貯蔵システム。
  6. 前記筐体に、加速度センサが設けられており、前記筐体に所定値以上の加速度が加わった場合、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給されることを特徴とする請求項4または5に記載の電力貯蔵システム。
  7. 前記筐体内温度検知手段で検知された温度が第3の設定値を越えた場合、前記ファンを動作させ、第4の設定値を下回った場合、前記ファンの動作を停止させることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
  8. 前記筐体内に、イナートガスが充填されたガスボンベが設けられているとともに、前記電池室内に、当該電池室内の湿度を検知する筐体内湿度検知手段が設けられており、前記電池室内の湿度が第5の設定値を超えた場合、前記ガスボンベ内の前記イナートガスが、前記電池室内に供給され、第6の設定値を下回った場合、前記イナートガスの供給が停止されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
  9. 前記イナートガスが、前記電気室を通過した後、前記筐体内に供給されるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の電力貯蔵システム。
  10. 前記二次電池が、その上面に安全弁を有した構成とされ、前記ケースの上面に、前記安全弁から放出される生成ガスのすべてを前記モジュール電池の外側に導く導管をガイドする導管ガイドが設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
  11. 前記ケースの側壁に、板厚方向に貫通する孔が多数個設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
  12. 前記ケースが、難燃剤を含有する樹脂性材料から作られていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
  13. 前記筐体の上方および/または前記筐体の少なくとも一側方に、日除けが設けられていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
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