JP6241332B2 - 固定子巻線、固定子巻線の製造方法、固定子、回転電機および車輪 - Google Patents
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Description
巻線の構成例について図1〜図8を参照しながら説明する。図1と図2に示す巻線10は、固定子巻線の一部(コイル部やコイルとも呼ぶ)であって、固定子の両端面からそれぞれコイルエンド部が突出する部位を示す。巻線10は、電流を流すことができれば材料を問わず、スロット収容部11,シフト部12,コイルエンド部14などを有する。
本形態では、第1成形型21を用いて、スロット収容部成形工程とコイルエンド部成形工程を行う。スロット収容部成形工程はスロット収容部11を成形する工程であり、コイルエンド部成形工程はコイルエンド部14を成形する工程である。
本形態では、第2成形型22を用いて、クランク部位成形工程とシフト部成形工程を行う。クランク部位成形工程はクランク部位13を成形する工程であり、シフト部成形工程はシフト部12を成形する工程である。
上述した巻線10を複数本用いて、巻線体を成形する例について図18〜図21を参照しながら説明する。本形態では、巻線10をU相として用いるU相巻線10U、巻線10をV相として用いるV相巻線10V、巻線10をW相として用いるW相巻線10Wを用いて巻線体10L(図21を参照)を製造する例について明する。なお図19と図20に示すピッチPは、所定のスロット数(1以上で任意に設定する)に対応する間隔である。本形態では分かり易くするために、ピッチPを「1」とする例について説明する。
上述のようにして成形される巻線10や巻線体10Lを有する固定子40(図26を参照)の製造方法について、図22〜図26を参照しながら説明する。当該製造方法は、配置工程,巻回工程,成形固定工程などを有する。各工程は、特に明記しない限り、順不同で行ってよい。
回転子80(回転子80Aと回転子80B)の構成例について、図27を参照しながら説明する。なお、回転子80Aと回転子80Bは同等に構成してよいので、以下では回転子80Aを代表して説明する。
上述のように構成される固定子40を含む回転電機100と、当該回転電機100を備える車輪200の構成例を図28に示す。
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
以上では発明の実施の形態について説明したが、当該実施の形態には特許請求の範囲に記載した発明の態様だけでなく他の発明の態様を含む。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行う。
固定子鉄心(70)に設けられる複数のスロット(31)に対して巻き回される固定子巻線(10,10A,10B,10L)を製造する固定子巻線の製造装置(21,22)において、
前記スロットに収容されるスロット収容部(11)を成形するスロット収容部成形部材(21a,21b,21c,21d)と、
前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心の端面から突出するコイルエンド部(14)を成形するコイルエンド部成形部材(21a,21b,21c,21d)と、
前記コイルエンド部に所定幅(La)でクランク状に曲げてクランク部位(13)を成形するクランク部位成形部材(22a,22b)と、
前記スロット収容部と前記コイルエンド部との境界部位に備えられ、前記所定幅以内でシフトさせるように曲げられるシフト部(12)を成形するシフト部成形部材(22a,22b)と、を有することを特徴とする固定子巻線の製造装置。
態様1の構成によれば、シフト部成形部材(第2成形型22;パンチ22aおよびダイ22bに相当する)によって、スロット収容部11とコイルエンド部14との境界部位にシフト部12が成形される。当該シフト部12は所定幅La以内でシフトさせるように曲げ成形されるので、渦巻き状に重ねて巻くだけでよくなる。よってスロット31に固定子巻線10を巻き回したり、円筒状の巻線体10Lを成形してスロット31に収容したりするにあたって編み込みが不要になるので、従来よりも手間と時間を低減できる。従来の編み込んだ複数の固定子巻線10と同等の構造や精度(位置精度や整列精度)になるので、同等の性能(例えば磁束やトルク等)を得ることができる。
11 スロット収容部
12 シフト部
13 クランク部位
14 コイルエンド部
31 スロット
40 固定子
70 固定子鉄心
80(80A,80B) 回転子
100 回転電機
200 車輪
La 所定幅
Claims (9)
- 固定子鉄心(70)に設けられる複数のスロット(31)に対して巻き回される固定子巻線(10,10A,10B,10L)において、
前記スロットに収容されるスロット収容部(11)と、
前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心(70)の端面から突出し、所定幅(La)でクランク状に曲げ成形されるクランク部位(13)を備えるコイルエンド部(14)と、
前記スロット収容部と前記コイルエンド部の両端との境界部位にそれぞれ備えられ、前記所定幅以内でシフトさせるように曲げ成形されるシフト部(12)とを有し、
前記シフト部は、第1シフト部と、第2シフト部とを有し、
前記第1シフト部は、前記クランク部位を挟んで前記コイルエンド部の両端に連なる前記スロット収容部が同じ層に収容されるとき、双方ともに前記クランク部位の曲げ方向とは逆方向に曲げてシフトされ、
前記第2シフト部は、前記クランク部位を挟んで前記コイルエンド部の一端に連なる前記スロット収容部と他端に連なる前記スロット収容部とが異なる層に収容されるとき、双方ともに前記クランク部位の曲げ方向と同じ方向に曲げてシフトされていることを特徴とする固定子巻線。 - 前記シフト部は、前記所定幅の1/2のシフト幅(Lb,Lc)で曲げてシフトされていることを特徴とする請求項1に記載の固定子巻線。
- 固定子鉄心(70)に設けられる複数のスロット(31)に対して巻き回される固定子巻線(10,10A,10B,10L)の製造方法において、
前記スロットに収容されるスロット収容部(11)を成形するスロット収容部成形工程と、
第1成形型(21)に線材を1周以上巻き付けてプレスすることで、前記スロットに収容されずに前記固定子鉄心の端面から突出するコイルエンド部(14)を成形するコイルエンド部成形工程と、
前記コイルエンド部に所定幅(La)でクランク状に曲げてクランク部位(13)を成形するクランク部位成形工程と、
前記スロット収容部と前記コイルエンド部との境界部位に備えられ、前記所定幅以内でシフトさせるように曲げられるシフト部(12)を成形するシフト部成形工程とを有し、
前記スロット収容部成形工程は、前記第1成形型のうちで一部の第1成形型を移動させることで前記スロット収容部を成形することを特徴とする固定子巻線の製造方法。 - 前記シフト部成形工程は、前記固定子巻線(10A)の前記シフト部について、第2成形型(22)により前記クランク部位の曲げ方向とは逆方向に曲げてシフトさせることを特徴とする請求項3に記載の固定子巻線の製造方法。
- 前記シフト部成形工程は、前記固定子巻線(10B)の前記シフト部について、第2成形型(22)により前記クランク部位の曲げ方向と同じ方向に曲げてシフトさせることを特徴とする請求項3または4に記載の固定子巻線の製造方法。
- 請求項1または2に記載の固定子巻線(10,10A,10B,10L)を有し、
複数の前記固定子巻線は、所定の前記スロット(31)ごとにピッチ(P)をずらし、重ねながら前記スロットに対して巻き回されることを特徴とする固定子(40)。 - 請求項6に記載の固定子(40)と、回転子(80,80A,80B)と、を有することを特徴とする回転電機(100)。
- 一の前記固定子に対して軸線方向(AX)にギャップ(G)を挟んで複数の前記回転子を対向させたことを特徴とする請求項7に記載の回転電機。
- 請求項7または8に記載の回転電機(100)を有することを特徴とする車輪(200)。
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