JP2009257705A - 冷凍装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷凍サイクルの少なくとも一部で作動冷媒が超臨界状態となる冷凍装置において、冷凍機油の枯渇を防止しつつ、圧縮仕事を低減化させることが可能な冷凍装置を提供する。
【解決手段】熱源側熱交換器4は、冷媒の冷却器又は加熱器として機能する。膨張機構5は、冷媒を減圧させる。利用側熱交換器6は、冷媒の加熱器又は冷却器として機能する。圧縮要素2は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する。この圧縮要素2は、冷凍機油を含んでいる。油分離器16は、圧縮要素2の吐出部に接続されており、冷媒と冷凍機油とを分離する。低段油戻し管50は、油分離器16において分離された冷凍機油を、圧縮要素2の吸入部に導く。油中間冷却器52は、低段油戻し管50を通過する冷凍機油を冷却させる。
【選択図】図1
【解決手段】熱源側熱交換器4は、冷媒の冷却器又は加熱器として機能する。膨張機構5は、冷媒を減圧させる。利用側熱交換器6は、冷媒の加熱器又は冷却器として機能する。圧縮要素2は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する。この圧縮要素2は、冷凍機油を含んでいる。油分離器16は、圧縮要素2の吐出部に接続されており、冷媒と冷凍機油とを分離する。低段油戻し管50は、油分離器16において分離された冷凍機油を、圧縮要素2の吸入部に導く。油中間冷却器52は、低段油戻し管50を通過する冷凍機油を冷却させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷凍装置、特に、冷凍サイクルの少なくとも一部で作動冷媒が超臨界状態となる多段圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置に関する。
従来より、冷却運転と加熱運転とを切り換え可能に構成された冷媒回路を有し、超臨界域で作動する冷媒を使用して多段圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置の1つとして、特許文献1に示されるような、冷房運転と暖房運転とを切り換え可能に構成された冷媒回路を有し、二酸化炭素を冷媒として使用して二段圧縮式冷凍サイクルを行う空気調和装置がある。この空気調和装置は、主として、直列に接続された2つの圧縮要素を有する圧縮機と、冷房運転と暖房運転とを切り換えるための四路切換弁と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器とを有している。
特開2007−232263号公報
上述の空気調和装置では、冷媒として使用される二酸化炭素の臨界温度(約31℃)が冷媒の冷却器として機能する室外熱交換器や室内熱交換器の冷却源となる水や空気の温度と同程度であり、R22やR410A等の冷媒に比べて低いことから、これらの熱交換器における水や空気による冷媒の冷却が可能になるように、冷凍サイクルの高圧が冷媒の臨界圧力よりも高い状態で運転がなされることになる。
しかし、超臨界状態の冷媒は、冷凍機油をより多く溶解させるために、圧縮機の冷凍機油が不足しがちになってしまう。
これに対して、単に、冷凍機油を分離して圧縮機の吸入側に戻すだけでは、温度上昇している冷凍機油によって吸入冷媒が加熱され、吸入冷媒の密度が低下することで圧縮仕事の量が増大してしまう問題がある。
本発明の課題は、冷凍サイクルの少なくとも一部で作動冷媒が超臨界状態となる冷凍装置において、冷凍機油の枯渇を防止しつつ、圧縮仕事を低減化させることが可能な冷凍装置を提供することにある。
第1発明の冷凍装置は、冷凍サイクルの少なくとも一部で作動冷媒が超臨界状態となる冷凍装置であって、熱源側熱交換器、膨張機構、利用側熱交換器、圧縮要素、油分離機構、油インジェクション回路、および、冷却手段を備えている。熱源側熱交換器は、冷媒の冷却器又は加熱器として機能する。膨張機構は、冷媒を減圧させる。利用側熱交換器は、冷媒の加熱器又は冷却器として機能する。圧縮要素は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する。この圧縮要素は、冷凍機油を含んでいる。油分離機構は、圧縮要素の吐出部に接続されており、冷媒と冷凍機油とを分離する。油インジェクション回路は、油分離機構において分離された冷凍機油を、圧縮要素の吸入部に導く。冷却手段は、油インジェクション回路を通過する冷凍機油を冷却させる。
この冷凍装置では、オイルセパレータによって分離された冷凍機油を圧縮要素に戻すことで、圧縮要素における冷凍機油が枯渇しないようにすることができる。さらに、圧縮機に戻される冷凍機油は、冷却手段によって冷却されているため、圧縮要素の吸入冷媒を冷やすことができる。このため、圧縮要素の冷媒密度を向上させ圧縮仕事を小さく抑えることができる。
これにより、圧縮要素における冷凍機油の枯渇を防止させつつ、圧縮仕事を小さく抑えることが可能になる。
第2発明の冷凍装置は、第1発明の冷凍装置において、圧縮要素は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する第1圧縮要素と、第1圧縮要素から吐出された冷媒を吸入してさらに圧縮させて吐出する第2圧縮要素と、を有している。そして、油分離機構は、第1圧縮要素と第2圧縮要素との少なくともいずれか一方から吐出した冷媒から冷凍機油を分離する。油インジェクション回路は、油分離機構で分離された冷凍機油を、第2圧縮要素の吸入側に導く。
この冷凍装置では、第1圧縮要素によって圧縮されることで高温になった冷媒を、油インジェクション回路から合流してくる冷凍機油によって冷却することで、第2圧縮要素が圧縮を行う冷媒密度を向上させることができる。
これにより、圧縮仕事の量を小さくさせることができる。
第3発明の冷凍装置は、第1発明の冷凍装置において、圧縮要素は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する第1圧縮要素と、第1圧縮要素から吐出された冷媒を吸入してさらに圧縮させて吐出する第2圧縮要素と、を有している。そして、油分離機構は、少なくとも第1圧縮要素から吐出した冷媒から、冷凍機油を分離させる。油インジェクション回路は、油分離機構で分離された冷凍機油を、第2圧縮要素の吸入側に導く。
この冷凍装置では、第2圧縮要素から吐出される冷凍機油よりも第1圧縮要素から吐出される冷凍機油のほうが多い場合に、第2圧縮要素に吸入される冷媒の温度をより効果的に冷却することができ、第2圧縮要素による圧縮仕事の量を小さくすることが可能になる。
第4発明の冷凍装置は、第1発明の冷凍装置において、圧縮要素は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する第1圧縮要素と、第1圧縮要素から吐出された冷媒を吸入してさらに圧縮させて吐出する第2圧縮要素と、を有している。そして、油分離機構は、第2圧縮要素から吐出した冷媒から、冷凍機油を分離させる。油インジェクション回路は、油分離機構で分離された冷凍機油を、第2圧縮要素の吸入側に導く。
例えば、第2圧縮要素によって圧縮された冷媒が超臨界状態となる場合には、冷凍機油をより多く溶解してしまい、圧縮要素からの冷凍機油の流出量が増大してしまう。
これに対して、この冷凍装置では、第2圧縮要素から吐出された流体から冷凍機油を回収することができるため、圧縮要素における冷凍機油の枯渇を防止することができる。
さらに、第2圧縮要素の吸入冷媒を冷却できる場合には、第2圧縮要素の圧縮要素による圧縮仕事を低減させることが可能になる。
第5発明の冷凍装置は、第2発明から第4発明のいずれかの冷凍装置において、第1圧縮要素、および、第2圧縮要素は、それぞれ回転駆動することで圧縮仕事を行うための共通の回転軸を有している。
この冷凍装置では、遠心力を互いに相殺させながら駆動することで、振動の発生やトルク負荷の変動を抑えることが可能になる。
第6発明の冷凍装置は、第2発明から第5発明のいずれかの冷凍装置において、冷却機構は、第1圧縮要素が吐出した後であって第2圧縮要素が吸入する前の冷媒も冷却する。
この冷凍装置では、第2圧縮要素の吸入冷媒の温度をよりいっそう低下させ、吸入冷媒の密度を上げることができる。
これにより、第2圧縮要素による圧縮仕事の量をさらに低減させることが可能になる。
第7発明の冷凍装置は、第1発明から第6発明のいずれかの冷凍装置において、油インジェクション回路は、冷凍機油の通過流量を制限する流量制限機構を有している。
この冷凍装置では、流量制限機構によって、圧縮要素の高圧側から低圧側に向かう流れを制約することで、高圧冷媒が冷媒回路を循環することなく吸入されてしまうことを防止することができる。
第8発明の冷凍装置は、第7発明の冷凍装置において、流量制限機構は、冷却機構と、圧縮要素の吸入側との間に配置されている。
この冷凍装置では、冷却手段の出口側に流量制限手段を配置することで、油インジェクション回路を通過する冷凍機油は、流量制限手段を通過する前である冷却手段の部分で流速が遅くなり、その分だけ冷凍機油を十分に冷却させることが可能になる。
第9発明の冷凍装置は、第1発明から第8の発明のいずれかの冷凍装置において、作動冷媒は、二酸化炭素である。
作動冷媒として超臨界状態となりうる二酸化炭素を採用した場合には、臨界点付近において、冷凍機油の溶解度が著しく向上することから、圧縮要素の冷凍機油の枯渇がよりいっそう問題になる。
これに対して、この冷凍装置では、油分離機構において分離された冷凍機油を圧縮機に戻しているため、作動冷媒として二酸化炭素を用いた場合であっても、圧縮要素における冷凍機油の枯渇が生じにくい。
特に、第2圧縮要素から吐出される冷媒は、より高温高圧状態の超臨界状態となっているために冷凍機油が溶け込みやすい。これに対して、第2圧縮要素によって冷媒と共に吐出された冷凍機油が、油分離機構によって分離回収される場合には、冷凍機油が冷媒回路中に分散されて圧縮要素の冷凍機油が枯渇してしまう状態をより効果的に防止することが可能となる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1発明では、圧縮要素における冷凍機油の枯渇を防止させつつ、圧縮仕事を小さく抑えることが可能になる。
第2発明では、圧縮仕事の量を小さくさせることができる。
第3発明では、第2圧縮要素から吐出される冷凍機油よりも第1圧縮要素から吐出される冷凍機油のほうが多い場合に、第2圧縮要素による圧縮仕事の量を小さくすることが可能になる。
第4発明では、第2圧縮要素から吐出された流体から冷凍機油を回収することができるため、圧縮要素における冷凍機油の枯渇を防止することができる。
第5発明では、遠心力を互いに相殺させながら駆動することで、振動の発生やトルク負荷の変動を抑えることが可能になる。
第6発明では、第2圧縮要素による圧縮仕事の量をさらに低減させることが可能になる。
第7発明では、高圧冷媒が冷媒回路を循環することなく吸入されてしまうことを防止することができる。
第8発明では、冷凍機油を十分に冷却させることが可能になる。
第9発明では、作動冷媒として二酸化炭素を用いた場合であっても、圧縮要素における冷凍機油の枯渇が生じにくい。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる冷凍装置の実施形態について説明する。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明にかかる冷凍装置の一実施形態としての空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、冷房運転が可能となるように構成された冷媒回路10を有し、超臨界域で作動する冷媒(ここでは、二酸化炭素)を使用して二段圧縮式冷凍サイクルを行う装置である。
図1は、本発明にかかる冷凍装置の一実施形態としての空気調和装置1の概略構成図である。空気調和装置1は、冷房運転が可能となるように構成された冷媒回路10を有し、超臨界域で作動する冷媒(ここでは、二酸化炭素)を使用して二段圧縮式冷凍サイクルを行う装置である。
また、図2は、冷凍サイクルが図示された圧力−エンタルピ線図であり、図3は、冷凍サイクルが図示された温度−エントロピ線図である。また、以下の説明において、「高圧」とは、冷凍サイクルにおける高圧(すなわち、図2、3の点D、Eにおける圧力)を意味し、「低圧」とは、冷凍サイクルにおける低圧(すなわち、図2、3の点A、Fにおける圧力)を意味し、「中間圧」とは、冷凍サイクルにおける中間圧(すなわち、図2、3の点B、Cにおける圧力)を意味している。
空気調和装置1の冷媒回路10は、主として、圧縮機構2と、熱源側熱交換器4と、膨張機構5と、利用側熱交換器6と、中間冷却器7と、低段油分離器16と、高段油分離器41と、低段油戻し管50と、高段油戻し管60と、油中間冷却器52と、吸入熱交換器54と、油吸入熱交換器53とを有している。
圧縮機構2は、本実施形態において、2つの圧縮要素で冷媒を二段圧縮する圧縮機21から構成されている。圧縮機21は、ケーシング21a内に、圧縮機駆動モータ21bと、駆動軸21cと、圧縮要素2c、2dとが収容された密閉式構造となっている。圧縮機駆動モータ21bは、駆動軸21cに連結されている。そして、この駆動軸21cは、2つの圧縮要素2c、2dに連結されている。すなわち、圧縮機21は、2つの圧縮要素2c、2dが単一の駆動軸21cに連結されており、2つの圧縮要素2c、2dがともに圧縮機駆動モータ21bによって回転駆動される、いわゆる一軸二段圧縮構造となっている。圧縮要素2c、2dは、本実施形態において、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素である。そして、圧縮機21は、吸入管2aから冷媒を吸入し、この吸入された冷媒を圧縮要素2cによって圧縮した後に中間冷媒管8に吐出し、中間冷媒管8に吐出された冷媒を圧縮要素2dに吸入させて冷媒をさらに圧縮した後に吐出管2bに吐出するように構成されている。ここで、中間冷媒管8は、圧縮要素2dの前段側に接続された圧縮要素2cから吐出された冷媒を、圧縮要素2cの後段側に接続された圧縮要素2dに吸入させるための冷媒管であり、圧縮要素2cの吐出側から低段油分離器16まで延びている第1中間冷媒管8a、低段油分離器16から中間冷却器7まで延びている第2中間冷媒管8b、および、中間冷却器7から圧縮要素2dの吸入側まで延びている第3中間冷媒管8cを有している。また、吐出管2bは、圧縮機構2から吐出された冷媒を熱源側熱交換器4に送るための冷媒管である。また、この吐出管2bには、途中に逆止機構42が設けられている。この逆止機構42は、圧縮機構2の吐出側から熱源側熱交換器4への冷媒の流れを許容し、かつ、熱源側熱交換器4から圧縮機構2の吐出側への冷媒の流れを遮断するための機構であり、本実施形態において、逆止弁が使用されている。
このように、圧縮機構2は、本実施形態において、2つの圧縮要素2c、2dを有しており、これらの圧縮要素2c、2dのうちの前段側の圧縮要素から吐出された冷媒を後段側の圧縮要素で順次圧縮するように構成されている。
熱源側熱交換器4は、冷媒の冷却器として機能する熱交換器である。熱源側熱交換器4は、その一端が圧縮機構2に接続されており、その他端が膨張機構5に接続されている。尚、ここでは図示しないが、熱源側熱交換器4には、熱源側熱交換器4を流れる冷媒と熱交換を行う冷却源としての水や空気が供給されるようになっている。
膨張機構5は、冷媒を減圧する機構であり、本実施形態において、電動膨張弁が使用されている。膨張機構5は、その一端が熱源側熱交換器4に接続され、その他端が利用側熱交換器6に接続されている。また、本実施形態において、膨張機構5は、熱源側熱交換器4において冷却された高圧の冷媒を利用側熱交換器6に送る前に減圧する。
利用側熱交換器6は、冷媒の加熱器として機能する熱交換器である。利用側熱交換器6は、その一端が膨張機構5に接続されており、その他端が圧縮機構2に接続されている。尚、ここでは図示しないが、利用側熱交換器6には、利用側熱交換器6を流れる冷媒と熱交換を行う加熱源としての水や空気が供給されるようになっている。
中間冷却器7は、中間冷媒管8に設けられており、前段側の圧縮要素2cから吐出されて圧縮要素2dに吸入される冷媒の冷却器として機能する熱交換器である。尚、ここでは図示しないが、中間冷却器7には、中間冷却器7を流れる冷媒と熱交換を行う冷却源としての水や空気が供給されるようになっている。このように、中間冷却器7は、冷媒回路10を循環する冷媒を用いたものではないという意味で、外部熱源を用いた冷却器ということができる。
高段油分離器41は、吐出管2bの途中に設けられており、圧縮機構2から吐出される冷媒に同伴する冷凍機油を冷媒から分離させる。特に、この空気調和装置1では、作動冷媒として二酸化炭素を採用しているため、高段側の圧縮要素2dから吐出される冷媒は臨界圧力を超えた超臨界状態となり、特に冷凍機油が溶け込みやすい。これに対して、この高段油分離器41が高段側の圧縮要素2dの吐出側に設けられているため、冷凍機油の枯渇をより効果的に防止することができている。
高段油戻し管60は、高段油分離器41に接続されており、高段油分離器41において冷媒から分離された冷凍機油を、圧縮機構2の吸入管2aに戻す回路である。この高段油戻し管60は、第1高段油配管61a、キャピラリチューブ61b、第2高段油配管61cを有している。第1高段油配管61cは、高段油分離器41とキャピラリチューブ61bとを接続している。キャピラリチューブ61bは、冷凍機油の減圧機構として機能する。第2高段油配管61cは、キャピラリチューブ61bから吸入管2aまで延びている。この高段油分離器41および高段油戻し管60によって、高段側の圧縮要素2dから吐出した冷媒に同伴する冷凍機油を、圧縮機構2の低段側の圧縮要素2cの吸入側に戻すことで、圧縮機構2の低段側における冷凍機油の枯渇を防止している。
低段油分離器16は、第1中間冷媒管8aと第2中間冷媒管8bとの間に設けられており、低段側の圧縮要素2cから吐出された冷媒に同伴する冷凍機油を冷媒から分離させる。
低段油戻し管50は、低段油分離器16に接続されており、低段油分離器16において冷媒から分離された冷凍機油を、圧縮機構2の高段側の圧縮要素2dの吸入側である第3中間冷媒管8cに送る回路である。この低段油戻し管50は、第1低段油配管51a、キャピラリチューブ51b、第2低段油配管51c、第3低段油配管51d、および、第4低段油配管51eを有している。第1低段油配管51cは、低段油分離器16とキャピラリチューブ51bとを接続している。キャピラリチューブ51bは、冷凍機油の減圧機構として機能する。第2低段油配管51cは、キャピラリチューブ51bから油中間冷却器52まで延びている。第3低段油配管51dは、油中間冷却器52から油吸入熱交換器53まで延びている。第4低段油配管51eは、油吸入熱交換器53から圧縮機構2の高段側の圧縮要素2dの吸入側である第3中間冷媒管8cまで延びている。この低段油分離器16および低段油戻し管50によって、低段側の圧縮要素2dから吐出した冷媒に同伴する冷凍機油を、圧縮機構2の高段側の圧縮要素2dの吸入側に戻すことで、圧縮機構2の高段側における冷凍機油の枯渇を防止している。さらに、ここでは、低段油戻し管50を流れる冷凍機油は、油中間冷却器52を通過する際に冷却され、油吸入熱交換器53を通過する際にさらに冷却されて、第3中間冷媒管8cに送られ、第3中間冷媒管8cを流れる冷媒に混ざり込んで冷媒の温度を低下させている。
吸入熱交換器54は、吸入管2aの途中に設けられており、吸入管2aを通過する低温低圧冷媒と、油吸入熱交換器53を通過する冷凍機油と、の間で熱交換を行わせる。
さらに、空気調和装置1は、圧縮機構2、膨張機構5等の空気調和装置1を構成する各部の動作を制御する制御部99を有している。
なお、上述した中間冷却器7における伝熱管と油中間冷却器52における伝熱管とは、互いに分離されており繋がっていないが、これらの伝熱管に貫かれているフィンは共通化されており、一体型の熱交換器を構成している。このため、中間冷却器7の冷却源となる水や空気の供給機構(図示しないファンやモータ等)を、油中間冷却器52においても流用することができる。
また、上述した吸入熱交換器54における伝熱管と油吸入熱交換器53における伝熱管とについても、互いに分離されており繋がっていないが、これらの伝熱管に貫かれているフィンは共通化されており、一体型の熱交換器を構成している。
ここで、上述の冷媒回路10においては、第3中間冷媒管8cを流れる冷媒は、中間冷却器7を通過した際に冷却され、さらに、油中間冷却器52および油吸入熱交換器53で冷却された冷凍機油が合流することで冷却される。これにより、図2および図3に示すように、低段側の圧縮要素2cから吐出された冷媒(図1〜3の点B参照)は、高段側の圧縮要素2cに吸入されるまでに冷却されることになる(図1〜3の点C参照)。
これにより、高段側の圧縮要素2cにおいては、これらの中間冷却器7、油中間冷却器52、および、油吸入熱交換器53が無い場合と比較して、温度が低く密度が高い状態の冷媒を圧縮させることができる。これにより、同様の圧縮仕事であっても冷媒循環量を増大させることができる。また、同等の冷凍効果が得たい場合には圧縮仕事を小さく抑えることが可能になる。
また、高段側の圧縮要素2dの吐出冷媒の温度について、異常上昇することを防止できるため、圧縮機構2の信頼性を向上させることができる。
なお、仮に、中間冷却器7や油中間冷却器52における冷却源が利用側熱交換器6の冷却源と外気(空気)で共通している場合には、油中間冷却器52において冷却された冷凍機油を吸入管2aに戻すだけでは、冷媒の冷却効果が得られにくい。しかし、ここでは、冷やされた冷凍機油を、低段側の圧縮要素2cによって圧縮されて温度上昇した冷媒が流れて高段側の圧縮要素2dの吸入側に送るため、中間冷却器7において不足する冷却分を補うことができる。
(3)変形例1
上記実施形態においては、低段油戻し管50の冷凍機油の戻し先は、高段側の圧縮要素2dの吸入側である第3中間冷媒管8cである場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、低段油戻し管50の冷凍機油の戻し先は、高段側の圧縮要素2dの吸入側である第3中間冷媒管8cである場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図4に示すように、冷凍機油の戻し先を吸入管2aとした低段油戻し管50Aを有する冷媒回路10Aを採用してもよい。この場合には、冷凍機油をより低段側の圧縮要素2cの吸入側に戻すことで、圧縮機構2自体からの冷凍機油の流出をより効果的に防止することができる。また、この場合であっても、中間冷却器7の冷却源となる水や空気の供給機構(図示しないファンやモータ等)を、油中間冷却器52においても流用することができる。
なお、この場合には、吸入管2aに戻すことになるために熱交換を行う意味がないことから、上述した油吸入熱交換器53および吸入熱交換器54は設けていない。
ここでは、中間冷却器7や油中間冷却器52における冷却源が、利用側熱交換器6の冷却源である外気(空気)とは異なり、水等のより冷たい媒体である場合には、吸入管2aに冷えた冷凍機油を送った場合でも効果が得られる。
(4)変形例2
上記実施形態の変形例1の低段油戻し管50Aによる冷凍機油の戻し先が吸入管2aである場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態の変形例1の低段油戻し管50Aによる冷凍機油の戻し先が吸入管2aである場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図5に示すように、高段油戻し管60の第2高段油配管61cを通じた冷凍機油の戻し先を、吸入管2aにするのではなく、第2低段油配管51cに戻すように構成された冷媒回路10Bを採用してもよい。
この場合には、低段側の圧縮要素2cからの吐出冷媒に同伴しつつ低段油分離器16において分離された冷凍機油だけでなく、高段側の圧縮要素2dからの吐出冷媒に同伴しつつ高段油分離器41において分離された冷凍機油についても、油中間冷却器52により冷却させることができる。これにより、冷却されることなく吸入管2aに戻されていた冷凍機油についても冷却されるため、圧縮機構2の圧縮効率をより向上させることができる。
なお、ここでの図示はしないが、油中間冷却器52により冷却させた冷凍機油を、第3中間冷媒管8cに送り込む構成としてもよい。すなわち、低段側の圧縮要素2cからの吐出冷媒に同伴しつつ低段油分離器16において分離された冷凍機油だけでなく、高段側の圧縮要素2dからの吐出冷媒に同伴しつつ高段油分離器41において分離された冷凍機油についても、油中間冷却器52により冷却させて、高段側の圧縮要素2dの吸入側である第3中間冷媒管8cに送るようにしてもよい。この場合には、高段側の圧縮要素2dの吸入冷媒の温度をより低下させ、密度をより上昇させることができる。
また、特に、空気調和装置1では、作動冷媒として二酸化炭素を採用しているため、高段側の圧縮要素2dから吐出される冷媒は臨界圧力を超えた超臨界状態となり、特に冷凍機油が溶け込みやすい。これに対して、ここでは、多く溶け込んだ冷凍機油を高段油分離器41によって分離しつつ、分離された多くの冷凍機油を用いることでより効果的な冷却効果が得られる。
(5)変形例3
上記実施形態の変形例1の低段油戻し管50Aによる冷凍機油の戻し先が吸入管2aである場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態の変形例1の低段油戻し管50Aによる冷凍機油の戻し先が吸入管2aである場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図5に示すように、高段油戻し管60の第2高段油配管61cを通じた冷凍機油の戻し先を、吸入管2aにするのではなく、第3中間冷媒管8cに戻すように構成され、第2高段油配管61cが油中間冷却器52とは別系統で一体型に形成された高段側の油中間冷却器55まで延びるようにしつつ、さらにこの油中間冷却器55から第3中間冷媒管8cまで延びる第4高段油配管61dを設けた冷媒回路10Cを採用してもよい。
この場合には、低段側の冷凍機油だけでなく、高段側の冷凍機油についても冷却させてから戻すことができるようになる。
(6)変形例4
上記実施形態においては、冷房に利用される冷媒回路10を例に挙げて説明した。
上記実施形態においては、冷房に利用される冷媒回路10を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図7に示すように、切換機構3と、中間バイパス配管12と、中間バイパス弁12vを備えた冷媒回路10Dを採用してもよい。
この切換機構3は、高段油分離器41から逆止機構42を超えて延びた部分に設けられている。この切換機構3は、この吐出側と、熱源側熱交換器4、利用側熱交換器6、吸入管2aとの4つの配管の接続状態を切り換えることで、冷房運転(図7の実線参照)と、暖房運転(図7の点線参照)とを切り換えることができる。
また、中間バイパス配管12は、第2中間冷媒管8bと第3中間冷媒管8cとを直接接続し、中間冷却器7をバイパスさせるように設けられている。そして、この中間バイパス配管12には、中間バイパス弁12vが設けられている。この中間バイパス弁12vは、中間冷却器7を機能させる場合には、全閉状態となり、中間冷却器7を機能させない場合には、全開状態となる。
ここで、冷房運転の場合には、中間バイパス弁12vを閉じて中間冷却器7を機能させつつ、切換機構3を冷房運転の接続状態にする。
また、暖房運転の場合には、中間バイパス弁12vを開いて中間冷却器7を機能させない状態にしつつ、切換機構3を暖房運転の接続状態にする。
なお、冷房運転の場合の圧力−エンタルピ線図および温度−エントロピ線図については、図2、図3と同様であるが、暖房運転の場合の圧力−エンタルピ線図は、図8に示すように、温度−エントロピ線図は、図9に示すようになる。
暖房運転時には、中間冷却器7による中間圧力の冷媒温度の低下はなく、冷却された冷凍機油が第3中間冷媒管8cに合流することによる冷却効果だけであり、吐出冷媒温度の下がりすぎによる暖房能力不足が生じないようにしている。
(7)変形例5
上記実施形態および上述した変形例では、圧縮機構2が1つのみ設けられた冷媒回路を例に挙げて説明した。
上記実施形態および上述した変形例では、圧縮機構2が1つのみ設けられた冷媒回路を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、2台もしくは複数台の圧縮機構2が互いに並列に接続された形式を、上記実施形態もしくは上述した各変形例のそれぞれに適用するようにしてもよい。
(8)変形例6
上記実施形態および上述した変形例では、利用側熱交換器6が1台のみ設けられた冷媒回路を例に挙げて説明した。
上記実施形態および上述した変形例では、利用側熱交換器6が1台のみ設けられた冷媒回路を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、2台もしくは複数台の利用側熱交換器6が互いに並列に接続された形式を、上記実施形態もしくは上述した各変形例のそれぞれに適用するようにしてもよい。
(9)変形例7
上記実施形態では、分離された冷凍機油を油中間冷却器52や油吸入熱交換器53において冷却させる場合を例に挙げて説明した。
上記実施形態では、分離された冷凍機油を油中間冷却器52や油吸入熱交換器53において冷却させる場合を例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、高段油分離器41や低段油分離器16から冷却された冷凍機油が圧縮要素2c、2dの吸入側に戻されるまえの配管長さが、所定値以上長く設けられる等によって、周辺空気による冷却効果を長く受けられる場合には、油中間冷却器52や油吸入熱交換器53等の機器を不要とした構成としてもよい。
(10)他の実施形態
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上述の実施形態及びその変形例において、利用側熱交換器6を流れる冷媒と熱交換を行う加熱源又は冷却源としての水やブラインを使用するとともに、利用側熱交換器6において熱交換された水やブラインと室内空気とを熱交換させる二次熱交換器を設けた、いわゆる、チラー型の空気調和装置に本発明を適用してもよい。
また、上述のチラータイプの空気調和装置の他の型式の冷凍装置であっても、超臨界域で作動する冷媒を冷媒として使用して多段圧縮式冷凍サイクルを行うものであれば、本発明を適用可能である。
また、超臨界域で作動する冷媒としては、二酸化炭素に限定されず、エチレン、エタンや酸化窒素等を使用してもよい。
本発明を利用すれば、超臨界域で作動する冷媒を使用して多段圧縮式冷凍サイクルを行う冷凍装置において、圧縮機構の油切れを防ぐことができるようになる。
1 空気調和装置(冷凍装置)
2 圧縮機構
4 熱源側熱交換器
5 膨張機構
6 利用側熱交換器
7 中間冷却器
8 中間冷媒管
16 低段油分離器
41 高段油分離器
50 低段油戻し管
52 油中間冷却器
53 油吸入熱交換器
54 吸入熱交換器
55 油中間冷却器
60 高段油戻し管
2 圧縮機構
4 熱源側熱交換器
5 膨張機構
6 利用側熱交換器
7 中間冷却器
8 中間冷媒管
16 低段油分離器
41 高段油分離器
50 低段油戻し管
52 油中間冷却器
53 油吸入熱交換器
54 吸入熱交換器
55 油中間冷却器
60 高段油戻し管
Claims (9)
- 冷凍サイクルの少なくとも一部で作動冷媒が超臨界状態となる冷凍装置(1)であって、
冷媒の冷却器又は加熱器として機能する熱源側熱交換器(4)と、
冷媒を減圧する膨張機構(5)と、
冷媒の加熱器又は冷却器として機能する利用側熱交換器(6)と、
冷媒を吸入し圧縮させて吐出する、冷凍機油を含んでいる圧縮要素(2)と、
前記圧縮要素(2)の吐出部(B,D)に接続されており、冷媒と前記冷凍機油とを分離する油分離機構(16)と、
前記油分離機構(16)において分離された前記冷凍機油を、前記圧縮要素(2)の吸入部(C,A)に導く油インジェクション回路(50)と、
前記油インジェクション回路(50)を通過する前記冷凍機油を冷却させる冷却手段(52,53,54,7)と、
を備えた冷凍装置(1)。 - 前記圧縮要素(2)は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する第1圧縮要素(2c)と、前記第1圧縮要素(2c)から吐出された冷媒を吸入してさらに圧縮させて吐出する第2圧縮要素(2d)と、を有しており、
前記油分離機構(16)は、前記第1圧縮要素(2c)と前記第2圧縮要素(2d)との少なくともいずれか一方から吐出した冷媒から前記冷凍機油を分離し、
前記油インジェクション回路(50)は、前記油分離機構(16)で分離された前記冷凍機油を、前記第2圧縮要素(2d)の吸入側に導く、
請求項1に記載の冷凍装置(1)。 - 前記圧縮要素(2)は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する第1圧縮要素(2c)と、前記第1圧縮要素(2c)から吐出された冷媒を吸入してさらに圧縮させて吐出する第2圧縮要素(2d)と、を有しており、
前記油分離機構(16)は、少なくとも前記第1圧縮要素(2c)から吐出した冷媒から、前記冷凍機油を分離し、
前記油インジェクション回路(50)は、前記油分離機構(16)で分離された前記冷凍機油を、前記第2圧縮要素(2d)の吸入側に導く、
請求項1に記載の冷凍装置(1)。 - 前記圧縮要素(2)は、冷媒を吸入し圧縮させて吐出する第1圧縮要素(2c)と、前記第1圧縮要素から吐出された冷媒を吸入してさらに圧縮させて吐出する第2圧縮要素(2d)と、を有しており、
前記油分離機構(16)は、前記第2圧縮要素(2d)から吐出した冷媒から、前記冷凍機油を分離し、
前記油インジェクション回路(50)は、前記油分離機構(16)で分離された前記冷凍機油を、前記第2圧縮要素(2d)の吸入側に導く、
請求項1に記載の冷凍装置(1)。 - 前記第1圧縮要素(2c)、および、前記第2圧縮要素(2d)は、それぞれ回転駆動することで圧縮仕事を行うための共通の回転軸(21c)を有している、
請求項2から4のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。 - 前記冷却機構(7)は、前記第1圧縮要素(2c)が吐出した後であって前記第2圧縮要素(2d)が吸入する前の冷媒も冷却する、
請求項2から5のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。 - 前記油インジェクション回路(50)は、前記冷凍機油の通過流量を制限する流量制限機構(51b)を有している、
請求項1から6のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。 - 前記流量制限機構(51b)は、前記冷却機構(52)と、前記圧縮要素(2)の吸入側(C,A)との間に配置されている、
請求項7に記載の冷凍装置(1)。 - 前記作動冷媒は、二酸化炭素である、
請求項1から8のいずれか1項に記載の冷凍装置(1)。
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