JP5956933B2 - プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5956933B2
JP5956933B2 JP2013004698A JP2013004698A JP5956933B2 JP 5956933 B2 JP5956933 B2 JP 5956933B2 JP 2013004698 A JP2013004698 A JP 2013004698A JP 2013004698 A JP2013004698 A JP 2013004698A JP 5956933 B2 JP5956933 B2 JP 5956933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
chamber
silicon oxide
gas
oxide film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013004698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014138027A (ja
Inventor
隆幸 勝沼
隆幸 勝沼
昌伸 本田
昌伸 本田
裕展 市川
裕展 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2013004698A priority Critical patent/JP5956933B2/ja
Priority to KR1020140004404A priority patent/KR102094833B1/ko
Priority to US14/154,385 priority patent/US9087676B2/en
Priority to TW103101296A priority patent/TWI607484B/zh
Priority to CN201410016335.2A priority patent/CN103928285B/zh
Publication of JP2014138027A publication Critical patent/JP2014138027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5956933B2 publication Critical patent/JP5956933B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10PGENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P50/00Etching of wafers, substrates or parts of devices
    • H10P50/20Dry etching; Plasma etching; Reactive-ion etching
    • H10P50/24Dry etching; Plasma etching; Reactive-ion etching of semiconductor materials
    • H10P50/242Dry etching; Plasma etching; Reactive-ion etching of semiconductor materials of Group IV materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32091Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being capacitively coupled to the plasma
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32458Vessel
    • H01J37/32477Vessel characterised by the means for protecting vessels or internal parts, e.g. coatings
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10PGENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P14/00Formation of materials, e.g. in the shape of layers or pillars
    • H10P14/20Formation of materials, e.g. in the shape of layers or pillars of semiconductor materials
    • H10P14/24Formation of materials, e.g. in the shape of layers or pillars of semiconductor materials using chemical vapour deposition [CVD]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)

Description

本発明の種々の側面及び実施形態はプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置に関するものである。
半導体の製造プロセスでは、薄膜の堆積又はエッチング等を目的としたプラズマ処理を実行するプラズマ処理装置が広く用いられている。プラズマ処理装置としては、例えば薄膜の堆積処理を行うプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置や、エッチング処理を行うプラズマエッチング装置等が挙げられる。
ところで、プラズマ処理装置においては、チャンバ内に配置された部材(以下適宜「チャンバ内部材」という)は、各種のプラズマ処理の際に処理ガスのプラズマに曝されるため、耐プラズマ性が求められる。この点、例えば特許文献1には、被処理体をプラズマ処理する前に、酸素を含むシリコン含有ガスのプラズマによりチャンバ内部材の表面にシリコン酸化膜を保護膜として成膜することにより、チャンバ内部材の耐プラズマ性を高めることが開示されている。
米国特許出願公開第2012/0091095号明細書
しかしながら、酸素を含むシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜する従来技術では、部材の温度に応じた膜厚の制御性を向上することまでは考慮されていない。
すなわち、従来技術では、酸素を含むシリコン含有ガスのプラズマ中の酸素ラジカルとSiラジカルとをチャンバ内の空間中で反応させてシリコン酸化物を生成し、生成したシリコン酸化物をチャンバ内の部材にシリコン酸化膜として堆積させる。チャンバ内の部材上にシリコン酸化膜として堆積したシリコン酸化物の膜厚は、チャンバ内の部材の温度に依らず一定となる。このため、従来技術では、チャンバ内の部材の温度に応じて部材上の膜の膜厚を制御することが困難であった。
本発明の一側面に係るプラズマ処理方法は、成膜工程と、プラズマ処理工程と、除去工程とを含む。成膜工程は、チャンバの内部に配置された部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより前記部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する。プラズマ処理工程は、前記部材の表面に前記シリコン酸化膜が成膜された後に、前記チャンバの内部に搬入された被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理する。除去工程は、プラズマ処理された前記被処理体が前記チャンバの外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより前記部材の表面から前記シリコン酸化膜を除去する。
本発明の種々の側面及び実施形態によれば、部材の温度に応じた膜厚の制御性を向上することができるプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置が実現される。
図1は、本実施形態に係るプラズマ処理方法に適用されるプラズマ処理装置を示す概略断面図である。 図2は、本実施形態に係るプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図3は、本実施形態における成膜工程の一例を説明するための図である。 図4は、比較例1〜3における処理結果を示す図である。 図5は、実施例1〜3における処理結果を示す図である。 図6は、比較例1、4及び5における処理結果を示す図である。 図7は、実施例1、4及び5における処理結果を示す図である。 図8は、比較例1、6及び7と実施例1、6及び7における処理結果を示す図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付すこととする。
本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、チャンバの内部に配置された部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する成膜工程と、部材の表面にシリコン酸化膜が成膜された後に、チャンバの内部に搬入された被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理するプラズマ処理工程と、プラズマ処理された被処理体がチャンバの外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより部材の表面からシリコン酸化膜を除去する除去工程とを含む。
また、本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、部材は、チャンバの内壁と、チャンバの内部に配置された下部電極とを含み、他の部材は、チャンバの内部において下部電極と対向する上部電極を含み、成膜工程は、チャンバの内壁及び下部電極を上部電極よりも低い温度に調整しつつ、チャンバの内壁及び下部電極の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する。
また、本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、成膜工程において、バイアス電圧を印加する。
また、本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、シリコン含有ガスは、SiCl4及びSiF4のうち少なくともいずれか一つを含む。
また、本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、フッ素含有ガスは、NF3、SF6及びCF4のうち少なくともいずれか一つを含む。
また、本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、シリコン含有ガスは、さらに希ガスを含む。
また、本実施形態に係るプラズマ処理方法は、1つの実施形態において、希ガスは、Ar又はHeである。
本実施形態に係るプラズマ処理装置は、1つの実施形態において、被処理体をプラズマ処理するためのチャンバと、チャンバの内部を減圧するための排気部と、チャンバの内部に処理ガスを供給するためのガス供給部と、チャンバの内部に配置された部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する工程と、部材の表面にシリコン酸化膜が成膜された後に、チャンバの内部に搬入された被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理する工程と、プラズマ処理された被処理体がチャンバの外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより部材の表面からシリコン酸化膜を除去する工程とを実行する制御部とを備えた。
図1は、本実施形態に係るプラズマ処理方法に適用されるプラズマ処理装置を示す概略断面図である。図1に示すプラズマ処理装置は、気密に構成され、電気的に接地電位とされた処理チャンバ1を有している。この処理チャンバ1は、円筒状とされ、例えば表面に陽極酸化被膜を形成されたアルミニウム等から構成されている。処理チャンバ1内には、被処理体である半導体ウエハWを水平に支持する載置台2が設けられている。
載置台2は、その基材2aが導電性の金属、例えばアルミニウム等で構成されており、下部電極としての機能を有する。この載置台2は、絶縁板3を介して導体の支持台4に支持されている。また、載置台2の上方の外周には、例えば単結晶シリコンで形成されたフォーカスリング5が設けられている。さらに、載置台2及び支持台4の周囲を囲むように、例えば石英等からなる円筒状の内壁部材3aが設けられている。
載置台2の上方には、載置台2と平行に対向するように、換言すれば、載置台2に支持された半導体ウエハWと対向するように、上部電極としての機能を有するシャワーヘッド16が設けられている。シャワーヘッド16と載置台2は、一対の電極(上部電極と下部電極)として機能するようになっている。載置台2の基材2aには、第1の整合器11aを介して第1の高周波電源10aが接続されている。また、載置台2の基材2aには、第2の整合器11bを介して第2の高周波電源10bが接続されている。第1の高周波電源10aは、プラズマ発生用のものであり、この第1の高周波電源10aからは所定周波数(例えば100MHz)の高周波電力が載置台2の基材2aに供給されるようになっている。また、第2の高周波電源10bは、イオン引き込み用(バイアス用)のものであり、この第2の高周波電源10bからは第1の高周波電源10aより低い所定周波数(例えば、13MHz)の高周波電力が載置台2の基材2aに供給されるようになっている。
載置台2の上面には、半導体ウエハWを静電吸着するための静電チャック6が設けられている。この静電チャック6は絶縁体6bの間に電極6aを介在させて構成されており、電極6aには直流電源12が接続されている。そして電極6aに直流電源12から直流電圧が印加されることにより、クーロン力によって半導体ウエハWが吸着されるよう構成されている。
載置台2の内部には、冷媒流路2bが形成されており、冷媒流路2bには、冷媒入口配管2c、冷媒出口配管2dが接続されている。そして、冷媒流路2bの中にガルデンなどの冷媒を循環させることによって、支持台4及び載置台2を所定の温度に制御可能となっている。また、載置台2等を貫通するように、半導体ウエハWの裏面側にヘリウムガス等の冷熱伝達用ガス(バックサイドガス)を供給するためのバックサイドガス供給配管30が設けられている。このバックサイドガス供給配管30は、図示しないバックサイドガス供給源に接続されている。これらの構成によって、載置台2の上面に静電チャック6によって吸着保持された半導体ウエハWを、所定の温度に制御可能となっている。
上記したシャワーヘッド16は、処理チャンバ1の天壁部分に設けられている。シャワーヘッド16は、本体部16aと電極板をなす上部天板16bとを備えており、絶縁性部材45を介して処理チャンバ1の上部に支持されている。本体部16aは、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムからなり、その下部に上部天板16bを着脱自在に支持できるように構成されている。上部天板16bは、シリコン含有物質で形成され、例えば石英で形成される。
本体部16aの内部には、ガス拡散室16c,16dが設けられ、このガス拡散室16c,16dの下部に位置するように、本体部16aの底部には、多数のガス通流孔16eが形成されている。ガス拡散室は、中央部に設けられたガス拡散室16cと、周縁部に設けられたガス拡散室16dとに2分割されており、中央部と周縁部とで独立に処理ガスの供給状態を変更できるようになっている。
また、上部天板16bには、当該上部天板16bを厚さ方向に貫通するようにガス導入孔16fが、上記したガス通流孔16eと重なるように設けられている。このような構成により、ガス拡散室16c,16dに供給された処理ガスは、ガス通流孔16e及びガス導入孔16fを介して処理チャンバ1内にシャワー状に分散されて供給されるようになっている。なお、本体部16a等には、図示しないヒータや、冷媒を循環させるための図示しない配管等の温度調整器が設けられており、プラズマエッチング処理中にシャワーヘッド16を所望温度に温度制御できるようになっている。
上記した本体部16aには、ガス拡散室16c,16dへ処理ガスを導入するための2つのガス導入口16g,16hが形成されている。これらのガス導入口16g,16hにはガス供給配管15a,15bが接続されており、このガス供給配管15a,15bの他端には、エッチング用の処理ガスを供給する処理ガス供給源15が接続されている。処理ガス供給源15は、ガス供給部の一例である。ガス供給配管15aには、上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)15c、及び開閉弁V1が設けられている。また、ガス供給配管15bには、上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)15d、及び開閉弁V2が設けられている。
そして、処理ガス供給源15からはプラズマエッチングのための処理ガスが、ガス供給配管15a,15bを介してガス拡散室16c,16dに供給され、このガス拡散室16c,16dから、ガス通流孔16e及びガス導入孔16fを介して処理チャンバ1内にシャワー状に分散されて供給される。例えば、処理ガス供給源15からは、後述するように、処理チャンバ1の内部に配置された部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する際に用いられる、酸素を含まないシリコン含有ガスなどが供給される。また、例えば、処理ガス供給源15からは、被処理体をプラズマ処理する際に用いられるHBr/NF3を含む処理ガスなどが供給される。また、処理ガス供給源15からは、処理チャンバ1の内部に配置された部材の表面からシリコン酸化膜を除去する際に用いられるフッ素含有ガスなどが供給される。処理ガス供給源15により供給されるガスの詳細については、後述する。
上記した上部電極としてのシャワーヘッド16には、ローバスフィルタ(LPF)51を介して可変直流電源52が電気的に接続されている。この可変直流電源52は、オン・オフスイッチ53により給電のオン・オフが可能となっている。可変直流電源52の電流・電圧ならびにオン・オフスイッチ53のオン・オフは、後述する制御部60によって制御されるようになっている。なお、後述のように、第1の高周波電源10a、第2の高周波電源10bから高周波が載置台2に印加されて処理空間にプラズマが発生する際には、必要に応じて制御部60によりオン・オフスイッチ53がオンとされ、上部電極としてのシャワーヘッド16に所定の直流電圧が印加される。
処理チャンバ1の底部には、排気口71が形成されており、この排気口71には、排気管72を介して排気装置73が接続されている。排気装置73は、真空ポンプを有しており、この真空ポンプを作動させることにより処理チャンバ1内を所定の真空度まで減圧することができるようになっている。排気装置73は、排気部の一例である。一方、処理チャンバ1の側壁には、半導体ウエハWの搬入出口74が設けられており、この搬入出口74には、当該搬入出口74を開閉するゲートバルブ75が設けられている。
図中76,77は、着脱自在とされたデポシールドである。デポシールド76は、処理チャンバ1の内壁面に沿って設けられ、処理チャンバ1にエッチング副生物(デポ)が付着することを防止する役割を有している。以下では、処理チャンバ1の内壁とデポシールド76とを併せて「処理チャンバ1の内壁」と呼ぶことがあるものとする。また、デポシールド77は、下部電極となる載置台2、内壁部材3a及び支持台4の外周面を覆うように設けられている。以下では、載置台2、内壁部材3a、支持台4及びデポシールド77を併せて「下部電極」と呼ぶことがあるものとする。デポシールド76の半導体ウエハWと略同じ高さ位置には、直流的にグランドに接続された導電性部材(GNDブロック)79が設けられており、これにより異常放電が防止される。
また、処理チャンバ1の周囲には、同心円状にリング磁石80が配置されている。リング磁石80は、シャワーヘッド16と載置台2との間の空間に磁場を印加する。リング磁石80は、図示しない回転機構により回転自在に構成されている。
上記構成のプラズマエッチング装置は、制御部60によって、その動作が統括的に制御される。この制御部60には、CPUを備えプラズマエッチング装置の各部を制御するプロセスコントローラ61と、ユーザインターフェース62と、記憶部63とが設けられている。
ユーザインターフェース62は、工程管理者がプラズマエッチング装置を管理するためにコマンドの入力操作を行うキーボードや、プラズマエッチング装置の稼動状況を可視化して表示するディスプレイ等から構成されている。
記憶部63には、プラズマエッチング装置で実行される各種処理をプロセスコントローラ61の制御にて実現するための制御プログラム(ソフトウエア)や処理条件データ等が記憶されたレシピが格納されている。そして、必要に応じて、ユーザインターフェース62からの指示等にて任意のレシピを記憶部63から呼び出してプロセスコントローラ61に実行させることで、プロセスコントローラ61の制御下で、プラズマエッチング装置での所望の処理が行われる。また、制御プログラムや処理条件データ等のレシピは、コンピュータで読み取り可能なコンピュータ記録媒体(例えば、ハードディスク、CD、フレキシブルディスク、半導体メモリ等)などに格納された状態のものを利用したり、或いは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
例えば、制御部60は、後述するプラズマ処理方法を行うようにプラズマ処理装置の各部を制御する。詳細な一例を挙げると、制御部60は、処理チャンバ1の内部に配置された部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する。そして、制御部60は、シリコン酸化膜が成膜された後に、処理チャンバ1の内部に搬入された被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理する。そして、制御部60は、プラズマ処理された被処理体が処理チャンバ1の外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより部材の表面からシリコン酸化膜を除去する。ここで、処理チャンバ1の内部に配置された部材は、例えば、処理チャンバ1の内壁と、処理チャンバ1の内部に配置された下部電極である載置台2、内壁部材3a、支持台4及びデポシールド77とを含む。処理チャンバ1の内部に配置された部材を、以下では「チャンバ内部材」と呼ぶことがあるものとする。また、他の部材は、処理チャンバ1の内部において下部電極と対向する上部電極であるシャワーヘッド16を含む。また、被処理体は、例えば、半導体ウエハWである。
次に、本実施形態に係るプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法について説明する。図2は、本実施形態に係るプラズマ処理装置によるプラズマ処理方法の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、プラズマ処理装置は、チャンバ内部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマによりチャンバ内部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行う(ステップS101)。チャンバ内部材は、例えば、処理チャンバ1の内壁と、処理チャンバ1の内部に配置された下部電極である載置台2、内壁部材3a及びデポシールド77とを含む。また、他の部材は、処理チャンバ1の内部において下部電極と対向する上部電極であるシャワーヘッド16を含む。また、酸素を含まないシリコン含有ガスは、例えば、SiCl4及びSiF4のうち少なくともいずれか一つを含む。酸素を含まないシリコン含有ガスは、好ましくは、さらに希ガスを含む。希ガスは、例えば、Ar又はHeである。
図3は、本実施形態における成膜工程の一例を説明するための図である。図3では、処理チャンバ1の内部に配置された載置台2にシリコン酸化膜を成膜する例を示す。プラズマ処理装置の制御部60は、処理ガス供給源15から処理チャンバ1の内部に酸素を含まないシリコン含有ガスを供給し、第1の高周波電源10aから処理チャンバ1内部へプラズマ生成用の高周波電力を印加して酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマを生成する。この際、制御部60は、第2の高周波電源10bからイオン引き込み用の高周波電力を印加しない。すなわち、図3の(1)に示すように、制御部60は、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマが生成される際に、冷媒流路2bに冷媒を循環させることによって、下部電極である載置台2を上部電極であるシャワーヘッド16よりも低い温度に調整する。その上で、制御部60は、酸素を含まないシリコン含有ガスとして、例えば、SiCl4/Heを処理チャンバ1内に供給する。
この結果、図3の(1)に示すように、相対的に低い温度となった載置台2へプラズマ中のラジカルが引き寄せられ、載置台2上でラジカルどうしが反応する。例えば、図3の(1)に示す例では、Siラジカルと、処理チャンバ1内のシリコン酸化物を含む部材から放出された酸素ラジカルとがシャワーヘッド16よりも低い温度となった載置台2へ引き寄せられ、載置台2上でSiラジカルと酸素ラジカルとの反応が促進される。すると、図3の(2)に示すように、下部電極である載置台2の表面にシリコン酸化膜100が成膜される。処理チャンバ1内のシリコン酸化物を含む部材としては、例えば、上部天板16bや内壁部材3aであり、これらは石英等からなる。これにより、処理チャンバ1内の空間中でのSiラジカルと酸素ラジカルとの反応を抑制しつつ、処理チャンバ1内の載置台2上でのSiラジカルと酸素ラジカルとの反応を促進することが可能となる。この結果、処理チャンバ1内の部材の温度に応じて部材上の膜の膜厚を制御することが可能となる。さらに、被処理体をプラズマ処理する前に成膜工程を行うことで、処理チャンバ1内の部材の耐プラズマ性を高めることが可能になり、部材の消耗や部材からの汚染物の飛散を回避することが可能となる。
なお、図3では、下部電極である載置台2にシリコン酸化膜が成膜される例を示したが、載置台2付近に設けられた支持台4、内壁部材3a及びデポシールド77にも同様にシリコン酸化膜が成膜され得る。すなわち、上部電極であるシャワーヘッド16よりも低い温度となった処理チャンバ1内の部材にシリコン酸化膜が成膜され得る。
図2の説明に戻る。続いて、プラズマ処理装置は、処理チャンバ1の内部に搬入された被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理するプラズマ処理工程を行う(ステップS102)。被処理体は、例えば、シリコン酸化膜が積層された半導体ウエハWである。また、処理ガスは、例えば、HBr/NF3である。
より詳細な一例を挙げて説明する。プラズマ処理装置の制御部60は、搬入出口74及びゲートバルブ75から処理チャンバ1の内部に被処理体を搬入し、搬入された被処理体を静電チャック6上に載置する。その後、制御部60は、処理ガス供給源15から処理チャンバ1内部に処理ガスを供給し、第1の高周波電源10aからプラズマ生成用の高周波電力を印加するとともに、第2の高周波電源10bからイオン引き込み用の高周波電力を印加する。この結果、被処理体がプラズマ処理される。
そして、プラズマ処理装置は、被処理体が処理チャンバ1の外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマによりチャンバ内部材の表面からシリコン酸化膜を除去する除去工程を行う(ステップS103)。フッ素含有ガスは、例えば、NF3、SF6及びCF4のうち少なくともいずれか一つを含む。
より詳細な一例を挙げて説明する。プラズマ処理装置の制御部60は、搬入出口74及びゲートバルブ75から処理チャンバ1の外部へ被処理体を搬出する。その後、制御部60は、処理ガス供給源15から処理チャンバ1内部にフッ素含有ガスを供給し、第1の高周波電源10aからプラズマ生成用の高周波電力を印加する。この際、制御部60は、第2の高周波電源10bからイオン引き込み用の高周波電力を印加しない。この結果、処理チャンバ1内の部材の表面からシリコン酸化物が除去される。
上述したように、本実施形態によれば、被処理体をプラズマ処理する前に、処理チャンバ1の内部に配置された下部電極を上部電極よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより下部電極の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する。このため、本実施形態によれば、処理チャンバ1内の空間中でのSiラジカルと酸素ラジカルとの反応を抑制しつつ、処理チャンバ1内の部材上でのSiラジカルと酸素ラジカルとの反応を促進することが可能となる。この結果、酸素を含むシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜する手法と比較して、処理チャンバ1内の部材の温度に応じた膜厚の制御性を向上することが可能となる。さらに、被処理体をプラズマ処理する前に成膜工程を行うことで、処理チャンバ1内の部材の耐プラズマ性を高めることが可能になり、部材の消耗や部材からの汚染物の飛散を回避することが可能となる。
また、本実施形態によれば、プラズマ処理された被処理体が処理チャンバ1の外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより処理チャンバ1内の下部電極の表面からシリコン酸化膜を除去する。この結果、処理チャンバ1内の部材の表面を清浄化することが可能となる。
また、本実施形態によれば、酸素を含まないシリコン含有ガスは、SiCl4及びSiF4のうち少なくともいずれか一つを含む。この結果、処理チャンバ1内の部材の温度に応じて部材上の膜の膜厚を精度良く制御することが可能となる。
また、本実施形態によれば、フッ素含有ガスは、NF3、SF6及びCF4のうち少なくともいずれか一つを含む。この結果、処理チャンバ1内の部材の表面をより効率的に清浄化することが可能となる。
また、本実施形態によれば、酸素を含まないシリコン含有ガスは、さらに希ガスを含む。この結果、処理チャンバ1内の部材の温度に応じて部材上の膜の膜厚をより精度良く制御することが可能となる。
また、本実施形態によれば、希ガスは、Ar又はHeである。この結果、処理チャンバ1内の部材の温度に応じて部材上の膜の膜厚をより精度良く制御することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本実施形態に係るプラズマ処理方法及びプラズマ処理装置について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。以下では、他の実施形態について説明する。
(バイアス電圧)
例えば、成膜工程においてバイアス電圧を印加しても良い。すなわち、制御部60は、成膜工程において、処理ガス供給源15から処理チャンバ1内部に酸素を含まないシリコン含有ガスを供給し、第1の高周波電源10aから処理チャンバ1内部へプラズマ生成用の高周波電力を印加して酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマを生成する。この際、制御部60は、第2の高周波電源10bから載置台2へイオン引き込み用の高周波電力を印加することで、載置台2に対してバイアス電圧を印加する。すると、プラズマ中のイオンが載置台2に向けて引き込まれる。この結果、バイアス電圧を印加しない手法と比較して、部材上の膜の膜厚をより緻密に制御することが可能となる。
また、本実施形態では、成膜工程において、冷媒流路2bに冷媒を循環させることによって、下部電極である載置台2を上部電極であるシャワーヘッド16よりも低い温度に調整する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、成膜工程は、上部電極であるシャワーヘッド16を下部電極や処理チャンバ1の内壁よりも高い温度に調整するようにしても良い。すなわち、成膜対象となる下部電極等の部材の温度が、成膜対象とならない上部電極等の部材の温度よりも相対的に低くなれば良い。この場合、制御部60は、ヒータ等の温度調整器を用いて上部電極であるシャワーヘッド16を加熱することによって、シャワーヘッド16を載置台2よりも高い温度に調整する。その上で、制御部60は、酸素を含まないシリコン含有ガスとして、例えば、SiCl4/Heを処理チャンバ1内に供給する。この結果、相対的に低い温度となった載置台2へプラズマ中のラジカルが引き寄せられ、載置台2上でラジカルどうしが反応する。すると、下部電極である載置台2の表面にシリコン酸化膜が成膜される。これにより、処理チャンバ1内の空間中でのSiラジカルと酸素ラジカルとの反応を抑制しつつ、処理チャンバ1内の部材上でのSiラジカルと酸素ラジカルとの反応を促進することが可能となる。この結果、酸素を含むシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜する手法と比較して、処理チャンバ1内の部材の温度に応じた膜厚の制御性を向上することが可能となる。
(実施例)
以下に、開示のプラズマ処理方法について、実施例を挙げて更に詳細に説明する。ただし、開示のプラズマ処理方法は、下記の実施例に限定されるものではない。
(比較例1)
比較例1では、チャンバの内の部材の表面にシリコン酸化膜を成膜する成膜工程と、被処理体をプラズマ処理するプラズマ処理工程と、チャンバの内の部材の表面からシリコン酸化膜を除去する除去工程とを順に行った。成膜工程、プラズマ処理工程及び除去工程は、それぞれ以下の条件を用いて行った。
(成膜工程)
処理ガス:SiCl4/He/O2=25/100/250sccm
圧力:1.3Pa(10mTorr)
磁束密度:454G
第1の高周波電源からの高周波電力:500W
第2の高周波電源からの高周波電力:0W
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/20℃
時間:60秒
また、成膜工程では、下部電極の表面に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚を測定した。膜厚の測定では、下部電極の表面上のシリコン酸化膜を直接測定するのではなく、載置台2の静電チャック6上にSi基板を設置し、Si基板の表面に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚を下部電極の表面上のシリコン酸化膜の膜厚として測定した。
(プラズマ処理工程)
処理ガス:HBr/NF3=350/100sccm
圧力:13Pa(100mTorr)
磁束密度:454G
第1の高周波電源からの高周波電力:900W
第2の高周波電源からの高周波電力:1200W
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/40℃
時間:60秒
(除去工程)
処理ガス:NF3=300sccm
圧力:27Pa(200mTorr)
磁束密度:454G
第1の高周波電源からの高周波電力:750W
第2の高周波電源からの高周波電力:0W
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/40℃
時間:120秒
(比較例2)
比較例2では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は比較例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/40℃
(比較例3)
比較例3では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は比較例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/60℃
(実施例1)
実施例1では、チャンバの内の部材の表面にシリコン酸化膜を成膜する成膜工程と、被処理体をプラズマ処理するプラズマ処理工程と、チャンバの内の部材の表面からシリコン酸化膜を除去する除去工程とを順に行った。プラズマ処理工程及び除去工程は、比較例1と同一の条件で行った。成膜工程は、以下の条件を用いて行った。
(成膜工程)
処理ガス:SiCl4/He=25/100sccm
圧力:1.3Pa(10mTorr)
磁束密度:454G
第1の高周波電源からの高周波電力:500W
第2の高周波電源からの高周波電力:0W
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/20℃
時間:60秒
また、成膜工程では、下部電極の表面に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚を測定した。膜厚の測定では、下部電極の表面上のシリコン酸化膜を直接測定するのではなく、載置台2の静電チャック6上にSi基板を設置し、Si基板の表面に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚を下部電極の表面上のシリコン酸化膜の膜厚として測定した。
(実施例2)
実施例2では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は実施例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/40℃
(実施例3)
実施例3では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は実施例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/60℃
図4は、比較例1〜3における処理結果を示す図である。図5は、実施例1〜3における処理結果を示す図である。図4及び図5において、「下部温度 20deg.C」は、下部電極20℃の下でシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行った後のSi基板を示す。「下部温度 40deg.C」は、下部電極40℃の下でシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行った後のSi基板を示す。「下部温度 60deg.C」は、下部電極60℃の下でシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行った後のSi基板を示す。
なお、図4及び図5において、「断面」とは、Si基板の断面を拡大して得られた写真のトレース図である。また、図4及び図5では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚を併せて示した。
図4に示すように、SiCl4/He/O2を用いた比較例1〜3では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、下部電極の温度に依らずほぼ一定となった。これに対して、図5に示すように、SiCl4/Heを用いた実施例1〜3では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、下部電極の温度が下がるほど、増加した。換言すれば、SiCl4/Heを用いた実施例1〜3では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、固定値である上部電極の温度に対する下部電極の温度が相対的に低く調整されるほど、増加した。
このように、比較例1〜3と実施例1〜3との比較から分かるように、実施例1〜3では、酸素を含まないシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜することで、酸素を含むシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜する手法と比較して、温度に応じた部材上の膜の膜厚の制御性を向上することが可能であった。
(比較例4)
比較例4では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は比較例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):60/70/20℃
(比較例5)
比較例5では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は比較例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/20℃
(実施例4)
実施例4では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は実施例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):60/70/20℃
(実施例5)
実施例5では、成膜工程において、温度として以下の条件を用いた。他の条件は実施例1と同一である。
温度(上部電極/処理チャンバの内壁/下部電極):80/70/20℃
図6は、比較例1、4及び5における処理結果を示す図である。図7は、実施例1、4及び5における処理結果を示す図である。図6及び図7において、「上部温度 40deg.C」は、上部電極40℃の下でシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行った後のSi基板を示す。「上部温度 60deg.C」は、上部電極60℃の下でシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行った後のSi基板を示す。「上部温度 80deg.C」は、上部電極80℃の下でシリコン酸化膜を成膜する成膜工程を行った後のSi基板を示す。
なお、図6及び図7において、「断面」とは、Si基板の断面を拡大して得られた写真のトレース図である。また、図6及び図7では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚を併せて示した。
図6に示すように、SiCl4/He/O2を用いた比較例1、4及び5では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、上部電極の温度に依らずほぼ一定となった。これに対して、図7に示すように、SiCl4/Heを用いた実施例1、4及び5では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、上部電極の温度が上がるほど、増加した。換言すれば、SiCl4/Heを用いた実施例1〜3では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、固定値である下部電極の温度に対する上部電極の温度が相対的に高く調整されるほど、増加した。
このように、比較例1、4及び5と実施例1、4及び5との比較から分かるように、実施例1、4及び5では、酸素を含まないシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜することで、酸素を含むシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜する手法と比較して、温度に応じた部材上の膜の膜厚の制御性を向上することが可能であった。
(比較例6)
比較例6では、成膜工程において、高周波電力として以下の条件を用いた。他の条件は比較例1と同一である。
第1の高周波電源からの高周波電力:500W
第2の高周波電源からの高周波電力:500W
(比較例7)
比較例7では、成膜工程において、高周波電力として以下の条件を用いた。他の条件は比較例1と同一である。
第1の高周波電源からの高周波電力:500W
第2の高周波電源からの高周波電力:1000W
(実施例6)
実施例6では、成膜工程において、高周波電力として以下の条件を用いた。他の条件は実施例1と同一である。
第1の高周波電源からの高周波電力:500W
第2の高周波電源からの高周波電力:500W
(実施例7)
実施例7では、成膜工程において、高周波電力として以下の条件を用いた。他の条件は実施例1と同一である。
第1の高周波電源からの高周波電力:500W
第2の高周波電源からの高周波電力:1000W
図8は、比較例1、6及び7と実施例1、6及び7における処理結果を示す図である。図8において、横軸は、第2の高周波電源からの高周波電力[W]を示し、縦軸は、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚[nm]を示す。
図8に示すように、SiCl4/He/O2を用いた比較例1、6及び7では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、第2の高周波電源からの高周波電力、すなわち、バイアス電圧に依らずほぼ一定となった。これに対して、SiCl4/Heを用いた実施例1、6及び7では、Si基板上に成膜されたシリコン酸化膜の膜厚は、バイアス電圧が大きくなるほど、減少した。
このように、比較例1、6及び7と実施例1、6及び7との比較から分かるように、実施例1、6及び7では、バイアス電圧を印加しつつシリコン酸化膜を成膜することで、バイアス電圧を印加しない手法と比較して、部材上の膜の膜厚をより緻密に制御することが可能となった。これは、酸素を含まないシリコン含有ガスを用いてシリコン酸化膜を成膜する実施例では、処理チャンバ1内の部材上のSiラジカルと酸素ラジカルが反応する過程で比較的スパッタ耐性の低い反応生成物にイオン(例えばHeイオン)が衝突してシリコン酸化膜の成膜を妨げているためであると考えられる。
1 処理チャンバ
2 載置台
2a 基材
2b 冷媒流路
2c 冷媒入口配管
2d 冷媒出口配管
3 絶縁板
3a 内壁部材
4 支持台
5 フォーカスリング
6 静電チャック
6a 電極
6b 絶縁体
10a 第1の高周波電源
10b 第2の高周波電源
15 処理ガス供給源
16 シャワーヘッド
16a 本体部
16b 上部天板
52 可変直流電源
60 制御部
61 プロセスコントローラ
62 ユーザインターフェース
63 記憶部
71 排気口
72 排気管
73 排気装置

Claims (8)

  1. チャンバの内部に配置された部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより前記部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する成膜工程と、
    前記部材の表面に前記シリコン酸化膜が成膜された後に、前記チャンバの内部に搬入された被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理するプラズマ処理工程と、
    プラズマ処理された前記被処理体が前記チャンバの外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより前記部材の表面から前記シリコン酸化膜を除去する除去工程と
    を含むことを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 前記部材は、前記チャンバの内壁と、前記チャンバの内部に配置された下部電極とを含み、
    前記他の部材は、前記チャンバの内部において前記下部電極と対向する上部電極を含み、
    前記成膜工程は、前記チャンバの内壁及び前記下部電極を前記上部電極よりも低い温度に調整しつつ、前記チャンバの内壁及び前記下部電極の表面に対して前記シリコン酸化膜を成膜することを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理方法。
  3. 前記成膜工程において、バイアス電圧を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマ処理方法。
  4. 前記シリコン含有ガスは、SiCl4及びSiF4のうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のプラズマ処理方法。
  5. 前記フッ素含有ガスは、NF3、SF6及びCF4のうち少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のプラズマ処理方法。
  6. 前記シリコン含有ガスは、さらに希ガスを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のプラズマ処理方法。
  7. 前記希ガスは、Ar又はHeであることを特徴とする請求項6に記載のプラズマ処理方法。
  8. 被処理体をプラズマ処理するためのチャンバと、
    前記チャンバの内部を減圧するための排気部と、
    前記チャンバの内部に処理ガスを供給するためのガス供給部と、
    前記チャンバの内部に配置された部材を他の部材よりも低い温度に調整しつつ、酸素を含まないシリコン含有ガスのプラズマにより前記部材の表面に対してシリコン酸化膜を成膜する工程と、前記部材の表面に前記シリコン酸化膜が成膜された後に、前記チャンバの内部に搬入された前記被処理体を処理ガスのプラズマによりプラズマ処理する工程と、プラズマ処理された前記被処理体が前記チャンバの外部に搬出された後に、フッ素含有ガスのプラズマにより前記部材の表面から前記シリコン酸化膜を除去する工程とを実行する制御部と
    を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
JP2013004698A 2013-01-15 2013-01-15 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置 Active JP5956933B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004698A JP5956933B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
KR1020140004404A KR102094833B1 (ko) 2013-01-15 2014-01-14 플라즈마 처리 방법 및 플라즈마 처리 장치
US14/154,385 US9087676B2 (en) 2013-01-15 2014-01-14 Plasma processing method and plasma processing apparatus
TW103101296A TWI607484B (zh) 2013-01-15 2014-01-14 電漿處理方法及電漿處理裝置
CN201410016335.2A CN103928285B (zh) 2013-01-15 2014-01-14 等离子体处理方法和等离子体处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004698A JP5956933B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014138027A JP2014138027A (ja) 2014-07-28
JP5956933B2 true JP5956933B2 (ja) 2016-07-27

Family

ID=51146467

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013004698A Active JP5956933B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9087676B2 (ja)
JP (1) JP5956933B2 (ja)
KR (1) KR102094833B1 (ja)
CN (1) CN103928285B (ja)
TW (1) TWI607484B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6328524B2 (ja) * 2014-08-29 2018-05-23 東京エレクトロン株式会社 エッチング方法
JP6438831B2 (ja) * 2015-04-20 2018-12-19 東京エレクトロン株式会社 有機膜をエッチングする方法
JP6537473B2 (ja) * 2015-10-06 2019-07-03 東京エレクトロン株式会社 被処理体を処理する方法
JP6723659B2 (ja) * 2017-01-12 2020-07-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP7089881B2 (ja) * 2018-01-10 2022-06-23 東京エレクトロン株式会社 成膜方法
JP7055031B2 (ja) * 2018-02-16 2022-04-15 東京エレクトロン株式会社 クリーニング方法及びプラズマ処理装置
CN112335017B (zh) 2018-11-16 2024-06-18 玛特森技术公司 腔室上光以通过减少化学成分改善刻蚀均匀性
JP7220626B2 (ja) * 2019-06-18 2023-02-10 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2021038452A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及び制御方法
CN111793791B (zh) * 2020-07-06 2024-10-29 山东大学 一种柔性类氧化硅薄膜生长装置
CN111893461B (zh) * 2020-07-06 2021-09-24 山东大学 一种类氧化硅柔性薄膜的生长方法
JP7595431B2 (ja) * 2020-07-21 2024-12-06 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
KR20220028445A (ko) 2020-08-28 2022-03-08 삼성전자주식회사 웨이퍼 처리 장치 및 이를 이용한 웨이퍼 처리 방법

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0828348B2 (ja) * 1991-02-07 1996-03-21 ヤマハ株式会社 ドライエッチング方法
EP0648858A1 (en) * 1993-10-15 1995-04-19 Applied Materials, Inc. Methods of coating plasma etch chambers and apparatus for plasma etching workpieces
JP3257328B2 (ja) * 1995-03-16 2002-02-18 株式会社日立製作所 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP3067576B2 (ja) * 1995-03-17 2000-07-17 株式会社日立製作所 プラズマエッチング方法
TW487983B (en) * 1996-04-26 2002-05-21 Hitachi Ltd Manufacturing method for semiconductor device
US6379575B1 (en) * 1997-10-21 2002-04-30 Applied Materials, Inc. Treatment of etching chambers using activated cleaning gas
JP3801366B2 (ja) * 1998-09-17 2006-07-26 株式会社日立製作所 プラズマエッチング処理装置のクリーニング方法
JP2002110642A (ja) * 2000-09-27 2002-04-12 Sharp Corp プラズマ処理方法
JP3993493B2 (ja) * 2002-09-09 2007-10-17 株式会社日立製作所 プラズマエッチング装置
US7316785B2 (en) 2004-06-30 2008-01-08 Lam Research Corporation Methods and apparatus for the optimization of etch resistance in a plasma processing system
KR100785443B1 (ko) * 2006-08-11 2007-12-13 삼성전자주식회사 반도체 제조용 챔버의 세정 장치 및 세정 방법
JP2008244292A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置の処理性能安定化方法
JP2009188257A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Tokyo Electron Ltd プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置並びに記憶媒体
TWI550680B (zh) 2009-09-28 2016-09-21 尼康股份有限公司 Substrate pressurization device and its control method
JP5568340B2 (ja) * 2010-03-12 2014-08-06 東京エレクトロン株式会社 プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
JP5450187B2 (ja) * 2010-03-16 2014-03-26 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
US10658161B2 (en) * 2010-10-15 2020-05-19 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for reducing particle defects in plasma etch chambers

Also Published As

Publication number Publication date
TW201447962A (zh) 2014-12-16
US9087676B2 (en) 2015-07-21
KR102094833B1 (ko) 2020-03-30
US20140197135A1 (en) 2014-07-17
KR20140092257A (ko) 2014-07-23
TWI607484B (zh) 2017-12-01
JP2014138027A (ja) 2014-07-28
CN103928285B (zh) 2016-08-17
CN103928285A (zh) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5956933B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
US10068778B2 (en) Plasma processing method and plasma processing apparatus
JP6298391B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP6723659B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
TWI553729B (zh) Plasma processing method
CN100561679C (zh) 等离子体蚀刻装置和等离子体蚀刻方法
JP6017928B2 (ja) プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
US9818582B2 (en) Plasma processing method
JP6049527B2 (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2019012732A (ja) プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
JP7055031B2 (ja) クリーニング方法及びプラズマ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5956933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250