JP2009239222A - プラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

プラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上で相対的に中心部のエッチングレートがエッジ部のエッチングレートよりも不所望に低くなるのを簡便かつ効果的に補正すること。
【解決手段】チャンバ10内には、被処理基板ハWを載置するサセプタ(下部電極)12とシャワーヘッドを兼ねる上部電極60が向かい合って配置される。サセプタ12には、第1および第2の高周波電源30,32がマッチングユニット34および給電棒36を介して電気的に接続されている。サセプタ12の上面の周辺部にはフォーカスリング38が設けられる。可変直流電源74は、切替スイッチ76および直流給電ライン78,80を介して、上部電極60に接続可能であるとともに、フォーカスリング38とも接続可能となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被処理基板にプラズマを用いてドライエッチング加工を施す容量結合型のプラズマエッチング装置およびプラズマエッチング方法、ならびにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
半導体デバイスやFPD(Flat Panel Display)の製造プロセスで用いられているエッチングは、リソグラフィ技術により形成したレジストパターンをマスクとして、被処理基板(半導体ウエハ、ガラス基板等)の表面の膜を所望の回路パターンに加工する。従来より、枚葉式のエッチング装置では、容量結合型のプラズマエッチング装置が主流になっている。
一般に、容量結合型のプラズマエッチング装置は、真空チャンバとして構成される処理容器内に上部電極と下部電極とを平行に配置し、下部電極の上に被処理基板を載置し、両電極間に高周波を印加する。そうすると、両電極の間で高周波電界によって加速された電子、電極から放出された電子、あるいは加熱された電子が処理ガスの分子と電離衝突を起こして、処理ガスのプラズマが発生し、プラズマ中のラジカルやイオンによって基板表面に所望の微細加工たとえばエッチング加工が施される。
ここで、高周波を印加される側の電極は整合器内のブロッキングキャパシタを介して高周波電源に接続されるため、カソード(陰極)として働く。基板を載置する下部電極に高周波を印加してこれをカソードとするカソードカップル方式は、下部電極に生じる自己バイアス電圧を利用してプラズマ中のイオンを基板にほぼ垂直に引き込むことにより、方向性にすぐれた異方性エッチングを可能としている(たとえば特許文献1参照)。
最近は、プラズマ生成(高周波放電)に好適な比較的高い周波数(通常40MHz以上)を有する第1高周波と基板へのイオンの引き込み(バイアス)に好適な比較的低い周波数(通常13.56MHz以下)を有する第2高周波とを下部電極に同時に印加する下部2周波印加方式もよく用いられている(たとえば特許文献2参照)。
また、容量結合型のプラズマ処理装置において、上記のような高周波放電により両電極間でプラズマを生成しつつ、プラズマを介して基板と向き合う上部電極に直流電圧を印加する方式(以下「上部DC印加方式」と称する。)が提案されている(特許文献3)。この上部DC印加方式によれば、(1)上部電極の自己バイアス電圧の絶対値を大きくして上部電極におけるスパッタリング(堆積物除去)を強める効果、(2)上部電極におけるプラズマシースを拡大させ、形成されるプラズマが縮小化される効果、(3)上部電極の近傍に生じた電子を被処理基板上に照射させる効果、(4)プラズマポテンシャルを制御できる効果、(5)電子密度(プラズマ密度)を上昇させる効果、(6)中心部のプラズマ密度を上昇させる効果の少なくとも1つ(基本効果)が奏される。エッチングプロセスにおいては、上記のような基本効果に基づいて、プラズマ着火安定性、レジスト選択性、エッチング速度およびエッチング均一性の向上(プロセス特性効果)が見込まれている。
特開平6−283474 特開2007−266529 特開2006−270019
ところで、基板上の被加工膜とレジストとの間には、多層レジスト法の下層レジストとして、あるいはパターニング露光時に発生する定在波を減少させるための反射防止膜として、有機膜を設けることが多々ある。この場合は、同一のプラズマエッチング装置において、最初に最上層のレジストをマスクとして有機膜をエッチングし、次いでレジストおよび有機膜をマスクとして本来の被加工膜をエッチングすることになる。
しかしながら、有機膜のプラズマエッチングにおいては、使用するガスや圧力にもよるが、概して、所望または最適なエッチング特性を得ようとすると、基板上で中心部のエッチングレートが周辺部のエッチングレートよりも大きく落ち込んで、面内均一性を保てないことが問題になっており、上記のような上部DC印加方式では完全には解決できないこともわかっている。
この問題に対しては、相対的に基板中心部のエッチングレートを高くして基板周辺部のエッチングレートを低くするように電極構造やガス供給系に工夫を凝らすことも考えられる。しかし、そのような手法は、ハードウェアが大掛かりになるだけでなく、本来の被加工膜をエッチングする際に基板中心部のエッチングレートが基板周辺部のエッチングレートよりも高くなりすぎて面内均一性を保てなくなるという別の問題(却って深刻な問題)が派生し、実用性がない。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するものであり、基板上で相対的に中心部のエッチングレートがエッジ部のエッチングレートよりも不所望に低くなるのを簡便かつ効果的に補正または是正できるプラズマエッチング装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、同一のハードウェアの下で、非有機膜エッチングの特性や面内均一性を犠牲にすることなく、有機膜エッチングの特性や面内均一性を容易に改善できるプラズマエッチング装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、有機膜のエッチングにおいて被処理基板上のエッチングレートの面内均一性を容易かつ効率的に改善できるプラズマエッチング方法およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点におけるプラズマエッチング装置は、真空排気可能な処理容器と、前記処理容器内で被処理基板を載置する下部電極と、前記処理容器内で前記下部電極と平行に向かい合う上部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間の処理空間に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、高周波放電によって前記処理ガスのプラズマを生成するための第1高周波を前記下部電極に印加する第1高周波給電部と、前記下部電極の上面の前記基板の半径方向外側にはみ出る周辺部分を覆うフォーカスリングと、可変の直流電圧を出力する直流電源と、プラズマエッチングのプロセス条件に応じて、前記直流電源を前記上部電極および前記フォーカスリングの中のいずれか片方または双方に接続する直流電圧給電網とを有する。
上記の装置構成においては、直流電源より出力される直流電圧を適当な電圧値(絶対値)および極性に選んで直流電圧給電網を介してフォーカスリングに印加することで、下部電極上で基板載置部ないし基板より処理空間へ放射される電流とフォーカスリングより処理空間へ放射される電流とのバランスを調整し、エッチングレートの面内分布特性を制御することができる。また、直流電源より出力される直流電圧を適当な電圧値(絶対値)および極性に選んで直流電圧給電網を介して上部電極に印加することで、いわゆる上部DC印加方式による基本効果やプロセス特性効果を得ることもできる。
好ましくは、処理容器内でプラズマに曝される位置に直流接地電極を設けてこれを直流的に接地することで、直流接地電極と上部電極またはフォーカスリングとの間でプラズマを介して直流の電流を流すようにしてよい。これによって、上部電極やフォーカスリングで異常放電が発生するのを防止することができる。
本発明の第2の観点におけるプラズマエッチング装置は、真空排気可能な処理容器と、前記処理容器内で被処理基板を載置する下部電極と、前記処理容器内で前記下部電極と平行に向かい合う上部電極と、前記下部電極と前記上部電極との間の処理空間に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、高周波放電によって前記処理ガスのプラズマを生成するための第1高周波を前記下部電極に印加する第1高周波給電部と、前記下部電極の上面の前記基板の半径方向外側にはみ出る周辺部分を覆うフォーカスリングと、前記上部電極に印加するための可変の第1直流電圧を出力する第1直流電源と、前記フォーカスリングに印加するための可変の第2直流電圧を出力する第2直流電源と、プラズマエッチングのプロセス条件に応じて、前記第1直流電源および前記第2直流電源を前記上部電極および前記フォーカスリングにそれぞれ接続し、もしくは前記第1直流電源または前記第2直流電源の片方のみを前記上部電極または前記フォーカスリングの片方に接続する直流電圧給電網とを有する。
上記の装置構成においては、上記第1の観点における装置で得られる作用効果に加えて、第1直流電源および第2直流電源を備えることにより、上部電極およびフォーカスリングにそれぞれ独立した直流電圧を印加できるので、上部DC印加方式およびフォーカスリングDC印加方式の重畳的作用効果を最適化することができる。
本発明の第3の観点におけるプラズマエッチング装置は、真空排気可能な処理容器と、前記処理容器内で被処理基板を載置する下部電極と、前記処理容器内で前記下部電極と平行に向かい合う上部電極と、前記上部電極と前記下部電極との間の処理空間に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、高周波放電によって前記処理ガスのプラズマを生成するための第1高周波を前記下部電極に印加する第1高周波給電部と、前記下部電極の上面の前記基板の半径方向外側にはみ出る周辺部分を覆うフォーカスリングと、可変の直流電圧を出力する直流電源と、前記プラズマを介して前記上部電極との間または前記フォーカスリングとの間で直流の電流を流すために、前記処理容器内で前記プラズマに曝される位置に設けられる直流接地電極と、前記基板上の被加工膜をエッチングするときは、プロセス条件に応じて前記直流電源を前記フォーカスリングおよび前記上部電極の中のいずれか片方または双方に接続するとともに前記直流接地電極を接地し、前記直流接地電極の表面をスパッタクリーニングするときは、前記直流接地電極に前記直流電源を接続するとともに前記上部電極および前記フォーカスリングの少なくとも一方を接地する直流電圧給電網とを有する。
上記の装置構成においては、上記第1の観点における装置で得られる作用効果に加えて、直流接地電極の表面に付着した堆積物等を除去するためのスパッタクリーニングも可能であり、しかもスパッタクリーニングに際しては上部電極に限らずフォーカスリングも接地部材に用いることができる。
本発明の好適な一態様によれば、主として下部電極上の基板にプラズマ中のイオンを引き込むための第2高周波を下部電極に印加する第2高周波給電部も設けられる。この第2高周波給電部は、プロセス条件に応じて、選択的に使用されてよい。
本発明のプラズマエッチング方法は、本発明のプラズマエッチング装置を用いて被処理基板上の少なくとも有機膜をエッチングするプラズマエッチング方法であって、前記有機膜をエッチングする工程では、前記下部電極上に生成される自己バイアス電圧よりも絶対値の大きい負極性の直流電圧を前記フォーカスリングに印加する。
このように、有機膜エッチングにおいて、下部電極上に生成される自己バイアス電圧よりも絶対値の大きい負極性の直流電圧をフォーカスリングに印加することで、基板上で相対的に基板エッジ部のエッチングレートを低くして基板中心部のエッチングレートを高くすることができる。直流電圧の絶対値を適度に選定することで、エッチングレートの面内均一性も容易に図れる。
本発明のプラズマエッチングは、概して、ラジカルベースの有機膜エッチングに好適に適用可能であり、特に不活性ガスを含まないO2ガス,N2ガス等の処理ガスを用いる場合に好適に適用できる。
本発明の好適な一態様において、エッチング対象の有機膜はカーボン膜であり、処理ガスはO2ガスである。
また、基板上に有機膜以外の被加工膜が形成されている場合において、該被加工膜をエッチングする工程ではフォーカスリングに直流電圧を印加しない手法が好適に採られる。
なお、フォーカスリングに対してだけでなく、上部電極に対しても、プロセス条件に応じて選択的に所望の直流電圧を印加してよい。
また、本発明におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、本発明のプラズマエッチング方法が行われるようにプラズマエッチング装置を制御する。
本発明のプラズマエッチング装置によれば、上記のような構成および作用により、基板上で相対的に中心部のエッチングレートがエッジ部のエッチングレートよりも不所望に低くなるのを簡便かつ効果的に補正または是正することができる。さらには、同一のハードウェアの下で、非有機膜エッチングの特性や面内均一性を犠牲にすることなく、有機膜エッチングの特性や面内均一性を容易に改善することができる。
また、本発明のプラズマエッチング方法およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によれば、有機膜のエッチングにおいて、被処理基板上のエッチングレートの面内均一性を容易かつ効率的に改善することができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態によるプラズマエッチング装置の構成を示す。このプラズマエッチング装置は、下部2周波印加方式を採るカソードカップルの容量結合型プラズマエッチング装置として構成されており、たとえばアルミニウムまたはステンレス鋼等の金属製の円筒型チャンバ(処理容器)10を有している。チャンバ10は保安接地されている。
チャンバ10内には、被処理基板としてたとえば半導体ウエハWを載置する円板状のサセプタ12が下部電極として水平に配置されている。このサセプタ12は、たとえばアルミニウムからなり、チャンバ10の底から垂直上方に延びる絶縁性の筒状支持部14に支持されている。この筒状支持部14の外周に沿ってチャンバ10の底から垂直上方に延びる導電性の筒状支持部(内壁部)16とチャンバ10の側壁との間に環状の排気路18が形成されており、この排気路18の入口にリング状のバッフル板(排気リング)20が取り付けられ、排気路18の底に排気口22が設けられている。排気口22には排気管24を介して排気装置26が接続されている。排気装置26は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有しており、チャンバ10内の処理空間を所望の真空度まで減圧することができる。チャンバ10の側壁には、半導体ウエハWの搬入出口を開閉するゲートバルブ28が取り付けられている。
サセプタ12には、第1および第2の高周波電源30,32がマッチングユニット34および給電棒36を介して電気的に接続されている。ここで、第1高周波電源30は、主としてプラズマの生成に寄与する所定の周波数たとえば40MHzの第1高周波を出力する。第2高周波電源32は、主としてサセプタ12上の半導体ウエハWに対するイオンの引き込みに寄与する所定の周波数たとえば2MHzの第2高周波を出力する。マッチングユニット34には、第1高周波電源30側のインピーダンスと負荷(主に電極、プラズマ、チャンバ)側のインピーダンスとの間で整合をとるための第1整合器と、第2高周波電源32側のインピーダンスと負荷側のインピーダンスとの間で整合をとるための第2整合器とが収容されている。
サセプタ12は半導体ウエハWよりも一回り大きな直径または口径を有している。サセプタ12の上面には、処理対象の半導体ウエハWが載置され、その半導体ウエハWを囲むようにフォーカスリング(補正リング)38が設けられる。このフォーカスリング38は、プロセスへの影響が少ない導電性の材質たとえばSi,SiC等からなり、消耗部品としてサセプタ12の上面に着脱可能に取り付けられる。
サセプタ12の上面にはウエハ吸着用の静電チャック40が設けられている。この静電チャック40は、膜状または板状の誘電体の中にシート状またはメッシュ状の導電体を挟んでいる。該導電体にはチャンバ10の外に配置される直流電源42がスイッチ44および給電線46を介して電気的に接続されている。直流電源42より印加される直流電圧により、クーロン力で半導体ウエハWを静電チャック40上に吸着保持することができる。
サセプタ12の内部には、たとえば円周方向に延びる環状の冷媒室48が設けられている。この冷媒室48には、チラーユニット(図示せず)より配管50,52を介して所定温度の冷媒たとえば冷却水が循環供給される。冷媒の温度によって静電チャック40上の半導体ウエハWの温度を制御できる。さらに、ウエハ温度の精度を一層高めるために、伝熱ガス供給部(図示せず)からの伝熱ガスたとえばHeガスが、ガス供給管54およびサセプタ12内部のガス通路56を介して静電チャック40と半導体ウエハWとの間に供給される。
チャンバ10の天井には、サセプタ12と平行に向かい合って上部電極を兼ねるシャワーヘッド60が設けられている。このシャワーヘッド60は、サセプタ12と向かい合う電極板62と、この電極板62をその背後(上)から着脱可能に支持する電極支持体64を有し、電極支持体64の内部にガス拡散室66を設け、このガス拡散室66からサセプタ12側に貫ける多数のガス吐出孔68を電極支持体64および電極板62に形成している。電極板62とサセプタ12との間の空間がプラズマ生成空間または処理空間PSとなる。ガス拡散室66の上部に設けられるガス導入口66aには、処理ガス供給部70からのガス供給管72が接続されている。なお、電極板62はたとえばSiやSiCからなり、電極支持体64はたとえばアルマイト処理されたアルミニウムからなる。シャワーヘッド(上部電極)60とチャンバ10との間にはリング状の絶縁体65が挿入され、シャワーヘッド(上部電極)60は電気的にフローティング状態でチャンバ10に取り付けられている。
チャンバ10の外には、たとえば−2000〜+1000Vの範囲で可変の直流電圧を出力できる可変直流電源74が配備されている。この可変直流電源74の出力端子は、切替スイッチ76および直流給電ライン78を介して上部電極60に接続可能であるとともに、切替スイッチ76および直流給電ライン80を介してフォーカスリング38とも接続可能となっている。切替スイッチ76は、可変直流電源74側の固定接点a、上部電極60側の可動接点bおよびフォーカスリング38側の可動接点cを有しており、可動接点b,cを各々独立に開閉できるようになっている。これにより、可変直流電源74より出力される直流電圧を上部電極60またはフォーカスリング38のいずれか片方だけに選択的に印加できるだけでなく、双方(60,38)に同時に印加することも可能になっている。切替スイッチ76および直流給電ライン78,80は、この実施形態における直流電圧給電網を構成している。
直流給電ライン78,80の途中にフィルタ回路82,84がそれぞれ設けられている。フィルタ回路82は、可変直流電源74からの直流電圧をスルーで上部電極60に印加する一方で、サセプタ12から処理空間PSおよび上部電極60を通って直流給電ライン78に入ってきた高周波を接地ラインへ流して可変直流電源74側へは流さないように構成されている。フィルタ回路84は、可変直流電源74からの直流電圧をスルーでフォーカスリング38に印加する一方で、サセプタ12からフォーカスリング38を通って直流給電ライン80に入ってきた高周波を接地ラインへ流して可変直流電源74側へは流さないように構成されている
また、チャンバ10内で処理空間PSに面する適当な箇所としてたとえばバッフル板20の上面あるいは支持部材16の頂部付近あるいは上部電極60の半径方向外側に、たとえばSi,SiC等の導電性部材からなるリング状のDCグランドパーツ(直流接地電極)86が取り付けられている。このDCグランドパーツ86は、接地ライン88を介して常時接地されている。
このプラズマエッチング装置内の各部たとえば排気装置26、高周波電源30,32、オン/オフ・スイッチ44、処理ガス供給部70、可変直流電源74、切替スイッチ76、チラーユニット(図示せず)、伝熱ガス供給部(図示せず)等の個々の動作および装置全体の動作(シーケンス)は、マイクロコンピュータを含みソフトウェア(プログラム)にしたがって動作する制御部110(図10)によって制御される。
このプラズマエッチング装置において、エッチングを行なうには、先ずゲートバルブ28を開状態にして加工対象の半導体ウエハWをチャンバ10内に搬入して、静電チャック40の上に載置する。そして、処理ガス供給部70よりエッチングガス(一般に混合ガス)を所定の流量でチャンバ10内に導入し、排気装置26によりチャンバ10内の圧力を設定値に調節する。さらに、第1および第2高周波電源30、32をオンにして第1高周波(40MHz)および第2高周波(2MHz)をそれぞれ所定のパワーで出力させ、これらの高周波をマッチングユニット34および給電棒36を介してサセプタ12に印加する。また、スイッチ44をオンにし、静電吸着力によって、静電チャック40と半導体ウエハWとの間の接触界面に伝熱ガス(Heガス)を閉じ込める。シャワーヘッド60より吐出されたエッチングガスは両電極12,60間で高周波の放電によってプラズマ化し、このプラズマで生成されるラジカルやイオンによって半導体ウエハW表面の被加工膜が所望のパターンにエッチングされる。
この容量結合型プラズマエッチング装置は、サセプタ12に40MHzというプラズマ生成に適した比較的高い周波数の第1高周波を印加することにより、プラズマを好ましい解離状態で高密度化し、より低圧の条件下でも高密度プラズマを形成することができる。それと同時に、サセプタ12に2MHzというイオン引き込みに適した比較的低い周波数の第2高周波を印加することにより、半導体ウエハWの被加工膜に対して選択性の高い異方性のエッチングを施すことができる。もっとも、プラズマ生成用の第1高周波は如何なるプラズマプロセスでも必ず使用されるが、イオン引き込み用の第2高周波はプロセスによっては使用されないことがある。
この容量結合型プラズマエッチング装置における主たる特徴は、可変直流電源74を備え、この可変直流電源74より出力される直流電圧を直流電圧給電網(切替スイッチ76、直流給電ライン78,80)を介して上部電極60およびフォーカスリング38の中のいずれか片方に印加することも、あるいは双方(60,38)に印加することもできる構成にある。
ここで、図2につき、可変直流電源74をフォーカスリング38に接続した場合の作用を説明する。なお、第2高周波によるイオンの引き込み作用は、本発明の特徴とは特に関係しないため、第2高周波電源32は図示していない。
図2において、第1高周波電源30より出力される第1高周波RFは、マッチングユニット34(特にユニット34内のブロッキング・コンデンサ34a)を抜けると、給電棒36の外周面表層を伝ってサセプタ12の下面中心部に入り、そこからサセプタ下面表層を伝って放射状に半径方向外側へ伝播し、サセプタ外周面を回ってサセプタ上面に行き着く。そして、サセプタ12の上面で、第1高周波RFは、周辺部から中心部に向かって半径方向内側へ逆放射状に伝播しながら、フォーカスリング38を抜けて、あるいは半導体ウエハWを抜けて処理空間PSへ放出され、処理ガスの分子と衝突してガス分子を電離または解離させる。こうして処理空間PSで処理ガスのプラズマが生成されると、プラズマが周囲に拡散し、プラズマと接する物体との境界にはイオンシースSHが形成される。また、サセプタ12ないしフォーカスリング38、ウエハWには、第1高周波RFの振幅に応じた大きさで負極性の自己バイアス電圧Vdcが生成される。
図2に示すように、イオンシースSHの等価回路は、ダイオードDとコンデンサCとの並列回路として表すことができる。ここで、ダイオードDは、第1高周波RFの各サイクル内で電極(サセプタ12、フォーカスリング38)側の電位がプラズマ電位に近づいた瞬間にプラズマから電極側に電子電流が流れる状態を表す。また、コンデンサCは、第1高周波RFの各サイクル内でRF電圧の時間変化に基づいて電極表面の電荷密度ないしイオンシースSH内の電束が時間的に変化する状態、つまり変位電流が流れる状態を表す。なお、プラズマから正イオンが電極側に流れ込む状態を抵抗で表すこともあるが、ここでは省略する。
この実施形態においては、プロセス条件に応じて、特に有機膜エッチングを行う場合は、可変直流電源74より出力される直流電圧VFの極性を負にして、その絶対値を自己バイアス電圧Vdcの絶対値よりも適度に大きな値に設定し、この直流電圧VFを切替スイッチ76および直流給電ライン80を介してフォーカスリング38に印加する。
ここで、図3および図4を参照して、自己バイアス電圧Vdcよりも絶対値が大きい負極性の直流電圧VFをフォーカスリング38に印加した場合の電子電流に関する作用を説明する。
図3は、サセプタ12に印加される第1高周波RFの電圧(RF電圧)とサセプタ12のウエハ載置部およびその直上のダイオードDを流れる電子電流との関係を示す。ウエハ載置部では自己バイアス電圧VdcにRF電圧が重畳され、各RFサイクル内でRF電圧が正極性のピーク値付近に上昇している時は、重畳電圧つまりウエハ載置部の電位がプラズマの電位との差svが殆ど無くなるほどまでに上昇し、プラズマから多量の電子電流がウエハ載置部に流れ込む。電子電流が遮断している間は、プラズマからイオン電流がウエハ載置部に流れ込み、各RFサイクル内で電子電流とイオン電流とがキャンセルする(中和する。)
図4は、サセプタ12に印加される第1高周波RFの電圧(RF電圧)とフォーカスリング38およびその直上のダイオードDを流れる電子電流との関係を示す。フォーカスリング38では、直流電源74からの直流電圧VFにRF電圧が重畳される。ここで、絶対値として、VF=Vdc+δVの関係がある。各RFサイクル内でRF電圧が正極性のピーク値付近に上昇している時の重畳電圧つまりフォーカスリング38の電位はδVだけウエハ載置部の電位よりも低いので、プラズマとの電位差svが拡大し、プラズマからフォーカスリング38に流れ込む電子電流は少なくなる。ここでは、各RFサイクル内で電子電流とイオン電流とはキャンセル(中和)せず、つまり電子電流よりもイオン電流の方が多くなり、その余分のイオン電流iは直流給電ライン80および切替スイッチ76を介して直流電源74側へ流れる。
このように、自己バイアス電圧Vdcよりも絶対値がδVだけ大きい負極性の直流電圧VFをフォーカスリング38に印加することで、サセプタ12のウエハ載置部ないし半導体ウエハWより処理空間PSに放射される電子電流に比してフォーカスリング38より処理空間PSに放射される電子電流を抑制することができ、絶対値の超過電圧δVを大きくするほどフォーカスリング38上の電子電流に対する抑制効果を強めることができる。
一方で、自己バイアス電圧Vdcよりも絶対値が大きい負極性の直流電圧VFをフォーカスリング38に印加することによって、フォーカスリング38の直上に形成されるイオンシースSHの厚さつまりコンデンサCの電極間距離d38がサセプタ12のウエハ載置部ないし半導体ウエハWの上方に形成されるイオンシースSHの厚さつまりコンデンサCの電極間距離dWよりも大きくなる。これによって、変位電流においても、ウエハ載置部ないし半導体ウエハWとプラズマとの間で流れる変位電流に比してフォーカスリング38とプラズマとの間で流れる変位電流が少なくなり、その差は超過電圧δVを大きくするほど拡大する。
上記のように、可変直流電源74より切替スイッチ76および直流給電ライン80を通じてフォーカスリング38に自己バイアス電圧Vdcよりも絶対値が大きな負極性の直流電圧VFを印加し、かつその超過電圧δVを制御することで、サセプタ12上でウエハ載置部ないし半導体ウエハWより処理空間PSへ放射される電流(電子電流・変位電流)に比してフォーカスリング38より処理空間PSへ放射される電流(電子電流・変位電流)を任意または所望の度合いで抑制または低減することができる。
図5に、本発明の作用効果を検証するために、実施形態のプラズマエッチング装置(図1)を用いて有機膜をエッチングした場合の実験結果つまりエッチングレート(E/R)の面内分布特性の一例を示す。主なエッチング条件は、下記のとおりである。
ウエハ口径: 300mm
有機膜: カーボンマスク
処理ガス: O2
チャンバ内の圧力: 20mTorr
高周波電力: 40MHz/2MHz=500/0W
温度: 上部電極/チャンバ側壁/下部電極=150/150/30℃
自己バイアス電圧: Vdc=−650V
直流電圧: VF=無印加,−700V,−750V,−800V(4通り)
図5に示すように、フォーカスリング38に直流電圧VFを印加しない場合は、ウエハ上で中心部のエッチングレートが周辺部のエッチングレートよりも大きく落ち込む。しかし、フォーカスリング38に自己バイアス電圧Vdc(−650V)よりも絶対値が大きな負極性の直流電圧VFを印加すると、エッチングレートの面内分布特性が顕著に補正されることがわかる。すなわち、VFを−700Vに選ぶとウエハ中心部のエッチングレートの落ち込みが半減し、VF=−750Vではウエハ中心部とウエハ周辺部との間でエッチングレートの差が僅少になって面内均一性が著しく改善され、VF=−800Vでは却ってウエハ中心部の方がウエハ周辺部よりも高くなって面内均一性が逆方向に失われる。
このように、直流電圧VFの絶対値を可変することで、有機膜エッチングにおるエッチングレートの面内分布特性またはプロファイルを自由自在に制御することが可能であり、面内均一性も容易に実現できる。
なお、上記の有機膜エッチング(図5)では、上部電極60に直流電源74からの直流電圧を印加してはいない。もっとも、プロセス条件に応じて、直流電源74からの直流電圧を上部電極60に単独で、またはフォーカスリング38と同時に印加することも可能である。
たとえば、フロロカーボン系の処理ガスを用いてSiO2膜をエッチングする際には、直流電源74より切替スイッチ76および直流給電ライン78を介して−900V程度の直流電圧を上部電極60に印加してよく、フォーカスリング38には該直流電圧を印加しないほうがよい。この場合は、図6に示すように、上部電極60側でバイアス効果によりイオンシースが極度に厚くなって電極間方向でプラズマが縮小する。このようなプラズマの縮小化により、半導体ウエハW上の実効レジデンスタイムが増加し、かつプラズマがウエハW上に集中して拡散が抑えられ、解離空間が減少する。これにより、フロロカーボン系の処理ガスの解離が抑えられ、ウエハW上のレジスト膜がエッチングされ難くなるという効果が得られる。
このように、切替スイッチ76を制御して直流電源74を上部電極60側に接続することで、上部DC印加方式の基本効果ないしプロセス特性効果を十全に発揮させることができる。
また、装置コストは高くつくが、図7に示すように、2つの可変直流電源74A,74Bを備え、一方の直流電源74Aをオン/オフ・スイッチ76Aおよび直流給電ライン78を介して上部電極60のみに接続可能とし、他方の直流電源74Bをオン/オフ・スイッチ76Bおよび直流給電ライン80を介してフォーカスリング38のみに接続可能とする構成も可能である。このように上部電極60およびフォーカスリング38にそれぞれ専用の直流電圧給電機構(74A,76A,78)、(74B,76B,80)を充てることによって、上部DC印加方式の作用効果または本発明のフォーカスリングDC印加方式の作用効果のいずれか一方を選択して単独で発揮させることも可能であれば、あるいは両DC印加方式の作用効果を同時に選択して重畳的または有機的に発揮させることも可能である。
図8に、この実施形態のプラズマエッチング装置(図1)を用いて半導体ウエハW上の有機膜をエッチングする場合の典型的な工程を示す。図示の例は、2層レジスト法の一種で、本来の被加工膜(たとえばSiO2膜)90の上に下層レジストとして有機膜たとえばカーボンマスク92をたとえばCVD(化学的真空蒸着法)で形成し、カーボンマスク92の上にレジスト94をたとえば回転塗布法で形成し、露光・現像によりレジスト94にパターンを形成している(a)。図示の最下層の膜88は下地膜である。この場合のエッチングは、最初にレジスト94をマスクとしてカーボンマスク92をエッチングし(b)、次にレジスト94とカーボンマスク92をマスクとして被加工膜90をエッチングする(c)。
その際、最初の有機膜エッチング工程(b)では、図2〜図5につき上述したようなフォーカスリングDC印加方式を用いてよく、それによって半導体ウエハW上のカーボンマスク92を所望のエッチングレートでかつ面内均一にエッチングすることができる。また、次のSiO2エッチング工程(c)では、フォーカスリングDC印加方式を使わずに、上部DC印加方式を必要に応じて用いて、半導体ウエハW上のSiO2膜90を所望のエッチング特性であるいは面内均一にエッチングすることができる。
図9に、本発明の第2の実施形態におけるプラズマエッチング装置の構成を示す。図中、上述した第1実施形態のものと同様の構成または機能を有する部分には同一の符号を付している。
この実施形態は、DCグランドパーツ(直流接地電極)86に係る特徴を有している。上記のように、フォーカスリング38および/または上部電極60に直流電圧を印加すると、それらの部材に電子がたまり、チャンバの内壁等との間に異常放電を生じるおそれがある。プラズマに曝される適当な箇所にDCグランドパーツ86を設けることで、フォーカスリング38や上部電極60にたまった電子は、プラズマの中を通ってDCグランドパーツ86へ到達し、そこからチャンバの内壁を通って接地ラインへ抜け、異常放電を防止できるようになっている。
しかしながら、エッチングプロセス中に発生するポリマー等の堆積物がDCグランドパーツ86の表面に付着してDC接地機能が低下し、ひいてはフォーカスリングDC印加方式やDC印加方式の効果が低減する。
この実施形態では、そのようなDCグランドパーツ86における堆積物の付着を防止または低減するために、本来のエッチングプロセスの合間にたとえばクリーニングガスにAr等の不活性ガスを用いてDCグランドパーツ86をプラズマでスパッタクリーニングできるようにしている。
より詳細には、切替スイッチ76が、可変直流電源74の出力端子に接続された3個の固定接点a1,a2,a3と、グランド端子に接続された3個の固定接点e1,e2,e3と、3個の可動接点b,c,dとを有している。ここで、可動接点bは、直流給電/接地ライン78を介して上部電極60に接続されており、切り替えで固定接点a1または固定接点e1の片方と接続可能であり、a1,e1のどちらにも接続しない中間位置(フローティング状態)も選択できるようになっている。可動接点cは、直流給電/接地ライン80を介してフォーカスリング38に接続されており、切り替えで固定接点a2または固定接点e2の片側と接続可能であり、a2,e2のどちらにも接続しない中間位置態(フローティング状態)も選択できるようになっている。可動接点dは、直流給電/接地ライン96を介してDCグランドパーツ86に接続されており、切り替えで固定接点a3または固定接点e3のどちらかと接続するようになっている。
エッチングプロセスを行うときは、可動接点dをグランド端子側の固定接点e3に切り替えて、DCグランドパーツ86を直流給電/接地ライン96を介して接地する。一方、フォーカスリング38側の可動接点cは、プロセス条件に応じて電源出力端子側の固定接点a2または中間位置(フローティング状態)のいずれかに切り換える。上部電極60側の可動接点bは、プロセス条件に応じて電源出力端子側の固定接点a1、グランド端子側の固定接点e1または中間位置(フローティング状態)のいずれかに切り換える。
DCグランドパーツ86のスパッタクリーニングを行う場合は、可動接点dを電源出力端子側の固定接点a3に切り替えて、DCグランドパーツ86に直流給電/接地ライン96を介して可変直流電源74の出力電圧(通常は負極性の直流電圧)を印加する。一方、可動接点b,cの少なくとも一方をグランド端子側の固定接点e1,e2に切り替えて、フォーカスリング38または上部電極60の少なくとも一方を直流給電/接地ライン80,78を介して接地する。このようにDCグランドパーツ86に負の直流電圧を印加することで、DCグランドパーツ86付近のシースを大きくし、シースの平均電界によって加速されるイオンをDCグランドパーツ86へ入射し、イオンスパッタによりパーツ表面の堆積物または付着物を除去することができる。
この実施形態では、直流給電/接地ライン78,80に電流検出器98,100を設けている。ラングミュアプローブ法を用いて、上部電極60および/またはフォーカスリング38に直流電源74より適当な直流電圧を印加し、その時に直流給電/接地ライン78,80を流れる直流電流を電流検出器98,100で計測し、電流測定値を基にプラズマ密度や電子温度、プラズマ電位等を求めることができる。
図10に、上記実施形態におけるプラズマエッチング方法を行うために上記プラズマエッチング装置(図1または図9)の各部の制御および全体のシーケンスを制御する制御部110の構成例を示す。
この構成例の制御部110は、バス150を介して接続されたプロセッサ(CPU)152、メモリ(RAM)154、プログラム格納装置(HDD)156、フロッピドライブあるいは光ディスクなどのディスクドライブ(DRV)158、キーボードやマウスなどの入力デバイス(KEY)160、表示装置(DIS)162、ネットワーク・インタフェース(COM)164、および周辺インタフェース(I/F)166を有する。
プロセッサ(CPU)152は、ディスクドライブ(DRV)158に装填されたFDあるいは光ディスクなどの記憶媒体168から所要のプログラムのコードを読み取って、HDD156に格納する。あるいは、所要のプログラムをネットワークからネットワーク・インタフェース164を介してダウンロードすることも可能である。そして、プロセッサ(CPU)152は、各段階または各場面で必要なプログラムのコードをHDD156からワーキングメモリ(RAM)154上に展開して各ステップを実行し、所要の演算処理を行って周辺インタフェース166を介して装置内の各部(特に、排気装置26、高周波電源30,32、処理ガス供給部70、可変直流電源74、切替スイッチ76等)を制御する。上記実施形態で説明したプラズマエッチング方法を実施するためのプログラムは全てこのコンピュータシステムで実行される。
以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでは決してなく、種々の変形が可能である。特に、サセプタ12およびフォーカスリング38の構成については装置内の他の機構と最適に組み合わさるように種々の選択・変形を行うことができる。
また、本発明は、上記実施形態のような下部2周波印加方式への適用に限定されるものではなく、たとえばサセプタ(下部電極)に単一の高周波を印加する下部一周波印加方式や、3つの高周波を同時に印加する下部3周波印加方式にも好適に適用可能である。また、上部電極60に第1高周波電源30を接続させて、主としてプラズマ生成に寄与する所定の周波数の第1高周波を上部電極60に印加してもよい。
本発明における被処理基板は半導体ウエハに限るものではなく、フラットパネルディスプレイ用の各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等も可能である。
本発明の一実施形態における容量結合型プラズマエッチング装置の構成を示す縦断面図である。 実施形態においてフォーカスリングに所定の直流電圧を印加した場合の作用を説明するための図である。 実施形態においてフォーカスリングに所定の直流電圧を印加した場合のサセプタのウエハ載置部を流れる電子電流に関する作用を説明するための図である。 実施形態においてフォーカスリングに所定の直流電圧を印加した場合のフォーカスリングを流れる電子電流に関する作用を説明するための図である。 実施形態において有機膜をエッチングした場合のエッチングレートの面内分布特性の一例を示す図である。 実施形態において上部電極に所定の直流電圧を印加した場合の作用を説明するための図である。 実施形態において上部電極およびフォーカスリングにそれぞれ専用の直流電圧給電機構を充てる構成例を示す図である。 実施形態において半導体ウエハW上の有機膜をエッチングする場合の典型的な工程を示す図ある。 別の実施形態による容量結合型プラズマエッチング装置の構成を示す縦断面図である。 実施形態における制御部の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 チャンバ(処理容器)
12 サセプタ(下部電極)
26 排気装置
30 第1高周波電源
32 第2高周波電源
38 フォーカスリング
60 上部電極(シャワーヘッド)
70 処理ガス供給部
74,74A,74B 可変直流電源
76,76A,76B 切替スイッチ
78,80 直流給電ライン(直流給電/接地ライン)
82,84 フィルタ
86 DCグランドパーツ(直流接地電極)
88 接地ライン
96 直流給電/接地ライン
110 制御部

Claims (13)

  1. 真空排気可能な処理容器と、
    前記処理容器内で被処理基板を載置する下部電極と、
    前記処理容器内で前記下部電極と平行に向かい合う上部電極と、
    前記上部電極と前記下部電極との間の処理空間に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    高周波放電によって前記処理ガスのプラズマを生成するための第1高周波を前記下部電極に印加する第1高周波給電部と、
    前記下部電極の上面の前記基板の半径方向外側にはみ出る周辺部分を覆うフォーカスリングと、
    可変の直流電圧を出力する直流電源と、
    プラズマエッチングのプロセス条件に応じて、前記直流電源を前記フォーカスリングおよび前記上部電極の中のいずれか片方または双方に接続する直流電圧給電網と
    を有するプラズマエッチング装置。
  2. 真空排気可能な処理容器と、
    前記処理容器内で被処理基板を載置する下部電極と、
    前記処理容器内で前記下部電極と平行に向かい合う上部電極と、
    前記下部電極と前記上部電極との間の処理空間に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    高周波放電によって前記処理ガスのプラズマを生成するための第1高周波を前記下部電極に印加する第1高周波給電部と、
    前記下部電極の上面の前記基板の半径方向外側にはみ出る周辺部分を覆うフォーカスリングと、
    前記上部電極に印加するための可変の第1直流電圧を出力する第1直流電源と、
    前記フォーカスリングに印加するための可変の第2直流電圧を出力する第2直流電源と、
    プラズマエッチングのプロセス条件に応じて、前記第1直流電源および前記第2直流電源を前記上部電極および前記フォーカスリングにそれぞれ接続し、もしくは前記第1直流電源または前記第2直流電源の片方のみを前記上部電極または前記フォーカスリングの片方に接続する直流電圧給電網と
    を有するプラズマエッチング装置。
  3. 前記プラズマを介して前記上部電極との間または前記フォーカスリングとの間で直流の電流を流すために、前記処理容器内で前記プラズマに曝される位置に設けられ、直流的に接地される直流接地電極を有する請求項1または請求項2に記載のプラズマエッチング装置。
  4. 真空排気可能な処理容器と、
    前記処理容器内で被処理基板を載置する下部電極と、
    前記処理容器内で前記下部電極と平行に向かい合う上部電極と、
    前記上部電極と前記下部電極との間の処理空間に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    高周波放電によって前記処理ガスのプラズマを生成するための第1高周波を前記下部電極に印加する第1高周波給電部と、
    前記下部電極の上面の前記基板の半径方向外側にはみ出る周辺部分を覆うフォーカスリングと、
    可変の直流電圧を出力する直流電源と、
    前記プラズマを介して前記上部電極との間または前記フォーカスリングとの間で直流の電流を流すために、前記処理容器内で前記プラズマに曝される位置に設けられる直流接地電極と、
    前記基板上の被加工膜をエッチングするときは、プロセス条件に応じて前記直流電源を前記フォーカスリングおよび前記上部電極の中のいずれか片方または双方に接続するとともに前記直流接地電極を接地し、前記直流接地電極の表面をスパッタクリーニングするときは、前記直流接地電極に前記直流電源を接続するとともに前記上部電極および前記フォーカスリングの少なくとも一方を接地する直流電圧給電網と
    を有するプラズマエッチング装置。
  5. 主として前記下部電極上の前記基板にプラズマ中のイオンを引き込むための第2高周波を前記下部電極に印加する第2高周波給電部を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラズマエッチング装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラズマエッチング装置を用いて前記基板上の少なくとも有機膜をエッチングするプラズマエッチング方法であって、
    前記有機膜をエッチングする工程では、前記下部電極上に生成される自己バイアス電圧よりも絶対値の大きい負極性の直流電圧を前記フォーカスリングに印加するプラズマエッチング方法。
  7. 前記基板上で相対的に基板中心部のエッチングレートが基板エッジ部のエッチングレートよりも低くなるのを適度に補正するように、前記直流電圧の絶対値を選定する請求項6に記載のプラズマエッチング方法。
  8. 前記処理ガスは不活性ガスを含まない請求項6または請求項7に記載のプラズマエッチング方法。
  9. 前記有機膜はカーボン膜であり、前記処理ガスはO2ガスである請求項6〜8のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。
  10. 前記基板上に有機膜以外の被加工膜が形成され、その被加工膜をエッチングする工程では前記フォーカスリングに直流電圧を印加しない請求項6〜9のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。
  11. プロセス条件に応じて選択的に、前記上部電極に所望の直流電圧を印加する請求項6〜10のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。
  12. プロセス条件に応じて選択的に、前記基板にプラズマ中のイオンを引き込むための第2高周波を前記下部電極に印加する請求項6〜11のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法。
  13. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に、請求項6〜12のいずれか一項に記載のプラズマエッチング方法が行われるようにプラズマエッチング装置を制御することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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