JP2006057490A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 効率的にラジアル軸受およびシール部材を潤滑および冷却できる圧縮機の提供を図る。
【解決手段】 クランク室5内に駆動軸10と一体に回転する回転部材(ラグプレート21)を設け、ハウジング4は貫通孔4cの径方向外側に回転部材21に対向する対向面4eを備え、回転部材21のハウジング4との対向面21aに羽根43を設けた。そのため、駆動軸10と一体に回転部材21が回転すると、ハウジング4と回転部材21との対向面(4e、21a)間の流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が羽根43によって外周側(クランク室5)に押り出される。この羽根43のポンピング作用により、クランク室5内の流体は、クランク室5→オイル供給通路41→隔離空間R2→ラジアル軸受17→ハウジング4と回転部材21との対向面間R1→クランク室5へと移動する。結果、効率的にラジアル軸受17およびリップシール19に潤滑オイルを供給できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば車両用空調装置などに利用される圧縮機に関する。
この種の圧縮機では、ハウジング(フロントハウジング、シリンダブロック)内に駆動軸が回転可能に支持され、この駆動軸の一端が貫通孔からハウジング外に突出している。貫通孔内には、駆動軸を回転自在に支持するラジアル軸受と、ラジアル軸受より外部側で駆動軸と貫通孔との隙間をシールするシール部材と、が設けれている。このシール部材およびラジアル軸受では潤滑オイルが不足する虞があるため、従来技術では、クランク室から、シール部材とラジアル軸受との間の隔離空間へ向けてオイル供給通路を設けたものがある(例えば特許文献1および2)。このような構造では、クランク室から隔離空間に潤滑オイルを供給することで、ラジアル軸受およびシール部材に潤滑オイルを供給できる。
特開2002−310067号公報 特開平10−227281号公報
しかしながら前記従来技術では、オイル供給通路から隔離空間への潤滑オイルの供給が不足する場合が考えられる。例えば、駆動軸が高回転で回転する場合や、クラッチレス圧縮機に適用されて駆動軸が常時回転する場合などは、潤滑ならびに冷却のため、ラジアル軸受およびシール部材にさらに多くの潤滑オイルを供給したい。
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、その目的は、効率的にラジアル軸受およびシール部材に潤滑オイルを供給できる圧縮機の提供である。
請求項1の発明によれば、内部にクランク室を形成するハウジングと、前記クランク室内に配置され且つ前記ハウジングに形成された貫通孔を通じて一端が前記ハウジング外に突出する回転軸と、前記貫通孔内に配置され前記回転軸を回転自在に支持するラジアル軸受と、前記貫通孔内の前記ラジアル軸受より外部側に配置され且つ前記回転軸と前記貫通孔との隙間をシールするシール部材と、前記貫通孔内の前記シール部材および前記ラジアル軸受の間に画成される隔離空間と前記クランク室とを連通するオイル供給通路と、を備えた圧縮機であって、
前記クランク室内に、前記回転軸に固定されて前記回転軸と一体に回転する回転部材を設け、前記ハウジングは、前記貫通孔の径方向外側に前記回転部材に対向する対向面を備え、前記回転部材の前記ハウジングとの対向面に、前記回転部材の回転に伴って対向面間の流体を外周方向に送り出す羽根を設けたことを特徴とするものである。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の圧縮機であって、前記ハウジングと前記回転部材との対向面間にはスラスト軸受が介在していることを特徴とするものである。
請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の圧縮機であって、前記オイル供給通路は、前記クランク室の底部に貯留する潤滑オイルの液面下に開口していることを特徴とするものである。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の圧縮機であって、前記回転部材は、ピストンストロークを決める斜板に連結され、該斜板の傾動を許容しつつ該斜板と一体的に回転するラグプレートであることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の圧縮機であって、駆動源からの駆動力をクラッチを介さずに駆動軸に連結するクラッチレス式であることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、回転軸と一体に回転部材が回転すると、ハウジングと回転部材との対向面間の流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が、羽根により外周側(クランク室)に押し出される。この羽根のポンピング作用により、クランク室内の流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)がクランク室→オイル供給通路→隔離空間→ラジアル軸受→ハウジングと回転部材との対向面間→クランク室へと移動する。結果、ラジアル軸受およびリップシールに効率的に潤滑オイルを供給できる。
請求項2の発明によれば、ハウジングと回転部材との対向面間にはスラスト軸受が介在しているめ、対向面間に流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が流れにくい構造となり、請求項1の構造がより効果的に作用する。
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明の効果に加え、オイル供給通路はクランク室の底部に貯留する潤滑オイルの液面下に開口しているため、羽根のポンピング作用を利用して、液状潤滑オイルをクランク室底部からオイル供給通路を介してラジアル軸受およびリップシールに常時供給できる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の発明の効果に加え、回転部材はラグプレートであるため、別途の回転部材を設ける必要がなく、圧縮機の製造原価を削減できる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜4の発明の効果に加え、圧縮機がクラッチレス式の圧縮機であるため、駆動軸とリップシールは常時摺動接触することとになる。このような構造ではリップシールの過度の発熱が懸念されるため、請求項1〜4にように十分な潤滑オイルをリップシールに供給できる構造が好ましい。
以下、本発明にかかる一実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、圧縮機の全体の概略構造を説明する。図1第1実施形態の圧縮機の構造を概略的に示す側断面図である。図1に示すように、圧縮機は、クラッチレス式の可変容量圧縮機である。
圧縮機の全体構造
圧縮機は、シリンダブロック2と、フロントハウジング4と、リアハウジング6と、バルブプレート9と、によりそのハウジングを構成している。
シリンダブロック2は、全体として円柱状に形成されている。シリンダブロック2には、ピストン29を摺動自在に保持するシリンダボア(圧縮室)3が貫通形成されている。シリンダボア3は、シリンダブロック2の軸線方向に向けて貫通するもので、且つ、シリンダブロック2の円周方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。
フロントハウジング4は全体として略円形容器状に形成されている。フロントハウジング4は、シリンダブロック2の前端面に接合され該シリンダブロック2との間にクランク室5を形成する。
クランク室5内には、駆動軸10が設けられている。駆動軸10は、一端部がシリンダブロック2中心部の貫通孔2cに軸受15を介して回転自在に支持され、他端部がフロントハウジング4中心部の貫通孔4cに軸受17を介して回転自在に支持されている。なお、フロントハウジング4の貫通孔4cにはラジアル軸受17よりも開口端側にリップシール19が設けられている。このリップシール19は、クランク室5内の冷媒が貫通孔4c(駆動軸10)に沿って漏洩するの防ぐために、駆動軸10の外周面に押接され、駆動軸10の回転時には駆動軸10と強く摺動接触するようになっている。
また、クランク室5内には、駆動軸10の軸方向にスライド自在に装着された図示せぬスリーブに対して揺動自在に装着されたジャーナル24と、該ジャーナル24に固定された斜板26と、が設けられている。これにより斜板26は、駆動軸10上をスライド自在であるとともに駆動軸10に対して傾動自在となっている。
また、クランク室5内には、駆動軸10に固定されて駆動軸10と一体的に回転するラグプレート21が設けられている。なお、ラグプレート21は、フロントハウジング4の縦壁部4aにスラスト軸受18を介して回転自在に支持されており、該縦壁部4aに近接配置されている。このラグプレート21とジャーナル21とはリンク27を介して連結されていて、リンク27によりラグプレート21とジャーナル24(および斜板26)が一体に回転するようになっている。このとき、ジャーナル24およびこれに固定された斜板26は、傾斜角を変化できる状態である。
そして、各シリンダボア3に収容されたピストン29は、一対のシュー30を介して斜板26と連結されていて、これによりピストン29は斜板26が回転すると斜板26の傾斜角に応じたストロークでシリンダボア3内をピストン運動する。
リアハウジング6は、全体として略カップ形状にに形成されている。リアハウジング6は、シリンダブロック2の後端面にバルブプレート9を介して接合されている。リアハウジング6とバルブプレート9との間には吸入室7および吐出室8が形成され、これら吸入室7及び吐出室8は図示せぬ外部循環回路に接続されている。
バルブプレート9は、全体として略円板状に形成され、貫通孔(吸入孔11および吐出孔12)を備えている。吸入孔11はシリンダボア3と吸入室7とを連通する通路であり、一方、吐出孔12はシリンダボア3と吐出室8とを連通する通路である。また、吸入孔11はシリンダボア3側に位置する吸入弁11vにより開閉され、一方、吐出孔12は吐出室8側に位置する吐出弁12vにより開閉される。なお、吸入弁11vおよび吐出弁12vは、金属板に形成されたフラッパ弁として形成されている。
駆動伝達機構
駆動軸10の一端部にはクラッチレス式の駆動伝達機構30が装着されている。駆動伝達機構30は、フロントハウジング4のボス部4bの外周側に回転自在に取り付けられ且つ外部駆動源Eによって回転するプーリ31と、駆動軸10の突出端に固定されて駆動軸10と一体に回転するドライブプレート32と、プーリ31とドライブプレート32とを連結する連結部33と、を備えている。連結部33は、トルクリミッター機能を有するもので、しきい値以下の回転負荷ではプーリ31とドライブプレート32とを一体に連結し、しきい値以上の回転負荷ではプーリ31とドライブプレート32と連結を破断する。これにより、ピストン29の焼き付きなど異常時にプーリ31およびドライブプレート32の一方が突然停止しても、連結部33が破断してその他の部品を破損させないようになっている。
圧縮機の基本動作
外部駆動源Eによってプーリ31が回転するとドライブプレート32ならびに駆動軸10が回転する。駆動軸10が回転すると、ラグプレート21が回転し、これに伴い斜板26が回転する。斜板26が回転すると斜板26の傾斜角に応じたストロークでピストン29が往復動する。
このピストン29の往復動により、被圧縮媒体(例えば冷媒)が、外部循環回路→吸入室7→バルブプレート9の吸入孔11→シリンダボア3内へと吸入されてこのシリンダボア3内で高温高圧に圧縮され、そして、シリンダボア3→バルブプレート9の吐出孔12→吐出室8→外部循環回路へと吐出される。
圧縮機の吐出量の制御(斜板の傾斜角の制御)
吐出容量を可変とするために、圧縮機には、クランク室5と吸入室7とを常時連通する抽気通路(図示せず)と、クランク室5と吐出室8とを連通する給気通路(図示せず)と、該給気通路を開閉する制御弁(図示せず)と、が設けられている。上記抽気通路は、クランク室5内の冷媒ガス圧力に応じてクランク室5内の冷媒ガスを吸入室7へ帰還させる通路である。上記給気通路は、制御弁により開閉されて吐出室8からクランク室5に向けて流れる冷媒ガスを吸入する通路である。制御弁の開閉制御によりクランク室5(ピストンの背面圧)が調整されると、ピストンストロークが変化して(つまり斜板26の傾斜角が変化して)、圧縮機の吐出量が変化する。
潤滑オイルの供給
次に図2〜5を参照しつつ圧縮機内の摺動部への潤滑オイルの供給について説明する。図2は本実施形態の圧縮機の要部の断面図である。なお図2において、駆動軸10に装着される部品(ジャーナル24、斜板26、リンク27等)はラグプレート21を除いて省略されている。
圧縮機で圧縮される冷媒には潤滑オイルが混合されており、クランク室5内にはミスト状の潤滑オイルが充満している。これは、シリンダボア3とピストン29との隙間からクランク室5内に漏れるブローバイガス(冷媒ガス)中にはミスト状の潤滑オイルが含まれているとともに、クランク室5の底部に貯留する液状の潤滑オイルが、斜板26の回転持に掻き上げられてミスト状の潤滑オイルとなるためである。
クランク室5内を漂うミスト状の潤滑オイルは、クランク室5内の摺動部品(軸受15、17、18やヒンジ機構)などの隙間に入り込みこれら摺動部品の潤滑を行っている。
ここで、フロントハウジング4とラグプレート21との対向面(4e、21a)間にスラスト軸受18および空間R1が存在するため、貫通孔4c内のラジアル軸受17およびリップシール19への潤滑オイルの供給はスムーズに行かない。そのため、これらラジアル軸受17およびリップシール19への潤滑オイルの供給は、フロントハウジング4の壁部4aに貫通形成されたオイル供給通路41を通じて行われる。オイル供給通路41は、貫通孔4c内のリップシール19とラジアル軸受17との間の隔離空間R2と、スラスト軸受18よりも外周側でクランク室5と、を連通している。
オイル供給通路41のクランク室5側の開口41aは、クランク室5底部に向けられており、液状の潤滑オイル40の液面下に位置している。また、オイル供給通路41の隔離空間R2側の開口41bは、リップシール19のリップリング部19bに向けられている。
そして、この実施形態では、クランク室5からオイル供給通路41を介して隔離空間R2へオイル供給をスムーズに行うため、ラグプレート21のフロントハウジング4との対向面21aに、対向面間R1に臨む複数の羽根43が設けられている。ラグプレート21の羽根43は、ラグプレート21の中心から略放射状に設けられ、回転方向に対して所定の傾斜角で直線または湾曲して設けれている。
ラグプレート21が回転すると、羽根43により空間R1内の流体(おもに冷媒ガス)は外方に移動し(図4参照)スラスト軸受18内の隙間を通じてスラスト軸受18より外周側(クランク室5)に押し出される。これにより、流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が強制的にクランク室5→オイル供給通路41→隔離空間R2→ラジアル軸受17→空間R1→スラスト軸受18→クランク室5へと移動する。結果、ラジアル軸受17およびリップシール19の潤滑および冷却を効率的にできる。
なお、図2中符号45は、スラスト軸受18を位置決めするためにスラスト軸受18の内周縁に沿って形成された環状の凸部である。
効果
以下、この第1実施形態の効果をまとめる。
第1に、この第1実施形態は、クランク室5内に駆動軸10に固定されて駆動軸10と一体に回転する回転部材(ラグプレート21)を設け、ハウジング4は貫通孔4cの径方向外側に回転部材21に対向する対向面4eを備え、回転部材21のハウジング4との対向面21aに、回転部材21の回転に伴って対向面4e間の流体を外周方向に送り出す羽根43を設けた構造である。
そのため、駆動軸10と一体に回転部材21が回転すると、ハウジング4と回転部材21との対向面(4e、21a)間の流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が羽根43によって外周側(クランク室5)に押し出される。この羽根43のポンピング作用により、クランク室5内の流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が、クランク室5→オイル供給通路41→隔離空間R2→ラジアル軸受17→ハウジング4と回転部材21との対向面間R1→クランク室5へと移動する。結果、ラジアル軸受17およびリップシール19に効率的に潤滑オイルを供給できる。
第2に、この第1実施形態は、ハウジング4と回転部材21との対向面間R1にはスラスト軸受18が介在する構造である。そのため、対向面間R1に流体(冷媒ガスおよび潤滑オイル)が流れにくい構造となり、羽根43のポンピング作用がより効果的に作用する。
第3に、この第1実施形態によれば、オイル供給通路41はクランク室5の底部に貯留する潤滑オイル40の液面下に開口した構造である。そのため、羽根43のポンピング作用を利用して、液状の潤滑オイルをラジアル軸受17およびリップシール19に常時供給できる。
第4に、この第1実施形態によれば、回転部材21はラグプレート21であるため、別途の回転部材を設ける必要がなく、圧縮機の製造原価を削減できる。
第5に、この第1実施形態によれば、圧縮機がクラッチレス式圧縮機であるため、駆動軸10とリップシール19は常時摺動接触することとなる。このような構造ではリップシール19の過度の発熱が懸念されるため、上述のように十分な潤滑オイルをリップシール19に供給できる構造が好ましい。
以下、その他の実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様に構造については同一符号を付けて構造およびその作用効果を説明する。
(第2実施形態)
図6〜図7は本発明の第2実施形態を示すものである。
この第2実施形態の圧縮機は、回転部材としてのラグプレート21Aの羽根43Aがスラスト軸受18Aよりも径方向外側に設けられている点で、回転部材としてのラグプレート21の羽根43がスラスト軸受18よりも径方向内側に設けられている第1実施形態と異なっている。この第2実施形態によれば、羽根43Aの位置が異なるものの第1実施形態と同様に効果を得ることができる。
(変形例)
なお、本発明は上述の第1〜第2実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例も含まれるものとする。
なお、第1〜第2実施形態では、羽根はシロッコファン型であるが、本発明では羽根はその他の形状であってもよい。
また、第1〜第2実施形態では、オイル供給通路が隔離空間に向けて上傾斜になっているが、本発明ではオイル供給通路はクランク室の上部に向けて開口して隔離空間に向けて下り傾斜であってもよい。この場合、オイル供給通路の内部または開口端周縁に付着した潤滑オイルが、自重により隔離空間に移動する。そのため、第1〜2実施形態のように、オイル供給通路を隔離空間に向けて上り傾斜に構成すると十分なオイルの吸い上げ効果が期待できない場合などには、好ましい。
圧縮機の全体構造を示す概略図。 第1実施形態の圧縮機の要部を示す断面図。 図2中のIV部の拡大断面図。 第1実施形態の圧縮機に用いるラグプレートの正面図。 図4のラグプレートの斜視図。 第2実施形態の圧縮機の要部を示す断面図。 第2実施形態の圧縮機に用いるラグプレートの正面図。
符号の説明
4…フロントハウジング(ハウジング)
4c…貫通孔
4e…対向面
5…クランク室
10…駆動軸
17…ラジアル軸受
18…スラスト軸受
18A…スラスト軸受
19…リップシール(シール部材)
19b…リップリング部
21、21A…ラグプレート(回転部材)
21a…対向面
24…ジャーナル
26…斜板
29…ピストン
40…潤滑オイル
41…オイル供給通路
41a…開口
43、43A…羽根
E…外部駆動源
R1…対向面間
R2…隔離空間

Claims (5)

  1. 内部にクランク室(5)を形成するハウジング(4)と、
    前記クランク室(5)内に配置され且つ前記ハウジング(4)に形成された貫通孔(4c)を通じて一端が前記ハウジング(4)外に突出する回転軸(10)と、
    前記貫通孔(4c)内に配置され前記回転軸(10)を回転自在に支持するラジアル軸受(17)と、
    前記貫通孔(4c)内の前記ラジアル軸受(17)より外部側に配置され、前記回転軸(10)と前記貫通孔(4c)との隙間をシールするシール部材(19)と、
    前記貫通孔(4c)内の前記シール部材(19)と前記ラジアル軸受(17)との間に画成される隔離空間(R2)と、前記クランク室(5)と、を連通するオイル供給通路(41)と、
    を備えた圧縮機であって、
    前記クランク室(5)内に、前記回転軸(10)に固定されて前記回転軸(10)と一体に回転する回転部材(21)を設け、
    前記ハウジング(4)は、前記貫通孔(4c)の径方向外側に前記回転部材(21)に対向する対向面(4e)を備え、
    前記回転部材(21)の前記ハウジング(4)との対向面(21a)に、前記回転部材(21)の回転に伴って対向面間(R1)の流体を外周方向に送り出す羽根(43)を設けたことを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機であって、
    前記ハウジング(4)と前記回転部材(21)との対向面間(R1)にはスラスト軸受(18)が介在していることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1または2に記載の圧縮機であって、
    前記オイル供給通路(41)は、前記クランク室(5)の底部に貯留する潤滑オイル(40)の液面下に開口していることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の圧縮機であって、
    前記回転部材(21)は、傾斜角に応じてピストンストロークを決める斜板(26)に連結され、該斜板(26)の傾動を許容しつつ該斜板(26)と一体的に回転するラグプレート(21)であることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の圧縮機であって、
    駆動源(E)からの駆動力をクラッチを介さずに前記回転軸(10)に連結したクラッチレス式圧縮機であることを特徴とする圧縮機。
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