JPH1022065A - シートヒータ - Google Patents
シートヒータInfo
- Publication number
- JPH1022065A JPH1022065A JP17452296A JP17452296A JPH1022065A JP H1022065 A JPH1022065 A JP H1022065A JP 17452296 A JP17452296 A JP 17452296A JP 17452296 A JP17452296 A JP 17452296A JP H1022065 A JPH1022065 A JP H1022065A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- heating element
- seat heater
- heating elements
- insulating films
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヒータ張り付け領域に制約がある場合にも、
冗長構成が可能なシートヒータを得る。 【解決手段】 シートヒータ１は（ａ）に示すような外
観を持ち、（ｂ）に示すように３枚の絶縁フィルム５で
２枚の発熱体２を挟んで、交互に重ねた構造になってい
る。絶縁フィルム５は、例えばポリイミド樹脂あるいは
シリコン樹脂等の耐熱性の高い樹脂フィルムで、その片
面あるいは両面に例えばポリイミド樹脂系の接着層４が
付けられている。発熱体２は、エッチング加工された例
えば銅ニッケル合金等の金属箔からなり、発熱体２の両
端にリード線３が接続されている。
冗長構成が可能なシートヒータを得る。 【解決手段】 シートヒータ１は（ａ）に示すような外
観を持ち、（ｂ）に示すように３枚の絶縁フィルム５で
２枚の発熱体２を挟んで、交互に重ねた構造になってい
る。絶縁フィルム５は、例えばポリイミド樹脂あるいは
シリコン樹脂等の耐熱性の高い樹脂フィルムで、その片
面あるいは両面に例えばポリイミド樹脂系の接着層４が
付けられている。発熱体２は、エッチング加工された例
えば銅ニッケル合金等の金属箔からなり、発熱体２の両
端にリード線３が接続されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はシートヒータに関
し、特に人工衛星搭載機器等の保温に使用するシートヒ
ータに関する。
し、特に人工衛星搭載機器等の保温に使用するシートヒ
ータに関する。
【０００２】
【従来の技術】人工衛星構体及び人工衛星搭載機器は、
低温から高温まで様々な環境にさらされる。これらの人
工衛星構体及び人工衛星搭載機器を低温環境でも正常に
動作させるために、シート状のヒータを張り付けて保温
することが行われる。
低温から高温まで様々な環境にさらされる。これらの人
工衛星構体及び人工衛星搭載機器を低温環境でも正常に
動作させるために、シート状のヒータを張り付けて保温
することが行われる。
【０００３】従来のシートヒータは、図３に示すよう
に、例えばポリイミド樹脂あるいはシリコン樹脂のよう
な耐熱性の高い絶縁フィルム５の間に、例えば銅ニッケ
ル合金等の金属箔をエッチング加工した発熱体２を挟
み、張り合わせていた。
に、例えばポリイミド樹脂あるいはシリコン樹脂のよう
な耐熱性の高い絶縁フィルム５の間に、例えば銅ニッケ
ル合金等の金属箔をエッチング加工した発熱体２を挟
み、張り合わせていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】例えば人工衛星にとっ
て重要な機器や動作温度範囲が狭い（特に低温に弱い）
機器は、信頼度を高めるためヒータ回路を冗長構成（二
重化）にする。例えば図３に示すような従来のシートヒ
ータを使用して、ヒータ回路を冗長構成にしようとする
と、シートヒータの必要張り付け枚数が二倍以上とな
り、必要張り付け領域も二倍以上となる。
て重要な機器や動作温度範囲が狭い（特に低温に弱い）
機器は、信頼度を高めるためヒータ回路を冗長構成（二
重化）にする。例えば図３に示すような従来のシートヒ
ータを使用して、ヒータ回路を冗長構成にしようとする
と、シートヒータの必要張り付け枚数が二倍以上とな
り、必要張り付け領域も二倍以上となる。
【０００５】従って、ヒータ張り付け領域に制約がある
場合、冗長構成をとるのが困難になる欠点がある。
場合、冗長構成をとるのが困難になる欠点がある。
【０００６】本発明の目的は、ヒータ張り付け領域に制
約がある場合にも、冗長構成が可能なシートヒータを提
供することである。
約がある場合にも、冗長構成が可能なシートヒータを提
供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によるシートヒー
タは、複数の発熱体と、前記複数の発熱体相互間あるい
は外部との間を電気的に絶縁するシート状の複数の絶縁
フィルムと、前記複数の発熱体と前記複数の絶縁フィル
ムの間を接着する複数の接着層とを含むことを特徴とす
る。
タは、複数の発熱体と、前記複数の発熱体相互間あるい
は外部との間を電気的に絶縁するシート状の複数の絶縁
フィルムと、前記複数の発熱体と前記複数の絶縁フィル
ムの間を接着する複数の接着層とを含むことを特徴とす
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の作用は次の通りである。
シートヒータの発熱体を多層化することにより、同一の
張り付け面積で冗長構成をとる。
シートヒータの発熱体を多層化することにより、同一の
張り付け面積で冗長構成をとる。
【０００９】以下に、本発明の実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【００１０】図１は本発明によるシートヒータの実施例
の構成を示す分解図であり、図３と同等部分は同一符号
にて示している。なお、重複する説明は省略する。
の構成を示す分解図であり、図３と同等部分は同一符号
にて示している。なお、重複する説明は省略する。
【００１１】図１において、シートヒータ１は図１
（ａ）に示すような外観を持ち、図１（ｂ）に示すよう
に３枚の絶縁フィルム５で２枚の発熱体２を挟んで、交
互に重ねた構造になっている。
（ａ）に示すような外観を持ち、図１（ｂ）に示すよう
に３枚の絶縁フィルム５で２枚の発熱体２を挟んで、交
互に重ねた構造になっている。
【００１２】絶縁フィルム５は例えばポリイミド樹脂あ
るいはシリコン樹脂等の耐熱性の高い樹脂フィルムであ
り、その片面あるいは両面に例えばポリイミド樹脂系の
接着層４が付けられている。この場合片面に接着層４が
設けられた絶縁フィルム５は最外層に、両面に接着層４
が設けられた絶縁フィルム５は内層に使用される。
るいはシリコン樹脂等の耐熱性の高い樹脂フィルムであ
り、その片面あるいは両面に例えばポリイミド樹脂系の
接着層４が付けられている。この場合片面に接着層４が
設けられた絶縁フィルム５は最外層に、両面に接着層４
が設けられた絶縁フィルム５は内層に使用される。
【００１３】発熱体２はエッチング加工された例えば銅
ニッケル合金等の金属箔からなり、発熱体２の両端にリ
ード線３が接続されている。リード線３を通じて発熱体
２に電流を流し、発熱体２を発熱させて対象物を保温す
る。保温温度は発熱体２に流す電流により制御する。
ニッケル合金等の金属箔からなり、発熱体２の両端にリ
ード線３が接続されている。リード線３を通じて発熱体
２に電流を流し、発熱体２を発熱させて対象物を保温す
る。保温温度は発熱体２に流す電流により制御する。
【００１４】従って、接着層４によって発熱体２と絶縁
フィルム５を接着すると、図２（図１（ａ）のシートヒ
ータ１のＡＡ’断面）に示すように、２層の発熱体２の
ある２回路のヒータ回路のあるシートヒータ１が形成さ
れる。このシートヒータ１は、図３に示す従来のシート
ヒータと同一の取り付け面積を持つ。
フィルム５を接着すると、図２（図１（ａ）のシートヒ
ータ１のＡＡ’断面）に示すように、２層の発熱体２の
ある２回路のヒータ回路のあるシートヒータ１が形成さ
れる。このシートヒータ１は、図３に示す従来のシート
ヒータと同一の取り付け面積を持つ。
【００１５】図１に示す本発明の実施例の場合は、発熱
体２が２層であるように説明したが、発熱体２は３層以
上にすることもでき、層毎に抵抗値を変え（発熱体の長
さや幅、厚み、材質等で抵抗値が決まる）てもよい。
体２が２層であるように説明したが、発熱体２は３層以
上にすることもでき、層毎に抵抗値を変え（発熱体の長
さや幅、厚み、材質等で抵抗値が決まる）てもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、従来のシ
ートヒータの取り付け面積と同一の取り付け面積に、２
回路以上のヒータ回路を設けられるので、取り付け領域
に制約がある場合にも、取り付け面積を増やすことな
く、冗長構成が容易にとりうる効果がある。
ートヒータの取り付け面積と同一の取り付け面積に、２
回路以上のヒータ回路を設けられるので、取り付け領域
に制約がある場合にも、取り付け面積を増やすことな
く、冗長構成が容易にとりうる効果がある。
【図１】本発明の実施例の分解図である。
【図２】本発明の実施例のシートヒータの断面図であ
る。
る。
【図３】従来のシートヒータの一例の分解図である。
１ シートヒータ ２ 発熱体 ３ リード線 ４ 接着層 ５ 絶縁フィルム
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の発熱体と、前記複数の発熱体相互
間あるいは外部との間を電気的に絶縁するシート状の複
数の絶縁フィルムと、前記複数の発熱体と前記複数の絶
縁フィルムの間を接着する複数の接着層とを含むことを
特徴とするシートヒータ。 - 【請求項２】 前記発熱体が銅ニッケル合金等の金属箔
をエッチング加工で形成したものであることを特徴とす
る請求項１記載のシートヒータ。 - 【請求項３】 前記絶縁フィルムがポリイミド樹脂ある
いはシリコン樹脂等の耐熱樹脂フィルムであることを特
徴とする請求項１あるいは２記載のシートヒータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17452296A JPH1022065A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | シートヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17452296A JPH1022065A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | シートヒータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1022065A true JPH1022065A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15980001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17452296A Withdrawn JPH1022065A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | シートヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1022065A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007500807A (ja) * | 2003-05-28 | 2007-01-18 | サン−ゴバン グラス フランス | 加熱層を備える積層要素 |
| JP2009259643A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Sato Unso:Kk | 車両用の融雪装置 |
| KR101061233B1 (ko) | 2002-09-10 | 2011-09-05 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 전기적인 기능 요소와 평면 요소를 구비한 다층 평면 요소용 연결 장치 |
| CN112694061A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-04-23 | 北京自动化控制设备研究所 | 一种基于mems技术的无磁电加热器的加工方法 |
| US11631597B2 (en) | 2017-02-01 | 2023-04-18 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Holding apparatus |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP17452296A patent/JPH1022065A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101061233B1 (ko) | 2002-09-10 | 2011-09-05 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 전기적인 기능 요소와 평면 요소를 구비한 다층 평면 요소용 연결 장치 |
| JP2007500807A (ja) * | 2003-05-28 | 2007-01-18 | サン−ゴバン グラス フランス | 加熱層を備える積層要素 |
| JP2009259643A (ja) * | 2008-04-17 | 2009-11-05 | Sato Unso:Kk | 車両用の融雪装置 |
| US11631597B2 (en) | 2017-02-01 | 2023-04-18 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Holding apparatus |
| CN112694061A (zh) * | 2020-12-11 | 2021-04-23 | 北京自动化控制设备研究所 | 一种基于mems技术的无磁电加热器的加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |