JP2009259643A - 車両用の融雪装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用の融雪装置は、車両の屋根に沿う形状の熱伝導プレート3の下面に電気ヒータ1を熱結合状態で積層している。電気ヒータ1は、可撓性を有するシート状である複数の帯状ヒータ素子6Aからなる面状ヒータ6である。帯状ヒータ素子6Aは、両面の絶縁シート7の間に、可撓性と導電性を有する一対の編み線8を平行に配設し、一対の編み線8に橋渡しするように複数枚の可撓性発熱シート9を電気接続して、可撓性発熱シート9と編み線8の両方の表面を絶縁シート7で絶縁している。可撓性発熱シート9は、実質的にカーボンを含まず、含有する導電性金属でもって所定の電気抵抗に設定している。帯状ヒータ素子6Aは、編み線8を介して各々の可撓性発熱シート9に通電されて発熱し、発熱する可撓性発熱シート9が熱伝導プレート3を加熱して融雪する。
【選択図】図4
Description
Q=0.24WT
この式から、たとえば1kWのヒータが1時間(3600秒)に発生する熱量は864kcalとなる。
ヒータの発生熱量が特定されると、ある積雪重量の雪が積もっている時、それを融かすために必要な時間は、ヒーターの消費電力に反比例する。したがって、ヒータの消費電力をコントロールして、融雪時間を調整できる。融雪時間は、深夜電力の時間帯に設定するのが理想である。深夜電力は、夜の11時から次の朝の7時までの8時間であるから、融雪時間を8時間とするのが理想である。積雪量は毎日変化するが、例えば、ある地域において1日の積雪量が、たとえば95%の確率で30cm以下、言い換えると30cmを超える日が5%であるとすれば、この地域では30cmの積雪を8時間で融雪するようにヒータの消費電力を設定して好ましい状態で使用できる。この融雪装置は、30cmの積雪を朝の7時までに融雪できることになるので、ほとんど毎日、正確には95%の日は朝の7時までに融雪できることになる。
車両用の融雪装置は、車両の上に設置されて、車両に積もった雪を融雪する。融雪装置は、車両の屋根に沿う形状の熱伝導プレート3と、この熱伝導プレート3の下面に熱結合状態で積層されてなる電気ヒータ1とを備える。この電気ヒータ1は以下の全ての構成を備えている。
(a)電気ヒータ1は、所定の間隔で同一面に配置してなる複数の帯状ヒータ素子6Aからなる面状ヒータ6である。
(b)帯状ヒータ素子6Aは、可撓性を有するシート状であって、所定の幅の帯状である。
(c)帯状ヒータ素子6Aは、両面の絶縁シート7の間に、多数の細線を網状に集合している可撓性と導電性を有する一対の編み線8を平行に配設し、かつ、一対の編み線8に橋渡しするように、複数枚の可撓性発熱シート9の両側部を一対の編み線8に電気接続して、複数枚の可撓性発熱シート9を編み線8に沿って連結しており、この可撓性発熱シート9も両面の絶縁シート7の間に配設して、可撓性発熱シート9と編み線8の両方の表面を絶縁シート7で絶縁している。
(d)可撓性発熱シート9は、実質的にカーボンを含まず、かつ導電性金属を含むプラスチックシートであって、含有する導電性金属でもって所定の電気抵抗に設定している。
(e)帯状ヒータ素子6Aが、編み線8を介して各々の可撓性発熱シート9に通電してジュール熱で発熱させ、発熱する可撓性発熱シート9が熱伝導プレート3を加熱して融雪するようにしている。
断熱基板2は、12mmのコンパネ4Aに、断熱材5として、10mmのウレタン発泡体を固定している。
電気ヒータ1は、幅を1cmとする帯状ヒータ素子6Aを、6cm間隔に平行に固定して面状ヒータ6としている。
熱伝導プレート3は、0.5mmのアルミニウム板としている。
断熱基板2の上に帯状ヒータ素子6Aを接着して固定し、さらに、この帯状ヒータ素子6Aの上に熱伝導プレート3を接着して固定している。
2…断熱基板
3…熱伝導プレート
4…基板 4A…コンパネ
5…断熱材
6…面状ヒータ 6A…帯状ヒータ素子
7…絶縁シート
8…編み線
9…可撓性発熱シート
10…接着剤
Claims (9)
- 車両の屋根に設置されて、車両に積もった雪を融雪する融雪装置であって、車両の屋根に沿う形状の熱伝導プレート(3)と、この熱伝導プレート(3)の下面に熱結合状態で積層されてなる電気ヒータ(1)とを備える車両の融雪装置であって、
前記電気ヒータ(1)が以下の全ての構成を有する車両用の融雪装置。
(a)前記電気ヒータ(1)は、所定の間隔で同一面に配置してなる複数の帯状ヒータ素子(6A)からなる面状ヒータ(6)である。
(b)前記帯状ヒータ素子(6A)は、可撓性を有するシート状であって、所定の幅の帯状である。
(c)前記帯状ヒータ素子(6A)は、両面の絶縁シート(7)の間に、多数の細線を網状に集合している可撓性と導電性を有する一対の編み線(8)が平行に配設され、かつ、一対の編み線(8)に橋渡しするように、複数枚の可撓性発熱シート(9)の両側部を一対の編み線(8)に電気接続して、複数枚の可撓性発熱シート(9)を編み線(8)に沿って連結しており、この可撓性発熱シート(9)も両面の絶縁シート(7)の間に配設されて、可撓性発熱シート(9)と編み線(8)の両方の表面を絶縁シート(7)で絶縁している。
(d)前記可撓性発熱シート(9)は、実質的にカーボンを含まず、かつ導電性金属を含むプラスチックシートであって、含有する導電性金属でもって所定の電気抵抗に設定している。
(e)前記帯状ヒータ素子(6A)が、編み線(8)を介して各々の可撓性発熱シート(9)に通電してジュール熱で発熱させ、発熱する可撓性発熱シート(9)が熱伝導プレート(3)を加熱して融雪するようにしてなる。 - 前記可撓性発熱シート(9)の導電性金属が錫と鉛を含む請求項1に記載される車両用の融雪装置。
- 前記可撓性発熱シート(9)が、酸化錫と、酸化鉛と、塩化鉛との混合物が有機溶剤に溶解された溶解物と還元剤とが加熱され、さらにこの加熱混合物に、合成樹脂を素材とするバインダーが混合されてシート状に成形されたものである請求項2に記載される車両用の融雪装置。
- 前記絶縁シート(7)がポリイミド樹脂、シリコン樹脂のいずれかである請求項1に記載される車両用の融雪装置。
- 前記帯状ヒータ素子(6A)の幅が、5mmよりも広く、20mmよりも狭い帯状である請求項1に記載される車両用の融雪装置。
- 前記面状ヒータ(6)が、前記帯状ヒータ素子(6A)を3cmよりも広く10cmよりも狭い間隔で平行に配列している請求項1又は5に記載される車両用の融雪装置。
- 前記熱伝導プレート(3)が、アルミニウム板と銅板と鉄板とこれらの合金板のいずれかの金属板である請求項1に記載される車両用の融雪装置。
- 前記面状ヒータ(6)の単位面積当たりの消費電力が100W/m2ないし500W/m2である請求項1に記載される車両用の融雪装置。
- 前記面状ヒータ(6)が断熱基板(2)の上面に固定されてなる請求項1に記載される車両用の融雪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008108152A JP2009259643A (ja) | 2008-04-17 | 2008-04-17 | 車両用の融雪装置 |
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JP2008108152A JP2009259643A (ja) | 2008-04-17 | 2008-04-17 | 車両用の融雪装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009259643A true JP2009259643A (ja) | 2009-11-05 |
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Family Applications (1)
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JP2008108152A Pending JP2009259643A (ja) | 2008-04-17 | 2008-04-17 | 車両用の融雪装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009259643A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010079194A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Miyako Roller Industry Co | シート状発熱体とそれを用いた回転ロール及び事務機器用部品 |
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-
2008
- 2008-04-17 JP JP2008108152A patent/JP2009259643A/ja active Pending
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