JP2009266753A - 有機デバイスの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機デバイスの製造装置100は、(a)塗布対象基板105に有機層を形成するインクを吐出するインクジェットヘッド101と、(b)塗布対象基板105が設置される場所に懸かる平板部103を有し、インクジェットヘッド101が入る開口部104が平板部103に形成された蓋102とを備え、(c)複数の走査領域に分けて塗布対象基板105に有機層を形成する場合において、インクジェットヘッド101が開口部104に入って各走査領域の走査開始地点から走査終了地点までインクを吐出している間、直前にインクを吐出した走査領域と、インクを吐出している走査領域とに平板部103が懸かっている。
【選択図】図1
Description
まず、基板の中央部から左右交互にインクが塗布される方法について説明する。
図13に示すように、走査経路1、走査経路2、・・・、走査経路n−1、走査経路nの順で、インクジェットヘッドが基板11の中央上部から左右交互に走査しながらインクを塗布する。このとき、インクジェットヘッドが基板11の中央上部から左右交互に移動しながら基板11の左側上部および右側上部まで移動する。すなわち、偶数番目の走査においては、インクジェットヘッドが基板11の右上部に移動して上部から下部に向かって走査する。奇数番目の走査においては、インクジェットヘッドが基板11の左上部に移動して上部から下部に向かって走査する。そして、基板11の上面にレジスト膜12が形成される。
次に、基板の中央部から渦巻状にインクが塗布される方法について説明する。
図14に示すように、走査経路1、走査経路2、・・・、走査経路n−1、走査経路nの順で、インクジェットヘッドが基板11の中央上部から渦巻状に走査しながらインクを塗布する。このとき、インクジェットヘッドが基板11の中央上部から渦巻状に移動しながら基板11の左側上部および右側下部まで移動する。すなわち、偶数番目の走査においては、インクジェットヘッドが基板11の右下部に移動して下部から上部に向かって走査する。奇数番目の走査においては、インクジェットヘッドが基板11の左上部に移動して上部から下部に向かって走査する。そして、基板11の上面にレジスト膜13が形成される。
これらの方法については、図15に示すように、インクジェットヘッドが隣の走査領域の側部に掛かるようにして走査する。隣の走査領域に描画された液滴ラインの側部に接するようにして液滴ラインが描画される。すなわち、液滴ラインの乾燥速度が最も早い箇所に掛かるようにして液滴ラインが描画される。乾燥し易い液滴ラインの側部を露出した状態の時間が最小に抑えられる。隣の液滴ラインの側部における乾燥速度を抑制することができる。溶媒雰囲気が均一になり塗布ムラを抑制することができる。
(C1)有機デバイスの製造装置は、(a)塗布対象基板に有機層を形成するインクを吐出するインク吐出ヘッドと、(b)前記塗布対象基板が設置される場所に懸かる平板部を有し、前記インク吐出ヘッドが入る開口部が前記平板部に形成された蓋とを備える。
以下、本発明に係わる実施の形態について説明する。
<製造装置>
まず、本実施の形態における有機デバイスの製造装置について説明する。
ここでは、一例として、図2に示すように、製造装置100は、Xステージ110と、Yステージ120と、コントローラ130と、メンテナンスエリア140とを備える。
Xステージ110は、インクジェットヘッド101が取り付けられるメインステージ110aと、蓋102の長手方向の両縁が取り付けられる第1のサブステージ110bと第2のサブステージ110cとを備える。
第1の可動部113bは、X方向に移動することができ、第1の柱部111aと第2の柱部112aとの間でX方向に蓋102を移動させることができる。
<Yステージ120>
Yステージ120は、図3(A),図3(B)に示すように、Z方向とX方向とから見ると、塗布対象基板105が設置される長方形の台座部121と、塗布対象基板105を吸着して台座部121に固定する吸着部122と、台座部121をY方向に移動させることができる駆動部123とを備える。
台座部121は、X方向の長さが塗布対象基板105のX方向の長さW2よりも長く、Y方向の長さが塗布対象基板105のY方向の長さよりも長く、塗布対象基板105が設置される面が平坦であるものである。
インクジェットヘッド101は、ピッチ500μmごとに128個の穴径20μmのノズル穴が形成されている。インク117が入れられたインクタンク118が接続されている。さらに、インクタンク118からインク117が各ノズル穴に供給されている。アクチュエータであるピエゾ素子(不図示)が各ノズル穴に設置されている。ピエゾ素子(不図示)を電圧波形で制御することによって、吐出速度、吐出量、吐出周波数などを制御することができる。
蓋102は、図3(A)に示すように、Z方向から見ると、第1の柱部111aよりに、台座部121に面するように可動部113aと台座部121との間に平板部103が配置されている。第2の柱部112a側から切り込まれるようにして、インクジェットヘッド101が入る開口部104が平板部103に形成されている。
コントローラ130は、塗布対象基板105の全面にインクが塗布されるように、インクジェットヘッド101と、Xステージ110と、Yステージ120とを制御する。
メンテナンスエリア140は、図3(A)に示すように、Z方向から見ると、インクジェットヘッド101がすっぽり収まる円形の台座である。可動部113aの下方に配置され、Yステージ120と第2の柱部112aとの間に配置されている。メンテナンス時には、インクジェットヘッド101がメンテナンスエリア140の上方に配置される。
次に、製造装置100によって製造される有機デバイスについて説明する。
図4(A)に示すように、有機デバイス150は、製造装置100で塗布対象基板105のセル153にインクが塗布されることによって、陽極154と陰極156とで挟まれた有機層155が形成されたものである。ここでは、話を簡単にするために、有機デバイス150に形成された有機層155は、発光層の1層構造で構成されているとする。
バンク152は、基板151の上層に形成された厚さ1μmの層であり、絶縁性を有する材料から構成されている。
陽極154は、セル153に形成された厚さ500nm以下の層であり、ITOから構成されている。また、可視光を80%以上透過し、比抵抗が10−4Ω・cm以下であり、電極として作用するには十分低抵抗である。
次に、製造装置100におけるインク塗布方法について説明する。ここでは、話を簡単にするために、インクジェットヘッド101のノズル数を9個とし、塗布対象基板105においてX方向に配列されたセル数を27個とし、1つのセル153に対して15滴のインク液滴が滴下されるとする。さらに、図5に示すように、走査領域B、走査領域C、走査領域Dの順に走査されるとする。
次に、製造装置100におけるインクジェットヘッド101のノズルピッチと有機デバイス150のセルピッチとの関係について説明する。
次に、インクが塗布されるときの製造装置100の動作について説明する。
ここでは、予め、塗布対象基板105が台座部121に吸着で固定されている。台座部121に固定された塗布対象基板105の上面に印されたアライメントマークの位置から塗布対象基板105の位置を特定する。特定した位置から、製造装置100の座標系に合わせるようにして塗布対象基板105の位置が調整されているとする。下記(工程1)〜(工程5)が実行されて、陽極154が形成されたセル153に所定量のインク液滴が滴下されるように、コントローラ130がプログラムされているとする。
次に、蓋102に形成された開口部104にインクジェットヘッド101を配置して塗布対象基板105にインクを塗布することによって、各走査領域間に生じる膜厚分布を低減することができ、スジ状のムラが発生し難くなる理由について説明する。
まず、ガラス基板の上面にインク液滴が滴下された直後の状態と、乾燥中の状態と、乾燥後の状態とを参照しながら、インク液滴の乾燥過程について説明する。
次に、インク液滴が滴下されたセル配列部分の乾燥過程について説明する。ここでは、話を簡単にするために、9×4個のセル配列部分が1走査で塗布されたとする。
これに対して、図1(A),図1(B)に示すように、製造装置100は、インクが塗布された領域を蓋102で覆ったまま、次の領域にインクが塗布される。これによって、インクが塗布された領域において、右側の乾燥速度F3よりも中央の乾燥速度G3の方が遅い。このため、1回目の走査で塗布された走査領域Bと2回目の走査で塗布された走査領域Cとにおける境界部分については、大気にさらされながらも、乾燥速度が遅い状態(乾燥速度G3)に保たれる。
次に、大気中に放置された塗布対象基板105の上方に蓋102が配置されたときの効果を調べた実験結果について説明する。ここでは、話を簡単にするために、実験には、塗布対象基板105と同様の役割を果たすものとして、縦横220μm×70μmのセルがY方向ピッチ270μm、X方向ピッチ90μmで900個配列された30mm角の基板が使用された。また、蓋102と同様の役割を果たすものとして、直径150mmのガラス製の蓋が使用された。
(手順1)基板の直上に蓋を配置した状態で、インクジェット方式で基板にインクを塗布する。
このとき、図10(A)に示すように、X方向の3列に1列の割合で、インクが20滴ずつ、基板の各セルに塗布された。また、図10(B)に示すように、塗布後の基板が室温かつ大気中に放置されると、基板の縁部分から乾燥が開始する。なお、蓋が無い場合には、3分25秒で乾燥が開始する。
(1)飽和蒸気圧が大きくなるにしたがって隙間Hが大きい場合でも蓋の効果が得られる。
これは、次の理由による。まず、溶媒の拡散に関する基本法則であるフィックの法則から、下記式(1)で示されるように、任意の位置における拡散束が濃度勾配に比例する。
以上、本実施の形態によれば、走査領域における中央部分と境界部分との乾燥速度の差を小さくすることができるため、走査領域における境界部分に発生しやすいスジ状のムラが発生し難くなる。
なお、図11(A),図11(B)に示すように、製造装置200は、製造装置100と比べて、蓋102と、Xステージ110と、コントローラ130との代わりに、蓋202と、Xステージ210と、コントローラ230とを備えるとしてもよい。
蓋202は、ロール状のシートであり、平板部203aと、第1のロール部203bと、第2のロール部203cとを有する。平板部203aは、ロール状のシートにおいて、塗布対象基板105に面するように配置された部分である。第1のロール部203bは、ロール状のシートにおいて、平板部203aになる部分が巻き取られた部分である。第2のロール部203cは、ロール状のシートにおいて、平板部203aであった部分が巻き取られた部分である。
Xステージ210は、第1のサブステージ110bと、第2のサブステージ110cとの代わりに、第1のサブステージ210bと、第2のサブステージ210cとを備える。
第1の可動部213bは、X方向に移動することができ、第1の柱部111aと第2の柱部112aとの間でX方向に蓋202を移動させることができる。さらに、X方向を回転軸にして回転することができる。
<コントローラ230>
コントローラ230は、コントローラ130と比べて、さらに、第1の可動部213bと第2の可動部213cとを制御して、平板部203aになるシート部分を送り出させ、平板部203aであったシート部分を巻き取らせることができる。
なお、図12に示すように、製造装置300は、製造装置100と比べて、インクジェットヘッド101と、蓋102と、コントローラ130と、メンテナンスエリア140との代わりに、インクジェットヘッド301と、蓋302と、コントローラ330と、メンテナンスエリア340とを備えるとしてもよい。
インクジェットヘッド301は、ノズル配列方向(X方向)の長さW3が塗布対象基板105のX方向の長さW2と同じ、または、それより長い。セル数よりも多くのノズルを有し、セルピッチに合わせてノズルが配置されている。
蓋302は、図12に示すように、Z方向から見ると、第1の柱部111aよりに、台座部121に面するように可動部113aと台座部121との間に平板部303が配置されている。第2の柱部112a側から切り込まれるようにして、インクジェットヘッド301が入る開口部304が平板部303に形成されている。
コントローラ330は、1回の走査で塗布対象基板105の全面にインクが塗布されるので、Yステージ120を制御して塗布対象基板105をY方向に往復させながら、Xステージ110を制御してインクジェットヘッド301と蓋302とを同調でX方向に移動させる必要がない。
メンテナンスエリア340は、Z方向から見ると、インクジェットヘッド301がすっぽり収まって角が丸くされた長方形の台座である。長手方向がX方向になるように、可動部113aの下方、かつYステージ120と第2の柱部112aとの間に配置されている。メンテナンスのときにインクジェットヘッド301が上方に配置される。
なお、図には示されてはいないが、Yステージ120は、台座部121の代わりに、塗布対象基板105の厚みに相当する浅さで塗布対象基板105が収まり固定される凹部が、塗布対象基板105が設置される面に形成された台座部を備えるとしてもよい。これによって、凹部に塗布対象基板105が吸着で固定されたときに、Yステージ120において、塗布対象基板105が設置された側の面に生じる凹凸の差を小さくすることができる。蓋102と塗布対象基板105との間の溶媒雰囲気において、塗布対象基板105の厚み分による影響を小さくでき、均一にすることができる。スジ状のムラがより発生し難くなるように改善することができる。
なお、図には示されてはいないが、製造装置100は、Yステージ120の代わりに、X−Yステージを備えるとしてもよい。この場合において、図2に示されるコントローラ130は、インクジェットヘッド101が走査領域Bの走査終了地点までインクを吐出すると、X−Yステージを制御して、走査領域Cの走査開始地点にインクジェットヘッド101が配置されるように塗布対象基板105を移動させる。これによって、インクジェットヘッド101と蓋102とを同調で移動させずとも、第1の走査領域Bに平板部103が懸かって走査領域Cの走査開始地点に開口部104が配置される。同様の効果を得ることができる。
なお、有機デバイス150は、2つのセルで構成されたものに限定されるのではなく、複数のセルで構成されているとしてもよい。
なお、製造装置100は、有機系の正孔注入層、有機系の電子注入層をインク塗布方法で形成する場合においても適用することができる。また、溶媒に半導体溶質が溶解している有機半導体をパターン形成し、乾燥、ベーク後の有機半導体層が500nm以下の厚さになるように構成する場合においても適用することができる。
なお、厚さ0.7mmのガラス板と同等の光透過性能を有するものであれば、基板151の厚さは問わない。また、同様の効果が得られるのであれば、ガラス基板の代わりに、光透過性能を有するポリマー、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などが使用されるとしてもよい。
なお、発光層の材料を溶解する溶媒としては、トルエン、キシレン、アセトン、アニソール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキシルベンゼン、メトキシトルエン、フェノキシトルエンなど、またはこれらの混合溶媒が挙げられる。特に、アニソール、キシレン、トルエンといった芳香族系有機溶剤の溶解性が良く好適である。ただし、インク滴下後の乾燥速度を抑制するために、インクには沸点が150℃以上の溶媒が10%以上含まれていることが望ましい。さらに、インクジェットによる塗布のために、インクの粘度が1cPs以上20cPs以下であることが望ましい。
なお、インク状の正孔輸送層形成材料を溶解または分散させる溶媒としては、例えば、水、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、水など、またはこれらの混合溶媒などが挙げられる。
12 レジスト膜
13 レジスト膜
100 製造装置
101 インクジェットヘッド
102 蓋
103 平板部
104 開口部
105 塗布対象基板
110 Xステージ
110a メインステージ
111a 第1の柱部
112a 第2の柱部
113a 可動部
110b 第1のサブステージ
111b 第1の補助柱部
112b 第2の補助柱部
113b 第1の可動部
110c 第2のサブステージ
111c 第3の補助柱部
112c 第4の補助柱部
113c 第2の可動部
115 ヘッド固定治具
116 調整機構
117 インク
118 インクタンク
120 Yステージ
121 台座部
122 吸着部
123 駆動部
130 コントローラ
140 メンテナンスエリア
150 有機デバイス
151 基板
152 バンク
153 セル
154 陽極
155 有機層
156 陰極
161 ノズル穴
171 ガラス基板
172 インク液滴
172a 中央部
172b 縁部
181 セル配列部分
181a 中央部分
181b 境界部分
182 インク液滴
183 セル
202 蓋
203a 平板部
203b 第1のロール部
203c 第2のロール部
204 開口部
210b 第1のサブステージ
211b 第1の補助柱部
212b 第2の補助柱部
213b 第1の可動部
210c 第2のサブステージ
211c 第3の補助柱部
212c 第4の補助柱部
213c 第2の可動部
301 インクジェットヘッド
302 蓋
303 平板部
304 開口部
340 メンテナンスエリア
Claims (16)
- 塗布対象基板に有機層を形成するインクを吐出するインク吐出ヘッドと、
前記塗布対象基板が設置される場所に懸かる平板部を有し、前記インク吐出ヘッドが入る開口部が前記平板部に形成された蓋と
を備えることを特徴とする有機デバイスの製造装置。 - 複数の走査領域に分けて前記塗布対象基板に前記有機層を形成する場合において、前記インク吐出ヘッドが前記開口部に入って各走査領域の走査開始地点から走査終了地点まで前記インクを吐出している間、直前に前記インクを吐出した走査領域と、前記インクを吐出している走査領域とに前記平板部が懸かっている
ことを特徴とする請求項1に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記インク吐出ヘッドと前記蓋とが設置され、第1の方向に前記インク吐出ヘッドと前記蓋とを移動する第1のステージと、
第1の方向に前記複数の走査領域が並んで配置されて第1の方向に直交する第2の方向に各走査領域の走査開始地点と走査終了地点とが配置された前記塗布対象基板が設置され、第2の方向に前記塗布対象基板を移動する第2のステージと、
前記複数の走査領域における第1の走査領域と、前記第1の走査領域に隣接する第2の走査領域とに前記有機層を形成する場合において、前記インク吐出ヘッドが前記第1の走査領域の走査終了地点までインクを吐出すると、前記第1のステージと前記第2のステージとを制御して、前記第2の走査領域の走査開始地点に前記インク吐出ヘッドを移動させ、前記インク吐出ヘッドの移動に同調して、前記第1の走査領域と前記第2の走査領域とに前記平板部が懸かって前記第2の走査領域の走査開始地点に前記開口部が配置されるように前記蓋を移動させるコントローラと
を備えることを特徴とする請求項2に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記平板部における第1の方向の長さが前記インク吐出ヘッドにおけるノズル配列方向の長さを2倍にした長さよりも長く、
前記平板部における第2の方向の長さが前記第2のステージにおける第2の方向の長さを2倍にした長さよりも長い
ことを特徴とする請求項3に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記蓋がロール状のシートを有し、前記平板部が前記ロール状のシートから第2の方向に送り出された部分である
ことを特徴とする請求項4に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記第2のステージに、前記塗布対象基板の厚みに相当する浅さで前記塗布対象基板が収まり固定される凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記インク吐出ヘッドにおけるノズル配列方向の長さが前記塗布対象基板における短手方向の長さよりも長く、前記平板部が前記塗布対象基板の全面を覆う
ことを特徴とする請求項1に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記インクが前記インク吐出ヘッドからインクジェット方式で吐出される
ことを特徴とする請求項1に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記インクが沸点150度以上の溶媒を10%以上含む
ことを特徴とする請求項1に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記インクが高分子発光材料である
ことを特徴とする請求項1に記載の有機デバイスの製造装置。 - 前記有機デバイスが有機ELディスプレイである
ことを特徴とする請求項1に記載の有機デバイスの製造装置。 - 塗布対象基板に有機層を形成するインクを吐出するインク吐出ヘッドと、
前記塗布対象基板が設置される場所に懸かる平板部を有し、前記インク吐出ヘッドが入る開口部が前記平板部に形成された蓋と
を備える製造装置による有機デバイスの製造方法であって、
複数の走査領域に分けて前記塗布対象基板に前記有機層を形成する場合において、前記インク吐出ヘッドが前記開口部に入って各走査領域の走査開始地点から走査終了地点まで前記インクを吐出している間、直前に前記インクを吐出した走査領域と、前記インクを吐出している走査領域とに前記平板部が懸かっているように前記蓋が配置される工程
を含むことを特徴とする有機デバイスの製造方法。 - 前記インクが前記インク吐出ヘッドからインクジェット方式で吐出される
ことを特徴とする請求項12に記載の有機デバイスの製造方法。 - 前記インクが沸点150度以上の溶媒を10%以上含む
ことを特徴とする請求項12に記載の有機デバイスの製造方法。 - 前記インクが高分子発光材料である
ことを特徴とする請求項12に記載の有機デバイスの製造方法。 - 前記有機デバイスが有機ELディスプレイである
ことを特徴とする請求項12に記載の有機デバイスの製造方法。
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