JP2009261189A - 回転電機のコイル組立体製造方法 - Google Patents

回転電機のコイル組立体製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コイル線材の編込みを簡易に且つ確実に行うことができ、編込み工程終了後にコイル線材を変形させる工程を必要としない回転電機のコイル組立体製造方法を提供する。
【解決手段】第1及び第2コイル線材30A、30Bを軸線方向に対向させて第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が交差するように配置する(配置工程)。第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bの前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1を第1コイル線材30Aの第2ターン部A2に係合させる(第1係合工程)、前記の係合動作を行うことによって、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1を第1コイル線材30Aの第3ターン部に係合させる(第2係合工程)。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機のコイル組立体製造方法に関する。
従来、回転電機のコイル組立体を製造する方法として、種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1には、相対向する一対の板状巻芯を用いて複数のコイル線材を同時に巻回する方法が提案されている。また、特許文献2には、巻回工程により三角波形状に形成した一のコイル線材に対して他のコイル線材を、90度だけその軸周りに回転させるとともに、半分のターン分だけそれらの重なりを増加するように一のコイル方向に進める工程と、他のコイル線材をさらにその軸周りに90度だけ回転させる工程とを繰り返すことにより、順次他のコイル線材を半分のターン分ずつ一のコイル線材に編み込む方法が提案されている。
特開2002−176752号公報 特開2004−104841号公報
しかし、特許文献2では、三角波形状のコイル線材を用いて上記の編込み工程を行うようにしていることから、最終的な形状の巻線部材(特許文献2の図2参照。)を得るためには、編込み工程の後に、各コイル線材の直線部を可動部材によって変形させる変位工程(特許文献2の図34等参照。)を必要としている。そのため、工数が多くなるという問題や、上記の変位工程を行う際に各コイル線材の表面を被覆する絶縁被膜に損傷が発生するという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、コイル線材の編込みを簡易に且つ確実に行うことができ、編込み工程終了後に、コイル線材を変形させる工程を必要としない回転電機のコイル組立体製造方法を提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段について、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.複数のターン部が形成された複数のコイル線材を互いに編込んで回転電機のコイル組立体を製造する方法であって、
第1コイル線材と第2コイル線材とを軸線方向に対向させて前記第1コイル線材の第1ターン部と前記第2コイル線材の第1ターン部が交差するように配置する配置工程と、
前記第1コイル線材に対して、前記第2コイル線材が前記軸線方向に沿って前進移動する前進移動動作と、前記第2コイル線材が軸線周りに回転する回転動作と、前記第2コイル線材が平行移動する平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、前記第1コイル線材及び前記第2コイル線材のいずれか一方の前記第1ターン部をいずれか他方の第2ターン部に係合させる第1係合工程と、
前記係合動作を行うことによって、前記いずれか一方の前記第1ターン部を前記いずれか他方の第3ターン部に係合させる第2係合工程と、
を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
手段1では、まず、第1コイル線材と第2コイル線材とを上記のように軸線方向に対向させて第1コイル線材の第1ターン部と第2コイル線材の第1ターン部が交差するように配置する配置工程を行った後、第1係合工程及び第2係合工程を順次行うことにより、第1コイル線材と第2コイル線材の編込みを行う。
第1係合工程では、前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、第1コイル線材及び第2コイル線材のいずれか一方の第1ターン部を、いずれか他方の第2ターン部に係合させる。この場合、係合動作の平行移動動作は、第2コイル線材の移動方向によって第1コイル線材と第2コイル線材との係合形態が異なる。第2コイル線材を、第1コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ平行移動する場合には、第2コイル線材の第1ターン部が第1コイル線材の第2ターン部と係合する。一方、第2コイル線材を、第2コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ平行移動する場合には、第2コイル線材の第2ターン部が第1コイル線材の第1ターン部と係合する。
そして、次の第2係合工程では、上記の係合動作を行うことによって、前記いずれか一方の第1ターン部を前記いずれか他方の第3ターン部に係合させる。この場合、第2コイル線材が平行移動動作を行う際の移動方向は、第1係合工程における移動方向と同じとされる。よって、第2コイル線材を、第1コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ平行移動する場合には、第2コイル線材の第1ターン部が第1コイル線材の第3ターン部と係合する。一方、第2コイル線材を、第2コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ平行移動する場合には、第2コイル線材の第3ターン部が第1コイル線材の第1ターン部と係合する。
このように、第1係合工程及び第2係合工程を行って、第1コイル線材及び第2コイル線材のいずれか一方の第1ターン部を、いずれか他方の第2ターン部及び第3ターン部に一つずつ順番に係合させることにより、第1コイル線材と第2コイル線材との編込みを行う。
なお、いずれか他方のコイル線材の第4ターン部(第2係合工程終了時には第2ターン部と見なされる。)以降については、第2係合工程終了後、上記の第1係合工程及び第2係合工程を同様に繰り返すことにより、第1及び第2コイル線材の全長に亘って編込みを行うことができる。
したがって、手段1によれば、前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる係合動作を行う第1係合工程及び第2係合工程を有するため、複数のターン部が形成されたコイル線材の編込みを簡易に且つ確実に行うことができる。また、コイル線材の編込みを行った後に、コイル線材を変形させる工程を必要としないので、工数の増大や、コイル線材の表面を被覆する絶縁被膜の損傷発生を回避することができる。
なお、本手段の製造方法により製造されるコイル組立体は、例えば、周方向に交互に異なる複数の磁極を形成している回転子と内周側または外周側で向き合う固定子とを有する回転電機に用いられ、断面形状が略矩形状の線材により形成され固定子コアの周方向に設けられた複数のスロットに設置される多相固定子巻線を構成するものである。また、コイル線材は、例えば、周方向の異なるスロットに設置されているスロット収容部と、スロットの外部でスロット収容部同士を接続しているターン部とを有し、スロットから突出するターン部の突出箇所は、コイル線材がまたがって設置されているスロット同士に向けたクランク形状に形成されたものである。また、ターン部の略中央部はねじりを伴わないクランク形状に形成されたものであってもよく、コイル線材のクランク形状が形成されている略中央部が、線材の略幅分クランク形状にずれたものであってもよい。また、コイル線材は固定子コアの全周にわたって連続して形成されたものであってもよい。
2.前記第1係合工程及び前記第2係合工程において、前記前進移動動作と前記回転動作と前記平行移動動作がそれぞれ単独で行われることを特徴とする手段1に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段2によれば、第2コイル線材の前進移動動作、回転動作及び平行移動動作の各動作を確実に行わせることが可能となるため、第1コイル線材と第2コイル線材との干渉を回避しつつ、それらの対応するターン部の係合をより確実に且つ安定して行うことができる。また、使用する編込み装置の構造を簡略化することができるため、低コスト化を図ることが可能となる。
3.前記第1係合工程及び前記第2係合工程において、前記前進移動動作と前記回転動作と前記平行移動動作が同時に行われることを特徴とする手段1に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段3によれば、第1コイル線材と第2コイル線材の対応するターン部同士の係合動作を高速化することができるので、編込みの高速化を図ることができる。
4.前記第1係合工程における前記平行移動動作は、前記第1コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであり、前記第2係合工程における前記平行移動動作は、前記第1コイル線材の偶数番目のターン部側から奇数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであることを特徴とする手段1乃至3のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段4によれば、第2コイル線材の平行移動動作を、前進移動及び回転動作と関連付けて円滑に行うことが可能となる。これにより、第1係合工程及び第2係合工程における係合動作を円滑に行うことが可能となる。
5.前記第1係合工程における前記平行移動動作は、前記第2コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであり、前記第2係合工程における前記平行移動動作は、前記第2コイル線材の偶数番目のターン部側から奇数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであることを特徴とする手段1乃至3のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段5によれば、第1コイル線材の奇数番目のターン部側のみで、第2コイル線材が前進動作、平行移動動作及び回転動作を行うこととなるため、第2コイル線材の移動距離が短縮される。そのため、第1コイル線材と第2コイル線材の対応するターン部同士の係合動作を高速化することができるので、編込みの高速化を図ることができる。
6.前記第2係合工程終了後、前記第1係合工程及び前記第2係合工程を同様に繰り返して前記第2コイル線材の前記第1ターン部と前記第2コイル線材の第4ターン部以降の各ターン部との係合を順次行うことを特徴とする手段1乃至5のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段6によれば、第2係合工程終了後、第1係合工程及び第2係合工程を同様に繰り返し行うことによって、第1コイル線材及び第2コイル線材の第1ターン部から最終ターン部まで、全長に亘って編込みを行うことができる。
7.前記第1及び第2コイル線材として、固定子コアのスロットの内部に設置される複数のスロット収容部と、前記スロットの外部に配置され、周方向に異なる前記スロットに設置されている前記スロット収容部同士を接続する複数の前記ターン部とを有するものが用いられていることを特徴とする手段1乃至6のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段7によれば、固定子コアやスロットの大きさに合わせて、最適なコイル線材を選択して用いることが可能となる。
8.前記スロット収容部と前記ターン部との接続部は屈曲していることを特徴とする手段7に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段8によれば、隣り合うスロット収容部同士の間隔をより広く設定することができるので、第1係合工程及び第2係合工程における係合動作を行う際に、第1コイル線材と第2コイル線材との干渉を回避し易くすることができる。特に、多数のコイル線材の編込みを行う場合により有利になる。
9.各前記コイル線材として、奇数番目のターン部と偶数番目のターン部が、軸線周りの180度位相がずれた位置に交互に設けられたものが用いられていることを特徴とする手段1乃至8のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段9によれば、コイル線材として、奇数番目のターン部と偶数番目のターン部が、軸線周りの180度位相がずれた位置に交互に設けられたものが用いられるため、第1係合工程及び第2係合工程を容易に且つ確実に行うことが可能となる。そのため、第1コイル線材と第2コイル線材の対応するターン部同士の編込みを簡易に且つ確実に行うことが可能となる。
10.各前記ターン部は、複数のクランク部により階段状に形成されていることを特徴とする手段1乃至9のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
手段10によれば、クランク部が設けられていない三角形状のターン部に比べて、ターン部の高さを低くすることできる。そのため、固定子コアの軸方向両側にそれぞれ軸方向外方へ突出した状態に形成されるターン部の突出高さを低くすることができる。
11.手段1乃至10のいずれか一つに記載の回転電機のコイル組立体製造方法により作製された第1編込み済みコイル線材と第2編込み済みコイル線材とを軸線方向に対向させて前記第1編込み済みコイル線材の第1ターン部と前記第2編込み済みコイル線材の第1ターン部が交差するように配置する配置工程と、
前記第1編込み済みコイル線材に対して、前記第2編込み済みコイル線材が前記軸線方向に沿って前進移動する前進移動動作と、前記第2編込み済みコイル線材が軸線周りに回転する回転動作と、前記第2編込み済みコイル線材が平行移動する平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、前記第1編込み済みコイル線材及び前記第2編込み済みコイル線材のいずれか一方の前記第1ターン部をいずれか他方の第2ターン部に係合させる第1係合工程と、
前記係合動作を行うことによって、前記いずれか一方の前記第1ターン部を前記いずれか他方の第3ターン部に係合させる第2係合工程と、
を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
手段11によれば、複数のコイル線材が編み込まれた編込み済みコイル線材を用いて編込みを行うため、4本以上のコイル線材の編込みを行うことができる。これにより、多数本のコイル線材が編み込まれることにより製造されるコイル組立体を簡易に製造することができる。
以下、本発明の回転電機のコイル組立体製造方法を具体化した各実施形態について図面を参照しつつ具体的に説明する。最初に、本発明の各実施形態の製造方法により製造されるコイル組立体20を適用した回転電機の固定子10の概略構成について説明する。図1は、コイル組立体20を適用した回転電機の固定子10の外観を示す斜視図であり、(B)は固定子10を側方から見た図である。図2は、固定子10の一部分を拡大して示す斜視図である。
図1に示す固定子10は、例えば車両の電動機および発電機を兼ねる回転電機に使用される。固定子10は、内周側に回転子(図示せず)を回転自在に収容する。回転子は、永久磁石により周方向に交互に異なる磁極を固定子10の内周側と向き合う外周側に複数形成している。固定子コア12は、所定厚さの磁性鋼板を軸方向に積層して環状に形成されている。固定子コア12には、図2に示すように、軸方向に沿い周方向に隣接するスロット14、15を一組として固定子コア12の内周側の周方向に複数組のスロットが形成されている。固定子巻線としてのコイル組立体20は三相巻線であり、周方向に隣接する一組のスロット14、15に各相の固定子巻線が設置されている。そして、スロット14、15を一組として周方向に隣接する三組のスロット14、15に異なる相の固定子巻線が設置されている。
次に、コイル組立体20の構成について説明する。図3は、コイル組立体20の外観を示す斜視図である。図4は、コイル組立体20のコイルエンド部を示す正面図である。図5は、コイル線材30の全体形状を示す正面図である。図6は、コイル線材30の断面図である。図7は、コイル線材30のターン部42の形状を示す斜視図である。
コイル組立体20のコイル線材30は、図5に示すように、複数のターン部42が所定ピッチで複数形成されたものであり、1本の長さは約3mである。また、コイル線材30は、図6に示すように、銅製の導体32と、導体32の外周を覆い導体32を絶縁する内層34および外層36からなる絶縁被覆とから形成されている。内層34は導体32の外周を覆い、外層36は内層34の外周を覆っている。内層34および外層36を合わせた絶縁被覆の厚みは、100μm〜200μmの間に設定されている。このように、内層34および外層36からなる絶縁被覆の厚みが厚いので、コイル線材30同士を絶縁するためにコイル線材30同士の間に絶縁紙等を挟み込んで絶縁する必要がない。
外層36は絶縁材、内層34は外層よりもガラス転移温度の高い熱可塑性樹脂またはガラス転移温度の無いポリアミドイミド等の絶縁材で形成されている。これにより、回転電機に発生する熱により外層36は内層34よりも早く軟化するので、同じスロット14に設置されているコイル線材30同士が外層36同士で熱接着する。その結果、同じスロット14に設置されている複数のコイル線材30が一体化しコイル線材30同士が剛体化するので、スロット14内のコイル線材30の機械的強度が向上する。また、過剰な振動が発生しても、内層34と導体32の接着箇所よりも内層34と外層36との接着箇所が先に剥離するので、内層34と導体32との接着を維持し絶縁を確保できる。
コイル線材30は、図2に示すように、固定子コア12のスロット14、15内に設置されるスロット収容部40と、スロット14、15から固定子コア12の外に突出し、周方向に異なるスロットに設置されているスロット収容部40同士を接続しているターン部42とを有しており、固定子コア12に波巻されることにより固定子巻線(コイル組立体)20を形成している。ターン部42は固定子コア12の軸方向両側にそれぞれ形成されている。この場合、スロット収容部40とターン部42との接続部は、略直角に屈曲している。このコイル線材30は、奇数番目のターン部と偶数番目のターン部が、軸線周りの180度位相がずれた位置に交互に設けられている。
ターン部42の略中央部には、図7に示すように、ねじりを伴わないクランク部44が形成されている。クランク部44は、固定子コア12の端面13に沿ってクランク形状に形成されている。このクランク部44のクランク形状によるずれ量は、線材30の略幅分である。これにより、径方向に隣接している線材30のターン部42同士を密に巻回できる。その結果、コイルエンドの径方向の幅が小さくなるので、コイル組立体20が径方向外側に張り出すことを防止する。
また、スロット14、15から固定子コア12の外に突出するターン部42の突出箇所に、線材30がまたがって設置されているスロット同士に向けて固定子コア12の軸方向両側の端面13に沿ってクランク部46が形成されている。これにより、スロット14、15から突出している線材30のターン部42の突出箇所の間隔、言い換えればターン部42が形成する三角形状部分の底辺の長さは、コイル線材30がまたがって設置されているスロット同士の間隔よりも狭くなっている。その結果、コイルエンドの高さhが低くなる。
また、固定子コア12の端面13に沿ったクランク部46の長さをd1、周方向に隣接するスロット同士の間隔をd2とすると、d1≦d2になっている。これにより、コイル線材30のクランク部46が周方向に隣り合うスロットから突出するコイル線材30と干渉することを防止できる。これにより、周方向に隣接するスロットから突出するコイル線材30同士が互いに干渉することを避けるために、コイルエンドの高さが高くなったり、あるいはコイルエンドの径方向の幅が大きくなったりすることを防止できる。その結果、コイルエンドの高さが低くなる。さらに、コイルエンドの径方向の幅が小さくなるので、コイル組立体20が径方向外側に張り出すことを防止する。
さらに、コイル線材30には、ターン部42の略中央部のクランク部44と、ターン部42の突出箇所に形成したクランク部46との間に、それぞれ2個のクランク部48が形成されている。つまり、固定子コア12の一方の軸方向の端面13側のコイル線材30のターン部42には、合計7個のクランク部が形成されている。これにより、クランク部を形成しない三角形状のターン部の高さに比べ、ターン部42の高さhが低くなる。クランク部48のクランク形状も、クランク部44、46と同様に、固定子コア12の端面13に沿ったクランク形状に形成されている。したがって、コイル線材30のターン部42は、クランク部44を挟んで両側を階段状に形成している。
ここで、三相の固定子巻線としてのコイル組立体20において、回転子の1極当たり各相のコイル線材30は2個のスロット14、15に設置されている。つまり、周方向に連続して隣接しているコイル組立体20の回転子の1極当たりのスロットの総数は3×2=6である。その結果、周方向の異なるスロットにまたがって設置されているコイル線材30は、周方向に6個離れたスロット同士に設置されるので、コイル線材30の略中央部の1個のクランク部44を加え、周方向に隣接しているスロットから突出するコイル線材30同士の干渉を避けるため、(3×2+1)個のクランク部をターン部42に形成することが望ましい。このように固定子コア12の一方の軸方向側のコイルエンドでコイル線材30に7個のクランク部を形成したことにより、コイルエンドの高さを低くし、コイルエンドの径方向の幅を小さくすることができる。
〔実施形態1〕
次に、実施形態1のコイル組立体20の製造方法について説明する。図8及び図9は、実施形態1のコイル組立体20の製造における編込み方法を示す説明図である。以下、図8及び図9を参照しつつ、コイル線材の編込み方法についてのみ説明する。なお、実施形態1において用いられる第1コイル線材30A及び第2コイル線材30Bは、直線状の線材を型により成形することによって予め加工されているものであり、図5に示すコイル線材30と同様の形状に形成されている。また、図8及び図9においては、第1及び第2コイル線材30A、30Bの階段状に形成されている各ターン部の形状が直線状に簡易表記されている。
本実施形態の第1及び第2コイル線材30A、30Bの編込み方法は、配置工程と、第1係合工程と、第2係合工程とを順次行うものである。まず、配置工程では、図8(A)に示すように、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bとを軸線方向に対向させて第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が交差するように配置する。この場合、図8(A)において、第1コイル線材30Aは左側に配置され、第2コイル線材30Bは右側に配置されている。
第1コイル線材30Aの第1ターン部A1は右端に位置しており、左端に向かって順番に第2ターン部A2以降の各ターン部が続いている。第1コイル線材30Aの奇数番目のターン部A1、A3、…は下方に位置し、偶数番目のターン部A2、A4、…は上方に位置している。一方、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1は左端に位置しており、右端に向かって順番に第2ターン部B2以降の各ターン部が続いている。第2コイル線材30Bの奇数番目のターン部B1、B3、…は上方に位置し、偶数番目のターン部B2、B4、…は下方に位置している。第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1は、図8(A)において、第1ターン部B1の左半分の部分が第1ターン部A1の右半分の部分を手前側から奥側へ乗り越える状態で交差している。
そして、次の第1係合工程では、図8(B)(C)に示すように、前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる一連の係合動作を行うことによって、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1を第1コイル線材30Aの第2ターン部A2に係合させる。この場合、まず、図8(B)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bを軸線方向に沿って矢印P方向(左方向)へ前進移動させて前進移動動作を行う。これにより、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1との交差位置が、前進移動距離に応じて矢印P方向(左方向)へ移る。
その後、図8(C)に示すように、第1コイル線材30Aに対する、第2コイル線材30Bの第1回転動作と平行移動動作と第2回転動作とを連続して行う。即ち、まず、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1に第1ターン部B1が係合している第2コイル線材30Bを、第1ターン部B1(第1ターン部A1)を支点として、矢印P方向に見て時計回りに略90度回転させることにより第1回転動作を行う。続いて、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1(奇数番目のターン部側)から第2ターン部A2(偶数番目のターン部側)へ、第2コイル線材30Bを平行移動させることにより平行移動動作を行う。続いて、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1(第2ターン部A2)を支点として、第2コイル線材30Bを矢印P方向に見て時計回りに約90度回転させることにより第2回転動作を行う。これにより、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が第1コイル線材30Aの第2ターン部A2に係合した状態になる。
そして、次の第2係合工程では、図9(A)(B)に示すように、第1係合工程と同様の前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1を第1コイル線材30Aの第3ターン部A3に係合させる。即ち、図9(A)に示すように、まず、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bを軸線方向に沿って矢印P方向(左方向)へ前進移動させて前進移動動作を行う。これにより、第1コイル線材30Aの第2ターン部A2と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1との交差位置が、前進移動距離に応じて矢印P方向(左方向)へ移る。
その後、図9(B)に示すように、第1コイル線材30Aに対する、第2コイル線材30Bの第1回転動作と平行移動動作と第2回転動作とを連続して行う。即ち、まず、第1コイル線材30Aの第2ターン部A2に第1ターン部B1が係合している第2コイル線材30Bを、第1ターン部B1(第2ターン部A2)を支点として、矢印P方向に見て時計回りに略90度回転させることにより第1回転動作を行う。続いて、第1コイル線材30Aの第2ターン部A2(偶数番目のターン部側)から第3ターン部A3(奇数番目のターン部側)へ、第2コイル線材30Bを平行移動させることにより平行移動動作を行う。続いて、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1(第3ターン部A3)を支点として、第2コイル線材30Bを矢印P方向に見て時計回りに約90度回転させることにより第2回転動作を行う。これにより、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が第1コイル線材30Aの第3ターン部A3に係合した状態になる。なお、この時、第2コイル線材30Bの第3ターン部B3と第1コイル線材30Aの第1ターン部A1とが係合している。
第2係合工程終了後、上記の第1係合工程及び第2係合工程を同様に繰り返して、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1を第1コイル線材30Aの第4ターン部A4以降の各ターン部に順次係合させることにより、第1コイル線材30A及び第2コイル線材30Bの全長に亘って、対応するターン部同士の係合(編込み)が行われる。
なお、第2係合工程終了直後には、図9(C)に示すように、上記の第1係合工程の前進移動動作と同様に、第2コイル線材30Bを軸線方向に沿って矢印P方向(左方向)へ前進移動させる前進移動動作が開始される。この時、第1コイル線材30Aの第4ターン部A4は、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が次に係合するターン部であるので、前記の第2係合工程の終了直後に開始される第1係合工程では、第2ターン部と見なされる。
そして、第1コイル線材30A及び第2コイル線材30Bの最終のターン部まで、対応するターン部同士の係合(編込み)が完了した後、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bを適宜回転及び平行移動させることにより、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bの対応するターン部同士が適切な状態で交差して重なり合うように調整して、本実施形態の編込み方法の全工程を終了する。
以上のように、本実施形態のコイル組立体20の製造方法によれば、上記の配置工程、第1係合工程及び第2係合工程を有するため、複数のターン部が形成された第1及び第2コイル線材30A、30Bの編込みを簡易に且つ確実に行うことができる。また、第1及び第2コイル線材30A、30Bの編込みを行った後に、第1及び第2コイル線材30A、30Bを変形させる工程を必要としないので、工数の増大や、第1及び第2コイル線材30A、30Bの表面を被覆する絶縁被膜の損傷発生を回避することができる。
また、本実施形態においては、第1係合工程における第2コイル線材30Bの平行移動動作は、第1コイル線材30Aの奇数番目のターン部A1、A3、…側から偶数番目のターン部A2、A4、…側へ平行移動するようにされ、第2係合工程における第2コイル線材30Bの平行移動動作は、第1コイル線材30Aの偶数番目のターン部A2、A4、…側から奇数番目のターン部A1、A3、…側へ平行移動するようにされている。そのため、第2コイル線材30Bの平行移動動作を、前進移動及び回転動作と関連付けて円滑に行うことが可能となるので、第1係合工程及び第2係合工程における係合動作を円滑に行うことが可能となる。
また、本実施形態の第1係合工程及び第2係合工程における係合動作は、前進移動動作と回転動作と平行移動動作をそれぞれ単独で行うようにしているため、第2コイル線材30Bの前進移動動作、回転動作及び平行移動動作の各動作を確実に行わせることが可能となる。そのため、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bとの干渉を回避しつつ、それらの対応するターン部の係合をより確実に且つ安定して行うことができる。また、使用する編込み装置の構造を簡略化することができるため、低コスト化を図ることが可能となる。
なお、係合動作の前進移動動作と回転動作と平行移動動作を同時に行うようにすることも可能であり、この場合には、係合動作を高速化することが可能となるので、編込みの高速化を図ることができる。
また、本実施形態において用いられる第1及び第2コイル線材30A、30Bは、略平行に並列配置されたスロット収容部40と階段状に形成されたターン部42との接続部が略直角に屈曲しているものであるため、スロット収容部40同士の間隔をより広く設定することができる。そのため、第1係合工程及び第2係合工程における係合動作を行う際に、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bとの干渉を回避し易くすることができる。特に、多数のコイル線材の編込みを行う場合により有利になる。
さらに、第1及び第2コイル線材30A、30Bは、奇数番目のターン部A1、B1、…と偶数番目のターン部A2、B2、…が、軸線周りの180度位相がずれた位置に交互に設けられたものが用いられるため、第1係合工程及び第2係合工程を容易に且つ確実に行うことが可能となる。そのため、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bの対応するターン部同士の編込みを簡易に且つ確実に行うことが可能となる。
また、第1及び第2コイル線材30A、30Bは、各ターン部42が複数のクランク部により階段状に形成されているものであるため、クランク部が設けられていない三角形状のターン部に比べて、ターン部42の高さを低くすることできる。そのため、固定子コア12の軸方向両側にそれぞれ軸方向外方へ突出した状態に形成されるターン部42の突出高さを低くすることができる。
なお、本実施形態の配置工程では、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が、図8(A)に示す状態で交差するように配置されているため、次の第1係合工程は、図8(B)に示す前進移動動作から開始される。しかし、配置工程で、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が、図8(B)に示す状態で交差するように配置されている場合には、図8(B)に示す前進移動動作が完了した状態であるので、次に行われる第1係合工程は、図8(C)に示す第2コイル線材30Bの第1回転動作から開始される。
また、本実施形態の編込み方法により作製された編込み済みコイル線材は、上述した編込み方法における第1及び第2コイル線材30A、30Bとして用いることにより、多数本のコイル線材を編み込で形成されるコイル組立体を作製することができる。例えば、12本のコイル線材を編み込む場合には、上述の編込み方法により、2本のコイル線材30を編み込んで形成した2組の編込み済みコイル線材を、上述の編込み方法により編み込んで、4本のコイル線材30が編み込まれた編込み済みコイル線材を作製する。
そして、その4本のコイル線材30からなる2組の編込み済みコイル線材を、さらに上述の編込み方法により編み込んで、8本のコイル線材30が編み込まれた編込み済みコイル線材を作製する。そして、8本のコイル線材30が編み込まれた編込み済みコイル線材と、別の4本のコイル線材30が編み込まれた編込み済みコイル線材とを、上述の編込み方法で編み込むことにより、12本のコイル線材30の編み込みが完了する。そして、各コイル線材30の端部を複数個所で接合すると共に、全体をドーナツ状に成形することによって図3に示すようなコイル組立体20が完成する。
本実施形態のコイル組立体20の製造方法は、第1及び第2コイル線材30A、30Bとして、複数のコイル線材30が編み込まれた編込み済みコイル線材を用いて編込みを行うことにより、4本以上のコイル線材30の編込みを行うことができる。これにより、多数本のコイル線材30が編み込まれることにより製造されるコイル組立体を簡易に製造することができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2のコイル組立体20の製造方法について説明する。図10及び図11は、実施形態2のコイル組立体20の製造における編込み方法を示す説明図である。以下、図10及び図11を参照しつつ、コイル線材の編込み方法についてのみ説明する。なお、実施形態2において用いられる第1コイル線材30A及び第2コイル線材30Bは、実施形態1と同じものである。また、図10及び図11においては、第1及び第2コイル線材30A、30Bの階段状に形成されている各ターン部の形状が直線状に簡易表記されている。
本実施形態の第1及び第2コイル線材30A、30Bの編込み方法は、配置工程と、第1係合工程と、第2係合工程とを順次行うものである。本実施形態の配置工程は、図10(A)に示すように、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bとを軸線方向に対向させて第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1が交差するように配置するものであり、実施形態1の配置工程と同一であるので詳しい説明は省略する。
そして、次の第1係合工程では、図10(B)(C)、図11(A)に示すように、前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる一連の係合動作を行うことによって、第2コイル線材30Bの第2ターン部B2を第1コイル線材30Aの第1ターン部A1に係合させる。この場合、まず、図10(B)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bを軸線方向に沿って矢印P方向(左方向)へ前進移動させる前進移動動作と、第2コイル線材30Bを第1ターン部B1(第1ターン部A1)を支点として、矢印P方向に見て時計回りに略90度回転させる回転動作とを同時に行う。これにより、第1コイル線材30Aに対して第2コイル線材30Bが90度の角度となる姿勢に変化し、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1との交差位置が、前進移動距離に応じて矢印P方向(左方向)へ移る。
その後、図10(C)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bが平行移動する平行移動動作を行う。この場合、実施形態1とは異なり、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1(奇数番目のターン部側)から第2ターン部B2(偶数番目のターン部側)へ第2コイル線材30Bが平行移動する。
続いて、図11(A)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bが軸線周りに回転する回転移動動作を行う。この場合には、第2コイル線材30Bの第2ターン部B2(第1ターン部A1)を支点として、第2コイル線材30Bが矢印P方向に見て時計回りに約90度回転する。これにより、第2コイル線材30Bの第2ターン部B2が第1コイル線材30Aの第1ターン部A1に係合した状態になる。
そして、次の第2係合工程では、図11(B)(C)(D)に示すように、第1係合工程と同様の前進移動動作と回転動作と平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、第2コイル線材30Bの第3ターン部B3を第1コイル線材30Aの第1ターン部A1に係合させる。この場合には、図11(B)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bを軸線方向に沿って矢印P方向(左方向)へ前進移動させる前進移動動作と、第1ターン部B1(第1ターン部A1)を支点として、矢印P方向に見て時計回りに略90度第2コイル線材30Bを回転させる回転動作とを同時に行う。これにより、第1コイル線材30Aに対して第2コイル線材30Bが90度の角度となる姿勢に変化し、第1コイル線材30Aの第1ターン部A1と第2コイル線材30Bの第1ターン部B1との交差位置が、前進移動距離に応じて矢印P方向(左方向)へ移る。
その後、図11(C)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bが平行移動する平行移動動作を行う。この場合には、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1(奇数番目のターン部側)から第2ターン部B2(偶数番目のターン部側)へ第2コイル線材30Bが平行移動する。
続いて、図11(D)に示すように、第1コイル線材30Aに対して、第2コイル線材30Bが軸線周りに回転する回転移動を行う。この場合には、第2コイル線材30Bの第2ターン部B2(第1ターン部A1)を支点として、第2コイル線材30Bが矢印P方向に見て時計回りに約90度回転する。これにより、第2コイル線材30Bの第3ターン部B3が第1コイル線材30Aの第1ターン部A1に係合した状態になる。なお、この時、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1と第1コイル線材30Aの第3ターン部A3とが係合している。
本実施形態の場合にも、第2係合工程終了後に、上記の第1係合工程及び第2係合工程を同様に繰り返して行い、第2コイル線材30Bの第1ターン部B1を第1コイル線材30Aの第4ターン部A4以降の各ターン部に順次係合させる。これにより、実施形態1と同様に、第1コイル線材30A及び第2コイル線材30Bの全長に亘って、対応するターン部同士の係合(編込み)が行われる。
そして、第1コイル線材30A及び第2コイル線材30Bの最終のターン部まで、対応するターン部同士の係合(編込み)が完了した後、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bを適宜回転及び平行移動させることにより、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bの対応するターン部同士が適切な状態で交差して重なり合うように調整して、本実施形態の編込み方法の全工程を終了する。
以上のように、本実施形態のコイル組立体20の製造方法によれば、上記の配置工程、第1係合工程及び第2係合工程を有するため、第1及び第2コイル線材30A、30Bの編込みを簡易に且つ確実に行うことができる。また、第1及び第2コイル線材30A、30Bの編込みを行った後に、第1及び第2コイル線材30A、30Bを変形させる工程を必要としないので、工数の増大や、第1及び第2コイル線材30A、30Bの表面を被覆する絶縁被膜の損傷発生を回避することができるなど、実施形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
特に、本実施形態においては、第1係合工程における第2コイル線材30Bの平行移動動作は、第2コイル線材30Bの奇数番目のターン部B1、B3、…側から偶数番目のターン部B2、B4、…側へ第2コイル線材30Bを平行移動するようにされ、第2係合工程における第2コイル線材30Bの平行移動動作は、第2コイル線材30Bの偶数番目のターン部B2、B4、…側から奇数番目のターン部B1、B3、…側へ平行移動するようにされている。そのため、第1コイル線材30Aの奇数番目のターン部A1、A3、…側のみで、第2コイル線材30Bが前進動作、平行移動動作及び回転動作を行うこととなるため、第2コイル線材30Bの移動距離が短縮される。そのため、第1コイル線材30Aと第2コイル線材30Bの対応するターン部同士の係合動作を高速化することができるので、編込みの高速化を図ることができる。
(A)は本発明の一実施形態の方法によって製造されるコイル組立体を適用した回転電機の固定子の外観を示す斜視図であり、(B)は固定子を側方から見た図である。 固定子の一部分を拡大して示す斜視図である。 コイル組立体の外観を示す斜視図である。 コイル組立体のコイルエンド部を示す正面図である。 コイル線材の全体形状を示す正面図である。 コイル線材の断面図である。 コイル線材のターン部の形状を示す斜視図である。 本発明の実施形態1におけるコイル組立体の製造方法を示す説明図であり、(A)は配置工程を示し、(B)(C)は第1回転工程を示す。 本発明の実施形態1におけるコイル組立体の製造方法を示す説明図であり、(A)(B)は第2回転工程を示し、(C)は後続の回転工程を示す。 本発明の実施形態2におけるコイル組立体の製造方法を示す説明図であり、(A)は配置工程を示し、(B)(C)は第1回転工程を示す。 本発明の実施形態2におけるコイル組立体の製造方法を示す説明図であり、(A)(B)は第2回転工程を示し、(C)は後続の回転工程を示す。
符号の説明
12…固定子コア
14、15…スロット
20…コイル組立体
30…コイル線材
30A…第1コイル線材
30B…第2コイル線材
A1、B1…第1ターン部
A2、B2…第2ターン部
A3、B3…第3ターン部
A4、B4…第4ターン部
40…スロット収容部
42…ターン部

Claims (11)

  1. 複数のターン部が形成された複数のコイル線材を互いに編込んで回転電機のコイル組立体を製造する方法であって、
    第1コイル線材と第2コイル線材とを軸線方向に対向させて前記第1コイル線材の第1ターン部と前記第2コイル線材の第1ターン部が交差するように配置する配置工程と、
    前記第1コイル線材に対して、前記第2コイル線材が前記軸線方向に沿って前進移動する前進移動動作と、前記第2コイル線材が軸線周りに回転する回転動作と、前記第2コイル線材が平行移動する平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、前記第1コイル線材及び前記第2コイル線材のいずれか一方の前記第1ターン部をいずれか他方の第2ターン部に係合させる第1係合工程と、
    前記係合動作を行うことによって、前記いずれか一方の前記第1ターン部を前記いずれか他方の第3ターン部に係合させる第2係合工程と、
    を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
  2. 前記第1係合工程及び前記第2係合工程において、前記前進移動動作と前記回転動作と前記平行移動動作がそれぞれ単独で行われることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  3. 前記第1係合工程及び前記第2係合工程において、前記前進移動動作と前記回転動作と前記平行移動動作が同時に行われることを特徴とする請求項1に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  4. 前記第1係合工程における前記平行移動動作は、前記第1コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであり、前記第2係合工程における前記平行移動動作は、前記第1コイル線材の偶数番目のターン部側から奇数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  5. 前記第1係合工程における前記平行移動動作は、前記第2コイル線材の奇数番目のターン部側から偶数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであり、前記第2係合工程における前記平行移動動作は、前記第2コイル線材の偶数番目のターン部側から奇数番目のターン部側へ前記第2コイル線材を平行移動するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  6. 前記第2係合工程終了後、前記第1係合工程及び前記第2係合工程を同様に繰り返して前記第2コイル線材の前記第1ターン部と前記第2コイル線材の第4ターン部以降の各ターン部との係合を順次行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  7. 前記第1及び第2コイル線材として、固定子コアのスロットの内部に設置される複数のスロット収容部と、前記スロットの外部に配置され、周方向に異なる前記スロットに設置されている前記スロット収容部同士を接続する複数の前記ターン部とを有するものが用いられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  8. 前記スロット収容部と前記ターン部との接続部は屈曲していることを特徴とする請求項7に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  9. 各前記コイル線材として、奇数番目のターン部と偶数番目のターン部が、軸線周りの180度位相がずれた位置に交互に設けられたものが用いられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  10. 各前記ターン部は、複数のクランク部により階段状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の回転電機のコイル組立体製造方法により作製された第1編込み済みコイル線材と第2編込み済みコイル線材とを軸線方向に対向させて前記第1編込み済みコイル線材の第1ターン部と前記第2編込み済みコイル線材の第1ターン部が交差するように配置する配置工程と、
    前記第1編込み済みコイル線材に対して、前記第2編込み済みコイル線材が前記軸線方向に沿って前進移動する前進移動動作と、前記第2編込み済みコイル線材が軸線周りに回転する回転動作と、前記第2編込み済みコイル線材が平行移動する平行移動動作とからなる係合動作を行うことによって、前記第1編込み済みコイル線材及び前記第2編込み済みコイル線材のいずれか一方の前記第1ターン部をいずれか他方の第2ターン部に係合させる第1係合工程と、
    前記係合動作を行うことによって、前記いずれか一方の前記第1ターン部を前記いずれか他方の第3ターン部に係合させる第2係合工程と、
    を有することを特徴とする回転電機のコイル組立体製造方法。
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