JP2013128366A - ヘリカル巻シート状コイル、その固定方法及びモータコイル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明のヘリカル巻シート状コイルは、コイル辺部と、コイル辺部の同一側端部を接続するコイル端部と、を有するコイル導体がヘリカル状につながり波巻き構成となるようにしたヘリカル巻シート状コイルであって、コイル辺部は、可動子磁極の移動方向に対して略直交する方向に直線状に、厚さ方向に2層に形成されており、コイル端部は、2層の異なる層に配されるコイル辺部を波巻き方向に順に接続してコイル要素を形成し、同一スロット内で隣接するコイル要素を一対として、コイル要素が2磁極ピッチ毎に可動子磁極の移動方向に配されて接続される一対のコイルユニットが互いに直列接続されて相単位コイルを形成し、同相の電磁気的に位相の異なる相単位コイルが直列接続されている。
【選択図】 図1
Description
図1は、ヘリカル巻シート状コイルの1相の単位コイル分を示す模式図である。(b)は、コイル導体が巻芯に巻装された状態を示しており、(c)は、(b)において、巻芯を取り除いた状態を示している。(d)は、紙面奥側(A側)のコイル導体の巻装状態(B側からの透視図)を示しており、(e)は、紙面手前側(B側)のコイル導体の巻装状態を示している。
図9は、ヘリカル巻シート状コイルが積層されたモータコイルの層渡り状態及びシート端部での接続状態を模式的に示す図である。本実施形態では、2層からなるヘリカル巻シート状コイル3が可動子磁極の移動面に対して垂直方向に3枚積層されてモータコイルが形成されている。ヘリカル巻シート状コイル3、3、3が3枚積層された結果、コイル辺部10a、10bからなる層は、6層に形成されている。3枚のヘリカル巻シート状コイル3、3、3は、可動子磁極の移動方向に同相になるように配列されており、同相のコイル端同士は、モータとして作動するうえで電磁気的に有効な向きに電流が流れるように電気的に接続されている。
図10は、ヘリカル巻シート状コイルがステータコアの径方向に巻き重ねられているモータコイルを模式的に示す図である。本変形形態では、2層からなるヘリカル巻シート状コイル3がステータコアの径方向に巻き重ねられて、モータコイルが形成されている。本変形形態のモータコイルは、ロータ及びステータが径方向に同芯に配されるラジアル型の円筒状モータに用いることができる。
図11は、ヘリカル巻シート状コイルがステータコアの軸方向に巻き重ねられているモータコイルを模式的に示す図である。本変形形態では、2層からなるヘリカル巻シート状コイル3がステータコアの軸方向に巻き重ねられて、モータコイルが形成されている。本変形形態のモータコイルは、ロータ及びステータが同軸上に配されるアキシャル型の円筒状モータに用いることができる。
図12は、ステータコアへの取り付け周毎にヘリカル巻シート状コイルが変形されているモータコイルを模式的に示す図である。(a)及び(b)は、モータコイルの軸方向視断面を示し、(c)及び(d)は、ステータコアのスロット部分の軸方向視断面を示している。
図13は、並列細線からなるヘリカル巻シート状コイルを半閉スロットのステータコアに固定する手順を示す説明図である。本実施形態では、2枚のヘリカル巻シート状コイル3、3を1枚ずつ順に半閉スロットのステータコアに挿入して固定する。したがって、スロット内には、4層のコイル辺部10a、10b、10a、10bが積層される。
本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施可能である。また、本発明は、波巻き巻装方式の種々の回転電機に用いることができ、例えば、車両用モータや家庭用電器に用いられるモータあるいは一般的な産業用機械を駆動するモータに用いることができる。
10a、10b:コイル辺部
11a、11b:往き導体部
12a、12b:還り導体部
20a、20b:コイル端部
21a、21b:巻き曲げ部
3:ヘリカル巻シート状コイル
4a、4b:コイル要素
5U1、5U2、5V1、5V2、5W1、5W2:相単位コイル
6U、6V、6W:相コイル
Claims (12)
- ステータコアの各スロットに交互に挿通される往き導体部及び還り導体部からなるコイル辺部と、前記コイル辺部と一体に形成されて前記往き導体部及び前記還り導体部の同一側端部を接続するコイル端部と、を有するコイル導体がヘリカル状につながり波巻き構成となるようにしたヘリカル巻シート状コイルであって、
前記コイル辺部は、可動子磁極の移動方向に対して略直交する方向に直線状に、厚さ方向に2層に形成されており、
前記コイル端部は、前記2層の異なる層に配される前記往き導体部及び前記還り導体部を波巻き方向に順に接続してコイル要素を形成し、
同一スロット内で隣接する前記コイル要素を一対として、前記コイル要素が2磁極ピッチ毎に前記可動子磁極の移動方向に配されて接続される一対のコイルユニットが互いに直列接続されて相単位コイルを形成し、
同相の電磁気的に位相の異なる前記相単位コイルが直列接続されていることを特徴とするヘリカル巻シート状コイル。 - 前記可動子磁極の移動方向の隣接するコイル辺部間は、前記ステータコアの磁極歯部を収容可能に離間されている請求項1に記載のヘリカル巻シート状コイル。
- 前記コイルユニットは、複数の細線を並列に配列した並列細線からなる請求項1又は2に記載のヘリカル巻シート状コイル。
- 前記細線同士が交差しないように巻装されている請求項3に記載のヘリカル巻シート状コイル。
- 前記並列細線を前記コイル端部の一部又は全部において相互に固定して、
スロット開口部を通過する際にコイル辺部の細線の向き及び/又は配列を変えて、前記スロット開口部を通過させた後にスロット内で前記細線の向き及び/又は配列を元に戻す請求項3又は4に記載のヘリカル巻シート状コイルの固定方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルを前記可動子磁極の移動面に対して垂直方向に複数枚積層して、モータとして作動するうえで電磁気的に有効な相構成となるように配列して直列接続又は並列接続されているモータコイル。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルを前記可動子磁極の移動面に対して垂直方向に複数枚積層して、前記可動子磁極の移動方向にスキュー相当分の位相差を設けて配列して直列接続されているモータコイル。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルが前記ステータコアの径方向に巻き重ねられているモータコイル。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルが前記ステータコアの内周側から取付けられる場合及び/又は請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルの周回が多重のときに前記ステータコアの径方向内側に巻き重なる場合において、
モータ回転軸方向のコイル端子取り出し側から視て、コイル端子部を出発点とする前記ヘリカル巻シート状コイルの周回方向は、ヘリカル巻きの巻き方向と逆方向になるように前記ステータコアに取付けられている請求項8に記載のモータコイル。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルが前記ステータコアの外周側から取付けられる場合及び/又は請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルの周回が多重のときに前記ステータコアの径方向外側に巻き重なる場合において、
モータ回転軸方向のコイル端子取り出し側から視て、コイル端子部を出発点とする前記ヘリカル巻シート状コイルの周回方向は、ヘリカル巻きの巻き方向と同じ方向になるように前記ステータコアに取付けられている請求項8に記載のモータコイル。 - コイル辺ピッチ、前記コイル端部の高さ及び前記コイル辺部の断面形状のうちの少なくともひとつは、ステータコアへの取り付け周毎に異なり、
前記コイル端部の断面形状は、前記コイルユニット間で共通の形状部分を有する請求項6〜10のいずれか1項に記載のモータコイル。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリカル巻シート状コイルが前記ステータコアの軸方向に巻き重ねられているモータコイル。
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