JP2009237844A - 車両用操作ペダルの支持構造 - Google Patents

車両用操作ペダルの支持構造 Download PDF

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弘明 竹下
Masanobu Fukushima
正信 福島
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Abstract

【課題】操作ペダルを支持するペダルブラケットが、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときにも、操作ペダルの後退を防止することができる車両用操作ペダルの支持構造を提供する。
【解決手段】ペダルブラケット3に、回動レバー7の当接部708を上動させるような荷重が作用したときに、当接部708の上動を規制するストッパ部6bが車体部材に設けられている。そして、当接部708がストッパ部6bに当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、回動レバー7及び脱落規制部材8とペダルブラケット3との相対移動を許容する相対移動許容手段として、第2支軸22が挿通された回動レバー7の挿通孔に連続する長孔及び突起が、第2支軸22に係合する脱落規制部材8の凹部802に連続する長孔802a及び突起802b,802bがそれぞれ設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用操作ペダルの支持構造に関し、運転操作装置の技術分野に属する。
ブレーキペダルやクラッチペダル等のドライバの足によって操作される操作ペダルは、その上端部が、ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットに、車幅方向に延びる第1支軸を介して支持されることがある。このような操作ペダルでは、車両前方から衝撃的な荷重が入力されてダッシュパネルが後退したときに、衝撃エネルギがペダルブラケットを介して踏込状態のペダルからドライバの足に入力するのを回避することが望まれる。
例えば特許文献1には、車両後方に延びる当接部を有する回動レバーが、車幅方向に延びる第2支軸を介してペダルブラケットに揺動自在に支持されており、ダッシュパネルひいてはペダルブラケットが後退したときには、回動レバーは、当接部が後方に配設された車体部材に当接することにより第2支軸を中心にして回動し、操作ペダルを支持する第1支軸を押し下げ、この第1支軸を保持するペダルブラケットの保持部を拡開変形させ、第1支軸に支持された操作ペダルをペダルブラケットから強制的に下方へ離脱させる構成が開示されている。
特開2007−302099号公報
ところで、前記特許文献1に記載の構成では、ペダルブラケットが水平方向に後退すれば、前述のように回動レバーの当接部が車体部材に当接して回動する結果、操作ペダルがペダルブラケットから離脱するようになるのである。一方、ペダルブラケットが、上方側の後退量より下方側の後退量が大きい荷重を受けて回動すると、つまり回動レバーの後退よりも上動が勝ると、前記特許文献1に記載の構成では、回動レバーの当接部と車体部材との当接が不十分となって回動レバーによる第1支軸の押下量が不足することとなり、操作ペダルがペダルブラケットから離脱しない可能性がある。その結果、前述したペダルブラケットの変位が操作ペダルに伝達されるため、操作ペダルの踏込部が後退し、衝撃エネルギがドライバの足に入力される可能性がある。
そこで、本発明は、操作ペダルを支持するペダルブラケットが、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときにも、操作ペダルの後退を防止することができる車両用操作ペダルの支持構造の提供を課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットと、該ペダルブラケットに上端部が第1支軸を介して軸支されたペダル本体と、前記ペダルブラケットに第2支軸を介して回動可能に軸支され、かつ所定姿勢に保持されるように係合手段により前記ペダルブラケットに係合された回動レバーとを備え、該回動レバーは、前方からの荷重により前記ペダルブラケットが後退したときに、後方に延びる当接部がその後方に配設された車体部材に当接して、前記係合手段による係合が解除されて回動することにより、前記ペダル本体を前記ペダルブラケットから離脱させるように構成された車両用操作ペダルの支持構造であって、前記ペダルブラケットに、前記回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用したときに、該当接部の上動を規制するストッパ部が前記車体部材に設けられていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、前記ペダルブラケットに回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用して該当接部が前記ストッパ部に当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、前記回動レバーとペダルブラケットとの相対移動を許容する相対移動許容手段が、前記第2支軸による回動レバーの支持部に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、前記相対移動許容手段は、前記回動レバーに形成されて、前記第2支軸が挿通された軸受孔に連続して上方へ延びる延長部と、該軸受孔と延長部との間に、前記ペダルブラケットに前記所定以上の荷重が作用したときに、前記第2支軸が軸受孔から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、前記ペダルブラケットに取り付けられた前記第1支軸が、該ペダルブラケットから離脱可能とされていると共に、前記回動レバーが前記ペダルブラケットから前記ペダル本体を離脱させるときには係合が解除されるように、前記ペダルブラケットに2箇所で係合支持されていると共に、他の1箇所で前記第1支軸を保持する脱落規制部材が備えられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、前記脱落規制部材は、前記ペダルブラケットに一体に備えられた前記第2支軸に上方から係合支持されていると共に、該脱落規制部材と前記回動レバーとは、前記回動レバーが前記ペダルブラケットから前記ペダル本体を離脱させるときには連結が解除されるようにかしめにより連結されており、かつ前記ペダルブラケットに回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用して該当接部が前記ストッパ部に当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、前記脱落規制部材とペダルブラケットとの相対移動を許容する相対移動許容手段が、前記第2支軸による脱落規制部材の支持部に設けられており、該相対移動許容手段は、前記脱落規制部材に形成されて、前記第2支軸による支持部に連続して上方へ延びる延長部と、該支持部と延長部との間に、前記ペダルブラケットに前記所定以上の荷重が作用したときに、前記第2支軸が支持部から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項2に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、前記相対移動許容手段は、前記ペダルブラケットに形成されて、前記第2支軸が挿通された軸受孔に連続して下方へ延びる延長部と、該軸受孔と延長部との間に、前記ペダルブラケットに前記所定以上の荷重が作用したときに、前記第2支軸が軸受孔から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有することを特徴とする。
そして、請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、前記延長部は、前記ペダルブラケットの下縁部において下方へ開放していることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、前方からの荷重によりペダルブラケットが後退したときに、回動レバーの当接部が車体部材に当接して、係合手段による回動レバーとペダルブラケットとの係合が解除され、ペダル本体はペダルブラケットから離脱することになる。したがって、踏込状態のペダル本体からドライバの足への衝撃エネルギの入力が回避される。
そして、ペダル本体を支持するペダルブラケットが、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときには、つまり回動レバーの後退よりも上動が勝るときには、回動レバーの当接部の上動は、車体部材に設けられたストッパ部により規制される。したがって、回動レバーの上動が規制されることから、回動レバーを支持するペダルブラケットの移動も規制されるため、ペダル本体の後退を防止することができる。
次に、請求項2に記載の発明によれば、ペダルブラケットに回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用して当接部がストッパ部に当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、回動レバーとペダルブラケットとの相対移動を許容する相対移動許容手段が設けられているので、前方から作用する荷重が効果的に吸収される支持構造が実現される。したがって、各部材の構成が簡素化されるようになる。
ところで、ペダルブラケットを移動可能とする相対移動許容手段を設けるには、これを回動レバーに設ける構成とペダルブラケットに設ける構成とが考えられる。その場合、請求項3に記載の発明によれば、相対移動許容手段を構成する延長部をペダルブラケットに形成せず、回動レバーに形成するので、ペダルブラケットの剛性確保を重視する場合に好適である。
また、請求項4に記載の発明によれば、ペダルブラケットに取り付けられた第1支軸が、ペダルブラケットから離脱可能とされている場合に、回動レバーがペダルブラケットからペダル本体を離脱させるときには係合が解除されるように、ペダルブラケットに2箇所で係合支持されていると共に、他の1箇所で第1支軸を保持する脱落規制部材が備えられているので、ペダルブラケットに2箇所で係合している状態で、脱落規制部材は、第1支軸に支持されたペダル本体の不用意な脱落を規制する。
そして、脱落規制部材とペダルブラケットとの係合は、回動レバーがペダルブラケットからペダル本体を離脱させるときには解除されるので、脱落規制部材とペダル本体とは一緒にペダルブラケットから離脱することになる。
また、請求項5に記載の発明によれば、脱落規制部材と回動レバーとがかしめにより連結されているので、これらを個別に車体へ組み付けるのに比べて生産性が向上する。
そして、回動レバーがペダルブラケットからペダル本体を離脱させるときには連結が解除されるので、脱落規制部材と回動レバーとは縁切りされ、ともに第1支軸に支持された脱落規制部材とペダル本体とは、一緒にペダルブラケットから離脱可能となり、ペダル本体の後退を防止することができる。
さらに、脱落規制部材には、第2支軸による支持部に連続して上方へ延びる延長部と、支持部と延長部との間に、ペダルブラケットに所定以上の荷重が作用したときに、第2支軸が支持部から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有する相対移動許容手段が設けられているので、脱落規制部材と回動レバーとが連結状態において、前方から作用する荷重が効果的に吸収される支持構造が実現される。
一方、請求項6に記載の発明によれば、ペダルブラケットに相対移動許容手段を設ける構成であるので、ペダルブラケットが十分な剛性を有している場合に好適である。そして、脱落規制部材と回動レバーとに相対移動許容手段を設ける構成の請求項5に記載の発明に比べて、ペダルブラケットに相対移動許容手段を設けるだけで済み、生産性を重視する場合に好適である。
そして、請求項7に記載の発明によれば、ペダルブラケットに形成された延長部は、ペダルブラケットの下縁部において下方へ開放しているので、ペダルブラケットと第2支軸とが縁切り可能となる。したがって、ペダルブラケットと第2支軸に支持された回動レバー及び脱落規制部材とが縁切り可能となるため、前方から作用する荷重が一層効果的に吸収される支持構造が実現される。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用操作ペダルの支持構造について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るブレーキペダルの支持構造の側面図である。ダッシュパネル1の前方にエンジンルームERが、後方に車室Cが位置している。ダッシュパネル1には、エンジンルームER側にブレーキブースタ2が、車室C側にペダルブラケット3が取り付けられており、ペダルブラケット3には、ブレーキペダル4が第1支軸21を中心にして車体前後方向に揺動自在に吊下支持されている。そして、ブレーキブースタ2とブレーキペダル4とはプッシュロッド2aを介して連結されており、ブレーキペダル4の下端部のペダル踏込部4aがドライバの足で前方に踏み込まれると、プッシュロッド2aは前方に押され、車両を制動することができるようになっている。
ペダルブラケット3の後方には、車幅方向に延びるパイプからなるステアリングコラム支持用のインストルメントパネルレインフォースメント5が備えられている。このインストルメントパネルレインフォースメント5には、前方に延びる車体部材6が取り付けられており、車体部材6の前端部に垂直壁6aが、垂直壁6aの前面上部に前方へ延びるストッパ部6bが設けられている。そして、ペダルブラケット3には、回動レバー7が第1支軸21の後方の第2支軸22を中心にして回動自在に支持されている。
図2〜6は、ブレーキペダル4の詳細な支持構造を示す図である。すなわち、この場合の支持構造は、ペダルブラケット3と回動レバー7と一対の脱落規制部材8,8とを有している。
ペダルブラケット3は、ダッシュパネル1にボルトで固定される取付基板部301と、取付基板部301の上端部において、その両端縁から後方に平行に延びる一対の側板部302,302とを有している。各側板部302には、円形の第1支持孔303が形成されている。第1支持孔303は、これに連設された切欠き304を介して下方に開放しており、第1支持孔303と切欠き304との境界部の間隔A(図2参照)が第1支持孔303の直径より小さくなるように突起305が形成されている。なお、一対の突起305を互いに対向するように設けてもよい。
対応する一対の第1支持孔303,303に、車幅方向に延びる第1支軸21が挿入されている。第1支軸21は、ボルト21aとナット21bとで構成されている。各側板部302には、第1支軸21を挟んで前方側に前後に延びる長孔307が、後方側に円形の第2支持孔308が形成されている。対応する一対の第2支持孔308,308に、車幅方向に延びる第2支軸22が挿入されている。第2支軸22は、ボルト22aとナット22bとで構成されている。そして、対応する一対の長孔307,307には、車幅方向に延びるピン部材23が前後方向に変位可能に挿入されている。
ブレーキペダル4は、下端部にペダル踏込部4aを有し、上端部に設けられた挿通孔4bに内外のスリーブ401,402が挿通されている。そして、内側スリーブ401に前記ボルト21aを挿入し、このボルト21aにナット21bを螺合することにより、ブレーキペダル4は、第1支軸21に揺動自在に支持されることになる。
回動レバー7は、ペダルブラケット3の内側に配設されるもので、断面略コ字状に形成されており、ペダルブラケット3の各側板部302の内面に沿って延びる一対の側面視略T字状の側板部701,701と、両側板部701,701を上端縁部で連結する天板部702とを有している。
各側板部701の下端部には、円形の挿通孔703が形成されており、対応する一対の挿通孔703,703には、各側板部701から外方へ両端部が突出する円筒状スペーサ704が挿通されている。そして、スペーサ704に前記ボルト22aを挿入し、このボルト22aにナット22bを螺合することにより、回動レバー7は、第2支軸22に回動自在に支持されることになる。
各挿通孔703には、上方へ延びる長孔703aが連設されており、挿通孔703と長孔703aとの間には、所定以上の荷重が作用したときに、第2支軸22ないしスペーサ704が挿通孔703から長孔703aへ乗り越え可能な対向する一対の突起703b,703bが設けられている。
各側板部701の前端部には、上下の爪705a,705bを有する側面視U字状のフォーク部705が形成されている。このフォーク部705は、前記ペダルブラケット3に架設されたピン部材23に後方から係合しており、かつ回動レバー7が第2支軸22を中心にして前方へ回動したときには、上側爪705aはピン部材23を長孔307内の前方へ変位可能に、回動レバー7が上方へ移動しようとしたときには、上下の爪705a,705bとピン部材23との係合が維持可能に形成されている。
各側板部701には、後方の挿通孔703と前方のフォーク部705との中間下部に、円弧状部706が設けられている。この円弧状部706は、組付状態で前記第1支軸21が挿通された外側スリーブ402と間隔B(図3参照)を置いて上方に対峙するように設定されている。
各側板部701の長孔703aの上方に、小孔707が設けられている。この小孔707には、回動レバー7と後述する脱落規制部材8とを連結するためのかしめ部材24が挿入されるようになっている。そして、回動レバー7の後端部は、車体部材6の垂直壁6aやストッパ部6bに当接する当接部708とされている。
脱落規制部材8は、ペダルブラケット3の各側板部302と回動レバー7の各側板部701との間に介設されるもので、前後方向のほぼ中央部に円形の挿通孔801が形成され、この挿通孔801には、前記第1支軸21が挿通されるようになっている。
脱落規制部材8の後端部に、半円状の凹部802が形成されている。凹部802には、上方へ延びる長孔802aが連設されており、凹部802と長孔802aとの間には、所定以上の荷重が作用したときに、第2支軸22ないしスペーサ704が凹部802から長孔802aへ乗り越え可能な対向する一対の突起802b,802bが設けられている。凹部802は、前記回動レバー7に備えられ、第2支軸22が挿通されたスペーサ704の突出端部704a(図5参照)に上方から係合するようになっている。なお、長孔802aは、回動レバー7の長孔703aに沿うように設けられている。
脱落規制部材8の前端部に、上下の爪803a,803bを有する側面視U字状のフォーク部803が形成されている。このフォーク部803は、前記ペダルブラケット3に架設されたピン部材23に後方から係合している。
このような構成の脱落規制部材8は、挿通孔801に第1支軸21が挿通された状態で、前端部はフォーク部803を介して後方からピン部材23に、後端部は凹部802を介して上方から第2支軸22にそれぞれ係合支持される。したがって、一対の脱落規制部材8,8により、第1支軸21に吊下支持されたブレーキペダル4のペダルブラケット3からの不用意な脱落が規制されることになる。
脱落規制部材8の長孔802aの上方に、小孔804が設けられている。この小孔804は、かしめ部材24により脱落規制部材8と回動レバー7とを連結するためのものであり、対応する脱落規制部材8の小孔804と回動レバー7の小孔707とにかしめ部材24を挿通し、かしめることにより、脱落規制部材8と回動レバー7とが連結されるようになっている。なお、かしめ部材24には、例えばアルミニウム製のものが適用され、かしめ部材24を横断する方向に大きな力が作用したときには、かしめ部材24が破断し、脱落規制部材8と回動レバー7とが互いに縁切りされる。
そして、ストッパ部6bは、車体部材6の垂直壁6aの前面上部から前方へ延びて、前記回動レバー7の当接部708の上方に至り、当接部708に上方から当接することにより回動レバー7の上動を規制する。なお、当接部708と垂直壁6aとの間、及び、当接部708とストッパ部6bとの間には、若干の隙間が設けられている。
次に、図7を用いて、前方からの荷重により、ペダルブラケット3が矢印aで示す水平方向に後退した場合の支持構造の作用について説明する。
前述した図2及び図3は、ペダルブラケット3が前方からの荷重を受ける前の状態を示し、回動レバー7の当接部708は車体部材6の垂直壁6a及びストッパ部6bに当接していない。それに対して図7は、前方からの荷重によりペダルブラケット3が矢印aで示す水平方向に後退した状態を示し、ペダルブラケット3に支持された回動レバー7の当接部708が垂直壁6aに当接し、回動レバー7は第2支軸22を中心にして矢印b方向に回動している。なお、この場合には、ペダルブラケット3は上動しないので、当接部708はストッパ部6bには当接していない。
回動レバー7が矢印b方向に回動すると、フォーク部705の上側爪705aが、ピン部材23を長孔307内で前方に変位させるので、フォーク部705とピン部材23との係合が解除され、回動レバー7はさらに回動可能となる。
そして、間隔Bを置いて外側スリーブ402に対峙していた回動レバー7の円弧状部706が、上方から外側スリーブ402に当接して第1支軸21を押し下げると、移動する第1支軸21によりペダルブラケット3の第1支持孔303の下方の突起305が押し潰されて排除され、第1支軸21は、第1支持孔303から切欠き304を経由してペダルブラケット3から離脱可能となる。すなわち、第1支軸21に支持されたブレーキペダル4は、ペダルブラケット3から脱落可能となる。
また、前述した回動レバー7の回動に連動して、脱落規制部材8は第1支軸21を中心にして矢印a方向に回動する。そのとき、回動レバー7と脱落規制部材8とを連結するかしめ部材24は、回動レバー7の変位に伴う剪断力により破断し、回動レバー7と脱落規制部材8とは縁切りされる。そして、回動レバー7のフォーク部705がピン部材23を長孔307内で前方に変位させるので、脱落規制部材8のフォーク部803とピン部材23との係合は解除され、さらに、脱落規制部材8の凹部802と第2支軸22との係合も解除され、脱落規制部材8は、ペダルブラケット3から離脱する。すなわち、脱落規制部材8とブレーキペダル4とは一緒にペダルブラケット3から脱落する。
次に、図8及び図9を用いて、ペダルブラケット3が、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときの支持構造の作用について説明する。
図8は、ペダルブラケット3が矢印cで示すように回動したときの状態を示し、回動レバー7の当接部708が車体部材6の垂直壁6aとストッパ部6bとに当接するものの、回動レバー7は、前述したような脱落規制部材8とブレーキペダル4とをペダルブラケット3から離脱させるに足りる押下量が得られるほどには回動していない。また、回動レバー7の上動がストッパ部6bにより規制されると、回動レバー7を支持するペダルブラケット3の上動も規制されることになるので、この段階では、図2及び図3に示したと同様の支持構造が維持され、ペダルブラケット3に支持されたブレーキペダル4が後退することはない。
図9は、ペダルブラケット3が矢印bで示すようにさらに回動することにより回動レバー7がさらに上動しようとして、回動レバー7の当接部708がストッパ部6bに強く当接しているときの状態を示している。この場合には、回動レバー7と脱落規制部材8とはかしめ部材24で連結されており、かつ回動レバー7には第2支軸22が挿通された挿通孔703に連続する長孔703aが、脱落規制部材8には凹部802に連続する長孔802aが形成されているので、ブレーキペダル4、回動レバー7、及び脱落規制部材8に対して上動しようとするペダルブラケット3の移動が許容可能である。
すなわち、回動レバー7のフォーク部705と脱落規制部材8のフォーク部803とは、いずれも長孔307内のピン部材23に係合した状態で、ペダルブラケット3に支持された第2支軸22ないしスペーサ704は、回動レバー7の挿通孔703及び脱落規制部材8の凹部802から回動レバー7の突起703b,703b及び脱落規制部材8の突起802b,802bを乗り越えて回動レバー7の長孔703a及び脱落規制部材8の長孔802aへ進入する。なお、ブレーキペダル4、回動レバー7、及び脱落規制部材8に挿入された第1支軸21は、ペダルブラケット3の突起305を押し潰して切欠き304に至ろうとしている。
以上のように構成したことにより、前方からの荷重によりペダルブラケット3が後退したときに、回動レバー7の当接部708が車体部材6の垂直壁6aに当接して、フォーク部705とピン部材23とによる回動レバー7とペダルブラケット3との係合が解除され、ブレーキペダル4はペダルブラケット3から離脱することになる。したがって、踏込状態のブレーキペダル4からドライバの足への衝撃エネルギの入力が回避される。
また、ブレーキペダル4を支持するペダルブラケット3が、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときには、つまり回動レバー7の後退よりも上動が勝るときには、回動レバー7の当接部708の上動は、車体部材6に設けられたストッパ部6bにより規制される。したがって、回動レバー7の上動が規制されることから、回動レバー7を支持するペダルブラケット3の移動も規制されるため、ブレーキペダル4の後退を防止することができる。
また、ペダルブラケット3に回動レバー7の当接部708を上動させるような荷重が作用して当接部708がストッパ部6bに当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、回動レバー7とペダルブラケット3との相対移動を許容する相対移動許容手段が設けられているので、前方から作用する荷重が効果的に吸収される支持構造が実現される。したがって、各部材の構成が簡素化されるようになる。
また、相対移動許容手段を構成する長孔703aをペダルブラケット3に形成せず、回動レバー7に形成するので、ペダルブラケット3の剛性確保を重視する場合に好適である。
また、ペダルブラケット3に取り付けられた第1支軸22が、ペダルブラケット3から離脱可能とされている場合に、回動レバー7がペダルブラケット3からブレーキペダル4を離脱させるときには係合が解除されるように、ペダルブラケット3に前端部と後端部の2箇所で係合支持されていると共に、他の1箇所で第1支軸21を保持する脱落規制部材8が備えられているので、ペダルブラケット3に2箇所で係合している状態で、脱落規制部材8は、第1支軸21に支持されたブレーキペダル4の不用意な脱落を規制する。
また、脱落規制部材8とペダルブラケット3との係合は、回動レバー7がペダルブラケット3からブレーキペダル4を離脱させるときには解除されるので、脱落規制部材8とブレーキペダル4とは一緒にペダルブラケット3から離脱することになる。
また、脱落規制部材8と回動レバー7とがかしめにより連結されているので、これらを個別に車体へ組み付けるのに比べて生産性が向上する。
また、回動レバー7がペダルブラケット3からブレーキペダル4を離脱させるときには連結が解除されるので、脱落規制部材8と回動レバー7とは縁切りされ、ともに第1支軸21に支持された脱落規制部材8とブレーキペダル4とは、一緒にペダルブラケット3から離脱可能となり、ブレーキペダル4の後退を防止することができる。
そして、脱落規制部材8には、第2支軸22による支持部である凹部802に連続して上方へ延びる長孔802aと、凹部802と長孔802aとの間に、ペダルブラケット3に所定以上の荷重が作用したときに、第2支軸22が凹部802から長孔802aへ乗り越え可能な突起802a,802aとを有する相対移動許容手段が設けられているので、脱落規制部材8と回動レバー7とが連結状態において、前方から作用する荷重が効果的に吸収される支持構造が実現される。
次に、第2の実施の形態に係る支持構造について説明する。なお、前記第1の実施の形態における構成要素と同様または類似するものについては、説明の複雑化を回避するため同じ符号を付すことにし、さらに、共通する構成部分については、説明を省略する。
図10に示すように、この場合には、回動レバー7及び脱落規制部材8に対するペダルブラケット3の移動を許容する相対移動許容手段は、回動レバー7及び脱落規制部材8には設けられておらず、ペダルブラケット3に設けられている点で、第1の実施の形態と異なっている。すなわち、ペダルブラケット3の各側板部302に設けられた第2支軸22が挿入される第2支持孔308に連続して下方へ延びると共に、ペダルブラケット3の下縁部において下方へ開放する切欠き308aが設けられており、また、第2支持孔308と切欠き308aとの間には、所定以上の荷重が作用したときに、第2支軸22ないしスペーサ704が第2支持孔308から切欠き308aへ乗り越え可能な対向する一対の突起308b,308bが設けられている。
以上のように構成したことにより、前記第1の実施の形態と同様に、要約すると、前方からの荷重によりペダルブラケット3が後退したときに、回動レバー7の当接部708が車体部材6の垂直壁6aに当接して、ブレーキペダル4はペダルブラケット3から離脱することになる。そして、ブレーキペダル4を支持するペダルブラケット3が、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときには、回動レバー7の当接部708の上動は、車体部材6に設けられたストッパ部6bにより規制され、ブレーキペダル4の後退を防止することができる。
また、ペダルブラケット3に回動レバー7の当接部708を上動させるような荷重が作用して当接部708がストッパ部6bに当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、回動レバー7とペダルブラケット3との相対移動を許容する相対移動許容手段が設けられているので、前方から作用する荷重が効果的に吸収される支持構造が実現される。
そして、前記第1の実施の形態と異なり、ペダルブラケット3に相対移動許容手段を設ける構成であるので、ペダルブラケット3が十分な剛性を有している場合に好適である。そして、脱落規制部材8と回動レバー7とに相対移動許容手段を設ける構成に比べて、ペダルブラケット7に相対移動許容手段を設けるだけで済み、生産性を重視する場合に好適である。
さらに、ペダルブラケット3に形成された切欠き308aは、ペダルブラケット3の下縁部において下方へ開放しているので、ペダルブラケット3と第2支軸22とが縁切り可能となる。したがって、ペダルブラケット3と第2支軸22に支持された回動レバー7及び脱落規制部材8とが縁切り可能となるため、前方から作用する荷重が一層効果的に吸収される支持構造が実現される。
次に、第3の実施の形態に係る支持構造について説明する。この場合の支持構造は、ペダルブラケットと回動レバーと係合部材とが含まれる。
図11に示すように、ペダルブラケット3′は、一対の側板部302′,302′(一方のみ図示)を有し、各側板部302′に形成された第1支持孔303′に第1支軸21′が、第2支持孔308′に第2支軸22′がそれぞれ挿入されている。その場合、第1支持孔303′は下方に開放しており、開放端部は、一対の突起305′,305′により第1支持孔303′の直径より小さい間隔Aとされている。そして、ブレーキペダル4′が、第1支軸21′に車体前後方向に揺動自在に吊下支持されている。
回動レバー7′は、ペダルブラケット3′の内側に配設されており、一対の側板部701′,701′(一方のみ図示)を有し、各側板部701′に形成された挿通孔703′に第2支軸22′が挿入されている。挿通孔703′には、上方へ延びる長孔703a′が連設されており、挿通孔703′と長孔703a′との間には、所定以上の荷重が作用したときに、第2支軸22′が挿通孔703′から長孔703a′へ乗り越え可能な対向する一対の突起703b′,703b′が設けられている。また、回動レバー7′には、円弧状部706′が設けられている。そして、回動レバー7′の後端部は、車体部材6の垂直壁6aやストッパ部6bに当接する当接部708′とされている。
係合部材9′は、ペダルブラケット3′と回動レバー7′との間に介設されるもので、主たる構成要素として、第1支軸21′が挿入される環状部901′と、回動レバー7′に形成された挿通孔7a′に挿入される挿入板902′と、ペダルブラケット3′の側板部302′に形成された係合孔3a′に係合する突起903′とを有している。
環状部901′は、上方から当接する前記回動レバー7′の円弧状部706′により、回動レバー7′の回動時に押下げられる。挿入板902′は、挿通孔7a′内を移動可能とされており、ブレーキペダル4′が下方へ移動しようとした場合には、係合孔3a′と突起903′との係合により、係合部材9′の脱落ひいてはブレーキペダル4′の脱落が規制されるようになる。そして、回動レバー7′が前方へ回動したときには、係合孔3a′と突起903′との係合が解除される。
以上のように構成したことにより、前方からの荷重によりペダルブラケット3′が後退したときに、回動レバー7′の当接部708′が車体部材6の垂直壁6aに当接して、係合部材9′の突起903′とペダルブラケット3′の係合孔3a′とによる係合部材9′とペダルブラケット3′との係合が解除され、係合部材9′と一緒にブレーキペダル4′はペダルブラケット3′から離脱することになる。したがって、踏込状態のブレーキペダル4′からドライバの足への衝撃エネルギの入力が回避される。
また、ブレーキペダル4′を支持するペダルブラケット3′が、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときには、つまり回動レバー7′の後退よりも上動が勝るときには、回動レバー7′の当接部708′の上動は、車体部材6に設けられたストッパ部6bにより規制される。したがって、回動レバー7′の上動が規制されることから、回動レバー7′を支持するペダルブラケット3′の移動も規制されるため、ブレーキペダル4′の後退を防止することができる。
また、ペダルブラケット3′に回動レバー7′の当接部708′を上動させるような荷重が作用して当接部708′がストッパ部6bに当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、回動レバー7′とペダルブラケット3′との相対移動を許容する相対移動許容手段が設けられているので、前方から作用する荷重が効果的に吸収される支持構造が実現される。したがって、各部材の構成が簡素化されるようになる。
また、相対移動許容手段を構成する長孔703a′をペダルブラケット3′に形成せず、回動レバー7′に形成するので、ペダルブラケット3′の剛性確保を重視する場合に好適である。
なお、本発明は、特許請求の範囲に記載の趣旨を逸脱しない限り、具体的に詳述した前記実施の形態に限定されない。例えば、本発明は、前記ブレーキペダル4,4′の他に、クラッチペダルやアクセルペダル等にも適用可能である。
本発明によれば、操作ペダルを支持するペダルブラケットが、上方側の後退量より下方側の後退量が大きくなるような荷重を受けたときにも、操作ペダルの後退を防止することができる車両用操作ペダルの支持構造が提供され、運転操作装置の技術分野に広く利用される可能性がある。
本発明の第1の実施の形態に係るブレーキペダルの支持構造の側面図である。 要部を拡大して示す側面図である。 同じく要部を拡大して示す側面図である。 ブレーキペダルの支持構造の分解斜視図である。 回動レバーと脱落規制部材の分解斜視図である。 回動レバーと脱落規制部材とを組み付けた状態を示す斜視図である。 支持構造の作用を説明するための側面図である。 同じく支持構造の作用を説明するための側面図である。 同じく支持構造の作用を説明するための側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るブレーキペダルの支持構造の側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るブレーキペダルの支持構造の側面図である。
符号の説明
1 ダッシュパネル
3 ペダルブラケット
4 ブレーキペダル(ペダル本体)
6 車体部材
6b ストッパ部
7 回動レバー
8 脱落規制部材
21 第1支軸
22 第2支軸
23 ピン部材(係合手段)
24 かしめ部材
308 第2支持孔(軸受孔)
308a 切欠き(相対移動許容手段、延長部)
308b 突起(相対移動許容手段、係止部)
703 挿通孔(軸受孔)
703a 長孔(相対移動許容手段、延長部)
703b 突起(相対移動許容手段、係止部)
705 フォーク部(係合手段)
708 当接部
802 凹部(支持部)
802a 長孔(相対移動許容手段、延長部)
802b 突起(相対移動許容手段、係止部)

Claims (7)

  1. ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットと、該ペダルブラケットに上端部が第1支軸を介して軸支されたペダル本体と、前記ペダルブラケットに第2支軸を介して回動可能に軸支され、かつ所定姿勢に保持されるように係合手段により前記ペダルブラケットに係合された回動レバーとを備え、該回動レバーは、前方からの荷重により前記ペダルブラケットが後退したときに、後方に延びる当接部がその後方に配設された車体部材に当接して、前記係合手段による係合が解除されて回動することにより、前記ペダル本体を前記ペダルブラケットから離脱させるように構成された車両用操作ペダルの支持構造であって、
    前記ペダルブラケットに、前記回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用したときに、該当接部の上動を規制するストッパ部が前記車体部材に設けられていることを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
  2. 前記請求項1に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、
    前記ペダルブラケットに回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用して該当接部が前記ストッパ部に当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、前記回動レバーとペダルブラケットとの相対移動を許容する相対移動許容手段が、前記第2支軸による回動レバーの支持部に設けられていることを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
  3. 前記請求項2に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、
    前記相対移動許容手段は、前記回動レバーに形成されて、前記第2支軸が挿通された軸受孔に連続して上方へ延びる延長部と、該軸受孔と延長部との間に、前記ペダルブラケットに前記所定以上の荷重が作用したときに、前記第2支軸が軸受孔から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有することを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
  4. 前記請求項3に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、
    前記ペダルブラケットに取り付けられた前記第1支軸が、該ペダルブラケットから離脱可能とされていると共に、
    前記回動レバーが前記ペダルブラケットから前記ペダル本体を離脱させるときには係合が解除されるように、前記ペダルブラケットに2箇所で係合支持されていると共に、他の1箇所で前記第1支軸を保持する脱落規制部材が備えられていることを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
  5. 前記請求項4に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、
    前記脱落規制部材は、前記ペダルブラケットに一体に備えられた前記第2支軸に上方から係合支持されていると共に、
    該脱落規制部材と前記回動レバーとは、前記回動レバーが前記ペダルブラケットから前記ペダル本体を離脱させるときには連結が解除されるようにかしめにより連結されており、かつ
    前記ペダルブラケットに回動レバーの当接部を上動させるような荷重が作用して該当接部が前記ストッパ部に当接した場合において、前記荷重が所定以上の荷重であるときに、前記脱落規制部材とペダルブラケットとの相対移動を許容する相対移動許容手段が、前記第2支軸による脱落規制部材の支持部に設けられており、
    該相対移動許容手段は、前記脱落規制部材に形成されて、前記第2支軸による支持部に連続して上方へ延びる延長部と、該支持部と延長部との間に、前記ペダルブラケットに前記所定以上の荷重が作用したときに、前記第2支軸が支持部から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有することを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
  6. 前記請求項2に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、
    前記相対移動許容手段は、前記ペダルブラケットに形成されて、前記第2支軸が挿通された軸受孔に連続して下方へ延びる延長部と、該軸受孔と延長部との間に、前記ペダルブラケットに前記所定以上の荷重が作用したときに、前記第2支軸が軸受孔から延長部へ乗り越え可能な係止部とを有することを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
  7. 前記請求項6に記載の車両用操作ペダルの支持構造において、
    前記延長部は、前記ペダルブラケットの下縁部において下方へ開放していることを特徴とする車両用操作ペダルの支持構造。
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