JP2009245356A - 改札処理システム及び改札処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】改札処理忘れ対策が可能な改札処理技術を提供することにある。
【解決手段】第1の無線通信により、カード処理エリア内の前記無線カードと通信し、前記無線カードに記録された情報を読み取り、前記読み取った情報に基づき改札処理を行う改札処理方法であって、前記第1の無線通信より通信距離の長い第2の無線通信により、立入り駅情報書き込みエリア内の無線カードと通信し、無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録し、第1の無線通信により無線カードと通信し、無線カードに記録された情報を読み取り、無線カードから読み取った情報に含まれる出場情報に基づく入場判断不能な場合には読み取った情報に含まれる立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し入場を許可する場合には無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、駅係員が常駐しない無人駅等に設置される改札装置、所謂、簡易型の改札装置を含む改札処理システムに関する。
鉄道などの交通機関の駅には、駅係員の負担を軽減するために自動改札装置が設置されている。自動改札装置には、無線通信により無線ICカード等の電子乗車券の情報を読み取り、非接触で通行の可否を行っているものがある。具体的には、自動改札装置は、電子乗車券に記録された情報を読み取り、読み取られた情報、例えば入出場履歴情報及び金額情報(残額情報)に基づき入出場の可否を判定し、必要に応じて金額情報から所定金額(運賃)を引き去る。
また、払い戻し機能を備えた自動改札装置も提案されている(特許文献1参照)。自動改札装置は、ストアードフェアカード(SFカード)に基づく改札処理の際、入場時にSFカードにチャージされている金額情報から初乗り運賃を差し引く。このため、SFカード利用客が、自動改札装置を経て誤入場してしまった場合であっても、当然ながらSFカードからは初乗り運賃が差し引かれてしまう。このようなケースにおいて、自動改札装置が、払い戻しの正当性を自動的に判断し、SFカードに対して所定金額を払い戻す。
近年普及の目覚しい電子乗車券(無線IC定期券、無線ICSFカード)のシステムエリア拡大のため、駅係員が常駐しない無人駅を含めた広範囲に当該電子乗車券を処理する自動改札装置が設置されている。なお、無人駅等には、例えば簡易型の改札装置が設置される。この簡易型の改札装置は、人間検知機能がなく、さらに通行を阻止するドア等もない。このような簡易型の改札装置は、通行制御(無札防止機能)がない部分を除いては、通常の改札機と同等の判定処理性能を有している。このため、無人駅での乗降の際に、改札機処理忘れが頻繁に発生するおそれがある。
特開2005−025368
無人駅にて簡易型の改札装置による電子乗車券を利用した改札処理を怠って入場してしまい、有人駅にて出場する場合には、有人駅で駅係員による電子乗車券に対する処理が必要となる。また、有人駅にて改札装置による電子乗車券を利用した改札処理を受けて入場し、無人駅にて簡易型の改札装置による電子乗車券を利用した改札処理を怠って出場し、後日無人駅にて簡易型の改札装置による電子乗車券を利用した改札処理を受けて再入場しようとしても、正しい入出場履歴が電子乗車券に記録されていないため、改札処理を受けることができない。このような場合には、有人駅に出向いて駅係員による電子乗車券に対する処理が必要となり、旅客の不注意とはいえ大変な不利益を被ることになる。また、旅客が被る不利益だけでなく、鉄道事業者にとっても簡易型の改札装置による不利益が生じるおそれがある。
本発明の目的は、改札処理忘れ対策が可能な改札処理技術を提供することにある。
この発明の改札処理システム及び改札処理方法は、以下のように構成されている。
この発明の一実施形態に係る改札処理システムは、カード処理エリア内の無線カードと無線通信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段により前記無線カードから読み取られた情報に基づき改札処理を行う第1のカード処理手段と、前記第1の通信手段による無線通信より通信距離の長い無線通信が可能な第2の通信手段と、前記第2の通信手段により、立入り駅情報書き込みエリア内の前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録する第2のカード処理手段とを備え、前記第1のカード処理手段は、前記無線カードから読み取った情報に含まれる入場情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、前記入場情報に基づく出場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、前記無線カードから読み取った情報に含まれる出場情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録し、前記出場情報に基づく入場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する。
この発明の一実施形態に係る改札処理方法は、第1の無線通信により、カード処理エリア内の前記無線カードと通信し、前記無線カードに記録された情報を読み取り、前記読み取った情報に基づき改札処理を行う改札処理方法であって、前記第1の無線通信より通信距離の長い第2の無線通信により、立入り駅情報書き込みエリア内の前記無線カードと通信し、前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録し、前記第1の無線通信により前記無線カードと通信し、前記無線カードに記録された情報を読み取り、前記無線カードから読み取った情報に含まれる入場情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、前記入場情報に基づく出場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、前記無線カードから読み取った情報に含まれる出場情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録し、前記出場情報に基づく入場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する。
本発明によれば、改札処理忘れ対策が可能な改札処理技術を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る改札処理システムに適用される改札装置1(入場改札装置11及び出場改札装置12)の外観図を示している。図1に示す改札装置1は、主に無人駅等に設置される簡易型の改札装置である。
図1に示すように、改札処理システムは、入場改札処理を実行する入場改札装置11、及び出場改札処理を実行する出場改札装置12を備えている。なお、入場改札装置11及び出場改札装置12の構成は同じであり、設定により入場改札装置11として機能したり、出場改札装置12として機能したりする。つまり、改札装置1は、入場改札処理及び出場改札処理の両方を実行する構成であり、設定により入場改札処理専用機又は出場改札処理専用機として動作する。
図2は、図1に示す主に無人駅等に設置される簡易型の改札装置1の概略構成を示す図であるとともに、有人駅等に設置される改札装置1’の概略構成の一部(特に非接触ICカードICCを処理するカード処理部)を示す図である。有人駅に設置される改札装置1’は、人間検知機能を有し、通行を阻止するドア等を有する。これに対して、無人駅に設置される簡易型の改札装置1は、人間検知機能がなく、通行を阻止するドア等もない。このような違いはあるものの、非接触ICカードICCに対する処理は基本的に同じである。
図2に示すように、改札装置1(入場改札装置11及び出場改札装置12)、1’は、アンテナ21、送受信部22、電源回路24、制御部25、記憶部26及び表示部27を備えている。また、送受信部22は、送信部22a及び受信部22bを備えている。
アンテナ21は、カード処理エリア21a内の非接触ICカード(無線カード)ICCとの間で電波の送受信を担う。以下、ここでは、非接触ICカードICCを利用した改札処理について説明するが、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、近距離無線通信が可能な携帯電話等を利用してもよい。送信部22aは、制御部25の送信制御に基づき非接触ICカードICCに対して送信する送信信号を変調し、アンテナへ供給する。受信部22bは、アンテナ21を介して受信された受信信号を復調し、制御部25へ供給する。つまり、アンテナ21及び送受信部22は、非接触ICカードICCに記録された各種情報を読み取り、また非接触ICカードICCに対して各種情報を記録する。電源回路24は、各部で必要とされる電力を供給する。記憶部26は、アンテナ21及び送受信部22を介して非接触ICカードICCから読み取られた情報(入出場履歴情報を含む)を記憶する。そして、制御部25は、記憶部26で記憶(管理)された入出場履歴情報に基づき改札処理を実行する。つまり、制御部25は、入出場履歴情報に基づき必要な精算処理を実行し、非接触ICカードICCに対する入出場履歴情報の記録を指示する。また、現在時刻は、制御部25の時刻カウンタ25aによりカウントされる。
図3は、図1の改札装置に適用可能な非接触ICカードの概略構成を示す図である。図3に示すように、非接触ICカードICCは、アンテナ31、送受信部32、整流部33、蓄電池34、制御部35、及び記憶部36を備えている。また、送受信部32は、送信部32a及び受信部32bを備えている。
アンテナ31は、改札装置1との間で電波の送受信を担う。送信部32aは、制御部25の送信制御に基づき改札装置1に対して送信する送信信号を変調し、アンテナへ供給する。受信部32aは、アンテナ31を介して受信された受信信号を復調し、制御部35へ供給する。整流部33は、アンテナ31を介して受信された充電電波を整流して電気エネルギに変換し、この電気エネルギを蓄電池34へ送るものである。蓄電池34は、整流部33から送られる電気エネルギを蓄積(充電)し、カードの各部に動作電源を供給する。記憶部36は、アンテナ31及び送受信部32を介して改札装置1から受信した情報(入出場履歴情報)を記憶する。
図4は、図1に示す改札装置を適用した改札処理システムの概略構成を示す図である。図4に示すように、改札処理システムは、改札装置1及び立入り駅情報記録装置4を備えている。図5に示すように、立入り駅情報記録装置4は、アンテナ41、送受信部42、電源回路44、制御部45、記憶部46を備えている。また、送受信部42は、送信部42a及び受信部42bを備えている。
アンテナ41は、立入り駅情報書き込みエリア41a内の非接触ICカードICCとの間で電波の送受信を担う。立入り駅情報書き込みエリア41aは、列車に乗降するためのホームから改札装置1の設置エリアまでの間に設けられるエリアである。言い換えれば、立入り駅情報書き込みエリア41aを通過しないと列車には乗車できないし、列車から下車しても駅構外へは出られない。また、アンテナ41の通信距離は、アンテナ21の通信距離より長い。アンテナ21は、旅客によってカード処理エリア21aに翳される非接触ICカードICCと通信を行うのに対して、アンテナ41は、立入り駅情報書き込みエリア41aを通行する旅客に所持された非接触ICカードICCと通信を行う。なお、上記を実現するために、例えば、立入り駅情報書き込みエリア41aに向けて、アンテナ41を複数配置する。
送信部42aは、制御部45の送信制御に基づき非接触ICカードICCに対して送信する送信信号を変調し、アンテナ41へ供給する。受信部42bは、アンテナ41を介して受信された受信信号を復調し、制御部45へ供給する。つまり、アンテナ41及び送受信部42は、非接触ICカードICCに記録された各種情報を読み取り、また非接触ICカードICCに対して各種情報を記録する。電源回路44は、各部で必要とされる電力を供給する。記憶部46は、非接触ICカードICCに対して記録するための立入り駅情報を記憶する。立入り駅情報は、リアルタイムに更新される日時情報及び駅情報を含む。日時情報をリアルタイムに更新するために、制御部45は、時刻カウンタ45aを備える。
続いて、立入り駅情報について説明する。旅客が立入り駅情報書き込みエリア41aを通過すると、立入り駅情報記録装置4は旅客が所持する非接触ICカードICCに対して、立入り駅情報を記録する。立入り駅情報は、無人駅等による入場改札処理忘れ並びになんらかの理由により入場改札処理を行わずに乗車した際に、出場判定及び精算処理に利用する。或いは、立入り駅情報は、無人駅等による出場改札処理忘れ並びになんらかの理由により出場改札処理を行わずに駅から出場した際に、後日の入場判定及び精算処理に利用する。
次に、無人駅での入場から有人駅での出場までの処理(入場改札処理忘れを含む)について説明する。
旅客は、本来、乗車駅に設置された改札装置1により入場改札処理を受けて、乗車駅の立入り駅情報書き込みエリア41aを通過し、目的の列車に乗車する。
例えば、改札装置1のカード処理エリア21aに対して非接触ICカードICCが翳されると、改札装置1により非接触ICカードICCに対して入場処理が施される。具体的には、改札装置1は、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれた出場情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する。
続いて、図6に示すように、非接触ICカードICCを所持した旅客が同じく乗車駅の立入り駅情報書き込みエリア41aを通過すると(ST1)、立入り駅情報記録装置4は旅客が所持する非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録する(ST2)。この場合、非接触ICカードICCは、日時情報及び駅情報を含む入場情報と、日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報とを記憶する。
なお、非接触ICカードICCを所持した旅客が、改札装置1による入場処理を受けずに、乗車駅の立入り駅情報書き込みエリア41aを通過した場合でも(ST1)、上記と同様に、立入り駅情報記録装置4は旅客が所持する非接触ICカードICCに対して立入り駅情報を記録する(ST2)。この場合、非接触ICカードICCは、日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記憶する。
つまり、立入り駅情報は、入場処理を受けたか否かにかかわらずに、立入り駅情報書き込みエリア41aを通過さえすれば、無条件に非接触ICカードICCに書き込まれる。即ち、立入り駅情報の記録処理と、入場処理とは独立した処理である。
続いて、非接触ICカードICCを所持した旅客は、列車を下車して、出場駅に設置された改札装置1’により出場改札処理を受けて、駅構外へ出場する。改札装置1’のカード処理エリアに対して非接触ICカードICCが翳されると、改札装置1’により非接触ICカードICCに対して出場処理が施される。具体的には、図7に示すように、改札装置1’は、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれた入場情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には(ST21、YES)、必要な精算処理を実行し、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録する(ST25)。
旅客が、入場改札処理を受けずに入場し列車に乗車してしまった場合、つまり入場情報に基づく出場判断不能な場合には(ST21、NO)、改札装置1’は、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれる立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し(ST22、ST23)、出場を許可する場合、必要な精算処理を実行し(ST24)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録する(ST25)。なお、改札装置1’は、立入り駅情報を入場情報と見なして、必要な精算処理を行う。つまり、不足運賃を、非接触ICカードICCに記録された金額情報から引き去る。
より具体的には、改札装置1’は、現在日時から所定時間以内の入場情報の欠落により出場判断不能な場合には(ST21、NO)、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれる立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し(ST22、ST23)、出場を許可する場合、必要な精算処理を実行し(ST24)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録する(ST25)。
さらに、詳しく説明すると、改札装置1’は、現在日時から所定時間以内の入場情報の欠落により出場判断不能な場合には(ST21、NO)、立入り駅情報に含まれた日時情報が現在日時より所定時間以内の情報であり、且つ立入り駅情報に含まれた駅情報が出場駅と異なる場合、立入り駅情報を有効と判断し、立入り駅情報に基づき出場の可否を判断する(ST23、YES)。出場を許可する場合、必要な精算処理を実行し(ST24)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録する(ST25)。
次に、無人駅での出場から同じ無人駅での入場までの処理(出場改札処理忘れを含む)について説明する。
旅客は、目的の列車から下車した後、出場駅の立入り駅情報書き込みエリア41aを通過し、出場駅に設置された改札装置1により出場改札処理を受けて、駅構外へ出場する。
図6に示すように、非接触ICカードICCを所持した旅客が出場駅の立入り駅情報書き込みエリア41aを通過すると(ST1)、立入り駅情報記録装置4は旅客が所持する非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録する(ST2)。
続いて、改札装置1のカード処理エリア21aに対して非接触ICカードICCが翳されると、改札装置1により非接触ICカードICCに対して出場処理が施される。具体的には、図7に示すように、改札装置1は、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれた入場情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には(ST21、YES)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録する(ST25)。また、必要に応じて精算処理を実行する。
なお、非接触ICカードICCを所持した旅客が、改札装置1による出場処理を受けずに、駅構外へ出場してしまった場合でも、非接触ICカードICCには、立入り駅情報が残る。
後日、旅客が、上記出場駅から入場する場合に、改札装置1のカード処理エリア21aに対して非接触ICカードICCが翳されると、改札装置1により非接触ICカードICCに対して入場処理が施される。具体的には、改札装置1は、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれた出場情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には(ST21、YES)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する(ST25)。
旅客が、出場改札処理を受けずに出場してしまっている場合、つまり出場情報に基づく入場判断不能な場合には(ST21、NO)、改札装置1は、非接触ICカードICCから読み取った情報に含まれる立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し(ST22、ST23)、入場を許可する場合、必要な精算処理を実行し(ST24)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する(ST25)。なお、改札装置1は、立入り駅情報を出場情報と見なして、必要な精算処理を行う。つまり、立入り情報に基づき未精算運賃の有無を検出し、未精算運賃がある場合には、立入り駅情報及び非接触ICカードICCに記憶された金額情報に基づき未精算運賃を精算する。つまり、不足運賃を、非接触ICカードICCに記録された金額情報から引き去る。
より具体的には、改札装置1は、非接触ICカードICCが最新の入出場情報だけを記憶する構成であり、非接触ICカードICCから読み取られた情報に出場情報が含まれていない、或いは非接触ICカードICCが入出場情報を複数回分記憶する構成であり、非接触ICカードICCから読み取られた情報に含まれた出場情報より時間的に新しい入場情報が含まれている(実質的に必要な出場情報が含まれていない)ことにより入場判断不能な場合には(ST21、NO)、非接触ICカードICCから読み取られた情報に含まれる立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し(ST22、ST23)、入場を許可する場合、必要な精算処理を実行し(ST24)、非接触ICカードICCからに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する(ST25)。
さらに、詳しく説明すると、改札装置1は、非接触ICカードICCから読み取られた情報に出場情報が含まれていない、或いは非接触ICカードICCから読み取られた情報に含まれた出場情報より時間的に新しい入場情報が含まれていることにより入場判断不能な場合には(ST21、NO)、立入り駅情報に含まれた駅情報と記録しようとする記録情報に含まれる駅情報とが一致することを条件として立入り駅情報を有効と判断し、立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し(ST23、YES)、入場を許可する場合には、必要な精算処理を実行し(ST24)、非接触ICカードICCに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する(ST25)。
例えば、有人駅にて非接触ICカードICCを利用しSFによる入場改札処理を受けて、無人駅にて非接触ICカードICCを利用しSFによる出場改札処理を受けて出場する際、出場改札処理を受けずに出場してしまったと仮定する。このケースで、後日、同じ無人駅にてから非接触ICカードICCを利用しSFによる入場改札処理を受けようとしても、これまでは、非接触ICカードICCに適切な出場記録が無いため入場改札処理を受けることができなかった。このようなケースでは、有人駅に出向いて係員による非接触ICカードICC処理を受けてなければならなかった。
これに対して、本実施形態で説明した改札処理システムによれば、改札処理を受け忘れても、非接触ICカードICCには無条件に書き込まれた立入り駅情報が記憶されているので、後日の入場改札処理において、適切に記録された入場情報(有人駅にて入場改札処理により非接触ICカードICCに対して記録された入場情報)と、出場駅で無条件に書き込まれた立入り駅情報(最新の立入り駅情報)とに基づき、未精算運賃を精算し、入場改札処理を実施することができる。
以上説明したように、本実施形態の改札処理システムによれば、非接触ICカードICCに対して入場情報とは別に無条件に立入り駅情報を書き込む、或いは出場情報とは別に無条件に立入り駅情報を書き込むことにより、無人駅等で入出場改札処理を忘れたとしても、次の入出場改札処理の際に、どの駅から入場したのか、或いはどの駅から出場したのかを検出することができ、不足運賃の精算及び入出場改札処理を実施することができる。
以下に、本実施形態の作用効果についてまとめる。
(1)本実施形態の改札処理システムは、非接触ICカードICC等の電子乗車券に、入場情報又は出場情報とは別に、無条件に立入り駅情報を書き込む。これにより、旅客が実際に立ち寄った駅の履歴を参照することが可能となる。例えば、旅客の不注意による精算が発生したとしても、旅客の乗車駅等の主張を証明する手段となる。
(2)本実施形態の改札処理システムでは、無人駅等で電子乗車券の改札処理を忘れたとしても、無条件に書き込まれた、立入り駅情報を用いることにより、駅係員の手を借りなくとも、精算処理可能となり、駅係員の業務負担が軽減される。無人駅にて、旅客の不注意による電子乗車券の精算が発生したとしても、改札機、券売機による精算処理が可能となる。これまでは、電子乗車券以外の手段を用いて、有人駅へ精算処理を実施するために、赴く必要があった。
(3)本実施形態の改札処理システムでは、立入り駅情報を用いた精算処理をおこなうことができるため、これまでのように旅客と駅係員のヒヤリングによる精算方式でなくなり、トラブルが起きにくくなる。また、ヒヤリングによる精算方式の盲点をついた、不正精算を防止することができ、鉄道会社が不利益を被るのを防止できる。具体的には、ヒヤリングによる精算方式において、実乗車より運賃の安い駅からの乗車(または降車)を旅客が申告するなど。これまでは、旅客の申告を信ずるしか手段がなかった。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る改札処理システムに適用される改札装置1(入場改札装置11及び出場改札装置12)の外観図を示す図である。 図1に示す主に無人駅等に設置される簡易型の改札装置の概略構成を示す図であるとともに、有人駅等に設置される改札装置の概略構成の一部(特に非接触ICカードICCを処理するカード処理部)を示す図である。 図1の改札装置に適用可能な非接触ICカードの概略構成を示す図である。 図1に示す改札装置を適用した改札処理システムの概略構成を示す図である。 立入り駅情報記録装置の概略構成を示す図である。 立入り駅情報の書き込み処理の一例を示すフローチャートである。 立入り駅情報を利用した改札処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…改札装置、21…アンテナ、22…送受信部、25…制御部、26…記憶部、27…表示部、ICC…非接触ICカード、31…アンテナ、32…送受信部、35…制御部、36…記憶部

Claims (12)

  1. カード処理エリア内の無線カードと無線通信する第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段により前記無線カードから読み取られた情報に基づき改札処理を行う第1のカード処理手段と、
    前記第1の通信手段による無線通信より通信距離の長い無線通信が可能な第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段により、立入り駅情報書き込みエリア内の前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録する第2のカード処理手段と、
    を備え、
    前記第1のカード処理手段は、
    前記無線カードから読み取った情報に含まれる入場情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、前記入場情報に基づく出場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、
    前記無線カードから読み取った情報に含まれる出場情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録し、前記出場情報に基づく入場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する、
    ことを特徴とする改札システム。
  2. 前記第1のカード処理手段は、現在日時から所定時間以内の入場情報の欠落により出場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の改札処理システム。
  3. 前記第1のカード処理手段は、現在日時から所定時間以内の入場情報の欠落により出場判断不能な場合には、前記立入り駅情報に含まれた日時情報が前記現在日時より前記所定時間以内の情報であれば、前記立入り駅情報を有効と判断し、前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録することを特徴とする請求項2に記載の改札処理システム。
  4. 前記第1のカード処理手段は、前記無線カードから読み取られた情報に出場情報が含まれていない、或いは前記無線カードから読み取られた情報に含まれた出場情報より時間的に新しい入場情報が含まれていることにより入場判断不能な場合には、前記読み取られた情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録することを特徴とする請求項1に記載の改札処理システム。
  5. 前記第1のカード処理手段は、前記無線カードから読み取られた情報に出場情報が含まれていない、或いは前記無線カードから読み取られた情報に含まれた出場情報より時間的に新しい入場情報が含まれていることにより入場判断不能な場合には、前記立入り駅情報に含まれた駅情報と記録しようとする記録情報に含まれる駅情報とが一致することを条件として前記立入り駅情報を有効と判断し、前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録することを特徴とする請求項4に記載の改札処理システム。
  6. 前記立入り駅情報に基づき入場を許可する場合には、前記立入り駅情報に基づき未精算運賃の有無を検出し、未精算運賃がある場合には、前記立入り駅情報及び前記無線カードに記憶された金額情報に基づき未精算運賃を精算する精算手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の改札処理システム。
  7. 第1の無線通信により、カード処理エリア内の前記無線カードと通信し、前記無線カードに記録された情報を読み取り、前記読み取った情報に基づき改札処理を行う改札処理方法であって、
    前記第1の無線通信より通信距離の長い第2の無線通信により、立入り駅情報書き込みエリア内の前記無線カードと通信し、前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む立入り駅情報を記録し、
    前記第1の無線通信により前記無線カードと通信し、前記無線カードに記録された情報を読み取り、
    前記無線カードから読み取った情報に含まれる入場情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、前記入場情報に基づく出場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録し、
    前記無線カードから読み取った情報に含まれる出場情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録し、前記出場情報に基づく入場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録する、
    ことを特徴とする改札処理方法。
  8. 現在日時から所定時間以内の入場情報の欠落により出場判断不能な場合には前記読み取った情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録することを特徴とする請求項7に記載の改札処理方法。
  9. 現在日時から所定時間以内の入場情報の欠落により出場判断不能な場合には、前記立入り駅情報に含まれた日時情報が前記現在日時より前記所定時間以内の情報であれば、前記立入り駅情報を有効と判断し、前記立入り駅情報に基づき出場の可否を判断し、出場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む出場情報を記録することを特徴とする請求項8に記載の改札処理方法。
  10. 前記無線カードから読み取られた情報に出場情報が含まれていない、或いは前記無線カードから読み取られた情報に含まれた出場情報より時間的に新しい入場情報が含まれていることにより入場判断不能な場合には、前記読み取られた情報に含まれる前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録することを特徴とする請求項7に記載の改札処理方法。
  11. 前記無線カードから読み取られた情報に出場情報が含まれていない、或いは前記無線カードから読み取られた情報に含まれた出場情報より時間的に新しい入場情報が含まれていることにより入場判断不能な場合には、前記立入り駅情報に含まれた駅情報と記録しようとする記録情報に含まれる駅情報とが一致することを条件として前記立入り駅情報を有効と判断し、前記立入り駅情報に基づき入場の可否を判断し、入場を許可する場合には前記無線カードに対して日時情報及び駅情報を含む入場情報を記録することを特徴とする請求項10に記載の改札処理方法。
  12. 前記立入り駅情報に基づき入場を許可する場合には、前記立入り駅情報に基づき未精算運賃の有無を検出し、未精算運賃がある場合には、前記立入り駅情報及び前記無線カードに記憶された金額情報に基づき未精算運賃を精算することを特徴とする請求項11に記載の改札処理方法。
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