JP3418781B2 - 融雪屋根材及び融雪屋根構造 - Google Patents

融雪屋根材及び融雪屋根構造

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JP3418781B2
JP3418781B2 JP30099797A JP30099797A JP3418781B2 JP 3418781 B2 JP3418781 B2 JP 3418781B2 JP 30099797 A JP30099797 A JP 30099797A JP 30099797 A JP30099797 A JP 30099797A JP 3418781 B2 JP3418781 B2 JP 3418781B2
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幸作 板鼻
紘一 高田
巳春 江部
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幸作 板鼻
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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば家屋等の建築
物や構築物の金属板葺き屋根に用いられる融雪屋根材及
び融雪屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の屋根融雪にあっては、例え
ばアルミ箔、アルミ薄板、銅箔、銅薄板、ステンレス薄
板等の薄膜状の電熱材を可撓変形性を有する合成樹脂か
らなる絶縁材で被覆してなる厚さ0.2mm乃至0.5
mm程度のシート状の発熱ヒータを現場作業により屋根
構成部材上に敷設すると共にこの発熱ヒータの上方に金
属屋根材を敷設して屋根施工作業をなし、この発熱ヒー
タを外部電力からの給電により発熱させ、発熱により屋
根材上の雪を溶融除去するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合、金属屋根材及び発熱ヒータの敷設作業は、
個々に建築現場においてなされることも相俟って、金属
屋根材と発熱ヒータとの密着性が低くなり易く、金属屋
根材と発熱ヒータとの間に空隙が存在することにより発
熱ヒータの熱の屋根材への伝熱性が低下し、それだけ融
雪効率を低下させることがあり、又、屋根材上に市販の
太陽光を電気エネルギーに変換する太陽電池パネルを取
付け、太陽電池パネルと発熱ヒータを電気的に接続し、
太陽電池パネルからの給電により発熱ヒータを発熱させ
ることが考えられるが、この場合太陽電池パネルを屋根
上に取り付けるための特別な架台を必要とすると共に家
屋としての美観を損ねるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解決することを目的とするもので、本発明のうち
で、請求項1記載の発明は、金属板葺き用の金属屋根材
の表面に太陽光を電気エネルギーに変換する太陽電池モ
ジュールを固着すると共に裏面に該太陽電池モジュール
に電気的に接続されたシート状の発熱ヒータを固着し、
該金属屋根材、太陽電池モジュール及び発熱ヒータの三
部材を一体に形成してなることを特徴とする融雪屋根材
にあり、又、請求項2記載の発明は、金属板葺き用の金
属屋根材の表面に全体は軽量かつフレキシブルにして薄
いステンレス基板上にアモルファスシリコン膜を積層し
てなる太陽電池セルが用いられて太陽光を電気エネルギ
ーに変換する太陽電池モジュールを固着すると共に裏面
に該太陽電池モジュールに電気的に接続され、薄膜状の
電熱材を絶縁材で被覆して長尺シート状に形成された発
熱ヒータを固着し、該金属屋根材、太陽電池モジュール
及び発熱ヒータの三部材を一体に形成してなることを特
徴とする融雪屋根材にある。
【0005】又、請求項3記載の発明は、金属板葺き用
の金属屋根材の表面に太陽光を電気エネルギーに変換す
る太陽電池モジュールを固着すると共に裏面に該太陽電
池モジュールに電気的に接続され、薄膜状の電熱材を絶
縁材で被覆して長尺シート状に形成されたシート状の発
熱ヒータを固着し、該金属屋根材、太陽電池モジュール
及び発熱ヒータの三部材を一体に形成してなり、上記発
熱ヒータには長手方向に亙って複数個の融雪ゾーンが区
画形成され、上記電熱材は該融雪ゾーン毎に発熱ヒータ
の長手方向両縁に配置された一対の主電熱材及び融雪ゾ
ーン毎に該両主電熱材の間につづら折り状に配置された
副電熱材からなり、該隣る融雪ゾーンに配置された一対
の主電熱材はそれぞれ相互に接続され、該発熱ヒータは
各融雪ゾーンの境部分で切離自在に形成されると共に各
切離端部に各主電熱材の接続端部を露呈可能な剥離部を
形成したことを特徴とする融雪屋根材。にある。
【0006】又、請求項4記載の発明は、上記融雪屋根
材を敷設してなることを特徴とする融雪屋根構造にあ
り、又、請求項5記載の発明は、上記融雪屋根材の下方
位置に断熱材を敷設してなることを特徴とする融雪屋根
構造にある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図13は本発明の実施の
形態例を示し、図1乃至図8は金属瓦棒葺き屋根に適用
した融雪屋根材の実施の形態例、図9乃至図13は金属
瓦棒葺き屋根の融雪屋根構造の実施の形態例である。
尚、本発明は金属瓦棒葺き屋根に限らずに、その他の金
属板葺き屋根に適用される。
【0008】図1乃至図8において、この融雪屋根材M
は、金属板葺き用の金属屋根材1の表面に太陽光を電気
エネルギーに変換する太陽電池モジュール2を固着する
と共に裏面に太陽電池モジュール2に電気的に接続され
たシート状の発熱ヒータ3を固着して金属屋根材1、太
陽電池モジュール2及び発熱ヒータ3の三部材を、予め
工場内において、一体に形成してなるものである。
【0009】この場合、金属屋根材1は亜鉛メッキ鉄板
やカラー鉄板などからなり、長手方向左右辺縁にはぜ接
合用の立ち上げ部分1aが形成されている。
【0010】又、太陽電池モジュール2は、この場合図
4の如く、薄いステンレス基板上にアモルファスシリコ
ン膜を積層してなる太陽電池セル2aが用いられ、全体
は軽量かつフレキシブルであって、厚さは約8mm程度
のものが用いられ、一枚の金属屋根材1に長さに応じて
一個又複数個固着され、両端部裏面にそれぞれ正極端子
2b及び負極端子2cが突設され、この太陽電池モジュ
ール2を、予め工場内において、金属屋根材1の表面に
接着手段により接着固定するように構成している。勿論
他の構造の太陽電池セルを用いてもよい。
【0011】又、発熱ヒータ3は、この場合図5乃至図
8の如く、アルミ箔からなる薄膜状の電熱材4を透明ポ
リエチレン樹脂からなる絶縁材5で被覆して全体として
厚さが0.2mm乃至0.5mm程度の長尺シート状に
形成され、この発熱ヒータ3を、予め工場内において、
金属屋根材1の裏面に接着手段により接着固定するよう
に構成している。尚、この発熱ヒータ3の表面にフッ素
樹脂加工を施すこともある。
【0012】又、この場合上記発熱ヒータ3には長手方
向に亙って複数個の融雪ゾーンZ1・Z2・・・ZN-1
Nが区画形成され、上記電熱材4は融雪ゾーンZ1・Z
2・・・ZN-1・ZN毎に発熱ヒータ3の長手方向両縁に
配置された一対の主電熱材4a・4a及び融雪ゾーンZ
1・Z2・・ZN-1・ZN毎に両主電熱材4a・4aの間に
つづら折り状に配置された副電熱材4bからなり、隣る
各融雪ゾーンZ1とZ2、・・・、ZN-1・ZNに配置され
た一対の主電熱材4a・4aはそれぞれ相互に接続さ
れ、発熱ヒータ3の各融雪ゾーンには上記金属屋根材1
に形成された逃げ穴1bを介して上記端子2b・2cが
突出する逃げ穴3aが形成され、この逃げ穴3aを避け
て副電熱材4bが形成され、発熱ヒータ3は各融雪ゾー
ンの境部分に切取目安線Sが印刷形成されて鋏等により
切離自在に形成され、この場合、各融雪ゾーンZ1・Z2
・・・ZN-1・ZNの両縁に配置された各主電熱材4a・
4aは切取目安線Sに至る手前で中央に向けて折れ、中
央部分において内方に折れたのちに再びコ状に折れ、隣
る融雪ゾーンの各主電熱材4a・4aも同様に折れて形
成され、さらに融雪ゾーンZ1及びZN両端部において
も、主電熱材4a・4aは同様に折れて形成され、この
主電熱材4a・4aは切取目安線Sの位置を介して接続
され、しかして、金属屋根材1の長さに応じて、図8の
如く、切取目安線Sから切離すると共に電気的接続すべ
き切離端部Cの絶縁材5を切り取り、この両切離端部C
には主電熱材4a・4aの接続端部Tを露呈可能な剥離
部Gに形成され、剥離部Gの剥離可能な絶縁材5を剥離
することにより主電熱材4a・4aの接続端部Tが露呈
し、接続端部Tにリード線を接続し、各融雪ゾーンの副
電熱材4bには主電熱材4a・4aを介して給電される
ように構成されている。
【0013】又、この場合、太陽電池モジュール2及び
発熱ヒータ3は、図示省略の制御器に接続され、制御器
には電力会社からの商用電力系統も接続され、太陽電池
モジュール2からの発電電力が曇りや雨の天候時、夜間
等において不足の場合には電力会社からの商用電力を購
入し、しかして、太陽電池モジュール2からの発電電力
及び又は商用電力系統からの購入電力の併用給電により
発熱ヒータ3に給電するように構成されていると共に太
陽モジュール2からの発電量が消費量を上回った場合に
はその余剰発電電力を電力会社に販売するように構成さ
れている。
【0014】尚、上記発熱ヒータ3としては、種々の構
造のものを用いることができ、この際、発熱温度を30
℃乃至50℃以下に自己温度制御可能な電熱材4を用い
ることもでき、例えば、発熱温度が30℃乃至50℃以
上に上昇すると抵抗値が急激に増加し、電流が減少し、
この温度において発熱温度を自己制御する構造のものを
用いることもある。
【0015】しかして、この実施の形態例の融雪屋根材
Mを予め工場内において製作し、建築現場において、例
えば複数個の融雪屋根材Mを屋根Kの勾配に沿って並列
状に屋根構成部材上に敷設すると共に各太陽電池モジュ
ール2及び各発熱ヒータ3とを電気的に接続して電気工
事を行うことになり、よって、太陽電池モジュール2は
太陽光を電気エネルギーに変換し、その太陽電池モジュ
ール2からの発電電力又は、曇りや雨の天候時、夜間等
の電力不足の場合には電力会社からの商用電力としての
購入電力のいずれかに選択して給電制御される併用給電
により発熱ヒータ3が発熱し、この際、発電量が消費量
を上回り、その余剰発電電力は電力会社に販売すること
ができ、これら併用系統の給電により発熱ヒータ3の熱
は面状に金属屋根材1に伝わり、金属屋根材1及び太陽
電池モジュール2上の積雪を溶融して除去することにな
り、融雪屋根材Mは金属屋根材1、太陽電池モジュール
2及び発熱ヒータ3の三部材が一体に形成されてなるの
で、融雪屋根材Mの敷設作業を容易に行うことができる
と共に建築現場における敷設作業性を高めることがで
き、しかも発熱ヒータ3は金属屋根材1に固着されてい
るので、金属屋根材1と発熱ヒータ3との密着性が高ま
り、発熱ヒータ3の熱の金属屋根材1への伝熱性が高ま
り、それだけ融雪効率を向上することができ、更に、太
陽電池モジュール2も金属屋根材1に固着されているの
で、太陽電池を屋根上に取り付けるための特別な架台が
不要となると共に家屋としての美観を損ねることを防ぐ
ことができる。
【0016】又、この場合、上記発熱ヒータ3は、薄膜
状の電熱材4を絶縁材5で被覆して長尺シート状に形成
されているから、電熱材4の経年変化による劣化を防ぐ
ことができ、又、この場合、上記発熱ヒータ3には長手
方向に亙って複数個の融雪ゾーンZ1・Z2・・・ZN-1
・ZNが区画形成され、上記電熱材4は融雪ゾーンZ1
2・・・ZN-1・ZN毎に発熱ヒータ3の長手方向両縁
に配置された一対の主電熱材4a・4a及び融雪ゾーン
1・Z2・・ZN-1・ZN毎に両主電熱材4a・4aの間
につづら折り状に配置された副電熱材4bからなり、隣
る各融雪ゾーンZ1とZ2、・・・、ZN-1・ZNに配置さ
れた一対の主電熱材4a・4aはそれぞれ相互に接続さ
れ、発熱ヒータ3は各融雪ゾーンの境部分に切取目安線
Sが印刷形成されて鋏等により切離自在に形成されると
共に各切離端部Cに各主電熱材4a・4aの接続端部T
を露呈可能な剥離部Gを形成しているから、金属屋根材
1の長さに応じて、各融雪ゾーンの境部分で切り離すこ
とができ、そして、両切離端部Cのうちの一方又は他方
の電気的接続すべき側の切離端部Cにおいて、剥離部G
の絶縁材5を剥離することにより主電熱材4a・4aの
接続端部Tを露呈させることができ、他の発熱ヒータ3
を接続することもでき、それだけ敷設の融通性を高める
ことができると共に融雪効率を高めることができ、経済
性を高めることができる。
【0017】又、上記発熱ヒータとして、例えば30℃
乃至50℃以下に自己温度制御可能な構造のものを用い
ることにより、過剰な熱伝達を抑制することができ、発
熱ヒータ3の発熱温度を維持し易くなり、消費電力を低
減できて経済性を高めることができる。
【0018】図9乃至図13は上記融雪屋根材Mを用い
た金属瓦棒葺き屋根の融雪屋根構造の実施の形態例を示
し、この場合、屋根構成部材としての、たる木6上に釘
打ちされた野地板7上に、石膏ボードやウレタンフォー
ム、発泡材等からなる断熱材8を敷設し、この際、野地
板7と断熱材8との間に防水シートを介在することもあ
り、そして、この断熱材8上に上記融雪屋根材Mを複数
個並列状に敷設し、これら隣る金属屋根材1の立ち上げ
部分1aをはぜ接合して屋根工事を行うと共に各太陽電
池モジュール2の正極端子2bと隣る太陽電池モジュー
ル2の負極端子2cとを順次リード線Qにより接続し、
かつ各発熱ヒータ3の主電熱材4a・4aの接続端部T
と隣る主電熱材4a・4aの接続端部Tとをリード線に
より電気的に接続して電気工事を行うように構成してい
る。
【0019】この実施の形態例の融雪屋根構造において
は、上記融雪屋根材Mを用いているので、上記同様な作
用効果を得ることができ、更にこの場合、融雪屋根材M
の下方位置に断熱材8を敷設しているから、発熱ヒータ
3からの熱が下方に無駄に伝達されることを防ぐことが
でき、効率的に表面に熱を伝達することができる。
【0020】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、金属瓦棒葺き屋根に限らず、他の金属板
葺き屋根にも適用することができ、勿論横葺きや縦葺き
屋根にも適用でき、又、太陽電池モジュール及び発熱ヒ
ータの構造や金属屋根材と太陽電池モジュールと発熱ヒ
ータとの三部材一体化の固着手段は適宜選択され、例え
ば両面接着テープを用いることもでき、その他、大きさ
や形態等は適宜変更して設計される。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1又は4記
載の発明にあっては、融雪屋根材を予め工場内において
製作し、建築現場において、例えば複数個の融雪屋根材
を屋根構成部材上に敷設すると共に各太陽電池モジュー
ル及び各発熱ヒータとを電気的に接続して電気工事を行
うことになり、よって、太陽電池モジュールは太陽光を
電気エネルギーに変換し、太陽電池モジュールからの発
電電力等の給電により発熱ヒータが発熱し、発熱ヒータ
の熱は面状に金属屋根材に伝わり、金属屋根材及び太陽
電池モジュール上の積雪を溶融して除去することにな
り、融雪屋根材は金属屋根材、太陽電池モジュール及び
発熱ヒータの三部材が一体に形成されてなるので、融雪
屋根材の敷設作業を容易に行うことができると共に建築
現場における敷設作業性を高めることができ、しかも発
熱ヒータは金属屋根材に固着されているので、金属屋根
材と発熱ヒータとの密着性が高まり、発熱ヒータの熱の
金属屋根材への伝熱性が高まり、融雪効率を向上するこ
とができ、更に、太陽電池モジュールも金属屋根材に固
着されているので、太陽電池を屋根上に取り付けるため
の特別な架台が不要となると共に家屋としての美観を損
ねることを防ぐことができ、加えて、請求項2記載の発
明にあっては、上記太陽電池モジュールは全体は軽量か
つフレキシブルにして薄いステンレス基板上にアモルフ
ァスシリコン膜を積層してなる太陽電池セルが用いら
れ、かつ、上記発熱ヒータは薄膜状の電熱材を絶縁材で
被覆して長尺シート状に形成されているから、電熱材の
経年変化による劣化を防ぐことができる。
【0022】又、請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項1又は2記載の発熱ヒータには長手方向に亙って
複数個の融雪ゾーンが区画形成され、上記電熱材は融雪
ゾーン毎に発熱ヒータの長手方向両縁に配置された一対
の主電熱材及び融雪ゾーン毎に両主電熱材の間につづら
折り状に配置された副電熱材からなり、隣る各融雪ゾー
ンに配置された一対の主電熱材はそれぞれ相互に接続さ
れ、発熱ヒータは各融雪ゾーンの境部分で切離自在に形
成されると共に各切離端部に各主電熱材の接続端部を露
呈可能な剥離部を形成しているから、金属屋根材の長さ
に応じて、各融雪ゾーンの境部分で切り離すことがで
き、そして、両切離端部のうちの一方又は他方の電気的
接続すべき側の切離端部において、剥離部の絶縁材を剥
離することにより主電熱材の接続端部を露呈させること
ができ、他の発熱ヒータを接続することもでき、それだ
け敷設の融通性を高めることができると共に融雪効率を
高めることができ、経済性を高めることができる。
【0023】又、請求項5記載の発明にあっては、上記
融雪屋根材の下方位置に断熱材を敷設しているから、発
熱ヒータからの熱が下方に無駄に伝達されることを防ぐ
ことができ、効率的に表面に熱を伝達することができ
る。
【0024】以上、所期の目的を充分達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の融雪屋根材の部分切欠
斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態例の融雪屋根材の断面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態例の融雪屋根材の部分分解
斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態例の太陽電池モジュールの
平面図である。
【図5】本発明の実施の形態例の発熱ヒータの平面図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態例の発熱ヒータの部分拡大
平面図である。
【図7】本発明の実施の形態例の発熱ヒータの断面図で
ある。
【図8】本発明の実施の形態例の発熱ヒータの切離状態
の平面図である。
【図9】本発明の実施の形態例の施工状態の平面図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態例の施工状態の正面図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態例の施工状態の部分平面
図である。
【図12】本発明の実施の形態例の施工状態の部分正面
図である。
【図13】本発明の実施の形態例の施工状態の部分拡大
正面図である。
【符号の説明】
M 融雪屋根材 C 切離端部 T 接続端部 Z 融雪ゾーン G 剥離部 1 金属屋根材 2 太陽電池モジュール 3 発熱ヒータ 4 電熱材 4a 主電熱材 4b 副電熱材 5 絶縁材 8 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江部 巳春 新潟県南魚沼郡六日町大字野中256番地 有限会社江部電気内 (56)参考文献 特開 平8−250756(JP,A) 実開 平1−154713(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/00 E04D 13/18 E04H 9/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板葺き用の金属屋根材の表面に太陽
    光を電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールを固
    着すると共に裏面に該太陽電池モジュールに電気的に接
    続されたシート状の発熱ヒータを固着し、該金属屋根
    材、太陽電池モジュール及び発熱ヒータの三部材を一体
    に形成してなることを特徴とする融雪屋根材。
  2. 【請求項2】 金属板葺き用の金属屋根材の表面に全体
    は軽量かつフレキシブルにして薄いステンレス基板上に
    アモルファスシリコン膜を積層してなる太陽電池セルが
    用いられて太陽光を電気エネルギーに変換する太陽電池
    モジュールを固着すると共に裏面に該太陽電池モジュー
    ルに電気的に接続され、薄膜状の電熱材を絶縁材で被覆
    して長尺シート状に形成された発熱ヒータを固着し、該
    金属屋根材、太陽電池モジュール及び発熱ヒータの三部
    材を一体に形成してなることを特徴とする融雪屋根材。
  3. 【請求項3】 金属板葺き用の金属屋根材の表面に太陽
    光を電気エネルギーに変換する太陽電池モジュールを固
    着すると共に裏面に該太陽電池モジュールに電気的に接
    続され、薄膜状の電熱材を絶縁材で被覆して長尺シート
    状に形成されたシート状の発熱ヒータを固着し、該金属
    屋根材、太陽電池モジュール及び発熱ヒータの三部材を
    一体に形成してなり、上記発熱ヒータには長手方向に亙
    って複数個の融雪ゾーンが区画形成され、上記電熱材は
    該融雪ゾーン毎に発熱ヒータの長手方向両縁に配置され
    た一対の主電熱材及び融雪ゾーン毎に該両主電熱材の間
    につづら折り状に配置された副電熱材からなり、該隣る
    融雪ゾーンに配置された一対の主電熱材はそれぞれ相互
    に接続され、該発熱ヒータは各融雪ゾーンの境部分で切
    離自在に形成されると共に各切離端部に各主電熱材の接
    続端部を露呈可能な剥離部を形成したことを特徴とする
    融雪屋根材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の融
    雪屋根材を敷設してなることを特徴とする融雪屋根構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の融
    雪屋根材の下方位置に断熱材を敷設してなることを特徴
    とする融雪屋根構造。
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