JP2009248294A - 帯鋸盤における切粉除去装置 - Google Patents

帯鋸盤における切粉除去装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 駆動効率が良く、潤滑油の供給管理や組み立てが容易なブラシ用回転駆動機構を有し、かつ帯鋸刃のサイズや鋸刃ガイドの位置及び帯鋸刃の捻れ角度、材料と帯鋸刃の関係における切削条件が相違しにも容易に対応可能な帯鋸盤における切粉除去装置の提供。
【解決手段】 帯鋸盤における切粉除去装置にして、駆動ホイール13と固定鋸刃ガイド21との間の位置に前記帯鋸刃17の刃先の両側面に接触自在の一対のブラシ43を備えたブラシ軸を回転駆動自在に軸支した一対のブラシ支持体を設け、該一対のブラシ支持体に軸支された一対のブラシ軸を1個の駆動モータ61により逆方向に同期回転駆動させる平歯車列からなる回転駆動機構を設け、ブラシ軸を帯鋸刃に接近する方向と離反する方向とに揺動可能な揺動手段を設け、帯鋸刃に接近する方向と離反する方向とに付勢自在の付勢手段を設け、該付勢手段により前記ブラシで前記帯鋸刃を押圧挟持可能に設けたことを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は帯鋸盤における切粉除去装置に関する。
帯鋸盤において切断加工を行うと必ず切粉が発生する。発生した切粉の一部は鋸刃のガレット部分に付着して、駆動ホイールおよび従動ホイールに搬送され、鋸刃とホイール間に入り込み、鋸刃やホイールが損傷したり鋸刃がスリップしたりするため、鋸刃に付着した切粉を除去する必要がある。
鋸刃に付着した切粉を除去するための切粉除去装置としては、従来より種々の装置が考案されているが、横型帯鋸盤における切粉除去装置の1例として、帯鋸刃の両側面に接触自在の一対のブラシを備えたブラシ軸を設け、この一対のブラシ軸を回転駆動する回転駆動機構として、例えば、駆動モータに回転駆動される主回転駆動軸の軸端部に互いに対向する一対の駆動傘歯車を設け、この一対の駆動傘歯車に直交して噛合する一対の従動傘歯車を介して一対のブラシ軸を互に逆方向に回転駆動するようにした切粉除去装置がある(例えば特許文献1)。
特開2005−279921号公報
帯鋸盤における切粉除去装置を設ける位置は、駆動ホイールと固定鋸刃ガイドの間で帯鋸刃がひねり起こされる途中部分に設けられている(通常は鉛直方向にひねり起こされる)。
前述のブラシ軸を回転駆動する回転駆動機構においては、一対の対向する駆動傘歯車を採用することで左右の部品の共通化が図れる利点があるが、傘歯車による駆動効率が悪く、潤滑油の供給管理や回転駆動機構の組み立ても難しいという問題があった。
また、帯鋸盤の機種により採用している帯鋸刃のサイズや鋸刃ガイドの位置及びひねり起こしによる帯鋸刃の捻れ角度が相違しているため、切粉除去装置も各機種毎に相違しており切粉除去装置の共通化を図ることができなかった。
また、切削する材料と帯鋸刃との関係において切削条件も、鋸刃走行速度も異なるためブラシ回転速度を適宜変更したいという要望もあった。
さらに、ブラシの位置を帯鋸刃の帯方向に正しく当たるようにしないとブラシが片減りするなどの問題が起こるため、ブラシの位置を適正な位置に設定するために多くの手間が必要であった。
本発明は上述の如き問題を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、駆動効率が良く、潤滑油の供給管理や組み立てが容易なブラシ用回転駆動機構を有し、かつ帯鋸刃のサイズや鋸刃ガイドの位置及び帯鋸刃の捻れ角度、材料と帯鋸刃の関係における切削条件が相違したときにも容易に対応可能な帯鋸盤における切粉除去装置を提供することである。
上述の課題を解決する手段として請求項1に記載の帯鋸盤における切粉除去装置は、鋸刃ハウジングに回転自在に支持された駆動ホイールと従動ホイールとに掛け回されて回転走行する帯鋸刃に付着した切粉をブラシで除去する帯鋸盤における切粉除去装置にして、前記駆動ホイールと固定鋸刃ガイドとの間の位置に前記帯鋸刃の刃先の両側面に接触自在のブラシを備えたブラシ軸を回転駆動自在に軸支した一対のブラシ支持体を設け、該一対のブラシ支持体に軸支された一対のブラシ軸を1個の駆動モータにより互に逆方向に同期回転駆動させる平歯車列からなる回転駆動機構を設け、前記ブラシ軸を前記帯鋸刃に接近する方向と離反する方向とに揺動可能な揺動手段を設け、前記帯鋸刃に接近する方向と離反する方向とに付勢自在の付勢手段を設け、該付勢手段により前記ブラシで前記帯鋸刃を押圧挟持可能に設けたことを要旨とするものである。
請求項2に記載の帯鋸盤における切粉除去装置は、請求項1に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記揺動手段は前記回転駆動機構の出力軸と前記ブラシ軸との間をユニバーサルジョイントを介して連結してなり、前記出力軸とブラシ軸との間に前記帯鋸刃のひねり角度に対応した適宜な角度を設けてなることを要旨とするものである。
請求項3に記載の帯鋸盤における切粉除去装置は、請求項2に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記出力軸とブラシ軸の長さを変更することにより、前記帯鋸刃のひねり角度の変化に適応可能に設けたことを要旨とするものである。
請求項4に記載の帯鋸盤における切粉除去装置は、請求項2に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記平歯車列からなる回転駆動機構が前記一対の出力軸のいずれか一方の出力軸に前記駆動モータに駆動される駆動歯車に噛合する中間歯車を設けてなり、該中間歯車と前記駆動歯車とを着脱交換自在に設け、前記ブラシ軸の回転数を変更可能に設けたことを要旨とするものである。
本発明によれば、一対のブラシ支持体に軸支された一対のブラシ軸を1個の駆動モータにより逆方向に同期回転駆動させる平歯車列からなる回転駆動機構であるので、組み立てが容易でかつ駆動効率が良く、また潤滑油の供給管理や組み立てが容易となり、かつまた帯鋸刃のサイズや鋸刃ガイドの位置及び帯鋸刃の捻れ角度、材料と帯鋸刃との関係における切削条件が相違しても、出力軸とブラシ軸の長さを変更することにより、または、平歯車列を変更交換することにより容易に対応することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面によって説明する。
本発明に係る帯鋸盤における切粉除去装置を装備した帯鋸盤として、図1に示す横型帯鋸盤1を例にして説明する。
始めに横型帯鋸盤1の概要を説明する。
この横型帯鋸盤1の底部には基台3が設けてあり、この基台3上の左側端部付近と右側端部付近にはメインガイドポスト5およびサブガイドポスト7とがそれぞれ立設してある。
そして、鋸刃ハウジング9が前記メインガイドポスト5およびサブガイドポスト7に沿って上下動可能に設けてあり、メインガイドポスト5に沿って設けた油圧シリンダ8を図示しない制御装置により制御することにより鋸刃ハウジング9の昇降速度を適宜な速度に制御できるように設けてある。
また、前記基台3上には被加工材Wを載置するためのワークテーブル10が設けてあり、このワークテーブル10には被加工材Wを切断位置に挟持固定するための固定バイス装置12と可動バイス装置14とが設けてある。固定バイス装置は、被加工材Wを基準位置に固定されたものであり、可動バイス装置は例えば油圧シリンダ16により、前記固定バイス装置12に対して接近離反自在に設けてたものである。
鋸刃ハウジング9は開口部11を下向きにしたコの字形をしており、その内部左側には図示しない駆動モータにより時計回り(図1において)に回転駆動される駆動ホイール13が設けてあり、右側には従動ホイール15が回転自在に設けてある。
上述の駆動ホイール13と従動ホイール15の外周には、環状の帯鋸刃17が巻回してある。なお、前記鋸刃ハウジング9には従動ホイール15を右方へ移動させて、駆動ホイール13と従動ホイール15に巻回された帯鋸刃17に適宜な張力を与えるためのテンションシリンダ(図示省略)が設けてある。
前記開口部11には、回転走行する帯鋸刃17の下方走行部17Bの帯鋸刃17の切れ歯側の向きを下向き(鉛直方向)にして下方走行部をガイドするひねり起こし部19を備えた固定鋸刃ガイドアーム21と、可動鋸刃ガイドアーム23とが設けてある。
前記鋸刃ハウジング9の上部には、帯鋸刃17の走行方向と平行に敷設したガイドレール25が設けてあり、前記可動鋸刃ガイドアーム23上端部にはこのガイドレール25に摺動自在に係合するガイド部材27が設けてある。
また、鋸刃ハウジング9の前記開口部11の上部位置には、その両端部が適宜な軸受け部材(図示省略)により回転自在に軸支され、かつサーボモータ29により回転駆動されるた送りねじ31が前記帯鋸刃17の走行方向と平行に延伸するように設けてある。また、可動鋸刃ガイドアーム23には上述の送りねじ31に螺合するナット部材33が設けてある。
したがって、サーボモータ29を適宜に回転駆動させることにより、前記可動鋸刃ガイドアーム23を開口部11において被加工材Wの切断幅に合わせた適宜な位置に自動的に移動位置決めすることができる。
前記固定鋸刃ガイドアーム21と可動鋸刃ガイドアーム23との間には、被加工材の上端部の位置を接触検知する公知のクイックアプローチ装置35が帯鋸刃17の走行方向に沿って移動位置決め自在に設けてある。
クイックアプローチ装置35は、前記鋸刃ハウジング9に対して上下動自在に保持されたロッド部材37を備えており、このロッド部材37の下端部には帯鋸刃17の下方走行部17Bより数ミリ下方に突出した接触検出子39が一体的に設けてある。
上記クイックアプローチ装置35の動作を簡単に説明するに、前記鋸刃ハウジング9の急速下降と共に帯鋸刃17の下方走行部17Bが下降して、帯鋸刃17Bが被加工材Wの直上数ミリの位置に達したとき、被加工材Wの上端部が接触検出子37に当接することになる。
そして、さらに鋸刃ハウジング9が下降するとき、接触検出子39の下降が停止しているので、ロッド部材37の上部が鋸刃ハウジング9に対しして相対的に移動することになり、この相対的な移動をセンサー等で検出して鋸刃ハウジング9の下降速度を切削速度に減速させるものである。
次に、本発明に係る帯鋸盤における切粉除去装置の構成について説明する。
総括的に示す切粉除去装置41は前記駆動ホイール13と固定鋸刃ガイドアーム21との間に設けてある。この間を走行する帯鋸刃17は、固定鋸刃ガイドアーム21と可動鋸刃ガイドアーム23との間で鉛直方向にひねり起こされた前記帯鋸刃17Bを走行方向の後から見ると、反時計回り方向に角度βでひねり戻されて駆動ホイール13に巻き取られて行く部分である。
図3〜図5を参照するに、上述の切粉除去装置41には、走行する帯鋸刃17の歯先部を両側面から押圧挟持しながら、帯鋸刃17の走行方向に沿って逆方向に同期回転する一対のワイヤブラシ43(A、B)が設けてある。
上述のワイヤブラシ43(A、B)のブラシ軸45(A、B)は、それぞれブラシ支持体47(A、B)に回転駆動自在に軸支してある。また、ブラシ軸45(A、B)は、鉛直方向から帯鋸刃17の走行方向へ角度αだけ傾斜させて設けてあると共に、前記捻り角度(β)に合わせてブラシ軸45(A、B)を傾斜させて設けてある(図4参照)。
上記構成により、ワイヤブラシ43(A、B)を帯鋸刃17の刃元側から刃先側方向へ接触回転させて、帯鋸刃17ガレット部分に付着した切粉を効果的に除去することができる。
また、前記鋸刃ハウジング9にはワイヤブラシ43(A、B)を互いに逆方向に同期回転駆動させる平歯車の歯車列からなる回転駆動機構を納めたギヤボックス49がブラケット51を介してボルト、ナット等の締結部材53により固定してある。
また、ブラシ支持体47(A、B)を前記帯鋸刃17の胴部の両側面に対して接近離反する方向に揺動可能に軸支するヒンジピン保持部55が設けてある。一方、ブラシ支持体47(A、B)側のそれぞれには、前記ヒンジピン保持部55に設けたヒンジピン57に揺動自在に係合する揺動係合部59が一体的に設けてある。
図6、図7を合わせて参照するに、平歯車で構成した歯車列からなる回転駆動機構を納めた前記ギヤボックス49にはワイヤブラシ43(A、B)を回転駆動させるための減速機付きのモータ61が取り付けてある。
上述の歯車列は、ギヤボックス49内の右側端部(図7において)に配置した入力軸63に主歯車65を設け、この入力軸63に前記モータ61の出力軸67が結合してある。
そして、前記主歯車65に噛合する第1出力軸69を備えた第1歯車71を設け、この第1歯車71に噛合する第1中間歯車73に第2中間歯車75を噛合させて設け、この第2中間歯車75に第2出力軸77を備えた第2歯車79を噛合させて設けてなるものである。なお、第1歯車71と第2歯車79および第1中間歯車73と第2中間歯車75の歯数は同一である。
前記第1出力軸69と、第2出力軸77はギヤボックス49から突出して設けてあり、第1出力軸69はユニバーサルジョイント81を介して前記ブラシ軸45Aの後端部(ブラシのない方の軸端部)に連結してある。また、第2出力軸77はユニバーサルジョイント81を介して前記ブラシ軸45Bの後端部に連結してある。なお、ユニバーサルジョイント81の回動中心と前記ヒンジピン57の回転中心とが同軸になるようにヒンジピン57の位置を設定してある。
上記構成の歯車列において、第1出力軸69と第2出力軸77の回転数は同一でその回転方向は逆方向となる。すなわち、モータ61を正回転(図6において反時計方向)させた場合、図3に示すように、第1出力軸69により回転駆動されるワイヤブラシ43Aはブラシ正面からみて時計方向に回転し、ワイヤブラシ43Bの回転方向は反時計方向に回転することになる。
図5に示すように、前記ギヤボックス49の第1、第2出力軸(69、77)側には、後述の引っ張りスプリングの端部を係止する係止ピン83、85を植設したブラケット87が設けてある。
また、前記ブラシ支持体47Aにはブラシ軸45Aの中心よりも帯鋸刃17の走行ライン側に突出した突出部89が一体的に形成されており、この突出部89に係止ピン91が植設してある。同様に前記ブラシ支持体47Bにもブラシ軸45Bの中心よりも帯鋸刃17の走行ライン側に突出した突出部93が一体的に形成されており、この突出部93に係止ピン95が植設してある。
上述の係止ピン83と95の間には、ブラシ支持体47Bを帯鋸刃17の走行ライン側に常時付勢する引っ張りスプリング97が取り付けてある。同様に係止ピン85と91の間には、ブラシ支持体47Aを帯鋸刃17の走行ライン側に常時付勢する引っ張りスプリング99が取り付けてある。
なお、前記係止ピン83の取り付け位置は前記第2出力軸77の軸線上に設けてあり、係止ピン85は前記第1出力軸69と第2出力軸77との間の位置に設けてあるが、ブラシ支持体47(A、B)が帯鋸刃17の走行ライン側に付勢される適宜な位置を選択することができる。
図3、図4を参照するに、前記ヒンジピン保持部55には、前記ワイヤブラシ43(A、B)の摩耗状態を検出する摩耗検出手段が設けてある。摩耗状態を検出するためのセンサーとして、例えば近接センサー101がヒンジピン保持部55に固定したセンサーブラケット103に固定してある。
前記センサーブラケット103には、コの字形の被検出軸支持体105が一体的に設けてあり、この被検出軸支持体105に被検出軸107が前記近接センサー101の検出部に対して接近離反自在に軸支してある。
前記被検出軸支持体105のコの字形部分の内側に位置する前記被検出軸107には、スナップリング109が嵌合してあり、このスナップリング109と被検出軸支持体105の近接センサー側との間に前記被検出軸107を前記近接センサー101の検出部から離反する方向に付勢する圧縮スプリング111が弾装してある。
圧縮スプリング111が弾装された上記状態において、被検出軸107の後端部(センサー101側)は前記近接センサー101の検出範囲に近接した位置まで延伸しており、前端部は被検出軸支持体105のコの字形の外部に延伸し、前記被検出軸107の軸径より大きな係合部107Dが設けてある。
また、被検出軸支持体105のコの字形部分の外側に位置する前記被検出軸107には、被検出軸107の戻り位置を規制するためのスナップリング113が被検出軸107に嵌合してある。
上記構成において、前記被検出軸107は圧縮スプリング111により常時近接センサー101から離反する方向に付勢されており、被検出軸107のスナップリング113が被検出軸支持体105に係合することにより、被検出軸107と近接センサー101との間隙が一定に保持されている。
一方、前記ブラシ支持体47(A、B)の帯鋸刃17側の側面には、前記ブラシ軸45(A、B)に平行に延伸するストッパー部材115がそれぞれ固定してある。また、前記ヒンジピン保持部55にはストッパー部材115の端部に当接可能なねじ117が位置決め調節可能に螺合してある。
また、前記ストッパー部材115のそれぞれには、帯鋸刃17側へ延びる押圧レバー119が一体的に設けてあり、この押圧レバー119に前記被検出軸107の前記係合部107Dに係合する止めねじ121が位置調節可能に設けてある。
上記構成により、前記ワイヤブラシ43(A、B)の何れか一方または両方が摩耗した場合、前記引張りスプリング97、99の付勢力により、ワイヤブラシ43(A、B)が帯鋸刃17側へ移動すると同時に、前記被検出軸107の係合部107Dに係合した止めねじ121が被検出軸107を押圧することになる。
したがって、前記ワイヤブラシ43(A、B)の何れか一方または両方が摩耗した場合、前記引張りスプリング97、99の付勢力により、ワイヤブラシ43(A、B)が帯鋸刃17側へ移動すると同時に、前記被検出軸107の係合部107Dに係合した止めねじ121が被検出軸107を押圧することになり、前記近接センサー101と被検出軸107との間隙が変化する。この変化量が設定値をこえたことを検出するこよにより前記ワイヤブラシ43(A、B)の摩耗状態または交換時期を検知することができる。
なお、前記ワイヤブラシ43(A、B)は、蝶ナット123を弛めることによりブラシ軸45(A、B)から容易に外して交換することができる。また、前記摩耗検出手段の周囲には塵埃の侵入によりセンサーの誤動作を防止するためのカバー125が設けてある。
図8、図9は、前記図6、7で説明した回転駆動機構の別の実施例として第2の回転駆動機構を示したものである。なお、第2の回転駆動機構において前記回転駆動機構と同一の部品には同一の符号を付してある。
図8、図9を参照するに、平歯車で構成した歯車列からなる第2の回転駆動機構を納めた前記ギヤボックス49にはワイヤブラシ43(A、B)を回転駆動させるための減速機付きのモータ61が取り付けてある。
そして、前記モータ61の出力軸67には、歯数がZaの駆動歯車127が着脱交換自在に設けてある。前記第1出力軸69には、この駆動歯車127に噛合する歯数がZbの中間歯車131が着脱交換自在に設けてある。
上述の中間歯車131は、前記第1出力軸69に設けた歯車135とキー137を介して一体的に回転するように2枚重ねた状態で設けてある。また、上述の歯車135に噛合する歯車139が前記第2出力軸77にキー141を介して装着してある。
なお、上述の第1出力軸69は、前記図7に示したように、ユニバーサルジョイント81を介して前記ブラシ軸45Aの後端部(ブラシのない方の軸端部)に連結してある。また同様に第2出力軸77はユニバーサルジョイント81を介して前記ブラシ軸45Bの後端部(ブラシのない方の軸端部)に連結してある。なお、前記歯車135の歯数と歯車137歯数は同一である。
上記構成の第2の回転駆動機構において、モータ61を回転駆動させれば、歯数がZaの駆動歯車127と歯数がZbの中間歯車131を介して、歯車135と歯車139とが減速比Zb/Zaで互いに反する方向に回転駆動されることになる。
図10、図11は前記第2の回転駆動機構おいて、前記駆動歯車127を歯数がZa’の駆動歯車129に交換すると共に、前記中間歯車131に代えてこの駆動歯車129に噛合する歯数がZb’の中間歯車133に交換した状態を示したものであり減速比はZa’/Zb’となる。
すなわち、第2の回転駆動機構によれば、減速機付きのモータ61により適宜な回転速度を選択することができる外に、第2の回転駆動機構における駆動歯車127(129)と中間歯車131(133)との組合わせを適宜に交換することにより材料の切削条件にあわせた適宜なブラシ回転速度に容易に変更することができる。
本発明に係る帯鋸盤における切粉除去装置を装備した横型帯鋸盤の概略的説明図。 本発明に係る帯鋸盤における切粉除去装置部分を拡大した概略的説明図。 図2の詳細な説明図。 図3の左側面の詳細な説明図。 図3の右側面の詳細な説明図。 図4におけるB−B断面の説明図。 図3におけるA−A断面の説明図。 本発明に係る帯鋸盤における切粉除去装置の第2の回転駆動機構の説明図。 図8におけるC−C断面図。 図8における第2の回転駆動機構において、歯数がZaの駆動歯車127と歯数がZbの中間歯車131とを、歯数がZa’の駆動歯車129と歯数がZb’の中間歯車133に交換した状態を示したものである。 図10におけるC−C断面図。
符号の説明
1 横型帯鋸盤
3 基台
5 メインガイドポスト
7 サブガイドポスト
8 油圧シリンダ
9 鋸刃ハウジング
10 ワークテーブル
11 開口部
12 固定バイス装置
13 駆動ホイール
14 可動バイス装置
15 従動ホイール
16 油圧シリンダ
17 帯鋸刃
17B 下方走行部
19 ひねり起こし部
21 固定鋸刃ガイドアーム
23 可動鋸刃ガイドアーム
25 ガイドレール
27 ガイド部材
29 サーボモータ
31 送りねじ
33 ナット部材
35 クイックアプローチ装置
37 ロッド部材
39 接触検出子
41 切粉除去装置
43(A、B) ワイヤブラシ
45(A、B) ブラシ軸
47(A、B) ブラシ支持体
49 ギヤボックス
51 ブラケット
53 締結部材
55 ヒンジピン保持部
57 ヒンジピン
59 揺動係合部
61 モータ
63 入力軸
65 主歯車
67 出力軸
69 第1出力軸
71 第1歯車
73 第1中間歯車
75 第2中間歯車
77 第2出力軸
79 第2歯車
81 ユニバーサルジョイント
83 係止ピン
85 係止ピン
87 ブラケット
89 突出部
91 係止ピン
93 突出部
95 係止ピン
97 引っ張りスプリング
99 引っ張りスプリング
101 近接センサー
103 センサーブラケット
105 被検出軸支持体
107 被検出軸
107D 係合部
109 スナップリング
111 圧縮スプリング
113 スナップリング
115 ストッパー部材
117 ねじ
119 押圧レバー
121 止めねじ
123 蝶ナット
125 カバー
127、129 駆動歯車
131、133 中間歯車
135 、139 歯車
137、141 キー
W 被加工材

Claims (4)

  1. 鋸刃ハウジングに回転自在に支持された駆動ホイールと従動ホイールとに掛け回されて回転走行する帯鋸刃に付着した切粉をブラシで除去する帯鋸盤における切粉除去装置にして、前記駆動ホイールと固定鋸刃ガイドとの間の位置に前記帯鋸刃の刃先の両側面に接触自在のブラシを備えたブラシ軸を回転駆動自在に軸支した一対のブラシ支持体を設け、該一対のブラシ支持体に軸支された一対のブラシ軸を1個の駆動モータにより逆方向に同期回転駆動させる平歯車列からなる回転駆動機構を設け、前記ブラシ軸を前記帯鋸刃に接近する方向と離反する方向とに揺動可能な揺動手段を設け、前記帯鋸刃に接近する方向と離反する方向とに付勢自在の付勢手段を設け、該付勢手段により前記ブラシで前記帯鋸刃を押圧挟持可能に設けたことを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
  2. 請求項1に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記揺動手段は前記回転駆動機構の一対の出力軸と前記一対のブラシ軸との間をユニバーサルジョイントを介して連結してなり、前記出力軸とブラシ軸との間に前記帯鋸刃のひねり角度に対応した適宜な角度を設けてなることを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
  3. 請求項2に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記出力軸とブラシ軸の長さを変更することにより、前記帯鋸刃のひねり角度の変化に適応可能に設けたことを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
  4. 請求項2に記載の帯鋸盤における切粉除去装置において、前記平歯車列からなる回転駆動機構が前記一対の出力軸のいずれか一方の出力軸に前記駆動モータに駆動される駆動歯車に噛合する中間歯車を設けてなり、該中間歯車と前記駆動歯車とを着脱交換自在に設け、前記ブラシ軸の回転数を変更可能に設けたことを特徴とする帯鋸盤における切粉除去装置。
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