JP2009253299A - 相変化メモリ素子及びその製造方法 - Google Patents

相変化メモリ素子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009253299A
JP2009253299A JP2009091320A JP2009091320A JP2009253299A JP 2009253299 A JP2009253299 A JP 2009253299A JP 2009091320 A JP2009091320 A JP 2009091320A JP 2009091320 A JP2009091320 A JP 2009091320A JP 2009253299 A JP2009253299 A JP 2009253299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase change
conductive film
change memory
heat generating
type conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009091320A
Other languages
English (en)
Inventor
Jin-Ki Jung
ジン ギ チョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Hynix Inc
Original Assignee
Hynix Semiconductor Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hynix Semiconductor Inc filed Critical Hynix Semiconductor Inc
Publication of JP2009253299A publication Critical patent/JP2009253299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N70/00Solid-state devices without a potential-jump barrier or surface barrier, and specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching
    • H10N70/20Multistable switching devices, e.g. memristors
    • H10N70/231Multistable switching devices, e.g. memristors based on solid-state phase change, e.g. between amorphous and crystalline phases, Ovshinsky effect
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0004Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements comprising amorphous/crystalline phase transition cells
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B63/00Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices
    • H10B63/20Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices comprising selection components having two electrodes, e.g. diodes
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B63/00Resistance change memory devices, e.g. resistive RAM [ReRAM] devices
    • H10B63/80Arrangements comprising multiple bistable or multi-stable switching components of the same type on a plane parallel to the substrate, e.g. cross-point arrays
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N70/00Solid-state devices without a potential-jump barrier or surface barrier, and specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching
    • H10N70/801Constructional details of multistable switching devices
    • H10N70/821Device geometry
    • H10N70/826Device geometry adapted for essentially vertical current flow, e.g. sandwich or pillar type devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N70/00Solid-state devices without a potential-jump barrier or surface barrier, and specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching
    • H10N70/801Constructional details of multistable switching devices
    • H10N70/841Electrodes
    • H10N70/8413Electrodes adapted for resistive heating
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N70/00Solid-state devices without a potential-jump barrier or surface barrier, and specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching
    • H10N70/801Constructional details of multistable switching devices
    • H10N70/881Switching materials
    • H10N70/882Compounds of sulfur, selenium or tellurium, e.g. chalcogenides
    • H10N70/8825Selenides, e.g. GeSe
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N70/00Solid-state devices without a potential-jump barrier or surface barrier, and specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching
    • H10N70/801Constructional details of multistable switching devices
    • H10N70/881Switching materials
    • H10N70/882Compounds of sulfur, selenium or tellurium, e.g. chalcogenides
    • H10N70/8828Tellurides, e.g. GeSbTe

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】高集積化が可能であり、相変化物質層と発熱層との接触面積を低減することにより、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させることができる相変化メモリ素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】相変化メモリ素子は、下部電極43と、下部電極43を共有する少なくとも2つの相変化メモリセル53と、を備える。各々の相変化メモリセル53は、下部電極43の対応する分離領域上に形成された発熱層45と、発熱層45を覆うように形成された相変化物質層46と、相変化物質層46上に形成された上部電極47とを備える。また、相変化メモリ素子は、発熱層45と下部電極43の分離領域との間を埋め込む第2絶縁膜48をさらに備えることができる。
【選択図】図6B

Description

本発明は、不揮発性メモリ素子に関し、より詳細には、相変化物質を用いた相変化メモリ素子及びその製造方法に関する。
近年、新しい不揮発性半導体メモリ素子として、相変化メモリ素子(PRAM:Phase−change Random Access Memory)が提案されている。相変化メモリ素子の単位セルは、データ格納媒体であって相変化物質が用いられる。相変化物質は、提供される熱に依存して2つの安定した状態(非晶質状態及び結晶状態)を有する。通常広く知られている相変化物質としては、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、及びテルル(Te)が混合された化合物であるGST(Ge−Sb−Te)がある。
相変化物質は、溶融温度(Tm)に近い温度で短時間加熱した後に急冷すると、非晶質状態に変化する。逆に、溶融温度より低い結晶化温度で長時間加熱した後に徐冷すると、相変化物質は、結晶状態に変化する。このとき、非晶質状態の相変化物質は、結晶状態の相変化物質に比べて高い比抵抗を有する。したがって、相変化物質を介して流れる電流の量を感知することにより、相変化メモリセルに格納された情報が論理「1」なのか論理「0」なのかを判別することができる。
相変化物質に相変化の効果を与えるために供給される熱としては、ジュール熱が用いられる。すなわち、相変化物質に接続する電極に電流を供給することにより、電極からジュール熱が発生して相変化物質に熱を供給する。相変化物質に供給される熱の温度は、供給される電流の量に応じて変化し得る。
そこで、高集積度の相変化メモリ素子の開発時における最重要点の1つは、相変化物質に接続する電極に供給される電流、すなわち、動作電流(プログラム電流または消去電流)を確保することである。このため、相変化メモリ素子のスイッチング素子として、PNダイオードを用いる方法が提案された。PNダイオードは、相変化メモリ素子の集積度を向上させるのに容易であり、MOS(Metal−Oxide−Semiconductor)トランジスタまたはバイポーラトランジスタに比べて動作電流量を増加させることができる。
図1Aは、従来技術に係るPNダイオードを用いた相変化メモリ素子の平面図であり、図1Bは、図1Aに示すPNダイオードを用いた相変化メモリ素子のX−X’断面図である。
図1A及び図1Bを参照して従来技術に係る相変化メモリ素子を説明すると、素子分離領域(図示せず)及び活性領域12が備えられた基板11と、活性領域12の基板11上に、N型シリコン膜13AとP型シリコン膜13Bとが積層されたPNダイオード構造を有する下部電極13と、下部電極13を覆い、かつ、発熱層15が埋め込まれた絶縁膜14と、絶縁膜14上に、発熱層15に接するように形成された相変化物質層16と、相変化物質層16上に形成された上部電極17とを備える。ここで、発熱層15は、プラグ形状であり、発熱層15に接する相変化物質層16に、半球形状を有するプログラム領域18が形成される。
相変化メモリ素子を高集積化かつ低電力化するためには、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させなければならない。しかし、相変化物質層16の状態を変化させるには、高熱を発生させる必要があるため、多量の動作電流が要求される。これにより、動作電流を制御する下部電極13、すなわち、PNダイオードの大きさを縮小するのに限界がある。
これにより、上述した構造の相変化メモリ素子において動作電流を減少させるために提案された方法として、発熱層15の大きさを縮小して発熱層15と相変化物質層16との接触面積を低減する方法がある。相変化物質層16と発熱層15との接触面積が減少するほど、発熱層15の抵抗が増加するため、動作電流の量を減少させても、高いジュール熱を発生させることができる。
しかし、従来技術では、発熱層15の大きさを縮小するために、高価な微細パターニング技術、例えば、ArF露光源を用いるフォトリソグラフィ工程を用いて発熱層15を形成する。これにより、相変化メモリ素子の製造費用が増加するという問題があった。また、微細パターニング技術を用いたエッチング工程により発熱層15の大きさを縮小する方法だけでは、相変化メモリ素子の集積度を向上させるのに限界がある。
なお、関連技術としては、例えば、本出願人の出願である韓国特許公開2009−0002548号公報(特許文献1)が挙げられる。
韓国特許公開2009−0002548号公報
本発明は、上記の従来技術の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、高集積化が可能な相変化メモリ素子及びその製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、相変化物質層と発熱層との接触面積を低減することにより、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させることができる相変化メモリ素子及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための一形態に係る本発明は、下部電極と、該下部電極を共有する少なくとも2つの相変化メモリセルと、を備える相変化メモリ素子を提供する。
前記下部電極が、1つの共有領域と、それぞれ少なくとも2つの相変化メモリセルのいずれかに接続する少なくとも2つの分離領域とからなり、前記各々の分離領域が、P型導電膜とN型導電膜とを備えるPNダイオードからなり、前記共有領域が、P型導電膜及びN型導電膜のいずれかのみからなり得る。すなわち、前記共有領域が、前記N型導電膜からなり、少なくとも2つの相変化メモリセルの各々のP型導電膜が、他の相変化メモリセルのP型導電膜から分離され得る。このとき、前記N型導電膜及び前記P型導電膜の各々が、シリコン膜を含むことができる。
前記各々の相変化メモリセルが、前記分離領域上に形成された発熱層と、該発熱層上に形成された相変化物質層と、該相変化物質層上に形成された上部電極と、を備えることができる。前記発熱層が、プラグ状、カップ状、またはシリンダ状に形成され得、前記相変化物質層が、前記発熱層の一部を覆うように形成され得る。
上記の目的を達成するための他の形態に係る本発明は、N型導電膜とP型導電膜との接合からなるPNダイオード構造を有する下部電極を形成するステップと、前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上に複数の発熱層を形成するステップと、前記発熱層間の前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上部を選択的にエッチングするステップと、各々の前記発熱層上に分離された相変化物質層を形成するステップと、前記各々の相変化物質層上に分離された上部電極を形成するステップと、を含む相変化メモリ素子の製造方法を提供する。このとき、前記N型導電膜及び前記P型導電膜の各々が、シリコン膜で形成され得る。
前記各々の発熱層が、プラグ状、カップ状、またはシリンダ状に形成され得る。前記発熱層をプラグ状に形成するステップが、前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上面を露出させるオープン領域を有する絶縁膜を形成するステップと、前記オープン領域内の発熱層用導電膜を埋め込むステップと、を含むことができる。また、前記発熱層をカップ状に形成するステップが、前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上面を露出させるオープン領域を有する絶縁膜を形成するステップと、前記絶縁膜の全面に発熱層用導電膜を形成するステップと、オープン領域外の導電膜を除去するステップと、を含むことができる。
前記相変化物質層が、前記発熱層の一部を覆うように形成され得る。
上記の目的を達成するためのさらに他の形態に係る本発明は、基板の活性領域上のPNダイオード構造を備える下部電極を形成するステップと、前記PNダイオード構造上に発熱層を形成するステップと、前記発熱層上に相変化物質層を形成するステップと、前記相変化物質層上に上部電極を形成するステップと、を含み、前記相変化物質層と前記発熱層との接触面積が、前記発熱層と前記PNダイオード構造との接触面積よりも小さくなるように形成される相変化メモリ素子の製造方法を提供する。
上記の目的を達成するためのさらなる形態に係る本発明は、上部に活性領域が備えられた基板と、該基板上の活性領域上に形成されたPNダイオード構造を備える下部電極と、前記PNダイオード構造上に形成された発熱層と、該発熱層上に形成された相変化物質層と、該相変化物質層上に形成された上部電極と、を備え、前記相変化物質層と前記発熱層との接触面積が、前記発熱層と前記PNダイオード構造との接触面積よりも小さい相変化メモリ素子を提供する。
本発明によれば、発熱層をシリンダ状に形成することにより、相変化物質層と発熱層との接触面積を効果的に低減することができる。
また、本発明は、相変化物質層が発熱層の一部を覆うように形成することにより、相変化物質層と発熱層との接触面積をさらに低減することができる。
このため、高価な微細パターニング技術を用いなくても、相変化物質層と発熱層との接触面積を低減することができ、これにより、相変化メモリ素子の製造費用を節減することができる。
さらに、本発明は、2つの相変化メモリセルが1つの下部電極を共有することにより、相変化メモリ素子の集積度を画期的に向上させることができる。
結果的に、本発明は、相変化メモリ素子の集積度を向上させるとともに、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させることができる。
従来技術に係るPNダイオードを用いた相変化メモリ素子の平面図である。 図1Aに示すPNダイオードを用いた相変化メモリ素子のX−X’断面図である。 本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図である。 図2Aに示す相変化メモリ素子のX−X’断面図である。 本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図である。 図4Aに示す相変化メモリ素子のA−A’断面図である。 図4Aに示す相変化メモリ素子のB−B’断面図である。 従来技術に係る相変化メモリ素子における相変化物質層と発熱層との接触面積を比較して示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子における相変化物質層と発熱層との接触面積を比較して示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子における相変化物質層と発熱層との接触面積を比較して示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図である。 図6Aに示す相変化メモリ素子のX−X’断面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の第4実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図である。 図8Aに示す相変化メモリ素子のA−A’断面図である。 図8Aに示す相変化メモリ素子のB−B’断面図である。 本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子の動作原理を説明するための斜視図である。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施できる程度に詳細に説明するため、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
後述する本発明は、相変化物質を用いた相変化メモリ素子の集積度を向上させるとともに、動作電流(プログラム動作電流または消去動作電流)の量を減少させることができる相変化メモリ素子及びその製造方法を提供する。
図2Aは、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図であり、図2Bは、図2Aに示す相変化メモリ素子のX−X’断面図である。
図2A及び図2Bに示すように、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子は、素子分離領域(図示せず)及び活性領域22が備えられた基板21と、基板21の全面を覆う第1絶縁膜24と、第1絶縁膜24内の活性領域22の基板21上に形成され、かつ、PNダイオード構造を有する下部電極23と、第1絶縁膜24内の下部電極23上に形成された発熱層25と、発熱層25の内部に埋め込まれた第2絶縁膜28と、発熱層25を覆うように形成された相変化物質層26と、相変化物質層26上に形成された上部電極27と、を備える。ここで、説明されていない図面番号「29」は、プログラム領域である。
基板21は、シリコン(Si)基板を用いることができる。
活性領域22は、バー形状またはライン形状であり得、基板21、例えば、シリコン基板に不純物がドープされた不純物層であり得る。活性領域22は、N型不純物、例えば、リン(P)、砒素(As)がドープされたN型不純物で形成することが好ましい。これは、ワードラインまたはビットラインとして作用する活性領域22と、下部電極23、すなわち、PNダイオードとの間の電位障壁を低下させ、電気伝導度を向上させるためである。ここで、活性領域22を除く基板21領域を素子分離領域として画定することができる。
下部電極23は、基板21の活性領域22上に形成されたN型導電膜23Aと、N型導電膜23A上に形成されたP型導電膜23Bとの接合からなるPNダイオード構造を有し得る。このとき、N型導電膜23A及びP型導電膜23Bは、シリコン膜であり得、シリコン膜は、ポリシリコン膜、エピタキシャルシリコン膜を含むことができる。例えば、N型導電膜23Aは、N型不純物がドープされたN型シリコン膜、P型導電膜23Bは、P型不純物がドープされたP型シリコン膜であり得る。このとき、N型不純物としては、リン(P)、砒素(As)を用いることができ、P型不純物としては、ホウ素(B)を用いることができる。
また、下部電極23は、N型導電膜23Aの不純物ドーピング濃度をP型導電膜23Bの不純物ドーピング濃度より低く形成することが好ましい。これは、N型導電膜23Aの不純物ドーピング濃度が高いと、N型導電膜23AとP型導電膜23Bとの間の電位障壁が低下するからである。N型導電膜23AとP型導電膜23Bとの間の電位障壁が低いと、PNダイオードの閾値電圧が低下し、待機(stand−by)時に、ワードライン(すなわち、活性領域)の高電圧により、不要な相変化メモリセルにデータが書き込まれるという問題が生じ得る。この問題は、N型導電膜23Aのドーピング濃度をP型導電膜23Bのドーピング濃度より低く形成してPNダイオードの閾値電圧を高めることによって予防または最小限に抑えることができる。
発熱層25及び上部電極27は、金属物質または金属化合物で形成することができる。金属物質としては、チタン(Ti)、タングステン(W)、銅(Cu)、またはアルミニウム(Al)を用いることができる。金属化合物としては、チタン窒化膜(TiN)、タングステン窒化膜(WN)、チタンアルミニウム窒化膜(TiAlN)、またはチタンタングステン膜(TiW)を用いることができる。
さらに、発熱層25は、蒸着厚に応じて、相変化物質層26と発熱層25との接触面積を調整することができる。したがって、発熱層25の蒸着厚に応じて、相変化メモリ素子の動作電流量を制御することができる。参考として、従来のプラグ状の発熱層15は、パターニングによるエッチング工程により大きさを調整していたため、相変化物質層16とプラグ状の発熱層15との接触面積を低減するのに大きな困難があった。しかし、本発明の第1実施形態に係る発熱層25は、パターニングによるエッチング工程でない成長/蒸着工程時に蒸着厚を制御することにより、相変化物質層26と発熱層25との接触面積を調整できるため、これらの間の接触面積をより容易に制御することができる。
相変化物質層26としては、カルコゲン化合物を用いることができる。相変化物質層26として使用可能なカルコゲン化合物は、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(Ge−Sb−Te)、砒素−アンチモン−テルル(As−Sb−Te)、スズ−アンチモン−テルル(Sn−Sb−Te)、スズ−インジウム−アンチモン−テルル(Sn−In−Sb−Te)、砒素−ゲルマニウム−アンチモン−テルル(As−Ge−Sb−Te)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、及びバナジウム(V)などのような5A族元素−アンチモン−テルル(5A族元素−Sb−Te)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、及びクロム(Cr)などのような6A族元素−アンチモン−テルル(6A族元素−Sb−Te)、5A族元素−アンチモン−セレン(5A族元素−Sb−Se)、または6A族元素−アンチモン−セレン(6A族元素−Sb−Se)などを含む。好ましくは、相変化物質層26として、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GST)を用いることが好適である。
第1絶縁膜24及び第2絶縁膜28は、酸化膜、窒化膜、及び酸窒化膜からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらの積層膜で形成することができる。酸化膜としては、シリコン酸化膜(SiO)、BPSG(Boron Phosphorus Silicate Glass)、PSG(Phosphorus Silicate Glass)、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)、USG(Un−doped Silicate Glass)、SOG(Spin On Glass)、HDP(High Density Plasma)、またはSOD(Spin On Dielectric)を用いることができる。窒化膜としては、シリコン窒化膜(Si)を用いることができる。酸窒化膜としては、シリコン酸窒化膜(SiON)を用いることができる。
特に、図2Bに示すように、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子は、発熱層25をカップ状に形成することにより、相変化物質層26と発熱層25との接触面積を低減することができる。これにより、プログラム領域29の体積を顕著に減らすことができ、プログラム領域29に提供されるべき熱を減少させることができる。したがって、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させることができる。上記以外の配列によって形成することもできる。例えば、発熱層25と相変化物質層26との接触領域は、必ずしも環状である必要はなく、発熱層25は、必ずしもカップ状である必要はなく、接触領域または発熱層25は、シリンダ状または筒状であってもよい。
また、発熱層25をシリンダ状に形成することにより、発熱層25の蒸着厚を調整して相変化物質層26と発熱層25との接触面積を調整することができる。したがって、高価な微細パターニング技術を用いなくても、発熱層25と相変化物質層26との接触面積を低減することができ、これにより、相変化メモリ素子の生産費用を節減することができる。
図3A〜図3Cは、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。
図3Aに示すように、基板21の全面に不純物をイオン注入する。このときのイオン注入工程は、活性領域22を形成するためのものであり、P型不純物またはN型不純物をイオン注入することができる。P型不純物としては、ホウ素(B)を用いることができ、N型不純物としては、砒素(As)、リン(P)を用いることができる。好ましくは、イオン注入工程の際、N型不純物を用いて行うことが好適である。これは、後続工程により形成される下部電極23、すなわち、PNダイオードと、活性領域22との間の電位障壁を低下させ、これらの間の電気伝導度を向上させるためである。
次に、基板21の所定領域をエッチングして素子分離用トレンチ(図示せず)を形成した後、トレンチを絶縁膜で埋め込んで素子分離領域(図示せず)を形成する。このとき、トレンチは、ライン状またはバー状に形成することができる。ここで、素子分離領域が形成された領域を除く残りの基板21領域が活性領域22として画定され、素子分離領域により、活性領域22は、ライン形状またはバー形状を有するか、他の形状に形成され得る。
次に、活性領域22の基板21上に、PNダイオード構造を有する下部電極23を形成する。PNダイオード構造を有する下部電極23は、基板21の活性領域22上に、N型導電膜23AとP型導電膜23Bとが順次積層された積層膜として形成することができる。このとき、N型導電膜23Aの不純物ドーピング濃度をP型導電膜23Bの不純物ドーピング濃度より小さく形成することが好ましい。これは、N型導電膜23Aの不純物ドーピング濃度をP型導電膜23Bより小さく形成した場合、これらの間の電位障壁が増加し、PNダイオードの閾値電圧を高めることができるからである。参考として、PNダイオードの閾値電圧が高くなるほど、ノイズによるPNダイオードの誤動作を防止することができる。
ここで、N型導電膜23A及びP型導電膜23Bは、シリコン膜で形成することができ、シリコン膜は、ポリシリコン膜、エピタキシャルシリコン膜を含む。したがって、N型導電膜23Aは、N型不純物がドープされたN型シリコン膜で形成することができ、P型導電膜23Bは、P型不純物がドープされたP型シリコン膜で形成することができる。
例えば、P型シリコン膜は、CVD(Chemical Vapor Deposition)またはPVD(Physical Vapor Deposition)を用いてポリシリコン膜を形成する過程において、インサイチューでP型不純物を注入して形成するか、ポリシリコン膜を形成した後、P型不純物をイオン注入して形成することができる。また、エピタキシャル成長法を用いてエピタキシャルシリコン膜を形成する過程において、インサイチューでP型不純物を注入して形成するか、エピタキシャルシリコン膜を形成した後、P型不純物をイオン注入して形成することができる。さらに、N型シリコン膜にP型不純物をカウンタードープしてP型シリコン膜を形成することもできる。
次に、下部電極23を含む結果物の全面に第1絶縁膜24を形成する。このとき、第1絶縁膜24は、酸化膜、窒化膜、及び酸窒化膜からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらの積層膜で形成することができる。
次に、第1絶縁膜24上に感光膜パターン(図示せず)を形成した後、感光膜パターンをエッチング障壁として第1絶縁膜24をエッチングし、P型導電膜23Bの上面を露出させるオープン領域30を形成する。
ここで、オープン領域30は、後続工程によりシリンダ状の発熱層が形成される領域であり、従来のプラグ状の発熱層は、相変化物質層と発熱層との接触面積を低減するために、オープン領域30の幅を小さく形成しなければならなかった。これにより、高価な微細パターニング技術、例えば、ArF露光源を用いるフォトリソグラフィを用いたエッチング工程によりオープン領域30を形成していたため、相変化メモリ素子を製造するのに多大な費用がかかった。しかし、本発明は、発熱層25をシリンダ状に形成するため、オープン領域30の幅を小さく形成しなくても、相変化物質層26と発熱層25との接触面積を低減することができる。したがって、安価なパターニング技術を用いたエッチング工程によりオープン領域30を形成することができ、これにより、相変化メモリ素子の生産費用を節減することができる。
図3Bに示すように、オープン領域30が形成された第1絶縁膜24の全面に発熱層用導電膜を形成する。発熱層用導電膜は、金属物質または金属化合物で形成することができる。金属物質としては、チタン(Ti)、タングステン(W)、銅(Cu)、またはアルミニウム(Al)を用いることができる。金属化合物としては、チタン窒化膜(TiN)、タングステン窒化膜(WN)、チタンアルミニウム窒化膜(TiAlN)、またはチタンタングステン膜(TiW)を用いることができる。このとき、発熱層用導電膜の蒸着厚に応じて、後続工程により形成される相変化物質層26と発熱層25との接触面積を調整することができる。
次に、発熱層用導電膜が形成されたオープン領域30内の空いた空間を埋め込むように第2絶縁膜28を形成する。第2絶縁膜28は、酸化膜、窒化膜、及び酸窒化膜からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらの積層膜で形成することができる。
次に、第1絶縁膜24の上面が露出するように第2絶縁膜28及び発熱層用導電膜を平坦化して発熱層25を形成する。平坦化工程は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)またはエッチバックを用いて行うことができる。
図3Cに示すように、第1絶縁膜24及び第2絶縁膜28上に、発熱層25を覆うように相変化物質層26及び上部電極27を形成する。このとき、上部電極27は、発熱層25と同じ物質、すなわち、金属物質または金属化合物で形成することができる。そして、相変化物質層26としては、カルコゲン化合物、例えば、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GST)を用いて形成することができる。
次に、図示していないが、第1絶縁膜24上に、上部電極27を覆うように保護膜を形成した後、保護膜の所定領域をオープンして配線コンタクトホール及び配線を形成することで相変化メモリ素子を完成する。
このように、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子は、発熱層25をシリンダ状に形成することにより、高価な微細パターニング技術を用いたエッチング工程を用いなくても、相変化物質層26と発熱層25との接触面積を低減することができる。これにより、相変化メモリ素子の生産費用を節減できるという効果がある。
以下、本発明の第2実施形態では、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子よりも相変化物質層と発熱層との接触面積をさらに低減することができる相変化メモリ素子及びその製造方法を提供する。本発明の第2実施形態では、説明の便宜上、本発明の第1実施形態と同じ部分については、詳細な説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図4Aは、本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図であり、図4Bは、図4Aに示す相変化メモリ素子のA−A’断面図であり、図4Cは、図4Aに示す相変化メモリ素子のB−B’断面図である。
図4A〜図4Cに示すように、本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子は、素子分離領域(図示せず)及び活性領域32が備えられた基板31と、基板31の全面を覆う第1絶縁膜34と、第1絶縁膜34内の活性領域32の基板31上に形成され、かつ、PNダイオード構造を有する下部電極33と、第1絶縁膜34内の下部電極33上に形成された発熱層35と、発熱層35の一部を覆うように形成された相変化物質層36と、相変化物質層36上に形成された上部電極37とを備える。ここで、発熱層35は、カップ状の発熱層35Aまたはプラグ状の発熱層35Bであり得、カップ状の発熱層35Aの場合、カップ状の発熱層35A内に埋め込まれた第2絶縁膜38をさらに備えることができる。ここで、説明されていない図面番号「39」は、プログラム領域である。
このように、本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子は、相変化物質層36が発熱層35の一部と接触するように形成することにより、発熱層35と相変化物質層36との接触面積をさらに低減することができる。これについて、図5A〜図5Cを参照して説明する。
図5A〜図5Cは、従来技術に係る相変化メモリ素子(図5A)と、本発明の第1実施形態(図5B)及び第2実施形態(図5C)に係る相変化メモリ素子における相変化物質層と発熱層との接触面積を比較して示す平面図である。
これらの図に示すように、従来技術に係るプラグ状の発熱層15と相変化物質層16との接触面積A1に比べて、本発明の第1実施形態に係る発熱層25と相変化物質層26との接触面積A2が小さいことを確認することができる(A1>A2)。
また、従来技術に係るプラグ状の発熱層15と相変化物質層16との接触面積A1に比べて、本発明の第2実施形態に係るプラグ状の発熱層35Bと相変化物質層36との接触面積A3が小さいことを確認することができる(A1>A3)。さらに、従来技術に比べて、本発明の第2実施形態に係るカップ状の発熱層35Aと相変化物質層36との接触面積A4が著しく小さいことを確認することができる(A1>A4)。
また、本発明の第1実施形態に係る発熱層25と相変化物質層26との接触面積A2に比べて、本発明の第2実施形態に係るカップ状の発熱層35Aと相変化物質層36との接触面積A4が小さいことを確認することができる(A2>A4)。
このように、本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子は、相変化物質層36が発熱層35の露出した上面の一部を覆うように形成することにより、本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子よりも発熱層35と相変化物質層36との接触面積をさらに低減することができる。これにより、相変化メモリ素子の動作電流量をさらに減少させることができる。
一方、本発明の第2実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法は、上述した図3A〜図3Cを用いて説明した本発明の第1実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を参照して容易に推測できることから、詳細な説明は省略する。
以下、本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子は、発熱層と相変化物質層との接触面積を低減することにより、動作電流の量を減少させるとともに、高集積化が可能な相変化メモリ素子及びその製造方法を提供する。このため、本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子は、2つの相変化メモリセルが1つの下部電極を共有することを技術的原理とする。ここで、下部電極は、PNダイオードを備え、相変化メモリセルは、発熱層、相変化物質層、及び上部電極を備える。そして、本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子において、説明の便宜上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る相変化メモリ素子と同じ部分については、詳細な説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図6Aは、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図であり、図6Bは、図6Aに示す相変化メモリ素子のX−X’断面図である。
図6A及び図6Bに示すように、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子は、素子分離領域(図示せず)及び活性領域42が備えられた基板41と、基板41の全面を覆う第1絶縁膜44と、活性領域42上に形成され、かつ、1つの共有領域と2つの分離領域とからなる下部電極43と、各々が1つの分離領域上に形成された2つの相変化メモリセル53とを備える。各々の相変化メモリセル53は、下部電極43の対応する分離領域上に形成された発熱層45と、発熱層45を覆うように形成された相変化物質層46と、相変化物質層46上に形成された上部電極47とを備える。また、相変化メモリ素子は、発熱層45と下部電極43の分離領域との間を埋め込む第2絶縁膜48をさらに備えることができる。ここで、説明されていない図面番号「49」は、プログラム領域である。
共有領域と分離領域とからなる下部電極43において、共有領域は、N型導電膜43Aからなり、分離領域は、N型導電膜43AとP型導電膜43Bとの接合からなる。すなわち、下部電極43は、少なくとも2つであるPNダイオードを備え、各々のPNダイオードは、対応する分離領域のN型導電膜43AとP型導電膜43Bとの接合からなり、少なくとも2つである複数の相変化メモリセル53は、N型導電膜43Aを共有する。このとき、P型導電膜43Bは、対応する相変化メモリセル53と電気的に接続されている。
発熱層45は、プラグ形状またはカップ形状を有し得る。他の形状を有していてもよい。
このように、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子は、2つの相変化メモリセル53が1つの下部電極43を共有するため、相変化メモリ素子の集積度を画期的に向上させることができる。すなわち、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に比べて、相変化メモリ素子の集積度を2倍以上向上させることができる。
また、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子は、相変化メモリ素子の集積度を画期的に向上させるとともに、相変化物質層46と発熱層45との接触面積を低減することにより、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させることができる。これは、後述する本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法から確認することができる。
図7A〜図7Hは、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法を説明するための断面図である。ここで、図7A、図7C、図7E及び図7Gは、平面図であり、図7B、図7D、図7F及び図7Hは、各々の平面図に示すX−X’断面図である。
図7A及び図7Bに示すように、基板41の全面に不純物をイオン注入する。このときのイオン注入工程は、活性領域42を形成するためのものであり、P型不純物またはN型不純物をイオン注入することができる。P型不純物としては、ホウ素(B)を用いることができ、N型不純物としては、砒素(As)、リン(P)を用いることができる。好ましくは、イオン注入工程の際、N型不純物を用いて行うことが好適である。これは、後続工程により形成される下部電極43と活性領域42との間の電位障壁を低下させ、これらの間の電気伝導度を向上させるためである。
次に、基板41の所定領域をエッチングして素子分離用トレンチ(図示せず)を形成した後、トレンチを絶縁膜で埋め込んで素子分離領域(図示せず)を形成する。このとき、トレンチは、ライン状またはバー状に形成することができるが、他の形状を有していてもよい。ここで、素子分離領域が形成された領域を除く残りの基板41領域が活性領域42として画定され、ライン状またはバー状に形成された素子分離領域により、活性領域42は、ライン形状またはバー形状を有することになる。
次に、活性領域42の基板41上に、PNダイオード構造を有する下部電極43を形成する。PNダイオード構造を有する下部電極43は、基板41の活性領域42上に、N型導電膜43AとP型導電膜43Bとが順次積層された積層膜として形成することができる。このとき、N型導電膜43Aの不純物ドーピング濃度をP型導電膜43Bの不純物ドーピング濃度より低く形成することが好ましい。これは、N型導電膜43Aの不純物ドーピング濃度をP型導電膜43Bより低く形成した場合、PNダイオードの閾値電圧を高めることができるからである。参考として、PNダイオードの閾値電圧が高いほど、ノイズによるPNダイオードの誤動作を防止することができる。
ここで、N型導電膜43A及びP型導電膜43Bは、シリコン膜で形成することができ、シリコン膜は、ポリシリコン膜、エピタキシャルシリコン膜を含むことができる。したがって、N型導電膜43Aは、N型不純物がドープされたN型シリコン膜で形成することができ、P型導電膜43Bは、P型不純物がドープされたP型シリコン膜で形成することができる。
例えば、P型シリコン膜は、CVDまたはPVDを用いてポリシリコン膜を形成する過程において、インサイチューでP型不純物を注入して形成するか、ポリシリコン膜を形成した後、P型不純物をイオン注入して形成することができる。また、エピタキシャル成長法を用いてエピタキシャルシリコン膜を形成する過程において、インサイチューでP型不純物を注入して形成するか、エピタキシャルシリコン膜を形成した後、P型不純物をイオン注入して形成することができる。さらに、N型シリコン膜にP型不純物をカウンタードープしてP型シリコン膜で形成することもできる。
次に、下部電極43を含む結果物の全面に第1絶縁膜44を形成する。このとき、第1絶縁膜44は、酸化膜、窒化膜、及び酸窒化膜からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらの積層膜で形成することができる。
次に、第1絶縁膜44上に感光膜パターン(図示せず)を形成した後、感光膜パターンをエッチング障壁として第1絶縁膜44をエッチングし、P型導電膜43Bの上面を露出させるオープン領域50を形成する。
ここで、オープン領域50は、後続工程により発熱層が形成される領域であり、従来は、相変化物質層16と発熱層15との接触面積を低減するために、オープン領域50の幅を小さく形成しなければならなかった。これにより、高価な微細パターニング技術、例えば、ArF露光源を用いるフォトリソグラフィ工程を用いたエッチング工程によりオープン領域50を形成していたため、相変化メモリ素子を製造するのに多大な費用がかかった。しかし、本発明の第3実施形態では、発熱層45をシリンダ状に形成した後、後続の下部電極43の分離工程により、発熱層45の大きさを縮小するため、オープン領域50の幅を小さく形成しなくても、相変化物質層46と発熱層45との接触面積を低減することができる。したがって、安価なパターニング技術を用いたエッチング工程によりオープン領域50を形成することができ、これにより、相変化メモリ素子の生産費用を節減することができる。
図7C及び図7Dに示すように、オープン領域50が形成された第1絶縁膜44の全面に発熱層用導電膜51を形成する。発熱層用導電膜51は、金属物質または金属化合物で形成することができる。金属物質としては、チタン(Ti)、タングステン(W)、銅(Cu)、またはアルミニウム(Al)を用いることができる。金属化合物としては、チタン窒化膜(TiN)、タングステン窒化膜(WN)、チタンアルミニウム窒化膜(TiAlN)、またはチタンタングステン膜(TiW)を用いることができる。このとき、発熱層用導電膜51の蒸着厚に応じて、後続工程により形成される相変化物質層と発熱層との接触面積を調整することができる。
次に、全面エッチング工程、例えば、エッチバックによりオープン領域50の側壁にのみ発熱層用導電膜51を残留させる。すなわち、残留する発熱層用導電膜51は、円筒形状を有する。または、前記発熱層用導電膜51の不要な部分は、後述する分離領域を形成するための工程の際に除去されてもよい。
図7E及び図7Fに示すように、第1絶縁膜44上に発熱層用導電膜51が形成されたオープン領域50内の空いた空間の一部または全体を露出させるライン状の感光膜パターン52を形成する。このとき、感光膜パターン52は、活性領域42と直交する方向に形成することができる。ここで、感光膜パターン52によりオープン領域50の側壁に残留する発熱層用導電膜51の一部も露出する。
次に、感光膜パターン52をエッチング障壁として露出した発熱層用導電膜51及び露出した下部電極43のP型導電膜43Bをエッチングして発熱層45を形成するとともに、下部電極43に共有領域及び分離領域を形成する。下部電極43の2つの分離領域において、P型導電膜43Bを電気的に完全に分離するために、N型導電膜43Aの一部をエッチングするオーバーエッチングを行うこともできる。
上述したエッチング工程により、1つの共有領域と2つの分離領域とからなる下部電極43を形成することができる。このとき、共有領域は、図7Fに示すエッチング工程により結果物として形成された、拡張したオープン領域50Aの下のN型導電膜43Aからなる。2つの分離領域は、P型導電膜43Bの分離された部分と、その下のN型導電膜43Aとからなる。すなわち、上述したエッチング工程により、N型導電膜43AとP型導電膜43Bとの接合からなる一対のPNダイオードを備え、一対のPNダイオードは、N型導電膜43Aが互いに接続した構造を有する下部電極43を形成することができる。
そして、上述したエッチング工程により、発熱層45は、プラグ形状を有し得る。
発熱層45と、共有領域及び分離領域を有する下部電極43とを形成するためのエッチング工程は、ドライエッチング法またはウェットエッチング法を用いて行うことができる。ドライエッチング法では、塩素ガス(Cl)とアルゴンガス(Ar)とが混合された混合ガスのプラズマを用いることができ、ウェットエッチング法では、硫酸(HSO)と過酸化水素(H)との混合溶液、または水酸化アンモニウム(NHOH)と過酸化水素(H)との混合溶液を用いて行うことができる。
以下、上述したエッチング工程により、N型導電膜43Aの上面を露出させたオープン領域50を、「拡張したオープン領域50A」と表記する。
図7G及び図7Hに示すように、感光膜パターン52を除去する。このとき、感光膜パターン52は、ストリップ工程を用いて除去することができる。
次に、拡張したオープン領域50A内の空いた空間を埋め込むように第2絶縁膜48を形成する。第2絶縁膜48は、酸化膜、窒化膜、及び酸窒化膜からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらの積層膜で形成することができる。
次に、第1絶縁膜44及び発熱層45の上面が露出するように第2絶縁膜28を平坦化する。平坦化工程は、CMPまたはエッチバックを用いて行うことができる。
次に、第1絶縁膜44及び第2絶縁膜48上に、発熱層45を覆うように相変化物質層46及び上部電極47を形成する。このとき、上部電極47は、発熱層45と同じ物質、すなわち、金属物質または金属化合物で形成することができる。そして、相変化物質層46としては、カルコゲン化合物、例えば、ゲルマニウム−アンチモン−テルル(GST)を用いて形成することができる。
上述した工程過程により、2つの相変化メモリセル53が1つの下部電極43を共有する相変化メモリ素子を形成することができる。
次に、図示していないが、第1絶縁膜44及び第2絶縁膜48上に、上部電極47を覆うように保護膜を形成した後、保護膜の所定領域をオープンして配線コンタクトホール及び配線を形成することで相変化メモリ素子を完成する。
このように、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子は、複数の、少なくとも2つの相変化メモリセル53が1つの下部電極43を共有するように形成することにより、相変化メモリ素子の集積度を画期的に向上させることができる。
図8Aは、本発明の第4実施形態に係る相変化メモリ素子の平面図であり、図8Bは、図8Aに示す相変化メモリ素子のA−A’断面図であり、図8Cは、図8Aに示す相変化メモリ素子のB−B’断面図である。
図8A〜図8Cに示すように、本発明の第4実施形態に係る相変化メモリ素子は、素子分離領域及び活性領域62が備えられた基板61と、基板61の全面を覆う第1絶縁膜64と、活性領域62上に形成され、かつ、複数の共有領域と1つの分離領域とからなる下部電極63と、各々が1つの分離領域上に形成された複数の相変化メモリセル71とを備える。各々の相変化メモリセル71は、対応する分離領域上に形成された発熱層65と、発熱層65上に形成された相変化物質層66と、相変化物質層66上に形成された上部電極67とを備える。また、発熱層65と下部電極63の分離領域との間を埋め込む第2絶縁膜68をさらに備えることができる。ここで、説明されていない図面番号「69」は、相変化物質層66に配列されたプログラム領域である。
下部電極63において、共有領域は、N型導電膜63Aからなり、各々の分離領域は、P型導電膜63BとN型導電膜63Aとの接合からなる。すなわち、下部電極63は、それぞれN型導電膜63AとP型導電膜63Bとの接合からなる複数のPNダイオードを備え、N型導電膜63Aを2つの相変化メモリセル71が共有する。このとき、P型導電膜63Bは、対応する相変化メモリセル71と電気的に接続されている。
図6A及び図6Bに関し、発熱層65は、カップ状の発熱層65A、プラグ状の発熱層65B、またはシリンダ状の発熱層(図示せず)に形成することができる。発熱層65をカップ状またはシリンダ状の発熱層65Aに形成した場合、発熱層65A内の空いた空間を埋め込む第3絶縁膜70をさらに備えることができる。ここで、第3絶縁膜70は、第1絶縁膜64及び第2絶縁膜68と同じ物質、例えば、酸化膜、窒化膜、及び酸窒化膜からなる群より選択されるいずれか1つまたはこれらの積層膜で形成することができる。
相変化物質層66は、発熱層65の全体を覆うように形成するか、相変化物質層66と発熱層65との接触面積をさらに低減するために、発熱層65の一部を覆うように形成することができる。
このように、本発明の第4実施形態に係る相変化メモリ素子は、複数の、少なくとも2つの相変化メモリセル71が1つの下部電極63を共有するため、相変化メモリ素子の集積度を画期的に向上させることができる。すなわち、本発明の第1実施形態及び第2実施形態に比べて、相変化メモリ素子の集積度を2倍以上向上させることができる。
また、本発明の第4実施形態に係る相変化メモリ素子は、相変化メモリ素子の集積度を向上させるとともに、相変化物質層66と発熱層65との接触面積を低減することにより、相変化メモリ素子の動作電流量を減少させることができる。
ここで、本発明の第4実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法は、上述した本発明の第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態に係る相変化メモリ素子の製造方法から容易に推測できることから、詳細な説明は省略する。
一方、本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子は、2つまたはそれ以上の相変化メモリセル(発熱層、相変化物質層、及び上部電極を含む構造物)が1つの下部電極を共有しても、隣接する相変化メモリセルには干渉しない。これについて、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子の動作原理を説明するための斜視図である。ここで、図9は、本発明の第3実施形態に係る相変化メモリ素子を示すものであり、活性領域42がワードラインとして作用し、上部電極47がビットラインとして作用すると仮定する。ただし、前記活性領域42及び前記上部電極47の役割は、その逆であってもよい。
図9に示すように、活性領域42に、ワードライン信号、例えば、第1電圧を印加した状態で、第1単位セルの相変化物質層46Aにデータを書き込むために、第1上部電極47Aに、ビットライン信号、例えば、第2電圧を印加する。ここで、第1電圧よりも第2電圧の大きさがより大きければ、第1単位セルの下部電極43、すなわち、第1PNダイオードは順方向の状態になり、第1上部電極47Aから活性領域42に動作電流が流れる。このとき、動作電流により、発熱層45で熱が発生し、発生した熱の持続時間及び強度により、第1単位セルの相変化物質層46Aの状態が非晶質状態または結晶状態に変化する。
ここで、下部電極43のN型導電膜43Aは、第1単位セルと第2単位セルとが互いに共有しているため、すなわち、電気的に互いに接続されているため、第1単位セルに印加された動作電流は、N型導電膜43Aを介して第2単位セルにも流れ得る。しかし、動作電流が第2上部電極47Bに流れることにより、第2単位セルの相変化物質層46Bの状態を変化させることはできない。なぜなら、第1単位セルに印加された動作電流は、第2単位セルの下部電極43では逆方向の状態になるからである。すなわち、第2PNダイオードに逆バイアスが印加された状態と同じ状態になるため、第2単位セルでは動作電流が流れ得ない。
要約すると、本発明の第3実施形態及び第4実施形態に係る相変化メモリ素子において、2つまたはそれ以上の相変化メモリセルが1つの下部電極を共有しても、隣接する相変化メモリセルには干渉しない。
本発明の技術的思想は、上記の好ましい実施形態により具体的に記述されたが、上記の実施形態は、それを説明するためのものであり、それを制限するためのものではないことに留意しなければならない。また、本発明の技術分野における通常の専門家であれば、本発明の技術的思想の範囲内で多様な実施形態が可能であることを理解することができるであろう。
21、31、41、61 基板
22、32、42、62 活性領域
23A、33A、43A、63A N型導電膜
23B、33B、43B、63B P型導電膜
23、33、43、63 下部電極
24、34、44、64 第1絶縁膜
25、35、45、65 発熱層
26、36、46、66 相変化物質層
27、37、47、67 上部電極
28、38、48、68 第2絶縁膜
29、39、49、69 プログラム領域
70 第3絶縁膜
53、71 相変化メモリセル

Claims (20)

  1. 下部電極と、
    該下部電極を共有する少なくとも2つの相変化メモリセルと、
    を備えることを特徴とする相変化メモリ素子。
  2. 前記下部電極が、1つの共有領域と、それぞれ少なくとも2つの相変化メモリセルのいずれかに接続する少なくとも2つの分離領域とからなることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  3. 前記各々の分離領域が、P型導電膜とN型導電膜とを備えるPNダイオードからなり、前記共有領域が、P型導電膜及びN型導電膜のいずれかのみからなることを特徴とする請求項2に記載の相変化メモリ素子。
  4. 前記共有領域が、前記N型導電膜からなり、少なくとも2つの相変化メモリセルの各々のP型導電膜が、他の相変化メモリセルのP型導電膜から分離されることを特徴とする請求項3に記載の相変化メモリ素子。
  5. 前記各々の相変化メモリセルが、
    前記分離領域上に形成された発熱層と、
    該発熱層上に形成された相変化物質層と、
    該相変化物質層上に形成された上部電極と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の相変化メモリ素子。
  6. 前記発熱層が、プラグ状、カップ状、またはシリンダ状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の相変化メモリ素子。
  7. 前記相変化物質層が、前記発熱層の一部を覆うことを特徴とする請求項6に記載の相変化メモリ素子。
  8. 前記N型導電膜及び前記P型導電膜の各々が、シリコン膜を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の相変化メモリ素子。
  9. N型導電膜とP型導電膜との接合からなるPNダイオード構造を有する下部電極を形成するステップと、
    前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上に複数の発熱層を形成するステップと、
    前記発熱層間の前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上部を選択的にエッチングするステップと、
    各々の前記発熱層上に分離された相変化物質層を形成するステップと、
    前記各々の相変化物質層上に分離された上部電極を形成するステップと、
    を含むことを特徴とする相変化メモリ素子の製造方法。
  10. 前記各々の発熱層が、プラグ状、カップ状、またはシリンダ状に形成されることを特徴とする請求項9に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  11. 前記発熱層をプラグ状に形成するステップが、
    前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上面を露出させるオープン領域を有する絶縁膜を形成するステップと、
    前記オープン領域内の発熱層用導電膜を埋め込むステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  12. 前記発熱層をカップ状に形成するステップが、
    前記P型導電膜及び前記N型導電膜のいずれかの上面を露出させるオープン領域を有する絶縁膜を形成するステップと、
    前記絶縁膜の全面に発熱層用導電膜を形成するステップと、
    オープン領域外の導電膜を除去するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  13. 前記相変化物質層が、前記発熱層の一部を覆うように形成されることを特徴とする請求項10に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  14. 前記N型導電膜及び前記P型導電膜の各々が、シリコン膜で形成されることを特徴とする請求項9に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  15. 基板の活性領域上のPNダイオード構造を備える下部電極を形成するステップと、
    前記PNダイオード構造上に発熱層を形成するステップと、
    前記発熱層上に相変化物質層を形成するステップと、
    前記相変化物質層上に上部電極を形成するステップと、を含み、
    前記相変化物質層と前記発熱層との接触面積が、前記発熱層と前記PNダイオード構造との接触面積よりも小さくなるように形成されることを特徴とする相変化メモリ素子の製造方法。
  16. 発熱層をカップ状に形成するために、
    前記PNダイオード構造の上面を露出させるオープン領域を有する絶縁膜を形成するステップと、
    前記オープン領域を含む前記絶縁膜上に一定の厚さを有する導電膜を形成するステップと、
    前記オープン領域の内部に前記一定の厚さを有する前記導電膜を残留させる一方で、オープン領域外の導電膜を除去するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  17. 前記発熱層が、PNダイオード構造上に露出した上面を有するように形成され、前記相変化物質層が、前記発熱層の露出した上面の一部とのみ電気的に接触するように形成されることを特徴とする請求項15に記載の相変化メモリ素子の製造方法。
  18. 上部に活性領域が備えられた基板と、
    該基板上の活性領域上に形成されたPNダイオード構造を備える下部電極と、
    前記PNダイオード構造上に形成された発熱層と、
    該発熱層上に形成された相変化物質層と、
    該相変化物質層上に形成された上部電極と、を備え、
    前記相変化物質層と前記発熱層との接触面積が、前記発熱層と前記PNダイオード構造との接触面積よりも小さいことを特徴とする相変化メモリ素子。
  19. 前記発熱層が、カップ形状を有することを特徴とする請求項18に記載の相変化メモリ素子。
  20. 前記相変化物質層が、前記発熱層の上面の一部とのみ電気的に接触することを特徴とする請求項18に記載の相変化メモリ素子。
JP2009091320A 2008-04-04 2009-04-03 相変化メモリ素子及びその製造方法 Pending JP2009253299A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020080031473A KR100971423B1 (ko) 2008-04-04 2008-04-04 상변화 메모리 소자 및 그 제조방법

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009253299A true JP2009253299A (ja) 2009-10-29

Family

ID=41132417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009091320A Pending JP2009253299A (ja) 2008-04-04 2009-04-03 相変化メモリ素子及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (3) US8049196B2 (ja)
JP (1) JP2009253299A (ja)
KR (1) KR100971423B1 (ja)
CN (1) CN101552282B (ja)
TW (1) TWI387142B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013187549A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置
JP6487090B1 (ja) * 2018-03-19 2019-03-20 株式会社東芝 不揮発性記憶装置及びその製造方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102376882B (zh) * 2010-08-19 2013-07-17 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 环状电极形成方法
CN102544363A (zh) * 2010-12-29 2012-07-04 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 相变存储器底电极结构的制备方法
CN102148329B (zh) * 2011-01-24 2013-11-27 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种电阻转换存储器结构及其制造方法
CN102185104A (zh) * 2011-04-12 2011-09-14 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 多层堆叠电阻转换存储器结构
CN102800805B (zh) * 2011-05-25 2014-12-24 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 相变存储单元及其形成方法
JP2012248814A (ja) * 2011-05-31 2012-12-13 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
KR101812687B1 (ko) * 2011-06-13 2017-12-27 삼성전자주식회사 가변 저항 메모리 소자의 제조 방법
KR20130142520A (ko) * 2012-06-19 2013-12-30 에스케이하이닉스 주식회사 저항성 메모리 소자 및 그 제조 방법
KR20140028421A (ko) * 2012-08-29 2014-03-10 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법
US9660188B2 (en) * 2014-08-28 2017-05-23 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Phase change memory structure to reduce leakage from the heating element to the surrounding material
US9865811B2 (en) 2015-02-10 2018-01-09 Eugeniy Troyan Semiconductor memory devices for use in electrically alterable read only memory (ROM) and semiconductor thin film devices (spintrons and spin-orbitrons)
US20160233420A1 (en) * 2015-02-10 2016-08-11 Eugeniy Troyan SEMICONDUCTOR MEMORY DEVICES FOR USE IN ELECTRICALLY ALTERABLE READ ONLY MEMORY (ROM) AND SEMICONDUCTOR THIN FILM DEVICES (SPINTRONS and SPIN-ORBITRONS)
KR102495000B1 (ko) * 2016-03-18 2023-02-02 삼성전자주식회사 반도체 소자 및 이의 제조방법
TWI587454B (zh) * 2016-05-09 2017-06-11 光磊科技股份有限公司 具備記憶元件與選擇器功能之單一記憶胞結構
KR102301774B1 (ko) * 2017-03-31 2021-09-13 삼성전자주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법
KR102375588B1 (ko) * 2017-07-06 2022-03-16 삼성전자주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법
US11038101B2 (en) 2017-11-21 2021-06-15 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Semiconductor structure having a phase change memory device
KR102595902B1 (ko) * 2018-08-23 2023-10-30 삼성전자주식회사 저항성 메모리 소자
KR102574973B1 (ko) * 2018-09-17 2023-09-06 에스케이하이닉스 주식회사 P-형 분리 구조를 갖는 이미지 센서
CN110767801B (zh) * 2019-09-24 2021-09-14 华中科技大学 纳米级相变存储器单元的垂直电极配置结构的加工方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004031953A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hewlett-Packard Development Co Lp メモリ構造
JP2006508522A (ja) * 2002-02-22 2006-03-09 オヴォニクス インコーポレイテッド カルコゲニドクラッド法を使用する単一レベルの金属メモリーセル
JP2006196594A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2007288083A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置およびその製造方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6750091B1 (en) * 1996-03-01 2004-06-15 Micron Technology Diode formation method
US6673700B2 (en) * 2001-06-30 2004-01-06 Ovonyx, Inc. Reduced area intersection between electrode and programming element
US6579760B1 (en) * 2002-03-28 2003-06-17 Macronix International Co., Ltd. Self-aligned, programmable phase change memory
JP4167513B2 (ja) * 2003-03-06 2008-10-15 シャープ株式会社 不揮発性半導体記憶装置
TWI277207B (en) 2004-10-08 2007-03-21 Ind Tech Res Inst Multilevel phase-change memory, operating method and manufacture method thereof
KR100612872B1 (ko) * 2004-11-16 2006-08-14 삼성전자주식회사 채널의 물성이 인가전압에 따라 가변적인 트랜지스터와 그제조 및 동작 방법
KR100675279B1 (ko) * 2005-04-20 2007-01-26 삼성전자주식회사 셀 다이오드들을 채택하는 상변이 기억소자들 및 그제조방법들
JP4560818B2 (ja) 2005-07-22 2010-10-13 エルピーダメモリ株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP2007115956A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Toshiba Corp 半導体記憶装置
US7696077B2 (en) * 2006-07-14 2010-04-13 Micron Technology, Inc. Bottom electrode contacts for semiconductor devices and methods of forming same
JP4995834B2 (ja) * 2006-12-07 2012-08-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置
TWI327374B (en) * 2007-01-10 2010-07-11 Promos Technologies Inc Phase change memory device and method of fabricating the same
KR100911473B1 (ko) * 2007-06-18 2009-08-11 삼성전자주식회사 상변화 메모리 유닛, 이의 제조 방법, 이를 포함하는상변화 메모리 장치 및 그 제조 방법
KR100881055B1 (ko) * 2007-06-20 2009-01-30 삼성전자주식회사 상변화 메모리 유닛, 이의 제조 방법, 이를 포함하는상변화 메모리 장치 및 그 제조 방법
US7745812B2 (en) * 2007-06-21 2010-06-29 Qimonda North America Corp. Integrated circuit including vertical diode
KR20090002548A (ko) 2007-07-02 2009-01-09 주식회사 하이닉스반도체 상변화 메모리 장치 및 그 제조방법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006508522A (ja) * 2002-02-22 2006-03-09 オヴォニクス インコーポレイテッド カルコゲニドクラッド法を使用する単一レベルの金属メモリーセル
JP2004031953A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hewlett-Packard Development Co Lp メモリ構造
JP2006196594A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2007288083A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013187549A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置
JP6487090B1 (ja) * 2018-03-19 2019-03-20 株式会社東芝 不揮発性記憶装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8049196B2 (en) 2011-11-01
TW200943596A (en) 2009-10-16
CN101552282A (zh) 2009-10-07
CN101552282B (zh) 2013-02-13
KR100971423B1 (ko) 2010-07-21
KR20090106013A (ko) 2009-10-08
US20090250679A1 (en) 2009-10-08
US20120007036A1 (en) 2012-01-12
TWI387142B (zh) 2013-02-21
US20120009757A1 (en) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100971423B1 (ko) 상변화 메모리 소자 및 그 제조방법
KR100533958B1 (ko) 상변화 메모리 장치 및 그 제조 방법
KR100766504B1 (ko) 반도체 소자 및 그 제조 방법
US7767568B2 (en) Phase change memory device and method of fabricating the same
KR100689831B1 (ko) 서로 자기정렬된 셀 다이오드 및 하부전극을 갖는 상변이기억 셀들 및 그 제조방법들
US7067837B2 (en) Phase-change memory devices
US7038261B2 (en) Integrated circuit memory devices having memory cells therein that utilize phase-change materials to support non-volatile data retention
US7521706B2 (en) Phase change memory devices with contact surface area to a phase changeable material defined by a sidewall of an electrode hole and methods of forming the same
KR100883412B1 (ko) 자기 정렬된 전극을 갖는 상전이 메모리소자의 제조방법,관련된 소자 및 전자시스템
US7675770B2 (en) Phase change memory device
US20100072453A1 (en) Phase-Changeable Fuse Elements and Memory Devices Containing Phase-Changeable Fuse Elements and Memory Cells Therein
US20080048293A1 (en) Semiconductor device having heating structure and method of forming the same
KR100695682B1 (ko) 가변 저항 구조물, 이의 제조 방법, 이를 포함하는 상변화메모리 장치 및 그 제조 방법
JP2006344948A (ja) 相変化記憶素子及びその製造方法
JP2011091156A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US7678642B2 (en) Method for manufacturing phase change memory device using a patterning process
KR101298258B1 (ko) 상변화 메모리 장치의 제조 방법
KR20090103609A (ko) 상변화 메모리 소자 및 그 제조 방법법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131010

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140513