JP2000149900A - 電池収納モジュール装置及び電池収納装置 - Google Patents
電池収納モジュール装置及び電池収納装置Info
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Abstract
ル装置では、電池の位置によって温度差が生じる。この
ような状態で長期使用されると、電池特性の差が徐々に
拡大し、装置全体の信頼性が損なわれる。そのような不
都合がなく、構造の簡素化された電池収納モジュール装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 空気流通用の多数の開口部28を有し内
面に複数の梁32を左右に張りわたした上板21および
下板22、上板および下板の左右端部を連結する左右の
側板23、24、上板および下板の左右と後部に配した
支柱25、26、27、並びに、端子を有する蓋部を前
面にして上板および下板の梁間に横並びに配列された複
数の単電池1を具備し、単電池は相対向する外側面に奥
手方向に伸びる複数のリブ12を有し、そのリブが隣接
する電池のリブと突き合わされ、かつその突き合わせ面
に、前記リブに設けた凹部によって前記上板および下板
に対して垂直方向に連通する間隙部13が形成された電
池収納モジュール装置。
Description
合わせることにより高電圧、大容量を得るための非常電
源に用いられる電池収納モジュール装置および電池収納
装置に関するものである。
アップ電源、非常照明用電源等には高い電圧で大容量の
蓄電池が使用されており、この種の用途にはメンテナン
スの簡素化を図るために充電中に発生する酸素ガスを負
極で吸収するいわゆる酸素サイクルを利用した密閉形鉛
蓄電池が多く用いられるようになってきつつある。しか
しながら、大容量電池を多く用いると、電池重量が増加
することにより収納装置にかかる材料が多くなり構造が
複雑化するためコスト高になる傾向を有していた。一
方、電池の使用中には電池が発熱し、その際に複数の電
池を組み合わせて使用しているため、中央部では熱が蓄
積され放熱されにくく、外側に位置する電池に比べ高い
温度で使用されることになる。このため内側と外側に位
置する電池では使用環境温度に差があるため電池特性が
異なり、長期間にわたり使用するとこの差が拡大される
ため、信頼性が重要な電源装置自体に大きな影響を及ぼ
す原因となっていた。さらに、縦方向に複数組み合わせ
て高電圧の電池収納装置を構成した場合、これらの温度
差はさらに助長されることになる。このため、積層した
上板と下板と支柱で構成される空間に端子が左右に位置
するように複数電池を挿入する単電池収納モジュールが
提案されている(特開平6−89706号公報)。しか
しながら、電池を積層しているため、上下の隣接電池と
の間に空間部がなく、使用中の特に充電時に発生する熱
を放出できず、長期間使用するうちに電池特性に差を生
じ易い。この種の電源装置は、定電圧充電されているか
ら、電池温度が徐々に上昇するにつれて電池の充電電圧
が低下するため、充電電流が増加する熱逸走を生じ、致
命的な故障に至ることがある。
とあいまって放熱効果を考慮した構造を有し、電池の信
頼性を向上させるとともに、構造の簡素化が図れる電池
収納モジュール装置を提供することを目的とする。さら
に、本発明の他の目的は、前記モジュール装置を組み合
わせた大型の電池収納装置を提供することである。
ール装置は、複数の梁を左右に張りわたした上板および
下板、上板および下板の左右端部を連結する左右の側
板、上板および下板の少なくとも後部に配した支柱、並
びに、端子を有する蓋部を前面にして上板および下板の
間に横並びに配列された複数の単電池を具備し、前記単
電池は相対向する外側面に奥手方向に伸びる複数のリブ
を有し、そのリブが隣接する電池のリブと突き合わさ
れ、かつその突き合わせ面に、前記リブに設けた凹部に
よって前記上板および下板に対して垂直方向に連通する
間隙部が形成されていることを特徴とする。ここにおい
て、上板および下板は、それぞれ梁を内面に固定し、空
気流通用の多数の開口部を有することが好ましい。上板
および下板は、さらに、奥手側を手前側へ折り曲げ加工
して最奥の梁上に当接する垂下片を有し、前記垂下片が
前記電池の底に接して電池の奥手方向の位置決めをする
構成とするのが好ましい。また、上板および下板は、手
前側を折り曲げ加工した立上片を有し、これらの立上片
に前記隣接する電池の端部を拘束する留め具を固定する
孔を設けた構成が好ましい。左右の側板は、前記梁に対
応する部分に切り欠き部を有するとともに上下には上板
および下板に接する折曲片を有し、前記切り欠き部にお
いて上板および下板が支柱により連結されている構成が
好ましい。
たした上板および下板、上板および下板の左右端部を連
結する左右の側板、上板および下板の後部に配した支
柱、並びに、端子を有する蓋部を前面にして上板および
下板の間に横並びに配列された複数の単電池を具備し、
前記単電池は相対向する外側面に奥手方向に伸びる複数
のリブを有し、そのリブが隣接する電池のリブと突き合
わされ、かつその突き合わせ面に、前記リブに設けた凹
部によって前記上板および下板に対して垂直方向に連通
する間隙部が形成されている電池収納モジュール装置を
提供する。この電池収納モジュール装置において、左右
の側板は、上下面および前後面を形成する折曲片および
前記折曲片の端部を内側に折り曲げた補強片を有し、前
記補強片が相互に溶接されている構成が好ましい。さら
に、本発明は、上記の電池収納モジュール装置の複数個
が上下方向に積み重ねられ、隣接する電池収納モジュー
ル装置の上板と下板とがそれらの隅に設けられた孔に挿
通されたボルトとナットにより結合された電池収納装置
を提供する。
は、上記のように、複数の梁を左右に張りわたした上板
および下板、上板および下板の左右端部を連結する左右
の側板、上板および下板の少なくとも後部に配した支
柱、並びに、端子を有する蓋部を前面にして上板および
下板の間に横並びに配列された複数の単電池を具備し、
前記単電池は相対向する外側面に奥手方向に伸びる複数
のリブを有し、そのリブが隣接する電池のリブと突き合
わされ、かつその突き合わせ面に、前記リブに設けた凹
部によって前記上板および下板に対して垂直方向に連通
する間隙部が形成されている。そして、隣接する電池の
リブ同士の突き合わせ部に上板および下板に対して垂直
方向に連通する間隙部が形成されるから、この間隙部に
電池に生じた熱を放散する空気の対流路が形成される。
また、上板および下板に左右に張り渡した梁が、横並び
に配列された複数の電池を支える役目をするとともに、
梁の存在によって電池収納モジュール装置における上板
および下板と電池の間、または電池収納モジュール装置
同士の間に空間部が形成され、この空間部が各電池の温
度のバランスをとる役割をする。従って、本発明によれ
ば、電池収納モジュール装置を複数段に積み重ね、多数
の電池を集合させた場合においても、電池の配列される
位置による温度差が生じにくく、信頼性の高い電源装置
を得ることができる。また、本発明は、基本的には、金
属板の加工による多段の積み重ねが可能な構造堅固な電
池収納モジュール装置が得られる。
好ましい実施の形態により説明する。まず、単電池1の
構造を図11〜図13を参照して説明する。単電池1
は、正極板と負極板とをセパレータを介して積層した極
板群および電解液を収容した合成樹脂、例えばポリプロ
ピレン製の電槽2、並びに電槽2の上部開口部に熱溶着
された同じ合成樹脂製の蓋3から構成されている。蓋3
は、周縁に狭い段部4を残して一段高い膨出部5を有
し、この膨出部5上に正極端子6、負極端子7および安
全弁8を突出させている。この電池は、公称電圧2V、
公称容量1200Ah、重量約90kg、総高580m
mの密閉形鉛蓄電池である。
0、10と、他方の幅の広い側壁11、11および底壁
から構成され、側壁10の幅は180mm、側壁11の
幅は後述のリブを含めて280mmである。そして、側
壁10には、縦方向に伸びた幅3.5mmのリブ12を
2mm間隔で5個有するリブ群を約8mm間隔で5組設
けている。各々のリブ12は、図13に示すように、縦
方向の長さ20mm、高さ5mmの高部分12h、長さ
20mm、高さ2mmの低部分12l、及び両者を結ぶ
中間部分12mの繰り返しで構成されている。そして、
図3のように電池の複数を側壁10が相互に接するよう
に並べると、リブ12の高部分12hが相互に突き合わ
され、凹部を形成する低部分12lから中間部分12m
の間には、各リブ間を連通する間隙部13が形成され
る。電槽2の側壁11には、縦方向に伸びた幅3.5m
m、高さ4mmのリブ14を2mm間隔で5個有するリ
ブ群を約26mm間隔で5組設けている。側壁10およ
び11の厚さはいずれも4mmであるが、極板群の圧力
が加わる側壁10、10ではリブ群の間隔を狭くして極
板群の膨張による変形を防止する強度を保たせている。
リブ12の低部分12lの高さおよびリブ14の高さ
は、蓋3と溶着される電槽2の開口縁の高さに合わせて
いるので、リブ12の高部分12hが電槽2の横方向に
張り出して、電池1の横幅を規定する。
る。図1に示すモジュール装置20は、主として、上板
21、下板22、左右の側板23及び24、側板23及
び24に組み合わせる支柱25及び26、並びに後部に
配する支柱27から構成されている。上板21及び下板
22は、長手方向が930mm、奥行き方向が560m
mとなるように、厚み2mmの鋼板から作製した。上板
及び下板は、それぞれ長手方向へ14個配列した開口部
28の列を3列設けている。開口部28の形状は、奥行
き方向に延びる長方形またはだ円形がよい。この例で
は、長さ75mm、幅14mmの略長方形とした。開口
部28は打ち抜きにより形成してもよいが、ここでは変
形プレス方式により形成した。
に、手前側は15mmのところを上方向へ直角に折り曲
げ、さらに奥手方向15mmのところを直角に折り曲げ
ることにより、立上片29を設けている。これにより開
口部28が存在する第1の平面22aより高い位置に、
第2の平面22bが形成される。立上片29には電池を
固定するための留め具30を取り付ける孔31を設けて
いる。下板22の内面には、開口部28の列を挟むよう
に、鋼板を加工した高さ15mm、幅30mmの角筒状
の4本の梁32が溶接されている。下板22の奥手側に
は折り曲げ加工により、高さ30mmの立上片33、端
部が梁32b上に当接する垂下片34、および両者間に
形成された第3の平面22cを有する。第2の平面22
b、第3の平面22c、垂下片33、および一番奥の梁
32bは、各々両端部を35mmずつ下板22より長さ
を短くしている。そして、下板22の四隅付近には孔3
5を設けている。
用することができる。すなわち、上板21は、下板22
の表裏を反対にしたものを用いる。このため、上板と下
板は共通化できるので、部品管理の面で便利である。側
板23と24は上板21と下板22の左右に配するもの
で、左右対称形に作られている。図6により右側板24
の構造を説明する。側板24の上下には、上板21およ
び下板22の梁32に対応させて切欠き部36を有し、
さらに上下には上板および下板と接するように外側へ直
角に折り曲げた折曲片37を有する。そして、折曲片3
7の手前側および奥手側の端部には上板21および下板
22の孔35に対応する孔38を設けている。側板24
の手前側および奥手側にも外側へ直角に折り曲げた折曲
片39を有する。
るには、上板21および下板22の左右にそれぞれ側板
23および24を、上板および下板の孔35と側板23
および24の孔38が連通するように組み合わせ、側板
23および24の上下の折曲片37を上板21及び下板
22の端部内面に溶接する。上記の溶接とともに、側板
23および24の切欠き部36に配した支柱25および
26の上下端面を上板21および下板22の梁32に溶
接し、支柱27の上下端面は、上板21および下板22
の第3の平面22cに溶接する。支柱25、26および
27は、鋼板を折り曲げ加工により角筒状に形成したも
のである。電池収納モジュール装置を構成する上板2
1、下板22、並びに左右の側板23および24は、主
として平板状のものであるが、上板および下板の内面に
溶接した梁32とともに、上板と下板との間に溶接した
支柱25〜27により、電池収納モジュール装置は強固
な構造体となる。そして、特にこの装置を複数積層する
場合の強度を十分に保持することができる。
うに起こし、上方より電池1を3個横に並べてモジュー
ル装置内へ挿入する。上板21の梁32と下板22の梁
32との間隔は、電池の狭い方の側壁10の幅と同じで
あり、電池はその自重により側壁11に設けられた一定
高さのリブ14が上板および下板の第2の平面22bお
よび梁32の表面を滑り、電池の底部が上板および下板
の垂下片34上に載って止まる。次に、留め具30を上
板および下板の立上片29に設けた孔31へねじ止めす
ることにより、隣接する電池の蓋3の段部4を拘束し、
電池を固定する。電池が収納されたモジュール装置を電
池の蓋3が手前側となるように倒すと図1のような状態
となる。こうして上板と下板との間に配列された電池
は、側壁10に設けたリブ12の高部分12hが隣り合
う電池同士で突き合わされる。その結果、リブ12の低
部分12lから中間部分12mの間には間隙部13が生
じる。この間隙部のあるものは、図2および図3に矢印
40で示すように、上板および下板に設けた開口部28
同士を結ぶ直線上に並ぶ。その他にも上板および下板に
は多数の開口部28が設けられているから、電池の温度
が上昇した場合、電池同士の間に形成される空隙部13
が大気の対流を促進し、電池を冷却する働きをする。ま
た、梁32の間には開口部28に連通する空間部が形成
されており、この空間部が隣接する電池の温度を均等に
する役割をする。
収納装置について図7および図8により説明する。1つ
の収納モジュール装置とその上に積層するモジュール装
置とは、図8に示すように、下位の収納モジュール装置
の上板21の四隅にある孔35と、上位の収納モジュー
ル装置の下板22の四隅にある孔35とを一致するよう
に2つの収納モジュール装置を積層し、上板および下板
の孔35およびこれらの連通する側板24、25の孔3
9にボルト41を通し、ナット42で締めつけることに
より2つの収納モジュール装置を連結する。こうして、
収納モジュール装置の多段積みが可能となる。その結
果、下段装置の上板と上段装置の下板とは面接触するこ
とになるが、先に述べたように上板と下板とが同一の設
計をしているため、それぞれの開口部28は同じ位置に
存在する。従って、開口部はそのまま上下方向へ直線状
に配列されることになり、温まった空気の対流は下のモ
ジュール装置から上のモジュール装置にこの開口部を通
過して外部に放出される。さらに、その他の開口部28
と梁32の間に存在する空間部が全体の温度のバランス
を同一にする役割を果たしている。このように構成する
ことにより、装置の内部に位置する電池温度が極端に上
昇することを防止することができる。
装置を同様な方法で次々と段積みを重ねて一体化するこ
とにより、図7に示したような大型の電池収納装置を得
ることができる。各電池1は、この例では接続体43に
より直列に接続されている。この装置を使用する期間は
長期になるから、埃等が最上部の開口部から侵入するの
を防止するため、複数段積載した最上段のモジュール装
置の上部には間隔を有して、天板44を設ける。この天
板は、図示してはいないが上面に多数の開口部があり、
熱の放散とともにモジュール内に埃の侵入を防止するこ
とができる。図7には4段のモジュール装置を積み重ね
た電池収納装置を示している。密閉形鉛蓄電池は、端子
が正極、負極2本ずつ設けられており、それらを接続体
43で直列に接続することにより、ここでは24Vの高
電圧が得られ、さらに必要に応じてこのような電池収納
装置を別途設置してさらに高い電圧を得ることができ
る。同様に容量がさらに必要な場合には、モジュール装
置の中の電池間の接続や電池収納装置間の接続を並列接
続とすればよい。
使用形態に好適なモジュール装置について説明した。次
には、電池の発熱が比較的少ない使用形態に適した構造
のより簡単なモジュール装置について説明する。このモ
ジュール装置50は、図9及び図10に示すように、主
として上板51、下板52、左右の側板53及び54、
側板53と54とを後部の上下において連結するととも
に上下にそれぞれ上板及び下板を連結する梁55及び5
6、並びに、梁55と56とを連結する支柱57から構
成されている。上板51及び下板52は、2個を1組と
して4組の空気連通孔58を設け、外面にはそれぞれ3
本の梁59を溶接している。そして、上板及び下板の前
面の梁59には電池の留め具60を固定するためのねじ
孔61を設けている。
折り曲げ加工して形成したもので、上下面及び前後面を
形成する折曲片62及び63、折曲片62及び63の先
端をさらに直角に折り曲げて相互に溶接した補強片64
及び65を有する。上下の折曲片62にはモジュール装
置を上下に段積みした際にボルトとナットにより連結す
るためのボルト挿通孔66を有する。側板53は側板5
4と同様の構造である。上板51及び下板52には、そ
れぞれ左右に突片67及び68を有し、これらの突片は
それぞれ側板53、54の上下に設けた溝69及び70
に挿入される。
ル装置においては、電池1の側壁11は上板51及び下
板52の内面に、また端部の電池の側壁10は側板53
及び54の内面にそれぞれ接し、底壁は後部の梁56及
び57に接する。このモジュール装置は、上板51及び
下板52には梁59を張りわたし、また側板53及び5
4には平板から折り曲げて枠状に連結した折曲片62及
び63を設けたことにより、十分な強度を有する。従っ
て、上下に段積みすることにより大型の電池収納装置を
構成することができる。また、電池の突き合わせ部に
は、先の実施形態と同様にリブ12の部分に空気流通用
の空隙部13が形成される。そして、上板及び下板には
孔58が設けてあり、さらにモジュール装置の後部は開
放されているから、先の実施形態には劣るが、空気の対
流が生じ、電池の加熱を防止することができる。多段に
モジュール装置を積み重ねた際、モジュール装置間に上
板と下板とに固定された梁と梁との間に空間部が形成さ
れ、この空間部が隣接する電池の温度を均等にする役割
をする。
倒し状態で複数を並べた際、電槽に設けたリブ同士の突
き合わせ部に上板および下板に垂直な方向に連通する間
隙部が形成されるから、空気の自然対流により電池の熱
が放散される。この熱を上板および下板により、発散ま
たは吸収拡散させることにより、長期間にわたり電池が
使用される場合においても、電池の配置される位置によ
る温度差が生じることなく、電源装置の信頼性に重大な
支障をもたらすおそれはない。また、基本的には金属板
の加工により、多段の積み重ねが可能な、構造堅固な電
池収納モジュール装置を提供することができる。
装置の斜視図である。
図である。
正面図である。
部の斜視図である。
ル装置の斜視図である。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の梁を左右に張りわたした上板およ
び下板、上板および下板の左右端部を連結する左右の側
板、上板および下板の少なくとも後部に配した支柱、並
びに、端子を有する蓋部を前面にして上板および下板の
間に横並びに配列された複数の単電池を具備し、前記単
電池は相対向する外側面に奥手方向に伸びる複数のリブ
を有し、そのリブが隣接する電池のリブと突き合わさ
れ、かつその突き合わせ面に、前記リブに設けた凹部に
よって前記上板および下板に対して垂直方向に連通する
間隙部が形成されていることを特徴とする電池収納モジ
ュール装置。 - 【請求項2】 上板および下板は、それぞれ内面に前記
梁を固定し、空気流通用の多数の開口部を有する請求項
1記載の電池収納モジュール装置。 - 【請求項3】 上板および下板は、奥手側を手前側へ折
り曲げ加工して最奥の梁上に当接する垂下片を有し、前
記垂下片が前記電池の底に接して電池の奥手方向の位置
決めをする請求項1記載の電池収納モジュール装置。 - 【請求項4】 上板および下板は、手前側を折り曲げ加
工した立上片を有し、これらの立上片に前記隣接する電
池の端部を拘束する留め具を固定する孔を設けた請求項
1記載の電池収納モジュール装置。 - 【請求項5】 左右の側板は、前記梁に対応する部分に
切り欠き部を有するとともに上下には上板および下板に
接する折曲片を有し、前記切り欠き部において上板およ
び下板が支柱により連結されている請求項1記載の電池
収納モジュール装置。 - 【請求項6】 外面に複数の梁を左右に張りわたした上
板および下板、上板および下板の左右端部を連結する左
右の側板、上板および下板の後部に配した支柱、並び
に、端子を有する蓋部を前面にして上板および下板の間
に横並びに配列された複数の単電池を具備し、前記単電
池は相対向する外側面に奥手方向に伸びる複数のリブを
有し、そのリブが隣接する電池のリブと突き合わされ、
かつその突き合わせ面に、前記リブに設けた凹部によっ
て前記上板および下板に対して垂直方向に連通する間隙
部が形成されていることを特徴とする電池収納モジュー
ル装置。 - 【請求項7】 左右の側板は、上下面および前後面を形
成する折曲片および前記折曲片の端部を内側に折り曲げ
た補強片を有し、前記補強片が相互に溶接されている請
求項6記載の電池収納モジュール装置。 - 【請求項8】 請求項1または6記載の電池収納モジュ
ール装置であって、少なくとも上板、下板、梁、側板お
よび支柱が金属製である電池収納モジュール装置の複数
個が上下方向に積み重ねられ、隣接する電池収納モジュ
ール装置の上板と下板とがそれらの隅に設けられた孔に
挿通されたボルトとナットにより結合された電池収納装
置。
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