JP2009255676A - シートベルト警告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑えることができ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供する。
【解決手段】シートベルト警告装置1は、シートベルトが未装着であることを検出するバックルスイッチ10a〜10eと、シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示と、シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示よりも視認性の低い第2警告表示と、を切り替え可能に表示する警告表示部と、マイクロプロセッサ9と、を有している。マイクロプロセッサ9は、バックルスイッチ10a〜10eがシートベルトの未装着を検出した時に警告表示部に第1警告表示を表示させ、切り替え条件の発生を検出した時に警告表示部に第1警告表示から第2警告表示に切り替えさせて表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両においてシートベルトが未装着であることを検出して警告を表示するシートベルト警告装置に関するものである。
従来より、車両にはシートベルトと、このシートベルトの装着を促すためのシートベルト警告装置(特許文献1を参照。)が設けられている。この種のシートベルト警告装置は、運転席正面のインパネに設けられたシートベルト警告灯と、乗員が着座しているか否かを検出する各座席ごとに設けられた着座センサと、乗員がシートベルトを装着しているか否かを検出するシートベルトのバックルに設けられたバックルスイッチと、前記着座センサによって乗員が着座していることが検出された場合において、前記バックルスイッチによって乗員がシートベルトを装着していないことが検出された場合に、前記シートベルト警告灯の所定の意匠を点灯させる制御手段と、を有するものである。
特開2004−189126号公報
しかしながら、前記シートベルト警告装置は、例えばコストがかかるという理由や、設計上設置が困難であるという理由などから前記着座センサが省かれることがあった。このような構成の場合、助手席や後部座席など乗員が着座していない警告対象座席があると、前記シートベルト警告灯の該当する意匠が点灯し続けるので、運転者に煩わしさを与えてしまうという問題があった。また、このような問題は、前記シートベルト警告装置における警告対象座席数が多いものにおいて特に顕著であった。
したがって、本発明は、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、(イ)車両においてシートベルトが未装着であることを検出する未装着検出部と、(ロ)前記シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示と、前記シートベルトが未装着であることを示し、かつ、前記第1警告表示よりも視認性の低い第2警告表示と、を切り替え可能に表示する警告表示部と、(ハ)前記未装着検出部が前記シートベルトの未装着を検出した時に、前記警告表示部に前記第1警告表示を表示させる第1制御手段と、(ニ)前記警告表示部が前記第1警告表示から前記第2警告表示に切り替える切り替え条件の発生を検出する切り替え条件検出手段と、(ホ)前記切り替え条件検出手段が前記切り替え条件の発生を検出した時に、前記警告表示部に前記第1警告表示から前記第2警告表示に切り替えさせて表示させる第2制御手段と、を有していることを特徴とするシートベルト警告装置である。
請求項1によれば、前記切り替え条件を、前記第1警告表示が表示されてから一定の時間が経過すること、または、前記第1警告表示が表示されてから一定の距離を走行すること、または、これらの組み合わせとすることにより、運転者が第1警告表示を把握するのに十分な時間だけ第1警告表示を表示した後は、目立たない第2警告表示に切り替えて表示することができるので、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。また、前記切り替え条件を、前記第1警告表示が表示されてから一定の距離を走行することとすることにより、例えば、運転者以外の乗員の乗車待ちのために車両がアイドリングをしている場合に、前記第1警告表示から第2警告表示に警告表示が切り替わることを回避することができる。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記第1警告表示が、所定の意匠を第1表示色により点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠、または、前記所定の意匠と異なる第2意匠を前記第1表示色よりも視認性の低い第2表示色で点灯させることによるものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記第1警告表示が、所定の意匠を点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠よりも表示面積が小さい第2意匠を点灯させることによるものであることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1ないし請求項3のうち1項に記載された発明において、前記第1警告表示が、所定の意匠を点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠、または、前記所定の意匠と異なる第2意匠を前記第1警告表示よりも低い輝度で点灯させることによるものであることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、(イ)車両においてシートベルトが未装着であることを検出する未装着検出部と、(ロ)前記シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示と、前記シートベルトが未装着であることを示し、かつ、前記第1警告表示よりも視認性の低い第2警告表示と、を切り替え可能に表示する警告表示部と、(ハ)前記未装着検出部が前記シートベルトの未装着を検出した時に、前記警告表示部に前記第1警告表示を表示させる第1制御手段と、(ニ)前記警告表示部が前記第1警告表示から前記第2警告表示に切り替える切り替え条件の発生を検出する切り替え条件検出手段と、(ホ)前記切り替え条件検出手段が前記切り替え条件の発生を検出した時に、前記警告表示部に前記第1警告表示から前記第2警告表示に切り替えさせて表示させる第2制御手段と、を有していることから、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記第1警告表示が、所定の意匠を第1表示色により点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠、または、前記所定の意匠と異なる第2意匠を前記第1表示色よりも視認性の低い第2表示色で点灯させることによるものであることから、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記第1警告表示が、所定の意匠を点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠よりも表示面積が小さい第2意匠を点灯させることによるものであることから、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記第1警告表示が、所定の意匠を点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠、または、前記所定の意匠と異なる第2意匠を前記第1警告表示よりも低い輝度で点灯させることによるものであることから、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るシートベルト警告装置を図1ないし図6を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータを示す平面図である。図2は図1に示されたコンビネーションメータの警告表示部を示す平面図である。図3は図2中のA−A線に沿った断面図である。図4は図1に示されたコンビネーションメータを制御するマイクロプロセッサのハードウェア構成図である。図5は図1に示されたコンビネーションメータを予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。図6は図1に示されたコンビネーションメータの動作を示すタイミングチャートである。
本発明のシートベルト警告装置は、車両においてシートベルトが未装着であることを検出して警告を表示することにより、シートベルトの装着を促すためのものである。また、本実施形態における前記車両は、運転席、助手席、三人掛けの後部座席と、これら各座席に設けられた5人分のシートベルトと、が設けられたタイプの車両である。また、本シートベルト警告装置は、前述した全座席において、シートベルトが未装着であることを検出して警告を表示するものである。
上記シートベルト警告装置1は、図4に示すように、車両においてシートベルトが未装着であることを検出する「未装着検出部」としてのバックルスイッチ10a〜10eと、前記シートベルトが未装着であることを示す「警告表示部」を構成するコンビネーションメータ2Aと、このコンビネーションメータ2Aの駆動を制御する「第1制御手段」、「切り替え条件検出手段」、「第2制御手段」としてのマイクロプロセッサ(MPU:Micro Processing Unit)9と、不揮発性メモリ(以下、EEPROMと略記する。)12と、通信部11、などを有している。
上記バックルスイッチ10a〜10eは、前記車両の運転席、助手席、後部座席右、後部座席中央、後部座席左、の全座席のシートベルトのバックルにそれぞれ内蔵されている。これらバックルスイッチ10a〜10eは、シートベルトのベルト先端部に取り付けられたタングプレートがバックルに挿入されることでONになり、タングプレートがバックルから離脱されることでOFFになる。また、これらバックルスイッチ10a〜10eはマイクロプロセッサ9の入力ポートに電気的に接続されている。このマイクロプロセッサ9は、バックルスイッチ10a〜10eがONになることで前記入力ポートにおける電圧レベルがHIGHからLOWになり、乗員がシートベルトを装着していることを認識する。そして、バックルスイッチ10a〜10eがOFFになることで前記入力ポートにおける電圧レベルがLOWからHIGHになり、乗員がシートベルトを装着していないことを認識する。
なお、本車両には、乗員の着座を検出するセンサ類が設けられていない。このことから、前述した、「乗員がシートベルトを装着しているか否か」は、実際には、「前記タングプレートが前記バックルに挿入されているか否か」ということになる。本発明では、このように、シートベルト警告装置1が、前記「乗員の着座を検出するセンサ類」を有していないので、コストを抑えることができる。
上記コンビネーションメータ2Aは、運転席正面のインパネに設けられており、図1に示すように、乗員と相対する側に開口したケース42(図3を参照。)と、このケース42に取り付けられたスピードメータ24と、タコメータ25と、シフトインジケータ22と、後述する各種の情報を表示する表示部3と、シートベルトが未装着であることを表示する警告表示部4Aと、見返し板21と、図示しない透明カバーと、を有している。
上記表示部3は、前記各種の情報として、ブレーキ液量の異常、エンジンオイルの圧力の異常、充電系統の異常、排気温度の異常、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の異常、ドアが確実に閉まっていないこと、パーキングブレーキがかかっていること、などを表示する。
上記警告表示部4Aは、前記シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示と、前記シートベルトが未装着であることを示し、かつ、前記第1警告表示よりも視認性の低い第2警告表示と、を切り替え可能に表示するものである。この警告表示部4Aは、図2及び図3に示すように、シートベルトの未装着を報知するための表示であることを表す意匠7a〜7eが設けられた表示板40Aと、この表示板40Aを背面側から照明することで前記意匠7a〜7eを点灯させる赤色LED5及び黄色LED6と、これらLED5,6を取り付けた基板41と、を有している。また、これら表示板40A、基板41は、前述したケース42に取り付けられている。
上記表示板40Aは、無色透明な材料で板状に設けられた基材43と、この基材43の乗員室側の表面に設けられた遮光層44と、この遮光層44の表面に暗色の透明な材料で設けられたスモーク印刷層45と、このスモーク印刷層45の表面に印刷された枠46と、で構成されている。そして、前記遮光層44と遮光層44が設けられていない透光領域47とにより上記意匠7a〜7eが構成されている。
また、上記意匠7a〜7eは、前述した運転席、助手席、後部座席右、後部座席中央、後部座席左、の各席のシートベルトに対応して設けられている。また、図3は、後部座席右のシートベルトに対応した意匠7c部分の断面のみを示しているが、本シートベルト警告装置1においては、各意匠7a〜7eごとに一対のLED5,6が設けられており、これら一対のLED5,6が各意匠7a〜7eの背面側に配置されている。そして、互いに隣接して配置された複数対のLED5,6間がケース42によって区切られている。
上記赤色LED5は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Aを背面側から赤色の光で照明することで、各意匠7a〜7eの透光領域47を「第1表示色」としての赤色に点灯させる。また、各意匠7a〜7eの透光領域47が「第1表示色」としての赤色に点灯されることによる表示を、本発明では「第1警告表示」と呼ぶ。
上記黄色LED6は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Aを背面側から黄色の光で照明することで、各意匠7a〜7eの透光領域47を「第2表示色」としての黄色に点灯させる。また、各意匠7a〜7eの透光領域47が「第2表示色」としての黄色に点灯されることによる表示を、本発明では「第2警告表示」と呼ぶ。
また、本発明においては、「第1表示色」と「第2表示色」は、必ずしも赤色と黄色でなくても良く、「第1表示色」と「第2表示色」とを比較して「第2表示色」が「第1表示色」よりも視認性の低い色であれば良い。また、「第1表示色」は、運転者への注意喚起を強く促す色であればさらに良い。
さらに、各LED5,6は、それぞれトランジスタ13,14のコレクタに接続されている。また、トランジスタ13,14は、ベースがマイクロプロセッサ9の出力ポートに電気的に接続されており、エミッタがグランドに接続されている。また、マイクロプロセッサ9は、トランジスタ13,14との接続をON・OFF制御することで各LED5,6を点灯または消灯させる。
上記マイクロプロセッサ9は、CPU91と、ROM92と、RAM93と、前述した入力ポート及び出力ポートなどを有している。前記RAM93は、各種データの記憶に用いるデータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有している。前記ROM92には、CPU91に各種処理動作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
また、上記マイクロプロセッサ9は、前述したように、各バックルスイッチ10a〜10e、及び、各LED5,6のトランジスタ13,14に電気的に接続されている。また、マイクロプロセッサ9は、通信部11を介して車内LANに接続され、電源IC16を介してバッテリと接続され、インターフェース17を介してイグニッション15に接続されている。また、マイクロプロセッサ9は、イグニッション15がONされると前記入力ポートにおける電圧レベルがHIGHになることで、イグニッション15がONであることを認識する。
上記通信部11は、CANプロトコル等の所定のプロトコルに基づいて車速パルス情報、ドアの開閉情報などの各種情報の送受信を行うものである。
次に、各LED5,6を上記ROM92に格納されたプログラムに従って駆動させるためにCPU91が行う処理、及び、各LED5,6の動作を、図5のフローチャート及び図6のタイミングチャートを参照して説明する。なお、図5のフローチャート及び図6のタイミングチャートに示されるCPU91の処理動作及び各LED5,6の動作は、各座席のシートベルトごとに個別に並行して行われるが、本実施形態では、各座席のシートベルトごとのCPU91の処理動作及び各LED5,6の動作が同一であるので、1つの座席のシートベルトにおけるCPU91の処理動作及び各LED5,6の動作を説明する。
まず、ステップS1において、イグニッション15がONであるか否かをCPU91が判定し、ONであると判定する(ステップS1でY)と、ステップS2に進む。また、OFFであると判定する(ステップS1でN)と、ステップS6に進む。
ステップS2において、各バックルスイッチ10a〜10eによる検出結果に基づいてシートベルトが未装着であるか否かをCPU91が判定し、未装着であると判定する(ステップS2でY)と、ステップS3に進む。また、未装着ではないと判定する(ステップS2でN)と、ステップS6に進む。
ステップS3において、赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定し、経過していないと判定する(ステップS3でN)と、ステップS4に進む。また、経過したと判定する(ステップS3でY)と、ステップS5に進む。また、ステップS3における1回目の判定時には、赤色LED5が消灯状態であるので、ステップS4に進む。
ステップS4において、赤色LED5を点灯させる。このことにより、警告表示部4Aに、シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示が表示される。そして、ステップS1に戻り、前述したステップS1〜ステップS4を繰り返す。
また、ステップS3では、赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定する。
ステップS5において、赤色LED5を消灯させ、かつ、黄色LED6を点灯させる。このことにより、警告表示部4Aに、シートベルトが未装着であることを示す第2警告表示が表示される。そして、ステップS1に戻り、ステップS1−ステップS2−ステップS3−ステップS5を繰り返す。
即ち、本発明における「切り替え条件検出手段が第1警告表示から第2警告表示に切り替える切り替え条件」とは、「赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過すること」である。また、前記「予め定められた一定時間」は、データとしてROM92に格納されている。
また、第1警告表示または第2警告表示が表示された後に乗員によってシートベルトが装着された場合、即ち、ステップS2における2回目以降の判定時にシートベルトが装着されていると判定された場合は、ステップS6に進んで点灯している赤色LED5または黄色LED6を消灯させる。そして、ステップS1に戻り、前述した一連のステップを繰り返す。
また、第1警告表示または第2警告表示が表示されていない状態でステップS6に進んだ場合は、赤色LED5及び黄色LED6が消灯状態であるので、CPU91は処理動作を行わずにステップS1に戻る。
このように、本発明では、シートベルトが未装着である場合、視認性の高い第1表示色の点灯による第1警告表示を運転者が把握するのに十分な時間だけ警告表示部4Aに表示した後は、視認性の低い、即ち目立たない、第2の表示色の点灯による第2警告表示に切り替えて警告表示部4Aに表示することができるので、コストを抑えることができ、かつ、運転者に煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置1を提供することができる。また、このようなシートベルト警告装置1は、運転者以外の乗員が車両に乗車していない場合に特に効果を奏する。
また、このように、本発明では、シートベルトの装着状態を示す表示を省き、シートベルトの未装着のみを警告表示するようにしているので、全座席のシートベルトの未装着を警告表示する警告表示部4Aにおいて、表示項目を最小限にすることができ、運転者に混乱を与える報知となることを回避することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るシートベルト警告装置を図7及び図8を参照して説明する。図7は本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。図8は本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部の動作を示すタイミングチャートである。
前述した第1の実施形態におけるシートベルト警告装置は、赤色LED5によって各意匠7a〜7eを点灯させることによる第1警告表示と、黄色LED6によって各意匠7a〜7eを点灯させることによる第2警告表示と、を切り替え可能に表示するする警告表示部4Aと、シートベルトが未装着である場合に警告表示部4Aに第1警告表示を表示させ、そして、赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過した時に警告表示部4Aに第1警告表示から第2警告表示に切り替えさせて表示させるプログラムが格納されたマイクロプロセッサ9と、を有して構成されていたが、本実施形態におけるシートベルト警告装置は、赤色LED5によって各意匠7a〜7eを点灯させることによる第1警告表示と、前記赤色LED5に前記第1警告表示よりも低い輝度で各意匠7a〜7eを点灯させることによる第2警告表示と、を切り替え可能に表示するする警告表示部と、シートベルトが未装着である場合に前記警告表示部に第1警告表示を表示させ、そして、該第1警告表示が表示されてから予め定められた一定時間が経過した時に前記警告表示部に第1警告表示から第2警告表示に切り替えさせて表示させるプログラムが格納されたマイクロプロセッサ9と、を有して構成されている。
即ち、本実施形態における前記警告表示部は、各意匠7a〜7eごとに1つずつ赤色LED5が設けられており、これら赤色LED5が各意匠7a〜7eの背面側に配置されている。そして、互いに隣接して配置された複数の赤色LED5間がケース42によって区切られている(図3を参照。)。
また、本実施形態におけるシートベルト警告装置は、前記警告表示部の構成と、マイクロプロセッサ9に格納された前記プログラム以外は、第1の実施形態で説明したシートベルト警告装置1と同一の構成である。よって、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一構成部分については同一符号を用いて説明を省略する。
次に、上述した赤色LED5を上述したプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサ9のCPU91(図4を参照。)が行う処理、及び、赤色LED5の動作を、図7のフローチャート及び図8のタイミングチャートを参照して説明する。なお、図7のフローチャート及び図8のタイミングチャートに示されるCPU91の処理動作及び赤色LED5の動作は、各座席のシートベルトごとに個別に並行して行われるが、本実施形態では、各座席のシートベルトごとのCPU91の処理動作及び各赤色LED5の動作が同一であるので、1つの座席のシートベルトにおけるCPU91の処理動作及び赤色LED5の動作を説明する。
まず、ステップS21において、イグニッション15がONであるか否かをCPU91が判定し、ONであると判定する(ステップS21でY)と、ステップS22に進む。また、OFFであると判定する(ステップS21でN)と、ステップS26に進む。
ステップS22において、各バックルスイッチ10a〜10eによる検出結果に基づいてシートベルトが未装着であるか否かをCPU91が判定し、未装着であると判定する(ステップS22でY)と、ステップS23に進む。また、未装着ではないと判定する(ステップS22でN)と、ステップS26に進む。
ステップS23において、赤色LED5が100%の輝度で点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定し、経過していないと判定する(ステップS23でN)と、ステップS24に進む。また、経過したと判定する(ステップS23でY)と、ステップS25に進む。また、ステップS23における1回目の判定時には、赤色LED5が消灯状態であるので、ステップS24に進む。
ステップS24において、赤色LED5を100%の輝度で点灯させる。このことにより、警告表示部に、シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示が表示される。そして、ステップS21に戻り、前述したステップS21〜ステップS24を繰り返す。
また、ステップS23では、赤色LED5が100%の輝度によって点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定する。
ステップS25において、赤色LED5を50%の輝度で点灯させる。即ち、赤色LED5を減光させる。このことにより、警告表示部に、シートベルトが未装着であることを示す第2警告表示が表示される。そして、ステップS21に戻り、ステップS21−ステップS22−ステップS23−ステップS25を繰り返す。
また、本実施形態では、図8のタイミングチャートに示すように、マイクロプロセッサ9が、トランジスタ13との接続を、細かく断続的にON・OFF制御することで赤色LED5を50%の輝度で点灯させることを実現している。なお、本発明において、この減光率は50%に限らず、第1警告表示よりも低い輝度であれば良い。また、ステップS23における輝度は100%に限らず、ステップS25における輝度以上であれば良い。
即ち、本発明における「切り替え条件検出手段が第1警告表示から第2警告表示に切り替える切り替え条件」とは、「100%の輝度により赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過すること」である。また、前記「予め定められた一定時間」は、データとしてROM92に格納されている。
また、第1警告表示または第2警告表示が表示された後に乗員によってシートベルトが装着された場合、即ち、ステップS22における2回目以降の判定時にシートベルトが装着されていると判定された場合は、ステップS26に進んで点灯している赤色LED5を消灯させる。そして、ステップS21に戻り、前述した一連のステップを繰り返す。
また、第1警告表示または第2警告表示が表示されていない状態でステップS26に進んだ場合は、赤色LED5が消灯状態であるので、CPU91は処理動作を行わずにステップS21に戻る。
このように、本発明では、1つの赤色LED5の輝度を低くすることによって第2警告表示を表示するようにしても良い。このようにすることで、部品点数の少ないシートベルト警告装置を提供することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るシートベルト警告装置を図9ないし図12を参照して説明する。図9は本発明の第3の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータの警告表示部を示す平面図である。図10は図9中のB−B線に沿った断面図である。図11は図9に示されたコンビネーションメータを予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。図12は図9に示されたコンビネーションメータの動作を示すタイミングチャートである。また、これらの図において、前述した第1,第2の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態におけるシートベルト警告装置は、コンビネーションメータ2Bが、第1の実施形態で説明したコンビネーションメータ2Aの警告表示部4Aの代わりに図9及び図10に示す警告表示部4Bを有しており、第1の実施形態で説明したマイクロプロセッサ9に後述するプログラムが格納されていること以外は、第1の実施形態で説明したシートベルト警告装置1と同一の構成である。
上記警告表示部4Bは、意匠7a〜7eが設けられた表示板40Aと、この表示板40Aを背面側から照明することで運転席と助手席のシートベルトに対応した意匠7a,7bを点灯させる赤色LED5と、表示板40Aを背面側から照明することで後部座席右、後部座席中央、後部座席左に対応した意匠7c,7d,7eを点灯させる白色LED105及び黄色LED106と、これらLED5,105,106を取り付けた基板41と、導光板48と、を有している。
上記白色LED105は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Aを背面側から赤色の光で照明することで、各意匠7c,7d,7eの透光領域47を「第1表示色」としての白色に点灯させる。また、各意匠7c,7d,7eの透光領域47が「第1表示色」としての白色に点灯されることによる表示を、本発明では「第1警告表示」と呼ぶ。
上記黄色LED106は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Aを背面側から黄色の光でかつ白色LED105の50%の輝度で照明することで、各意匠7c,7d,7eの透光領域47を「第2表示色」としての黄色に点灯させる。また、黄色LED106は、導光板48を介して表示板40Aを照明する。また、各意匠7c,7d,7eの透光領域47が「第2表示色」としての黄色でかつ白色LED105の50%の輝度で点灯されることによる表示を、本発明では「第2警告表示」と呼ぶ。
即ち、本実施形態では、意匠7a,7bを最も視認性の高い赤色で点灯させ、意匠7c,7d,7eを赤色よりも視認性の低い白色、及び、白色よりも視認性の低い50%の輝度の黄色で点灯させるようにしている。
また、本シートベルト警告装置においては、各意匠7a,7bごとに1つずつ赤色LED5が設けられており、これら赤色LED5が各意匠7a,7bの背面側に配置されている。また、各意匠7c,7d,7eごとに一対のLED105,106が設けられており、これら一対のLED105,106が各意匠7c,7d,7e背面側に配置されている。そして、互いに隣接して配置された複数のLED5,105,106間がケース42によって区切られている。また、黄色LED106は、各意匠7c,7d,7eからずれた位置に配置されており、黄色LED106と相対する位置から各意匠7c,7d,7eの裏側に延びた前記導光板48の内部を黄色LED106の光が通されることによって各意匠7c,7d,7eの裏側部分を照明する構成になっている。
このように本発明では、互いに色の異なるLED105,106と導光板48とを用いて1つの意匠の表示色を切り替えても良く、LED105,106と導光板48との代わりに2色発光LEDを用いて1つの意匠の表示色を切り替えても良い。
次に、上述した意匠7c,7d,7eごとに各LED105,106をROM92に格納された前記プログラムに従って駆動させるためにCPU91が行う処理、及び、各LED105,106の動作を、図11のフローチャート及び図12のタイミングチャートを参照して説明する。
まず、ステップS31において、イグニッション15がONであるか否かをCPU91が判定し、ONであると判定する(ステップS31でY)と、ステップS32に進む。また、OFFであると判定する(ステップS31でN)と、ステップS36に進む。
ステップS32において、後部座席の各バックルスイッチ10c,10b,10eによる検出結果に基づいてシートベルトが未装着であるか否かをCPU91が判定し、未装着であると判定する(ステップS32でY)と、ステップS33に進む。また、未装着ではないと判定する(ステップS32でN)と、ステップS36に進む。
ステップS33において、白色LED105が点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定し、経過していないと判定する(ステップS33でN)と、ステップS34に進む。また、経過したと判定する(ステップS33でY)と、ステップS35に進む。
ステップS34において、白色LED105を点灯させる。このことにより、警告表示部4Bに、シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示が表示される。そして、ステップS31に戻り、前述したステップS31〜ステップS34を繰り返す。
また、ステップS33では、白色LED105が点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定する。
ステップS35において、白色LED105を消灯させ、かつ、黄色LED106を白色LED105の50%の輝度で点灯させる。このことにより、警告表示部4Bに、シートベルトが未装着であることを示す第2警告表示が表示される。そして、ステップS31に戻り、ステップS31−ステップS32−ステップS33−ステップS35を繰り返す。
また、第1警告表示または第2警告表示が表示された後に乗員によってシートベルトが装着された場合、即ち、ステップS32における2回目以降の判定時にシートベルトが装着されていると判定された場合は、ステップS36に進んで点灯している白色LED105または黄色LED106を消灯させる。そして、ステップS31に戻り、前述した一連のステップを繰り返す。
このように、本発明では、第1表示色よりも視認性の低い第2表示色で意匠を点灯させることと、この意匠を1警告表示よりも低い輝度で点灯させることの双方によって第2警告表示を表示するようにしても良い。このようにすることで、運転者にさらに煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るシートベルト警告装置を図13ないし図15を参照して説明する。図13は本発明の第4の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータの警告表示部を示す平面図である。図14は図13中のC−C線に沿った断面図である。図15は図13に示されたコンビネーションメータを予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。また、これらの図において、前述した第1〜第3の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態におけるシートベルト警告装置は、コンビネーションメータ2Cが、第1の実施形態で説明したコンビネーションメータ2Aの警告表示部4Aの代わりに図13及び図14に示す警告表示部4Cを有しており、第1の実施形態で説明したマイクロプロセッサ9に後述するプログラムが格納されていること以外は、第1の実施形態で説明したシートベルト警告装置1と同一の構成である。
上記警告表示部4Cは、意匠7a〜7e及び第2意匠8a〜8cが設けられた表示板40Cと、この表示板40Cを背面側から照明することで前記意匠7a〜7eを点灯させる赤色LED5と、表示板40Cを背面側から照明することで前記第2意匠8a〜8cを点灯させる黄色LED106と、これらLED5,106を取り付けた基板41と、を有している。また、前記赤色LED5は、各意匠7a〜7eごとに各意匠7a〜7eの背面側に設けられており、前記黄色LED106は、各意匠8a〜8eごとに各意匠8a〜8eの背面側に設けられている。そして、互いに隣接した配置された複数のLED5,106間がケース42によって区切られている。
上記第2意匠8a〜8cは、それぞれ、各意匠7a〜7eの下方に設けられており、各意匠7a〜7eよりも表示面積が小さく設けられている。また、第2意匠8a〜8cは、遮光層44と遮光層44が設けられていない平面形状が円形の透光領域47とによって構成されている。
上記赤色LED5は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Cを背面側から赤色の光で照明することで、各意匠7a〜7eの透光領域47を「第1表示色」としての赤色に点灯させる。また、各意匠7a〜7eの透光領域47が「第1表示色」としての赤色に点灯されることによる表示を、本発明では「第1警告表示」と呼ぶ。
上記黄色LED106は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Cを背面側から黄色の光でかつ赤色LED5の50%の輝度で照明することで、各第2意匠8a〜8cの透光領域47を「第2表示色」としての黄色に点灯させる。また、各第2意匠8a〜8cの透光領域47が「第2表示色」としての黄色でかつ赤色LED5の50%の輝度で点灯されることによる表示を、本発明では「第2警告表示」と呼ぶ。
次に、各LED5,106をROM92に格納された前記プログラムに従って駆動させるためにCPU91が行う処理を、図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS41において、イグニッション15がONであるか否かをCPU91が判定し、ONであると判定する(ステップS41でY)と、ステップS42に進む。また、OFFであると判定する(ステップS41でN)と、ステップS47に進む。
ステップS42において、各バックルスイッチ10a〜10eによる検出結果に基づいてシートベルトが未装着であるか否かをCPU91が判定し、未装着であると判定する(ステップS42でY)と、ステップS43に進む。また、未装着ではないと判定する(ステップS42でN)と、ステップS47に進む。
ステップS43において、赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定し、経過していないと判定する(ステップS43でN)と、ステップS44に進む。また、経過したと判定する(ステップS43でY)と、ステップS46に進む。また、ステップS43における1回目の判定時には、赤色LED5が消灯状態であるので、ステップS44に進む。
ステップS44において、赤色LED5が点灯されてから車両が予め定められた一定距離を走行したか否かをCPU91が判定し、経過していないと判定する(ステップS44でN)と、ステップS45に進む。また、走行したと判定する(ステップS44でY)と、ステップS46に進む。また、ステップS44における1回目の判定時には、赤色LED5が消灯状態であるので、ステップS45に進む。
ステップS45において、赤色LED5を点灯させる。このことにより、警告表示部4Cに、シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示が表示される。そして、前述した通信部11が受信した車速パルス情報に基づいて、赤色LED5の点灯後に車両が走行した走行距離をカウントするプログラムをCPU91が開始する。また、この走行距離カウントプログラムは、ROM92に格納されている。そして、ステップS41に戻り、前述したステップS41〜ステップS45を繰り返す。
また、ステップS43では、赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過したか否かをCPU91が判定する。
また、ステップS44における2回目以降の判定時には、前述した走行距離カウントプログラムにより算出された走行距離と、予め定められた一定距離とを比較することによって、赤色LED5が点灯されてから車両が予め定められた一定距離を走行したか否かをCPU91が判定する。
ステップS46において、赤色LED5を消灯させ、かつ、黄色LED106を赤色LED5の50%の輝度で点灯させる。このことにより、警告表示部4Cに、シートベルトが未装着であることを示す第2警告表示が表示される。そして、ステップS41に戻り、ステップS41−ステップS42−ステップS43ステップS44−ステップS46を繰り返す。
即ち、本発明における「切り替え条件検出手段が第1警告表示から第2警告表示に切り替える切り替え条件」とは、「赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過すること」、または、「赤色LED5が点灯されてから車両が予め定められた一定距離を走行すること」である。また、前記「予め定められた一定時間」及び前記「予め定められた一定距離」は、データとしてROM92に格納されている。
また、第1警告表示または第2警告表示が表示された後に乗員によってシートベルトが装着された場合、即ち、ステップS42における2回目以降の判定時にシートベルトが装着されていると判定された場合は、ステップS47に進んで点灯している赤色LED5または黄色LED106を消灯させる。そして、ステップS41に戻り、前述した一連のステップを繰り返す。
このように、本発明では、意匠7a〜7eよりも表示面積の小さい第2意匠8a〜8eを点灯させるとことと、第1表示色よりも視認性の低い第2表示色で第2意匠8a〜8eを点灯させることと、この第2意匠8a〜8eを1警告表示よりも低い輝度で点灯させることと、の組み合わせによって第2警告表示を表示するようにしても良い。このようにすることで、運転者にさらに煩わしさを与えることのない警告表示を行うことができるシートベルト警告装置を提供することができる。
また、本発明では、「切り替え条件」を、「赤色LED5が点灯されてから車両が予め定められた一定距離を走行すること」とすることにより、運転者以外の乗員の乗車待ちのために車両がアイドリングをしている場合に、第1警告表示から第2警告表示に警告表示が切り替わってしまい、その後運転者以外の乗員が乗車してシートベルトを装着していないにも関わらず、警告表示が視認性の低い第2警告表示に下がったままとなって、運転者が前記乗員のシートベルト未装着を見逃してしまうことを回避することができる。さらに、「切り替え条件」を、前述した一定の走行距離に加えて、「赤色LED5が点灯されてから予め定められた一定時間が経過すること」とすることにより、運転者に、「乗車待ちが終わって車両が走行しているのに、まだ点灯しているのか、即ちまだ第1警告表示が表示されているのか」という不快感を与えることが避けられる。また、この場合の「予め定められた一定時間」は他の実施形態よりも長めに設定されることが好ましい。
また、本発明では、上述した実施形態以外に、ドアの開閉情報を考慮して「切り替え条件」を設定しても良い。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係るシートベルト警告装置を図16及び図17を参照して説明する。図16は本発明の第5実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータの警告表示部の一部を示す平面図である。図17は図16中のD−D線に沿った断面図である。また、これらの図において、前述した第1〜第4の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のシートベルト警告装置は、コンビネーションメータ2Dが、第1の実施形態で説明したコンビネーションメータ2Aの警告表示部4Aの代わりに図16及び図17に示す警告表示部4Dを有していること以外は、第1の実施形態で説明したシートベルト警告装置1と同一の構成である。
上記警告表示部4Dは、意匠107a〜107eと、この意匠107a〜107eよりも表示面積の小さい第2意匠108a〜108eと、が設けられた表示板40D(意匠107a〜107e及び第2意匠108a〜108cはそれぞれ同一の図柄であるので、代表して1つのみを示す。)と、この表示板40Dを背面側から照明することで前記意匠107a〜107eを点灯させる赤色LED5と、表示板40Dを背面側から照明することで前記第2意匠108a〜108eを点灯させる緑色LED206と、これらLED5,206を取り付けた基板41と、を有している。また、これら表示板40D、基板41は、前述したケース42に取り付けられている。
上記表示板40Dは、基材43と、遮光層44と、スモーク印刷層45と、基材43の背面側の表面に設けられた赤色の透明材料で設けられた、前記意匠107a〜107eを構成する赤色印刷層49aと、基材43の背面側の表面に設けられた緑色の透明材料で設けられた、前記第2意匠108a〜108eを構成する緑色印刷層49bと、で構成されている。そして、前記遮光層44と遮光層44が設けられていない赤色印刷層49a及び透光領域47とにより上記意匠107a〜107eが構成されている。また、前記遮光層44と遮光層44が設けられていない緑色印刷層49b及び透光領域47とにより上記第2意匠108a〜108eが構成されている。さらに、前記透光領域47は、各意匠107a〜107eと各第2意匠108a〜108eとが重なる部分に設けられている。
また、本シートベルト警告装置においては、各意匠107a〜107e及び各第2意匠108a〜108eごとに一対のLED5,206が設けられており、これら一対のLED5,206が各意匠107a〜107e及び各第2意匠108a〜108eの背面側に配置されている。そして、互いに隣接して配置された複数対のLED5,206間がケース42によって区切られている。
上記赤色LED5は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Dを背面側から赤色の光で照明することで、各意匠107a〜107eの赤色印刷層49aと透光領域47とを「第1表示色」としての赤色に点灯させ、かつ、緑色印刷層49bを不透明にする。また、各意匠107a〜107eの赤色印刷層49a及び透光領域47が「第1表示色」としての赤色に点灯されることによる表示を、本発明では「第1警告表示」と呼ぶ。
上記緑色LED206は、マイクロプロセッサ9による制御に基づいて表示板40Dを背面側から緑色の光で照明することで、各第2意匠108a〜108eの緑色印刷層49bと透光領域47とを「第2表示色」としての緑色に点灯させ、かつ、赤色印刷層49aを不透明にする。また、各第2意匠108a〜108eの緑色印刷層49b及び透光領域47が「第2表示色」としての緑色に点灯されることによる表示を、本発明では「第2警告表示」と呼ぶ。
さらに、本シートベルト警告装置における、各LED5,206をROM92に格納されたプログラムに従って駆動させるためにCPU91が行う処理、及び、各LED5,206の動作については、前述した第1の実施形態と同一の論理パターンであるので、説明を省略する。
このように、本発明では、「第1表示色」と「第2表示色」とを互いに補色の関係にある色とし、赤色印刷層49aと緑色印刷層49bと透光領域47とで、各意匠107a〜107eと各第2意匠108a〜108eとを設けているので、1つの表示板40Dで第1警告表示と第2警告表示とを切り替えて表示することができ、そのために、警告表示部4Dの構成を簡易なものとすることができる。また、各意匠107a〜107eと各第2意匠108a〜108eとを重ねて設けているので、第1警告表示及び第2警告表示の表示サイズを維持しつつ表示板40Dの表面積、即ちサイズ、を小型化することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータを示す平面図である。 図1に示されたコンビネーションメータの警告表示部を示す平面図である。 図2中のA−A線に沿った断面図である。 図1に示されたコンビネーションメータを制御するマイクロプロセッサのハードウェア構成図である。 図1に示されたコンビネーションメータを予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。 図1に示されたコンビネーションメータの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータの警告表示部を示す平面図である。 図9中のB−B線に沿った断面図である。 図9に示されたコンビネーションメータを予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。 図9に示されたコンビネーションメータの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータの警告表示部を示す平面図である。 図13中のC−C線に沿った断面図である。 図13に示されたコンビネーションメータを予め定められたプログラムに従って駆動させるためにマイクロプロセッサのCPUが行う処理を示したフローチャートである。 本発明の第5実施の形態に係るシートベルト警告装置の警告表示部を構成するコンビネーションメータの警告表示部の一部を示す平面図である。 図16中のD−D線に沿った断面図である。
符号の説明
1 シートベルト警告装置
4A〜4D 警告表示部
7a〜7e/107a〜107e 意匠
8a〜8e/108a〜108e 第2意匠
9 マイクロプロセッサ(第1制御手段、切り替え条件検出手段、第2制御手段)
10a〜10e バックルスイッチ(未装着検出部)

Claims (4)

  1. (イ)車両においてシートベルトが未装着であることを検出する未装着検出部と、
    (ロ)前記シートベルトが未装着であることを示す第1警告表示と、前記シートベルト が未装着であることを示し、かつ、前記第1警告表示よりも視認性の低い第2警告表示 と、を切り替え可能に表示する警告表示部と、
    (ハ)前記未装着検出部が前記シートベルトの未装着を検出した時に、前記警告表示部 に前記第1警告表示を表示させる第1制御手段と、
    (ニ)前記警告表示部が前記第1警告表示から前記第2警告表示に切り替える切り替え 条件の発生を検出する切り替え条件検出手段と、
    (ホ)前記切り替え条件検出手段が前記切り替え条件の発生を検出した時に、前記警告 表示部に前記第1警告表示から前記第2警告表示に切り替えさせて表示させる第2制御 手段と、
    を有していることを特徴とするシートベルト警告装置。
  2. 前記第1警告表示が、所定の意匠を第1表示色により点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠、または、前記所定の意匠と異なる第2意匠を前記第1表示色よりも視認性の低い第2表示色で点灯させることによるものであることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト警告装置。
  3. 前記第1警告表示が、所定の意匠を点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠よりも表示面積が小さい第2意匠を点灯させることによるものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートベルト警告装置。
  4. 前記第1警告表示が、所定の意匠を点灯させることによるものであり、前記第2警告表示が、前記所定の意匠、または、前記所定の意匠と異なる第2意匠を前記第1警告表示よりも低い輝度で点灯させることによるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうち1項に記載のシートベルト警告装置。
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