JP4875190B2 - 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4875190B2
JP4875190B2 JP2010144975A JP2010144975A JP4875190B2 JP 4875190 B2 JP4875190 B2 JP 4875190B2 JP 2010144975 A JP2010144975 A JP 2010144975A JP 2010144975 A JP2010144975 A JP 2010144975A JP 4875190 B2 JP4875190 B2 JP 4875190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
substrate
supply
unit
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010144975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011071478A (ja
Inventor
愛彦 柳沢
光朗 田辺
春信 佐久間
唯史 高崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2010144975A priority Critical patent/JP4875190B2/ja
Priority to TW099126090A priority patent/TWI484555B/zh
Priority to KR1020100078837A priority patent/KR101144084B1/ko
Priority to US12/868,089 priority patent/US7943528B2/en
Publication of JP2011071478A publication Critical patent/JP2011071478A/ja
Priority to US13/088,907 priority patent/US8222161B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4875190B2 publication Critical patent/JP4875190B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/48Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating by irradiation, e.g. photolysis, radiolysis, particle radiation
    • C23C16/482Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating by irradiation, e.g. photolysis, radiolysis, particle radiation using incoherent light, UV to IR, e.g. lamps
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/46Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for heating the substrate
    • C23C16/463Cooling of the substrate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、供給された処理用ガスを励起し基板を処理する基板処理技術に関するものであり、例えば、半導体集積回路(以下、ICという。)が作り込まれる半導体基板(例えば、半導体ウエハ)に、酸化膜等を堆積(デポジション)して成膜等する上で有効な、基板処理装置と半導体装置の製造方法に関する。
ICの回路を製造する過程では、処理用ガスを用いて、様々な方法で基板表面に成膜している。例えば、特許文献1に記載されたCVD(Chemical Vapor Deposition)法では、気相反応を用いて、膜の堆積等をしている。気相反応を実現させるためには、加熱処理やプラズマ処理、マイクロ波や紫外光照射処理等によって、処理用ガスの励起や分解をしている。
特開2004−95940号公報
CVD法においては、特に基板の面内膜厚を均一にすることが求められている。
本発明は、CVD法等で基板上に膜を堆積するにあたり、面内膜厚(1枚の基板の表面に形成される膜の厚さ)の均一な成膜を図ることを目的とするものである。
本明細書において開示される基板処理装置に関する発明のうち、代表的なものは、次のとおりである。すなわち、
基板載置部に載置した基板を処理する処理室と、
処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、
供給された処理用ガスを励起する励起部と、
前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、
前記基板載置部を支持する支持部と、
前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、
接続部を介して前記支持部の下端と接続される、水平回転しない冷媒供給/排出部とを有し、
前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、
前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、
前記冷媒供給/排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、
前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続するものであり、
前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした基板処理装置。
また、本明細書において開示される半導体装置の製造方法に関する発明のうち、代表的なものは、次のとおりである。すなわち、
基板載置部に載置した半導体基板に成膜処理する処理室と、処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、供給された処理用ガスを励起する励起部と、前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、前記基板載置部を支持する支持部と、前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、接続部を介して前記支持部の下端と接続される水平回転しない冷媒供給/排出部とを有し、前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、前記冷媒供給/排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続するものであり、前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした基板処理装置における半導体装置の製造方法であって、
半導体基板を処理室に搬入する工程と、
処理用ガスを処理室に供給する工程と、
基板載置部に冷媒を循環しつつ基板載置部を水平回転する工程と、
処理用ガスを励起して基板を成膜処理する工程と、
処理室から基板を搬出する工程と、
を有する半導体装置の製造方法。
上記のように半導体装置の製造方法や、基板処理装置を構成すると、基板上に、面内膜厚均一性の向上した膜を形成することができる。
本発明の実施形態に係る基板処理装置を、上面から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置を、側面から見た断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る基板処理装置に用いる処理炉を、側面から見た断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る処理炉に用いる基板載置部、基板載置部支持機構を、側面から見た断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る処理炉における、ガスの供給と排気の様子を示す図である。 図4に示す接続部、冷媒供給/排出部の拡大図である。 図6に示す接続部、冷媒供給/排出部の構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板処理装置に用いる処理炉を、側面から見た断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る基板処理装置に用いる処理炉を、側面から見た断面図である。
本発明の第1〜第3の実施形態に係る基板処理装置について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、基板処理装置を上面から見た図であり、図2は、基板処理装置を側面から見た図である。
なお、本発明が適用される基板処理装置においては、ウエハなどの基板を搬送するキャリヤとして、FOUP(front opening unified pod 。以下、ポッドという。)が使用される。また、以下の説明において、前後左右は図1を基準とする。すなわち、前方向とは、第1搬送室110から見て、第2搬送室120の方向である。後方向とは、第2搬送室120から見て、第1搬送室110の方向である。左方向とは、第1搬送室110から見て、処理炉150の方向である。右方向とは、第1搬送室110から見て、処理炉153の方向である。
図1および図2に示されているように、基板処理装置は、第1搬送室110を備えている。第1搬送室110は、真空状態などの大気圧未満の圧力(負圧)に耐え得る構造である。第1搬送室110の筐体111は、平面視(上側から見た形)が五角形で、閉塞された箱形状に形成されている。第1搬送室110には、第1のウエハ移載機112が設置されている。第1のウエハ移載機112は、負圧下において、2枚のウエハ200を同時に移載可能である。第1のウエハ移載機112は、第1搬送室110の気密性を維持した状態で、エレベータ113によって、昇降できるように構成されている。
第1搬送室の筐体111の5枚の側壁のうち、前側の1枚の側壁には、ロードロック室(Load Lock Chamber)131と141が、それぞれ、ゲートバルブ134、144を介して連結されている。ロードロック室131と141は、それぞれ、負圧に耐え得る構造である。ロードロック室131には、基板を一時的に載置する基板一時載置台132、133が設置され、ロードロック室141には、基板一時載置台142、143が設置されている。
ロードロック室131およびロードロック室141の前側には、略大気圧下で用いられる第2搬送室120が、ゲートバルブ130、140を介して、連結されている。第2搬送室120には、第2のウエハ移載機122が設置されている。第2のウエハ移載機122は、2枚のウエハ200を同時に移載可能である。第2のウエハ移載機122は、第2搬送室120に設置されたエレベータ123によって昇降されるとともに、リニアアクチュエータ124によって左右方向に移動される。
図1に示されているように、第2搬送室120内の左側部分には、ノッチ合わせ装置107が設置されている。また、図2に示されているように、第2搬送室120の上部には、クリーンエアを供給するクリーンユニット106が設置されている。
図1および図2に示されているように、第2搬送室120の筐体121には、ウエハ200を第2搬送室120に対して搬入搬出するためのウエハ搬入/搬出口104と、ウエハ搬入/搬出口104を閉塞するための蓋105と、ポッドオープナ103が設置されている。
ポッドオープナ103は、IOステージ100に載置されたポッド101のキャップを開閉するキャップ開閉機構102を備えている。キャップ開閉機構102は、ポッド101のキャップとともに、ウエハ搬入/搬出口104を閉塞する蓋105を開閉する。IOステージ100に載置されたポッド101のキャップ、及び蓋105を開けることにより、ポッド101内のウエハ200の出し入れが可能となる。また、ポッド101は、図示しない工程内搬送装置(AGV:Automatic Guided Vehicle/OHT:Overhead Hoist Transfer)によって、IOステージ100に供給され、また、IOステージ100から排出される。
図1に示されているように、第1搬送室110の筐体111の5枚の側壁のうち、左右及び後側に位置する4枚の側壁には、ウエハ200に所望の処理を行う第1の処理炉150、第2の処理炉151、第3の処理炉152、第4の処理炉153が、それぞれ、ゲートバルブ160、161、162、163を介して連結されている。
108は、基板処理装置を制御する制御部であり、キャップ開閉機構102、ノッチ合わせ装置107、第1のウエハ移載機112等、基板処理装置を構成する各構成部を制御するものである。
各処理炉150、151、152、153は、同一種類の基板処理を行う処理炉であっても良いし、また装置の目的に応じて、それぞれ異なる種類の基板処理を行う処理炉としても良い。
本実施例においては、同一処理炉として、以下に説明する。また、処理炉の詳細は後述する。
以下、前記した構成をもつ基板処理装置を使用する基板処理工程を説明する。この基板処理工程においては、基板処理装置の各構成部を、制御部108が制御するものである。
まず、未処理のウエハ25枚を収納したポッド101が、工程内搬送装置によって、基板処理装置へ搬送されて来る。図1および図2に示されているように、搬送されてきたポッド101は、IOステージ100の上に、工程内搬送装置から受け渡されて載置される。ポッド101のキャップ及びウエハ搬入/搬出口104を閉塞する蓋105が、キャップ開閉機構102によって取り外され、ポッド101のウエハ出し入れ口が開放される。
ポッド101がポッドオープナ103により開放されると、第2搬送室120に設置された第2のウエハ移載機122は、ポッド101からウエハ200を1枚ピックアップして、ノッチ合わせ装置107へ載置する。
ノッチ合わせ装置107は、載置されたウエハ200を、水平の縦横方向(X方向、Y方向)及び円周方向に動かして、ウエハ200のノッチ位置等を調整する。
ノッチ合わせ装置107で1枚目のウエハ200の位置調整実施中に、第2のウエハ移載機122は、2枚目のウエハ200を、ポッド101からピックアップして、第2搬送室120内に搬出し、第2搬送室120内で待機する。
ノッチ合わせ装置107により前記1枚目のウエハ200の位置調整が終了した後、第2のウエハ移載機122は、ノッチ合わせ装置107上の前記1枚目のウエハ200をピックアップする。第2のウエハ移載機122は、そのとき第2のウエハ移載機122が保持している前記2枚目のウエハ200を、ノッチあわせ装置107へ載置する。その後、前記2枚目のウエハ200に対して、ノッチ合わせが行なわれる。
次に、ゲートバルブ130が開けられ、第2のウエハ移載機122は、前記1枚目のウエハ200を、第1のロードロック室131に搬入し、基板一時載置台133上に移載する。この移載作業中には、第1搬送室110側のゲートバルブ134は閉じられており、第1搬送室110内の負圧は維持されている。
前記1枚目のウエハ200の基板一時載置台133への移載が完了すると、ゲートバルブ130が閉じられ、第1のロードロック室131内が、排気装置(図示せず)によって、負圧になるよう排気される。
第1のロードロック室131内の雰囲気の排気と並行して、第2のウエハ移載機122は、ノッチ合わせ装置107から前記2枚目のウエハ200をピックアップする。そして、ゲートバルブ140が開けられると、第2のウエハ移載機122は、前記2枚目のウエハ200を第2のロードロック室141に搬入し、基板一時載置台143に移載する。そしてゲートバルブ140が閉じられ、第2のロードロック室141内が、排気装置(図示せず)によって、負圧になるよう排気される。
以下、第2のウエハ移載機122は、以上の動作を繰り返す。このとき、第1のロードロック室131および第2のロードロック室141が負圧状態の場合は、第2のウエハ移載機122は、第1のロードロック室131及び第2のロードロック室141へのウエハ200の搬入を実行せず、第1のロードロック室131または第2のロードロック室141の直前位置で停止して待機する。
ロードロック室131が、予め設定された圧力値に減圧されると、ゲートバルブ134が開かれる。続いて、第1搬送室110の第1のウエハ移載機112は、基板一時載置台133から、前記1枚目のウエハ200をピックアップする。
第1のウエハ移載機112が、基板一時載置台133から前記1枚目のウエハ200をピックアップした後、ゲートバルブ134が閉じられ、基板ロードロック室131内が大気圧に戻され、ロードロック室131に次のウエハを搬入するための準備が行われる。
それと並行して、第1の処理炉150のゲートバルブ160が開かれ、ウエハ移載機112が、前記1枚目のウエハ200を、第1の処理炉150に搬入する。そして第1の処理炉150内に、ガス供給装置(図示せず)から処理用ガスが供給され、所望の処理が前記1枚目のウエハ200に施される。
続いて、第2のロードロック室141が予め設定された圧力値に減圧されると、ゲートバルブ144が開かれる。続いて第1搬送室110の第1のウエハ移載機112は、基板一時載置台143から、前記2枚目のウエハ200をピックアップする。
第1のウエハ移載機112が、前記2枚目のウエハ200をピックアップした後、ゲートバルブ144が閉じられて、第2のロードロック室141内が大気圧に戻され、第2のロードロック室141に次のウエハを搬入するための準備が行われる。
それと並行して、第2の処理炉151のゲートバルブ161が開かれ、ウエハ移載機112が、前記2枚目のウエハ200を、第2の処理炉151に搬入する。そして第2の処理炉151内にガス供給装置(図示せず)から処理ガスが供給され、所望の処理が前記2枚目のウエハ200に施される。
以下、同様にして第3の処理炉152、第4の処理炉153に、次のウエハ200が搬入され、所望の処理が施される。
第1の処理炉150において所望の処理が終了したら、第1のウエハ移載機112は、処理炉150から搬出したウエハ200を、第1のロードロック室131へ搬入し、基板一時載置台132上に載置する。
このとき、第1のロードロック室131内の基板一時載置台133上に未処理のウエハが存在する場合、第1のウエハ移載機112は、前記未処理ウエハを、第1のロードロック室131から第1搬送室110へ搬出する。
そして、ゲートバルブ134が閉じられ、第1のロードロック室131内で処理済みウエハ200の冷却が開始されると同時に、第1のロードロック室131に接続された不活性ガス供給装置(図示せず)から不活性ガスが導入され、第1のロードロック室131内の圧力が大気圧に戻される。
第1のロードロック室131において、予め設定された冷却時間が経過し、かつ第1のロードロック室131内の圧力が大気圧に戻されると、ゲートバルブ130が開かれる。続いて、第2搬送室120の第2のウエハ移載機122が、基板一時載置台132から処理済みのウエハ200をピックアップして第2搬送室120に搬出した後、ゲートバルブ130が閉じられる。
その後、第2のウエハ移載機122は、第2搬送室120のウエハ搬入/搬出口104を通して、処理済みのウエハ200を、ポッド101に収納する。
前述の工程によってポッド101内の全てのウエハに所望の処理が行われ、処理済みの25枚のウエハの全てが、ポッド101へ収納されると、ポッド101のキャップとウエハ搬入/搬出口104を閉塞する蓋105が、ポッドオープナ103によって閉じられる。閉じられたポッド101は、IOステージ100の上から次の工程へ、工程内搬送装置によって搬送される。
以上の動作が繰り返されることにより、ウエハが25枚ずつ、順次処理されていく。
続いて、本発明の第1の実施形態に係る処理炉を、図3ないし図7を用いて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る基板処理装置に用いる処理炉を、側面から見た断面図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係る処理炉に用いる基板載置部、基板載置部支持機構を、側面から見た断面図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る処理炉における、ガスの供給と排気の様子を示す図である。
図3において、300は、基板を処理する処理室であり、前述の処理炉150ないし153に相当するものである。処理室300は、後述する励起部、チャンバ上壁306、基板載置部311、チャンバ側壁312、チャンバ底壁313から主に構成されている。
301は、基板を処理する処理領域である。処理領域301は、後述する励起部と基板載置部311に挟まれた空間であって、基板処理面を内包する空間を言う。
302は、ウエハ200(基板)上におけるガスの流れを制御するガス流れ制御リング302である。
303は、処理領域301内に処理用ガスを供給するガス供給孔であり、図5に示すように、半リング状に複数並べて設けられる。図5は、ガス供給孔303が6つの例である。303a〜303fは、各ガス供給孔を表す。
ガス供給孔303は、処理用ガスを一時的に格納するバッファ空間としての、供給ガス用バッファ室309に隣接する。供給ガス用バッファ室309は、図5に示すように、チャンバ側壁312内部で半リング状の通路を形成している。図3に示すように、供給ガス用バッファ室309には、ガス導入管324が接続されている。ガス導入管324は、第1ガス供給管319を介して材料ガスである第1ガス供給源316に接続され、また第2ガス供給管323を介して、不活性ガスを供給する第2ガス供給源320に接続される。供給ガス用バッファ室309を介して、ガス供給孔303から処理用ガス(材料ガスと不活性ガスの混合ガス)を供給するので、基板上に均一に処理用ガスを供給することが可能となる。
第1ガス供給管319には、第1ガス供給源316から供給ガス用バッファ室309に向かって、ガス流量を制御するマスフローコントローラ317、開閉バルブ318が配設されている。第1ガス供給管319、第1ガス供給源316、マスフローコントローラ317、開閉バルブ318を第1のガス供給部と呼ぶ。
また、第2ガス供給管323には、第2ガス供給源320から供給ガス用バッファ室309に向かって、ガス流量を制御するマスフローコントローラ(MFC)321、開閉バルブ322が配設されている。 第2ガス供給管323、第2ガス供給源320、マスフローコントローラ321、開閉バルブ322を第2のガス供給部と呼ぶ。
更には、第1のガス供給部、第2のガス供給部、ガス導入管324をまとめて、ガス供給部と呼ぶ。
304は、処理領域301内から処理用ガスを排気するガス排気孔であり、図5に示すように、半リング状に複数並べて設けられる。図5は、ガス排気孔304が6つの例である。304a〜304fは、各ガス排気孔を表す。
排気孔304は、バッファ空間としての排気バッファ室310と接続されている。図5に示すように、排気バッファ室310は、チャンバ側壁312の内部に、半リング状の通路を形成するものである。
排気バッファ室310には、ガス排気管325が接続されている。ガス排気管325には、真空ポンプ327及びAPCバルブ326が接続されている。真空ポンプ327は、処理室内の雰囲気を排気する。APCバルブ326は、排気流量を調整して、処理室内の圧力を調整する。
ガス排気管325、真空ポンプ、APCバルブ326をガス排気部と呼ぶ。
図5に示すように、ガス供給部の供給孔303とガス排気部の排気孔304は、基板載置部311の基板載置面の周囲において、向かい合うよう構成される。すなわち、それぞれのガス供給孔303a〜303fと、それぞれのガス排気孔304a〜304fが、向かい合うように構成されている。例えば、図5において、供給孔303aと排気孔304aが向かい合うよう構成され、供給孔303fと排気孔304fが向かい合うよう構成される。
このようにすると、基板表面に均一にガスを供給することができる。
また、基板載置面は、ガス供給部の供給孔303の一端(303a)と、それに対向するガス排気部の排気孔304の一端(304a)を結ぶ線と、前記供給部の供給孔の他端(303f)とそれに対向する前記排気孔の他端(304f)を結ぶ線の間に、納まるように構成される。このようにすると、基板上に確実にガス流を形成することができる。
305は、ウエハ200(基板)を処理室300へ搬入、あるいは処理室300から搬出する基板搬入/搬出口である。
ウエハ200を搬入/搬出する際、基板載置部支持機構314が下降し、基板載置部311の基板載置面と基板搬入出口305が同程度の高さとなる。ウエハ200を処理室へ搬入するときは、第1のウエハ移載機112によって、基板載置部311の基板載置面にウエハ200が載置される。ウエハ200を処理室から搬出するときは、逆に、第1のウエハ移載機112によって、基板載置部311の基板載置面から、ウエハ200がピックアップされる。
307は、波長200nm以下の真空紫外光(Vacuum Ultra Violet Light)を照射するランプであり、チャンバ上壁306に固着され、ウエハ200の処理面と対向する面に設けられている。308は、ランプ307から照射される真空紫外光を透過する石英製の窓である。窓308は、ランプ307と処理領域301の間にあり、真空紫外光を透過するとともに、処理領域301の雰囲気をランプ307に晒さないための仕切りでもある。
ランプ307、窓308を処理用ガスを励起する励起部と呼ぶ。
311は、ウエハ200(基板)を載置する基板載置部であり、基板の処理面が励起部と対向するように基板が載置される。314は、基板載置部311を支持する基板載置部支持機構である。315は、ベローズ(Bellows)であり、蛇腹を有する伸縮可能な気密封止部である。
基板載置部支持機構314が昇降することにより、基板載置部311が昇降する。図3では、基板載置部311は上昇した状態である。基板処理時は、図3に示すように、基板載置部311を所定の位置に上昇させ、基板を処理する。
基板載置部311については、後に詳細を説明する。
励起部(具体的にはランプ307)と基板載置部311との距離は、基板処理(プロセス)の種類ごとに変更することが好ましい。
以下に、その理由を説明する。
励起部から照射されるエネルギー(本例では真空紫外光)量は、供給されるガスと励起部との距離に応じて変わることが見出されている。即ち、励起部から遠い箇所は照射エネルギーが少なく、励起部から近い箇所は照射エネルギーが多い。
従って、処理用ガスへの照射エネルギー量を多く求めているプロセス、即ちガスのエネルギーレベルを高くすることが求められているプロセスにおいては、励起部から近い位置に、基板載置部311を上昇させることが良い。逆に、照射エネルギー量を少なく求めているプロセス、即ちガスのエネルギーレベルを低くすることが求められているプロセスにおいては、励起部から遠い(離れた)位置に、基板載置部311を上昇し、基板処理するのがよい。
このように、基板処理時における基板載置部支持機構314の高さ位置を変えることで、様々なプロセスに対応することが可能となる。
続いて、図4および図5を用いて、基板載置部311及びその周辺の構造について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る処理炉に用いる基板載置部、基板載置部支持機構を、側面から見た断面図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る処理炉における、ガスの供給と排気の様子を示す図である。
基板載置部311は、図5に示すように、上面から見た形が円形であり、アルミ製である。図4に示すように、基板載置部311には、冷媒循環通路401が設けられている。冷媒循環通路401は、基板載置部311全体に張り巡らされており、基板を均一に冷却することができる。冷媒としては、例えば、ガルデン(登録商標)HT200が使用される。
図4に示すように、基板載置部311の円周端部(円周部分の端部)406には、凹部(ザグリ)が設けられている。該凹部に、ガス流れ制御リング302の内周端部(内周部分の端部)が、上方からはめ込まれる構造となっている。ガス流れ制御リング302は、アルミ製である。
ガス流れ制御リング302は、基板載置部支持機構314が下降した位置にある場合、ガス排気孔304上に載置されて待機している。基板載置部支持機構314が基板処理時の位置まで上昇する過程において、円周端部406のザグリに、ガス流れ制御リング302の内周端がはめ込まれ、基板載置部支持機構314とガス流れ制御リング302が共に上昇する。
基板載置部支持機構314が所定位置まで上昇した後、ガス流れ制御リング302は、ガス排気孔304の上方に、ガス排気孔304と所定の間隔を空けた状態で停止する。このとき、ガス流れ制御リング302の外周端(外周部分の端部)は、供給用ガスバッファ室309の壁と所定の距離を開けるようになっている。なお、基板載置部支持機構314は、図4におけるシャフト402、回転駆動部404、接続部、冷媒供給/排出部417を含むものである。これらについては、後述する。
なお、基板処理時において、ガス流れ制御リング302の表面の高さと、ウエハ200の表面の高さは、同じであることが好ましい。このようにすると、ガス流れ制御リング302付近のガスの流速が、基板中央部のガスの流速と同じになる。つまり、基板の周辺部と中央部のガスの流速が同じになる。したがって、基板面内の成膜速度が同じになり、膜厚の均一性が向上する。
ガス供給孔303から供給されたガスは、ウエハ200上に晒された後、ガス流れ制御リング302の表面から、供給用バッファ室309とガス流れ制御リング302の間の空間を経由して、ガス流れ制御リング302の裏面に位置されている排気孔304から排気される。
ガス流れ制御リング302によって、処理用ガスは、ウエハ200の外周端から基板載置部支持機構314側に流入することが妨げられ、ウエハ200の外周端から水平方向に流れ、排気される。したがって、ガス流れ制御リング302が無い場合に比べ、ガス排気を均一にすることが可能となるので、基板表面を均一に処理することが可能となる。また、ガス流れ制御リング302によって、処理用ガスを無駄に消費することが抑制でき、ガス流れの再現性も向上する。
また、ガス流れ制御リング302を設けることにより、基板載置部311の高さを変えても、ガス流れを均一にすることができる。このため、種々の異なるプロセスに対応するため、基板載置部311の高さを変えても、ガス流れを均一にすることができ、異なるプロセスへの対応が容易となる。
次に、図4ないし図7を用いて、基板載置部支持機構314を構成するシャフト402や、回転駆動部404等について説明する。
シャフト402は、基板載置部311を支持する支持部である。シャフト402は、冷媒(冷却材)流路を内包しており、この冷媒流路は、基板載置部311の冷媒循環通路401に供給する冷媒を流し、冷媒循環通路401から排出される冷媒を流す。シャフト402の材質は、アルミニウムである。シャフト402の水平断面は、円形である。シャフト402に内包される冷媒流路として、冷媒を冷媒供給/排出部417から冷媒循環通路401へ供給する第1の冷媒供給路408、及び冷媒循環通路401から排出される冷媒を流す第1の冷媒排出路409が配設されている。第1の冷媒供給路408、第2の冷媒排出路409は、図4に示すように、シャフト402内部に、互いに平行かつ離間するように設けられている。
404は、シャフト402を水平回転させる回転駆動部であり、SUS製(ステンレススチール)である。シャフト402の側面は、中空シャフト423で覆われている。中空シャフト423は、シャフト402を挟持し、シャフト402とともに水平回転するもので、回転時の摩擦等からシャフト402を保護するものである。中空シャフト423の材質は、SUSである。シャフト402と中空シャフト423の間には、Oリング405が設けられる。Oリング405によって、シャフト402のふらつきが防止されると共に、処理領域301からのガス漏れが防止される。回転駆動部404には、中空シャフト423と接する側に、真空シールとしての磁性流体シール420、ベアリング421、モータ422が備えられている。モータ422の回転運動が、中空シャフト423に伝えられ、シャフト402が水平回転する。
回転駆動部404のケーシングに設けられたフランジ404aには、ベローズ315を固定するためのベローズ下部固定具415が、ネジ等の固定具403により固定されて、設けられている。Oリング407は、処理領域301からガスが漏れることを防止するものである。
414は、ベローズ315を上部で固定するベローズ上部固定具である。ベローズ上部固定具414は、チャンバ底壁313に固定されている。
次に、図6および図7を用いて、シャフト402の下部先端に設けられた接続部、及び接続部の下方の冷媒供給/排出部417について説明する。図6は、図4に示す接続部、冷媒供給/排出部417の拡大図である。図7は、図6に示す接続部、冷媒供給/排出部417の構造を示す図である。
図6に示すように、シャフト402の下部先端は、シャフト受け部411に差し込まれる。シャフト受け部411の上側には、固定リング416が設けられ、固定リング416の上側には、押さえリング410が設けられている。図7に示すように、シャフト402の下部の先端内部には、流路変換ブロック431が取り付けられている。シャフト受け部411、固定リング416、押さえリング410、流路変換ブロック431は、いずれも、SUS製である。シャフト受け部411、固定リング416、押さえリング410、流路変換ブロック431は、シャフト402と冷媒供給/排出部417とを接続する接続部を構成し、シャフト402とともに水平回転する。
図6に示すように、シャフト受け部411の下側には、冷媒供給/排出部417が設けられている。冷媒供給/排出部417は、シャフト402が水平回転するときに、水平回転せず静止状態を保つ。図7に示すように、シャフト受け部411と冷媒供給/排出部417との間には、ブッシュ(緩衝材)433が設けられている。ブッシュ433は水平回転しない。ブッシュ433は、例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂である。
冷媒供給/排出部417は、SUS製である。冷媒供給/排出部417は、そのケーシング内部にローターが組み込まれており、接続部を介してシャフト402へ、冷媒を漏洩することなく供給し、また、接続部を介してシャフト402から、冷媒を漏洩することなく排出する。冷媒供給/排出部417には、第2の冷媒供給路418と第2の冷媒排出路419とが設けられている。第2の冷媒排出路419は、第2の冷媒供給路418を取り囲むように、第2の冷媒供給路418と同心円上に配置されている。つまり、第2の冷媒供給路418は内軸であり、第2の冷媒排出路419は内軸を囲むように設けた外軸である。このように、第2の冷媒供給路418と第2の冷媒排出路419は、2重の軸を構成している。図7から理解されるように、シャフト受け部411は、この2重の軸を中心に水平回転するので、回転中においても、内軸から冷媒を供給し、外軸から冷媒を排出することが可能となる。
図7に示すように、シャフト402の先端402aをOリング412に当接することにより、冷媒の漏れが防止される。シャフト402の下部の先端内部に取り付けられた流路変換ブロック431は、シャフト402の冷媒流路と、冷媒供給/排出部417の冷媒流路とを接続する。つまり、流路変換ブロック431を介して、シャフト402の第1の冷媒供給路408と、冷媒供給/排出部417の第2の冷媒供給路418とが接続され、シャフト402の第1の冷媒排出路409と、冷媒供給/排出部417の第2の冷媒排出路419とが接続される。
図7に示すように、シャフト402の第1の冷媒供給路408と第1の冷媒排出路409は、互いに平行かつ離間するように配置されている。一方、冷媒供給/排出部417においては、第2の冷媒排出路419は、第2の冷媒供給路418を取り囲むように、第2の冷媒供給路418と同心円上に配置されている。このように、シャフト402内の冷媒流路を2重軸構造とせず、互いに平行かつ離間する構造とすることにより、シャフト402の製作が容易となる。
図7に示すように、流路変換ブロック431の第3の冷媒供給路438は、流路変換ブロック431の下端において、ブッシュ(緩衝材)432を介して、冷媒供給/排出部417の第2の冷媒供給路418と接続される。ブッシュ432は水平回転しない。ブッシュ432は、例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂である。流路変換ブロック431の第3の冷媒排出路439は、流路変換ブロック431の下端において、冷媒供給/排出部417の第2の冷媒排出路419と接続される。
また、流路変換ブロック431の第3の冷媒供給路438は、流路変換ブロック431の上端において、シャフト402の第1の冷媒供給路408と接続される。流路変換ブロック431の第3の冷媒排出路439は、流路変換ブロック431の上端において、シャフト402の第1の冷媒排出路409と接続される。このようにして、流路変換ブロック431において、シャフト402の互いに平行な冷媒流路が、冷媒供給/排出部417の2重軸の冷媒流路に変換される。
図6に示すように、シャフト受け部411の上面には、固定リング416が設けられる。固定リング416は、上下方向に厚みがあるリング状(ドーナツ状)であり、略左右対称となるよう、上下方向に沿って2分割される構造である。2分割された固定リング416が、側面方向から、シャフト402の先端部側面にはめ込まれる。固定リング416には、凸部であるフランジ416aが設けられている。フランジ416aがシャフト402の先端部側面のくぼみに勘合した状態で、2分割された固定リング416を、水平方向のボルト(図示なし)により結合し固定することで、シャフト402に固定リング416が固定される。また、シャフト受け部411は、固定リング416に、ボルト等(図示なし)により固定される。このような構造とすることで、シャフト受け部411は、シャフト402と共に回転する。
押さえリング410は、ボルト等の固定具413によって、下面側(固定リング416側)から、中空シャフト423へ押し当てられ、固定される。押さえリング410により、シャフト402の垂直方向の位置が一定となる。
また、シャフト402の先端402aがシャフト受け部411に嵌め込まれる構造なので、固定リング416により、シャフト402の水平方向の位置が一定となる。したがって、シャフト402が、シャフト受け部411を含む接続部とともに回転したとき、シャフト402が水平方向にふらつくことが防止されると共に、シャフト402の垂直方向への浮きが防止される。
このようにすることで、基板載置部311と励起部との距離が常に一定となるので、基板面内の膜厚が均一となる安定した成膜処理が可能となる。
また、接続部(押さえリング410、固定リング416、シャフト受け部411、流路変換ブロック431)を外した状態では、シャフト402は、中空シャフト423へ差し込まれているだけである。したがって、シャフト402は、上側から引き抜くように、中空シャフト423から外すことができる。なお、Oリング405は、シャフト402に掘られた溝に嵌め込んでいるので、シャフト402の着脱の障害とはならない。
続いて、本実施形態の処理炉を使用する基板処理の動作を説明する。尚、以下の各構成部の動作は、制御部108によって制御されるものである。
まず、基板載置部311が基板搬入出口305と同程度の高さとなるよう、基板載置部支持機構314が昇降され、位置調整される。
次に、第1のウエハ移載機112によって、ウエハ200(基板)が処理室へ搬入され、基板載置部311の基板載置面に、ウエハ200が載置される。
基板載置部311の基板載置面にウエハ200が載置された後、基板載置部支持機構314(シャフト402、回転駆動部404、接続部、冷媒供給/排出部417)が、所定の位置まで上昇する。この上昇途中で、サセプタ円周端部406の凹部(ザグリ)に、ガス流れ制御リング302の内周端がはめ込まれ、基板載置部311とガス流れ制御リング302が共に上昇する。
基板支持機構314、つまり基板載置部311が所定の位置まで上昇した状態において、静止している冷媒供給/排気機構417と、回転するシャフト402との接続部が、チャンバ底壁313より上とならないよう、つまり、接続部が処理室内に入らないように、接続部が配置される。
このように、接続部が処理室内に入らないような構造とすることで、冷媒が接続部から漏れたとしても、処理室内に冷媒が漏れることを防ぐことができる。
基板載置部311が所定の高さまで上昇し、水平回転を開始した後、ガス供給部から材料ガスを供給する。材料ガス供給時、第1のガス供給部から材料ガスを供給すると共に、第2のガス供給部から不活性ガス等のキャリアガスを供給しても良い。
材料ガスを供給しながら、ガス排気部からガスを排気することにより、処理室内が所定の圧力に維持される。このとき、供給されたガスは、ウエハ200表面から、ガス流れ制御リング302表面を通り、排気孔304を経由して排気される。
材料ガスの供給開始と共に、ランプ307から真空紫外光を照射する。これにより励起されたガスは、ウエハ200上に吸着され、成膜が行われる。基板載置部311を回転させながら、供給孔303から排気孔304へガス流を形成することにより、膜厚の均一性を向上できる。
所望の基板処理が終わると、第1のガス供給部は材料ガスの供給を停止し、基板載置部311は回転を停止する。第2のガス供給部からは不活性ガスが供給され、それと同時に、排気部は処理室内の雰囲気を排気する。このようにして、処理室内の雰囲気を不活性雰囲気に入れ替える。
処理室内の雰囲気を入れ替えた後、もしくは入れ替えの処理の間、基板載置部支持機構314は下降し、基板載置部311と基板搬入出口305が同程度の高さとなるよう、基板載置部311の位置が制御される。基板載置部311が下降した後、第1の搬送室110と処理室300との間のゲートバルブ160が開放され、第1のウエハ移載機112によって、処理室300から、処理済みのウエハ200が搬出される。
続いて、本発明の処理炉のメンテナンスについて、以下に説明する。
CVD処理等の成膜処理をした場合、処理室300内の、窓308や基板載置部311等にも成膜され、その結果、窓308や基板載置部311等にパーティクルが付着してしまう。パーティクルが付着したまま処理を続けると、パーティクルが剥がれ落ち、基板に付着してしまうことがある。それを防止するために、窓308や基板載置部311等の各構成部を処理炉から取り外し、クリーニング処理等のメンテナンスを行う必要がある。
チャンバ上壁306、ランプ307、窓308を含む励起部は、図示しないメンテナンス用上昇機構により一体となって上昇され、処理室300から取り外される。
図1や図2にて説明した所謂クラスタタイプの装置では、隣接する処理室が非常に近い位置にあるため、取り外す処理室の上蓋等を横方向にずらして外すことは困難である。従って、前述のように、メンテナンス用上昇機構によって一旦上昇させ、取り外す。
基板載置部311及びシャフト402の取り外しについて説明する。
最初に、冷媒供給/排出部417を下方に移動させた後、シャフト受け411を、固定リング416から取り外す。その後、固定具413を下方から外し、次に、固定リング416を取り外す。次に、流路変換ブロック431を取り外す。次に、押さえリング410を取り外す。以上により、シャフト受け411、固定リング416、流路変換ブロック431、押さえリング410がシャフト402から取り外され、その結果、シャフト402に対する垂直方向の固定が外れる。
シャフト402は、中空シャフト423に差し込まれた状態であるので、シャフト402を上昇させ、中空シャフト423から取り外す。このとき、ガス流れ制御リング302は取り外されているものとする。
このように、シャフト402は、垂直方向の位置のみ固定した簡単な構成としているので、引き抜くようにして、処理炉300から取り外すことができる。従って、基板載置部311及びシャフト402を短時間で取り外しすることができる。
本発明は以上の通りであるが、励起部を次のように置き換えても良い。
例えば、図8に記載のように、励起部をマイクロ波照射部501に置き換えても良い。マイクロ波照射部501によって、供給されたガスにマイクロ波を照射し、ガスを励起させる。
また、図9に記載のように、励起部としてコイル601を用いても良い。
供給されたガスは、コイル601により励起され、基板を処理する。
以上説明したように、本発明によれば、基板面内の膜厚均一性を向上することが可能となる。
なお、ガス供給孔303は、上記のように、ガス導入管324側に、複数、半リング状に並べて、材料を供給しても良いが、それに限るものではなく、基板載置部の全周囲に亘って、複数、リング状に並べるようにしても良い。また、これに伴い、供給ガス用バッファ室309は、ガス供給孔303と同様に、半リング状ではなく、ガス供給孔303と対応する位置に、基板載置部の全周囲に亘って、設ければ良い。
上述の実施例では、基板側面からガスを供給したが、それに限るものではなく、シャワーヘッドを用いて、基板上面からガスを供給してもよい。その場合は、ランプ307から照射される真空紫外光を透過させるために、シャワーヘッドを例えば石英製とする。シャワーヘッドに設けられたガス供給孔の影響で、シャワーヘッドを透過する紫外光のエネルギに、場所によるバラツキが生じるものの、シャワーヘッドを用いることにより、基板側面からガスを供給する場合に比べて、基板上に均一にガスを供給することができる。
一方、上述の実施例のように基板側面からガスを供給する場合は、紫外光透過窓と基板の間に障害物がないので、シャワーヘッドからガスを供給する場合に比べ、均一な真空紫外光エネルギを照射することができる。
ガス排気孔304は、上記のように、基板載置部311の基板載置面を介してガス供給孔303と対向する様に、ガス排気管325側に半リング状に並べても良いが、それに限るものではなく、基板載置部の全周囲に亘ってリング状に並べても良い。また、ガス排気孔の代わりに、例えばスリットを設けて、スリットから排気するようにしても良い。
本明細書には、少なくとも次の発明が含まれる。すなわち、第1の発明は、
基板載置部に載置した基板を処理する処理室と、
処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、
供給された処理用ガスを励起する励起部と、
前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、
前記基板載置部を支持する支持部と、
前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、
接続部を介して前記支持部の下端と接続される、水平回転しない冷媒供給/排出部とを有し、
前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、
前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、
前記冷媒供給/排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、
前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続するものであり、
前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、冷媒が漏れたとしても、漏れた冷媒が真空状態の処理室に入ることを防止することができる。
第2の発明は、前記第1の発明の基板処理装置において、
前記励起部は、前記基板載置部の基板載置面と対向するように設けられ、
前記供給部の供給孔と前記排気部の排気孔は、前記基板載置面の周囲であって、向かい合うよう構成される基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、基板表面に均一にガスを供給することができる。
第3の発明は、前記第2の発明の基板処理装置において、
前記供給部の供給孔の一端とそれに対向する前記排気孔の一端を結ぶ線と、前記供給部の供給孔の他端とそれに対向する前記排気孔の他端を結ぶ線の間に、前記基板載置面を配置する基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、基板上に確実にガス流を形成することができる。
第4の発明は、前記第2の発明または第3の発明の基板処理装置において、
前記供給部は、前記供給孔に隣接したバッファ空間を有する基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、バッファ空間を設けることで、供給ガスの流速を調整することができる。
第5の発明は、前記第2の発明ないし第4の発明の基板処理装置において、
前記励起部は真空紫外光を照射するランプである基板処理装置。
ガスは、真空紫外光を受けた量が多いほど、活性種(Radical)になる量が多くなる。そのため、基板上を流れるガスが層流で、かつ、真空紫外光を照射する処理の場合、ガスの下流のほうが活性種になる量が多くなる。したがって、真空紫外光ランプを用いる場合、基板載置部を回転させ、ガスを層流状態にすることにより、形成した膜の面内均一性が向上する。
第6の発明は、前記第1の発明ないし第4の発明の基板処理装置において、
前記基板載置部の基板載置面の円周端に、ガス流れ制御リングがはめ込まれる凹部を設けた基板処理装置
このように基板処理装置を構成すると、ガス流れ制御リングによって、処理用ガスは、基板の外周端から基板載置部支持機構側に流入することが妨げられ、基板の外周端から水平方向に流れ、排気される。したがって、ガス流れ制御リングが無い場合に比べ、ガス排気を均一にすることが可能となるので、基板表面を均一に処理することが可能となる。
第7の発明は、前記第1の発明ないし第6の発明の基板処理装置において、
前記支持部の第1の冷媒供給路と第1の冷媒排出路は、互いに離間し平行な流路を形成し、
前記冷媒供給/排出部の第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路は、2重軸状の流路を形成し、
前記接続部は、前記支持部の互いに離間し平行な流路を、前記冷媒供給/排出部の2重軸状の流路に変換するものである基板処理装置。
このように基板処理装置を構成すると、水平回転する支持部と静止している冷媒供給/排出部とを、容易に接続することができる。
第8の発明は、
基板載置部に載置した半導体基板に成膜処理する処理室と、
処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、
供給された処理用ガスを励起する励起部と、
前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、
前記基板載置部を支持する支持部と、
前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、
接続部を介して前記支持部の下端と接続される、水平回転しない冷媒供給/排出部とを有し、
前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、
前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、
前記冷媒供給/排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、
前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続するものであり、
前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした半導体製造装置。
このように半導体製造装置を構成すると、冷媒が漏れたとしても、漏れた冷媒が真空状態の処理室に入ることを防止することができる。
第9の発明は、
基板載置部に載置した基板を処理する処理室と、処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、供給された処理用ガスを励起する励起部と、前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、前記基板載置部を支持する支持部と、前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、接続部を介して前記支持部の下端と接続される水平回転しない冷媒供給/排出部とを有し、前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、前記冷媒供給/排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続するものであり、前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした基板処理装置における基板処理方法であって、
基板を処理室に搬入する工程と、
処理用ガスを処理室に供給する工程と、
基板載置部に冷媒を循環しつつ基板載置部を水平回転する工程と、
処理用ガスを励起して基板を処理する工程と、
処理室から基板を搬出する工程と、
を有する基板処理方法。
このように基板処理方法を構成すると、冷媒が漏れたとしても、漏れた冷媒が真空状態の処理室に入ることを防止することができる。
第10の発明は、
基板載置部に載置した半導体基板に成膜処理する処理室と、処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、供給された処理用ガスを励起する励起部と、前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、前記基板載置部を支持する支持部と、前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、接続部を介して前記支持部の下端と接続される水平回転しない冷媒供給/排出部とを有し、前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、前記冷媒供給/排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続するものであり、前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした基板処理装置における半導体装置の製造方法であって、
半導体基板を処理室に搬入する工程と、
処理用ガスを処理室に供給する工程と、
基板載置部に冷媒を循環しつつ基板載置部を水平回転する工程と、
処理用ガスを励起して基板を成膜処理する工程と、
処理室から基板を搬出する工程と、
を有する半導体装置の製造方法。
このように半導体装置の製造方法を構成すると、冷媒が漏れたとしても、漏れた冷媒が真空状態の処理室に入ることを防止することができる。
100・・I/Oステージ、101・・ポッド、102・・キャップ開閉機構、103・・ポッドオープナ、104・・ウエハ搬入搬出口、105・・蓋、106・・クリーンユニット、107・・ノッチ合わせ装置、108・・制御部、110・・第1搬送室、111・・第1の搬送筐体、112・・第1のウエハ移載機、113・・エレベータ、120・・第2搬送室、121・・第2搬送室筐体、122・・第2のウエハ移載機、123・・エレベータ、124・・リニアアクチュエータ、130・・ゲートバルブ、131・・ロードロック室、132・・基板置き台、133・・基板置き台、134・・ゲートバルブ、140・・ゲートバルブ、141・・ロードロック室、142・・基板置き台、143・・基板置き台、144・・ゲートバルブ、150・・第1処理室、151・・第2処理室、152・・第3処理室、153・・第4処理室、160・・ゲートバルブ、161・・ゲートバルブ、162・・ゲートバルブ、163・・ゲートバルブ、200・・ウエハ、300・・処理室、301・・処理領域、302・・ガス流れ制御リング、303・・ガス供給孔、304・・ガス排気孔、305・・基板搬入出口、306・・チャンバ上壁、307・・ランプ、308・・窓、309・・供給用バッファ、310・・排気用バッファ、311・・基板載置部、312・・チャンバ側壁、313・・チャンバ底壁、314・・基板載置部支持機構、315・・ベローズ、316・・第1ガス供給源、317・・MFC、318・・開閉バルブ、319・・第1ガス供給管、320・・第2ガス供給源、321・・MFC、322・・バルブ、323・・ガス供給管、324・・ガス導入管、325・・ガス排気管、326・・APCバルブ、327・・真空ポンプ、401・・冷媒循環通路、402・・シャフト、403・・固定具、404・・回転駆動部、405・・Oリング、406・・サセプタ円周端部、407・・Oリング、408・・第1の冷媒供給路、409・・第1の冷媒排出路、410・・押さえリング、411・・シャフト受け部、412・・Oリング、413・・固定具、414・・ベローズ上部固定具、415・・ベローズ下部固定具、416・・固定リング、417・・冷媒供給/排出部、418・・第2の冷媒供給路、419・・第2の冷媒排出路、420・・真空シール、421・・ベアリング、422・・モータ、423・・中空シャフト、431・・流路変換ブロック、432・・ブッシュ、433・・ブッシュ。

Claims (2)

  1. 基板載置部に載置した基板を処理する処理室と、
    処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、
    供給された処理用ガスを励起する励起部と、
    前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、
    前記基板載置部を支持する支持部と、
    前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、
    接続部を介して前記支持部の下端と接続される、水平回転しない冷媒供給及び排出部とを有し、
    前記励起部は、前記基板載置部の基板載置面と対向するように設けられ、
    前記供給部の供給孔と前記排気部の排気孔は、前記基板載置面の周囲において向かい合うよう構成され、
    前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、
    前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、
    前記冷媒供給及び排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、
    前記支持部の第1の冷媒供給路と第1の冷媒排出路は、互いに離間し平行な流路を形成し、前記冷媒供給及び排出部の第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路は、内軸と外軸から構成される2重軸状の流路を形成し、
    前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続して、前記支持部の互いに離間し平行な流路を、前記冷媒供給及び排出部の2重軸状の流路に変換するものであり、
    前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにする基板処理装置。
  2. 基板載置部に載置した半導体基板に成膜処理する処理室と、処理用ガスを前記処理室に供給する供給部と、供給された処理用ガスを励起する励起部と、前記処理室内の雰囲気を排気する排気部と、前記基板載置部を支持する支持部と、前記支持部を水平回転させる回転駆動部と、接続部を介して前記支持部の下端と接続される水平回転しない冷媒供給及び排出部とを有し、前記励起部は、前記基板載置部の基板載置面と対向するように設けられ、前記供給部の供給孔と前記排気部の排気孔は、前記基板載置面の周囲において向かい合うよう構成され、前記基板載置部は、その内部に冷媒循環通路を有しており、前記支持部は、前記冷媒循環通路に冷媒を供給する第1の冷媒供給路と、前記冷媒循環通路から冷媒を排出する第1の冷媒排出路とを有し、前記冷媒供給及び排出部は、第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路とを有し、前記支持部の第1の冷媒供給路と第1の冷媒排出路は、互いに離間し平行な流路を形成し、前記冷媒供給及び排出部の第2の冷媒供給路と第2の冷媒排出路は、内軸と外軸から構成される2重軸状の流路を形成し、前記接続部は、前記第1の冷媒供給路と第2の冷媒供給路とを接続し、前記第1の冷媒排出路と第2の冷媒排出路とを接続して、前記支持部の互いに離間し平行な流路を、前記冷媒供給及び排出部の2重軸状の流路に変換するものであり、前記接続部を前記処理室の外部に設けるようにした基板処理装置における半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板を処理室に搬入する工程と、
    処理用ガスを処理室に供給する工程と、
    基板載置部に冷媒を循環しつつ基板載置部を水平回転する工程と、
    処理用ガスを励起して基板を成膜処理する工程と、
    処理室から基板を搬出する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
JP2010144975A 2009-08-31 2010-06-25 基板処理装置及び半導体装置の製造方法 Active JP4875190B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010144975A JP4875190B2 (ja) 2009-08-31 2010-06-25 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
TW099126090A TWI484555B (zh) 2009-08-31 2010-08-05 基板處理裝置及半導體裝置之製造方法
KR1020100078837A KR101144084B1 (ko) 2009-08-31 2010-08-16 기판 처리 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
US12/868,089 US7943528B2 (en) 2009-08-31 2010-08-25 Substrate processing apparatus and semiconductor devices manufacturing method
US13/088,907 US8222161B2 (en) 2009-08-31 2011-04-18 Substrate processing apparatus and semiconductor devices manufacturing method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009200668 2009-08-31
JP2009200668 2009-08-31
JP2010144975A JP4875190B2 (ja) 2009-08-31 2010-06-25 基板処理装置及び半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011071478A JP2011071478A (ja) 2011-04-07
JP4875190B2 true JP4875190B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=43625545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010144975A Active JP4875190B2 (ja) 2009-08-31 2010-06-25 基板処理装置及び半導体装置の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (2) US7943528B2 (ja)
JP (1) JP4875190B2 (ja)
KR (1) KR101144084B1 (ja)
TW (1) TWI484555B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407128B1 (ko) * 2000-10-20 2003-11-28 주식회사 바이오리 송화가루 또는 송화가루 추출물을 함유하는 피부외용제
KR20030055080A (ko) * 2001-12-24 2003-07-02 조준호 피톤치드(Phytoncide)미용 염의 제조방법.
KR100438855B1 (ko) * 2002-02-28 2004-07-05 주식회사 바이오리 송화가루 추출물을 함유하는 여드름 치료용 경구제
JP4816545B2 (ja) * 2007-03-30 2011-11-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
KR101173578B1 (ko) * 2012-03-09 2012-08-13 윈텍 주식회사 정전 유도 흡착식 전자부품 검사 테이블
JP6006145B2 (ja) * 2013-03-01 2016-10-12 東京エレクトロン株式会社 疎水化処理装置、疎水化処理方法及び疎水化処理用記録媒体
US20140263275A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Applied Materials, Inc. Rotation enabled multifunctional heater-chiller pedestal
KR102411880B1 (ko) * 2020-10-13 2022-06-22 씰링크 주식회사 직선운동 밀폐장치 및 이를 이용하는 반도체 기판처리장치

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211850A (ja) * 1988-02-18 1989-08-25 Nissin Electric Co Ltd 基板保持装置
JP2001257170A (ja) * 1996-06-24 2001-09-21 Hitachi Kokusai Electric Inc 成膜方法
US6143081A (en) 1996-07-12 2000-11-07 Tokyo Electron Limited Film forming apparatus and method, and film modifying apparatus and method
JP3062116B2 (ja) * 1996-07-12 2000-07-10 東京エレクトロン株式会社 成膜・改質集合装置
JP2003133299A (ja) 2001-10-24 2003-05-09 Oki Electric Ind Co Ltd 半導体製造装置および半導体製造方法
JP2004095940A (ja) 2002-09-02 2004-03-25 Hitachi Kokusai Electric Inc 半導体装置の製造方法
US20040261712A1 (en) * 2003-04-25 2004-12-30 Daisuke Hayashi Plasma processing apparatus
US20060021580A1 (en) * 2004-06-02 2006-02-02 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus and impedance adjustment method
US7253084B2 (en) 2004-09-03 2007-08-07 Asm America, Inc. Deposition from liquid sources
JP4646066B2 (ja) * 2005-05-31 2011-03-09 キヤノンアネルバ株式会社 真空処理装置
US7396415B2 (en) 2005-06-02 2008-07-08 Asm America, Inc. Apparatus and methods for isolating chemical vapor reactions at a substrate surface
JP5069424B2 (ja) * 2006-05-31 2012-11-07 Sumco Techxiv株式会社 成膜反応装置及び同方法
JP4768699B2 (ja) 2006-11-30 2011-09-07 キヤノンアネルバ株式会社 電力導入装置及び成膜方法
JP4752782B2 (ja) 2007-02-02 2011-08-17 東京エレクトロン株式会社 加熱装置及び加熱方法
US20100183827A1 (en) * 2007-06-11 2010-07-22 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus and plasma processing method
JP5281309B2 (ja) * 2008-03-28 2013-09-04 東京エレクトロン株式会社 プラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4660579B2 (ja) * 2008-09-11 2011-03-30 東京エレクトロン株式会社 キャップメタル形成方法
JP2010238881A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP5227245B2 (ja) * 2009-04-28 2013-07-03 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011071478A (ja) 2011-04-07
US20110053382A1 (en) 2011-03-03
US7943528B2 (en) 2011-05-17
US20110192347A1 (en) 2011-08-11
KR20110023753A (ko) 2011-03-08
TWI484555B (zh) 2015-05-11
US8222161B2 (en) 2012-07-17
KR101144084B1 (ko) 2012-05-23
TW201133614A (en) 2011-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4875190B2 (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP6339057B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法、プログラム
JP5511536B2 (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
KR20010080114A (ko) 표면 처리 방법 및 장치
TW201104748A (en) Substrate processing apparatus
JPWO2007018139A1 (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
JP6285305B2 (ja) 半導体製造装置及び半導体の製造方法
JP2002155366A (ja) 枚葉式熱処理方法および枚葉式熱処理装置
TW200929352A (en) Vacuum processing apparatus
JP2012204692A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4241513B2 (ja) 基板処理装置および処理方法
JP2004339566A (ja) 基板処理装置
JP4115331B2 (ja) 基板処理装置
KR100622201B1 (ko) 액정 표시 장치용 기판을 위한 플라즈마 처리 장치
JP2006049489A (ja) 基板処理装置
US20070281447A1 (en) Method of loading and/or unloading wafer in semiconductor manufacturing apparatus
WO2024029126A1 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法、及びプログラム
JP2013058561A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
US20230154777A1 (en) Substrate transfer apparatus and substrate transfer method
JP5792972B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
JP2007194481A (ja) 基板処理装置
JP2005050841A (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2004327642A (ja) 基板処理装置
JP2015185757A (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP2014060275A (ja) 加熱装置、基板処理装置及び半導体製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4875190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250