JPH09272014A - 帯鋸盤 - Google Patents

帯鋸盤

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JPH09272014A
JPH09272014A JP8537296A JP8537296A JPH09272014A JP H09272014 A JPH09272014 A JP H09272014A JP 8537296 A JP8537296 A JP 8537296A JP 8537296 A JP8537296 A JP 8537296A JP H09272014 A JPH09272014 A JP H09272014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、帯鋸刃におけるブラシが接触する
部分のひわり角が変化しても、ひねり角の変化に対応し
た所定のオーバラップ量の下で、ブラシを回転させるこ
とを目的とする。 【解決手段】 帯鋸刃9の刃先に対するブラシ23のオ
ーバラップ量を調節するため、帯鋸刃に接近する方向の
ブラシ23の移動を規制するストッパ部材を、設け、こ
のストッパ部材49鋸刃ガイド19の鋸刃ハウジング1
1の長手方向の位置に対応して、ブラシ23に接近離反
する方向へ位置調節可能に構成してなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに対して切
断加工を行う帯鋸盤に係わり、特に帯鋸刃の刃先に付着
した切粉を除去するブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の帯鋸盤について簡単に説明
する。
【0003】基台にはワークを支持するワークテーブル
が設けてあり、また基台には鋸刃ハウジングがこのワー
クテーブルに接近離反する上下方向へ移動可能に設けて
ある。この鋸刃ハウジングにおける左右両側にはエンド
レス状の帯鋸刃を掛回す一対の鋸刃ホイールが回転可能
に設けてあり、この鋸刃ハウジングにおける一対の鋸刃
ホイールの間には、切断作用を奏する部分の刃先が上記
ワークに対してほぼ垂直に指向するようにひねった状態
の下で帯鋸刃を走行方向へ移動自在に支持する一対の固
定鋸刃ガイド、可動鋸刃ガイドが設けてある。ここで、
上記切断作用を奏する部分の長さをワークの切断幅に対
応して調節するため、可動鋸刃ガイドは固定鋸刃ガイド
に接近離反する左右方向(鋸刃ハウジングの長手方向)
へ位置調節可能に構成してある。
【0004】帯鋸刃の刃先に付着した切粉を除去するた
め、上記鋸刃ハウジングにはブラシ支持部材が帯鋸刃に
接近する前後方向へ移動可能に設けてあり、このブラシ
支持部材にはブラシが回転可能に設けてある。ここで、
上記ブラシは帯鋸刃における固定鋸刃ガイドと適宜の鋸
刃ホイール(固定鋸刃ガイドに近接する鋸刃ホイール)
の間に位置する部分の刃先に接触可能に構成してある。
上記帯鋸刃の刃先に対するブラシのオーバラップ量を調
節するため、鋸刃ハウジングには帯鋸刃に接近する後方
向のブラシの位置を規制するストッパ部材が固定して設
けてある。
【0005】したがって、可動鋸刃ガイドを鋸刃ハウジ
ングの長手方向へ移動させて、ワークの切断幅に対応し
て切断作用を奏する部分の長さを調節する。次に、ブラ
シを回転させつつ、一対の鋸刃ホイールの回転により帯
鋸刃を走行させる。そして、鋸刃ハウジングをワークテ
ーブルに接近する下方向へ移動させることにより、ワー
クテーブルに支持されたワークに対して切断加工を行
う。ここで、ブラシはストッパ部材により帯鋸刃に接近
する後方向の移動が規制されて、所定のオーバラップ量
の下でブラシを回転させているため、帯鋸刃の刃先に付
着した切粉を除去することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の帯鋸
盤は、固定鋸刃ガイドと可動鋸刃ガイドを備え、ブラシ
を帯鋸刃における固定鋸刃ガイドと適宜の鋸刃ホイール
の間に位置する部分の刃先に接触可能に構成したことに
より、帯鋸刃におけるブラシの接触部分のひねり角は不
変である。したがって、ストッパ部材によりブラシの後
ろ方向の移動を規制することにより、ブラシのオーバラ
ップ量を所定のオーバラップ量に保つことができる。
【0007】しかし、ブラシを帯鋸刃における可動鋸刃
ガイドと適宜の鋸刃ホイール(可動鋸刃ガイドに近接す
る鋸刃ホイール)の間に位置する部分の刃先に接触可能
に構成した帯鋸盤、またはいずれの鋸刃ガイドも他方の
鋸刃ガイドに接近離反する方向へ移動可能に構成した帯
鋸盤にあっては、帯鋸刃におけるブラシの接触部分のひ
ねり角は鋸刃ガイドの移動により変化し、ストッパ部材
によってブラシの後方向の移動が規制されても、ブラシ
のオーバラップ量を所定のオーバラップ量に保つことが
できない。そのため、ブラシのオーバラップ量が所定の
オーバラップ量よりもかなり小さい場合には、ブラシに
よる切り粉除去を充分に行うことができず、一方ブラシ
のオーバラップ量が所定のオーバラップ量よりもかなり
大きい場合には、ブラシの磨耗が激しく不経済であり、
帯鋸刃の刃先が損傷するという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の如き従来の問題点
を解決するために、本発明においては、第1の手段とし
て、ワークを支持するワークテーブルを設け、このワー
クテーブルに接近離反する方向へ移動可能な鋸刃ハウジ
ングを設け、この鋸刃ハウジングにエンドレス状の帯鋸
刃を掛回す一対の鋸刃ホイールを回転可能に設け、また
この鋸刃ハウジングに、切断作用を奏する部分の刃先が
上記ワークに対してほぼ垂直に指向するようにひねった
状態の下で帯鋸刃を走行方向へ移動自在に支持する一対
の鋸刃ガイドを設け、上記切断作用する部分の長さを調
節するため、少くとも一方の鋸刃ガイドを他方の鋸刃ガ
イドに接近離反する鋸刃ハウジングの長手方向へ位置調
節可能に構成し、上記鋸刃ハウジングにブラシ支持部材
を帯鋸刃に接近離反する方向へ移動可能に設け、このブ
ラシ支持部材に、帯鋸刃における上記一方の鋸刃ガイド
と一方の鋸刃ホイールの間に位置する部分の刃先に接触
可能なブラシを回転可能に設け、上記帯鋸刃の刃先に対
するブラシのオーバラップ量を調節するため、帯鋸刃に
接近する方向のブラシ移動を規制するストッパ部材を設
け、このストッパ部材を前記一方の鋸刃ガイドの上記長
手方向の位置に対応してブラシに接近離反する方向へ位
置調節可能に構成してなることを特徴とする。
【0009】第2の手段として、第1の手段の発明特定
事項の他に、前記一方の鋸刃ガイドの前記長手方向の移
動と連動して、前記ストッパ部材を前記ブラシに接近離
反する方向へ移動(揺動も含む)させる連動機構を設け
てなることを特徴とする。
【0010】第3の手段として、第1の手段の発明特定
事項の他に、前記一方の鋸刃ガイドの前記長手方向の位
置を検出するガイド位置検出器を設け、前記ストッパ部
材を前記ブラシに接近離反する方向へ移動させるストッ
パ作動装置を設け、上記ガイド検出器により検出された
検出値に対応してこのストッパ作動装置を制御する制御
装置を設けてなることを特徴とする。
【0011】第4の手段として、第1〜第3の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記ブラシ支
持部材を前記鋸刃ハウジングに対して移動不能に固定す
る固定装置を設けてなることを特徴とする。
【0012】第5の手段として、第1〜第4の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記ブラシを
前記ストッパ部材に接近する方向へ付勢する付勢部材を
設けてなることを特徴とする。
【0013】したがって、少くとも一方の鋸刃ガイドを
鋸刃ハウジングの長手方向へ移動させて、ワークの切断
幅に対応して切断作用を奏する部分の長さを調節する。
ここで、一方の鋸刃ガイドが上記長手方向へ移動するこ
とにより、帯鋸刃におけるブラシが接触する部分のひね
り角が変化する。
【0014】また、一方の鋸刃ガイドの上記長手方向の
位置に対応して、ストッパ部材をブラシに接近離反する
方向へ位置調節する。したがって、帯鋸刃における上記
接触部分のひねり角が変化しても、帯鋸刃の刃先に対す
るブラシのオーバラップ量を上記ひねり角の変化に対応
した所定のオーバラップ量に調節することができる。こ
こで、第2の手段の発明特定事項を備えた場合にあって
は、連動機構の作動によって、一方の鋸刃ガイドの上記
長手方向の移動と連動して、ストッパ部材をブラシに接
近離反する方向へ移動させることにより、ブラシのオー
バラップ量を調節する。また、第3の手段の発明特定事
項を備えた場合にあっては、ガイド位置検出器により一
方の鋸刃ガイドの上記長手方向の位置を検出し、制御装
置によりこの検出値に対応してストッパ作動装置を制御
することにより、ストッパ部材をブラシに接近離反する
方向へ移動させて、ブラシのオーバラップ量を調節す
る。
【0015】ブラシのオーバラップ量を調節した後に、
ブラシを回転させつつ、一対の鋸刃ホイールの回転によ
り帯鋸刃を走行させる。そして、鋸刃ハウジングをワー
クテーブルに対して接近する方向へ移動させることによ
り、ワークテーブルに支持されたワークに対して切断加
工を行う。ここで、帯鋸刃のひねり角に対応した所定の
オーバラップ量の下で、ブラシを回転させているため、
帯鋸刃の刃先に付着した切粉を十分に除去することがで
きる。
【0016】なお、第4の手段の発明特定事項を備えた
場合にあっては、ブラシのオーバラップ量を調節した後
に、固定装置によりブラシ支持部材を鋸刃ハウジングに
対して移動不能に固定する。そして、ストッパ部材をブ
ラシに離反する方向へ移動させる。これによって、ブラ
シを回転させても、ストッパ部材とブラシの間に摩擦が
生じることはない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図7を参照するに、本発明の実施の形態に
係わる帯鋸盤1は箱型の基台3をベースにして構成して
あり、この基台3にはワークWを支持するワークテーブ
ル5が設けてある。このワークテーブル5はワークWを
左右方向(図7において左右方向)から押圧固定するバ
イス装置7を備えている。また、上記基台3にはエンド
レス状の帯鋸刃9を備えた鋸刃ハウジング11が設けて
あり、この鋸刃ハウジング11は揺動シリンダ13の作
動によりワークテーブル5に対して接近離反する上下方
向(図7において上下方向)へ揺動(移動の一例)する
ものである。上記鋸刃ハウジング11の左右両側には一
対の鋸刃ホイール15,17が回転可能に設けてあり、
一対の鋸刃ホイール15,17はホイール用駆動モータ
(図示省略)の駆動により回転するものである。
【0019】上記鋸刃ハウジング11における一対の鋸
刃ホイール15,17の間には左右一対の鋸刃ガイド1
9,21が設けてあり、一対の鋸刃ガイド19,21
は、切断作用を奏する部分の刃先が上記ワークWに対し
てほぼ垂直に指向するようにひねった状態の下で帯鋸刃
9を走行方向へ移動自在に支持するものである。上記切
断作用を奏する部分の長さをワークWの切断幅に対応し
て調節するため、一対の鋸刃ガイド19,21はガイド
作動装置(図示省略)の作動により同期して接近離反す
る左右方向(鋸刃ハウジング11の長手方向)へ移動す
るものである。なお、各鋸刃ガイド19,21を独立の
ガイド作動装置(図示省略)の作動により独立して左右
方向へ移動するように構成しても差支えない。
【0020】図1〜図4を参照するに、帯鋸刃9の刃先
に付着した切粉を除去するため、鋸刃ハウジング11の
左部適宜位置には帯鋸刃9の刃先に接触可能なブラシ2
3を備えた切粉除去装置25が設けてある。以下、切粉
除去装置25について詳細に説明する。
【0021】上記鋸刃ハウジング11における支持フレ
ーム27の左部(図1において紙面に向って裏部、図2
〜図4において左部)適宜位置には前方(図1において
左方、図2及び図3において紙面に向って表方、図4に
おいて下方)に突出した支持アーム29が設けてあり、
この支持アーム29は断面逆U字形状のブラシ支持部材
31の上端部が連結してある。このブラシ支持部材31
は、帯鋸刃9に接近離反する前後方向へ揺動可能に構成
してあって、固定装置33の作動により支持アーム29
および鋸刃ハウジング11に対して移動不能に固定する
ことができるものである。
【0022】すなわち、上記支持アーム29にはヒンジ
ピン35が固定してあり、このヒンジピン35にはブラ
シ支持部材31の右側部31aが回転自在に支持されて
いる。上記支持アーム29とブラシ支持部材31の左側
部31bの間にはシリンダブロック37が固定してあ
り、このシリンダブロック37にはピストン39が左右
方向へ移動可能に設けてある。上記ピストン39にはヒ
ンジピン35と同軸上のピストンロッド39Rが設けて
あり、このピストンロッド39Rの先端部にはブラシ支
持部材31の左側部31bを左方向から押圧可能な押圧
部材41が設けてある。したがって、ピストン39を左
方向へ移動させて押圧部材41による押圧状態を解除す
ることにより、ブラシ支持部材31はヒンジピン35を
中心として前後方向へ揺動することができるものであ
り、またピストン39を右方向へ移動させて押圧部材4
1によりブラシ支持部材31の右側部31bを右方向か
ら押圧することにより、ブラシ支持部材31を揺動不能
に支持アーム29および鋸刃ハウジング11に固定せし
めることができる。
【0023】上記ブラシ支持部材31の下端部には上記
ブラシ23が回転可能に設けてあって、このブラシ23
を回転させるため、ブラシ支持部材31の適宜位置には
ブラシ回転モータ45が設けてあり、このブラシ回転モ
ータ45が歯車機構47を介してブラシ23の回転軸に
連動連結してある。
【0024】帯鋸刃9の刃先に対するブラシ23のオー
バラップ量を調節するため、左側の鋸刃ホイール15に
近接する位置には帯鋸刃9に接近する後方向のブラシ2
3の揺動を規制するストッパ部材49が設けてあると共
に、ブラシ支持部材31と支持フレーム27の間にはブ
ラシ支持部材31を後方向へ付勢可能なスプリング51
が設けてある。
【0025】上記ストッパ部材49は、ブラシ23の移
動を規制する規制位置(図1において実線で示す位置)
に位置決めするため、連動機構53の作動により鋸刃ガ
イド15の左右方向の移動と連動してブラシ23に接近
離反する上下方向へ揺動可能に構成してあって、規制位
置に一旦位置決めした後に、規制を回避する規制回避位
置(図1において仮想線で示す位置)へ揺動可能に構成
してある。
【0026】すなわち、鋸刃ハウジング11における支
持フレーム27にはスライドプレート55がガイド部材
56を介して上下方向へ移動可能に設けてあり、このス
ライドプレート55には上下方向へ延びた連結リンク5
7の下端部が枢支連結してある。支持フレーム27にお
けるスライドプレート55の上方には偏心部59を備え
た偏心軸61の後端部が回転可能に支持されてあり、連
結リンク57の上端部がこの偏心部59に枢支連結して
ある(図5参照)。偏心軸61の前端部にはスプロケッ
ト63が一体的に設けてあり、支持フレーム27におけ
るスプロケット63の右方にはスプロケット65が回転
可能に設けてある。上記スプロケット63,65にはチ
ェーン67が巻き掛けてあり、このチェーン67の一部
分と鋸刃ガイド19の一部分が連結ブラケット69によ
り連結してある。
【0027】上記支持フレーム27にはコの字形の支持
ブラケット71が設けてあり、この支持ブラケット71
には回転軸73が回転可能に設けてある。この回転軸7
3の左端部には上記ストッパ部材49が一体的に連結し
てあり、この回転軸73の右端部にはレバー75の基部
が一体的に設けてある。上記回転軸73を回転させるた
め、スライドプレート55には上下方向へ移動可能なピ
ストンロッド77を備えた流体圧シリンダ79が設けて
あり、このピストンロッド77の先端部がレバー75の
先端部に長穴およびピンを回して枢支連結してある。
【0028】したがって、鋸刃ガイド19の左右方向の
移動により偏心軸61をスプロケット63,65および
チェーン67を介して回転させて、スライドプレート5
5を連結リンク67を介して上下方向へ移動させる。こ
れによって、鋸刃ガイド19の左右方向の位置に対応し
て、回転軸73を回転させて、ストッパ部材49をブラ
シ23に接近離反する上下方向へ揺動させて、前記規制
位置に位置決めすることができる。また、流体圧シリン
ダ79の作動により回転軸73を回転させてストッパ部
材49を上方向へ揺動させて規制位置から規制回避位置
に位置せしめることができる。
【0029】また、連動機構53の作動により鋸刃ガイ
ド19の左右方向の移動と連動してストッパ部材49を
ブラシ23に接近離反する上下方向へ揺動させるように
構成してあるが、以下のように構成しても差支えない。
【0030】すなわち、図6を参照するに、ガイド位置
検出器81により鋸刃ガイド19の左右方向(鋸刃ハウ
ジング11の長手方向)の位置を検出し、制御装置83
により検出値に対応して、ストッパ部材49を上下方向
へ揺動させるサーボモータ85を制御するように構成す
る。ここで、ガイド位置検出器81としては、実開昭6
1−159124号に示すポテンションメータあるいは
鋸刃ハウジング11において長手方向へ適宜間隔に配置
した近接スイッチ等が用いられ、サーボモータ85には
ねじ部材87が連動連結してあって、このねじ部材87
に螺合したナット部材89が回転軸91及びレバー93
を介してストッパ部材49に連結してある。なお、回転
軸91及びレバー93は連動機構53における回転軸7
3及びレバー77とほぼ同じ構成をしてある。
【0031】本発明の実施の形態の作用について説明す
る。
【0032】ガイド作動装置の作動により一対の鋸刃ガ
イド19,21を接近離反する左右方向(鋸刃ハウジン
グ11の長手方向)へ移動させて、ワークWの切断幅に
対応して帯鋸刃9における切断作用を奏する部分の長さ
を調節する。ここで、左側の鋸刃ガイド19が上記長手
方向へ移動することにより、帯鋸刃9におけるブラシ2
3が接触する部分のひねり角が変化する。
【0033】また、連動機構53の作動によって左側の
鋸刃ガイド19の上記長手方向の移動と連動してストッ
パ部材49をブラシ23に接近離反する上下方向へ移動
させる。したがって、帯鋸刃9における上記接触部分の
ひねり角が変化しても、帯鋸刃9の刃先に対するブラシ
23のオーバラップ量をひねり角の変化に対応した所定
のオーバラップ量に調節することができる。ここで、連
動機構53等を用いる代わりに、図6に示すようにガイ
ド位置検出器81、制御装置83、サーボモータ85等
を用いる場合にあっては、ガイド位置検出器81により
左側の鋸刃ガイド19の上記長手方向の位置を検出し、
制御装置83によりこの検出値に対応してサーボモータ
85を制御することにより、ストッパ部材49をブラシ
23に接近離反する上下方向へ揺動させて、ブラシ23
のオーバラップ量を調節する。
【0034】ブラシ23のオーバラップ量を調節した後
に、固定装置33によりブラシ支持部材31を支持アー
ム29に揺動不能に固定する。そして、流体圧シリンダ
79の作動によりストッパ部材49をブラシ23に離反
する上方向へ揺動させて、規制位置から規制回避位置に
位置せしめる。なお、図6に示すようにサーボモータ8
5の駆動によりストッパ部材49を上下方向へ揺動させ
るように構成した場合にあっては、固定装置33により
ブラシ支持部材31を支持アーム29に揺動不能に固定
した後に、サーボモータ85の駆動によりストッパ部材
49を上方向へ揺動させて、規制位置から規制回避位置
に位置せしめる。
【0035】ストッパ部材49を規制回避位置に位置せ
しめた後に、ブラシ回転モータ45の駆動によりブラシ
23を回転させつつ、一対の鋸刃ホイール15,17の
回転により帯鋸刃9を走行させる。そして、揺動シリン
ダ13の作動により鋸刃ハウジング11をワークテーブ
ル5に対して接近する下方向へ移動させることにより、
ワークテーブル5に支持固定されたワークWに対して切
断加工を行う。ここで、帯鋸刃9のひねり角に対応した
所定のオーバラップ量の下で、ブラシ23を回転させて
いるため、帯鋸刃9の刃先に付着した切粉を十分に除去
することができる。また、ストッパ部材49を規制回避
位置に位置せしめているため、ブラシ23を回転させて
も、ストッパ部材49とブラシ23との間に摩擦が生じ
ることはない。
【0036】以上の如き、本発明の実施の形態によれ
ば、左側の鋸刃ガイド19の左右方向(鋸刃ハウジング
11の長手方向)の移動により帯鋸刃9におけるブラシ
23が接触する部分のひねり角が変化しても、ひねり角
の変化に対応した所定のオーバラップ量の下で、ブラシ
23を回転させることができる。そのため、帯鋸刃9の
刃先に付着した切粉を十分に除去できると共に、ブラシ
23の磨耗が激しくなることおよび帯鋸刃9の刃先の損
傷を抑制することができる。
【0037】更に、ブラシ23を回転させるときに、ブ
ラシ23とストッパ部材49との間に摩擦が生じないた
め、ブラシ23の磨耗が激しくなることをより抑制する
ことができると共に、ブラシ23を回転する際に生じる
負荷を小さくすることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1〜請求項4のうちいずれかの請
求項に記載の発明によれば、一方の鋸刃ガイドの移動に
より帯鋸刃におけるブラシが接触する部分のひねり角が
変化しても、ひねり角の変化に対応した所定のオーバラ
ップ量の下で、ブラシを回転させることができる。その
ため、帯鋸刃の刃先に付着した切粉を十分に除去できる
と共に、ブラシの磨耗が激しくなることおよび帯鋸刃の
刃先の損傷を抑制することができる。
【0039】更に、請求項4に記載の発明によれば、ブ
ラシを回転させるときに、ブラシとストッパ部材との間
に摩擦が生じないため、ブラシの磨耗が激しくなること
をより一層抑制することができると共に、ブラシを回転
させる際に生じる負荷を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるI-I 線に沿った図である。
【図2】切粉除去装置の正面図である。
【図3】図1におけるIII-III 線に沿った図である。
【図4】図2におけるIV-IV 線に沿った図である。
【図5】図3におけるV-V 線に沿った図である。
【図6】他の実施の形態を示す概略的な図である。
【図7】帯鋸盤の正面図である。
【符号の説明】
1 帯鋸盤 9 帯鋸刃 11 鋸刃ハウジング 19,21 鋸刃ガイド 23 ブラシ 25 切粉除去装置 27 支持フレーム 31 ブラシ支持部材 49 ストッパ部材 53 連動機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを支持するワークテーブルを設
    け、このワークテーブルに接近離反する方向へ移動可能
    な鋸刃ハウジングを設け、この鋸刃ハウジングにエンド
    レス状の帯鋸刃を掛回す一対の鋸刃ホイールを回転可能
    に設け、またこの鋸刃ハウジングに、切断作用を奏する
    部分の刃先が上記ワークに対してほぼ垂直に指向するよ
    うにひねった状態の下で帯鋸刃を走行方向へ移動自在に
    支持する一対の鋸刃ガイドを設け、上記切断作用する部
    分の長さを調節するため、少くとも一方の鋸刃ガイドを
    他方の鋸刃ガイドに接近離反する鋸刃ハウジングの長手
    方向へ位置調節可能に構成し、 上記鋸刃ハウジングにブラシ支持部材を帯鋸刃に接近離
    反する方向へ移動可能に設け、このブラシ支持部材に、
    帯鋸刃における上記一方の鋸刃ガイドと一方の鋸刃ホイ
    ールの間に位置する部分の刃先に接触可能なブラシを回
    転可能に設け、上記帯鋸刃の刃先に対するブラシのオー
    バラップ量を調節するため、帯鋸刃に接近する方向のブ
    ラシの移動を規制するストッパ部材を設け、このストッ
    パ部材を前記一方の鋸刃ガイドの上記長手方向の位置に
    対応してブラシに接近離反する方向へ位置調節可能に構
    成してなることを特徴とする帯鋸盤。
  2. 【請求項2】 前記一方の鋸刃ガイドの前記長手方向の
    移動と連動して、前記ストッパ部材を前記ブラシに接近
    離反する方向へ移動させる連動機構を設けてなることを
    特徴とする請求項1に記載の帯鋸盤。
  3. 【請求項3】 前記一方の鋸刃ガイドの前記長手方向の
    位置を検出するガイド位置検出器を設け、前記ストッパ
    部材を前記ブラシに接近離反する方向へ移動させるスト
    ッパ作動装置を設け、上記ガイド検出器により検出され
    た検出値に対応してこのストッパ作動装置を制御する制
    御装置を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の
    帯鋸盤。
  4. 【請求項4】 前記ブラシ支持部材を前記鋸刃ハウジン
    グに対して移動不能に固定する固定装置を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれかの請
    求項に記載の帯鋸盤。
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