JP2009235911A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

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Makoto Kawamura
誠 川村
Tomoki Nagasawa
知樹 長澤
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Marelli Corp
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Abstract

【課題】 駆動軸を支持する滑り軸受を充分に潤滑する。
【解決手段】 オイル溜りを有するハウジングに滑り軸受を介して支持された駆動軸7と、駆動軸7に固定されたラグ9と、ラグ9の回転に伴って回転し駆動軸7に対する揺動角度を調整可能な斜板とを備えた斜板式圧縮機において、開口部19とオイル流路15とを有するオイル導入部17をラグ9に設け、ラグ9の回転に伴って溝19からオイル溜りのオイルを掻き込み、オイル流路15から滑り軸受に供給する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、斜板式圧縮機に関する。
特許文献1に「圧縮機」が記載されている。
この圧縮機は斜板式圧縮機であり、オイル溜りが設けられたハウジングには滑り軸受によって駆動軸が支持され、駆動軸には滑り軸受に近接した箇所にラグが固定されている。
また、滑り軸受は、低コストであり、配置スペースが狭くてすむという利点から、転動体を用いた軸受け(例えば、ボールベアリング)に代わって用いられている。
特開2002−310067号公報
ところが、滑り軸受は、転動体を用いた軸受と異なって、オイルの通り抜けが期待できないから、オイル不足によって潤滑不良に陥る恐れがある。
そこで、この発明は、駆動軸を支持する滑り軸受を充分に潤滑することができる斜板式圧縮機の提供を目的としている。
請求項1の斜板式圧縮機は、オイル溜りを有するハウジングと、前記ハウジングに滑り軸受を介して支持された駆動軸と、前記滑り軸受に近接した箇所で、前記駆動軸に固定されたラグと、前記ラグの回転に伴って回転し、前記駆動軸に対する揺動角度を調整可能な斜板と、前記斜板の揺動によって駆動される圧縮機構とを備えた斜板式圧縮機であって、前記ラグに、開口部とオイル流路とを有するオイル導入部を設け、ラグの回転に伴って、前記開口部から前記オイル溜りのオイルを掻き込み、掻き込んだオイルを前記オイル流路から前記滑り軸受に供給することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載された斜板式圧縮機であって、前記オイル導入部の開口部は、前記ラグの軸方向側面(円盤状部分)に設けられた溝であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された斜板式圧縮機であって、前記オイル導入部は、掻き込んだオイルを前記ラグの回転に伴って回転中心軸側に移動させる方向に屈曲していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載された斜板式圧縮機であって、前記開口部からオイル流路を介して前記滑り軸受に至るオイルの供給流路を形成したことを特徴とする。
請求項1の斜板式圧縮機は、ラグの回転に伴って開口部から掻き込まれたオイルがオイル流路を通って滑り軸受に供給されるから、オイル不足と潤滑不良が防止され、正常な機能と耐久性が保たれる。
従って、低コストであり、配置スペースが狭くてすむという滑り軸受の利点をそのまま享受できる。
請求項2の斜板式圧縮機は、ラグの円盤状部分に溝を設けてオイル導入部の開口部にしたことにより、開口部を広くすることが可能になり、開口部を広くしたことに伴ってオイルの掻き込み効率と滑り軸受の潤滑機能が大きく向上する。
請求項3の斜板式圧縮機は、掻き込んだオイルをラグの回転に伴って回転中心軸側に移動させる方向にオイル導入部を屈曲したことにより、オイルの掻き込み効率とオイルの移送効率と滑り軸受の潤滑機能が大きく向上する。
請求項4の斜板式圧縮機は、オイル導入部の開口部からオイル流路を介して滑り軸受に至るオイルの供給流路を形成したことにより、オイルの移送効率と滑り軸受の潤滑機能が大きく向上する。
<一実施形態>
図1〜図3を参照しながら斜板式圧縮機1の説明をする。図1は斜板式圧縮機1の縦断面図、図2はラグ9の平面図、図3はオイル導入部17に沿って切断したラグ9の縦断面図である。また、左右の方向は図1での左右の方向である。
本実施形態の斜板式圧縮機1は、オイル溜りが設けられたフロントハウジング3(ハウジング)に滑り軸受5によって駆動軸7を支持し、駆動軸7上の、滑り軸受5に近接した箇所に、ラグ9を固定し、ラグ9の回転に伴って回転し駆動軸7に対する揺動角度を調整可能な斜板11の揺動によって圧縮機構13を駆動するように構成された斜板式圧縮機において、開口部とオイル流路15とを有するオイル導入部17をラグ9に設け、ラグ9の回転に伴って前記開口部からオイル溜りのオイルを掻き込み、掻き込んだオイルをオイル流路15から滑り軸受5に供給する。また、本実施形態の斜板式圧縮機1では、前記開口部は、ラグ9の軸方向側面(円盤状部分45)に設けられた円弧状の溝19である。オイル導入部17は、掻き込んだオイルをラグ9の回転に伴って回転中心軸側に移動させる方向に屈曲している。さらに、斜板式圧縮機1では、溝19からオイル流路15を介して滑り軸受5に至るオイルの供給流路21が形成されている。
次に、斜板式圧縮機1の構造を説明する。
斜板式圧縮機1は、車両用空調装置の冷却システムに用いられており、図1のように、フロントハウジング3、シリンダブロック23、バルブプレート25、リヤハウジング27を有し、これらは通しボルト29によって一体に固定されている。
フロントハウジング3には、エンジンの回転が入力する入力プーリがベアリングによって支持されており、入力プーリと駆動軸7との間には、例えば、車両補機の運転を停止する際に斜板式圧縮機1をエンジン側から切り離す電磁クラッチが配置されている。フロントハウジング3とシリンダブロック23との間にはクランク室31が形成されており、クランク室31には潤滑オイルが封入されて上記のオイル溜りを形成している。圧縮機構13はピストン33とシリンダ35からなり、シリンダ35はシリンダブロック23に周方向等間隔に複数個形成されており、各ピストン33は各シリンダ35に係合している。
駆動軸7は滑り軸受5,37により前後両端部をフロントハウジング3とシリンダブロック23に支持され、ハウジング3とラグ9との間に配置されたスラストベアリング39は駆動軸7に掛かる左方へのスラスト力を受けており、リテーナ41とシリンダブロック23との間に配置されたスラストベアリング43は駆動軸7に掛かる右方へのスラスト力を受けている。
図2のように、オイル導入部17はラグ9の円盤状部分45に2箇所設けられており、図3のように、オイル流路15はハブ47の左方から、滑り軸受5とラグ9との間に設けられた空間49に向けて開口しており、溝19とオイル流路15と空間49とによって、滑り軸受5にオイルを供給するオイルの供給流路21が構成され、溝19がオイル溜りから掻き込んだオイルはオイル流路15から空間49を介して滑り軸受5を右端部から潤滑する。また、オイル導入部17を、オイルがラグ9の回転に伴って回転中心軸側に移動する方向に屈曲させたから、掻き込んだオイルは効率よく滑り軸受5に供給される。
また、スラストベアリング39はラグ9と斜板11とリンク機構57などの回転により撥ね上げられたオイルによって潤滑され、このオイルはフロントハウジング3に設けられたオイル流路51を下り、駆動軸7とフロントハウジング3との間に配置されたシール53を潤滑し、滑り軸受5を左端側から潤滑する。
駆動軸7の外周にはスリーブ55が摺動自在に取り付けられており、スリーブ55にはリンク機構57を介してジャーナル59が揺動自在に連結されている。斜板11はジャーナル59に固定され、半球状のピストンシュー61,61を介し外縁部の両面で各ピストン33と揺動自在に連結されている。スリーブ55は、ラグ9との間に配置されたデストロークスプリング63と、リテーナ41との間に配置されたリターンスプリング65と、圧縮機構13の吐出圧(Pd)と吸入圧(Ps)との差圧(Pd−Ps)などによって軸方向に支持されており、スリーブ55がシリンダブロック23側に移動すると斜板11の揺動角度(各ピストン33のストローク)が小さくなり、スリーブ55がラグ9側に移動すると揺動角度が大きくなる。
リヤハウジング27に形成された冷媒吸入室67はエバポレータ側に接続され、冷媒吐出室69はコンデンサ側に接続されており、流量制御弁71は冷媒吐出室69とクランク室31との間で冷媒を移動させ、差圧(Pd−Ps)を制御して斜板11の揺動角度を調整する。
入力プーリに入力したエンジンからの回転トルクは駆動軸7(ラグ9)を回転させ、この回転はリンク機構57を介してジャーナル59(斜板11)に伝達され、斜板11は各ピストンシュー61と摺動しながら、その揺動角度に応じたストロークで各ピストン33を往復移動させて各圧縮機構13を駆動し、各圧縮機構13はこのストロークに応じた量の冷媒をエバポレータから吸入し、圧縮してコンデンサに吐出する。
次に、斜板式圧縮機1の効果を説明する。
オイルを掻き込んで滑り軸受5に供給するオイル導入部17を設けたことにより、滑り軸受5のオイル不足と潤滑不良が防止され、正常な機能と耐久性が保たれる。従って、低コストであり、配置スペースが狭くてすむという滑り軸受5の利点をそのまま享受できる。
また、ラグ9の円盤状部分45に溝19を設けたことにより、オイル導入部17の開口部が広くなり、これに伴ってオイルの掻き込み効率と滑り軸受5の潤滑機能が大きく向上している。
また、オイル導入部17をオイルの掻き込みと移送が促進される方向に屈曲させると共に、溝19からオイル流路15を介して滑り軸受5に至るオイルの供給流路21を形成したから、滑り軸受5の潤滑機能がさらに向上した。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
なお、本発明は上述した実施形態のみに限定解釈されるものではなく、本発明の技術的な範囲内で様々な変更が可能である。
斜板式圧縮機1の縦断面図である。 ラグ9の平面図である。 オイル導入部17に沿って切断したラグ9の縦断面図である。
符号の説明
1 斜板式圧縮機
3 フロントハウジング(ハウジング)
5 滑り軸受
7 駆動軸
9 ラグ
11 斜板
13 圧縮機構
15 オイル流路
17 オイル導入部
19 溝(開口部)
21 オイルの供給流路

Claims (4)

  1. オイル溜りを有するハウジング(3)と、前記ハウジング(3)に滑り軸受(5)を介して支持された駆動軸(7)と、前記滑り軸受(5)に近接した箇所で、前記駆動軸(7)に固定されたラグ(9)と、前記ラグ(9)の回転に伴って回転し、前記駆動軸(7)に対する揺動角度を調整可能な斜板(11)と、前記斜板(11)の揺動によって駆動される圧縮機構(13)とを備えた斜板式圧縮機(1)であって、
    前記ラグ(9)に、開口部(19)とオイル流路(15)とを有するオイル導入部(17)を設け、
    ラグ(9)の回転に伴って、前記開口部(19)から前記オイル溜りのオイルを掻き込み、掻き込んだオイルを前記オイル流路(15)から前記滑り軸受(5)に供給することを特徴とする斜板式圧縮機(1)。
  2. 請求項1に記載された発明であって、
    前記オイル導入部(17)の開口部(19)は、前記ラグ(9)の軸方向側面に設けられた溝であることを特徴とする斜板式圧縮機(1)。
  3. 請求項1または請求項2に記載された発明であって、
    前記オイル導入部(17)は、掻き込んだオイルを前記ラグ(9)の回転に伴って回転中心軸側に移動させる方向に屈曲していることを特徴とする斜板式圧縮機(1)。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載された発明であって、
    前記開口部(19)からオイル流路(15)を介して前記滑り軸受(5)に至るオイルの供給流路(21)を形成したことを特徴とする斜板式圧縮機(1)。
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