JP2010041795A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な巻線構成で、導体の整列と磁気回路の最適化を両立することができる回転電機の固定子を提供すること。
【解決手段】車両用交流発電機1は、複数のスロット25を周方向に配列した円筒状の固定子鉄心22と、固定子鉄心22に装着された固定子巻線23を有する。固定子巻線23は、スロット内に収納されたスロット部と、スロット部の端部を連結するコイルエンド部とからなる。スロット部の断面は、長辺Lと短辺Sからなる矩形をなし、スロット部は、スロット内に径方向に配置され、内径側のスロット部は、周方向に短辺Sを向けて配置され、外径側のスロット部は、周方向に長辺Lを向けて配置される。また、スロットは、周方向幅が内径側から外径側に向かうにしたがって大となっている。
【選択図】図8

Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される回転電機の固定子に関する。
従来から、車両用交流発電機に用いられる固定子として、複数の導体セグメントを接合することにより形成された巻線を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された固定子は、U字状の複数の導体セグメントを固定子鉄心の一方の端面側から挿入した後に、反挿入側の端部同士を接合することにより巻線が形成されている。この固定子は、連続した導体を巻いて巻線を構成する場合に比べて、規則的に配置された巻線が形成しやすいという特長がある。スロット内での導体周辺の隙間を減らしてより整列性を向上させるために、スロットの対向する側面を平行とし、ティースを扇形にしている。
一般に、磁気回路を鉄で形成する場合には、材料鉄の飽和磁束密度よりやや小さい磁束密度で使用すべきであるといわれている。低磁束密度での使用は、鉄が有効に使われていないばかりか、磁気回路断面積が無駄に大きくなる。この場合、鉄断面積を削減しても磁気回路の磁気抵抗増加はわずかであり、軽量化の観点では明らかに鉄を削減すべきである。逆に、飽和磁束密度以上での使用は、磁気回路の磁気抵抗が過大になり、無駄に励磁磁束を浪費することになる。このような場合、磁気回路断面積を若干増加することで磁気抵抗は大幅に低下し、性能向上が期待される。このような観点では、磁気回路に沿って、断面積は一定が望ましい。固定子鉄心においては、平行ティースが望ましい。この場合、スロット形状は、平行でなく、扇形スロットとなる。
コイル整列と磁気回路の最適化を両立する従来技術として、矩形導体を整列配置し、さらに縦横比S/Lを徐々に変化させることで、平行ティースとなる扇形スロットに巻線を巻回する構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この特許文献2の図10では、10本の導体の縦横比を徐々に変化させている。この特許文献2では、加圧力を変化させて縦横比を徐々に変化させる手法を提案している。
また、従来から、周方向幅の太い導体を外径側に、細い導体を内径側に配置するとともに、スロット形状をこれらの導体の形状に合わせるようにした構成が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
国際公開第92/06527号パンフレット 国際公開第2004/062065号パンフレット 国際公開第2008/044703号パンフレット
ところで、特許文献2に開示された従来技術では、導体の異なる縦横比形成のためには、加圧力の異なる10回の加圧変形が必要である。縦横比一定であれば一回の加圧で成形できることを考えると大変な手間である。また、特許文献3に開示された従来技術では、内径側と外径側とで断面積が異なる導体を用意しなければならないのでさらに手間がかかる。このように、従来は、磁気回路を最適化した固定子鉄心と組み合わされる導体は製造が容易ではなく、簡単な巻線構成で導体の整列と磁気回路を最適化することができる固定子が望まれていた。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、簡単な巻線構成で、導体の整列と磁気回路の最適化を両立することができる回転電機の固定子を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の回転電機の固定子は、複数のスロットを周方向に配列した円筒状の固定子鉄心と、固定子鉄心に装着された固定子巻線を有し、
固定子巻線は、スロット内に収納されたスロット部と、スロット部の端部を連結するコイルエンド部とからなり、スロット部の断面は、長辺Lと短辺Sからなる矩形、または長径Lと短径Sからなる楕円形をなし、スロット部は、スロット内に径方向に配置され、内径側のスロット部は、周方向に短辺Sあるいは短径Sを向けて配置され、外径側のスロット部は、周方向に長辺Lあるいは長径Lを向けて配置され、スロットは、周方向幅が内径側から外径側に向かうにしたがって大となっている。
これにより、内径側は縦横比S/L、外径側は縦横比L/Sの異なる縦横比の導体からなる構造を1種類の導体縦横比で構成することができ、簡単な巻線構成を実現することができる。このため、加圧成形する場合は1回でよく、矩形断面に予め形成された角線を用いる場合は1種類でよい。なお、角線を用いる場合には加圧成形しなくてのよいので被膜にダメージを与えるおそれもない。また、周方向幅が外径側ほど大きくなるスロット形状を採用することにより、スロット間のティース部の周方向幅を一定あるいは一定に近づけることができるため、導体の整列と同時に磁気回路の最適化を図ることが可能となる。
また、上述した固定子巻線は、スロット部の長辺Lと短辺Sとの比S/Lあるいは長径Lと短径Sとの比S/Lの異なるn組の2n本のスロット部を含んで構成され、長辺/長径L1、L2、・・・、Ln−1、Lnおよび短辺/短径Sn、Sn−1、・・・、S2、S1が、外径側から内径側にこの順番で配置されるとともに、それぞれの関係がL1≧L2≧・・・≧Ln−1≧Ln≧Sn≧Sn−1≧・・・≧S2≧S1の関係を満足することが望ましい。これにより、加圧成形する場合はこれまでの構成では2n回の加圧が必要であったが、n回の加圧ですむため、加圧回数をn回削減することができる。また、矩形断面に予め形成された角線を用いる場合は、これまでの構成では2n種類の角線が必要であったが、n種類の角線ですむため、角線の種類をn種類削減することができる。
また、上述した固定子鉄心の軸方向端面側に配置されるコイルエンド部は、外径側斜行部と、頂部と、内径側斜行部と、からなり、外径側斜行部は、外径側のスロット部から頂部に向けて、周方向に延伸されるとともに、固定子鉄心から軸方向に離間し、頂部は、外径側斜行部から内径側斜行部へと、径方向に接合し固定子鉄心から最大限離間し、内径側斜行部は、頂部から内径側のスロット部に向けて、周方向に延伸されるとともに、固定子鉄心へ軸方向に漸近し、外径側斜行部において、固定子巻線は周方向に長辺Lまたは長径Lを向けて配置され、内径側斜行部において、固定子巻線は径方向に長辺Lまたは長径Lを向けて配置され、頂部において、外径側斜行部および内径側斜行部の長辺Lあるいは長径Lは滑らかに方向転換することが望ましい。これにより、適切な縦横比の導線を曲げ加工するだけで周方向幅の異なる2種のスロット部を備えた固定子巻線を提供することができる。縦横比の異なる導線や、縦横比を変えるための加圧加工を行うことなく、コイル整列と磁気回路の最適化を両立する回転電機の固定子を提供することができる。なお、加圧しなくてもよいので被膜にダメージを与えるおそれもなく、捻りが少ないので頂部における被膜へのダメージも少ない。
また、上述した固定子巻線は、コイルエンド部においてほぼ円形断面を有することが望ましい。丸線を用いてスロット部を加圧成形する場合にはスロット部の加工率が高くなるため、上記の巻線構成で加工回数を減らすことにより、加工性を飛躍的に向上させることができる。
また、所定の隙間をΔとしたときに、スロットは、最内径側に配置されたスロット部の短辺Sあるいは短径Sよりも2×Δ大きい最内径側周方向幅を有し、最外径側に配置されたスロット部の長辺Lあるいは長径Lよりも2×Δ大きい最外径側周方向幅を有し、周方向に隣接する2つのスロットに挟まれたティース部は、最内径側周方向幅と最外径側周方向幅がほぼ等しいことが望ましい。また、上述したスロット内に配置される複数のスロット部は、周方向に隣接するスロット側面との距離が隙間Δとなるように長辺/長径Lおよび短辺/短径Sを設定することが望ましい。さらに、周方向に隣接する2つのスロットに挟まれたティース部は、周方向幅が径方向に沿ってほぼ一定であることが望ましい。あるいは、周方向に隣接する2つのスロットに挟まれたティース部は、周方向の側面が隣接するスロット部の側面形状に沿った形状を有することが望ましい。これにより、磁気回路の最適化とともに高占積率化を実現することができる。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、一実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示す図である。また、図2は図1に示す車両用交流発電機の結線図である。
図1に示す車両用交流発電機1は、固定子2、回転子3、フレーム4、整流装置5等を含んで構成されている。
固定子2は、固定子鉄心22と、固定子鉄心22に形成された複数のスロット(例えば本実施形態では96個)内に備わった電気導体としての複数の導体セグメントを相互に接合することにより形成された固定子巻線23と、固定子鉄心22と固定子巻線23との間を電気絶縁するインシュレータ24とを含んで構成されている。固定子鉄心22は、薄い鋼板を重ね合わせて構成されている。
固定子巻線23は、一つの多相巻線を一組として、複数組の多相巻線が設けられている。例えば、図2に示すように、本実施形態の固定子巻線23は、2組の多相巻線としての三相巻線23A、23Bからなっており、これら2組の三相巻線23A、23Bが互いに電気角で30°異なる位置に巻装されている。一方の三相巻線23Aは、Y結線されたX相巻線、Y相巻線、Z相巻線を含んでいる。また、他方の三相巻線23Bは、Y結線されたU相巻線、V相巻線、W相巻線を含んでいる。
回転子3は、シャフト6と一体になって回転するものであり、1組のランデル型ポールコア7、界磁コイル8、スリップリング9、10、冷却用の斜流ファン11および遠心ファン12等を含んで構成されている。シャフト6は、プーリ20に連結され、車両に搭載された走行用のエンジン(図示せず)によって回転駆動される。
ランデル型のポールコア7は、一組のコアを組み合わせることにより構成されている。各コアは、シャフト6に組み付けられた円筒状のボス部71と、ボス部71の一方の軸方向端面から径方向に延びるディスク部72と、ディスク部72の外周部から軸方向に沿ってボス部71側に延びる複数の爪状磁極部73とによって構成されている。各ポールコア7は、それぞれの爪状磁極部73を互い違いに向かい合わせるようにして組み付けられる。界磁コイル8は、絶縁紙81を介してポールコア7の爪状磁極部73の内径側に適当な圧縮力をもって当接されている。絶縁紙81は、樹脂を含浸したシートからなり、界磁コイル8を包囲しており、加熱処理によって界磁コイル8を固着するとともに、ポールコア7と界磁コイル8との間の電気絶縁を担っている。
プーリ20側に配置されたポールコア7のディスク部72の端面には、冷却用の斜流ファン11が溶接等により固定されている。また、反プーリ20側(スリップリング側)に配置されたポールコア7のディスク部72の端面には、遠心ファン12が溶接等により固定されている。斜流ファン11の投影面積(回転方向に投影したブレードの面積)は、遠心ファン12のブレードの投影面積よりも小さく設定されている。
フレーム4は、固定子2および回転子3を収容しており、回転子3がシャフト6を中心に回転可能な状態で支持されているとともに、回転子3のポールコア7の外周側に所定の隙間を介して配置された固定子2が固定されている。フレーム4は、フロントフレーム4Aとリアフレーム4Bとからなり、これらが複数本の締結ボルト(図示せず)によって締結されて上述した固定子2等の支持が行われる。また、フレーム4は、固定子鉄心22の軸方向端面から突出した固定子巻線23に対向した部分に冷却風の吐出窓41が、軸方向端面に吸入窓42がそれぞれ設けられている。
リアフレーム4Bの外側には、整流装置5や電圧調整装置51、ブラシ装置52が取り付けられ、これらを覆うようにリヤカバー53が取り付けられる。
整流装置5は、固定子巻線23から延びる引出し線が接続されており、印加される三相交流電圧を三相全波整流して直流電圧に変換する。図2に示すように、固定子巻線23には2組の三相巻線23A、23Bが含まれており、整流装置5には2組の三相巻線23A、23Bのそれぞれに対応する2つの三相全波整流回路5A、5Bが含まれている。
上述した構造を有する車両用交流発電機1は、ベルト等を介してプーリ20にエンジン(図示せず)からの回転力が伝えられると回転子3が所定方向に回転する。この状態で回転子3の界磁コイル8に外部から励磁電圧を印加することにより、ポールコア7のそれぞれの爪状磁極部73が励磁され、固定子巻線23に三相交流電圧を発生させることができ、整流装置5の出力端子からは所定の直流電力が取り出される。
次に、固定子2の詳細について説明する。図3は、固定子巻線23を構成する導体セグメントの斜視図である。また、図4は図3に示した導体セグメントの組み付け状態を示す斜視図である。図5は、導体セグメントの形成過程を示す図である。
固定子鉄心22のスロット25に装備された固定子巻線23は複数の電気導体により構成され、各スロット25には偶数本(本実施形態では4本)の電気導体が収容されている。また、一のスロット25内の4本の電気導体は、図4に示すように固定子鉄心22の径方向について内側から内端層231a、内中層232a、外中層232b’、外端層231b’の順で一列に配列されている。
本明細書では、スロット25内に収容された各電気導体を「スロット部」と称するものとする。また、本実施形態の固定子巻線23では、スロット部およびスロット25の外部に突出する電気導体の断面は、長辺Lと短辺Sからなる矩形形状を有している。
一のスロット25内の内端層の電気導体231aは、固定子鉄心22の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット25内の外端層の電気導体231bと対をなしている。同様に、一のスロット25内の内中層の電気導体232aは固定子鉄心22の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット25内の外中層の電気導体232bと対をなしている。そして、これらの対をなす電気導体は、固定子鉄心22の軸方向の一方の端面側において連続線を用いることにより、頂部としてのターン部231c、232cを経由することで接続される。
したがって、固定子鉄心22の一方の端面側においては、外中層の電気導体232bと内中層の電気導体232aとをターン部232cを経由して接続する連続線を、外端層の電気導体231bと内端層の電気導体231aとをターン部231cを経由して接続する連続線が内包することとなる。このように、固定子鉄心22の一方の端面側においては、対をなす電気導体の接続部としてのターン部232cが、同じスロット25内に収容された他の対をなす電気導体の接続部としてのターン部231cにより囲まれる。外中層の電気導体232bと内中層の電気導体232aとの接続により中層コイルエンドが形成され、外端層の電気導体231bと内端層の電気導体231aとの接続により端層コイルエンドが形成される。
一方、一のスロット25内の内中層の電気導体232aは、固定子鉄心22の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット25内の内端層の電気導体231a’とも対をなしている。同様に、一のスロット25内の外端層の電気導体231b’は、固定子鉄心22の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット25内の外中層の電気導体232bとも対をなしている。そして、これらの電気導体は固定子鉄心22の軸方向の他方の端面側において接合により接続される。
したがって、固定子鉄心22の他方の端面側においては、外端層の電気導体231b’と外中層の電気導体232bとを接続する外側接合部233bと、内端層の電気導体231a’と内中層の電気導体232aとを接続する内側接合部233aとが、径方向および周方向に互いにずれた状態で配置されている。外端層の電気導体231b’と外中層の電気導体232bとの接続、および内端層の電気導体231a’と内中層の電気導体232aとの接続により、異なる同心円上に配置された2つの隣接層コイルエンドが形成される。
さらに、図3に示すように、内端層の電気導体231aと外端層の電気導体231bとが、一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる大セグメント231により提供される。また、内中層の電気導体232aと外中層の電気導体232bとが一連の電気導体をほぼU字状に成形してなる小セグメント232により提供される。基本となるU字状の導体セグメント230は、大セグメント231と小セグメント232によって形成される。各セグメント231、232は、スロット25内に収容されて軸方向に沿って延びる部分を備えるとともに、軸方向に対して所定角度傾斜して延びる曲げ部としての斜行部231f、231g、232f、232gを備える。これら斜行部によって、固定子鉄心22から軸方向の両端面に突出するコイルエンドが形成されており、回転子3の軸方向の両端面に取り付けられた斜流ファン11および遠心ファン12を回転させたときに生じる冷却風の通風路は、主にこれら斜行部の間に形成されている。また、この冷却風の通風路には、固定子巻線23の引出し線も配置されている。
以上の構成を、全てのスロット25の導体セグメント230について繰り返す。そして、反ターン部側のコイルエンド群において、外端層の端部231e’と外中層の端部232e、並びに内中層の端部232dと内端層の端部231d’とがそれぞれ溶接、超音波溶着、アーク溶接、ろう付け等の手段によって接合されて外側接合部233bおよび内側接合部233aが形成され、電気的に接続されている。
次に、導体セグメント230の形成過程の詳細について説明する。上述したように導体セグメント230には、大セグメント231と小セグメント232が含まれており、以下の説明では大セグメント231に着目して説明を行うものとする。
大セグメント231は、図5に示すように、矩形状の断面を有する銅線を90°に捻るとともに(図5(B))、捻ったところを中心にU字状の導体231’に変形し(図5(A))、さらにこのU字状の導体231’をA方向に変形させて形成したターン部231cおよび斜行部231fに連なる2つの直線部231a、231bを、固定子鉄心22のスロット25にインシュレータ24を介在させた状態で挿入し、反ターン部側をB方向に折り曲げて斜行部231gを形成した後、その先端部分である端部231d、231eを別に挿入された小セグメント232の端部に接合することにより構成されている。図5において、矢印Cは固定子鉄心22の周方向を示している。
実際には、図4に示すように、反ターン部側の斜行部が形成される前の大セグメント231と小セグメント232を、固定子鉄心22の軸方向端面の同一側にターン部231c、232cが揃うように重ね、大セグメント231はスロット25の奥側に、小セグメント232はスロット25の開口側に位置するように挿入する。これらの大セグメント231と小セグメント232は、平角被覆導線を折り曲げ、プレス等でほぼU字型形状に成形して製作され、ほぼ平行なスロット25の側面に、大セグメント231と小セグメント232のそれぞれの両側面がインシュレータ24を介して当接するように圧入される。その後、図3に示すように、ターン部231c、232cと斜行部231f、232fによって形成される第1のコイルエンド群(コイルエンド部)23aとは反対側に位置する端部231d、232dを互いに隣接するもの同士が反対側に位置するように周方向に折り曲げた後、異層の大セグメント231の端部231dと小セグメント232の端部232d同士が電気導通するように超音波溶着、アーク溶接、ろう付け等で接合され、その接合された端部231d、232dと斜行部231g、232gによって第2のコイルエンド群23(コイルエンド部)bが形成される。
ところで、図3に示すように、大セグメント231の斜行部231fには、ターン部231cを挟んで径方向内側(内径側)に配置される内径側斜行部231f1と径方向外側(外径側)に配置される外径側斜行部231f2とが含まれる。同様に、小セグメント232の斜行部232fには、ターン部232cを挟んで径方向内側に配置される内径側斜行部232f1と径方向外側に配置される外径側斜行部232f2とが含まれる。
大セグメント231の外径側斜行部231f2は、外径側のスロット部としての外端層の電気導体231bからターン部231cに向けて周方向に延伸されるとともに、固定子鉄心22から軸方向に離間している。また、ターン部231cは、外径側斜行部231f2から内径側斜行部231f1へと径方向に接合し、固定子鉄心22から最大限離間している。内径側斜行部231f1は、ターン部231cから内径側のスロット部としての内端層の電気導体231aに向けて周方向に延伸されるとともに、固定子鉄心22へ軸方向に漸近している。さらに、外径側斜行部231f2において、固定子巻線23は周方向に長辺Lを向けて配置され、内径側斜行部231f1において、固定子巻線23は径方向に長辺Lを向けて配置され、ターン部231cにおいて、外径側斜行部231f2および内径側斜行部231f1の長辺Lは滑らかに方向転換している。小セグメント232についても同様である。
図6は、一方の三相巻線23Aの詳細な等価回路を示す図である。なお、他方の三相巻線23Bも同様の構成を有しており、その詳細説明は省略する。
上述したように、固定子巻線23には2組の三相巻線23A、23Bが含まれており、それぞれが整流装置5に含まれる整流回路5A、5Bに別々に接続されている。また、一方の三相巻線23Aは、X相巻線、Y相巻線、Z相巻線のそれぞれの一方端同士が共通に結線されたY結線を有するが、各相巻線は電気角が180°異なるように巻装された2つの巻線を相間接合線を介して逆相の状態で直列接続することにより構成されている。
X相巻線に着目すると、互いに電気角が180°異なる巻線X1と巻線X2とが、異型の導体セグメントによって構成される相間接合線Xaを介して接続されている。そして、一方の巻線X1の一方端側であって相間接合線Xaと反対側の端部Xからは整流装置5に向かって引出し線Xbが延びており、他方の巻線X2の他方端側であって相間接合線Xaと反対側の端部X’からは各相巻線が共通に接続される中性点に向かって延びる引出し線Xcが延びている。
同様に、Y相巻線に着目すると、互いに電気角が180°異なるY1相巻線とY2相巻線とが、異型の導体セグメントによって構成される相間接合線Yaを介して接続されている。そして、一方の巻線Y1の他方端側であって相間接合線Yaと反対側の端部Yからは整流装置5に向かって引出し線Ybが延びており、他方の巻線Y2の他方端側であって相間接合線Yaと反対側の端部Y’からは各相巻線が共通に接続される中性点に向かって延びる引出し線Ycが延びている。
Z相巻線に着目すると、互いに電気角が180°異なるコイルZ1とコイルZ2とが、異型の導体セグメントによって構成される相間接合線Zaを介して接続されている。そして、一方の巻線Z1の他方端側であって相間接合線Zaと反対側の端部Zからは整流装置5に向かって引出し線Zbが延びており、他方の巻線Z2の他方端側であって相間接合線Zaと反対側の端部Z’からは各相巻線が共通に接続される中性点に向かって延びる引出し線Zcが延びている。
上述した各相巻線に含まれる相間接合線および引出し線に対応して形成される絶縁皮膜の耐環境性がそれ以外の部分(例えば図3に示す導体セグメントの絶縁皮膜)よりも良好になるように設定されており、部分的に絶縁特性の改良が行われている。
図7は、固定子巻線23の巻線仕様図であり、その一部を抜き出して示したものである。図7において、「68」等の数字はスロット番号を示している。「N1」、「N2」はY結線された各相巻線が共通に接続される中性点を示している。丸で囲まれた「X」はX相巻線の整流装置5側の端部を、丸で囲まれた「X’」はX相巻線の中性点側の端部をそれぞれ示している。また、X相巻線以外のY相巻線、Z相巻線、U相巻線、V相巻線、W相巻線についても同様である。また、各スロットにおいて、一点鎖線は内端層の電気導体に、点線は内中層の電気導体に、実線は外中層の電気導体に、二点鎖線は外端層の電気導体にそれぞれ対応している。
図7に示すように、本実施形態の固定子巻線23においては、例えばX相巻線を構成する一方の巻線X1は、第40スロットと第34スロットが両端となるように、5スロットおきにほぼ1周巻装されている。X相巻線を構成する他方の巻線X2も、第40スロットと第36スロットが両端となるように、5スロットおきにほぼ1周巻装されている。第40スロットから延びる巻線X1の一方端側は引出し線Xbとして整流装置5に向けて引き出されており、第34スロットから延びる巻線X2の一方端側は引出し線Xcとして中性点N1に向けて引き出されている。また、第34スロットから延びる巻線X1の他方端側と第40スロットから延びる巻線X2の他方端側は、相互に相間接合線Xaを介して接続されている。
ところで、本実施形態の固定子巻線23は、2組のセグメント231、232の合計4本のスロット部としての電気導体が含まれるが、セグメントの数をn組として一般化すると、以下の特徴を有する。
固定子巻線23は、矩形断面の電気導体の長辺Lと短辺Sとの比S/Lの異なるn組の2n本の電気導体をスロット部として含む場合に、長辺L1、L2、・・・、Ln−1、Lnおよび短辺Sn、Sn−1、・・・、S2、S1が、外径側から内径側にこの順番で配置されており、かつ、それぞれの関係がL1≧L2≧・・・≧Ln−1≧Ln≧Sn≧Sn−1≧・・・≧S2≧S1の関係を満足するようになっている。
例えば、図8に示すように、2組4本の電気導体の場合には、外端層の電気導体の長辺L1、外中層の電気導体の長辺L2、内中層の電気導体の短辺S2、内端層の電気導体の短辺S1が、外径側から内径側にこの順番でしかもこれらの各辺が周方向に沿うように配置されるとともに、L1>L2>S2>S1の関係を満足している。
また、本実施形態では、固定子鉄心22のスロット25は、収容される各電気導体の周方向幅に沿った形状を有している。具体的には、図8に示すように、スロット25の周方向幅は、外径側において最も大きくなり、内径側になるほど小さくなっている。
所定の隙間をΔとしたときに、図8に示すスロット25は、最内径側に配置された電気導体の短辺S1よりも2×Δ大きい最内径側周方向幅を有し、最外径側に配置された電気導体の長辺L1よりも2×Δ大きい最外径側周方向幅を有している。そして、周方向に隣接する2つのスロット25に挟まれたティース部26は、最内径側周方向幅と最外径側周方向幅がほぼ等しく、かつ周方向幅が径方向に沿ってほぼ平行に設定されている。また、一つのスロット25内に配置される複数の電気導体は、周方向に隣接するスロット側面との距離が隙間Δとなるように長辺L1、L2および短辺S1、S2が設定されている。これにより、磁気回路の最適化とともに高占積率化を実現することができる。
なお、本実施形態では、電気導体の周方向長さは外径側からL1>L2>S2>S1の関係を満足し、径方向長さは外径側からS1<S2<L2<L1の関係を満足しているが、部分的な適用でもよい。例えば、他機種との共用や導体の入手容易性等の事情により、径方向長さを短くしたい場合、以下の構成でもよい。第1層と第4層は適用し、第2層と第3層は従来の手法とする。すなわち、周方向長さは外径側からL1>L2=L2>S1の関係を満足し、径方向長さは外径側からS1<S2=S2<L1の関係を満足する構成とする。これによりスロット長を短くすることができる。
図9は、スロット形状の変形例を示す図である。図8に示す例では、スロット25の側面(電気導体に対して周方向に隣接する面)は平面であったが、図9に示すように、スロット25内に収容される4本の電気導体の周方向幅に合わせて、側面形状を階段状にしてもよい。
このように、本実施形態の車両用交流発電機1の固定子2では、内径側は縦横比S/L、外径側は縦横比L/Sの異なる縦横比の導体からなる構造を1種類の導体縦横比で構成することができ、簡単な巻線構成を実現することができる。このため、加圧成形する場合は1回でよく、矩形断面に予め形成された角線を用いる場合は1種類でよい。なお、角線を用いる場合には加圧成形しなくてのよいので被膜にダメージを与えるおそれもない。また、周方向幅が外径側ほど大きくなるスロット形状を採用することにより、スロット25間のティース部26の周方向幅を一定あるいは一定に近づけることができるため、導体の整列と同時に磁気回路の最適化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の車両用交流発電機1では、外径側斜行部231f2、232f2の下面(固定子鉄心22側)と外径側斜行部231f2、232f2の内径面と内径側斜行部231f1、232f1の下面(固定子鉄心22側)と内径側斜行部231f1、232f1の内径面とがそれぞれ滑らかに連続するように変形するため、ターン部231c、232cを挟んでその両側で斜行部231f、232fの方向を変えるという簡単な構成により、各々の面の各々の部位に加わるストレスを低減することができる。したがって、固定子巻線23の被膜へのストレスを低減して確実な被覆(剥離や損傷のない被膜)を提供することができ、耐環境性が良好な車両用交流発電機1の固定子2を提供することができる。
図10は、電気導体を90°捻る場合の説明図である。図11は、電気導体を180°捻る場合の説明図である。図12は、90°捻りおよび180°捻りのそれぞれの伸びを比較した結果を示す図である。電気導体を90°捻る場合には、図10に示す捻り前のa点が捻り後のa'点に移動する。また、電気導体を180°捻る場合には、図11に示す捻り前のb点が捻り後のb'点に移動する。
一般に、電気導体を折り曲げる場合の内曲げR、捻り幅は、電気導体の短辺と同等以上のR寸法が必要となる。また、図12に示すように、180°捻りの場合は、断面が正方形の場合の伸び(b→b’)は初期(捻り前)に比べて約2倍となる。ここで、初期の2倍の伸びが製品上の限界と仮定すると、90°捻りの場合の伸び(a→a’)は180°捻りの場合の約1/2に抑えることができる。よって、初期の2倍の伸びとなる捻り幅を従来の1/2まで短縮することが可能となり、スロットピッチ幅が狭い場合にも適用可能となる。また、同様の考えで、線サイズに対しては2倍の太さが可能となり、高出力化に適した固定子巻線23を実現することができる。さらに、従来と同じ捻り幅(スロットピッチ幅)にした場合、伸びが1/2になり皮膜破れに対する耐久性に対して効果がある。
また、外径側の電気導体の周方向幅よりも内径側の電気導体の周方向幅を小さくすることができるため、スロット25内に複数本(2N本)の電気導体を整列配置した場合であっても、周方向の長さが異なる外径側と内径側のそれぞれについて、周方向に隣接するコイルエンド部のギャップを均一に設定することができ、コイル間のショートやレアの発生を防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。上述した実施形態では、固定子巻線23を構成する電気導体の断面形状が長辺Lと短辺Sの矩形であるものとして説明したが、断面形状が長径Lと短径Sの楕円形の場合にも本発明を適用することができる。図13には図8に示す固定子鉄心22に断面形状が楕円形の電気導体を組み合わせた例が、図14には図9に示す固定子鉄心22に断面形状が楕円形の電気導体を組み合わせた例がそれぞれ示されている。
また、上述した実施形態では、断面が矩形形状の電気導体(導体セグメント)を用いて固定子巻線23を形成したが、断面が円形の丸線を用い、スロット25に収容されるスロット部を加圧成形して断面を矩形形状(あるいは楕円形状)に加工するようにしてもよい。この場合は、コイルエンド部の断面が円形断面となり、スロット部の断面が矩形形状(あるいは楕円形状)となる。丸線を用いてスロット部を加圧成形する場合にはスロット部の加工率が高くなるため、本実施形態の巻線構成で加工回数を減らすことにより、加工性を飛躍的に向上させることができる。
一実施形態の車両用交流発電機の全体構成を示す図である。 図1に示す車両用交流発電機の結線図である。 固定子巻線を構成する導体セグメントの斜視図である。 図3に示した導体セグメントの組み付け状態を示す斜視図である。 導体セグメントの形成過程を示す図である。 一方の三相巻線の詳細な等価回路を示す図である。 固定子巻線の巻線仕様図である。 固定鉄心のスロット形状を示す図である。 スロット形状の変形例を示す図である。 電気導体を90°捻る場合の説明図である。 電気導体を180°捻る場合の説明図である。 90°捻りおよび180°捻りのそれぞれの伸びを比較した結果を示す図である。 断面形状が楕円形の電気導体を用いた固定子の部分的な断面図である。 断面形状が楕円形の電気導体を用いた固定子の部分的な断面図である。
符号の説明
1 車両用交流発電機
2 固定子
3 回転子
4 フレーム
5 整流装置
22 固定子鉄心
23 固定子巻線
25 スロット

Claims (8)

  1. 複数のスロットを周方向に配列した円筒状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有し、
    前記固定子巻線は、前記スロット内に収納されたスロット部と、前記スロット部の端部を連結するコイルエンド部と、からなり、
    前記スロット部の断面は、長辺Lと短辺Sからなる矩形、または長径Lと短径Sからなる楕円形をなし、
    前記スロット部は、前記スロット内に径方向に配置され、
    内径側の前記スロット部は、周方向に短辺Sあるいは短径Sを向けて配置され、
    外径側の前記スロット部は、周方向に長辺Lあるいは長径Lを向けて配置され、
    前記スロットは、周方向幅が内径側から外径側に向かうにしたがって大となることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 請求項1において、
    前記固定子巻線は、前記スロット部の前記長辺Lと前記短辺Sとの比S/Lあるいは前記長径Lと前記短径Sとの比S/Lの異なるn組の2n本の前記スロット部を含んで構成され、
    長辺/長径L1、L2、・・・、Ln−1、Lnおよび短辺/短径Sn、Sn−1、・・・、S2、S1が、外径側から内径側にこの順番で配置されるとともに、
    それぞれの関係がL1≧L2≧・・・≧Ln−1≧Ln≧Sn≧Sn−1≧・・・≧S2≧S1の関係を満足することを特徴とする回転電機の固定子。
  3. 請求項2において、
    前記固定子鉄心の軸方向端面側に配置される前記コイルエンド部は、外径側斜行部と、頂部と、内径側斜行部と、からなり、
    前記外径側斜行部は、外径側の前記スロット部から前記頂部に向けて、周方向に延伸されるとともに、前記固定子鉄心から軸方向に離間し、
    前記頂部は、前記外径側斜行部から前記内径側斜行部へと、径方向に接合し前記固定子鉄心から最大限離間し、
    前記内径側斜行部は、前記頂部から内径側の前記スロット部に向けて、周方向に延伸されるとともに、前記固定子鉄心へ軸方向に漸近し、
    前記外径側斜行部において、前記固定子巻線は周方向に前記長辺Lまたは前記長径Lを向けて配置され、
    前記内径側斜行部において、前記固定子巻線は径方向に前記長辺Lまたは前記長径Lを向けて配置され、
    前記頂部において、前記外径側斜行部および前記内径側斜行部の前記長辺Lあるいは前記長径Lは滑らかに方向転換することを特徴とする回転電機の固定子。
  4. 請求項1または2において、
    前記固定子巻線は、前記コイルエンド部においてほぼ円形断面を有することを特徴とする回転電機の固定子。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    所定の隙間をΔとしたときに、
    前記スロットは、最内径側に配置された前記スロット部の短辺Sあるいは短径Sよりも2×Δ大きい最内径側周方向幅を有し、最外径側に配置された前記スロット部の長辺Lあるいは長径Lよりも2×Δ大きい最外径側周方向幅を有し、
    周方向に隣接する2つの前記スロットに挟まれたティース部は、最内径側周方向幅と最外径側周方向幅がほぼ等しいことを特徴とする回転電機の固定子。
  6. 請求項5において、
    前記スロット内に配置される複数の前記スロット部は、周方向に隣接するスロット側面との距離が前記隙間Δとなるように長辺/長径Lおよび短辺/短径Sを設定することを特徴とする回転電機の固定子。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    周方向に隣接する2つの前記スロットに挟まれたティース部は、周方向幅が径方向に沿ってほぼ一定であることを特徴とする回転電機の固定子。
  8. 請求項1〜6のいずれかにおいて、
    周方向に隣接する2つの前記スロットに挟まれたティース部は、周方向の側面が隣接する前記スロット部の側面形状に沿った形状を有することを特徴とする回転電機の固定子。
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