JP2009240194A - 抹茶組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】
抹茶を長期間保存しても泡立ちが良く、かつ褐変のない抹茶組成物を得ることを目的とする。
【解決手段】
抹茶に食物繊維を添加し、さらに必要により抗酸化剤を添加した抹茶組成物。
【選択図】
なし
抹茶を長期間保存しても泡立ちが良く、かつ褐変のない抹茶組成物を得ることを目的とする。
【解決手段】
抹茶に食物繊維を添加し、さらに必要により抗酸化剤を添加した抹茶組成物。
【選択図】
なし
Description
本発明は、抹茶の泡立ちが良好で、かつ褐変を防止する抹茶組成物に関する。
抹茶は、茶葉をその日のうちに蒸した後、揉捻を行なわずに乾燥させ、この碾茶を刻み、葉柄、葉脈などを取り除いて、真の葉の部分だけにし、石臼などにより粉末にして調製される。この抹茶は調製直後は泡立ちが良いが、時間の経過と共に泡立ちが悪くなる欠点がある。
また保存による時間の経過と共に酸化されて、褐変する現象が生起するようになる。
従来これらの改良法として、抗酸化物質を含有する抹茶の分散液を乾燥することによって得られる、水分含量が15質量%以下の抹茶組成物(特許文献1)。緑茶等を水で抽出した水性抽出液を噴霧乾燥等により乾燥し、これを有機溶剤で抽出して、溶剤抽出液を調整し、この溶剤抽出液を結着剤として、水抽出から得られた緑茶等の粉末状と混合して顆粒体とする方法(特許文献2)。緑茶をパウダー状の粉末に加工した抹茶を形成した後、該抹茶の粉末に対して粉末状の砂糖および粉末蜂蜜等の甘味料を混合し、更に寒梅粉の増量剤を添加混合攪拌し、その後、錠剤状の形状に固形成型したことを特徴とする抹茶錠の製造方法(特許文献3)等が知られている。
また保存による時間の経過と共に酸化されて、褐変する現象が生起するようになる。
従来これらの改良法として、抗酸化物質を含有する抹茶の分散液を乾燥することによって得られる、水分含量が15質量%以下の抹茶組成物(特許文献1)。緑茶等を水で抽出した水性抽出液を噴霧乾燥等により乾燥し、これを有機溶剤で抽出して、溶剤抽出液を調整し、この溶剤抽出液を結着剤として、水抽出から得られた緑茶等の粉末状と混合して顆粒体とする方法(特許文献2)。緑茶をパウダー状の粉末に加工した抹茶を形成した後、該抹茶の粉末に対して粉末状の砂糖および粉末蜂蜜等の甘味料を混合し、更に寒梅粉の増量剤を添加混合攪拌し、その後、錠剤状の形状に固形成型したことを特徴とする抹茶錠の製造方法(特許文献3)等が知られている。
しかしながら、抹茶に抗酸化剤を添加すると、酸化を防止して褐変現象は抑制するが、これを用いてお茶を点てたときに泡が立たなくなる欠点があった。またその欠点を解決するために、緑茶等から水で抽出した水性抽出液を用いる方法が提案されているが、作業が繁雑になる欠点があった。さらに抹茶に甘味料や増量剤を添加して錠剤化する方法も提案されている。しかしながら錠剤化した抹茶は甘味料が入っているので食用としては良いが、お茶を点てる場合には異味となり使用することが出来ない。
そこで本発明者は、お茶を点てた時に泡立ちが良く、また抹茶の褐変を防止すると共に、保存、携帯にも便利な抹茶組成物について種々研究を重ねた結果本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、抹茶、食物繊維に必要により抗酸化剤を含有してなる抹茶組成物である。
本発明の抹茶組成物は、保存しておいても、お茶を点てた時に泡立ちが良く、かつ褐変することなく、また固形化することによって携帯にも便利であり、使用時にもお湯によって固形体が容易に崩壊し、さらに本発明の抹茶組成物は、泡が立ち易いので、茶筅で激しく攪拌しなくとも容易に泡が立つので高齢者でも簡単にお茶を点てることができる等の利点がある。
本発明の抹茶組成物に用いられる食物繊維としては、アミロース、アミロペクチンのようなデンプン類、グリコーゲン、セルロース、ヘミセルロース、キチン、キトサン、リグニン、アガロース、カラギーナン、ヘパリン、ヒアルロン酸、ペクチン、キシログルカン、グアー豆酵素分解物、グルコマンナン、ポリデキストロース、アルギン酸ナトリウム、グアーガム、キサンタンガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース等が挙げられるが、特に水溶性食物繊維が好ましい。
この食物繊維の使用量は抹茶100質量部に対し、0.005〜20質量部、好ましくは0.005〜10質量部が好適である。
また本発明の抹茶組成物に用いられる抗酸化剤としては、ビタミンC、ビタミンE、カテキン、セサミール、レスベラトロール、ローズマリー抽出物、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、エリソルビン酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等が挙げられるが、特にビタミンC、ビタミンE、カテキン、セサミール、レスベラトロール、ローズマリー抽出物が好ましい。
この抗酸化剤の使用量は、抹茶100質量部に対し、0.01〜50質量部、好ましくは0.01〜20質量部が好適である。
この食物繊維の使用量は抹茶100質量部に対し、0.005〜20質量部、好ましくは0.005〜10質量部が好適である。
また本発明の抹茶組成物に用いられる抗酸化剤としては、ビタミンC、ビタミンE、カテキン、セサミール、レスベラトロール、ローズマリー抽出物、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、エリソルビン酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム等が挙げられるが、特にビタミンC、ビタミンE、カテキン、セサミール、レスベラトロール、ローズマリー抽出物が好ましい。
この抗酸化剤の使用量は、抹茶100質量部に対し、0.01〜50質量部、好ましくは0.01〜20質量部が好適である。
そして前記食物繊維および抗酸化剤は必要に応じて1種または2種以上を用いることができる。
本発明の抹茶組成物は、粉末状であってもよいが、好ましくは固形化することによって保存および携帯する時に便利である。
固形化する方法としては、転動造粒法、打錠法等の種々の公知の方法をいずれも採用することができる。特に打錠法が好ましい。
固形化する方法としては、転動造粒法、打錠法等の種々の公知の方法をいずれも採用することができる。特に打錠法が好ましい。
次に本発明をさらに詳細に説明するために実施例を挙げるが、本発明は、以下の実施例のみに限定されるものではない。
抹茶100質量部にキチン2質量部を添加して均一になるまで混合し、粉末状の抹茶組成物を調製した。
抹茶100質量部にアミロース1質量部を添加して均一になるまで混合し、粉末状の抹茶組成物を調製した。
抹茶100質量部にグアーガム0.1質量部およびビタミンE2質量部を添加して均一になるまで混合し、粉末状の抹茶組成物を調製した。
抹茶100質量部にセルロース5質量部およびビタミンC5質量部を添加して均一になるまで混合し、粉末状の抹茶組成物を調製した。
抹茶100質量部にカラギーナン0.5質量部およびビタミンE10質量部を添加して均一になるまで混合し、粉末状の抹茶組成物を調製した。
実施例1の粉末状の抹茶組成物に水を加えた後、転動造粒機により顆粒状の抹茶組成物を調製した。
実施例3の粉末状の抹茶組成物に水を加えた後、転動造粒機によって顆粒状の抹茶組成物を調製した。
実施例3の粉末状の抹茶組成物に水を加えた後、打錠機を用いて固形状の抹茶組成物を調製した。
実施例3で調製された粉末状の抹茶組成物を茶杓で3杯茶器に入れた後、お湯を注いで茶筅で攪拌して、お茶を点てた。
また比較のために抹茶とビタミンEとからなる粉末状の抹茶組成物を用いて、前記と同様にしてお茶を点てた。その結果明らかに、本発明の抹茶組成物の方が泡立ちが良かった。
また比較のために抹茶とビタミンEとからなる粉末状の抹茶組成物を用いて、前記と同様にしてお茶を点てた。その結果明らかに、本発明の抹茶組成物の方が泡立ちが良かった。
実施例8で調製した固型状の抹茶組成物を茶器に入れた後、お湯を注いで茶筅で攪拌してお茶を点てた。
また比較のために抹茶とビタミンEからなる固型状の抹茶組成物を用いて、前記と同様にして、お茶を点てた。その結果本発明の抹茶組成物の方が泡立ちが良かった。
また比較のために抹茶とビタミンEからなる固型状の抹茶組成物を用いて、前記と同様にして、お茶を点てた。その結果本発明の抹茶組成物の方が泡立ちが良かった。
Claims (3)
- 抹茶および食物繊維を含有することを特徴とする抹茶組成物。
- 抹茶、食物繊維および抗酸化剤を含有することを特徴とする抹茶組成物。
- 抹茶組成物が固形状である請求項1または2記載の抹茶組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2008
- 2008-03-31 JP JP2008089201A patent/JP2009240194A/ja active Pending
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