JP2009235868A - 作業台 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板の上方に手摺りを簡単容易に設置できる作業台を提供する。
【解決手段】天板1と、前後一対の梯子状脚体2,2とからなる作業台で、各梯子状脚体2が左右一対の脚柱3,3と両脚柱3,3間の踏桟4とから構成される作業台において、 前後各梯子状脚体2の左右両脚柱3,3に、左右手摺り支柱6,6を折畳姿勢と立上姿勢とに姿勢変更できるよう両脚柱3,3の夫々上端部に設けた回転手段7,7によって回転可能に枢着し、前後何れか一方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部には、前後左右枠部a,a,b,bからなる手摺り枠8の左右枠部b,bを枢着すると共に、手摺り枠8と左右手摺り支柱6,6との間に、手摺り枠8を左右手摺り支柱6,6に沿うように折り畳まれる折畳姿勢と手摺り使用時の水平姿勢とに姿勢変更するスライダリンク機構9を介設する。
【選択図】図4

Description

本発明は、建物の建設現場等において天井の内装仕上げ作業や天井内の配線、配管作業等の比較的高い場所での作業に使用される脚立等の作業台に関する。
脚立ではないが、従来の作業台として下記特許文献1に記載されたようなものがある。この作業台は、天板と、天板の前後両端に設けられた前後一対の梯子状脚体とからなり、各梯子状脚体は、左右一対の脚柱と、両脚柱間に複数段に設けられる踏桟とからなるもので、梯子状脚体の脚柱に、天板よりも上方に突出する長さの手掛り棒を、脚柱に沿う折畳姿勢と天板より上方に突出するように立ち上がる立上姿勢とに姿勢変更できるように回転手段によって回転可能に枢着し、この手掛り棒によって、作業者が天板上で作業を行い、また梯子状脚体から天板に上がったり、天板から梯子状脚体を伝って下りる際の安全を期することができる。
特開平11−131788号公報
しかしながら、上記作業台は、梯子状脚体の脚柱に手掛り棒を設けただけであるため、作業者が手掛り棒を掴んで梯子状脚体を昇り下りする時にはそれ程問題はないが、脚立のように天板の作業面が非常に狭い作業台の天板上で作業する場合には、手掛り棒から手を離さないと作業できなくなるため、作業者が天板から足を踏み外し易く、不測に落下する危険性がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、作業台使用時に天板の上方に手摺りを容易に設置でき、非使用時にはその手摺りを梯子状脚体の脚柱に沿って容易に折り畳み収納できるようにした作業台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、天板1と、天板1の前後両端に設けられた前後一対の梯子状脚体2,2とからなる作業台で、前後各梯子状脚体2が、左右一対の脚柱3と、両脚柱3,3間に複数段に設けられる踏桟4とによって構成される作業台において、
前後各梯子状脚体2の左右両脚柱3,3に、左右手摺り支柱6,6を、脚柱3に沿って折り畳まれる折畳姿勢と天板1より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢とに姿勢変更できるよう脚柱3の上端部に設けた回転手段7によって回転可能に枢着し、前後何れか一方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部には、前後枠部a,aと左右枠部b,bとからなる手摺り枠8の左右枠部b,bを枢着すると共に、この手摺り枠8と左右手摺り支柱6,6との間に、この手摺り枠8を左右手摺り支柱6,6に沿うように折り畳む折畳姿勢と手摺り使用時の水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構9を介設し、しかして前後両梯子状脚体2,2の夫々の左右手摺り支柱6,6を立上姿勢にし、一方の梯子状脚体2側の手摺り支柱6,6に枢着した手摺り枠8を水平姿勢にした状態で、他方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部を手摺り枠8の左右枠部B,bに夫々ボルト30で固定するようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の作業台において、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1を設けてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の作業台において、手摺り支柱6を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段L2を設けてなることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の作業台において、スライダリンク機構9には、手摺り枠8を手摺り支柱6に対し折畳姿勢及び水平姿勢にロックする手摺り枠ロック手段15を設けてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、作業台の使用時に天板1上に手摺り5を設置できるから、作業者が天板1の上で作業をする時に、この手摺り5によって作業を安全に行なうことができる。特に、この手摺り5は、天板1の上方に前後枠部a,aと左右枠部b,bとからなる手摺り枠8を形成するから、作業者は天板1上で立って作業する時には手摺り枠8に手を掛けなくても安全に作業を行なうことができる。手摺り枠8は、必ずしも矩形状のものに限らず、例えば円形や楕円形に形成されてもよい。
また、前後何れか一方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部に、手摺り枠8の左右枠部b,bを枢着すると共に、手摺り枠8の左右枠部b,bと左右手摺り支柱6,6との間に、手摺り枠8を左右手摺り支柱6,6に沿うように折り畳む折畳姿勢と手摺り使用時の水平姿勢とに姿勢変更するスライダリンク機構9を介設し、しかして前後両梯子状脚体2,2の夫々の左右手摺り支柱6,6を立上姿勢にし、一方の梯子状脚体2側の手摺り支柱6,6に枢着した手摺り枠8を水平姿勢にした状態で、他方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部を手摺り枠8の左右枠に夫々ボルト30で固定するようにしたから、天板1上に手摺り5を簡単な操作で迅速容易に設置できると共に、設置時の手摺り枠8のガタツキを抑えることができ、そして作業が終わって使用しなくなれば、折り畳んで梯子状脚体2,2側にコンパクトに収納することができる。
請求項2に係る発明によれば、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1を設けているから、手摺り5の使用時に手摺り支柱6を立上姿勢に確実に保持固定できて、より一層の作業の安全性を確保できる。
請求項3に係る発明のように、手摺り支柱6を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段L2を設けることによって、作業台の収納時に手摺り支柱6を保持固定できるため、作業台使用時に手摺り支柱6が邪魔になるようなことがなく、また作業台の搬送時等に手摺り支柱6がガタつくことがない。
請求項4に係る発明のように、手摺り枠8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックするための手摺り枠ロック手段15をスライダリンク機構9に設けることによって、手摺り5を折畳姿勢及び水平姿勢に確実に維持することができる。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1は本願発明に係る脚立の側面図で、手摺りを設置し且つ伸縮脚を伸張させた状態を示し、図2は図1に示す脚立の正面図、図3の(a) は同脚立の伸縮脚を収縮させた状態の正面図、(b) は同脚立の全体を折り畳んだ収納状態の側面図であり、図4は同脚立の手摺り部分を拡大して示す斜視図である。図5〜図7は手摺りの設置方法を示すもので、図5の(a) は手摺りが折畳姿勢にある状態の脚立の側面図、(b) は手摺りが折畳姿勢からわずかに水平姿勢に移った状態の側面図、図6の(a) ,(b) は手摺りが更に水平姿勢へ移動する状態の側面図、図7の(a) は一方の手摺り支柱が立ち上がり、手摺り枠が水平姿勢となった状態の側面図、(b) は他方の手摺り支柱が立ち上がり、手摺り枠に固定されて完成した状態の側面図、図8は図7の(b) の拡大縦断面図である。
これらの図を参照して、本発明に係る作業台としての脚立は、天板1と、この天板の前後両端に設けられた前後一対の折り畳み可能な梯子状脚体2,2とからなるもので、各梯子状脚体2は、図2に示すように、左右一対の互いに平行な脚柱3,3と、両脚柱3,3間に複数段に設けられる踏桟4とによって構成され、そして天板1上に手摺り5が設置されるようになっている。
前後各梯子状脚体2の下端部には伸縮脚体56が取り付けられ、この伸縮脚体56は、梯子状脚体2の左右脚柱3,3の下端部に伸縮可能に接続された左右脚柱57,57と、両脚柱57,57にスライド可能に取り付けられて、所要位置で固定可能な複数の踏桟58とからなるもので、左右脚柱57,57の下端には接地枠59が取り付けられている。また、梯子状脚体2の脚柱3と伸縮脚体56の接地枠59との間には伸縮ブレス60が介装されており、図2には伸張状態の伸縮ブレス60を示し、図3には収縮状態の伸縮ブレス60を示す。
各梯子状脚体2の左右脚柱3には、左右一対の手摺り支柱6,6が、両脚柱3,3に沿って折り畳まれる折畳姿勢(図5の(a) )と、天板1より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢(図1及び図4参照)とに姿勢変更できるように、両手摺り支柱6,6の基端部6a,6aが両脚柱3,3の夫々上端部に設けた回転手段7,7により回転可能に枢着されている。
図4からよく分かるように、前後各梯子状脚体2に設けてある左右手摺り支柱6,6の夫々先端部6b,6bに、前後枠部a,aと左右枠部b,bとからなる矩形枠状手摺り枠8の左右枠部b,bが夫々枢着されていると共に、この矩形枠状手摺り枠8の左右枠部b,bと、左右手摺り支柱6,6との間には、矩形状手摺り枠8を、図5の(a) に示すような折畳姿勢と図1及び図4に示すような使用時の水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構9が夫々介設されている。このスライダリンク機構9には、矩形状手摺り枠8を折畳姿勢及び水平姿勢に夫々ロックする手摺り枠ロック手段15が設けられている。この実施形態では、手摺り枠8を矩形状に形成しているが、この手摺り枠8は矩形状に限るものではなく、円形や楕円形でもよく、例えば円形状手摺り枠8の場合は、前後枠部a,aと左右枠部b,bとで円形状の手摺り枠8を形成すればよい。ただし、矩形状の手摺り枠8の方が製作的に有利である。
各手摺り支柱6は、脚柱3に沿って折り畳まれる折畳姿勢と、天板1より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢とにわたって回転できるように回転手段7によって枢着されているが、この回転手段7について図9〜図12を参照しながら説明する。
図9及び図11の(a)に示すように、梯子状脚体2の脚柱3に固定ブラケット11がビス12によって取り付けられており、また手摺り支柱6に同じく回動ブラケット13が固定ブラケット11に対面してビス12によって取り付けられている。固定ブラケット11の、回動ブラケット13との対向壁14の中央部には回転用枢軸17が突設され、この回転用枢軸17に抜け止め用鍔18が設けてある。そして図11の(a)に示すように、固定ブラケット11の上部側に上向きU字状の上部ロック孔19が開設され、固定ブラケット11の下部側には下向きU字状の下部ロック孔20が開設されている。また固定ブラケット11の内部には回転ロック板21が枢着され、このロック板21の上下部には、夫々上部及び下部のロック爪22,23が形成され、またロック板21の側方には解除レバー24が固定ブラケット11の側壁25の長孔26から突出して設けられていて、常時は弦巻状のロックばね27の付勢力によって、回転ロック板21の上下部両ロック爪22,23が夫々上部ロック孔19及び下部ロック孔20内に突入して両ロック孔19,20の入口を塞ぐようになっており、ロックばね27の付勢力に抗して解除レバー24を長孔26に沿って上方に移動させることにより、図11の(c)の仮想線線に示すように、両上下部ロック爪22,23は両上下部ロック孔19,20から後退し、ロック孔19,20の入口を開放するようになっている。
また回動ブラケット13の、固定ブラケット11との対向壁28の中央部には、固定ブラケット11に突設した回転用枢軸17が嵌合枢支される縦長孔31が穿設され、且つこの縦長孔31と同一上下線上には、固定ブラケット11に穿設した上下部ロック孔19,20に嵌合ロックするロックピン32が突設されており、このロックピン32には抜け止め用鍔33が設けてある。
上記の説明において、固定ブラケット11、この固定ブラケット11に突設した回転用枢軸17、可動ブラケット13及びこれに穿設した縦長孔31が主として回転手段10を構成する。
そして、本発明の実施態様においては、手摺り支柱6が天板1より上方に突出立ち上がった立上姿勢(図4参照)において、その立上姿勢を維持する立上ロック手段L1と、手摺り支柱6が脚柱3に沿って折り畳んだ時にその折畳姿勢(図5の(a) 参照)を維持する折畳ロック手段L2を設けるが、そのロック手段L1,L2の構造を図11の(a) 〜(c) 及び図12の(a) 〜(d) に示す使用状態の説明に合わせて述べると、先ず図12の(a) に示すように、手摺り支柱6が上方に突出するよう回動し、固定ブラケット11の上部ロック孔19の上方にロックピン32が位置したとき、その時点より、図12の(a) の矢印に示すように、手摺り支柱6を下方に押圧することによって可動ブラケット13のロックピン32が固定ブラケット11の上部ロック孔19に嵌合する。この嵌合の際に、上部ロック孔19の入口を塞いでいた上部ロック爪22はロックピン32に押圧されてロックばね27の付勢力に抗して後退し、ロックピン32が上部ロック孔19に完全に嵌合するとロックピン32の押圧作用から開放されるため上部ロック爪22はロックばね27に付勢されて上部ロック孔22を塞ぐように突出し、これによってロックピン32は上部ロック孔19から脱出することは不可能になるから、ロックピン32に支持された手摺り支柱6は天板1より上方に突出して立ち上がった立上姿勢に維持される。
そして手摺り支柱6を折り畳状態に回動させるためには、図12の(b) に示すように、ロックばね27の付勢力に抗して回転ロック板21の解除レバー24を上方に移動して上部ロック爪22を上部ロック孔19から後退させて該ロック孔19の入口を開放し、この状態で手摺り支柱6を矢印で示すように上方に引き上げてロックピン32を上部ロック孔19から脱出させ、その後手摺り支柱6を同図の矢印に示すように回転用枢軸17を支点として回転させて、図12の(c) に示すように手摺り支柱6及びロックピン32を下部ロック孔20の真下に位置させ、この状態で手摺り支柱6を同図の矢印に示すように上方に持ち上げることにより、図12の(d) に示すようにロックピン32は固定ブラケット11の下部ロック孔20に嵌合する。この嵌合の際、下部ロック孔20の入口を塞いでいた下部ロック爪23はロックピン32に押圧されてロックばね27の付勢力に抗して後退し、ロックピン32が下部ロック孔20に完全に嵌合するとロックピン32の押圧作用から開放されるため下部ロック爪23はロックばね27に付勢されて下部ロック孔20を塞ぐように突出し、これによりロックピン32は下部ロック孔20から脱出することは不可能になるから、ロックピン32に支持された手摺り支柱6は、図5の(a) に示すように脚柱4に沿う折り畳み姿勢を維持される。尚、図12の(d) の状態から同図の(a) の状態に復帰するには、前記と逆の操作をすればよいことは説明するまでもない。
上述の説明から明らかなように本発明の一実施の形態にあっては、回転ロック板21、上部ロック孔19、上部ロック爪22、ロックピン32、ロックばね27及び解錠レバー24が立上ロック手段L1を構成し、また回転ロック板21、下部ロック孔20、下部ロック爪23、ロックピン32、ロックばね27及び解錠レバー24が折畳ロック手段L2を構成することになる。
次に、矩形状手摺り枠8を折畳姿勢と水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構9について説明すると、このスライダリンク機構9は、図4及び図8から分かるように、左右一対のリンク部材29,29からなるもので、各リンク部材29の一端部は、コ字状枠部材8を形成する側枠部aの連結枠部b側端部にピン33で枢着され、その他端部は、手摺り支柱6にスライドのみ可能に嵌合されたアルミ押出形材からなる角筒状スライダー34の一側部に突出する取付部片34bにピン(ボルト・ナット)35で枢着されている。
また、矩形状手摺り枠8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックする手摺り枠ロック手段15は、図13の(a) 〜(c) に示すように、スライダリンク機構9のスライダー34と一体に形成された筒状本体ケース34aと、この筒状本体ケース34a及びスライダー34をこれらの横断方向に貫通して、手摺り支柱6に設けられた折畳姿勢用ロック孔38又は水平姿勢用ロック孔39に挿通されるロックピン40と、このロックピン40の先端部40aがロック孔38,39に挿通するように付勢するコイルばね41とからなるもので、ロックピン40の基端部40bは直角に折曲されて把手部を形成している。尚、図13の(b) ,(c) にはスライダー34に設けられたピン孔を42で示す。上記ロックピン40には、このロックピン40をコイルばね41の付勢力に抗して手前側へ引っ張ってピン先端部40aをスライダー34のピン孔42及び手摺り支柱6のロック孔38又は39から引き抜いた状態(ロック解除状態)に保持するためのストッパーピン43が設けられている。
図13の(b) は、ロックピン40の先端部40aがスライダー34のピン孔42から手摺り支柱6の折畳姿勢用ロック孔38(又は水平姿勢用ロック孔39)に挿通してスライダー34をコ字状枠部材8の折畳姿勢(又は水平姿勢)にロックした状態を示し、図13の(a) は、ロックピン40を手前側へ引っ張ってピン先端部40aを手摺り支柱6のロック孔38(又は水平姿勢用ロック孔39)から引き抜いてスライダー34をロック解除した状態を示す。尚、スライダー34をロック解除する時には、ロックピン40をその軸線周りに90度回転させてストッパーピン43を筒状本体ケース34aの内部フランジ44,44に掛止させる(図13の(a) 参照)。
図14は上記のように手摺り枠ロック手段15の筒状本体ケース34aを有するアルミ押出形材からなるスライダー34を示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は左側面図である。このスライダー34にはスライドガイド51側に突設された掛止部片52,52(図15参照)を係止するための四角形の係止用孔53,53が設けられ、また本体ケース34aにはロックピン40を挿入するための孔54が設けられ、また突片部34bにはボルト35を挿通するボルト挿通孔55が設けてある。図15は合成樹脂製角筒状スライドガイド51を示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は側面図である。しかして、スライドガイド51をスライダー34内に取り付けるには、スライドガイド51をスライダー34内にその上方より嵌合させて、スライドガイド51の両側面から突出する楔形掛止部片52,52をスライダー34の係止用孔53,53に係止させればよい。
尚、図1〜図4、特に図8に示すように、左右各手摺り支柱6の先端部6bには取付片47の一端部が取り付けられ、この取付片47の先端部がピン48で矩形状手摺り枠8の左右各枠部bに枢着されている。図1〜図3及び図5〜図7において、61,62,63は前後一対の梯子状脚体2,2を側面視ハの字状の所定角度に保持するブレースである。
上述したように構成される作業台としての脚立の天板1の上方に手摺り枠8を設置する時の作業手順について、主に図4〜図8を参照しながら説明する。
先ず、図5の(a) は、脚立の前後一対の梯子状脚体2,2をハの字状の所定角度に保持して使用可能とした状態を示したもので、前後各梯子状脚体2の左右脚柱3,3に枢着された手摺り支柱6,6は、夫々脚柱3,3に沿って折り畳まれた折畳姿勢にあって、夫々折畳ロック手段L2(図12参照)により折畳姿勢にロックされている。そして、一方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部に枢着されている矩形状手摺り枠8は、スライダリンク機構9により折畳姿勢に折り畳まれて、手摺り枠ロック手段15によって折畳姿勢にロックされている。
図5の(b) は、折畳ロック手段L2(図12参照)によるロックを解除して、回転手段7を中心に手摺り支柱6を少し前方へ回転させた状態を示す。この状態で手摺り枠ロック手段15を、図13によって説明した要領でロック解除した後、スライダリンク機構9のスライダー34(図8参照)を手摺り支柱6に沿ってスライドさせ、手摺り枠ロック手段15によってスライダー34を矩形状手摺り枠8が使用時に水平姿勢となる位置にロックする。この状態を図6の(a) 及び(b) に示す。
この後、図7の(a) に示すように、手摺り枠8が取り付けられた梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6を、夫々回転手段7を中心に上向きに回転して持ち上げ、この手摺り支柱6,6が天板1の上方へ脚柱3と一直線状に立ち上がるように延びた立上姿勢で、この手摺り支柱6,6を夫々立上ロック手段L1(図12参照)によりロックする。こうして一方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部に手摺り枠8を手摺り枠ロック手段15によって水平姿勢に固定したならば、他方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6を夫々回転手段7を中心に上向きに回転して持ち上げ、しかして左右各手摺り支柱6の先端部に取り付けられているボルト30を、水平姿勢に固定した手摺り枠8の左右各枠部bに設けてあるネジ孔50(図8参照)にねじ込んで締め付けることにより、図7の(b) に示すように当該他方の梯子状脚体2側の左右手摺り支柱6,6の先端部を手摺り枠8に連結固定する。これによって天板1上への手摺り5の設置が完了する。尚、手摺り枠8の左右各枠部bにネジ孔50を設けるには、手摺り枠8が管材からなる場合、左右各枠部bの所要箇所に、ボルト30が螺合可能なナットをカシメによって埋入固定するとよい。
上記のようにして設置した手摺り5を折り畳むには、前記ボルト30を手摺り枠8の左右各枠部bのネジ孔50から抜き取って、このボルト30が取り付けられる側の手摺り支柱6を手摺り枠8から切り離した後は、上述した図5〜図7による作業手順の逆の手順を行なえばよい。
以上の実施形態の脚立の説明から分かるように、脚立使用時に天板1の上方に手摺り5を設置することができるから、作業者が天板1上で作業をする時に、この手摺り5により作業を安全に行なうことができる。特に、この手摺り5は、天板1上方に前後枠部a,aと左右枠部b,bとからなる手摺り枠8が形成されるから、作業者はこの手摺り枠8内で作業をより安全に行なうことができる。またこの手摺り5は、簡単な操作で容易に組み立てることができると共に、作業が終わって使用しなくなれば、折り畳んで梯子状脚体2,2側にコンパクトに収納することができる。
また、この実施形態の脚立では、手摺り支柱6を立上姿勢にロックする立上ロック手段L1及び手摺り支柱6を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段L2を設けているため、手摺り支柱6の使用時に手摺り支柱6を立上姿勢に確実に保持固定できて、より一層作業の安全性を確保できると共に、その折畳時にも手摺り支柱6を保持固定できるため、脚立の搬送時等に手摺り支柱6がガタつくようなことがない。
また、スライダリンク機構9には手摺り枠8を折畳姿勢及び水平姿勢にロックする手摺り枠ロック手段15が設けられているから、手摺り5の設置時に手摺り枠8を折畳姿勢及び水平姿勢に確実に保持することができる。
また、上述した実施形態の脚立では、各梯子状脚体2は、左右一対の互いに平行な脚柱3,3と、両脚柱3,3間に横架される踏桟4とから構成されているが、梯子状脚体としては、左右両脚柱が平行でなく、略ハの字状、すなわち末広がり状に配設されるものでもよい。
本願発明に係る脚立の側面図で、手摺りを設置し且つ伸縮脚を伸張させた状態を示す。 図1に示す脚立の正面図である。 (a) は同脚立の伸縮脚を収縮させた状態の正面図、(b) は同脚立の全体を折り畳んだ収納状態の側面図である。 同脚立の手摺り部分を拡大して示す斜視図である。 手摺りの設置方法を示し、(a) は手摺りが折畳姿勢にある状態の脚立の側面図、(b) は手摺りが折畳姿勢からわずかに水平姿勢へと移行する状態の側面図である。 (a) ,(b) は手摺りが更に水平姿勢へ移行する状態の側面図である。 (a) は一方の手摺り支柱が立ち上がり、手摺り枠が水平姿勢となった状態の側面図、(b) は他方の手摺り支柱が立ち上がり、手摺り枠に固定されて完成した状態の側面図である。 図7の(b) の拡大縦断面図である。 手摺り支柱の立上姿勢の要部拡大側面図である。 手摺り支柱の折畳姿勢の要部拡大側面図である。 回転手段の実施形態の分解斜視図である。 回転手段の実施形態の操作順序を説明する説明図である。 手摺り枠ロック手段の実施形態を示し、(a) はロック手段がロック解除状態での断面図、(b) はロック手段がロック状態での断面図、(c) はロック手段の側面図である。 (a) はスライダーの平面図、(b) は正面図、(c) は左側面図である。 角筒状スライドガイドを示し、(a) は平面図、(b) は正面図、(c) は側面図である。
符号の説明
1 天板
2 梯子状脚体
3 脚柱
4 踏桟
5 手摺り
6 手摺り支柱
7 回転手段
8 手摺り枠
a 手摺り枠の前後枠部
b 手摺り枠の左右枠部
9 スライダリンク機構
15 手摺り枠ロック手段
30 ボルト
L1 立上ロック手段
L2 折畳ロック手段

Claims (4)

  1. 天板と、天板の前後両端に設けられた前後一対の梯子状脚体とからなる作業台で、各梯子状脚体が、左右一対の脚柱と、両脚柱間に複数段に設けられる踏桟とによって構成される作業台において、
    前後各梯子状脚体の左右両脚柱に、左右手摺り支柱を、脚柱に沿って折り畳まれる折畳姿勢と天板より上方へ突出するように立ち上がる立上姿勢とに姿勢変更できるよう脚柱の上端部に設けた回転手段によって回転可能に枢着し、前後何れか一方の梯子状脚体側の左右手摺り支柱の先端部には、前後枠部と左右枠部とからなる手摺り枠の左右枠部を枢着すると共に、この手摺り枠と左右手摺り支柱との間に、この手摺り枠を左右手摺り支柱に沿うように折り畳む折畳姿勢と手摺り使用時の水平姿勢とに姿勢変更するためのスライダリンク機構を介設し、しかして前後両梯子状脚体の夫々の左右手摺り支柱を立上姿勢にし、一方の梯子状脚体側の手摺り支柱に枢着した手摺り枠を水平姿勢にした状態で、他方の梯子状脚体側の左右手摺り支柱の先端部を手摺り枠の左右枠部に夫々ボルトで固定するようにした作業台。
  2. 手摺り支柱を立上姿勢にロックする立上ロック手段を設けてなる請求項1に記載の作業台。
  3. 手摺り支柱を折畳姿勢にロックする折畳ロック手段を設けてなる請求項1又は2に記載の作業台。
  4. スライダリンク機構には、手摺り枠を手摺り支柱に対し折畳姿勢及び水平姿勢にロックする手摺り枠ロック手段を設けてなる請求項1〜3の何れかに記載の作業台。
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