JP2009250468A - 建物の換気システム及びユニット建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】一時的に換気量を増加させることで脱臭、除塵効果を得ることが可能な建物の換気システムを提供する。
【解決手段】屋外から空気を給気手段で取り入れて屋内に給気SA1,SA2する一方、その屋内の空気を排気手段を介して屋外に排気EAする際に、給気と排気とで熱交換をおこなう給排気手段と、給気手段の吐出側に接続されるファン71を備えたダクトファン7と、排気手段を介さずに屋内の空気を屋外へ排気するファン81を備えた換気扇8とを備えている。
そして、ダクトファン7と換気扇8とは、連動するとともに作動時が選択可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内部の空気の換気をおこなう建物の換気システム、及びそれを備えたユニット建物に関するものである。
建物の換気方法の種別としては、第一種換気〜第三種換気がある。ここで、第一種換気は、給気及び排気を共に強制的に行うようにしたものである。また、第二種換気は、給気を強制的に行うと共に、排気を自然に行うようにしたものである。さらに、第三種換気は、排気を強制的に行う一方、給気を自然に行うようにしたものである。
従来、住宅の換気システムとしては、外壁に外気を取り入れる給気口を設け、この給気口から取り入れた外気をフィルタボックス及びダクトを介して多数の各居室内に吹き出させると共に、住宅内の空気を強制的に吸引して排気口から外部に排出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、住宅における天井裏空間及び床下空間を気密な通気層とし、その通気層に接する外壁部に通気層内を負圧にする排気ファンを設け、換気を必要とする各部屋に通気層に連通する通気孔を設けた換気システムも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−4186号公報 特開2000−144955号公報
しかしながら、従来の換気システムは、2時間に1回屋内の空気が入れ替わる程度の換気機能であり、一時的に大量に発生するたばこの臭いや料理の臭い、又はハウスダストや花粉などの埃を除去するには、別途、空気清浄機を設置して対応せざるを得ない。
そこで、本発明は、一時的に換気量を増加させることで脱臭、除塵効果を得ることが可能な建物の換気システム、及びそれを備えたユニット建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の建物の換気システムは、屋外から空気を給気手段で取り入れて屋内に給気する一方、その屋内の空気を排気手段を介して屋外に排気する際に、前記給気と前記排気とで熱交換をおこなう給排気手段と、前記給気手段の吐出側に接続されるファンを備えた補助給気手段と、前記排気手段を介さずに前記屋内の空気を前記屋外へ排気するファンを備えた補助排気手段とを備え、前記補助給気手段と前記補助排気手段とは、連動するとともに作動時が選択可能に構成されることを特徴とする。
ここで、前記補助給気手段と前記補助排気手段とは、連動するとともに作動時が選択可能に構成されたものが好ましい。
また、前記補助給気手段は、建物の床下空間に設置されるものであってもよい。
さらに、前記補助給気手段の吐出口は、前記床下空間に向けて開口され、前記屋内と前記床下空間を仕切る床部には連通口が形成される構成とすることもできる。
また、前記給気手段と前記補助給気手段との間には、除湿ユニットが接続されていてもよい。
さらに、前記屋内には下階の居室及び上階の居室が形成され、前記給気手段で取り入れられる前記空気の一部を前記上階の居室に案内する給気ダクトが前記給気手段の吐出側に設けられていると共に、前記給気手段で取り入れられる前記空気の残りを前記下階の居室に供給する給気口が設けられ、前記補助給気手段は前記下階の床下空間において前記給気口に接続され、前記補助排気手段は前記下階の居室に吸込み口が形成される構成とすることもできる。
また、本発明のユニット建物は、上記建物の換気システムのいずれかを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明の建物の換気システムは、給気と排気とで熱交換をおこなう給排気手段に加えて、給気手段に換気量を増加させるための補助給気手段が接続されるとともに、屋内の空気を排出する補助排気手段が設けられている。
このため、常時は熱効率のよい換気を給排気手段によっておこない、必要に応じて補助給気手段と補助排気手段を作動させることで、急速に屋内の空気を換気することができ、その結果、屋内の脱臭及び除塵をおこなうことができる。
また、補助給気手段と補助排気手段とを連動させることで、換気量を迅速に増加させることができる。さらに、スイッチ又はセンサなどによって作動時を選択できるようにすれば、必要なときだけ換気量を増加させることができる。
さらに、建物の床下空間に補助給気手段を設置することで、屋内への音漏れを少なくすることができるうえに、屋内側が補助給気手段によって占有されることがない。
また、床下空間を介して下階の床部の連通口から屋内に給気をおこなう構成であれば、床下空間の配管が不要となり、床下空間を有効に活用することができる。
さらに、給気手段と補助給気手段との間に除湿ユニットを接続することによって、屋外から取り入れた空気を除湿して屋内に供給することができる。
また、上階の居室と下階の居室の換気をおこなう換気システムにおいて、下階の床下空間で補助給気手段を接続することで、上階の静寂性をさらに高めることができる。
さらに、このような換気システムを備えたユニット建物であれば、必要に応じて屋内の急速換気をおこなうことで、屋内の広範囲の脱臭及び除塵をおこなうことができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の換気システムを備えた建物としてのユニット建物1の全体構成を説明する説明図である。
まず、構成から説明すると、このようなユニット建物1は、基礎断熱として構築される底盤コンクリート1bと、その側縁に立設される基礎梁1cとによって基礎が構築され、その基礎の上に複数の建物ユニットを設置することで構築される。
そして、基礎の上面を塞ぐ建物の床部4,6によって、その下方の床下空間41と、上方の建物内部としての屋内とが区切られることになる。さらにこの屋内には、下階としての1階の居室2と、上階としての2階の居室3と、1階と2階が連続して繋がった吹抜け空間5とが形成される。
この1階の居室2と2階の居室3は、間仕切り壁2b,3bによって仕切られて複数の部屋が形成される。また、1階の天井2aと2階の床3aとの間には、天井裏空間10が形成される。さらに、居室2,3と吹抜け空間5との間は、仕切り壁5aによって区切られる。
そして、本実施の形態の換気システムは、屋外から空気を給気手段で取り入れて屋内に給気する一方、その屋内の空気を排気手段を介して屋外に排気する際に、給気と排気とで熱交換をおこなう給排気手段と、その給気手段の吐出側に接続されて取り入れられた空気の一部を2階の居室3に案内する給気ダクト25と、給気手段の吐出側に接続されるファン71を備えた補助給気手段としてのダクトファン7と、居室2の空気を屋外へ排気するファン81を備えた補助排気手段としての換気扇8とを備えている。
この給排気手段は、屋外から屋内に空気を取り入れる給気手段と、居室2,3や吹抜け空間5に供給された空気を屋外に排気する排気手段とを備えている。
この給気手段は、外壁1aに外気を取り込む開口が設けられた取込みダクト21と、それに接続されるフィルタボックス16及びそこから延出されるダクト22と、そのダクト22に接続される送風装置17に設けられる送風ファン20とから主に構成される。
この送風装置17は、図2に示すように、矩形箱形のケース19の内部が送風路19aと排気路19bとに区分けされており、送風路19aの内部には送風ファン20が設けられている。
また、送風路19aと排気路19bとの間には熱交換手段(図示せず)が配設されている。この熱交換手段は、夏期等においては排気路19bから排出される冷気で送風路19a内を流れる空気を冷却し、冬期等においては排気路19bから排出される温風で送風路19a内を流れる空気を暖めることにより、熱効率の無駄を無くすようにしている。
そして、この送風ファン20を作動させると、取込みダクト21から外気(給気OA)が取り込まれてフィルタボックス16及びダクト22を通って送風路19aに流れ込み、さらに吐出側に接続されたダクト23から流れ出る空気の流れが形成される。
また、このダクト23は、除湿ユニット18に接続される。この除湿ユニット18は、取り込まれた外気の湿度を低下させる装置である。なお、除湿ユニット18には、空気の加温及び冷却をおこなう温度調節機能を設けることもできる。
さらに、この除湿ユニット18は、1階の居室2への給気と2階の居室3への給気を分岐する分岐ボックスとしての機能も備えている。すなわち、この除湿ユニット18で分岐された空気は、一部が2階の居室3に向けて延出される給気ダクト25に送られ、残りが1階の居室2に空気を供給する給気口としてのダクト24に送られる。
ここで、給気ダクト25は、仕切り壁5aの内部で上方に向けて延出されるとともに、1階と2階の間の天井裏空間10付近で分岐ダクト25a,25aに分岐されて、それぞれの居室3,3の床3a,3aに接続される。そして、給気ダクト25を通った空気は、分岐ダクト25a,25aを経由して2階の居室3,3にそれぞれ給気SA2,SA2として供給される。
他方、ダクト24にはダクトファン7が接続され、ダクトファン7を通った空気は、床下空間41に向けて開口される吐出口としての吐出ダクト28から床下空間41に向けて送り出される。ここで、ダクトファン7が作動していないときには、送風装置17によって形成された流れによって吐出ダクト28から空気が送り出される。
また、この床下空間41の底盤コンクリート1bの上面には、調湿材42を敷設する。この調湿材42は、湿度が高い環境下では吸湿を、湿度が低くなったときには放湿をする機能を有している。
このような調湿材42には、通過する空気との接触により調湿を行う調湿機能ボードなどが使用できる。この調湿機能ボードは、珪藻土、珪酸化化合物、シリカゲル、活性アルミナ、ゼオライト又はこれらの混合物等によって成形されて、1m2あたり2.5L程度の水分を吸収して、保持する含水機能を有している。
そして、床下空間41に送り出された空気は、床部4に形成された連通口11,11を通って、1階の居室2,2に給気SA1,SA1として供給される。
この連通口11には、図3(a)に示すように、上部にガラリ13が着脱自在に嵌め込まれるとともに、下部にフィルタ14が設置されている。このフィルタ14は、例えば不織布等からなる除塵フィルタ14aと、除塵フィルタ14a上に配設され、かつ活性炭等からなる脱臭フィルタ14bとを備えている。
すなわち、この床下空間41内には粉塵が溜まっているおそれがあり、この粉塵が床下空間41内に吐出された空気で巻き上げられることも考えられる。しかし、床下空間41内に吐出される空気で粉塵が巻き上げられても、この粉塵を含む空気がフィルタ14を通過する際に、粉塵はフィルタ14の除塵フィルタ14aによって除去される。また、床下空間41内には臭気が溜まっているおそれもある。この臭気を含む空気がフィルタ14を通過する際に、臭気はフィルタ14の脱臭フィルタ14bに吸着される。これによって、居室2内に供給される給気SA1,SA1は、除塵及び脱臭された状態となる。
このようにして1階と2階の居室2,3に供給された給気SA1,SA2は、常時は、吹抜け空間5を通って排気手段から屋外へ排気(EA)される。
この排気手段は、床部6に形成された開口12と、その開口12に接続される排気ダクト26と、その排気ダクト26が接続される送風装置17の排気路19bと、屋外に向けて連通された排気ダクト27とから主に構成される。
この開口12には、図3(b)に示すように、上部にガラリ15が着脱自在に嵌め込まれるとともに、下部に排気ダクト26の上端が取り付けられている。また、排気ダクト26の下端は、図2に示すように、ケース19の上面に取り付けられ、排気路19bに連通されている。さらに、ケース19の上面には排気ダクト27の下端が取り付けられ、この排気ダクト27は外壁1aの内部を通って屋外に向けた開口まで延設される。
一方、1階の居室2の屋内と屋外との境界に位置する壁の上部には、補助排気手段としての換気扇8が取り付けられる。この換気扇8は、居室2側に吸込み口8aが形成され、内部にはファン81が配置される。
そして、ファン81を作動させると、居室2の空気が吸込み口8aに吸い込まれて急速排気EA1として屋外に排出される。
このファン81は、スイッチ(図示せず)によって運転、停止、強弱などの操作がおこなえるように構成する。また、換気扇8を作動させると、連動してダクトファン7が作動するように接続しておく。
次に、本実施の形態の建物の換気システムの作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の建物の換気システムは、給気と排気とで熱交換をおこなう給排気手段に加えて、給気手段に換気量を増加させるためのダクトファン7が接続されるとともに、居室2の空気を屋外に直接排出する換気扇8が設けられている。
そして、常時は熱交換手段を備えた給排気手段によって、例えば2時間に1回程度、屋内の空気が入れ替わるように、熱効率のよい屋内換気をおこなう。これに対して、居室2でたばこを吸ったり、調理をしたりして臭いや煙が大量に発生したときには、換気扇8のスイッチを入れることで、換気扇8のファン81を駆動させるとともに、それに連動するダクトファン7のファン71も駆動させる。
すると、それまでに吐出ダクト28から送り出されていた空気よりも大量の空気が、吐出ダクト28から床下空間41に流れ込むことになる。その結果、床下空間41の内圧が高まって、連通口11,11から居室2に流れ込む給気SA1の量も増加することになる。
さらに、換気扇8が設けられた居室2では、換気扇8によって吸込み口8aに吸引される空気の流れが形成され、給気SA1の増加と相俟って居室2の換気量が急速に増加することになる。
ここで、本実施の形態の換気システムでダクトファン7と換気扇8とを作動させた急速換気の効果を示すために、比較例とともにおこなった実験結果を図4に示した。
図4(a)は、ハウスダスト(粒径5μm)が排出されるまでの時間を比較した棒グラフである。ここで、比較例として、第三種換気(排気を強制的に行う一方、給気を自然に行う換気)、及び空気清浄機によってハウスダストを除去した場合の実験結果を示した。
なお、急速換気では、居室2の空気が1時間に3回入れ替わる換気がおこなわれた。他方、第三種換気では、2時間に1回程度しか空気が入れ替わらない。
その結果、図4(a)に示すように、第三種換気では、ハウスダストを排出するまでに110分程度費やしているが、急速換気では18分程度でハウスダストが排出されている。この排出時間は、空気清浄機を使用した場合(排出時間:約50分)の1/3程度であり、急速換気が空気清浄機よりも優れた除塵性能を発揮していることがわかる。
一方、図4(b)は、たばこ臭が脱臭されるまでの時間、厳密にいうと臭いが不快でなくなるまでの時間を比較した棒グラフである。
この結果、第三種換気では、たばこ臭が脱臭されるまでに360分程度費やしているが、急速換気では20分程度で脱臭されている。この脱臭時間は、空気清浄機を使用した場合(脱臭時間:約200分)の1/10程度であり、急速換気が空気清浄機よりも優れた脱臭性能を発揮していることがわかる。
このように、必要に応じてダクトファン7と換気扇8を作動させることで、急速に居室2の空気を入れ替えることができ、臭いの原因となる空気中の浮遊物質、煙、埃などを空気と一緒に屋外に排出することで、居室2の脱臭及び除塵を迅速におこなうことができる。
また、ダクトファン7と換気扇8とを連動させることで、換気量を迅速に増加させることができる。さらに、スイッチによって作動時を選択できるようにすれば、必要なときだけ換気量を増加させることができるので、在室者は快適に過ごすことができる。
さらに、ユニット建物1の床下空間41にダクトファン7を設置することで、居室2,3への音漏れを少なくすることができる。すなわち、床部4,6を隔てた床下空間41にダクトファン7を設置すれば、ファン71の駆動音が1階の居室2に伝わり難い。さらに、2階の居室3であれば、1階の居室2と天井裏空間10が介在されるので、ファン71の音が伝達されることはほとんどない。
また、居室2内にダクトファン7のような補助給気手段を設置すると、居室2空間が占有されて居室2の利用スペースが制限されたり、見た目が悪くなったりするが、人目に触れることのない床下空間41に設置するのであれば、そのような問題が起きることはない。
さらに、床下空間41を介して1階の床部4の連通口11から1階の居室2に給気SA1をおこなう構成であれば、床下空間41のダクトの配管が不要となり、ダクトが床下空間41を錯綜することがなくなるので、ダクトの配管距離が短くなって、メンテナンスが簡単になり、コストを削減することができる。
また、ダクトを配管しないので床下空間41に自由に利用できるスペースができ、他の設備を設置したり、床下収納庫を設けたりして、床下空間41を有効に活用することができる。
また、送風装置17とダクトファン7との間に除湿ユニット18を接続することによって、屋外から取り入れた外気(給気OA)を除湿して屋内の居室2,3や吹抜け空間5に供給することができる。
さらに、このような換気システムを備えたユニット建物1であれば、必要に応じて屋内の急速換気をおこなって、脱臭及び除塵を迅速におこなうことができる。特に、床部4に複数の連通口11,・・・を設けて、ダクトファン7によって送り出された給気SA1,SA1によって一度に換気をおこなう構成であれば、1階全域の広範囲にわたって除塵及び脱臭をおこなうことが可能になる。この場合、各居室2,2に空気清浄機を設置しなくてもよいので、コストの削減ができるだけでなく、居室2空間が空気清浄機などの機器によって占有されることがない。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、送風装置17の排気路19bにはファンを設けておらず、排気手段が自然排気となっているが、これに限定されるものではなく、排気路19bにファンを設けるなどして強制排気をおこなう構成にすることができる。
また、前記実施の形態では、スイッチによってダクトファン7と換気扇8とを作動させる構成について説明したが、作動時が選択可能な構成とはこれに限定されるものではなく、居室2の臭いの元になる浮遊物質や埃をセンサで検出させて、許容値以上の検出値となった場合に、その検出値から生成される信号によってダクトファン7と換気扇8とを作動させる構成とすることもできる。
さらに、前記実施の形態では、ダクトファン7を通った空気は、吐出ダクト28から床下空間41に送り出されて連通口11から居室2に供給されたが、これに限定されるものではなく、ダクトファン7と連通口11とをダクトで接続して、ダクトを通した空気を居室2に供給することもできる。
また、前記実施の形態では2階建てのユニット建物1を例に説明したが、これに限定されるものではなく、平屋又は3階建て以上の建物にも本発明の換気システムを適用することができる。
本発明の最良の実施の形態の換気システムを配置したユニット建物の構成を説明する説明図である。 送風装置の構成を説明する斜視図である。 (a)は床部に設ける連通口の構成を示した断面図、(b)は床部に設ける開口の構成を示した断面図である。 本発明の最良の実施の形態の換気システムの効果を説明する図で、(a)は除塵性能を比較した棒グラフ、(b)は脱臭性能を比較した棒グラフである。
符号の説明
1 ユニット建物(建物)
11 連通口
18 除湿ユニット
19a 送風路(給気手段、給排気手段)
20 送風ファン(給気手段、給排気手段)
21 取込みダクト(給気手段、給排気手段)
22 ダクト(給気手段、給排気手段)
23 ダクト(吐出側)
24 ダクト(給気口)
25 給気ダクト
26 排気ダクト(排気手段、給排気手段)
27 排気ダクト(排気手段、給排気手段)
28 吐出ダクト(吐出口)
19b 排気路(排気手段、給排気手段)
2 1階(下階)の居室
3 2階(上階)の居室
4 床部
41 床下空間
7 ダクトファン(補助給気手段)
71 ファン
8 換気扇(補助排気手段)
81 ファン
8a 吸込み口
SA1,SA2 給気
EA 排気

Claims (6)

  1. 屋外から空気を給気手段で取り入れて屋内に給気する一方、その屋内の空気を排気手段を介して屋外に排気する際に、前記給気と前記排気とで熱交換をおこなう給排気手段と、
    前記給気手段の吐出側に接続されるファンを備えた補助給気手段と、
    前記排気手段を介さずに前記屋内の空気を前記屋外へ排気するファンを備えた補助排気手段とを備え、
    前記補助給気手段と前記補助排気手段とは、連動するとともに作動時が選択可能に構成されることを特徴とする建物の換気システム。
  2. 前記補助給気手段は、建物の床下空間に設置されることを特徴とする請求項1に記載の建物の換気システム。
  3. 前記補助給気手段の吐出口は、前記床下空間に向けて開口され、前記屋内と前記床下空間を仕切る床部には連通口が形成されることを特徴とする請求項2に記載の建物の換気システム。
  4. 前記給気手段と前記補助給気手段との間には、除湿ユニットが接続されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物の換気システム。
  5. 前記屋内には下階の居室及び上階の居室が形成され、
    前記給気手段で取り入れられる前記空気の一部を前記上階の居室に案内する給気ダクトが前記給気手段の吐出側に設けられていると共に、前記給気手段で取り入れられる前記空気の残りを前記下階の居室に供給する給気口が設けられ、
    前記補助給気手段は前記下階の床下空間において前記給気口に接続され、前記補助排気手段は前記下階の居室に吸込み口が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建物の換気システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の建物の換気システムを備えたことを特徴とするユニット建物。
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