JP2019112980A - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速回転時の動力損失を低減可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供する。【解決手段】本発明の容量可変型斜板式圧縮機では、駆動軸19にクランク室11と吸入室7aとを連通する抽気通路45の一部をなす軸孔19bが形成されている。駆動軸19には、軸孔19b内を流れる冷媒ガスに逆方向の流れを付与し、駆動軸19の回転数が増加すると抽気通路45を流れる冷媒ガスの流量を減少させるフィン55f、19cが設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は容量可変型斜板式圧縮機に関する。
特許文献1に従来の容量可変型斜板式圧縮機が開示されている。この圧縮機は、ハウジング、駆動軸、斜板、複数のピストン等を備えている。ハウジングは、吸入室、複数のシリンダボア、クランク室及び吐出室を有している。駆動軸は、ハウジングに支承されてクランク室内に回転可能に延在している。斜板は、駆動軸によって回転可能にクランク室内に設けられている。斜板は、吐出室と連通可能なクランク室内の圧力によって傾斜角度を変更可能である。各ピストンは、シリンダボア内に収容され、斜板に連結されてシリンダボア内を往復動する。
また、ハウジングに容量制御弁と制御通路の一部をなす弁室とが形成されている。容量制御弁は、吸入室内の吸入圧力又は吐出室内の吐出圧力によってクランク室内の圧力を変更可能である。制御通路は、クランク室と吸入室とを連通する抽気通路の一部である。弁室には抽気通路の開度を調整する弁体が設けられている。
この種の圧縮機では、シリンダボアとピストンとの間隙により、ブローバイガスがクランク室に流入する。このブローバイガスによってクランク室内の圧力が過剰に上がり過ぎないようにするため、抽気通路の開度により、冷媒ガスがクランク室から吸入室に排出される。一方、傾斜角度の増減によって駆動軸の1回転当たりの吐出容量を増減する際、吐出室内の吐出圧力の冷媒ガスをクランク室に供給してクランク室内の圧力を高めていることから、ある程度の動力損失は否めない。
特開2011−185138号公報
しかし、上記のような圧縮機では、低速回転時にシリンダボアとピストンとの間のシール性が不可避的に低下し、ブローバイガスの量が多くなる。このため、低速回転時を基準として抽気通路の内径を大きくするような設計を行なうと、高速回転時にはクランク室から多量の冷媒ガスが吸入室に排出され、高速回転時の動力損失が大きくなってしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高速回転時の動力損失を低減可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、吸入室、シリンダボア、クランク室及び吐出室を有するハウジングと、
前記ハウジングに支承されて前記クランク室内に回転可能に延在する駆動軸と、
前記駆動軸によって回転可能に前記クランク室に設けられ、前記吐出室と連通可能な前記クランク室内の圧力によって傾斜角度を変更可能な斜板と、
前記シリンダボア内に収容され、前記斜板に連結されて前記シリンダボア内を往復動するピストンと、を備え、
前記駆動軸には、前記クランク室と前記吸入室とを連通する抽気通路の一部をなす軸孔が形成され、
前記駆動軸には、前記軸孔内を流れる冷媒ガスに対して前記駆動軸の回転によって逆方向の流れを付与し、前記駆動軸の回転数が増加すると前記抽気通路を流れる前記冷媒ガスの流量を減少させるフィンが設けられていることを特徴とする。
本発明の圧縮機では、駆動軸に設けられたフィンが軸孔内を流れる冷媒ガスに逆方向の流れを付与する。そして、フィンは、駆動軸の回転数が増加すると、抽気通路を流れる冷媒ガスの流量を減少させる。逆に、駆動軸の回転数が減少すると、抽気通路を流れる冷媒ガスの流量は増大する。このため、低速回転時を基準として抽気通路の内径の設計を行なっても、高速回転時には、クランク室から抽気通路を経て吸入室へ排出される冷媒ガスの流量を減らすことができる。
したがって、本発明の圧縮機によれば、高速回転時の動力損失を低減することが可能となる。
駆動軸の一端に駆動軸と一体回転可能な回転体が設けられ。フィンが回転体に設けられてもよい。この場合、駆動軸に間接的にフィンを設け、駆動軸の寸法に制約されることなく、最適な形状、大きさのフィンを設けることができ、設計の自由度を増すことができる。
ハウジングには、駆動軸の一端側に位置して、回転体が配置される中継室が形成され得る。そして、回転体の内部には、中継室内に位置して内部に吸入室と連通する圧力調整室が形成されていることも好ましい。この場合、低速回転時を基準として圧力調整室と吸入室とを連通する絞り孔の内径の設計を行うことにより、高速回転時に吸入室へ排出される冷媒ガスの流量を減らし、高速回転時の動力損失を容易に低減することが可能となる。
回転体は、駆動軸から拡径するテーパ部を有して冷媒ガスから潤滑油を分離するセパレータであることが好ましい。この場合、セパレータにフィンが設けられるため、部品点数の増大を防止することができる。セパレータは、駆動軸の一端を当て止めるシャフトストッパを兼ね得る。
フィンは軸孔内に設けられていることも好ましい。この場合、駆動軸に直接的にフィンを設け、駆動軸の製造の際に容易にフィンを設けることができる。軸孔内に形成したねじ溝をフィンとしてもよく、軸孔内にフィンを形成する部材を圧入等してもよい。
本発明の圧縮機によれば、高速回転時の動力損失を低減することが可能である。
図1は、実施例1の圧縮機に係り、傾斜角度が最大傾斜角度であるときの断面図である。 図2は、実施例1の圧縮機に係り、傾斜角度が最小傾斜角度であるときの断面図である。 図3は、実施例1の圧縮機に係り、吸入室、吐出室及びクランク室の模式構成図である。 図4は、実施例1の圧縮機に係り、シャフトストッパを兼ねたセパレータの拡大断面図である。 図5は、実施例1の圧縮機に係り、セパレータの拡大背面図である。 図6は、実施例2の圧縮機に係り、傾斜角度が最大傾斜角度であるときの断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1の容量可変型斜板式圧縮機は車両の空調装置に用いられるものである。この圧縮機では、図1及び図2に示すように、シリンダブロック1とフロントハウジング3とが両者の間にガスケット5を介して締結されている。また、シリンダブロック1とリヤハウジング7とが両者の間に弁ユニット9を介して締結されている。これらシリンダブロック1、フロントハウジング3、ガスケット5、弁ユニット9及びリヤハウジング7がハウジングに相当する。以下、フロントハウジング3側を前方とし、リヤハウジング7側を後方として説明する。
シリンダブロック1とフロントハウジング3との間にはクランク室11が形成されている。フロントハウジング3及びシリンダブロック1には軸孔3a、1aが貫設されている。軸孔3aには軸封装置13及びラジアル軸受15が設けられ、軸孔1aにはラジアル軸受17が設けられ、これら軸封装置13及びラジアル軸受15、17を介して駆動軸19がハウジングに回転可能に支承されている。シリンダブロック1には、駆動軸19の駆動軸心Oと平行に延びるシリンダボア1bが複数個貫設されている。
リヤハウジング7には、弁ユニット9を介して各シリンダボア1bと連通可能な吸入室7a及び吐出室7bが形成されている。吐出室7bは吸入室7aを囲むように環状又はU字形状をなしている。また、リヤハウジング7には、吸入絞り弁21、容量制御弁23及び逆止弁25が設けられている。弁ユニット9は、吸入弁板9a、バルブプレート9b、吐出弁板9c及びリテーナ板9dが一体とされたものである。シリンダブロック1の後端の中心側には軸孔1aと連通する中継室1cが形成され、中継室1cは弁ユニット9の吸入弁板9aと対面している。駆動軸19の後端には、中継室1c内に位置して駆動軸19と一体回転可能にセパレータ55が設けられている。セパレータ55が回転体に相当する。
駆動軸19は、前端がフロントハウジング3から露出し、中央がクランク室11に臨んでいる。駆動軸19には図示しないプーリや電磁クラッチが接続され、駆動軸19はプーリや電磁クラッチに巻き掛けられるベルトを介してエンジン等の駆動源によって回転駆動されるようになっている。また、各シリンダボア1b内にはそれぞれピストン27が往復動可能に収納されている。各ピストン27はそれぞれシリンダボア1b内に圧縮室29を形成している。
クランク室11内では、ラグプレート31が駆動軸19に固定されている。ラグプレート31とフロントハウジング3との間にはスラスト軸受33が設けられている。また、クランク室11内には斜板35が設けられている。斜板35には、駆動軸19を挿通させる挿通孔35aが形成されている。ラグプレート31と斜板35とはリンク機構37によって連結されている。斜板35は、リンク機構37の規制により、駆動軸19と同期回転可能とされているとともに、駆動軸心Oと直交する方向に対する傾斜角度が変更可能とされている。
また、ラグプレート31と斜板35との間には押圧ばね39とスリーブ41とが設けられている。押圧ばね39は、傾斜角度が小さくなる方向にスリーブ41を押圧する付勢力を有している。スリーブ41は押圧ばね39の付勢力によって斜板35と当接している。
斜板35と各ピストン27との間には、前後で対をなすシュー43が設けられている。斜板35が回転すると、各シュー43は、斜板35に対して滑り、各ピストン27に対して揺動運動を行なう。こうして、各ピストン27は、斜板35の回転によって傾斜角度に応じたストロークでシリンダボア1b内を往復動する。
駆動軸19には、径方向に延びて軸封装置13とラジアル軸受15との間の軸孔3aに開く径孔19aと、径孔19aと連通し、駆動軸心O方向に駆動軸19の後端まで延びて中継室1cに開く軸孔19bとが形成されている。軸封装置13とラジアル軸受15との間は、フロントハウジング3に形成された連通孔3bによってスラスト軸受33の背面を通じてクランク室11に連通している。中継室1cは、弁ユニット9に貫設された絞り孔9eによって吸入室7aと連通している。
セパレータ55は、図4及び図5に示すように、円筒状に形成されて駆動軸19の後端に圧入される小径部55aと、小径部55aの後端と連続し、後方に向かって拡径されたテーパ部55bと、テーパ部55bの後端と連続し、径外方向に広がるフランジ部55cとを有している。
テーパ部55bには、駆動軸心Oに向かって折り曲げられ、後端に開口55dが形成された油案内部55eが複数個形成されている。また、テーパ部55bの内面には複数枚のフィン55fが一体的に形成されている。各フィン55fは、前方から後方に向かって延びつつ、後方側が駆動軸19及びセパレータ55の回転方向(前方から見て時計回り)の先行側に湾曲している。
フランジ部55cは、駆動軸19が後方に移動する際に弁ユニット9の吸入弁板9aと当接し、摺接するようになっている。このため、図1及び図2に示すように、テーパ部55bの内側は、絞り孔9eによって吸入室7aと連通する圧力調整室1dとされている。連通孔3b、径孔19a、軸孔19b、圧力調整室1d及び絞り孔9eがクランク室11と吸入室7aとを連通する抽気通路45(図3参照)に相当する。また、セパレータ55が駆動軸19の後端を当て止めるシャフトストッパを兼ねている。
図3に示すように、吸入室7aはエバポレータに接続されており、吸入室7aのエバポレータ側には吸入絞り弁21が設けられている。吸入絞り弁21はエバポレータ側の圧力に応じて吸入室7aが吸入する冷媒ガスの流量を少なくする。吐出室7bはコンデンサに接続されており、吐出室7bのコンデンサ側には逆止弁25が設けられている。逆止弁25はコンデンサ側の冷媒ガスが吐出室7bに逆流することを阻止する。
吸入室7aとクランク室11とは抽気通路45によって連通されており、抽気通路45の一部である軸孔19bにセパレータ55が設けられている。また、吐出室7bとクランク室11とは給気通路54によって連通されており、給気通路54の途中に容量制御弁23が設けられている。なお、図1及び図2では、給気通路54の図示を省略している。図3に示すように、容量制御弁23は、検知通路57により吸入室7aに連通しているとともに、コントローラ59に電気的に接続されている。
コンデンサ、図示しない膨張弁、エバポレータ及び圧縮機が車両の冷凍回路を構成している。冷凍回路内には潤滑油を混合した冷媒ガスが封入される。
以上のように構成された圧縮機では、エンジン等の駆動源によって駆動軸19が回転され、ラグプレート31及び斜板35が駆動軸19と同期回転する。このため、各ピストン27が斜板35の傾斜角度に応じたストロークでシリンダボア1b内を往復動し、圧縮室29内に吸入室7a内の冷媒ガスを吸入し、圧縮室29内で冷媒ガスを圧縮し、圧縮室29から高圧の冷媒ガスを吐出室7bに吐出する。吸入室7a内にはエバポレータから冷媒ガスが供給され、吐出室7b内の高圧の冷媒ガスがコンデンサに供給される。
この間、シリンダボア1aとピストン27との間隙により、ブローバイガスがクランク室11に流入する。
一方、吸入室7aの吸入圧力Psが設定圧力より高ければ、容量制御弁23は、給気通路54の開度を縮小して吐出室7b内の吐出圧力Pdの冷媒ガスをクランク室11に供給しない。クランク室11内の冷媒ガスは、連通孔3b、径孔19a、軸孔19b、圧力調整室1d及び絞り孔9eの抽気通路45を経て吸入室7aに排出され、クランク室11の圧力Pcは低くなる。このため、各ピストン27に作用する背圧が低く、斜板35の傾斜角度が大きくなる。この状態では、吐出容量が大きい。
逆に、吸入室7aの吸入圧力Psが設定圧力より低くなったり、車両が加速等を行なえば、容量制御弁23は、給気通路54の開度を拡大して吐出室7b内の吐出圧力Pdの冷媒ガスをクランク室11に供給する。このため、クランク室11内の冷媒ガスを抽気通路45によって吸入室7aに排出していても、クランク室11の圧力Pcは高くなり、各ピストン27に作用する背圧が上がり、斜板35の傾斜角度が小さくなる。この状態では、吐出容量が小さい。
これらの間、図4及び図5に示すように、駆動軸19と一体に回転するセパレータ55に設けられた各フィン55fは、軸孔19b内を流れる冷媒ガスに対し、セパレータ55の回転によって逆方向の流れを付与する。このため、駆動軸19の回転数が増加すると、各フィン55fは圧力調整室1dへ流入する冷媒ガスの流量を減少させる。このため、この際には、クランク室11からは小さい流量で冷媒ガスが吸入室7aに流入する。
逆に、駆動軸19の回転数が減少すると、軸孔19b内を流れる冷媒ガスに対して各フィン55fが付与する逆方向の流れが抑制され、圧力調整室1dへ流入する冷媒ガスの流量は増大する。このため、この際には、クランク室11からは大きな流量で冷媒ガスが吸入室7aに流入する。
このため、この圧縮機では、低速回転時を基準として抽気通路45の内径の設計を行なっても、高速回転時には、クランク室11から抽気通路45を経て吸入室7aへ排出される冷媒ガスの流量を減らすことができる。
したがって、この圧縮機によれば、高速回転時の動力損失を低減することが可能である。
また、この圧縮機では、駆動軸19の一端にセパレータ55を設け、フィン55fがこのセパレータ55に設けられている。このため、駆動軸19の寸法に制約されることなく、最適な形状、大きさのフィン55fを設けることができ、設計の自由度を増すことができる。
また、この圧縮機では、シリンダブロック1の中継室1c内にセパレータ55を設け、セパレータ55内に絞り孔9eによって吸入室7aと連通する圧力調整室1dを形成している。このため、低速回転時を基準として絞り孔1dの内径の設計を行うことにより、高速回転時に吸入室7aへ排出される冷媒ガスの流量を減らし、高速回転時の動力損失を容易に低減することが可能となっている。
また、セパレータ55の圧力調整室1d内に流入した冷媒ガスにはテーパ部55bの内面で遠心力が作用する。このため、含有する潤滑油がガス成分と分離され、油案内部55eの開口55dから中継室1c内に放出される。中継室1c内の潤滑油はラジアル軸受17の潤滑に供される。このセパレータ55が駆動軸19の一端を当て止めるシャフトストッパを兼ねているため、部品点数が増大することもない。
(実施例2)
実施例2の圧縮機では、図6に示すように、軸孔19bの後端にねじ加工が施されることにより、フィン19cが軸孔19b内に設けられている。軸孔19b内にフィンを形成する部材を圧入等してもよい。セパレータ57は実施例1のようなフィン55fが設けられていない。
他の構成は実施例1の圧縮機と同様である。この圧縮機では、駆動軸19の製造の際に容易にフィン19cを設けることができる。他の作用効果は実施例1と同様である。
なお、セパレータ57のような回転体を設けない場合には、フィン19cを有する軸孔19bを中継室1cと連通させる。この場合には、フィン19cは駆動軸19の回転数が増加すると、中継室1cへ流入する冷媒ガスの流量を減少させ。逆に、駆動軸19の回転数が減少すると、軸孔19b内の冷媒ガス流れに対するフィン19cによる逆方向の流れが抑制され、中継室1cへ流入する冷媒ガスの流量は増大する。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、抽気通路45は、フロントハウジング3に形成された連通孔3bを有していなくてもよく、径孔19aがクランク室11に直接連通していてもよい。
本発明の圧縮機では、傾斜角度が大きくなる方向に付勢力を有する付勢部材を設けることも可能である。
上記実施例1、2の圧縮機では、吐出圧力Pdの冷媒ガスをクランク室に供給してクランク室内の圧力Pcを変更する容量制御弁23を採用したが、本発明の圧縮機では、クランク室11内の冷媒ガスを吸入室7aに排出してクランク室内の圧力Pcを変更する容量制御弁や、吐出圧力Pdの冷媒ガスをクランク室に供給するとともにクランク室11内の冷媒ガスを吸入室7aに排出してクランク室内の圧力Pcを変更する容量制御弁を採用することも可能である。
本発明は空調装置等に利用可能である。
7a…吸入室
1a…シリンダボア
11…クランク室
7b…吐出室
1、3、5、7、9…ハウジング
19…駆動軸
Pc…クランク室内の圧力
35…斜板
27…ピストン
45…抽気通路
19b…軸孔
55f、19c…フィン
55…回転体、セパレータ
1c…中継室
1d…圧力調整室
55b…テーパ部

Claims (5)

  1. 吸入室、シリンダボア、クランク室及び吐出室を有するハウジングと、
    前記ハウジングに支承されて前記クランク室内に回転可能に延在する駆動軸と、
    前記駆動軸によって回転可能に前記クランク室に設けられ、前記吐出室と連通可能な前記クランク室内の圧力によって傾斜角度を変更可能な斜板と、
    前記シリンダボア内に収容され、前記斜板に連結されて前記シリンダボア内を往復動するピストンと、を備え、
    前記駆動軸には、前記クランク室と前記吸入室とを連通する抽気通路の一部をなす軸孔が形成され、
    前記駆動軸には、前記軸孔内を流れる冷媒ガスに対して前記駆動軸の回転によって逆方向の流れを付与し、前記駆動軸の回転数が増加すると前記抽気通路を流れる前記冷媒ガスの流量を減少させるフィンが設けられている容量可変型斜板式圧縮機。
  2. 前記駆動軸の一端には、前記駆動軸と一体回転可能な回転体が設けられ、
    前記フィンは前記回転体に設けられている請求項1記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 前記ハウジングには、前記駆動軸の一端側に位置して、前記回転体が配置される中継室が形成され、
    前記回転体の内部には、前記中継室内に位置して内部に前記吸入室と連通する圧力調整室が形成されている請求項2記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  4. 前記回転体は、前記駆動軸から拡径するテーパ部を有して前記冷媒ガスから潤滑油を分離するセパレータである請求項1乃至3のいずれか1項記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  5. 前記フィンは前記軸孔内に設けられている請求項1又は2記載の容量可変型斜板式圧縮機。
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