JP2010252611A - ステータ、及びステータ製造方法 - Google Patents

ステータ、及びステータ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】循環電流や渦電流の発生を抑えることが可能なステータ又はステータ製造方法を提供する。
【解決手段】本実施形態の集中巻コイル10は、導体を巻回してティース21に巻回された集中巻コイル10を備えるステータ50において、集中巻コイル10は、複数ターンに巻回された第1導線コイル11と、第1導線コイル11よりターン数を少なく巻回された第2導線コイル12とが交互に組み合わされて形成され、集中巻コイル10は、並列に接続されて、1相のU相電気回路40を形成し、U相電気回路40の第1導線コイル11と第2導線コイル12が同数となるように結線される。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータに用いるステータにコイルを巻回する技術に関し、詳しくはコイルに発生する渦電流や循環電流を抑制する技術に関するものである。
車載用のモータのうち、車の駆動に用いるモータは、小型化と高出力化を求められている。このため、多くの電流を流すことができ、かつ占積率を向上させる目的で平角導体をコイルに用いることが検討されている。
ただし、平角導体をコイルとして用いる場合には、コイル形状に巻回することが困難であることもあり、さまざまな検討がなされている。
特許文献1には、回転磁界型電動機に関する技術が開示されている。
ステータの内周側に突出して形成されるティースに平角導体を巻回するにあたり、1つ目のティースには平角導体を先端側から基端側に巻回され、その隣に位置する2つ目のティースには基端側から先端側に巻回され、その隣に位置する3つ目のティースには先端側から基端側に巻回される形状にコイルを形成することで、平角導体を連続的に巻回することが可能となる。
このように巻回することで、平角導体の接続部を低減できると共に、巻回時に平角導体を捻ることなくステータに巻回することが可能となり、絶縁被覆の損傷を防止できる。
特許文献2には、回転電機の集中巻型ステータコイルに関する技術が開示されている。
ティースの根本にコイルを巻き取る方式で平角導体を巻回してコイルを形成するに際して、巻き初めと巻き終わりがステータコアの外周側に突出するように2重に巻かれて形成される。
リード側のコイルエンドで変形させて巻回することで、2層巻で巻かれるコイルで、コイル巻数を欠落させてコイルを奇数ターンとする。このようにすることで、コイル巻数を同じターン数だけ巻いた場合に、コイルのターン数を偶数ターンしかもてなくなるという不具合を解消することが可能となる。
特許文献3には、回転電機の固定子構造及びその製造方法に関する技術が開示されている。
ステータコアに備えるティースに対して、平角導体をペアで巻回することで2層のコイルを形成する。この際に、各ティースに供給する平角導体の数:P、ステータ全体のスロット数:T、中性点:Sとしたときに、T=3×S×P×Nの関係を満たすN個おきの間隔で、ティースの間の巻き線が捻られることを特徴としている。
このように構成することで、平角導体を用いたペアコイルを形成することができ、循環電流等の損失を抑え、平角導体1本当たりの断面積を減らすことが可能となるので渦電流などの発生を抑制することが可能となる。
特開2002−10553号公報 特開2005−312277号公報 特開2008−109829号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献3には以下に説明する課題があると考えられる。
特許文献1の方法でコイルを形成した場合、コイルをティースに差し込む為の隙間が必要となると考えられ、占積率を向上させることは困難である。
特許文献2の方法の場合、コイル巻数をする際にコイル端部で曲げ加工することは困難だと考えられる。このため、ティースと導線との間に隙間を必要とし、コイルエンドが膨らんでしまう可能性がある。また、複雑な立体曲げ加工を必要とする点も問題である。
特許文献3の方法はコイルをペアにして巻回するが、コイルエンドでクロスする加工を必要とするため、作りの困難さが考えられる。すなわちコイルを形成する為の巻回機を複雑化するなどの問題が考えられる。また、クロス部ができることでコイルエンドが大きくなってしまう虞がある。
そこで、本発明はこのような課題を解決するために、循環電流や渦電流の発生を抑えることが可能なステータ又はステータ製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明によるステータは以下のような特徴を有する。
(1)導体を巻回して形成した集中巻コイルと、前記集中巻コイルを配設するティースを有するステータコアとを備えるステータにおいて、
前記集中巻コイルは、複数ターンに巻回された第1導線コイルと、前記第1導線コイルよりターン数を少なく巻回された第2導線コイルとが交互に組み合わされて形成され、前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが接続されて形成される第1電気回路と、前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが接続されて形成される第2電気回路と、が、並列に接続されて1相の並列回路を形成し、前記並列回路の前記第1導線コイルと前記第2導線コイルが同数となるように結線されたことを特徴とする。
(2)(1)に記載のステータにおいて、
前記第1電気回路又は前記第2電気回路の前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが交互に接続されていることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載のステータにおいて、
前記第1電気回路が有する前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが同数であり、前記第2電気回路が有する前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが同数であることを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明によるステータ製造方法は以下のような特徴を有する。
(4)導体を巻回して形成した集中巻コイルをステータコアに有するティースに配設することでステータを形成するステータ製造方法において、
前記集中巻コイルを、複数ターンに巻回された第1導線コイルと、前記第1導線コイルよりターン数を少なく巻回された第2導線コイルとを交互に組み合わせて形成し、前記集中巻コイルを、ステータコアに形成されるスロットに挿入し、前記集中巻コイルの端部を、1相の電気回路が並列に形成され、前記第1導線コイルと前記第2導線コイルが同数となるように結線することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によるステータにより、以下のような作用、効果が得られる。
上記(1)に記載される発明は、導体を巻回して形成した集中巻コイルと、集中巻コイルを配設するティースを有するステータコアとを備えるステータにおいて、集中巻コイルは、複数ターンに巻回された第1導線コイルと、第1導線コイルよりターン数を少なく巻回された第2導線コイルとが交互に組み合わされて形成され、第1導線コイルと第2導線コイルとが接続されて形成される第1電気回路と、第1導線コイルと第2導線コイルとが接続されて形成される第2電気回路と、が、並列に接続されて1相の並列回路を形成し、並列回路の第1導線コイルと第2導線コイルが同数となるように結線されたものである。
上記の通り、第1導線コイルと第2導線コイルを組み合わせた集中巻コイルを接続することで並列回路を形成すれば、特許文献3で示されるように導体の断面積を増やさず、コイルに流す電流量を増やすことが可能となる為、渦電流の発生を抑えることが可能となる。また、並列回路の第1導線コイルと第2導線コイルが同数になるように結線されているので、巻回数の異なる第1導線コイルと第2導線コイルが同数接続され、その結果、並列回路の距離が同じとなる。つまり、並列回路の第1電気回路と第2電気回路の抵抗を同じとすることができ、並列回路に循環電流が発生することを抑えることが可能となる。
また、特許文献3と異なりステータのコイルエンドで捻る必要がない為、作りの困難性を伴うこともない。このため、低コストに渦電流の発生を抑え、循環電流を生じにくいステータを提供することが可能となる。
また、上記(2)に記載される発明は、(1)に記載のステータにおいて、第1電気回路又は第2電気回路の第1導線コイルと第2導線コイルとが交互に接続されているものである。
第1導線コイルと第2導線コイルとで形成されたコイルは、第1導線コイルと第2導線コイルが重ね合わされてコイルが形成され、第1導線コイルと第2導線コイルとのターン数が異なる。例えば、第1導線コイルが10ターンで形成され、第2導線コイルは9ターンで形成されているとすると、ステータのリード側で形成する結線部分は、図4に示されるようにクロスすることなく結線が可能となる。
ステータのコイルエンドでクロスせずに結線する事が可能なので、ステータのコイルエンドの厚みを薄く保つことが可能となる。
また、上記(3)に記載される発明は、(1)又は(2)に記載のステータにおいて、第1電気回路が有する第1導線コイルと第2導線コイルとが同数であり、第2電気回路が有する第1導線コイルと第2導線コイルとが同数であるものである。
第1導線と第2導線で一組とすることで、第1電気回路と第2電気回路の長さを均しくすることが可能である。この結果、並列回路に循環電流が発生することを抑えることが可能となる。
また、このような特徴を有する本発明によるステータ製造方法により、以下のような作用、効果が得られる。
上記(4)に記載される発明は、導体を巻回して形成した集中巻コイルをステータコアに有するティースに配設することでステータを形成するステータ製造方法において、集中巻コイルを、複数ターンに巻回された第1導線コイルと、第1導線コイルよりターン数を少なく巻回された第2導線コイルとを交互に組み合わせて形成し、集中巻コイルを、ステータコアに形成されるスロットに挿入し、集中巻コイルの端部を、1相の電気回路が並列に形成され、第1導線コイルと第2導線コイルが同数となるように結線するものである。
したがって、(1)に示す通り、長さの同じ並列回路を各相に備え、渦電流の発生を抑え、循環電流の発生を抑えたステータを製造可能なステータ製造方法を提供可能となる。
本実施形態の、コイルの斜視図である。 本実施形態の、ステータコアにコイルを挿入する様子を表した斜視図である。 本実施形態の、ステータの斜視図である。 本実施形態の、コイルエンドにおける、コイルの接続図である。 本実施形態の、コイルの接続概念図である。 本実施形態の、ステータ内周側からの立面図である。
まず、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態のコイルの斜視図を示す。
本実施形態の集中巻コイル10は、図1に示すように、第1導線コイル11及び第2導線コイル12を備えている。
第1導線コイル11は平角導体をエッジワイズ曲げ加工して10ターン巻回されて形成されている。又、第2導線コイル12についても平角導体をエッジワイズ曲げ加工され、9ターン巻回されて形成されている。第1導線コイル11及び第2導線コイル12の形成に用いられる平角導体は、銅などの導電性の良い金属で矩形断面に形成されており、その周囲にはエナメルなどの絶縁性被膜が形成されている。
第1導線コイル11はリード端部11a及びリード端部11bを備えており、第2導線コイル12はリード端部12a及びリード端部12bを備えている。
また、第1導線コイル11と第2導線コイル12は重ねられ図1に示すように略台形形状に巻回されている。
このため、図1に示すように、リード端部11a及びリード端部11bは集中巻コイル10の最も外側に配置され、リード端部12a及びリード端部12bはそれらの一つ内側に配置されることになる。
図2に、ステータコアにコイルを挿入する様子を表した斜視図を示す。
図3に、ステータの斜視図を示す。
ステータコア20は薄い電磁鋼板を積層して略円筒形状に形成されるものであり、内周側に48本のティース21を備え、ティース21の間には同数のスロット22が形成されている。図2に示すように、ステータコア20に形成されるスロット22に集中巻コイル10のスロット内導線部10aを挿入することで、ステータコア20に集中巻コイル10が配置される。この際、ステータコア20の両端部にリード部10b及び反リード部10cが突出する結果となる。
図4に、コイルエンドにおける、コイルの接続図を示す。なお、図4は説明の為に巻回数を少なくし、接続部分を模式的に示している。
集中巻コイル10同士を接続しているのは渡り線15である。便宜的に集中巻コイル10をU相第1集中巻コイル10A、U相第2集中巻コイル10B、U相第3集中巻コイル10Cとすると、図3に示す通り、U相第1集中巻コイル10Aのリード端部11aはU相第2集中巻コイル10Bのリード端部12bと渡り線15によって接続され、U相第1集中巻コイル10Aのリード端部12aはU相第2集中巻コイル10Bのリード端部11bと渡り線15と接続される。
又、U相第2集中巻コイル10Bのリード端部11aはU相第3集中巻コイル10Cのリード端部12bと渡り線15によって接続される。又、U相第2集中巻コイル10Bのリード端部12aはU相第3集中巻コイル10Cのリード端部11bと渡り線15によって接続される。
リード端部11a、リード端部12a、リード端部11b、及びリード端部12bと渡り線15との接続方法については、溶接やロウ付け等の接合方法で接合されている。そして、渡り線15との接合には所定の接合面積を確保することで、接合部分の電気抵抗が低くなるように接合されている。
図5に、コイルの接続概念図を示す。
U相電気回路40は、図5に示すように、第1導線コイル11と第2導線コイル12とが交互に接続される。また、並列に接続されている。この際、図4に示されるように第1導線コイル11と第2導線コイル12はU相電気回路40において同数となる。
なお、図5では省略しているが、ステータコア20は48スロットあるので、集中巻コイル10は24個挿入される。このため、U相電気回路40には8個の集中巻コイル10が接続されることになる。
また、U相電気回路40同様にV相、W相についても同様の回路が形成される。
このようにステータコア20に3相の回路が形成された状態で、コイルエンドを樹脂モールドして図3に示したようなステータ50が形成される。
本実施形態の集中巻コイル10は上記の構成であるので、以下に説明するような効果、作用を奏する。
まず、効果として循環電流や渦電流の発生を抑えたステータを提供することが可能である点が挙げられる。
本実施形態の集中巻コイル10は、導体を巻回してティース21に巻回された集中巻コイル10を備えるステータ50において、集中巻コイル10は、複数ターンに巻回された第1導線コイル11と、第1導線コイル11よりターン数を少なく巻回された第2導線コイル12とが交互に組み合わされて形成され、第1導線コイル11と第2導線コイル12とが接続されて形成されるA側回路と、第1導線コイル11と第2導線コイル12とが接続されて形成されるB側回路と、が、並列に接続されて1相のU相電気回路40及びV相、W相の並列回路を形成し、並列回路の第1導線コイル11と第2導線コイル12が同数となるように結線されたものである。
また、図1に示されるように第1導線コイル11と第2導線コイル12とが重ねて巻回され、図4に示されるように第1導線コイル11と第2導線コイル12とが交互に接続されることで、A側とB側が並列となるようU相電気回路40が形成される。V相、W相に関しても同様である。
このように、U相電気回路40及び、U相電気回路40と同様に形成されるV相、W相は並列回路として形成されていることで、第1導線コイル11又は第2導線コイル12に用いる平角導体の断面積を増やすことなく、回路に流す電流を増やすことが可能となる。平角導体の断面積を増やすと渦電流が発生し易くなる等の問題があるが、集中巻コイル10を並列回路として接続することで、渦電流の発生を抑えることが可能となるので、ステータ50の高出力化に貢献することが出来る。
又、並列回路を形成した場合に問題となるのは、図4に示すようなA側回路とB側回路の抵抗値に差があると、循環電流が発生してしまい効率が悪化する。
しかし、第1導線コイル11と第2導線コイル12が交互に接続されることで、A側回路とB側回路の長さは均しくなる。このため、並列接続されるA側回路とB側回路との電気抵抗を均しくすることが可能であり、その結果、循環電流の発生を抑えることが可能となる。
また、効果としてコイルエンドを厚くする必要がない点が挙げられる。
図6に、ステータ内周側からの立面図を示す。
本実施形態の集中巻コイル10は図4に示す通り、渡り線15がクロスしないように結線可能である。これは、第1導線コイル11と第2導線コイル12の巻数が異なる為であり、第1導線コイル11に比べて第2導線コイル12は巻数が1ターン少ない為、図4に示すように、ステータコア20の最外周に第1導線コイル11のリード端部11aが来た場合、ステータコア20の最内周に第1導線コイル11のリード端部11bが配置される。また、第2導線コイル12のリード端部12aはステータコア20の最外周より平角導体1本分だけ内側に、リード端部12bはステータコア20の最内周より平角導体1本分だけ内側に配置される。
一方、渡り線15は例えばU相第1集中巻コイル10Aのリード端部11aと、U相第2集中巻コイル10Bのリード端部12bが外側渡り線15Aによって接続され、U相第1集中巻コイル10Aのリード端部12aと、U相第2集中巻コイル10Bのリード端部11bが内側渡り線15Bによって接続されている。
リード端部11a、リード端部11b、リード端部12a及びリード端部12bの配置によって、外側渡り線15Aと内側渡り線15Bは平行に配置されることになるので、クロスすることがない。
このため、図6に示されるようにリード部10bのコイルエンド厚みXは、集中巻コイル10の曲げRに平角導体の厚みt1及び、渡り線15の厚みt2を積算したものとほぼ同等の厚みで足りる。
このようにリード部10bで、渡り線15がクロスするようなことがない為、コイルエンドの厚みを増やすことなく集中巻コイル10を結線することが可能となる。反リード部10cの厚みに関しても曲げRに平角導体の厚みt1の和となる。
このため、ステータ50のコイルエンドの厚みを抑えることが可能となり、ステータ50の小型化に貢献することが可能である。
以上、本実施形態に則して発明を説明したが、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。
例えば、第1導線コイル11と第2導線コイル12の接続方法に関しては、図4に示したように、A側回路とB側回路とに第1導線コイル11と第2導線コイル12が交互に接続される方法ではなくとも、第1導線コイル11と第2導線コイル12の数が同じになるように接続し、A側回路とB側回路の長さが均しくなるように構成すれば、U相電気回路40及びV相、W相の並列な電気回路の循環電流を抑えることができる。
第1導線コイル11と第2導線コイル12がA側回路で均しくB側回路で均しければ、循環電流を抑えることが可能であるので、例えばA側回路で第1導線コイル11を同数ずつ連続で結合するという方法でも、並列な電気回路を形成することが可能である。
ただし、第1導線コイル11と第2導線コイル12とで集中巻コイル10を回路形成しているため、渡り線15がクロスしないように構成する必要がある。
10 コイル
10A U相第1コイル
10B U相第2コイル
10C U相第3コイル
10a スロット内導線部
10b リード部
10c 反リード部
11 第1導線
11a リード端部
11b リード端部
12 第2導線
12a リード端部
12b リード端部
15 渡り線
15A 外側渡り線
15B 内側渡り線
20 ステータコア
21 ティース
22 スロット
40 U相電気回路
50 ステータ

Claims (4)

  1. 導体を巻回して形成した集中巻コイルと、前記集中巻コイルを配設するティースを有するステータコアとを備えるステータにおいて、
    前記集中巻コイルは、複数ターンに巻回された第1導線コイルと、前記第1導線コイルよりターン数を少なく巻回された第2導線コイルとが交互に組み合わされて形成され、
    前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが接続されて形成される第1電気回路と、
    前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが接続されて形成される第2電気回路と、
    が、並列に接続されて1相の並列回路を形成し、
    前記並列回路の前記第1導線コイルと前記第2導線コイルが同数となるように結線されたことを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    前記第1電気回路又は前記第2電気回路の前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが交互に接続されていることを特徴とするステータ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のステータにおいて、
    前記第1電気回路が有する前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが同数であり、
    前記第2電気回路が有する前記第1導線コイルと前記第2導線コイルとが同数であることを特徴とするステータ。
  4. 導体を巻回して形成した集中巻コイルをステータコアに有するティースに配設することでステータを形成するステータ製造方法において、
    前記集中巻コイルを、複数ターンに巻回された第1導線コイルと、前記第1導線コイルよりターン数を少なく巻回された第2導線コイルとを交互に組み合わせて形成し、
    前記集中巻コイルを、ステータコアに形成されるスロットに挿入し、
    前記集中巻コイルの端部を、1相の電気回路が並列に形成され、前記第1導線コイルと前記第2導線コイルが同数となるように結線することを特徴とするステータ製造方法。
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