JP2009024567A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】抽気通路から吸入室へ流出するオイル量を低減できる圧縮機の提供を図る。
【解決手段】抽気通路31は、駆動軸10に径方向に向けて形成され且つ吸入室7と間接的に連通する径方向通路31bと、ロータ21に径方向に向けて形成され且つクランク室5と直接連通する径方向通路31aと、を少なくとも備えて構成されている。ロータの径方向通路31aと駆動軸の径方向通路31bとが互いにオフセットして配置され、ロータの径方向通路31aと駆動軸の径方向通路31bとを連通する連通部35が、駆動軸10とロータ21との圧入嵌合面65、67間に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、被圧縮媒体を圧縮する圧縮機に関し、特に車両用空調装置等の冷凍サイクルに介装されて冷凍サイクルを循環する冷媒を圧縮する圧縮機に関する。
する。
特許文献1に開示される圧縮機は、クランク室と吸入室とを連通する抽気通路を備えている。通常、クランク室内の各摺動部品に潤滑オイルを供給するためクランク室に潤滑オイルを貯留してある。そのため、抽気通路を備える圧縮機においては、クランク室内の潤滑オイルが抽気通路を通じて吸入室へ流出してしまい、主に以下の2つの問題点が生じる。第1に、潤滑オイルがクランク室から持ち出されてしまうと、クランク室内の摺動部品へのオイル供給が不足し、摺動部品に悪影響を与えてしまう。第2に、潤滑オイルがクランク室から持ち出されてしまうと、潤滑オイルがクランク室→吸入室→シリンダボア→吐出室→圧縮機外→冷凍サイクルの熱交換器(コンデンサ、エバポレータ)へと流通し、熱交換器の細管に付着して、熱交換器の熱交換効率を低下させてしまう。
このような観点から、従来の圧縮機には、特許文献2の図1〜3に開示されるようにクランク室と吸入室とを常時連通する抽気通路を駆動軸内に設け、抽気通路の入口部を駆動軸の径方向に設定したものがある。このような構造では、クランク室内に充満する冷媒に含まれるミスト状オイルは、抽気通路内に流れ込もうとする際に駆動軸の回転によって抽気通路の入口部の内周面に衝突して捕獲され、駆動軸の回転遠心力によってクランク室に押し戻されることとなる。そのため、クランク室内に充満する冷媒に含まれるミスト状オイルは、クランク室から吸入室へ流出しにくい構造となり、オイル流出量が減る。
特開昭62−203980号公報 特開2003−343440号公報
本発明はこのような従来技術をもとに為されたもので、その目的は抽気通路から吸入室へ流出してしまうオイル量をさらに低減できる圧縮機の提供である。
請求項1に記載の発明は、吸入室とクランク室とを連通する抽気通路が、駆動軸内において径方向に向けて形成され且つ間接的に前記吸入室に連通する径方向通路と、前記駆動軸に圧入固定されるロータ内において前記駆動軸の径方向通路とはオフセットした位置で径方向に向けて形成され且つ前記クランク室に連通する径方向通路と、前記駆動軸の外周面または前記ロータの内周面に形成され且つ前記ロータの径方向通路と前記駆動軸の径方向通路とを連通する連通部と、を少なくとも備えて構成をされていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の圧縮機であって、前記ロータの径方向通路の入口部は、その外周側よりも突設された筒状部として構成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の圧縮機であって、前記筒状部は、前記ロータと斜板とを連結するための連結機構とは周方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の圧縮機であって、前記ロータの径方向通路は、前記駆動軸の径方向通路よりも通路断面積が小さいことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の圧縮機であって、前記ロータの径方向通路は、前記駆動軸の径方向通路に対して前記ロータの回転方向逆側にずらして設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の圧縮機であって、前記ロータの径方向通路は、前記ロータの回転方向に沿って複数設けられていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の圧縮機であって、前記ロータの径方向通路は、第1の径方向通路と、前記第1の径方向通路よりも最小径部分の通路断面積が小さい第2の径方向通路と、を備えて構成され、前記第1の径方向通路は、前記駆動軸の径方向通路よりも前記ロータの回転方向逆側に配置され、前記第2の径方向通路は前記第1の径方向通路よりさらに前記ロータの回転方向逆側に配置されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の圧縮機であって、前記第2の径方向通路が外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に拡径するテーパ状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の圧縮機であって、前記ロータの径方向通路は、外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に縮径するテーパ状の第1の径方向通路と、外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に拡径するテーパ状の第2の径方向通路と、を備えて構成され、前記第1の径方向通路は、前記駆動軸の径方向通路よりも前記ロータの回転方向逆側に配置され、前記第2の径方向通路は前記第1の径方向通路よりさらに前記ロータの回転方向逆側に配置されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、クランク室から被圧縮媒体とともにミスト状オイルが抽気通路に流れ込む際に、ミスト状オイルがロータの径方向通路の内周面にぶつかり付着して遠心力でそのままクランク室に押し出される。ここで、仮にミスト状オイルがロータの径方向通路の内周面に捕獲されずにロータの径方向通路を通過してしまっても、その後そのまま駆動軸の径方向通路に流れ込むのではなく、連通部を流通してこの連通部内でさらに遠心分離されるため、ロータの径方向通路からクランク室に押し出されることとなる。そのため、従来に比べてオイル分離機能がさらに向上する。
請求項2に記載の発明によれば、ロータの径方向通路の入口部がロータの外周面から突出した筒状部として形成されているため、ロータの外周面に付着するオイルが、筒状部の段差を乗り越えて抽気通路に流入しにくくなる。
請求項3に記載の発明によれば、ロータの径方向通路の入口部が、筒状部として形成されるとともに連結機構とは周方向において重ならないように設けられているため、ロータを成型する際に、筒状部と連結機構が干渉することで型抜きの邪魔になることを防止できる。
請求項4に記載の発明によれば、ロータの径方向通路は駆動軸の径方向通路に対して通路断面積が小さく設定されているため、抽気通路の入口において抽気通路に流入する被圧縮媒体の流速が上がり、これにより被圧縮媒体に同伴されるミスト状オイルが慣性力でそのまま径方向通路の内周面または連通部の内周面に衝突しやすくなるため、ミスト状オイルをさらに分離しやすくなる。
請求項5に記載の発明によれば、連通部を流通する被圧縮媒体に含まれるミスト状オイルがより長い間遠心力を受けることになり、さらにオイル分離機能が向上する。これは、ロータの径方向通路から連通部に流入した被圧縮媒体が、ロータの回転においていかれてロータの回転に対して相対的に回転方向逆側に向けて流れていくことを利用したものである。つまり、請求項5に記載の発明のようにロータの径方向通路が駆動軸の径方向通路に対して前記ロータの回転方向逆側にずれている構造では、ロータの径方向通路から連通部に流入した被圧縮媒体が、ロータの回転においていかれてロータの回転に対して相対的に回転方向逆側に向けて流れていくので、連通部を少なくとも約一周回したことろまでは駆動軸の径方向通路に流入していかないこととなり、連通部を流通する被圧縮媒体に含まれるミスト状オイルがより長い間遠心力を受けることになり、さらにオイル分離機能が向上することとなる。
請求項6に記載の発明は、ロータの径方向通路が前記ロータの回転方向に沿って複数設けられている構造であるが、このような径方向通路が複数の構造においても、径方向通路が1つの構造と同様にオイル分離作用を得ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1の径方向通路から被圧縮媒体が流入しやすく第2の径方向通路からは被圧縮媒体が流入しにくくなり、主に第1の径方向通路31a1から被圧縮媒体が流入するようになっている。そして、第1の径方向通路から流入する被圧縮媒体は、ロータの回転においていかれ、回転するロータに対して相対的に回転方向逆側に流れていき、連通部を少なくとも約一周回したところで駆動軸の径方向通路に流入していく。このとき被圧縮媒体とともに第1の径方向通路から連通部に流入してしまったミスト状オイルは、連通部で遠心分離され、連通部を約一周回して駆動軸の径方向通路を通過する前に、第2の径方向通路からクランク室に排出されることとなる。そのため、連通部で一旦遠心分離されたオイルが、被圧縮媒体の流れの影響を受けて駆動軸の径方向通路に引き込まれてしまう確率が減るため、さらに遠心分離作用が向上する。
請求項8に記載の発明によれば、第2の径方向通路の最小径部分が小さい構造でありながらも、つまり、第2径方向通路の外周側の開口端が小さい構造でありながらも、内周の開口端が大きく設定されていることで、よりスムーズに第2の径方向通路からクランク室にオイルを排出しやすくなる。
請求項9に記載の発明によれば、第1の径方向通路から被圧縮媒体が流入しやすく第2の径方向通路からは被圧縮媒体が流入しにくくなり、主に第1の径方向通路31a1から被圧縮媒体が流入するようになる。そして、第1の径方向通路から流入する被圧縮媒体は、ロータの回転においていかれ、回転するロータに対して相対的に回転方向逆側に流れていき、連通部を少なくとも約一周回したところで駆動軸の径方向通路に流入していく。このとき被圧縮媒体とともに第1の径方向通路から連通部に流入してしまったミスト状オイルは、連通部で遠心分離され、連通部を約一周回して駆動軸の径方向通路を通過する前に、第2の径方向通路からクランク室に排出されることとなる。そのため、連通部で一旦遠心分離されたオイルが、被圧縮媒体の流れの影響を受けて駆動軸の径方向通路に引き込まれてしまう確率が減るため、さらに遠心分離作用が向上する。また、第2径方向通路がテーパ状に形成されて当該第2の径方向通路の内周側の開口端が大きく設定されていることで、オイルを第2の径方向通路からクランク室へよりスムーズに排出できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1〜3は第1実施形態の圧縮機を示し、図1は圧縮機の断面図、図2は図1の圧縮機の抽気通路の入口側を拡大して示す断面図、図3は図2中のIII−III線に沿う断面図である。
図1に示すように、本実施形態の圧縮機は斜板式の可変容量圧縮機であり、自動車などの車両に搭載される車両用空調装置の冷凍サイクルに介装されるものである。
この斜板式可変容量圧縮機は、複数のシリンダボア3を有するシリンダブロック2と、該シリンダブロック2の前端面に接合され該シリンダブロック2との間にクランク室5を形成するフロントヘッド4と、シリンダブロック2の後端面にバルブプレート9を介して接合され吸入室7および吐出室8を形成するリアヘッド6と、を備えている。
これらシリンダブロック2、フロントヘッド4およびリアヘッド6は、スルーボルトによって締結固定されて、圧縮機のハウジング1を構成している。
バルブプレート9は、シリンダボア3と吸入室7とを連通する吸入孔11と、シリンダボア3と吐出室8とを連通する吐出孔12と、を備えている。
バルブプレート9のシリンダブロック2側には、吸入孔11を開閉する図示せぬリード弁型の吸入弁が設けられ、一方、バルブプレート9のリアヘッド6側には、吐出孔12を開閉する図示せぬリード弁型の吐出弁と、該吐出弁を保持するとともに吐出弁の開限を規制するリテーナ15と、が設けられている。
シリンダブロック2およびフロントヘッド4の中心部には、ベアリング17、37、18を介して駆動軸10を回転自在に支持するシャフト支持孔19、20が設けられている。
クランク室5内には、前記駆動軸10の外周に圧入固定されたロータ21と、駆動軸10に摺動自在に嵌装されたスリーブ22と、スリーブ22に傾動自在に装着された斜板24と、が設けられている。斜板24は、スリーブ22に直接装着された略筒状のジャーナル25と、該ジャーナル25に固定された円板状の斜板本体26と、を備えて構成されている。また、ロータ21は、駆動軸10に圧入される筒状のハブ部分21aと、ハブ部分21aから外径方向に突設する円板部21bと、を備えて構成されている。
ロータ21と斜板24とは連結機構40により連結されており、この連結機構40は、斜板24の傾斜を許容しつつもロータ21の回転を斜板24に伝達してロータ21と斜板24を一体的に回転させるものである。なお、本実施形態の連結機構40は、ロータ21から斜板24側に突設されたヒンジアーム21hと、斜板24からロータ21側へ突設されたヒンジアーム24hと、これらヒンジアーム21h、24hをピン28、28を介して連結するリンク27と、を備えて構成されている。
各シリンダボア3に収容されたピストン29は、斜板本体26を挟んだ一対のシュー30を介して該斜板本体26に連結されていて、斜板本体26が回転するとシリンダボア3内で往復動する。
圧縮機の基本機能は、このピストン29の往復動により、被圧縮媒体としての冷媒を吸入室7→バルブプレート9の吸入孔→シリンダボア3内へと吸入し、シリンダボア3で圧縮したのち当該圧縮冷媒を、シリンダボア3→バルブプレート9の吐出孔12→吐出室8と吐出するものである。
本実施形態の圧縮機1は、圧縮器1の吐出容量を可変とするために、圧力制御機構を備えている。圧力制御機構は、クランク室5と吸入室7とを常時連通する抽気通路31(図1中矢示)と、クランク室5と吐出室8とを連通する給気通路32(図1中矢示)と、該給気通路32を開閉する制御弁33と、を備えて構成されている。
抽気通路31は、クランク室5内の冷媒ガス圧力に応じてクランク室5内の冷媒ガスを吸入室7へ帰還させるものであり、給気通路32は、吐出室8からクランク室5への冷媒ガスを強制的に導入するものである。制御弁33により給気通路32を開閉すると、吐出室8から給気通路32を通じてクランク室5に流れる冷媒ガス量を制御することでクランク室5の圧力を調節でき、これにより斜板24の傾斜角を変化させてつまりピストンストロークを変化させて圧縮機の吐出容量を変えることができる。
次に、抽気通路31の構造をより詳しく説明する。
抽気通路31は、図1に示すように、ロータ21に形成された径方向通路31aと、ロータ21と駆動軸10との圧入嵌合面65、67間(図2、3参照)に設けられた連通部35と、駆動軸10に形成された径方向通路31bと、駆動軸10に形成された軸方向通路31cと、シャフト支持孔19の後端部31dと、シリンダブロック2の後端面に設けられた溝部31eと、バルブプレート9に貫通形成された孔部31fと、リアヘッド6に設けられた孔部31gと、が順番に連通して構成されている。
図2、3に示すように、ロータ21の径方向通路31aは、ロータ21のハブ部分21aに径方向に向けて貫通形成されており、駆動軸10の径方向通路31bも同じく径方向に向けて貫通形成されている。これら駆動軸10の径方向通路31bとロータ21の径方向通路31aとは円周方向に互いにずれた位置に設けられており、連通部35によって連通接続されている。連通部35は、ロータ21のハブ部分21aの内周面65に、円周方向に沿って延びた円環状の溝として構成されている。ロータ21の径方向通路31aの入口部61は、ロータ21のハブ部分21aの外周面63から突出した筒状部61として形成されている。
次に、本実施形態の圧縮機の作用を説明する。
駆動軸10が回転すると、駆動軸10と一体にロータ21が回転し、このロータ21の回転が連結機構40を介して斜板24に伝達される。斜板24の回転は、一対のピストンシュー30、30によってピストン29の往復動に変換され、ピストン29がシリンダボア3内を往復動する。このピストン29の往復動により、吸入室7内の冷媒がバルブプレート9の吸入孔11を通じてシリンダボア3内に吸入されたのちシリンダボア3内で圧縮され、圧縮された冷媒がバルブプレート9の吐出孔12を通じて吐出室8へと吐出される。
冷媒の吐出容量を変化させるには、制御弁33を開閉することで、クランク室5内の圧力を調整し、ピストンの前後の圧力バランスを調整して、ピストンストロークを変化させる。より具体的には、制御弁33によって給気通路32を開くと、吐出室8から高圧の冷媒ガスが給気通路32を通じてクランク室5に流れ込み、これによりクランク室5内の圧力が上昇する。クランク室5内の圧力が上昇すると、斜板24がシリンダブロック2側に近接移動しつつ斜板24の傾斜角が減少することで、ピストンストロークが小さくなり、吐出量が減少する。一方、制御弁33によって給気通路32を閉じると、抽気通路31を通じてクランク室5内の冷媒ガスが吸入室7に常時抜けていっているため、次第に吸入室7とクランク室5との圧力差が無くなくなって均圧化していく。すると、斜板24がシリンダブロック2から離れる方向に移動しつつ斜板24の傾斜角が増大して、ピストンストロークが大きくなり、吐出量が増大する。
ここで、クランク室5内には、当該クランク室5内の摺動部品の潤滑を目的として潤滑オイルが貯留されているが、このオイルはロータ21や斜板24などの回転部品などによって掻き上げられてミスト状になってクランク室5内に充満し、クランク室5内の各摺動部品に供給される。
このミスト状オイルは、クランク室5内の冷媒ガスとともに抽気通路31を通じて吸入室7へ流出していくことが懸念されるが、本実施形態では、以下のようにしてオイル流出量が少なくなっている。
まず、本実施形態では、抽気通路31の入口となるロータ21の径方向通路31aが径方向に沿って延在しているため、クランク室5から冷媒ガスとともに抽気通路31内に流れ込もうとするミスト状オイルが、駆動軸10の回転運動によってロータ21の径方向通路31aの内周面に衝突して捕獲される。このように、ロータ21の径方向通路31aに付着したオイルは、ロータ21の回転遠心力によってクランク室5に押し戻される。これにより、クランク室5の潤滑オイルが抽気通路31を通じて吸入室7に流出しにくい構造となり、抽気通路31からのオイル流出量が低減する。
ここで、仮に、ミスト状オイルがロータ21の径方向通路31aの内周面に衝突して捕獲されずに当該ロータ21の径方向通路31aを通過してしまっても、その後そのまま駆動軸10の径方向通路31bに流れ込むのではなく、一旦、連通部35内を流通することとなる。そのため、この連通部35内で遠心分離されて、連通部35の外周面に押しつけられて、最終的にロータ21の径方向通路31aを通じてクランク室5に押し出される。結果、本実施形態では、ロータ21の径方向通路31aでの遠心分離に加えて、連通部35での遠心分離が行われるため、オイル分離機能が高く、クランク室5から吸入室7に潤滑オイル流出しにくい構造となる。
また、本実施形態では、ロータ21の径方向通路31aの入口部61がロータ21の外周面から突出した筒状部61として形成されているため、ロータ21の外周面に付着するオイルが筒状部61の段差を乗り越えて抽気通路31に流入しにくい。
以下、本実施形態の効果をまとめる。
(1)本実施形態の圧縮機は、内部にクランク室5および吸入室7および吐出室8およびシリンダボア3を有するハウジング1と、ハウジング1に回動自在に軸支されクランク室5内で回転駆動する駆動軸10と、駆動軸10に固定されたロータ21と、駆動軸10に傾動自在に装着された斜板24と、ロータ21と斜板24とを連結して、斜板24の傾斜角の変更を許容しつつ斜板24をロータ21とともに回転させる連結機構40と、斜板24の回転に伴ってシリンダボア3内で往復動し当該往復動により被圧縮媒体としての冷媒を吸入・圧縮・吐出するピストン29と、吸入室7とクランク室5とを連通する抽気通路31と、を備えた圧縮機である。抽気通路31は、駆動軸10に径方向に向けて形成され且つ吸入室7と間接的に連通する径方向通路31bと、ロータ21に径方向に向けて形成され且つクランク室5と直接連通する径方向通路31aと、を少なくとも備えて構成されている。そして、ロータの径方向通路31aと駆動軸の径方向通路31bとが一直線上に配置されないように互いにオフセットして配置され、ロータの径方向通路31aと駆動軸の径方向通路31bとを連通する連通部35がロータ21の内周面に形成されている。
そのため、クランク室5から冷媒ガスとともにミスト状オイルが抽気通路31に流れ込む際に、ミスト状オイルがロータ21の径方向通路31aの内周面にぶつかり付着して、遠心力でクランク室5に押し出される。ここで、仮にミスト状オイルがロータ21の径方向通路31aの内周面に捕獲されずに当該ロータ21の径方向通路31aを通過してしまっても、その後そのまま駆動軸10の径方向通路31aに流れ込むのではなく、連通部35内でさらに遠心分離され、最終的にロータ21の径方向通路31aを通じてクランク室5に押し出されることとなる。そのため、従来に比べてオイル分離機能がさらに向上する。
(2)また本実施形態の圧縮機では、駆動軸10の径方向通路31bに対してロータ21の径方向通路31aの通路断面積が小さくなっている。抽気通路31の入口において抽気通路31に流入する冷媒ガスの流速が上がり、これにより冷媒ガスに同伴されるミスト状オイルが慣性力でそのまま径方向通路31aの内周面または連通部35の内周面に衝突しやすくなるため、ミスト状オイルをさらに分離しやすくなる。
(3)また本実施形態の圧縮機は、ロータの径方向通路31aの入口部61は、その外周側の部分63(この例ではロータのハブ部分21aの外周面63)よりも突設された筒状部61として構成されている。そのため、ロータ21の外周面に付着するオイルが筒状部61の段差を乗り越えて抽気通路31に流入しにくくなる。また筒状部61がロータ21の外周面から突出する突出量dぶん、抽気通路31の入口部としての径方向通路31a、31bの距離が長くなるので、遠心分離作用がさらに大きくなる。
なお、ロータ21の径方向通路31aの入口部61を筒状部61として形成するためにロータとは別部材からなる筒状部材をロータに嵌め込むことも考えられるが、このような構造に比べて本実施形態では部品点数が少なくて済み、製造コストを低減できる効果がある。
(4)なお図4に示す第1実施形態の変形例のように、筒状部61を連結機構40を構成するロータ21のヒンジアーム21hとは周方向において重ならない位置に設けてもよい。この場合、ロータ21を成型する際に筒状部61とヒンジアーム21hとが干渉することで型抜きの邪魔になることを、防止できる。
次に、他の実施形態について説明する。なお、以下の説明において上述の実施形態と同様の構成については同一符号を付して重複する説明を省略する。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態を示すものである。
第2実施形態の圧縮機では、ロータの径方向通路31aの位置が第1実施形態と異なっている。具体的には、第1実施形態ではロータの径方向通路31aが駆動軸の径方向通路31bに対して180°反対側に設けられていたが、第2実施形態ではロータ21の径方向通路31aが駆動軸10の径方向通路31bの近傍において当該径方向通路31bに対してロータの回転方向R逆側にオフセットして設けられている。
このような第2実施形態によれば、連通部35を流通する冷媒ガスに含まれるミスト状オイルがより長い間遠心力を受けることになり、さらにオイル分離機能が向上する。
これは、ロータの径方向通路31aから連通部35に流入した冷媒ガスが、ロータ21の回転においていかれることで、回転するロータ21に対して回転方向R逆側に向けて流れていくことを利用したものである。つまり、ロータの径方向通路31aが駆動軸の径方向通路31bに対してロータの回転方向R逆側にずれている構造では、ロータの径方向通路31aから連通部35に流入した冷媒ガスが、回転するロータに対して相対的に回転方向R逆側に向けて流れていくので、連通部35を少なくとも約一周回したことろまでは駆動軸の径方向通路31bに流入していかないこととなり、冷媒ガスに含まれるミスト状オイルがより長い間遠心力を受けることになり、さらにオイル分離機能が向上することとなる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態を示すものである。
第3実施形態の圧縮機では、ロータの径方向通路31aが複数設けられている点で、上述の第1および第2実施形態と異なる。より具体的には、第1の径方向通路31a1と第2の径方向通路31a2とを備えて構成されている。第1の径方向通路31a1は外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に縮径するテーパ状に形成され、第2の径方向通路31a2は外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に拡径するテーパ状に形成されている。また、第2の径方向通路31a2は、第1の径方向通路31a1よりも最小径部分の通路断面積が小さくなっている。言い換えると、第1の径方向通路31a1の内周側の開口端(第1の径方向通路31a1の最小径部分)に対して、第2の径方向通路31a2の外周側の開口端(第2の径方向通路31a2の最小径部分)が小さく設定されている。
そのため、第1の径方向通路31a1から冷媒が流入しやすく第2の径方向通路31a2からは冷媒が流入しにくくなり、主に第1の径方向通路31a1から冷媒が流入するようになっている。
そして、第1の径方向通路31a1は駆動軸の径方向通路31bよりも回転方向R逆側に配置され、さらに第2の径方向通路31a2は第1の径方向通路31a1より回転方向R逆側に配置され且つ駆動軸10の径方向通路31bよりも回転方向R側に配置されている。
そのため、主に第1の径方向通路31a1から連通部35に流入する冷媒は、前述の如く回転するロータ21を基準とするとロータ21に対して回転方向R逆側に流れていき、連通部35を少なくとも約一周回したところで駆動軸10の径方向通路31bに流入していくこととなる。このとき冷媒とともに第1の径方向通路31a1から連通部35に流入してしまったミスト状オイルは、連通部35で遠心分離され、連通部35を約一周回して駆動軸の径方向通路31bを通過する前に、第2の径方向通路31a2からクランク室5に排出されることとなる。そのため、連通部35で一旦遠心分離されたオイルが、冷媒の流れの影響を受けて駆動軸の径方向通路31bに引き込まれてしまう確率が減るため、さらに遠心分離作用が向上することとなる。
また、この第3実施形態では、第2の径方向通路31a2の最小径部分が小さい構造でありながらも、つまり、第2の径方向通路31a2の外周側の開口端が小さい構造でありながらも、当該第2の径方向通路31a2は内周の開口端が大きく設定されていることで、よりスムーズに第2の径方向通路31a2からクランク室5にオイルを排出しやすくなっている。
(変形例)
なお、上述の実施形態では、連通部35はロータ21の内周面65(つまり圧入嵌合面)に形成されているが、本発明においては、連通部35は駆動軸10の外周面67(圧入嵌合面)に形成されていてもよく、またロータ21の内周面65および駆動軸10の外周面67の双方に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態においては駆動軸10の軸方向通路31cは駆動軸10の中心線に沿って設けられているが、本発明においては遠心分離作用が発揮されれば駆動軸10の軸方向通路31cは駆動軸10の中心線から偏心していてもよいしまた駆動軸10の中心線に対して傾斜していてもよい。
また、上述の実施形態においては駆動軸10およびロータ21の径方向通路31b、31aは駆動軸10の軸方向通路31cに対して直交しているが、本発明においては遠心分離作用が発揮されればこれら径方向通路31b、31aが傾斜していてもよい。
さらに、上述の実施形態では斜板本体26がジャーナル25に対して固定されて斜板本体26が駆動軸10と一体的に回転するスワッシュ式の可変容量圧縮機を示したが、本発明は斜板本体26がジャーナル25に対して回転自在に装着され斜板本体26が駆動軸10と一体的に回転しないウォブル式の可変容量圧縮機にも適用できるし、その他のタイプの可変容量圧縮機にも適用できる。また無論、可変容量圧縮機に限らず固定式の圧縮機にも適用できる。
図1は本発明の第1実施形態の圧縮機の断面図である。 図2は同圧縮機の抽気通路の入口部分を拡大して示す拡大断面図。 図3は図2中III−III線に沿う断面図。 図4は同圧縮機のロータの変形例を示す概略斜視図。 本発明の第2実施形態の圧縮機のロータの断面図であって、図3相当の断面図。 本発明の第3実施形態の圧縮機のロータの断面図であって、図3相当の断面図。
符号の説明
1…圧縮機のハウジング
2…シリンダブロック(ハウジング)
3…シリンダボア
4…フロントヘッド(ハウジング)
5…クランク室
6…リアヘッド(ハウジング)
7…吸入室
8…吐出室
9…バルブプレート
10…駆動軸
11…吸入孔
12…吐出孔
15…リテーナ
17…ベアリング
19…シャフト支持孔
21…ロータ
21a…ハブ部分
21b…円板部
21h…ヒンジアーム
22…スリーブ
24…斜板
24h…ヒンジアーム
25…ジャーナル
26…斜板本体
27…リンク
28…ピン
29…ピストン
30…シュー
31…抽気通路
31a…径方向通路
31a1…第1の径方向通路
31a2…第2の径方向通路
31b…径方向通路
31c…軸方向通路
31d…後端部
31e…溝部
31f…孔部
31g…孔部
32…給気通路
33…制御弁
35…連通部
40…連結機構
61…筒状部
63…ロータのハブ部分の外周面
65…ロータの内周面(圧入嵌合面)
67…駆動軸の外周面(圧入嵌合面)
R…回転方向

Claims (9)

  1. 吸入室(7)とクランク室(5)とを連通する抽気通路(31)が、駆動軸(10)内において径方向に向けて形成され且つ間接的に前記吸入室(7)に連通する径方向通路(31b)と、前記駆動軸(10)に圧入固定されるロータ(21)内において前記駆動軸の径方向通路(31b)とはオフセットした位置で径方向に向けて形成され且つ前記クランク室(5)に連通する径方向通路(31a)と、前記駆動軸(10)の外周面または前記ロータ(21)の内周面に形成され且つ前記ロータの径方向通路(31a)と前記駆動軸の径方向通路(31b)とを連通する連通部(35)と、を少なくとも備えて構成をされていることを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1に記載の圧縮機であって、
    前記ロータ(21)の径方向通路(31a)の入口部(61)は、その外周側(63)よりも突設された筒状部(61)として構成されていることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項2に記載の圧縮機であって、
    前記筒状部(61)は、前記ロータ(21)と斜板(24)とを連結するための連結機構(40)とは周方向において重ならない位置に設けられていることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の圧縮機であって、
    前記ロータの径方向通路(31a)は、前記駆動軸の径方向通路(31b)よりも通路断面積が小さいことを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の圧縮機であって、
    前記ロータ(21)の径方向通路(31a)は、前記駆動軸(10)の径方向通路(31b)に対して前記ロータの回転方向(R)逆側にずらして設けられていることを特徴とする圧縮機。
  6. 請求項1〜4の何れか1項に記載の圧縮機であって、
    前記ロータ(21)の径方向通路(31a)は、前記ロータの回転方向(R)に複数設けられていることを特徴とする圧縮機。
  7. 請求項6に記載の圧縮機であって、
    前記ロータ(21)の径方向通路(31a)は、第1の径方向通路(31a1)と、前記第1の径方向通路(31a1)よりも最小径部分の通路断面積が小さい第2の径方向通路(31ab)と、を備えて構成され、
    前記第1の径方向通路(31a1)は、前記駆動軸(10)の径方向通路(31b)よりも前記ロータの回転方向(R)逆側に配置され、前記第2の径方向通路(31a2)は前記第1の径方向通路(31a1)よりさらに前記ロータの回転方向(R)逆側に配置されていることを特徴とする圧縮機。
  8. 請求項7に記載の圧縮機であって、
    前記第2の径方向通路(31a2)が外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に拡径するテーパ状に形成されていることを特徴とする圧縮機。
  9. 請求項6に記載の圧縮機であって、
    前記ロータ(21)の径方向通路(31a)は、外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に縮径するテーパ状の第1の径方向通路(31a1)と、外周の開口端から内周の開口端に向けて除々に拡径するテーパ状の第2の径方向通路(31a2)と、を備えて構成され、
    前記第1の径方向通路(31a1)は、前記駆動軸(10)の径方向通路(31b)よりも前記ロータの回転方向(R)逆側に配置され、前記第2の径方向通路(31a2)は前記第1の径方向通路(31a1)よりさらに前記ロータの回転方向(R)逆側に配置されていることを特徴とする圧縮機。
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