JP2009259413A - 有機el素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度斑を低減することができる有機EL素子を提供する。
【解決手段】有機EL素子1は、基板2と、陽極11、陽極11よりも電気抵抗の小さい陰極7及び陽極11と陰極7との間に形成された有機発光層6とを含み、基板2上に形成された発光部と、基板2上に形成され、陽極11と接続される陽極端子12と、基板2上に形成され、陰極7と接続される陰極端子16とを備えている。外部と接続される陽極端子12の面を陽極接続面12aとし、外部と接続される陰極端子16の面を陰極接続面16aとする。陰極接続面16aの面積S2よりも陽極接続面12aの面積S1の方が大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気抵抗の異なる一対の電極に挟まれた有機発光層を有する有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子に関する。
従来、有機発光層を有する有機EL素子が知られている。また、照明等に用いるために有機EL素子の平面積が大型化する傾向にある。このような場合、有機EL素子では、発光面の面内における輝度斑が生じるといった問題があった。そこで、このような有機EL素子の輝度の斑を低減するための技術が提案されている。
特許文献1には、基板と、基板上に形成された陽極と、有機発光層と、陰極とを備えた有機EL照明装置が開示されている。この有機EL照明装置では、陽極を複数の帯状の透明電極によって形成している。そして、陽極の端部に接続される外部からの配線が、交互に異なる側の端部に接続されている。
また、特許文献2には、1枚の基板上に複数の有機EL素子が形成された有機EL素子ユニットが開示されている。この有機EL素子ユニットでは、隣接する有機EL素子の陽極と陰極とが電気的に接続されないように、隣接する有機EL素子間に間隔が形成されている。
特開2007−173519号公報 特開2007−173564号公報
しかしながら、特許文献1の有機EL照明装置では、陽極の形成されていない領域では、正孔が注入されないために光が発光されない。このため、特許文献1の有機EL照明装置では、帯状の陽極が形成されている領域と、陽極が形成されていない領域との間での輝度斑が大きくなるといった課題がある。また、特許文献1の有機EL照明装置では、陽極が抵抗の大きい透明電極により形成されている。このため、帯状の陽極が形成されている領域においても、外部からの配線が接続されていない側の端部へは、正孔が到達しにくく、輝度が小さくなる。これによっても、輝度斑が大きくなるといった課題がある。
また、特許文献2の有機EL素子ユニットでは、各有機EL素子の間で光が発光しない。このため、特許文献2の有機EL素子ユニットでは、有機EL素子の形成されている領域と、有機EL素子の形成されていない領域との輝度斑が大きいといった課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、輝度斑を低減することができる有機EL素子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基板と、面状の第1電極と、前記第1電極よりも電気抵抗が小さく面状の第2電極と、前記第1電極と第2電極との間に形成された有機発光層とを含み、前記基板上に形成された発光部と、前記基板上に形成され、前記第1電極と接続される第1外部端子と、前記基板上に形成され、前記第2電極と接続される第2外部端子とを備え、外部と接続される前記第1外部端子の面を第1の接続面とし、外部と接続される前記第2外部端子の面を第2の接続面とし、前記第2の接続面の面積よりも前記第1の接続面の面積の方が大きいことを特徴とする有機EL素子である。
また、請求項2に記載の発明は、前記基板は、多角形状であって、前記第1外部端子は、前記多角形の基板の辺に沿って形成され、前記第2外部端子は、前記多角形の基板の頂点に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子である。
また、請求項3に記載の発明は、前記第1外部端子及び前記第2外部端子は、前記有機発光層の中心または中心を通る直線に対して対称であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL素子である。
また、請求項4に記載の発明は、前記第1電極は、前記基板上に形成され、前記第1電極と前記第1外部端子は、同じ材料によって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の有機EL素子である。
また、請求項5に記載の発明は、前記第1外部端子と、前記第2外部端子は、同じ材料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の有機EL素子である。
また、請求項6に記載の発明は、前記第1電極は、光を透過可能な透明電極であって、
前記第2電極は、金属電極であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の有機EL素子である。
本発明によれば、面状の第1電極に接続される第1外部端子の第1の接続面を、電気抵抗の小さい第2電極に接続される第2外部端子の第2の接続面よりも大きく形成している。これにより、本発明では、第1電極に注入されるキャリアを増大させることができるので、第1電極を介して有機発光層の中心に達するキャリアを増大させることができる。この結果、本発明では、有機発光層の中心において発光する光を増大させることができるので、輝度斑を低減することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明をボトムエミッション型の有機EL素子に適用した第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態による有機EL素子の全体斜視図である。図2は、封止板を外した有機EL素子の内部の全体斜視図である。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図である。図5は、第1透明電極及び第2透明電極の平面図である。尚、以下の説明において、図1の矢印で示す上下を上下方向とする。
図1〜図5に示すように、第1実施形態による有機EL素子1は、基板2と、第1透明電極3と、4個の第2透明電極4と、絶縁層5と、有機発光層6と、陰極(請求項の第2電極に相当)7と、封着材8と、封止板9とを備えている。
基板2は、光を透過可能なガラス基板からなる。基板2は、約0.7mmの厚みを有する。基板2は、平面視にて、一辺が約15cmの正方形状に形成されている。基板2の上面は、各層3〜7が形成される成長主面2aである。基板2の下面は、光が取り出される光取出面2bである。
第1透明電極3は、有機発光層6に正孔を注入するためのものである。第1透明電極3は、基板2の成長主面2a上に形成されている。第1透明電極3は、成長主面2aの各頂点近傍を除く領域に、八角形状に形成されている。第1透明電極3は、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。第1透明電極3は、光を透過可能な約150nmの厚みを有するITO(酸化インジウムスズ)からなる。ITOの抵抗率は、10−4Ω・cmのオーダーである。
第1透明電極3は、陽極(請求項の第1電極に相当)11と、4個の陽極端子(請求項の第1外部端子に相当)12とを含む。
陽極11は、有機発光層6の下面と電気的に接続されている。陽極11は、有機発光層6の下面の略全面を覆うように面状に形成されている。陽極11は、封着材8の内部に形成されている。
陽極端子12は、外部の電源(図示略)と陽極11とを接続するためのものである。陽極端子12は、陽極11と一体的に形成されている。陽極端子12は、基板2の成長主面2aの各辺に沿って形成されている。陽極端子12は、封着材8の外側に形成されている。4個の陽極端子12は、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。陽極端子12の上面は、外部の配線等が接続される陽極接続面12aである。陽極接続面12aの略全面には、面全体を同電位に保つための半田層(図示略)が形成される。
第2透明電極4は、外部の電源と陰極7とを接続するためのものである。第2透明電極4は、基板2の成長主面2aの各頂点の近傍に形成されている。第2透明電極4は、平面視にて、三角形に形成されている。第2透明電極4は、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。第2透明電極4は、光を透過可能な約150nmの厚みを有するITOからなる。第2透明電極4と第1透明電極3との間には、互いを電気的に絶縁するための絶縁溝13が形成されている。
第2透明電極4は、接続部15と、陰極端子(請求項の第2外部端子に相当)16とを含む。
接続部15は、封着材8の内部に形成されている。接続部15には、陰極7の頂点部分が電気的に接続される。
陰極端子16は、基板2の成長主面2aの各頂点にL字状に形成されている。陰極端子16は、封着材8の外部に形成されている。4個の陰極端子16は、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。陰極端子16の上面は、外部の配線等が接続される陰極接続面16aである。陰極接続面16aの略全面には、面全体を同電位に保つための半田層(図示略)が形成される。
ここで、図5を参照して、陽極端子12の陽極接続面12aの面積S1と、陰極端子16の陰極接続面16aの面積S2について説明する。図5において、太線によりハッチングされている領域が陽極接続面12aである。図5において、点によりハッチングされている領域が陰極接続面16aである。尚、図5における点線は、封着材8の外周面を示している。図5に示すように、有機EL素子1では、正孔の注入を促進するために、陽極接続面12aの面積S1は、陰極接続面16aの面積S2よりも大きくなるように形成されている。
絶縁層5は、陽極11と陰極7との短絡を抑制するためのものである。絶縁層5は、八角形状に形成されている。絶縁層5の中央部は、陽極11を露出させるために開口されている。絶縁層5の一部は、絶縁溝13に形成されている。絶縁層5は、SiOからなる。
有機発光層6は、光を発光するためのものである。有機発光層6は、平面視にて、外周が絶縁層5の外周と一致する八角形状に形成されている。有機発光層6は、陽極11上に電気的に接続された状態で形成されている。有機発光層6には、正孔輸送層及び電子輸送層が陽極11側から順に積層されている。正孔輸送層は、約50nmの厚みを有するNPD(ジフェニルナフチルジアミン)膜からななる。電子輸送層は、約50nmの厚みを有し、色素を混入させたキノリノールアルミ錯体(Alq)膜からなる。
陰極7は、有機発光層6に電子を注入するためのものである。陰極7は、平面視にて、略正方形状に形成されている。陰極7の中央部は、有機発光層6上に電気的に接続されている。陰極7は、有機発光層6の上面の略全面を覆うように面状に形成されている。陰極7の各頂点は、第2透明電極4の接続部15上に電気的に接続された状態で形成されている。陰極7は、約100nmの厚みを有するAl膜からなる。Al膜の抵抗率は、10−6Ω・cmのオーダーである。即ち、陰極7を構成するAl膜の抵抗率は、陽極11を構成するITOの抵抗率よりも2桁小さい。このことから、陽極11の方が、陰極7よりも抵抗が大きいことがわかる。尚、陽極11、有機発光層6及び陰極7が、請求項の発光部に相当する。
封止板9は、有機発光層6が形成されている領域を封止するためのものである。封止板9は、UV硬化樹脂からなる封着材8によって第1透明電極3及び第2透明電極4に封着されている。
次に、上述した第1実施形態による有機EL素子1の動作を説明する。
まず、有機EL素子1の陽極端子12には、外部の電源から正孔が注入される。また、有機EL素子1の陰極端子16には、外部の電源から電子が注入される。陽極端子12から注入された正孔は、陽極11を介して有機発光層6に注入される。一方、陰極端子16から注入された電子は、接続部15及び陰極7を介して有機発光層6に注入される。有機発光層6に注入された正孔と電子は、再結合して光を発光する。発光された光は、陽極11及び基板2を透過して光取出面2bから外部へと照射される。
次に、上述した第1実施形態による有機EL素子1の製造方法について説明する。図6〜図15は、第1実施形態による有機EL素子の各製造工程を説明する図である。尚、図6、10、12、14は、第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIII−III線と同じ位置の断面図である。図7、8は、第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIV−IV線と同じ位置の断面図である。図9、11、13、15は、第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における平面図である。
まず、図6及び図7に示すように、スパッタ法により、基板2の成長主面2aの全面にITOからなる第1透明電極3及び第2透明電極4を形成する。
次に、図8に示すように、フォトリソグラフィー法により、絶縁溝13を形成する領域が露出するように、透明電極3、4の上面にレジスト膜51を形成する。その後、エッチング法によって、第1透明電極3と第2透明電極4との間に絶縁溝13を形成する。この後、図9に示すように、レジスト膜51を除去する。これにより、基板2の成長主面2a上にパターニングされた透明電極3、4が完成する。
次に、図10及び図11に示すように、スパッタ法、フォトリソグラフィー法及びエッチング法により、パターニングされたSiOからなる絶縁層5を、陽極11上及び絶縁溝13内に形成する。
次に、図12に示すように、中央部に開口部52aが形成されたシャドウマスク52を用いて、図12及び図13に示す八角形状の有機発光層6を陽極11上に蒸着する。
次に、図14に示すように、中央部に開口部53aが形成されたシャドウマスク53を用いて、図14及び図15に示すように、Al膜からなる略正方形状の陰極7を有機発光層6及び第2透明電極4上に蒸着する。
次に、図1及び図3に示すように、封着材8を介して封止板9を封着することによって、有機EL素子1が完成する。
上述したように、有機EL素子1は、面状の陽極端子12の陽極接続面12aの面積S1を、陰極端子16の陰極接続面16aの面積S2よりも大きくなるように形成している。これにより、正孔をより多く陽極端子12に注入できるので、抵抗の大きいITOにより構成されている陽極11の中心部まで、より多くの正孔を到達させることができる。このため、有機発光層6の中心部にも多くの正孔が注入されるので、正孔と電子との再結合を向上させることができる。この結果、中心部での輝度を向上させることができるので、輝度斑を低減することができる。
また、有機EL素子1では、陽極端子12を成長主面2aの各辺に沿って形成し、陰極端子16を成長主面2aの各頂点の近傍に形成している。これにより、陽極端子12と有機発光層6の中心Cとの距離を、陰極端子16と有機発光層6の中心Cとの距離よりも小さくすることができる。この結果、陽極端子12と陽極11の中心までの電気抵抗を小さくすることができるので、陽極11の中心までに達する正孔を、より多くすることができる。この結果、有機発光層6の中心Cでの輝度を向上させることができるので、より輝度斑を低減することができる。
また、有機EL素子1では、陽極端子12及び陰極端子16を有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成している。これにより、各端子12、16から有機発光層6の中央へ正孔及び電子が均等に注入されるので、輝度斑をより低減することができる。
また、有機EL素子1では、面状の陽極端子12及び面状の陰極端子16によって有機発光層6の両面の略全域を覆うように形成しているので、有機発光層6の略全域で発光させることができる。これにより、輝度斑をより低減することができる。
また、有機EL素子1では、陽極11及び陽極端子12を一体的に同じ材料(ITO)により成長主面2a上に構成している。更に、有機EL素子1では、第1透明電極3及び第2透明電極4を同じ材料(ITO)で構成している。これらにより、パターニングによって、第1透明電極3及び第2透明電極4を同時に形成することができるので、製造工程を簡略化することができる。
ここで、第1実施形態による有機EL素子1の効果を証明するために行った実験について説明する。本実験は、光取出面2b上の5個所の輝度を測定して、各点の輝度から輝度分布を調べた。輝度を測定した5個所のうち、1個所は光取出面2bの中心(有機発光層6の中心C)である。残りの4個所P(図5参照)は、光取出面2bの中心から各辺への4本の垂線上である。更に、垂線上の4個所Pは、中心からの距離が全て同じ個所であって、光取出面2bの各辺の近傍である。全面の平均輝度を2200cd/mとした。
ここで、輝度分布[%]は、
輝度分布[%]=100×(輝度の標準偏差)/(輝度の平均値)
とする。尚、各測定個所で3回輝度を測定している。
また、第1実施形態による有機EL素子1と比較するために、比較用の有機EL素子(以下、比較例という)を作製した。比較例は、同じ大きさ及び形状の基板を用いた。そして、対向する2辺に沿って陽極端子を形成し、他の対向する2辺に沿って陰極端子を形成した。比較例は、外部端子以外は第1実施形態と同様の構成を有する。
この実験では、比較例の輝度分布が約35%であったのに対し、第1実施形態による有機EL素子では、約14%に低減することができた。これにより、第1実施形態による有機EL素子では、発光領域の外周部に対する中央部の輝度の低下を抑制できていることがわかる。更に、第1実施形態による有機EL素子では、中央部に注入される正孔を増大できていることがわかる。
(第2実施形態)
次に、上述した第1実施形態の一部を変更した第2実施形態による有機EL素子について、図面を参照して説明する。図16は、第2実施形態による有機EL素子の全体斜視図である。図17は、透明電極の平面図である。図16において、便宜上、封着材8及び封止板9は、点線で示す。また、図17において、封着材8の外周を点線で示す。尚、第1実施形態と同じ構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。
図16及び図17に示すように、第2実施形態による有機EL素子1Aでは、基板2上に形成される第1透明電極3A及び第2透明電極4Aの形状が、第1実施形態とは異なる。
第1透明電極3Aは、基板2の成長主面2a(図3参照)の頂点近傍以外の領域に十字形状に形成されている。第1透明電極3Aは、封着材8の内部の陽極11Aと、封着材8の外部の陽極端子12Aとを含む。
第2透明電極4Aは、基板2の成長主面2aの各頂点近傍に正方形状に形成されている。第2透明電極4Aと第1透明電極3Aとの間には、互いを絶縁するための絶縁溝13が形成されている。第2透明電極4Aは、封着材8の内部の接続部15Aと、封着材8の外部の陰極端子16Aとを備えている。
ここで、図17から明らかなように、陽極端子12Aの陽極接続面12Aaの面積S1は、陰極端子16Aの陰極接続面16Aaの面積S2よりも大きい。また、陽極端子12Aは、基板2の各辺に沿って形成されている。一方、陰極端子16Aは、基板2の成長主面2aの各頂点近傍に形成されている。更に、端子12A、16Aは、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。この結果、第2実施形態による有機EL素子1Aは、第1実施形態による有機EL素子1と同様の効果を奏することができる。
(第3実施形態)
次に、上述した第1実施形態の一部を変更した第3実施形態による有機EL素子について、図面を参照して、説明する。図18は、第3実施形態による透明電極の平面図である。図18では、封着材8の外周を点線で示す。
図18に示すように、第3実施形態による有機EL素子では、基板2の成長主面2a(図3参照)上に形成される第1透明電極3B及び第2透明電極4Bの形状が、第1実施形態とは異なる。
第1透明電極3Bは、基板2の成長主面2aの各辺の中央部が正方形状に除去されている以外は、成長主面2aの略全面に形成されている。第1透明電極3Bは、封着材8の内部の陽極11Bと、封着材8の外部の陽極端子12Bとを含む。
第2透明電極4Bは、基板2の成長主面2aの各辺の中央部に正方形状に形成されている。第2透明電極4Bと第1透明電極3Bとの間には、互いを絶縁するための絶縁溝13が形成されている。第2透明電極4Bは、封着材8の内部の接続部15Bと、封着材8の外部の陰極端子16Bとを備えている。
ここで、図18から明らかなように、陽極端子12Bの陽極接続面12Baは、陰極端子16Bの陰極接続面16Baよりも大きい。また、端子12B、16Bは、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。これにより、第3実施形態による有機EL素子は、輝度斑を低減することができる。
(第4実施形態)
次に、上述した第1実施形態の一部を変更した第4実施形態による有機EL素子について、図面を参照して、説明する。図19は、第4実施形態による基板及び透明電極の平面図である。図19では、封着材8の外周を点線で示す。
図19に示すように、第4実施形態による有機EL素子では、基板2Cが正六角形状に形成されている。これに伴い、第4実施形態による有機EL素子では、基板2C上に形成される第1透明電極3C及び第2透明電極4Cの形状が、第1実施形態とは異なる。
第1透明電極3Cは、基板2Cの頂点近傍以外の領域に十二角形状に形成されている。第1透明電極3Cは、封着材8の内部の陽極11Cと、封着材8の外部の陽極端子12Cとを含む。
第2透明電極4Cは、基板2Cの各頂点近傍に三角形状に形成されている。第2透明電極4Cと第1透明電極3Cとの間には、互いを絶縁するための絶縁溝13が形成されている。第2透明電極4Cは、封着材8の内部の接続部15Cと、封着材8の外部の陰極端子16Cとを備えている。
ここで、図19から明らかなように、陽極端子12Cの陽極接続面12Caは、陰極端子16Cの陰極接続面16Caよりも大きい。また、陽極端子12Cは、基板2Cの上面(成長主面)の各辺に沿って形成されている。一方、陰極端子16Cは、基板2Cの上面の各頂点近傍に形成されている。更に、端子12C、16Cは、有機発光層6の中心Cの周りに点対称に形成されている。この結果、第4実施形態による有機EL素子は、第1実施形態による有機EL素子1と同様の効果を奏することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
上述した各実施形態における、数値、材料、形状等は適宜変更可能である。
また、上述した各実施形態は、ボトムエミッション型を例に説明したが、本発明をトップエミッション型の有機EL素子に適用してもよい。
また、上述した実施形態は、陽極端子及び陰極端子を有機発光層の中心の周りに点対称に形成したが、有機発光層の中心の周りに回転対称に形成してもよく、有機発光層の中心を通る直線を挟み、線対称に形成してもよい。
第1実施形態による有機EL素子の全体斜視図である。 有機EL素子の内部の全体斜視図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図1のIV−IV線に沿った断面図である。 第1透明電極及び第2透明電極の平面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIII−III線と同じ位置の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIV−IV線と同じ位置の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIV−IV線と同じ位置の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における平面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIII−III線と同じ位置の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における平面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIII−III線と同じ位置の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における平面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における図1のIII−III線と同じ位置の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程における平面図である。 第2実施形態による有機EL素子の全体斜視図である。 透明電極の平面図である。 第3実施形態による透明電極の平面図である。 第4実施形態による基板及び透明電極の平面図である。
符号の説明
1、1A 有機EL素子
2、2C 基板
2a 成長主面
2b 光取出面
3、3A、3B、3C 第1透明電極
4、4A、4B、4C 第2透明電極
5 絶縁層
6 有機発光層
7 陰極
8 封着材
9 封止板
11、11A、11B、11C 陽極
12、12A、12B、12C 陽極端子
12a、12Aa、12Ba、12Ca 陽極接続面
13 絶縁溝
15、15A、15B、15C 接続部
16、16A、16B、16C 陰極端子
16a、16Aa、16Ba、16Ca 陰極接続面
C 中心
S1 面積
S2 面積

Claims (6)

  1. 基板と、
    面状の第1電極と、前記第1電極よりも電気抵抗が小さく面状の第2電極と、前記第1電極と第2電極との間に形成された有機発光層とを含み、前記基板上に形成された発光部と、
    前記基板上に形成され、前記第1電極と接続される第1外部端子と、
    前記基板上に形成され、前記第2電極と接続される第2外部端子と
    を備え、
    外部と接続される前記第1外部端子の面を第1の接続面とし、
    外部と接続される前記第2外部端子の面を第2の接続面とし、
    前記第2の接続面の面積よりも前記第1の接続面の面積の方が大きいことを特徴とする有機EL素子。
  2. 前記基板は、多角形状であって、
    前記第1外部端子は、前記多角形の基板の辺に沿って形成され、
    前記第2外部端子は、前記多角形の基板の頂点に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子。
  3. 前記第1外部端子及び前記第2外部端子は、前記有機発光層の中心または中心を通る直線に対して対称であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL素子。
  4. 前記第1電極は、前記基板上に形成され、
    前記第1電極と前記第1外部端子は、同じ材料によって一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の有機EL素子。
  5. 前記第1外部端子と、前記第2外部端子は、同じ材料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の有機EL素子。
  6. 前記第1電極は、光を透過可能な透明電極であって、
    前記第2電極は、金属電極であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の有機EL素子。
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