JPH11150899A - 突極形回転子 - Google Patents

突極形回転子

Info

Publication number
JPH11150899A
JPH11150899A JP31671397A JP31671397A JPH11150899A JP H11150899 A JPH11150899 A JP H11150899A JP 31671397 A JP31671397 A JP 31671397A JP 31671397 A JP31671397 A JP 31671397A JP H11150899 A JPH11150899 A JP H11150899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
coil
rotor coil
radiating fin
salient pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31671397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Shimaya
宏基 嶋屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishishiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Nishishiba Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishishiba Electric Co Ltd filed Critical Nishishiba Electric Co Ltd
Priority to JP31671397A priority Critical patent/JPH11150899A/ja
Publication of JPH11150899A publication Critical patent/JPH11150899A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転子コイル間に容易に放熱フィンが設置で
き、回転子コイルを効果的に冷却することで、温度上昇
の抑制とコイル温度の均一化により小形化が可能で、且
つ製造の際の省力化が可能な突極形回転子を提供する。 【解決手段】 回転子コイル(4) のターン間に回転子コ
イルより幅広で蛇腹状の熱伝導性に優れた放熱フィン(1
1)を挿入し、放熱フィン(11)の一部を前記回転子コイル
の外周面より突出させる。そして回転子コイルを形成す
る平打巻導体厚さを放熱フィンより厚くすることで、放
熱フィン(11)の間隔を広げてもよいし、放熱フィン(11)
は平打巻回転子コイル(4) の一巻分に相当し、軸方向に
開口部(12)を有し、かつ、内周側に回転子コイルと係合
する折返し(13)を設けたものとしてもよいし、放熱フィ
ン(11)の材質を、平打巻導体とし、回転子コイル(4) と
直列または並列に接続したものとしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子コイルの冷
却を良好とした回転電機の突極形回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の突極形回転子を図6、
図7を参照して説明する。図6は回転子側面図、図7は
軸方向から見た回転子の要部拡大図である。
【0003】図6、図7において、(1) は回転軸、(2)
は通風ファン、(3) は回転子の磁極鉄心、(4) は平打巻
の回転子コイル、(5) はコイル凸部または放熱フィン、
(6)は上部絶縁、(7) は下部絶縁、(8) は磁極部絶縁、
(9) はコイルの回転方向前側、(10)はコイルの回転方向
後側である。
【0004】上記のごとき構成の従来の突極形回転子
は、回転軸(1) に配設された通風ファン(2) により冷却
風を機内に吸引している。回転子コイル(4) の冷却は主
にコイルエンド部と、突極間に設けられた通風路に冷却
空気が流れることによって行われる。突極間には回転子
コイル(4) が遠心力の分力で通風路に飛び出さないよう
に、コイルブラケット(5) が必要数(図6では軸方向に
3箇所)取り付けるものもある。また、回転子コイル
(4) の冷却効果を高めるために、コイル凸部、または鉄
心直線部方向に放熱フィン(5) を設ける場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき構成の突
極形回転子は、通電で生じるコイルの発熱を突極間に流
れる冷却風で冷却しているが、コイルの発熱量に対して
冷却風による冷却が十分でなく、回転子コイルの温度が
局部的に高くなるという問題があり、前記温度を基準と
して設計するために回転子が大きくなっていた。
【0006】また、この問題を解決するために幅の異な
る回転子コイルを交互に重ね、コイル外周部に凹凸を設
け、放熱面積を大きくするものが考えられているが、凹
部コイルと凸部コイルの電気的接続のため、ろう付け作
業が必要となっていた。
【0007】また、磁極鉄心の軸方向直線部に短冊状の
放熱フィンを挿入するものが考えられているが、各々の
放熱フィンが分離しているため、フィン枚数は、(フィ
ン段数)×(回転方向前側+後側)が必要となり、その
固定手段を設ける必要があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は回転子コイル間に容易に放熱フ
ィンが設置でき、回転子コイルを効果的に冷却すること
で、温度上昇の抑制とコイル温度の均一化により小形化
が可能で、且つ製造の際の省力化が可能な突極形回転子
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では次ぎのようにする。
【0010】請求項1では、回転子コイルは上下面絶縁
の帯状導体を平打ち巻きに形成し、前記回転子コイルの
ターン間に回転子コイルより幅広で蛇腹状の熱伝導性に
優れた放熱フィンを挿入し、放熱フィンの一部を前記回
転子コイルの外周面より突出させる。
【0011】請求項2では、回転子コイルを形成する平
打巻導体厚さを放熱フィンより厚くすることで、放熱フ
ィンの間隔を広げ、他は請求項1のようにする。
【0012】請求項3では、回転子コイルより幅広でコ
イル一巻分に相当し、軸方向に開口部を有し、かつ、内
周側に回転子コイルと係合し、脱出止めとなる折返しを
有した放熱フィンを回転子コイルに複数個挿入する。
【0013】請求項4では、放熱フィンの材質を、平打
巻導体とし、回転子コイルと直列または並列に接続し、
他は請求項1または2のようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、第1の発
明(請求項1対応)の実施の形態について、図1および
図2を参照して説明する。図1は軸方向から見た回転子
の要部断面図であるが、断面表示の斜線は放熱フィン(1
1)のみに記載して、他のものとの判別を容易にした。図
2は図1の回転子コイルと放熱フィンの係合途中の状態
を示す斜視図である。図1、図2において、(3) は磁極
鉄心、(11)は蛇腹状の放熱フィンであり、Xは回転子コ
イルの幅方向内周側寸法、Yは蛇腹状の放熱フィンの内
周側寸法、Aは回転子コイルの導体幅、Bは蛇腹状の放
熱フィンの幅である。
【0015】図2に示す回転子コイルの幅方向内周側寸
法Xと蛇腹状の放熱フィンの内周側寸法Yは同一で、放
熱フィンの幅Bは回転子コイルの導体幅Aよりも大と
し、蛇腹状の放熱フィン(11)は図2に示す組立時回転方
向矢印の方向に、回転させながら回転子コイル(4) に挿
入した後、磁極鉄心(3) に配設する。磁極鉄心(3) と回
転子コイル(4) との間には上部絶縁(6) 、下部絶縁(7)
、磁極部絶縁(8) を設ける。
【0016】上記実施の形態1のようにすることで、平
打巻回転子コイル(4) に挿入された蛇腹状の放熱フィン
(11)はコイル外周面より突出することになり、また、従
来の短冊状の放熱フィンに比べ、コイルエンド部にも放
熱フィンが形成されるため、回転子コイル(4) をより効
果的に冷却することができ、回転子コイル(4) の温度上
昇が抑制され、軸方向のコイル温度を均一化でき、突極
形回転子を小形化できる。また、従来用いられていた短
冊状の放熱フィンを挿入する方式で必要であった放熱フ
ィンの固定手段が不要となり、製造の際の省力化を図る
ことができる。 (実施の形態2)次に、第2の発明(請求項2対応)の
実施の形態について、図3を参照して説明する。図3は
図1を変形したものである。図3において、Cは平打ち
巻き回転子コイルの導体厚、Dは放熱フィン厚である。
【0017】図3に示すコイルの導体厚Cは放熱フィン
厚Dより大となる厚さとし、その他は実施の形態1と同
様である。
【0018】上記実施の形態2のように、平打巻回転子
コイルの導体厚Cを変えることで、蛇腹状の放熱フィン
(11)を適切な間隔で配置することができ、より一層効果
的に回転子コイルを冷却することができる。その他の作
用効果は実施の形態1と同様である。
【0019】(実施の形態3)次に、第3の発明(請求
項3対応)の実施の形態について、図4および図5を参
照して説明する。図4は軸方向から見た回転子磁極の立
面図であり、放熱フィン(11)は断面ではないが、斜線を
施して、回転子コイル(4) との区別を明らかにした。図
5は図4の放熱フィン(11)を示す斜視図である。図5に
おいて(12)は放熱フィンの開口部、(13)は飛び出し防止
用折返し、Eは放熱フィン幅、Zは放熱フィン内周側寸
法である。
【0020】放熱フィン(11)は平打巻回転子コイル(4)
の一巻分に相当し、内周側寸法Zは図2に示す平打巻回
転子コイル(4) の内周側寸法Xと同一で、放熱フィン幅
Eは回転子コイル(4) の導体幅Aより大で、放熱フィン
(11)の長手方向内周側直線部に飛び出し防止用折返し(1
3)を設ける。また、放熱フィン(11)には軸方向一端に開
口部(12)を設け、放熱フィン(11)は図4に示すように平
打巻回転子コイル(4)間に必要数挿入し、放熱フィンの
開口部(12)を平打巻回転子コイル(4) が通るように配設
する。
【0021】上記実施の形態3のようにすることで、放
熱フィン(11)を必要な場所に等間隔だけでなく不等間隔
で設置することにより、より効果的に回転子コイルを冷
却できる。また、放熱フィン(11)は折返し(13)により、
遠心力による飛び出しが防止され、従来の短冊状の放熱
フィンで必要であった固定手段が不要となると共に、コ
イルエンド部にも放熱フィンが形成されるため、より一
層効果的に回転子コイルを冷却することができる。他の
作用効果は実施の形態1または2と同様である。
【0022】(実施の形態4)次に、第4の発明(請求
項4対応)の実施の形態について、図2を引用して説明
する。図2において、放熱フィン(11)の材質を、平打巻
導体とし、図示しない通電回路を設け、回転子コイル
(4) と直列または並列に接続する。他は実施の形態1ま
たは2と同様である。
【0023】上記実施の形態4のようにすることで、平
打巻回転子コイル(4) に放熱フィン機能を付加すること
ができ、冷却効果を大とすることができ、また、従来の
導体幅の異なるコイルを交互に重ねる方式に比べて、ろ
う付け工数の削減が可能となる。他の作用効果は実施の
形態1または2と同様である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数巻の蛇腹状の放熱フィンまたは一巻分の放熱フィン
を回転子コイルに挿入することで、回転子コイルの温度
上昇を抑制でき、軸方向のコイル温度の均一化による小
形化と、製造の際の省力化が可能な突極形回転子を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す軸方向から見た回
転子の要部断面図。
【図2】図1および実施の形態4の参考とする回転子コ
イルと放熱フィンの係合途中の状態を示す斜視図。
【図3】本発明の実施の形態2を示す軸方向から見た回
転子の要部断面図。
【図4】本発明の実施の形態3を示す軸方向から見た回
転子の要部立面図。
【図5】図4の放熱フィンを示す斜視図、
【図6】従来形の突極形回転子を示す側面図。
【図7】図6のコイルブラケットを除去して軸方向から
見た回転子の要部立面図。
【符号の説明】
1…回転軸 2…通風ファン 3…回転子鉄心 4…回転子コイル 5…コイル凸部または放熱フィン 5a…コイルブラケット 6…上部絶縁 7…下部絶縁 8…磁極部絶縁 9…前側 10…後側 11…放熱フィン 12…開口部 13…折返し

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周に配設された複数の突極形
    磁極鉄心と、前記磁極鉄心に巻装された回転子コイルを
    備えた突極形回転子において、回転子コイルは上下面絶
    縁の帯状導体を平打ち巻きに形成し、前記回転子コイル
    のターン間に回転子コイルより幅広で蛇腹状の熱伝導性
    に優れた放熱フィンを挿入し、放熱フィンの一部を前記
    回転子コイルの外周面より突出させたことを特徴とする
    突極形回転子。
  2. 【請求項2】 回転子コイルを形成する平打巻導体厚さ
    を放熱フィンより厚くすることで、放熱フィンの間隔を
    広げたことを特徴とする請求項1に記載の突極形回転
    子。
  3. 【請求項3】 回転子コイルより幅広でコイル一巻分に
    相当し、軸方向に開口部を有し、かつ、内周側に回転子
    コイルと係合し、脱出止めとなる折返しを有する放熱フ
    ィンを回転子コイルに挿入したことを特徴とする突極形
    回転子。
  4. 【請求項4】 放熱フィンの材質を、平打巻導体とし、
    回転子コイルと直列または並列に接続したことを特徴と
    する請求項1または2に記載の突極形回転子。
JP31671397A 1997-11-18 1997-11-18 突極形回転子 Pending JPH11150899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31671397A JPH11150899A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 突極形回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31671397A JPH11150899A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 突極形回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11150899A true JPH11150899A (ja) 1999-06-02

Family

ID=18080080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31671397A Pending JPH11150899A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 突極形回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11150899A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1207613A2 (en) * 2000-11-15 2002-05-22 Hitachi, Ltd. A stacked coil assembly for a stator
US6777835B1 (en) * 1997-09-30 2004-08-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Electrical power cooling technique
JP2010252611A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyota Motor Corp ステータ、及びステータ製造方法
CN112771764A (zh) * 2018-10-02 2021-05-07 松下知识产权经营株式会社 定子以及使用该定子的电动机
JP2021083203A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 株式会社デンソー 回転電機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6777835B1 (en) * 1997-09-30 2004-08-17 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Electrical power cooling technique
EP1207613A2 (en) * 2000-11-15 2002-05-22 Hitachi, Ltd. A stacked coil assembly for a stator
EP1207613A3 (en) * 2000-11-15 2004-03-03 Hitachi, Ltd. A stacked coil assembly for a stator
JP2010252611A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Toyota Motor Corp ステータ、及びステータ製造方法
CN112771764A (zh) * 2018-10-02 2021-05-07 松下知识产权经营株式会社 定子以及使用该定子的电动机
US20210359566A1 (en) * 2018-10-02 2021-11-18 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Stator and motor using same
JP2021083203A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 株式会社デンソー 回転電機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100406102B1 (ko) 교류발전기
JP3752770B2 (ja) ランデルコア型回転電機
KR100473101B1 (ko) 차량용 교류 발전기
KR100367031B1 (ko) 차량용 교류발전기
EP0977342B1 (en) Ac generator having claw-pole rotor
US6690099B2 (en) Automotive alternator
JP2810000B2 (ja) 小型モータ
JP3502589B2 (ja) 交流発電機
JP2949774B2 (ja) 回転電機の固定子
US20060145558A1 (en) Alternator for a vehicle
JPH02219447A (ja) スタータの電機子
US6469408B2 (en) Alternator
JPH0993895A (ja) ブラシレスモータ
JPH11150899A (ja) 突極形回転子
JP3687479B2 (ja) 整流子モータの固定子
JP3753093B2 (ja) 車両用回転電機
US7827672B2 (en) Method of manufacture stator for an automotive alternator
EP0133571B1 (en) Flat type rotary electric machine
JPH09215240A (ja) 突極回転界磁形同期電動機
JP2006087172A (ja) 回転電機の固定子
JPH0127406Y2 (ja)
JP2003088014A (ja) 回転電機用電機子及び回転電機
JP2020129880A (ja) 電動機及びそれを用いた電動送風機及びそれを用いた電気掃除機
JP3918428B2 (ja) 整流子モータの回転子
JP2000078781A (ja) 電気機械の固定子鉄心