JP2009241592A - 液体容器、基板、液体情報を変更する方法 - Google Patents

液体容器、基板、液体情報を変更する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体噴射装置に装着される液体容器において、利用者の操作負担を軽減する。
【解決手段】液体噴射装置に装着可能な液体容器は、液体を収容する容器本体と、メモリと、検出部と、情報変更部と、を備える。メモリは、液体容器が液体噴射装置に装着された装着状態において、液体噴射装置が収容された液体に関する液体情報を読み書きするためのものである。検出部は、液体容器の液体噴射装置に対する装着、または、液体容器の液体噴射装置からの離脱を検出する。情報変更部は、装着、または、離脱が検出されたことに基づいて、メモリ上の前記液体情報を変更する。
【選択図】図8

Description

本発明は、液体容器、基板、液体情報を変更する方法に関する。
インクジェットプリンタには、インクが収容されたインク容器が装着される。ここで、インクの残量を示す残量情報を記録するメモリを搭載するインク容器に、該インク容器にインクを再充填したときに押されるリセットボタンを設ける技術が知られている(例えば、特許文献1)。この技術では、リセットボタンを押すとメモリ上の残量情報が、プリンタが正常に動作するように書き換えられる。
特開平10−202900号公報 特開2004−98564号公報
しかしながら、リセットボタンを利用者に操作させることは、利用者にとって煩わしい場合があった。このような課題は、インク容器に限らず、液体噴射装置に装着可能な液体容器に共通する課題である。
この発明は、液体噴射装置に装着される液体容器において、利用者の操作負担を軽減することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
液体を収容する容器本体と、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において、前記液体噴射装置が前記収容された液体に関する液体情報を読み書きするためのメモリと、
前記液体容器の前記液体噴射装置に対する装着、または、前記液体容器の前記液体噴射装置からの離脱を検出する検出部と、
前記装着、または、前記離脱が検出されたことに基づいて、前記メモリ上の前記液体情報を変更する情報変更部と、
を備える、液体容器。
こうすれば、液体容器が装着または離脱されたときに、液体噴射装置による読み書きとは無関係に、メモリ上の液体情報を変更するので、利用者がメモリ上の液体情報を変更する指示をする必要がない。この結果、利用者の操作負担を軽減することができる。
[適用例2]適用例1に記載の液体容器において、
前記情報変更部は、前記装着、または、前記離脱が検出され、かつ、前記メモリ上の前記液体情報の値が所定の条件を満たしている場合に、前記液体情報を変更する、液体容器。
こうすれば、液体情報を変更する回数を低減して、メモリの寿命を延ばすことができる。
[適用例3]適用例1に記載の液体容器において、
前記情報変更部は、前記装着、または、前記離脱が検出され、かつ、前記液体噴射装置による前記メモリ上の前記液体情報の更新回数が所定回数を超えている場合に、前記液体情報を変更する、液体容器。
こうすれば、液体情報を変更する回数を低減して、メモリの寿命を延ばすことができる。
[適用例4]適用例2に記載の液体容器において、
前記液体情報は、前記収容された液体の消費量および残量のうちの少なくとも一方を特定するための液量情報を含む、液体容器。
こうすれば、液体容器が装着または離脱されたときに、液体噴射装置による読み書きとは無関係に、液量情報を変更できる。
[適用例5]適用例4に記載の液体容器において、
前記液体噴射装置は、前記メモリ上の消費量情報を、前記消費量情報が示す液体の消費量を増やすように変更し、
前記情報変更部は、前記メモリ上の前記消費量情報を、前記消費量情報が示す液体の消費量を減じるように変更する、液体容器。
こうすれば、残量情報が液体がないことを示すことを抑制することができる。
[適用例6]適用例1ないし適用例4のいずれかに記載の液体容器において、
前記容器本体には、前記液体を再充填するための再充填孔が設けられている、液体容器。
こうすれば、例えば、液体を再充填したときに、液体の残量情報を、液体噴射装置とは無関係に変更することができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例5のいずれかに記載の液体容器は、さらに、
前記装着状態において、前記メモリと前記液体噴射装置とを電気的に接続するためのメモリ端子と、
前記メモリと前記メモリ端子との間を導通状態と非導通状態とに切り換える切換部と、
を備え、
前記情報変更部が前記液体情報を変更しているときに、前記切換部は、前記メモリと前記メモリ端子との間を非導通状態とする、液体容器。
こうすれば、より確実に情報変更部が液体情報を変更しているときに、液体噴射装置がメモリにアクセスすることを抑制することができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例5のいずれかに記載の液体容器は、さらに、
前記装着状態において、前記メモリと前記液体噴射装置とを電気的に接続するためのメモリ端子と、
前記メモリと前記メモリ端子との間を導通状態と非導通状態とに切り換える切換部と、
を備え、
前記情報変更部が前記液体情報の変更を行っている期間を含む所定の期間において、切換部は、前記メモリと前記メモリ端子との間を非導通状態とする、液体容器。
こうすれば、より確実に情報変更部が液体情報を変更しているときに、液体噴射装置がメモリにアクセスすることを抑制することができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例7のいずれかに記載の液体容器において、
前記検出部は、フォトセンサを含む、液体容器。
こうれば、フォトセンサを用いて容易に、液体容器の離脱または装着を検出することができる。
[適用例10]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載の液体容器において、
前記検出部は、メカスイッチを含む、液体容器。
こうれば、スイッチを用いて容易に、液体容器の離脱または装着を検出することができる。
[適用例11]適用例1ないし適用例9のいずれかに記載の液体容器は、さらに、
前記液体容器が前記液体噴射装置に装着されていない状態において、前記情報変更部が前記メモリを読み書きするための電力を供給する電力供給部を含む、液体容器。
こうすれば、液体容器が離脱されたときに、電力供給部から供給される電力を用いて、メモリ上の液体情報を変更することができる。
[適用例12]液体噴射装置に装着される液体容器であって、
液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部を脱着可能であると共に、前記液体噴射装置に装着可能なアダプタと、
を備え、
前記アダプタは、
前記アダプタが前記液体噴射装置に装着された装着状態において、前記液体噴射装置が前記液体に関する液体情報を読み書きするためのメモリと、
前記液体収容部の前記アダプタに対する装着、または、前記液体収容部の前記アダプタからの離脱を検出する検出部と、
前記装着、または、前記離脱が検出されたことに基づいて、前記メモリ上の前記液体情報を変更する情報変更部と、
を備える、液体容器。
こうすれば、液体収容部が装着または離脱されたときに、液体噴射装置による読み書きとは無関係に、アダプタが備えるメモリ上の液体情報を変更するので、利用者がメモリ上の液体情報を変更する指示をする必要がない。この結果、利用者の操作負担を軽減することができる。
この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、液体噴射装置に装着可能な基板、液体容器に搭載される基板、液体容器に収容され、液体噴射装置に供給される液体に関する情報であって、メモリに記録されている液体情報を変更する方法、上記液体容器または基板における制御方法などの形態で実現することができる。
本発明の一実施例としての印刷システムの概略構成を示す説明図。 第1実施例おけるインクカートリッジの外観構成を示す斜視図。 インクカートリッジがキャリッジに取り付けられた状態を示す図。 基板の構成について説明する図。 基板の表面の9つの端子について説明する図。 インクカートリッジの内部構成を説明する説明図。 第1実施例のインクカートリッジとプリンタの電気的な構成を示す図。 第1実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャート。 第2実施例のインクカートリッジとプリンタの電気的な構成を示す図。 第2実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャート。 第3実施例の基板の外観構成を示す図。 第4実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャート。 第5実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャート。 第11変形例におけるインクカートリッジの内部構成を説明する第1の図。 第11変形例におけるインクカートリッジの内部構成を説明する第2の図。
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施例としての印刷システムの概略構成を示す説明図である。印刷システムは、プリンタ20と、コンピュータ90と、を備えている。プリンタ20は、コネクタ80を介して、コンピュータ90と接続されている。
プリンタ20は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構と、各機構を制御するための主制御回路40と、を備えている。副走査送り機構は、紙送りモータ22とプラテン26とを備えており、紙送りモータの回転をプラテンに伝達することによって用紙Pを副走査方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモータ32と、プーリ38と、キャリッジモータとプーリとの間に張設された駆動ベルト36と、プラテン26の軸と並行に設けられた摺動軸34と、を備えている。摺動軸34は、駆動ベルト36に固定されたキャリッジ30を摺動可能に保持している。キャリッジモータ32の回転は、駆動ベルト36を介してキャリッジ30に伝達され、キャリッジ30は、摺動軸34に沿ってプラテン26の軸方向(主走査方向)に往復動する。ヘッド駆動機構は、キャリッジ30に搭載された印刷ヘッドユニット60を備えており、印刷ヘッドを駆動して用紙P上にインクを吐出させる。印刷ヘッドユニット60には、後述するように、複数のインクカートリッジを脱着自在に装着可能である。キャリッジ30には、さらに、キャリッジ回路50が搭載されている。キャリッジ回路50は、主制御回路40と協働してインクカートリッジ100に関連する制御を行うための回路であり、以下ではサブ制御部ともいう。プリンタ20は、さらに、ユーザがプリンタの各種の設定を行ったり、プリンタのステータスを確認したりするための操作部70を備えている。
図2は、第1実施例おけるインクカートリッジの外観構成を示す斜視図である。インクカートリッジ100は、インクを収容する容器本体101と、インク供給部102と、基板110と、係合レバー104と、を備えている。図2において、フィルム103は、大気開放孔を封止するフィルムであり、インクカートリッジ100を使用する際に剥がされる。インク供給部102は、容器本体101の底面に設けられ、印刷ヘッドユニット60に装着されたときに、印刷ヘッドユニット60に対してインクを供給する。
図3は、インクカートリッジがキャリッジに取り付けられた状態を示す図である。キャリッジ30において、印刷ヘッドユニット60の上方にホルダ65が設けられており、インクカートリッジ100は、ホルダ65に装着される。インクカートリッジ100がホルダ65に装着されると、係合レバー104の突起104aが、ホルダ65に形成された凹部61に係合する。これにより、インクカートリッジ100は、ホルダ65に固定される。プリンタ20が印刷を行っているとき、インクカートリッジ100は、矢印AR1に示す方向に往復移動する。
図4は、基板110の構成について説明する図である。基板110の表面には、9つの端子111が配置されている。基板110の裏面には、制御部130およびメモリ140が配置されている。制御部130は、例えば、ロジック回路により構成されている。制御部130とメモリ140は、電気的に接続されており、制御部130は、メモリ140へのデータの書き込みやメモリ140からのデータの読み出しを始めとするメモリ140の制御処理を実行する。具体的には、例えば、後述するリセット処理を実行する。メモリ140は、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)やFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)などの書換可能な不揮発性メモリである。制御部130とメモリ140は、それぞれ異なるチップで構成され、配線で接続されていても良いし、一つのチップで構成されていても良い。
基板110は、さらに、フォトセンサ120を備えている。フォトセンサ120は、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子と、フォトダイオードなどの受光素子とを含む反射型フォトセンサである。フォトセンサ120は、発光素子からの光を検知物に当て、反射してくる光を受光素子で受けることにより検知物を検知する。本実施例では、フォトセンサ120は、基板110がホルダ65(プリンタ20)に装着されている装着状態にあるか、ホルダ65に装着されていない非装着状態にあるかを検出するために用いられる。
図5は、基板110の表面の9つの端子111について説明する図である。各端子は、略矩形状に形成され、挿入方向Rと略垂直な列を2列形成するように配置されている。挿入方向Rは、インクカートリッジ100をホルダ65に装着するときの挿入方向を示す。2つの列のうち、挿入方向R側、すなわち、図5における下側に位置する列を下側列と呼び、挿入方向Rの反対側、すなわち、図5における上側に位置する列を上側列と呼ぶ。上側列を形成する端子と、下側列を形成する端子は、互いの端子中心が挿入方向Rに並ばないように、互い違いに配置され、いわゆる千鳥状の配置を構成している。
端子111のうち、上側列を形成するように配列されている端子は、左側から、第1のカートリッジアウト端子COA、接地端子VSS、電源端子VDD、第2のカートリッジアウト端子COBである。下側列を形成するように配列されている端子は、左側から、第1のセンサ駆動用端子SN、リセット端子RST、クロック端子SCK、データ端子SDA、第2のセンサ駆動用端子SPである。各端子の電気的な構成については後述する。
図6は、インクカートリッジ100の内部構成を説明する説明図である。インクカートリッジ100の容器本体101の内部には、インク収容室107と、再充填孔105と、大気開放孔106が形成されている。インク収容室107には、インク5が収容されている。再充填孔105は、一方がインク収容室107に連通し、他方が外部に開口している。再充填孔105の開口は、インクカートリッジ100の上面に設けられている。再充填孔105は、インク収容室107内のインク5がプリンタ20により消費されて減少した後、利用者がインクをインク収容室107に補充するための孔である。大気開放孔106は、一方がインク収容室107に連通し、他方が外部に開口している。大気開放孔106の開口は、これを封止するフィルム103が底面に貼付されている(図2)ことから解るように、実際にはインクカートリッジ100の底面に設けられているが、図6では簡略化して示している。大気開放孔106は、インク収容室107におけるインク5の消費に応じて、大気をインク収容室107に導入するための孔である。
インクカートリッジ100の内部には、さらに、インク供給部102の近傍に設けられたセンサ150と、電力供給部160が備えられている。詳細の図示は省略するが、センサ150は、インク供給部付近のインク流路の一部を形成するキャビティと、キャビティの壁面の一部を形成する振動板と、振動板上に配置された圧電素子とを備えている。プリンタ20は、圧電素子に電気エネルギを与えることにより、圧電素子を介して振動板を振動させることができる。その後、振動板の残留振動の特性(周波数等)を、圧電素子を介して検出することにより、プリンタ20はキャビティにおけるインクの有無を検出することができる。具体的には、容器本体101に収容されていたインク5が消費されることにより、インク5が満たされた状態から大気が満たされた状態に、キャビティの内部の状態が変化すると、振動板の残留振動の特性が変化する。かかる振動特性の変化を、センサ150(圧電素子)を介して検出することにより、インクジェットプリンタは、キャビティにおけるインクの有無を検出することができる。
電力供給部160は、後述するように、インクカートリッジ100(11)がプリンタ20から離脱され、非装着状態になったときに、制御部130およびフォトセンサ120が動作するための電力を供給する。なお、インクカートリッジ100がプリンタ20に装着されているとき(装着状態)は、制御部130およびフォトセンサ120が動作するための電力は、電源端子VDDを介して、プリンタ20から供給される。電力供給部160は、例えば、コンデンサを含んでも良い。このコンデンサは、装着状態において電源端子VDDを介して供給される電力を用いて電荷が充電され、装着状態から非装着状態に移行したとき、すなわち、インクカートリッジ100がプリンタ20から離脱されたときに、充電された電荷をフォトセンサ120および制御部130に駆動電力として供給する。また、電力供給部160は、バックアップ用の電池や発電機を含むUPS(Uninterruptible Power System)であっても良い。
図7は、第1実施例のインクカートリッジ100とプリンタ20の電気的な構成を示す図である。5つの端子、すなわち、接地端子VSS、電源端子VDD、リセット端子RST、クロック端子CSK、データ端子SDAは、それぞれ、メモリ140に接続されている。下側列の両端に位置する2つの端子、すなわち、第1のセンサ駆動用端子SNおよび第2のセンサ駆動用端子SPは、センサ150の圧電素子の一方の電極および他方の電極にそれぞれ接続されている。第1のカートリッジアウト端子COAは、接地端子VSSに接続されている。第2のカートリッジアウト端子COBは、本実施例では、どこにも接続されていない。
フォトセンサ120は、制御部130と通信可能に接続され、基板110(インクカートリッジ100)がプリンタ20に対して装着状態にあるか、非装着状態にあるかを制御部130に認識させる。電力供給部160は、インクカートリッジ100がホルダ65から離脱されたときに、後述するリセット処理を行うためのわずかな間、フォトセンサ120および制御部130に駆動電力を供給する。
プリンタ20において、サブ制御部50は、主制御回路40とバスを解して通信することができる。サブ制御部50は、プリンタ側端子と、カートリッジ認識部51と、メモリアクセス部52と、センサアクセス部53とを備えている。
プリンタ側端子は、一つのインクカートリッジ100ごとに9つ設けられている。9つのプリンタ側端子は、インクカートリッジ100がプリンタ20に装着された状態で、インクカートリッジ100の基板110の9つの端子(図5)にそれぞれ接触する端子である。これにより、プリンタ20とインクカートリッジ100は、それぞれ電気的に接続される。以下では、基板110の端子と対応する(接触する)プリンタ側端子を、基板110の端子の符号の頭にPを付した符号で示す。例えば、基板110のクロック端子SCKと対応する(接触する)プリンタ側端子を、プリンタ側端子PSCKと呼ぶ。
プリンタ側接地端子PVSSは、Lレベル(GNDレベル)に接続されている。第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAは、プルアップ抵抗R1を介して、Hレベル(VDDレベル)に接続されている。GNDレベルを0Vとすると、VDDレベルは、例えば、3.3Vとされる。
カートリッジ認識部51は、第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAの電位に基づいて、インクカートリッジ100がプリンタ20に装着されているか否かを判断する。第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAがHレベルである場合には、カートリッジ認識部51は、インクカートリッジ100が装着されていない非装着状態であると判断する。PCOAがLレベルである場合には、カートリッジ認識部51は、インクカートリッジ100が装着されている装着状態であると判断する。
プリンタ側電源端子PVDD、プリンタ側リセット端子PRST、プリンタ側クロック端子PSCK、プリンタ側データ端子PSDAは、メモリアクセス部52に接続されている。インクカートリッジ100が装着状態にあるとき、メモリアクセス部52は、これらの端子を介して、インクカートリッジ100のメモリ140にアクセスする。具体的には、メモリアクセス部52は、メモリ140からインク残量情報を読み出したり、メモリ140にインク残量情報を書き込んだりする。インク残量情報は、容器本体101に収容されたインク5の残量を示す値である。インク残量情報の初期値は、工場出荷時に容器本体101に収容されているインク5の量に対応している。プリンタ20の主制御回路40は、インクカートリッジ100のインク残量を管理している。例えば、主制御回路40は、印刷開始前にメモリ140からインク残量情報を読み出してインク残量を把握し、印刷終了後にインク消費量に基づいてインク残量を算出してメモリ140のインク残量情報を更新する。すなわち、主制御回路40は、メモリ140のインク残量情報を、インクの消費に応じて減じていく。主制御回路40は、インク残量が所定値以下になると、利用者にインクカートリッジ100の交換ないし再充填を促す。
第1のプリンタ側センサ駆動用端子PSNおよび第2のプリンタ側センサ駆動用端子PSPは、センサアクセス部53に接続されている。インクカートリッジ100が装着状態にあるとき、センサアクセス部53は、これらの端子を介して、上述したようにセンサ150を操作し、インクの有無を判断する。センサ150による検出結果によりインクが所定値以下であることが検出されると、プリンタ20は、例えば、メモリに記録されたインク残量を所定値に修正するなどの処理が行われる。
図8は、第1実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャートである。第1実施例のリセット処理は、インクカートリッジ100がプリンタ20のホルダ65から離脱されたときに行われる処理である。インクカートリッジ100の離脱は、基板110に設けられたフォトセンサ120により検出される。インクカートリッジ100が離脱されると(ステップS10:YES)、フォトセンサ120からの通知により制御部130は、インクカートリッジ100の離脱を認識し、メモリ140上のインク残量情報を初期値に変更する(ステップS20)。このインク残量情報の変更は、プリンタ20からのアクセスとは無関係に行われる。
以上の説明から解るように、本実施例において、フォトセンサ120が請求項における検出部に対応する。また、本実施例において、制御部130が請求項における情報変更部に対応する。
以上説明した第1実施例によれば、利用者がインクカートリッジ100をホルダ65から離脱すると、インク残量情報が初期値に戻る。このため、例えば、利用者が離脱したインクカートリッジにインク5を再充填した後、プリンタ20に再装着したとき、インク残量情報と実際に容器本体101に収容されているインクの量との矛盾が解消されている。この結果、利用者がインク残量情報を初期値に戻すために何ら操作をすることなく、プリンタ20の誤動作を抑制することができる。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例のインクカートリッジ100aとプリンタ20の電気的な構成を示す図である。プリンタ20の構成は、第1実施例と同一であるので説明を省略する。第2実施例のインクカートリッジ100aは、第1実施例と異なり、フォトセンサ120をおよび電力供給部160を備えていない。また、第2実施例のインクカートリッジ100aは、9つの端子の全てがロジック回路である制御部130aに接続されている。第2実施例では、センサアクセス部53がセンサ駆動用端子SN、SPを介して入力したセンサ駆動信号を制御部130aで受け付け、常に容器本体101にインク5が有ることを示す応答信号を返す。さらに、第2実施例における制御部130aは、所定の期間を測定可能なタイマー機能を備えている。
図10は、第2実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャートである。第2実施例のリセット処理は、インクカートリッジ100aがプリンタ20に装着されたときに行われる処理である。インクカートリッジ100の装着は、基板110の電源端子VDDがプリンタ20のプリンタ側電源端子PVDDに接触し、電源端子VDを介して電力が制御部130に供給されることにより、制御部130に認識される。例えば、制御部130が電源端子VDDを介して供給される電力により起動されたときに、制御部130はインクカートリッジ100がプリンタ20に装着されたとして、以下のリセット処理を実行しても良い。インクカートリッジ100がプリンタ20に装着されると、(ステップS110:YES)、制御部130aは、タイマーTのカウントを開始する(ステップS120)。ステップS130では、制御部130aは、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSを非導通状態にする。具体的には、制御部130a内部のトランジスタにより構成されたスイッチにより第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSを非導通状態にする。ステップS140では、制御部130aは、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSを除く他の7つの端子と制御部130aとの間を非導通状態にする。ステップS150では、制御部130aは、メモリ140a上のインク残量情報を初期値に変更する。ステップS160では、制御部130aはタイマーTが所定値以上であるか否かを判断する。所定値は、例えば、メモリ140aが次のアクセスを受け付けられる状態になるまでに必要な時間より長い時間に対応する値とされる。タイマーTが所定値に達していないと判断すると(ステップS160:NO)、制御部130aは待機する。タイマーTが所定値以上であると判断すると(ステップS160:YES)、制御部130aは、上述の7つの端子と制御部130aとの間を導通状態に戻す(ステップS170)。ステップS180では、制御部130aは、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSとの間を導通状態に戻してリセット処理を終了する。
ここで、インクカートリッジ100が装着状態である場合において、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSとが導通状態であれば、第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAはLレベルに維持され、装着状態であると正しく判断される。インクカートリッジ100において、第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAが、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSとを介して、プリンタ側接地端子PVSSと導通するためである。
一方、インクカートリッジ100が装着状態であっても、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSとが非導通状態であれば、第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAはHレベルに維持され、非装着状態であると判断される。第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAがハイインピーダンス状態になるため、第1のプリンタ側カートリッジアウト端子PCOAは、プルアップ抵抗R1を介して接続された電源電位(Hレベル)に維持されるからである。
以上の説明から解るように、本実施例において、制御部130aが請求項における検出部および情報変更部に対応する。
以上説明した第2実施例によれば、利用者がインクカートリッジ100をホルダ65に装着すると、インク残量情報が初期値に戻る。このため、例えば、利用者が離脱したインクカートリッジにインク5を再充填した後、プリンタ20に再装着したとき、インク残量情報と実際に容器本体101に収容されているインクの量との矛盾が解消される。この結果、利用者がインク残量情報を初期値に戻すために何ら操作をすることなく、プリンタ20の誤動作を抑制することができる。
さらに、リセット処理において、メモリ140aのインク残量情報を初期値に書き換えるときに、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSとの間を非導通にする。このため、インク残量情報の書き換えが行われている間、プリンタ20は、そのインクカートリッジ100aは装着されていない(非装着状態である)と認識する。この結果、インク残量情報の書き換えが行われている間に、プリンタ20が該メモリ140aにアクセスしてデータ化けなどの不都合が起こることを抑制することができる。
さらに、第2実施例では、メモリ140a上のインク残量情報を初期値に戻すときに、プリンタ20がメモリやセンサにアクセスするための7つの端子を制御部130aから切り離す(非導通にする)。このため、メモリ140a上のインク残量情報を初期値に戻す間にプリンタ20が誤ってアクセスした場合に、より確実にデータ化けなどの不具合を抑制することができる。
C.第3実施例:
図11は、第3実施例の基板110bの外観構成を示す図である。第3実施例における基板110bは、第1実施例における基板110のフォトセンサ120に代えて、メカスイッチ120bを備えている。メカスイッチ120bは、装着状態において、ホルダ65に押下された状態にされ、非装着状態で押下されていない状態になる。この結果、フォトセンサ120と同様に、インクカートリッジ100のホルダ65からの離脱を検出することができる。第3実施例のその他の構成および動作は、第1実施例と同一であるので説明を省略する。
以上の説明から解るように、本実施例において、メカスイッチ120bが請求項における検出部に対応する。また、本実施例において、制御部130が請求項における情報変更部に対応する。
以上説明した第3実施例によれば、第1実施例と同様の作用・効果を奏する。
D.第4実施例:
図12は、第4実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャートである。第4実施例の構成は、図1〜図7を参照して説明した第1実施例の構成と同一であるので説明を省略し、以下の説明では第1実施例と同一の符号を用いる。
第4実施例のリセット処理は、インクカートリッジ100がプリンタ20のホルダ65から離脱されたときに行われる処理である。インクカートリッジ100が離脱されると(ステップS210:YES)、フォトセンサ120からの通知により制御部130は、インクカートリッジ100の離脱を認識し、インク残量情報が規定値以下であるか否かを判断する(ステップS220)。インク残量情報が規定値を超えている場合には(ステップS220:NO)、すなわち、インク残量情報が「容器本体101に収容されたインク5の量が所定量を超えていること」を表している場合には、制御部130は何もしない。一方、インク残量情報が規定値以下である場合には(ステップS220:YES)、すなわち、インク残量情報が「容器本体101に収容されたインク5の量が所定量以下であること」を表している場合には、制御部130は、制御部130は、メモリ140上のインク残量情報を初期値に変更し(ステップS230)、リセット処理を終了する。
以上説明した第4実施例によれば、第1実施例と同様の作用・効果を奏する。さらに、インクカートリッジ100が離脱されたときという条件に加えて、インク残量情報が規定値以下であることが、リセット処理を行う条件となっている。このため、無駄なリセットを減らし、メモリの書き換え回数を抑制できるので、メモリの消耗を抑制できる。
E.第5変形例:
図13は、第5実施例のリセット処理の処理ステップを示すフローチャートである。第5実施例の構成は、図1〜図7を参照して説明した第1実施例の構成と同一であるので説明を省略し、以下の説明では第1実施例と同一の符号を用いる。
第5実施例のリセット処理は、インクカートリッジ100がプリンタ20のホルダ65から離脱されたときに行われる処理である。インクカートリッジ100が離脱されると(ステップS310:YES)、フォトセンサ120からの通知により制御部130は、インクカートリッジ100の離脱を認識し、インク残量情報がプリンタ20により更新された回数(書き込み回数)が所定回以上であるか否かを判断する(ステップS320)。このような、書き込み回数は、メモリ140のインク残量情報が記録される領域とは異なる領域に記憶されても良い。インク残量情報の書き込み回数が所定回より少ない場合には(ステップS320:NO)、制御部130は何もしない。一方、インク残量情報の書き込み回数が所定回以上である場合には(ステップS320:YES)、制御部130は、制御部130は、メモリ140上のインク残量情報を初期値に変更し(ステップS330)、リセット処理を終了する。
以上説明した第5実施例によれば、第4実施例と同様の作用・効果を奏する。
F.変形例:
・第1変形例:
上記各実施例のリセット処理では、インク残量情報の値を初期値に戻しているが、これに代えて、例えば、インク残量が工場出荷時の半分程度の量であることを表す値に変更しても良いし、インク残量を所定量だけ増やした値に変更しても良い。このように、一般的には、インクがある程度存在することを表す所定の値に変更されれば良い。
・第2変形例:
上記各実施例のリセット処理では、インク残量情報の値を変更しているが、これに代えて、インク消費量情報の値を変更しても良い。この場合は、例えば、インクカートリッジ100が装着、あるいは、脱着された場合、インク消費量情報の値を初期値に戻しても良いし、インク消費量情報を減じても良い。一般的には、リセット処理に限らず、インクに関連するインク情報をプリンタ20からのアクセスとは無関係に変更する処理に対して、本発明を適用することができる。
・第3変形例:
上記第2実施例では、第1のカートリッジアウト端子COAと接地端子VSSとの間を非導通状態にすることにより、装着状態にも関わらず、プリンタ20に非装着状態を認識させている。これに代えて、例えば、装着状態では、インクカートリッジの制御部から何らかの装着連絡信号を定期的におくることにより装着状態を通知し、該連絡情報を停止することによりプリンタ20に非装着状態を認識させても良い。一般的に言えば、インクカートリッジが現実には装着状態である場合において、プリンタ20に対して装着状態を通知する手段と、非装着状態を通知する手段とを有していればよい。また、これらの手段は、装着状態をプリンタ20に認識させた状態と、非装着状態をプリンタ20に認識させた状態とを、二者択一に排他的に切り換えられることが好ましい。
・第4変形例:
上記各実施例では、インクカートリッジ100がプリンタ20から離脱された直後、あるいは、プリンタ20に装着された直後に、インク残量情報のリセットが行われているが、これに代えて、例えば、インクカートリッジ100の離脱あるいは装着から、一定時間(例えば、1秒)経った後に、インク残量情報のリセットを行っても良い。一般的には、インクカートリッジ100のインクカートリッジ100の離脱あるいは装着がトリガーとなって、その後に、インク残量情報のリセットが行われればよい。
・第5変形例:
上記第4実施例では、例えば、インクカートリッジ100が離脱され、かつ、インク残量情報が所定値以下になったときに、インク残量情報を変更しているが、これに代えて、インクカートリッジ100が装着され、インク残量情報が所定値以下になったときに、インク残量情報を変更しても良い。同様に上記第5実施例では、例えば、インクカートリッジ100が離脱され、かつ、インク残量情報の書き換え回数が所定回以上になったときに、インク残量情報を変更しているが、これに代えて、インクカートリッジ100が装着され、かつ、インク残量情報の書き換え回数が所定回以上になったときに、インク残量情報を変更しても良い。また、インクカートリッジ100の離脱または装着と共に満たすべき条件は、他の所定の条件であっても良い。例えば、インクカートリッジに自重を測定する重量センサを設け、重量が所定値以下であることを、他の条件としても良い。
・第6変形例:
上記第1実施例では、圧電素子を用いたセンサ150が用いられているが、これに代えて、例えば、常にインクがあることを示す周波数の応答信号を返す発振回路などの発振装置を用いても良く、サブ制御部50と何らかの遣り取りを行うCPUやASICなどのプロセッサや、より簡易なICを用いても良い。
・第7変形例:
上記実施例では、1つのインクタンクを1つのインクカートリッジとして構成しているが、複数のインクタンクを1つのインクカートリッジとして構成しても良い。
・第8変形例:
上記実施例は、インクジェット式のプリンタと、インクカートリッジが採用されているが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置と、その液体を収容した液体容器を採用しても良い。ここでいう液体は、溶媒に機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェル状のような流状体を含む。例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用しても良い。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置および液体容器に本発明を適用することができる。
・第9変形例:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしても良い。
・第10変形例:
上記各実施例のリセット処理では、インク残量情報の値を変更しているが、インク残量情報と共に、または、インク残量情報に代えて、メモリ140上に記憶された他の液体情報の値を変更しても良い。例えば、プリンタ20がリセット処理後において、新たなインク中継カートリッジ100が装着されたと認識するように、メモリ140上に記憶された各種の液体情報を変更しても良い。具体的には、メモリ140には、プリンタ20が印刷を実行するたびにインクリメントされる使用履歴情報や、各インク中継カートリッジ100に固有のID情報が記録されている場合がある。この場合、例えば、リセット処理において、制御部130は、使用履歴情報を初期値に書き換えることとしても良いし、ID情報を異なる値に書き換えることとしても良い。
・第11変形例:
図14〜図15は、第11変形例におけるインクカートリッジの内部構成を説明する図である。第11変形例におけるインクカートリッジ100eは、インク収容部101eと、アダプタ109eとを備えている。図15に示すように、インク収容部101eと、アダプタ109eは、利用者が手動で分離可能である。利用者は、例えば、アダプタ109eからインク収容部101eを離脱させて、インク収容部101eにインク5を充填した後、インク収容部101eをアダプタ109eの挿入空間ISPに装着する。図14は、アダプタ109eの挿入空間ISPにインク収容部101eが装着されて、アダプタ109eとインク収容部101eが一体になった状態を示している。アダプタ109eは、プリンタ20のホルダ65に上述した各実施例のインクカートリッジ100と同様に装着される。なお、アダプタ109eからのインク収容部101eの離脱や、アダプタ109eへのインク収容部101eの装着は、アダプタ109eがプリンタ20のホルダ65に装着されたままの状態で行われても良いし、アダプタ109eがプリンタ20のホルダ65から離脱された状態で行われても良い。
インク収容部101eは、図6に示すインクカートリッジ100と同様のインク供給部102と再充填孔105と大気開放孔106とインク収容室107とを備えている。アダプタ109eは、基板110eと、電力供給部160を備えている。基板110eの表面には、第1実施例における基板110と同様に9つの端子111が配置されている。基板110eの裏面には、制御部130eおよびメモリ140eが配置されている。
基板110は、さらに、フォトセンサ120eを備えている。フォトセンサ120eは、アダプタ109eの挿入空間ISP側に配置されている。フォトセンサ120eは、アダプタ109eの挿入空間ISPにインク収容部101eが装着されている装着状態にあるか、挿入空間ISPにインク収容部101eが装着されていない非装着状態にあるかを検出するために用いられる。
メモリ140eには、第1実施例と同様にインク残量情報を含む液体情報が記録されている。メモリ140eは、アダプタ109eがプリンタ20に装着された状態で、プリンタ20によってアクセスされ、液体情報の読み出しおよび書き込みが行われる。制御部130eは、電力供給部160から電力の供給を受けて動作する。制御部130eは、フォトセンサ120eにより、インク収容部101eがアダプタ109eから離脱したこと(非装着状態になったこと)が検出されたときに、メモリ140eに記録されたインク残量情報を初期値に書き換える。
以上の説明から解るように、本実施例において、フォトセンサ120eが請求項における検出部に対応する。また、本実施例において、制御部130eが請求項における情報変更部に対応する。
以上説明した第11変形例によれば、利用者がインク収容部101eをアダプタ109eから離脱すると、インク残量情報が初期値に戻る。このため、例えば、利用者が離脱したインク収容部101eにインク5を再充填した後、アダプタ109eに再装着したとき、インク残量情報と実際にインク収容部101eに収容されているインク5の量との矛盾が解消されている。この結果、利用者がインク残量情報を初期値に戻すために何ら操作をすることなく、プリンタ20の誤動作を抑制することができる。
なお、本変形例において、フォトセンサ120eにより、インク収容部101eがアダプタ109eに装着されたことを検出して、インク収容部101eがアダプタ109eに装着されたことを検出されたときに、制御部130eはインク残量情報を初期値に書き換えても良い。また、インク収容部101eのアダプタ109eからの離脱または装着は、フォトセンサ120eに限らず、上述したメカスイッチにより検出されても良い。また、上述した各種実施例および変形例における制御部の動作は、本変形例における制御部130eの動作にも適用され得る。
以上、本発明の実施例および変形例について説明したが、本発明はこれらの実施例および変形例になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の態様での実施が可能である。
5…インク
20…プリンタ
22…モータ
26…プラテン
30…キャリッジ
32…キャリッジモータ
34…摺動軸
36…駆動ベルト
38…プーリ
40…主制御回路
50…サブ制御部
51…カートリッジ認識部
52…メモリアクセス部
53…センサアクセス部
60…印刷ヘッドユニット
61…凹部
65…ホルダ
70…操作部
80…コネクタ
90…コンピュータ
100…インクカートリッジ
100a…インクカートリッジ
101…容器本体
102…インク供給部
103…フィルム
104…係合レバー
104a…突起
105…再充填孔
106…大気開放孔
107…インク収容室
110、100b…基板
111…端子
120…フォトセンサ
120b…メカスイッチ
130、130a…制御部
140、140a…メモリ
150…センサ
160…電力供給部

Claims (15)

  1. 液体噴射装置に装着可能な液体容器であって、
    液体を収容する容器本体と、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着された装着状態において、前記液体噴射装置が前記収容された液体に関する液体情報を読み書きするためのメモリと、
    前記液体容器の前記液体噴射装置に対する装着、または、前記液体容器の前記液体噴射装置からの離脱を検出する検出部と、
    前記装着、または、前記離脱が検出されたことに基づいて、前記メモリ上の前記液体情報を変更する情報変更部と、
    を備える、液体容器。
  2. 請求項1に記載の液体容器において、
    前記情報変更部は、前記装着、または、前記離脱が検出され、かつ、前記メモリ上の前記液体情報の値が所定の条件を満たしている場合に、前記液体情報を変更する、液体容器。
  3. 請求項1に記載の液体容器において、
    前記情報変更部は、前記装着、または、前記離脱が検出され、かつ、前記液体噴射装置による前記メモリ上の前記液体情報の更新回数が所定回数を超えている場合に、前記液体情報を変更する、液体容器。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液体容器において、
    前記液体情報は、前記収容された液体の消費量および残量のうちの少なくとも一方を特定するための液量情報を含む、液体容器。
  5. 請求項4に記載の液体容器において、
    前記液体噴射装置は、前記メモリ上の消費量情報を、前記消費量情報が示す液体の消費量を増やすように変更し、
    前記情報変更部は、前記メモリ上の前記消費量情報を、前記消費量情報が示す液体の消費量を減じるように変更する、液体容器。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の液体容器において、
    前記容器本体には、前記液体を再充填するための再充填孔が設けられている、液体容器。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の液体容器は、さらに、
    前記装着状態において、前記メモリと前記液体噴射装置とを電気的に接続するためのメモリ端子と、
    前記メモリと前記メモリ端子との間を導通状態と非導通状態とに切り換える切換部と、
    を備え、
    前記情報変更部が前記液体情報を変更しているときに、前記切換部は、前記メモリと前記メモリ端子との間を非導通状態とする、液体容器。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の液体容器は、さらに、
    前記装着状態において、前記メモリと前記液体噴射装置とを電気的に接続するためのメモリ端子と、
    前記メモリと前記メモリ端子との間を導通状態と非導通状態とに切り換える切換部と、
    を備え、
    前記情報変更部が前記液体情報の変更を行っている期間を含む所定の期間において、切換部は、前記メモリと前記メモリ端子との間を非導通状態とする、液体容器。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の液体容器において、
    前記検出部は、フォトセンサを含む、液体容器。
  10. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の液体容器において、
    前記検出部は、スイッチを含む、液体容器。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の液体容器は、さらに、
    前記液体容器が前記液体噴射装置に装着されていない状態において、前記情報変更部が前記メモリを読み書きするための電力を供給する電力供給部を含む、液体容器。
  12. 液体噴射装置に装着可能な基板であって、
    前記基板が前記液体噴射装置に装着された装着状態において、前記液体噴射装置が前記液体噴射装置に供給される液体に関する液体情報を読み書きするためのメモリと、
    前記基板の前記液体容器に対する装着、または、前記基板の前記液体容器からの離脱を検出する検出部と、
    前記装着、または、前記離脱が検出されたことに基づいて、前記液体噴射装置とは無関係に、前記メモリ上の前記液体情報を変更する情報変更部と、
    を備える、基板。
  13. 請求項12に記載の基板において、
    前記基板は、前記液体を収容する液体容器に搭載されている、基板。
  14. 液体容器に収容され、液体噴射装置に供給される液体に関する情報であって、メモリに記録されている液体情報を変更する方法であって、
    前記液体容器の前記液体噴射装置に対する装着、または、前記液体容器の前記液体噴射装置からの離脱を検出する第1の工程と、
    前記装着、または、前記離脱が検出されたことに基づいて、前記液体噴射装置とは無関係に、前記メモリ上の前記液体情報を変更する第2の工程と、
    を備える方法。
  15. 液体噴射装置に装着される液体容器であって、
    液体を収容する液体収容部と、
    前記液体収容部を脱着可能であると共に、前記液体噴射装置に装着可能なアダプタと、
    を備え、
    前記アダプタは、
    前記アダプタが前記液体噴射装置に装着された装着状態において、前記液体噴射装置が前記液体に関する液体情報を読み書きするためのメモリと、
    前記液体収容部の前記アダプタに対する装着、または、前記液体収容部の前記アダプタからの離脱を検出する検出部と、
    前記装着、または、前記離脱が検出されたことに基づいて、前記メモリ上の前記液体情報を変更する情報変更部と、
    を備える、液体容器。
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