JP2009272610A - 基本セルおよび半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップサイズの増大を防ぎ、かつ、電源ノイズに対する耐性が向上した基本セルを提供する。
【解決手段】基板の表面から所定の深さまでの領域に第1の導電性不純物が拡散された第1のウェル拡散層と、第1のウェル拡散層の上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上に設けられた第1のダミーパターンとからなる容量素子を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基本セルおよび半導体装置に関する。
半導体装置に用いられる基本セルの一例を説明する。図19は関連する基本セルの一構成例を示す平面透視図である。図19に示す基本セルはインバータ回路であるが、一部の配線について図に示すことを省略している。
図19に示すように、基本セルの外形は長方形である。基本セルは、PチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ(以下では、単にPch−Trと表記する)素子領域と、NチャネルMOSトランジスタ(以下では、単にNch−Trと表記する)素子領域とを有する。Pch−Tr素子領域となる、Nウェル拡散層10の領域内に2つのPch−Tr素子21,22が設けられている。Nch−Tr素子領域には、2つのNch−Tr素子31,32が設けられている。
Pch−Tr素子21は、ゲート電極211、ドレイン電極212およびソース電極215を有する。Pch−Tr素子22は、ゲート電極221、ドレイン電極222およびソース電極215を有する。Pch−Tr素子21,22はソース電極215を共用している。
Nch−Tr素子31は、ゲート電極311、ソース電極312およびドレイン電極315を有する。Nch−Tr素子32は、ゲート電極321、ソース電極322およびドレイン電極315を有する。Nch−Tr素子31,32はドレイン電極315を共用している。
図20は図19に示した基本セルのアクティブ、ゲートおよび配線の各レイヤのパターンを示す平面図である。図20(a)はアクティブパターンであり、図20(b)はゲートパターンであり、図20(c)は配線パターンである。
なお、図20(a)および図20(c)では、パターンを、レイアウト設計の際と同様に矩形パターンを組み合わせてアクティブパターンおよび配線を描いている。そのためパターンに区切り線が引かれている。リソグラフィ工程で使用するマスクにはこれらの区切り線を設けずに描画するので、形成される半導体装置にはこれらの区切り線は現れない。
図20(a)に示すアクティブパターン41はPch−Tr素子21,22のソース電極、ドレイン電極およびチャネル発生領域となる。アクティブパターン42は、2つの長辺と1つの短辺のそれぞれの辺に沿って、その内縁に設けられている。アクティブパターン42はNウェル拡散層10に所定の電位を印加するための開口部となる。
アクティブパターン43はNch−Tr素子31,32のソース電極、ドレイン電極およびチャネル発生領域となる。アクティブパターン44は、2つの長辺と1つの短辺のそれぞれの辺に沿って、その内縁に設けられている。アクティブパターン44は、Pウェル拡散層に、Nウェル拡散層10よりも低い電位を印加するための開口部となる。
図20(b)に示すように、ゲートパターンには、トランジスタ素子のゲート電極の他に、2種類のダミーパターンが設けられている。1つ目の種類は、ゲートエッチングの際にゲート電極のパターンを均一に形成することを目的とするダミーパターンである。ダミーパターン25a、25b、27a、27bがそのパターンに相当する。ゲート電極のパターンを均一化することでゲート長の均一化を図り、トランジスタの特性ばらつきを抑制する。
図20(b)に示すように、ダミーパターン25a、25bのそれぞれはゲート電極211,221のそれぞれと同等の長さでその横に平行に設けられている。ダミーパターン27a、27bのそれぞれはゲート電極311,321のそれぞれと同等の長さでその横に平行に設けられている。これらのダミーパターン25a,25b,27a,27bの電位は、フローティング、または、配線と接続して所定の電位に固定される。ここでは、ダミーパターン25a,25b,27a,27bの電位をフローティングとしている。
2つ目の種類は、ゲートパターン上に形成される層間絶縁膜の平坦化を向上させることを目的とするダミーパターンである。ダミーパターン26,28がそのパターンに相当する。ゲートパターン上に形成される層間絶縁膜をCMP(Chemical and Mechanical Polishing)処理によって平坦化する際、ゲート電極形成レイヤにおいてパターンの占める割合であるデータ率がどの部分でも均一である方が望ましい。単位面積あたりのパターン密度が比較的大きいゲート電極形成付近に比べて、パターン密度の小さい部分のデータ率を増やす必要がある。具体的には、パターン密度が所定の範囲になるようにダミーパターン26,28のサイズを決め、図19および図20(b)に示すように、ダミーパターン26,28を設けている。
ダミーパターン26,28の電位は、フローティング、または、配線と接続して所定の電位に固定される。ここでは、ダミーパターン26,28の電位を所定の電位に固定している。
図20(c)に示すように、配線パターンは配線51,52,53を有する。配線51は複数のパターンから成るように見えるが、上述したように、実際は1つのパターンで形成される。配線53についても同様である。
配線51は、図19、図20(a)および図20(c)に示すように、Pch−Tr素子のドレイン電極212,222およびソース電極215ならびにアクティブパターン42のそれぞれとウェルコンタクト61を介して接続されている。ウェルコンタクト61は、アクティブパターンと配線パターンとの間に形成された層間絶縁膜(不図示)およびゲート酸化膜(不図示)を貫通して設けられたプラグである。ウェルコンタクト61によりNウェル拡散層10とドレイン電極212,222が同電位となる。
配線53は、図19、図20(a)および図20(c)に示すように、Nch−Tr素子のソース電極312,322およびドレイン電極315ならびにアクティブパターン43のそれぞれとサブコンタクト63を介して接続されている。サブコンタクト63は、アクティブパターンと配線パターンとの間に形成された層間絶縁膜(不図示)およびゲート酸化膜(不図示)を貫通して設けられている。サブコンタクト63によりPウェル拡散層(不図示)とソース電極312,322が同電位となる。
なお、図19に示す基本セルが形成される基板(サブストレート)がP型基板であれば、Pウェル拡散層(不図示)と基板が同電位になる。そのため、ここではPウェル拡散層と配線パターンとを接続するコンタクトプラグをサブコンタクト63と称している。
図19、図20(b)および図20(c)に示すように、コンタクト62は、ダミーパターン26と配線51との間に形成された層間絶縁膜(不図示)を貫通して設けられたプラグである。ダミーパターン26はNウェル拡散層10と同電位になる。また、コンタクト64は、ダミーパターン28と配線53との間に形成された層間絶縁膜(不図示)を貫通して設けられたプラグである。ダミーパターン28はPウェル拡散層(不図示)と同電位になる。
配線52は、図19、図20(a)および図20(c)に示すように、ウェルコンタクト61およびサブコンタクト63を介して、Pch−Tr素子のソース電極215とNch−Tr素子のドレイン電極315とを接続している。
ウェルコンタクト61、コンタクト62,64およびサブコンタクト63は同じ工程で形成される。ウェルコンタクト61、コンタクト62,64およびサブコンタクト63の材料は、タングステンおよび銅などの金属、または導電性不純物をドープしたポリシリコンなどの導電性物質である。
次に、抵抗素子を含む基本セルについて説明する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)には、抵抗分圧によって各種の基準電圧を生成するリファレンス回路が設けられている。リファレンス回路では、基板またはウェルの表面から所定の深さまでの部位に導電性不純物を拡散して形成した抵抗素子が多く使用されている。
拡散層で形成された抵抗素子を含む基本セルの構成について説明する。ここでは、基板上にMOSトランジスタも形成されている場合とする。
図21Aは、抵抗素子を含む基本セルの一構成例を示す平面透視図であり、図21Bは図21Aに示す基本セルの等価回路である。図22は図21Aに示す線分ABにおける断面図である。
図22に示すように、P型導電性の基板(単に「P基板」と称する)700の表面から所定の深さまで、抵抗素子およびMOSトランジスタのそれぞれの素子形成領域にPウェル拡散層が設けられ、P基板700の表面には絶縁膜としてゲート酸化膜710が設けられている。
図21Aおよび図22に示すように、抵抗素子500は、N型導電性不純物の拡散層で形成され、Pウェル拡散層600の表面から所定の深さまでの領域に形成されている。Pウェル拡散層600の周囲にはNウェル拡散層602が形成され、Pウェル拡散層600の側面がNウェル拡散層602で覆われている。図21Aに、Nウェル拡散層602のパターンの外縁622aと内縁622bを示す。また、図22に示すように、Pウェル拡散層600の下には、ディープNウェル拡散層604が形成され、Pウェル拡散層600の底面がディープNウェル拡散層604で覆われている。
抵抗素子500の周囲にはトレンチ酸化膜551が形成され、抵抗素子500の側面がトレンチ酸化膜551で覆われている。トレンチ酸化膜551の上には、トレンチ酸化膜551の平面パターンに沿って、抵抗素子500の形成領域を囲むように、ダミーパターン502が設けられている。このダミーパターン502は、上述した2種類のダミーパターンのうちの2つ目に相当し、CMP処理による平坦化のためのものである。ダミーパターン502は、MOSトランジスタのゲート電極(不図示)と同一層である。
抵抗素子500の周辺にダミーパターン502を設けているのは、ゲート電極の上に形成した絶縁膜をCMP処理で研磨する際、他の部位に比べて研磨速度が速くなって膜がえぐれてしまうことを防ぐためである。後述するダミーパターン504もダミーパターン502と役割は同じである。ダミーパターン502、504の材料は、ゲート電極(不図示)と同質であるが、ここでは、ポリシリコン層に導電性不純物を拡散したものとする。また、以下では、導電性不純物を拡散したポリシリコン層を単に「ポリシリコン層」と称する。
トレンチ酸化膜551の外側には、P型導電性不純物が拡散されたサブコン拡散層512が形成されている。このサブコン拡散層512は、Pウェル拡散層600よりも導電性不純物の濃度が高いため、図22では、「P+」と表記している。サブコン拡散層512の導電性不純物の濃度を高くしているのは、上層に設けられるプラグとPウェル拡散層600との接触抵抗を下げるためである。導電性の種類がP基板700と同じPウェル拡散層600にコンタクトを取るための拡散層を、サブコン拡散層と称する。
サブコン拡散層512には、その上にゲート酸化膜710が形成され、ゲート酸化膜710は、両隣に形成されているトレンチ酸化膜よりも膜厚が薄い。ゲート酸化膜710を開口すれば、サブコン拡散層512を介してPウェル拡散層600とコンタクトをとることが可能になることから、サブコン拡散層512の形成部位は、本発明の開口パターンに相当する。
サブコン拡散層512の周囲にはトレンチ酸化膜553が形成され、サブコン拡散層512の側面がトレンチ酸化膜553で覆われている。トレンチ酸化膜553の上には、トレンチ酸化膜553の平面パターンに沿って、ダミーパターン504が設けられている。トレンチ酸化膜553の底面はNウェル拡散層602の途中までの深さなので、Pウェル拡散層600の側面はトレンチ酸化膜553とNウェル拡散層602で覆われている。
トレンチ酸化膜553の周囲には、N型導電性不純物が拡散されたウェルコン拡散層514が形成されている。このウェルコン拡散層514は、Nウェル拡散層602よりも導電性不純物の濃度が高いため、図22では、「N+」と表記している。ウェルコン拡散層514の導電性不純物の濃度を高くしているのは、上層に設けられるプラグとNウェル拡散層602との接触抵抗を下げるためである。Nウェル拡散層602にコンタクトをとるための拡散層を、ウェルコン拡散層と称する。
ウェルコン拡散層514には、その上にゲート酸化膜710が形成され、ゲート酸化膜710は、両隣に形成されているトレンチ酸化膜よりも膜厚が薄い。ゲート酸化膜710を開口すれば、ウェルコン拡散層514を介してNウェル拡散層602とコンタクトをとることが可能になることから、ウェルコン拡散層514の形成部位は、本発明の開口パターンに相当する。
なお、抵抗素子500とウェルコン拡散層514とについて、N型導電性不純物の濃度を比較すると、抵抗素子500の方が低いことから、図22では、抵抗素子500を「N−」と表記し、ウェルコン拡散層514を「N+」と表記している。
図21Aに示すように、長方形パターンの抵抗素子500の2つの端部のうち一方の端部はコンタクトを介してタングステン配線533と接続され、他方の端部はコンタクトを介してタングステン配線537と接続されている。また、タングステン配線537は、サブコンタクト522を介してサブコン拡散層512と接続されている。タングステン配線531およびタングステン配線535のそれぞれはウェルコンタクト524を介してウェルコン拡散層514と接続されている。サブコンタクト522は配線をサブコン拡散層512に接続するためのプラグであり、ウェルコンタクト524は配線をウェル拡散層514に接続するためのプラグである。
タングステン配線533の平面パターンは長方形状である。タングステン配線537の平面パターンは、長方形状のパターンとサブコン拡散層512の平面パターンとが重ね合わされた形状である。ただし、同一層のタングステン配線533とタングステン配線537が接触しないようにするために、図21Aに示すように、サブコン拡散層512の平面パターンに対応する配線パターンのうち一部が取り除かれている。
タングステン配線531およびタングステン配線535は、図21Aに示すように、ウェルコン拡散層514の平面パターンに対応する配線パターンから、タングステン配線537およびタングステン配線533のそれぞれと交差する部分が取り除かれた形状である。
図22に示すように、ゲート酸化膜710の上には絶縁膜712および絶縁膜714が順に積層されている。ダミーパターン502およびダミーパターン504は、絶縁膜712内であって、ゲート酸化膜710の上に設けられている。サブコンタクト522はゲート酸化膜710および絶縁膜712を貫通してサブコン拡散層512に達している。ウェルコンタクト524はゲート酸化膜710および絶縁膜712を貫通してウェルコン拡散層514に達している。絶縁膜714内であって、絶縁膜712の上に同一層のタングステン配線531、533、535、537が設けられている。
抵抗素子500が基板からのノイズを受けないようにする目的で、抵抗素子500が形成されたPウェル拡散層600と他の素子(例えば、近傍のトランジスタ素子など)が形成されたPウェル拡散層(不図示)との間にディープNウェル拡散層604を挟み、抵抗素子500と他の素子のそれぞれのPウェル拡散層を分離している。このようにして、抵抗素子500を自素子専用のPウェル拡散層600上に配置している。
上記目的のために、必ずPウェル拡散層600とはPN逆方向バイアスになるようにディープNウェル拡散層604を高電圧電位に保つ必要がある。ディープNウェル拡散層604に高電圧電位を供給するためにNウェル拡散層602が設けられ、Nウェル拡散層602に高電圧電位を供給するためにウェルコン拡散層514が設けられている。高電圧は、例えば、電源電圧(VDD)である。以下では、VDD電位を印加する場合で説明する。図21Aおよび図21Bに、VDD電位が印加される配線を示している。タングステン配線531、533、535のそれぞれにVDD電位が印加される。
図21Aおよび図22を参照して説明したように、抵抗素子500の形成領域の中心に抵抗素子500が配置され、抵抗素子500の周りにはPウェル拡散層600に電位を供給するためのサブコン拡散層512が配置され、サブコン拡散層512の周りにはNウェル拡散層602およびディープNウェル拡散層604に電位を供給するためのウェルコン拡散層514が配置されている。そして、抵抗素子500とサブコン拡散層512の間にはダミーパターン502が配置され、サブコン拡散層512とウェルコン拡散層514の間にはダミーパターン504が配置されている。
もし、ダミーパターン502、504のような、ポリシリコン層によるパターンを抵抗素子500の周辺に全く配置していなければ、抵抗素子500の形成領域は、MOSトランジスタなどのように、ポリシリコン層のパターンが配置された領域と比較して、ポリシリコン層のデータ率が著しく低くなってしまう。この場合、CMP処理による平坦化に対して悪い影響を与えてしまうことになる。その問題の発生を防ぐために、抵抗素子500の周囲にダミーパターン502、504を配置して、抵抗素子500の形成領域におけるポリシリコン層のデータ率をMOSトランジスタの形成領域に近づけている。ダミーパターン502、504の電位はフローティングまたはVDDに保たれている。
近年、半導体装置の集積度の向上に伴って、メモリLSIは記憶容量が増え、システムLSIは搭載機能が増えることで、半導体装置が大規模化している。また、信号処理速度が向上することで、半導体装置が高速化している。大規模化、高速化する半導体装置にとって電源線のノイズが問題になっている。その対策として、異なる電位の電源間に補償容量を設けて電源電圧の変動を抑える方法が、特許文献1に開示されている。
特開2006−253393号公報
大規模化、高速化により半導体装置で使用される電源電圧は、外部から供給される電源電圧だけでなく、外部から供給される電源電圧を内部回路にて降圧または昇圧して生成された、各種の内部電源電圧が使用されている。そのため、外部から供給される電源電圧以外にも、これらの内部電源電圧のそれぞれについても補償容量が必要となる。補償容量はチップの空きスペースに設けることが望ましいが、補償容量の総量は膨大になり、チップ内の空きスペースだけでは配置スペースを確保できない。
上述のリファレンス回路の例で説明する。リファレンス回路は、アナログ回路で構成されているので、特にノイズの影響を受けやすいという特徴がある。リファレンス回路に供給される電源電圧はチップ内の基準電圧を生成するための元になる電圧であるという点と、リファレンス回路はノイズの影響を受けやすいという点の2つの点を考慮すると、リファレンス回路は、特に、電源ノイズ対策用補償容量の配置が重要であり、そのための配置スペースの確保が必要となっている。
チップ内に補償容量を配置するスペースを確保しようとすると、チップサイズが大きくなってしまう。チップサイズを拡大させないで、チップの空きスペースに可能な範囲で補償容量を配置した場合には、電源線のノイズ対策が不十分で、ノイズが回路特性に悪影響を及ぼす可能性がある。
補償容量を優先してチップサイズを拡大して必要な量の補償容量をチップに設けるか、チップサイズを優先してチップの空きスペースに配置可能な量の補償容量を設けて電源ノイズのリスクを負うか、いずれかを選択する必要に迫られているが、いずれか一方を選択すると他方の問題が顕在化する。
特許文献1には、補償容量の配置スペースを確保できないという問題の対策として、回路セル内に補償容量を配置するための発明が開示されている。しかし、この発明は、補償容量のためのゲートダミーパターンおよびウェルコンタクトまたはサブコンタクトのうち、その回路セルの目的に応じて一番重要だと思われるもの1つを選択して回路セル内に配置するものである。そのため、1つのセル内に補償容量のためのゲートダミーパターンおよびウェルコンタクトまたはサブコンタクトの全てを配置するものではない。
本発明の基本セルは、基板の表面から所定の深さまでの領域に第1の導電性不純物が拡散された第1のウェル拡散層と、第1のウェル拡散層の上に設けられた絶縁膜と、絶縁膜上に設けられた第1のダミーパターンとからなる容量素子を有する構成である。
本発明では、ダミーパターンを電極とし、第1のウェル拡散層をもう1つの電極とし、その間の絶縁膜を誘電体とすると、誘電体を2つの電極で挟んだコンデンサが構成される。基本セル内に設けられたダミーパターンを利用したコンデンサにより、ノイズ対策用の補償容量が得られる。
本発明によれば、チップサイズが大きくなるのを防ぐとともに、電源ノイズに対する耐性を向上させることができる。
第1の実施形態の基本セルの一構成例を示す平面透視図である。 図1に示した基本セルのゲートおよび配線の各レイヤのパターンを示す平面図である。 図1に示す線分ABにおける断面図である。 図1に示す線分CDにおける断面図である。 複数種の基本セルを並べた回路の一構成例を示す平面透視図である。 基本セル内の各種寸法を説明するための平面透視図である。 第2の実施形態における基本セルの一構成例を示す平面透視図である。 図7に示した基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。 第2の実施形態における基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。 図9に示した基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。 第3の実施形態における基本セルの一構成例を示す平面透視図である。 図11Aに示す基本セルの等価回路である。 図11Aに示す線分CDにおける断面図である。 第1アルミ配線の部位における断面構造を示す図である。 図11Aに示した基本セルを複数個並べて配置した場合の一構成例を示す平面透視図である。 図13Aに示す構成の等価回路である。 実施例2の基本セルのレイアウトを示す平面図である。 第4の実施形態の基本セルの一構成例を示す平面透視図である。 第4の実施形態の基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。 第5の実施形態の基本セルの一構成例を示す平面透視図である。 図17Aに示す基本セルの等価回路である。 図17Aに示す線分CDにおける断面図である。 関連する基本セルの一構成例を示す平面透視図である。 図19に示した基本セルのアクティブ、ゲートおよび配線の各レイヤのパターンを示す平面図である。 抵抗素子を含む基本セルの一構成例を示す平面透視図であり、 図21Aに示す基本セルの等価回路である。 図21Aに示す線分ABにおける断面図である。
(第1の実施形態)
本実施形態の半導体装置の基本セルの構成を説明する。本実施形態の基本セルはMOSトランジスタを含む構成である。
図1は本実施形態の基本セルの一構成例を示す平面透視図である。図1に示す基本セルはインバータ回路であるが、一部の配線について図に示すことを省略している。図2は図1に示した基本セルのゲートおよび配線の各レイヤのパターンを示す平面図である。図2(a)はゲートパターンであり、図2(b)は配線パターンである。アクティブパターンは図20(a)と同様であるため、その説明を省略する。図19と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
なお、図2(a)のダミーパターンについては、レイアウト設計の際と同様に矩形パターンを組み合わせて描いている。そのため、パターンに区切り線が引かれている。リソグラフィ工程で使用するマスクにはこれらの区切り線を設けずに描画するので、形成される半導体装置にはこれらの区切り線は現れない。このことは、図2(b)に示す配線パターンについても同様である。
図1に示すように、本実施形態の基本セルの外形は長方形である。本実施形態の基本セルでは、Pch−Tr素子21,22の周りに補償容量素子71が設けられ、Nch−Tr素子31,32の周りに補償容量素子73が設けられている。以下に、補償容量素子71,73の構成を詳しく説明する。
Pch−Tr素子領域では、図2(a)に示すように、ダミーパターン126は、図20(b)に示したダミーパターン25a、25b、26を含む構成である。ダミーパターン126のうちダミーパターン25a,25bに相当する部分は、Pch-Tr素子21,22のゲート電極と平行に設けられている。ダミーパターン26に相当する部分は、短辺側のアクティブパターンとPch−Tr素子21,22との間に設けられている。
さらに、本実施形態では、ダミーパターン126の一部が図20(a)に示したアクティブパターン42の上に設けられ、この部分が補償容量素子71の構成の一部となる。ダミーパターン126は、図1に示すコンタクト66を介して、図2(b)に示す配線57と接続されている。
Nch−Tr素子領域では、図2(a)に示すように、ダミーパターン128は、図20(b)に示したダミーパターン27a、27b、28を含む構成である。ダミーパターン128のうちダミーパターン27a,27bに相当する部分は、Nch-Tr素子31,32のゲート電極と平行に設けられている。ダミーパターン28に相当する部分は、短辺側のアクティブパターンとNch−Tr素子31,32との間に設けられている。
さらに、本実施形態では、ダミーパターン128の一部が図20(a)に示したアクティブパターン44の上に設けられ、この部分が補償容量素子73の構成の一部となる。ダミーパターン128は、図1に示すコンタクト68を介して、図2(b)に示す配線55と接続されている。
コンタクト66,68は、ウェルコンタクト61およびサブコンタクト63と同時に形成される。本実施形態では、ゲート電極211,221,311,321およびダミーパターン126,128は、導電性不純物をドープしたポリシリコンで形成されている。
図2(b)に示す配線55は、図20(c)に示した配線51のパターンと比べると、図の右端部分がコンタクト68を形成する分長くなっている。これに対して、図2(b)に示す配線57は、図20(c)に示した配線53のパターンと比べると、図の左端部分がコンタクト66を形成する分長くなっている。
図3は図1に示す線分ABにおける断面図であり、図4は図1に示す線分CDにおける断面図である。図3はPch−Tr素子領域における補償容量素子71の断面を示す。図4はNch−Tr素子領域における補償容量素子73の断面を示す。
図3に示すように、基板100の表面から所定の深さまでNウェル拡散層10が設けられ、Nウェル拡散層10内のアクティブパターンの外周にトレンチ酸化膜81が設けられている。Nウェル拡散層10の上にはゲート酸化膜83が形成され、ゲート酸化膜83の表面の一部にダミーパターン126が設けられている。ダミーパターン126の側面および上面を覆う層間絶縁膜85がゲート酸化膜83の上に形成され、層間絶縁膜85の上に配線55が設けられている。配線55はその側面および上面が絶縁膜87で覆われている。
ゲート酸化膜83のうちダミーパターン126で覆われていない部位の下方のNウェル拡散層10には、ウェルコンタクト拡散層91が形成されている。ウェルコンタクト拡散層91は、Nウェル拡散層10よりもN型導電性不純物の濃度が高い。そして、ウェルコンタクト拡散層91は、層間絶縁膜85およびゲート酸化膜83を貫通して設けられたウェルコンタクト61を介して配線55と接続されている。
図3に示すように、基本セルの長手方向にアクティブパターン上にダミーパターン126とウェルコンタクト61とが交互に設けられている。なお、ウェルコンタクト拡散層91は、Nch−Tr素子31,32のソース/ドレイン電極形成工程で同時に形成される。
図4に示すように、基板100の表面から所定の深さまでPウェル拡散層82が設けられ、Pウェル拡散層82内のアクティブパターンの外周にトレンチ酸化膜81が設けられている。Pウェル拡散層82の上にはゲート酸化膜83が形成され、ゲート酸化膜83の表面の一部にダミーパターン128が設けられている。ダミーパターン128の側面および上面を覆う層間絶縁膜85がゲート酸化膜83の上に形成され、層間絶縁膜85の上に配線57が設けられている。配線57はその側面および上面が絶縁膜87で覆われている。
ゲート酸化膜83のうちダミーパターン128で覆われていない部位の下方のPウェル拡散層82には、サブコンタクト拡散層93が形成されている。サブコンタクト拡散層93は、Pウェル拡散層82よりもP型導電性不純物の濃度が高い。そして、サブコンタクト拡散層93は、層間絶縁膜85およびゲート酸化膜83を貫通して設けられたサブコンタクト63を介して配線57と接続されている。
ウェルコンタクト拡散層91およびサブコンタクト拡散層93の不純物濃度をウェル拡散層の濃度よりも高くすることで、ウェル拡散層との接触抵抗が低減し、配線から供給される電圧をより供給しやすくなる。
図4に示すように、基本セルの長手方向にアクティブパターン上にダミーパターン128とサブコンタクト63とが交互に設けられている。なお、サブコンタクト拡散層93は、Pch−Tr素子21,22のソース/ドレイン電極形成工程で同時に形成される。
補償容量素子71は、ダミーパターン126と、ゲート酸化膜83と、Nウェル拡散層10とを有する構成である。図20(a)に示したアクティブパターン42の領域に、これら3つの構成からなる容量素子が形成されている。そして、図1を用いて説明したように、ダミーパターン126はコンタクト66を介して配線57と接続されている。また、図4を用いて説明したように、配線57はサブコンタクト63を介してPウェル拡散層82と接続されている。そのため、ダミーパターン126はPウェル拡散層82と同電位になる。
補償容量素子73は、ダミーパターン128と、ゲート酸化膜83と、Pウェル拡散層82とを有する構成である。図20(a)に示したアクティブパターン44の領域に、これら3つの構成からなる容量素子が形成されている。そして、図1を用いて説明したように、ダミーパターン128はコンタクト68を介して配線55と接続されている。また、図3を用いて説明したように、配線55はウェルコンタクト61を介してNウェル拡散層10と接続されている。そのため、ダミーパターン128はNウェル拡散層10と同電位になる。
なお、本実施形態の基本セルは、パターンレイアウトとそれに伴って形成される構造に特徴があり、通常の半導体装置の製造技術を用いることで作製可能であるため、本実施形態の基本セルの製造方法についての詳細な説明を省略する。
次に、上述した構成の基本セルによる作用を説明する。
図1に示す基本セルのNウェル拡散層10に配線55を介して所定の電位を印加し、配線57を介してPウェル拡散層82にその電位よりも低い電位を印加する。以下では、2種類の電位のうち高い方の電位を高電位と称し、低い方の電位を低電位と称する。
補償容量素子71では、ダミーパターン126は低電位が印加された電極となり、Nウェル拡散層10は高電位が印加された電極となり、ゲート酸化膜83は誘電体として機能する。これにより、誘電体を挟む2つの電極からなる平行平板容量素子が複数並列に接続されたものが形成される。補償容量素子71による容量が、電源電圧の変動を抑えるための、高電位−低電位電源間の補償容量となる。
補償容量素子73では、ダミーパターン128は高電位が印加された電極となり、Pウェル拡散層82は低電位が印加された電極となり、ゲート酸化膜83は誘電体として機能する。これにより、誘電体を挟む2つの電極からなる平行平板容量素子が複数並列に接続されたものが形成される。この補償容量素子73による容量が、電源電圧の変動を抑えるための、高電位−低電位電源間の補償容量となる。以下では、平行平板容量素子が形成される部位を、容量素子形成部位と称する。
上述したように、本実施形態では、基本セル内に配置されるゲート酸化膜およびゲートダミーパターンを利用して容量素子をアクティブパターンに設けることで、セルサイズを大きくすることなく、電源ノイズ対策用の補償容量が基本セル内に形成される。ウェル拡散層に電圧を供給するためのコンタクトをアクティブパターンに設けることで、コンタクトおよびゲートダミーパターンのいずれも犠牲にすることなく、これらの構成を全て基本セル内に配置し、かつ、それぞれの機能を発揮させることができる。
基本セルのサイズを増大することなく1つの基本セル内に、ウェル拡散層に電圧を供給するためのコンタクトおよび電源ノイズ対策用の容量素子の構成の一部となるゲートダミーパターンの全てを配置することが可能なので、チップサイズの増大を招くことなく、各種電源に必要な量のノイズ対策用の補償容量を設けることができる。
また、ゲートダミーパターンには、ゲート電極形成時においてゲート長のばらつき低減を目的とするダミーパターンと、層間絶縁膜に対するCMP処理の際の平坦化を目的とするダミーパターンとを含んでいるため、これらの目的も果たすことが可能である。
本実施形態の基本セルの応用例を説明する。ここでは、本実施形態の基本セルを含む複数種の基本セルをX方向とY方向に沿って並べて配置する。
図5は複数種の基本セルを並べた回路の一構成例を示す平面透視図である。図5の横方向をX方向とし、縦方向をY方向とする。図1に示した基本セルを含めて2種類の基本セルを用いている。図1に示した基本セルは図5に示す基本セル2a〜2dであり、別の種類のセルは基本セル4a、4bである。
図5の矢印401が示す部位では、基本セル2aと基本セル2cのそれぞれの容量素子形成部位のうち隣り合う部分が重なっている。これと同様に、基本セル4a、2bと基本セル2d、4bの隣り合う部分の容量素子形成部位が重なっている。それに伴って、Nウェル拡散層10aとNウェル拡散層10bの一部も重なっている。このように配置することで、X方向について、矢印401の示す重なり分だけ回路面積が縮小される。
また、図5の矢印403が示す部位では、基本セル2cと基本セル2dの隣り合う部分の容量素子形成部位が重なっている。これと同様に、基本セル2dと基本セル4b、基本セル2aと基本セル4a、基本セル4aと基本セル2bのそれぞれについても隣り合う部分の容量素子形成部位が重なっている。このように配置することで、Y方向についても、回路面積が縮小される。
複数の基本セルを並べて配置する場合、隣接する基本セルの容量素子形成部位を重ねて、隣接する基本セルに容量素子を共用させることで、回路の占める面積を縮小することが可能となる。
次に、図5に示したように基本セルをX方向とY方向に沿って並べる場合において、基本セル内の各種寸法について説明する。図6は基本セル内の各種寸法を説明するための平面透視図である。ここでは図1に示した基本セルを用いる。また、図6の座標軸は図5に対応している。
図5では、隣接する基本セルの容量素子形成部位を重ねて配置した。この場合、図6に示す、基本セルの長手方向の長さE、その長手方向におけるPch−Tr素子領域の長さG、およびその長手方向におけるNch−Tr素子領域の長さHを、配置する基本セルの全ての種類について統一させておくことが望ましい。そして、基本セルのY方向の長さFを、所定の基本長の整数倍にしている。基本長は、例えば、1.2μmである。
また、隣接する基本セルが容量素子形成部位を共用できるようにするには、隣接する基本セルで重なり部分におけるウェルコンタクトまたはサブコンタクトおよびダミーパターンを一致させておく必要がある。このことを、セル上側の内縁について図6で説明すると、ダミーパターン126のうち容量素子の一部である容量電極部126aのピッチを同一にし、ウェルコンタクト61のピッチも同一にする。そして、それらのピッチを同じ値のJにしている。このJの値が上記所定の基本長に相当する。
ここでは、Pch−Tr素子領域側のセル内縁について説明したが、Nch−Tr領域側のセル内縁の容量電極部128aおよびサブコンタクト63のそれぞれのピッチについても同様である。
また、図6のセル左右のそれぞれの内縁にX方向に沿って配置するウェルコンタクト61のピッチを一定にし、サブコンタクト63のピッチも一定にしている。X方向に沿って配置する容量電極部126b、128bについても、それぞれピッチを一定にしている。そして、ウェルコンタクト61aおよびコンタクト68の距離と、サブコンタクト63aおよびコンタクト66の距離を同等にしている。
本実施例では、ウェルコンタクト、サブコンタクトおよびゲートダミーパターンを基本セル内に配置しても、基本セルのサイズを増大することなく、異なる電圧の電源間に容量を形成することができる。
1つのチップに搭載される基本セルの数は、チップの規模やマスクレイアウト設計仕様によって異なるが、ここでは、数百〜数千個の場合を考えてみる。1つの基本セル内に形成できる容量は小さいものであるが、基本セルが数百〜数千個も搭載されれば、総容量は大きなものとなり、各種電源に必要な量の電源ノイズ対策用の補償容量を、チップサイズの増大を招くことなくチップ内に設けることができる。
特許文献1においては、回路セル内に補償容量、ウェルコンタクトおよびサブコンタクトを含むコンタクト、またはゲートダミーパターンのうち、その基本セルの回路目的から一番重要だと思われるもの1つを選択して配置するものであった。本実施形態では、基本セル内に、補償容量、ウェルコンタクト、サブコンタクト、およびゲートダミーパターンの全てを設けることが可能である。よって、これらの構成のうちいずれかのパターンを設けることで他のパターンを設けることができなくなるということを防ぎ、製品の信頼性向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態で説明した基本セルをベースにした他の構成例である。なお、本実施形態では、図1に示した基本セルと異なる点について説明し、同様な構成についての説明を省略する。また、第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付す。
補償容量素子のパターンは、図1に示した基本セルの場合に限られない。基本セル内に配置されたアクティブパターンとゲート電極のダミーパターンとをゲート酸化膜を介して重ねることで、ゲート酸化膜を誘電体とする平行平板容量素子を構成可能なパターンであれば、補償容量素子のパターンはどのような形状でもよい。以下に、いくつかの例を説明する。
図7は本実施形態における基本セルの一構成例を示す平面透視図である。図7に示す基本セルは、図1に示した基本セルと比べて、セルの内縁のアクティブパターンに接続されるウェルコンタクトおよびサブコンタクトの数を減らし、その分ダミーパターンとウェル拡散層の重なり面積を大きくしたものである。
図7に示す構成例では、アクティブパターン42に接続するウェルコンタクト61の数を、図1に示した場合の10個よりも6個減らして4個にしている。そして、コンタクトを取り除いた分の空きスペースにダミーパターン261を拡大させている。これと同様に、アクティブパターン44に接続するサブコンタクト63の数を図1の場合の10個から4個に減らし、コンタクトを取り除いた分の空きスペースにダミーパターン281を拡大させている。このようにして、ダミーパターンとウェル拡散層との対向面積を大きくすることで、図1に示した場合よりも補償容量の容量値が大きくなる。
しかし、図7に示すようなパターンを用いた場合、ゲートパターンのデータ率が大きくなり過ぎて、CMP処理による平坦化を悪化させてしまうことが考えられる。この問題を回避するために、図7に示した基本セルの構成を次のようにしてもよい。
図8は図7に示した基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。図7に示したダミーパターン261にスリット361を設け、図8に示すようなダミーパターン263のようにすることでゲートパターンのデータ率が小さくなる。Nch−Tr素子領域側も同様に、スリット381が形成されたダミーパターン283を設けることで、ゲートパターンのデータ率が小さくなる。さらに、スリット361,381の面積を調整することで、ゲートパターンのデータ率を調整することも可能である。
CMPに適した、ゲートパターンのデータ率は、拡散プロセスによって異なるが、チップ全体を20μm程度のスクエアに分割したとき、各スクエア内で25〜95%の範囲が望ましい。
次に、図1に示した基本セルよりも補償容量の値を大きくした別の基本セルを説明する。
図9は本実施形態における基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。図9に示す基本セルは、図1に示した基本セルの場合よりも、Pch−Tr素子のゲート幅を短くし、Nch−Tr素子と同等にしている。ゲート幅を短くすることで、図20示したダミーパターン26の領域の面積が広くなる。
また、Pch−Tr素子領域におけるアクティブパターンを矢印412から矢印411まで広げて、アクティブパターン46とする。図9では、図20に示したダミーパターン26がアクティブパターン46とゲート酸化膜83を介して重なり、ダミーパターン265とNウェル拡散層10との対向面積が図1に示した基本セルよりも拡大する。同様にして、Nch−Tr素子領域におけるアクティブパターンを矢印414から矢印413まで広げてアクティブパターン48とする。ダミーパターン285とPウェル拡散層との対向面積が図1に示した基本セルよりも拡大する。
このようにして、図1に示した場合よりも、基本セルの補償容量の値が大きくなる。なお、図9ではPch−Tr素子のゲート幅を図1に示す場合よりも小さくしたが、ゲート幅は図1に示す場合と同じであってもよい。
図9に示すようにアクティブパターンの面積を広げる場合、広げた面積の全てを補償容量素子に割り当てるのではなく、広げた面積の一部にコンタクトを設けてもよい。以下にその場合の例を説明する。
図10は図9に示した基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。
図9に示したダミーパターン265に対してPch-Tr素子に近い領域の一部を取り除き、図10に示すようなダミーパターン267とする。そして、ダミーパターンの一部を取り除いた部位にウェルコンタクト61a,61bを設けている。同様にして、図9に示したダミーパターン285に対してNch-Tr素子に近い領域の一部を取り除き、図10に示すようなダミーパターン287とする。そして、ダミーパターンの一部を取り除いた部位にウェルコンタクト63a,63bを設けている。
このようにして、Nウェル拡散層10およびPウェル拡散層に電位を供給するためのコンタクトを増やすことにより、Nウェル拡散層10およびPウェル拡散層の電位がより安定し、ラッチアップ耐性が向上する。
なお、上述した第1および第2の実施形態では、基本セルはNch−Tr素子とPch-Tr素子が2つずつ設けられていたが、それぞれ1つずつであってもよい。基本セルをPch−Tr素子領域およびNch−Tr素子領域を含む構成として説明したが、少なくともいずれか一方の素子領域を含むセルであってもよい。
また、補償容量素子の誘電体にゲート酸化膜を用いたが、その他の絶縁膜であってもよい。また、基本セルがインバータ回路(INV)の場合で説明したが、基本セルはNANDおよびNORなどの他の論理回路であってもよい。
(第3の実施形態)
本実施形態の半導体装置の基本セルの構成を説明する。本実施形態の基本セルは抵抗素子を含む構成である。図21Aおよび図22に示した構成と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、抵抗素子がN型拡散層の場合で説明する。
図11Aは本実施形態における基本セルの一構成例を示す平面透視図であり、図11Bは図11Aに示す構成の等価回路である。図12Aは図11Aに示す線分CDにおける断面図である。
本実施形態の基本セルには、図11Aに示すように、図21Aに示したダミーパターン504の外周に複数の拡大部505を追加したパターンであるダミーパターン506が設けられている。ダミーパターン506は、例えば、図に示さないトランジスタ素子のゲート電極と同一層に形成され、CMP処理の際の平坦化のためのダミーパターンに相当する。ダミーパターン506の拡大部505は、図12Aに示すように、Nウェル拡散層602の上にゲート酸化膜710を介して形成されている。ダミーパターン506の拡大部505およびNウェル拡散層602を電極とし、ゲート酸化膜710を絶縁膜とすると、絶縁膜が2つの電極で挟まれた構成が形成されていることになる。
ウェルコン拡散層514およびNウェル拡散層602にVDD電位を印加し、VDD電位に比べて低い電位である低電圧電位(以下では、低電圧電位を接地電位VSSとする)をダミーパターン506に印加すると、ダミーパターン506の拡大部505、Nウェル拡散層602およびゲート酸化膜710により、ゲート酸化膜710を誘電体とする平行平板コンデンサが構成される。この平行平板コンデンサの容量が電源電圧の変動を抑える目的のVDD−VSS電源間の補償容量となる。つまり、この平行平板コンデンサが電源ノイズ対策用の補償容量素子となる。
図22に示した絶縁膜714の上には第1アルミ配線540が設けられている。第1アルミ配線540と称するのは、絶縁膜714よりも上層に設けられる配線のうち第1層目の配線であることと、導電性材料がアルミニウムであることの2つの特徴を有しているからである。ここでは、導電性材料をアルミニウムとしているが、銅やタングステンなど他の金属でもよい。ダミーパターン506へのVSS電位の供給は、図11Aに示すように、第1アルミ配線540、コンタクト526、タングステン配線539およびコンタクト528を介して行われる。以下に、これらの構成の接続関係を、断面構造図を参照して説明する。
図12Bは第1アルミ配線540の部位における断面構造を示す図である。図12Bに示すように、導電性プラグからなるコンタクト526が絶縁膜712に設けられ、タングステン配線539およびコンタクト528が絶縁膜714に設けられている。ダミーパターン506はコンタクト526を介してタングステン配線539と接続されている。第1アルミ配線540はコンタクト528を介してタングステン配線539と接続されている。タングステン配線539は、ダミーパターン506と第1アルミ配線540との電気的接続を中継するパッドの役割を果たしている。
上述の構成により、図11Bの等価回路に示すように、VDD電位が供給されるタングステン配線531、535と、VSS電位が供給される第1アルミ配線540との間に補償容量素子750が設けられている。
なお、図11Aでは、拡大したパターンを説明するためにダミーパターン504および拡大部505を区別するための境界線をダミーパターン506に引いているが、実際に作製されるパターンに境界線は設けられていない。また、拡大部505の外縁がディープNウェル拡散層604と一致しているが、必ずしも一致させる必要はない。
また、ダミーパターン504の外周を一様に拡大せず、ウェルコン拡散層514の上にダミーパターンのない部位を設けているのは、図12Aに示すように、タングステン配線535とウェルコン拡散層514とを接続するためのウェルコンタクト524を設けるためである。これにより、ウェルコンタクト524とダミーパターン506とが電気的に絶縁され、補償容量素子の2つの電極の絶縁性が保たれる。
本実施形態の基本セルでは、抵抗素子を含むセルの領域内に配置されたダミーパターンのうち、サブコン拡散層512とウェルコン拡散層514の間に配置したダミーパターンの一部を外側に拡大してウェルコン拡散層514上にゲート酸化膜710を介して重ねている。この構成により、VDD電位が供給されるウェルコン拡散層514、およびVSS電位が供給されるダミーパターン506のそれぞれを電極とし、ゲート酸化膜710を誘電体とする平行平板コンデンサが形成され、このコンデンサの容量が電源電圧の変動を抑える目的のVDD−VSS電源間の補償容量となる。
また、ダミーパターン506にVSS電位を与えるためには、基本セルの領域のどこかにVSS電位の配線を設ける必要があるが、通常、抵抗素子はノイズに弱い。そのため、基本セルの上層に設けられる、第2アルミ配線および第3アルミ配線等の信号配線から抵抗素子へのノイズを遮断する必要がある。そのノイズを遮断するための、VSS電位に固定された第1アルミ配線によるシールドで抵抗素子が覆われているか、または、抵抗素子上に信号線を配置することを避ける場合が多い。このような配線レイアウトを考慮すると、VSS電位に固定された第1アルミ配線をダミーパターン506に接続するための接続構成を設けることは容易であり、この接続構成を設けることはチップにとってデメリットにはならない。
背景技術の欄で述べたように、DRAMにおいて抵抗素子は、抵抗分圧により各種の基準電圧を生成するリファレンス回路に多く使用されている。リファレンス回路はアナログ回路で構成されているので、特にノイズの影響を受けやすい特徴を持っており、リファレンス回路に使用される電源には特に電源ノイズ対策用補償容量の配置が重要となる。また、補償容量を配置する場所は、抵抗素子などの回路素子から離れた空きスペースに配置するよりは、回路素子近傍に配置する方がよりノイズ対策としての効果を発揮できる。
本実施形態は、抵抗素子の領域内に配置されているウェルコン拡散層と、CMP処理のためのダミーパターンとを利用して、抵抗素子を含む基本セルのサイズの増大を招くことなく、電源ノイズ対策用の補償容量を形成できる。
基本セルの全体の大きさを変えずに形成可能な容量素子の容量値には限度があるが、通常、DRAMにおいて、拡散層による抵抗素子は、ある程度の数(50個程度)並べて配置され、かつ、ある程度の数並べて配置された構成がチップ内に数箇所存在する。そのため、チップ全体における容量の総量としては大きな値となり、補償容量としての効果が十分に得られる。また、補償容量素子を回路素子の近傍に配置することが可能であり、ノイズ対策としての効果をより発揮できる。
本実施例は、図11Aに示した基本セルを複数並べて配置したものである。第3の実施形態で説明した、抵抗素子を含む基本セルを図11Aに示したように単独で配置して使用することも可能であるが、通常、DRAMの回路において抵抗素子は複数個並べて使用されることが多い。
図13Aは図11Aに示した基本セルを複数個並べて配置した場合の一構成例を示す平面透視図である。図13Aに示す2軸を基準にして、4つ(2行×2列)の基本セル1001a〜1001dが並べて配置されている。抵抗素子500a、500b、500c、500dが順に直列に接続されている。基本セル1001a〜1001dを並べて配置する際、隣接するウェルコン拡散層の部位を重ねて配置している。このことを、図を参照して説明する。
基本セル1001aおよび基本セル1001bは、図13Aの矢印Pで示される、ウェルコン拡散層、ゲート酸化膜およびダミーパターンからなる補償容量素子を供用している。基本セル1001cおよび基本セル1001dは、図13Aの矢印Qで示される、ウェルコン拡散層、ゲート酸化膜およびダミーパターンからなる補償容量素子を供用している。また、基本セル1001aおよび基本セル1001dは、図13Aの矢印Rで示される、ウェルコン拡散層、ゲート酸化膜およびダミーパターンからなる補償容量素子を供用している。基本セル1001bおよび基本セル1001cは、図13Aの矢印Sで示される、ウェルコン拡散層、ゲート酸化膜およびダミーパターンからなる補償容量素子を供用している。
基本セル1001a〜1001dのそれぞれのダミーパターン506が電気的に接続されている。4つのダミーパターン506が1つに接続された集合ダミーパターンは、コンタクト、タングステン配線およびコンタクトを介して第1アルミ配線541と接続されている。図13Aに示す例では、基本セル1001cと基本セル1001dのそれぞれに設けられたコンタクト526、タングステン配線539およびコンタクト528を介して、集合ダミーパターンは第1アルミ配線541と接続されている。図13Bに示すように、各基本セルの補償容量素子が第1アルミ配線541で接続されている。
図13Aに示したように、複数の基本セル1001a〜1001dを配置可能にするために、本実施例では、基本セルの周辺でX軸およびY軸のそれぞれに対して基本セルをミラー配置しても、隣接する基本セル同士の重なり部分の形状が同じになるようにしている。
図14は本実施例の基本セルのレイアウトを示す平面図である。図14に示すように、基本セル1001のX軸方向の長さ(短辺長)GとY軸方向の長さ(長辺長)Hのそれぞれのサイズを2で割り切れる値にしている。長さGを2で割った長さを「I」と示し、長さHを2で割った長さを「J」と示している。
また、隣接する基本セル同士の一部をミラー配置で重ねても、ウェルコン拡散層に所定の電位を供給するためのコンタクトと補償容量素子のそれぞれを形成可能にするために、ウェルコン拡散層にゲート酸化膜を介して重なるダミーパターン506について、X軸方向の長さGの2分の1中心線を軸として左右の形状(図14に示す長さIの2つの形状)を対称にしている。同様の理由で、ダミーパターン506について、基本セルのY軸方向の長さHの2分の1中心線を軸として上下の形状(図14に示す長さJの2つの形状)を対称にしている。
本実施例では、第3の実施形態で説明した基本セルを複数設け、基本セルの領域内に配置されているウェルコン拡散層とダミーパターンを隣接する基本セル同士で重ねて配置している。そして、そのダミーパターンにウェルコン拡散層とは逆の低電圧電位(例えば、VSS)を与えてことにより、VDD−VSS電源電圧間にノイズ対策用の補償容量が形成される。図21Aに示した基本セルのサイズを増大することなく、また、基本セルに設けられたウェルコン拡散層およびダミーパターンのそれぞれの機能を損なうことなく、それらを利用して、電源ノイズ対策用の補償容量を形成できる。
(第4の実施形態)
本実施形態の基本セルは、第3の実施形態で説明した基本セルに比べて、補償容量素子の容量を大きくした構成である。なお、本実施形態を説明するための図面において、第3の実施形態で説明した基本セルと同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第3の実施形態で説明した基本セル以外であっても、ウェルコン拡散層とダミーパターンとをゲート酸化膜を介して重ねることにより、ゲート酸化膜を誘電体とする平行平板コンデンサを形成できれば、ダミーパターンはどのような形状でもよい。
図15は本実施形態の基本セルの一構成例を示す平面透視図である。図15に示すように、図11Aに示したタングステン配線531に比べて配線長の短いタングステン配線532を、タングステン配線531の代わりに配置している。また、タングステン配線532とウェルコン拡散層514とを接続するウェルコンタクト524の数を9から4に減らしている。タングステン配線長を短くし、かつ、ウェルコンタクトの数を減らすことで、その分ウェルコン拡散層514とダミーパターン507との重なり面積を大きくしている。
また、図11Aに示したタングステン配線535に比べて配線長の短いタングステン配線534を、タングステン配線535の代わりに配置している。タングステン配線534とウェルコン拡散層514とを接続するウェルコンタクト524の数を9から4に減らしている。タングステン配線長を短くし、かつ、ウェルコンタクトの数を減らすことで、その分ウェルコン拡散層514とダミーパターン507との重なり面積を大きくしている。
このようにして、補償容量を大きくしている。
図16は本実施形態の基本セルの他の構成例を示す平面透視図である。図16は、図15に示した構成に比べて、補償容量をさらに大きくしたものである。
図16に示すように、図15に示したタングステン配線532の代わりに、基本セルの短辺長に相当するタングステン配線536を配置している。また、タングステン配線536とウェルコン拡散層514とを接続するウェルコンタクト524の数を図15の場合の4から2に減らし、ウェルコンタクト524を基本セルの角部の2箇所のみに設けている。タングステン配線長を短くし、かつ、ウェルコンタクトの数を減らすことで、その分ウェルコン拡散層514とダミーパターン508との重なり面積をさらに大きくしている。
また、図16に示すように、図15に示したタングステン配線534の代わりに、基本セルの短辺長に相当するタングステン配線538を配置している。また、タングステン配線538とウェルコン拡散層514とを接続するウェルコンタクト524の数を図15の場合の4から2に減らし、ウェルコンタクト524を基本セルの角部の2箇所のみに設けている。タングステン配線長を短くし、かつ、ウェルコンタクトの数を減らすことで、その分ウェルコン拡散層514とダミーパターン508との重なり面積をさらに大きくしている。
本実施形態では、電源ノイズ対策用の補償容量の値をより大きくすることができ、ノイズに対する耐性が向上する。
(第5の実施形態)
第3から第4の実施形態では、基本セルに含まれる抵抗素子がN型導電性の拡散層の場合について説明したが、本実施形態は、抵抗素子がP型導電性の拡散層の場合である。
本実施形態の基本セルの構成を説明する。図17Aは本実施形態における基本セルの一構成例を示す平面透視図であり、図17Bは図17Aに示す構成の等価回路である。図18は図17Aに示す線分CDにおける断面図である。なお、図21A、図22、図11Aに示した構成と同様な構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
N型導電性の基板(単に「N基板」と称する)900の表面から所定の深さまで、抵抗素子およびMOSトランジスタのそれぞれの素子形成領域にNウェル拡散層(不図示)が設けられ、N基板700の表面には絶縁膜としてゲート酸化膜710が設けられている。
図17Aに示すように、抵抗素子800は、P型導電性不純物の拡散層で形成され、Nウェル拡散層(不図示)の表面から所定の深さまでの領域に形成されている。Nウェル拡散層の周囲にはPウェル拡散層902が形成され、Nウェル拡散層の側面がPウェル拡散層902で覆われている。図17Aに、Pウェル拡散層902のパターンの外縁922aと内縁922bを示す。また、Nウェル拡散層の下には、ディープPウェル拡散層904が形成され、Nウェル拡散層の底面がディープPウェル拡散層904で覆われている。さらに、図18に示すように、ディープPウェル拡散層904はPウェル拡散層902の底面と接触している。
抵抗素子800の周囲には図22に示したトレンチ酸化膜551が形成され、抵抗素子800の側面がトレンチ酸化膜551で覆われている。トレンチ酸化膜551の上には、トレンチ酸化膜551の平面パターンに沿って、抵抗素子800の形成領域を囲むように、ダミーパターン502が設けられている。
図22に示したトレンチ酸化膜551の外側には、N型導電性不純物が拡散されたサブコン拡散層812が形成されている。このサブコン拡散層812は、Nウェル拡散層(不図示)よりも導電性不純物の濃度が高い。サブコン拡散層812の導電性不純物の濃度を高くしているのは、上層に設けられたサブコンタクト822と下層に設けられたNウェル拡散層との接触抵抗を下げるためである。サブコン拡散層812の周囲には図22に示したトレンチ酸化膜553が形成され、サブコン拡散層812の側面がトレンチ酸化膜553で覆われている。
トレンチ酸化膜553の周囲には、P型導電性不純物が拡散されたウェルコン拡散層814が形成されている。このウェルコン拡散層814は、Pウェル拡散層902よりも導電性不純物の濃度が高いため、図18では、「P+」と表記している。ウェルコン拡散層814の導電性不純物の濃度を高くしているのは、上層に設けられたウェルコンタクト824と下層に設けられたPウェル拡散層902との接触抵抗を下げるためである。
本実施形態の基本セルには、図17Aに示すように、図21Aに示したダミーパターン504の外周に複数の拡大部を追加したダミーパターン506が設けられている。ダミーパターン506の拡大部は、図17Aに示すように、Pウェル拡散層902の上にゲート酸化膜710を介して形成されている。図18に示すように、ダミーパターン506の拡大部およびPウェル拡散層902を電極とし、ゲート酸化膜710を絶縁膜とすると、絶縁膜が2つの電極で挟まれた構成が形成されていることになる。
ウェルコン拡散層814およびPウェル拡散層902にVSS電位を印加し、ダミーパターン506にVDD電位を印加すると、ダミーパターン506、Pウェル拡散層902およびゲート酸化膜710により、ゲート酸化膜710を誘電体とする平行平板コンデンサが構成される。この平行平板コンデンサの容量が電源電圧の変動を抑える目的のVDD−VSS電源間の補償容量となる。つまり、この平行平板コンデンサが電源ノイズ対策用の補償容量素子となる。
上述の構成により、図17Bの等価回路に示すように、VSS電位が供給されるタングステン配線531、535と、VDD電位が供給される第1アルミ配線540との間に補償容量素子850が設けられている。
なお、図17Aでは、拡大部を識別しやすくするためにダミーパターン506に境界線を引いているが、実際に作製されるパターンに境界線は設けられていない。また、拡大部の外縁がディープPウェル拡散層904と一致しているが、必ずしも一致させる必要はない。
また、図11Aに示したダミーパターン504の外周を一様に拡大せず、ウェルコン拡散層814の上にダミーパターンのない部位を設けているのは、図18に示すように、タングステン配線535とウェルコン拡散層814とを接続するためのウェルコンタクト824を設けるためである。これにより、ウェルコンタクト824とダミーパターン506とが電気的に絶縁され、補償容量素子の2つの電極の絶縁性が保たれる。
本実施形態の基本セルは、抵抗素子がP型導電性の拡散層であっても、第3の実施形態と同様な効果が得られる。なお、本実施形態で説明した基本セルに対して、実施例2および第4の実施形態のそれぞれを適用してもよい。
10、602 Nウェル拡散層
21、22 Pch−Tr素子
31、32 Nch−Tr素子
52、55、57 配線
61、524 ウェルコンタクト
63、522 サブコンタクト
71、73、750、850 補償容量素子
126、128、504、506 ダミーパターン
500、800 抵抗素子
512 サブコン拡散層
514 ウェルコン拡散層
531、533、535、537、539 タングステン配線
540 第1アルミ配線
604 ディープNウェル拡散層
710 ゲート酸化膜

Claims (20)

  1. 第1の導電性不純物が拡散された第1のウェル拡散層と、
    前記第1のウェル拡散層の上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜を貫通する第1のコンタクトを介して前記第1のウェル拡散層と接続され、該第1のウェル拡散層に所定の電位を印加するための第1の配線と、
    前記絶縁膜上に設けられた第1のダミーパターンと、
    前記第1のダミーパターンに前記所定の電位とは異なる電位を印加するための第2の配線と、を含み、
    前記第1のダミーパターン、前記絶縁膜および前記第1のウェル拡散層からなる第1の容量素子を有する、基本セル。
  2. 前記第1のウェル拡散層内に設けられ、前記第1の導電性不純物とは反対の導電性である第2の導電性不純物の拡散層からなるソース電極およびドレイン電極、ならびに前記第1のダミーパターンと同一層に設けられたゲート電極を含む第1のトランジスタ素子を有する、請求項1記載の基本セル。
  3. 前記第2の導電性不純物が拡散された第2のウェル拡散層と、
    前記絶縁膜を貫通する第2のコンタクトを介して前記第2のウェル拡散層と接続され、該第2のウェル拡散層に前記第2の配線と同電位を印加するための第3の配線と、
    前記第2のウェル拡散層内に設けられ、前記第1の導電性不純物の拡散層からなるソース電極およびドレイン電極、ならびに前記第1のダミーパターンと同一層に設けられたゲート電極を有する第2のトランジスタ素子と、
    前記絶縁膜上に設けられた第2のダミーパターンと、をさらに含み、
    前記第2のダミーパターン、前記絶縁膜および前記第2のウェル拡散層からなる第2の容量素子を有する請求項2記載の基本セル。
  4. 前記第1のダミーパターンが前記第3の配線と接続され、
    前記第2のダミーパターンが前記第1の配線と接続されている、請求項3記載の基本セル。
  5. 前記第1のウェル拡散層に前記第1のコンタクトが接続される部位は、前記第1の導電性不純物の濃度が該第1のウェル拡散層よりも高く、
    前記第2のウェル拡散層に前記第2のコンタクトが接続される部位は、前記第2の導電性不純物の濃度が該第2のウェル拡散層よりも高い、請求項3または4記載の基本セル。
  6. 前記第1および第2のダミーパターンのそれぞれは、
    対応するトランジスタ素子の前記ゲート電極と平行で、該ゲート電極と同一層に設けられた第3のダミーパターンと、
    前記ゲート電極と同一層に設けられ、単位面積あたりのパターン密度を所定の範囲にするための第4のダミーパターンと、
    を有する請求項3から5のいずれか1項記載の基本セル。
  7. 基本セルの外形が長方形であり、
    前記第1のウェル拡散層の上面の一部に前記絶縁膜が形成されたアクティブパターンが前記長方形の2つの長辺と1つの短辺のそれぞれの内縁に辺に沿って設けられ、
    前記アクティブパターンのうち前記第1のウェル拡散層に前記第1のコンタクトが接続される部位と前記第1のダミーパターンとが、前記長辺と前記短辺のそれぞれの辺に沿って交互に設けられている、請求項2から6のいずれか1項記載の基本セル。
  8. 基本セルの外形が長方形であり、
    前記第1のウェル拡散層の上面の一部に前記絶縁膜が形成されたアクティブパターンが前記長方形の2つの長辺と1つの短辺のそれぞれの内縁に辺に沿って設けられ、
    前記第1のトランジスタ素子と前記長辺に沿って設けられた前記アクティブパターンとの間に、前記第3のダミーパターンが設けられた請求項6記載の基本セル。
  9. 前記第1のトランジスタ素子と前記短辺に沿って設けられた前記アクティブパターンとの間に、前記第4のダミーパターンが設けられた請求項8記載の基本セル。
  10. 前記短辺に沿って設けられた前記アクティブパターンの上に前記絶縁膜を介して前記第4のダミーパターンが設けられた請求項8記載の基本セル。
  11. 請求項3から10のいずれか1項記載の基本セルが複数設けられた半導体装置であって、
    複数の前記基本セルは、隣り合う基本セルの前記第1または第2の容量素子が重なって配置された、半導体装置。
  12. 側面および底面が前記第1のウェル拡散層に覆われ、前記第1の導電性不純物とは反対の導電性である第2の導電性不純物が拡散された第2のウェル拡散層が前記第1のウェル拡散層内に設けられ、
    前記第1の導電性不純物の拡散層からなる抵抗素子が前記第2のウェル拡散層内に設けられた、請求項1記載の基本セル。
  13. 前記第1のダミーパターンはトランジスタ素子のゲート電極が形成される層と同一層に設けられている、請求項12記載の基本セル。
  14. 前記第1のウェル拡散層に前記第1のコンタクトが接続される部位は、前記第1の導電性不純物の濃度が該第1のウェル拡散層よりも高い、請求項12または13記載の基本セル。
  15. 基本セルの外形が長方形であり、
    前記第1のウェル拡散層の上面の一部に前記絶縁膜が形成された開口パターンが前記長方形の2つの長辺と2つの短辺のそれぞれの内側に辺に沿って設けられ、
    前記開口パターンのうち前記第1のウェル拡散層に前記第1のコンタクトが接続される部位と前記第1のダミーパターンとが、前記長辺と前記短辺のそれぞれの辺に沿って交互に設けられている、請求項12から14のいずれか1項記載の基本セル。
  16. 基本セルの外形が長方形であり、
    前記第1のウェル拡散層の上面の一部に前記絶縁膜が形成された開口パターンが前記長方形の2つの長辺と2つの短辺のそれぞれの内側に辺に沿って設けられ、
    前記開口パターンのうち少なくとも前記長方形の角部に前記第1のコンタクトが設けられ、該開口パターンのうち該第1のコンタクトが設けられた部位を除く領域に前記第1のダミーパターンが設けられた、請求項12から14のいずれか1項記載の基本セル。
  17. 請求項12から16のいずれか1項記載の基本セルが複数設けられた半導体装置であって、
    複数の前記基本セルは、隣り合う基本セルの前記第1の容量素子が重なって配置された、半導体装置。
  18. 第1導電型の第1のウェル拡散層と、
    前記第1のウェル拡散層内に設けられ、其々前記第1のウェル拡散層に第1の電位を供給する前記第1導電型の第1及び第2のアクティブパターンと、
    前記第1のウェル拡散層内に設けられ、一方の端子に前記第1の電位が供給される第1の容量と、を備え、
    前記第1の容量は前記第1及び第2のアクティブパターンの間に挟まれて構成されていることを特徴とする半導体装置。
  19. 前記第1のウェル拡散層に隣接して設けられる第2導電型の第2のウェル拡散層と、
    前記第2のウェル拡散層内に設けられ、前記第2のウェル拡散層に第2の電位を供給する前記第2導電型の第3のアクティブパターンと、を更に備え、
    前記第1の容量の他方の端子と前記第3のアクティブパターンとが電気的に接続されることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  20. 前記第2のウェル拡散層内に設けられ、前記第2のウェル拡散層に前記第2の電位を供給する前記第2導電型の第4のアクティブパターンと、
    前記第2のウェル拡散層内に設けられ、一方の端子が前記第1及び第2のアクティブパターンの少なくとも一方と電気的に接続され、且つ他方の端子に前記第2の電位が供給される第2の容量と、を更に備え、
    前記第2の容量は前記第3及び第4のアクティブパターンの間に挟まれて構成されていることを特徴とする請求項19に記載の半導体装置。
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